構造・機能・工事・整備
全46問
この科目の学習ポイントを読む
構造・機能・工事・整備は消防設備士 甲種第1類を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全46問 (試験全体の約37%相当) を収録しています。本試験は合格率約24.1%・試験時間3時間15分・受験料6,600円の試験で、構造・機能・工事・整備は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは屋内消火栓設備・放水圧力・1号消火栓・屋外消火栓設備などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると消防設備士 甲種第1類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
46問のうち4問には法令・告示の根拠条文を明示し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (消防関係法令・基礎知識・実技(鑑別・製図)) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級屋内消火栓設備・1号消火栓・2号消火栓
屋内消火栓設備の消火栓の種類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備には1号消火栓・2号消火栓・広範囲型2号消火栓の3区分があり、それぞれ放水圧力・放水量・水源水量等の基準が異なる点が正しい。「放水圧力が0.25MPa以上」は2号消火栓の基準であり、1号消火栓の基準(0.17MPa以上)ではない。「放水量の基準値が大きく設定されてい…
- Q2初級1号消火栓・水源・水源水量
1号消火栓の水源の水量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 1号消火栓の水源の水量は、消火栓の設置個数(設置個数が2を超えるときは2)に2.6m³を乗じた量以上と定められている。「一律1.6m³以上」は個数に応じた算定になっておらず誤りで、この1.6m³という数値自体も広範囲型2号消火栓の基準であって1号消火栓には当てはまらない。「設置個…
- Q3初級1号消火栓・放水圧力・放水量
1号消火栓の性能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 1号消火栓は、防火対象物の各部分から一のホース接続口までの水平距離が25m以下となるように設置し、放水圧力0.17MPa以上、放水量130L/min以上の性能を有するものと定められている。「放水圧力0.25MPa以上、放水量60L/min以上」は2号消火栓の基準である。「放水量8…
- Q4初級2号消火栓・放水圧力・放水量
2号消火栓の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 2号消火栓は、放水圧力0.25MPa以上、放水量60L/min以上の性能を有し、1人での操作が可能なように設計された消火栓である。「放水圧力0.17MPa以上、放水量130L/min以上、2人以上での操作」は1号消火栓の特徴であって2号消火栓ではない。広範囲型2号消火栓は放水圧力…
- Q5中級広範囲型2号消火栓・放水圧力・放水量
広範囲型2号消火栓に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 広範囲型2号消火栓は、放水圧力0.17MPa以上、放水量80L/min以上の性能を有し、水源の水量は設置個数(2を超えるときは2)に1.6m³を乗じた量以上と定められている。「0.25MPa以上、60L/min以上」は2号消火栓の基準である。「130L/min以上」は1号消火栓の…
- Q6中級屋内消火栓設備・構成要素・加圧送水装置
屋内消火栓設備の構成に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備は、水源、加圧送水装置、配管、消火栓箱、ホース及びノズルを基本的な構成要素とする設備である。「配管や加圧送水装置は用いない」という記述は、送水と加圧のための配管・加圧送水装置を欠いており誤りである。加圧送水装置には高架水槽方式・圧力水槽方式・ポンプ方式があり、ポンプ…
- Q7中級加圧送水装置・高架水槽方式・圧力水槽方式
屋内消火栓設備の加圧送水装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 加圧送水装置には高架水槽方式、圧力水槽方式、ポンプ方式の3方式があり、このうちポンプ方式が最も広く採用されている。「高架水槽方式は空気圧のみで送水する」という記述は、圧縮空気の圧力を利用する圧力水槽方式の説明であり誤りである。「圧力水槽方式は高所の水槽の自然落差を利用する」という…
- Q8中級起動方式・直接操作・遠隔起動装置
屋内消火栓設備の起動方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備の起動には、消火栓箱に設けた起動装置による直接操作のほか、遠隔起動装置による起動が行われる。「直接操作のみが認められ、遠隔起動装置を設けることはできない」という記述は誤りで、両方の起動方式が併用される。起動装置は初期消火を担う在館者が操作することを想定した構造であり…
- Q9中級表示灯・赤色表示灯・設置基準
屋内消火栓設備の表示灯に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備の表示灯は赤色であり、取付け面と15度以上の角度となる方向へ、かつ、10m離れた所から容易に識別できるように設けなければならない。「黄色」という記述は色が誤りで、実際は赤色である。「同一平面上にのみ光を発する」という記述も誤りで、角度をつけて離れた場所からも視認でき…
- Q10中級非常電源・常用電源・屋内消火栓設備
屋内消火栓設備の非常電源に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 非常電源は、停電等により常用電源が停止した場合でも屋内消火栓設備を有効に作動させるために設けられる設備である。「ポンプ方式の場合には設けなくてよい」という記述は誤りで、ポンプを電動機で駆動する場合こそ非常電源が重要となる。非常電源の設置は水源・配管等その他の構成要素の点検義務を免…
- Q11上級同時使用個数・設置個数・屋内消火栓設備
屋内消火栓設備における同時使用個数の考え方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備の同時使用個数は、消火栓の設置個数が最も多い階における設置個数とし、その数が2を超えるときは2とする考え方に基づいて算定される。「防火対象物全体に設置された消火栓の総数」とする記述は誤りで、あくまで各階ごとの設置個数を基準に判断する。設置個数が1個の階では1個として…
- Q12上級ポンプ方式・性能試験配管・呼水装置
屋内消火栓設備のポンプ方式の加圧送水装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ポンプ方式の加圧送水装置では、締切運転時にポンプ内の水温が上昇することを防止するため、逃し配管を設ける。「性能試験のための配管を設ける必要はない」という記述は誤りで、ポンプの性能を確認するための性能試験配管が必要である。呼水装置は水源がポンプより低い位置にある場合に必要となる設備…
- Q13初級湿式スプリンクラー設備・閉鎖型ヘッド・常時充水
閉鎖型ヘッドを用いる湿式スプリンクラー設備の構造に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 閉鎖型ヘッドを用いる湿式スプリンクラー設備は、ヘッドまでの配管内に常に水が満たされており、火災の熱でヘッドの感熱部が作動して開放すると同時に放水が始まる、最も基本的な方式である。「二次側に圧縮空気を充填し、放水前に空気を排出する」のは乾式の説明であり、「感知器と連動して予作動弁が…
- Q14初級乾式スプリンクラー設備・圧縮空気・凍結
閉鎖型ヘッドを用いる乾式スプリンクラー設備に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 乾式スプリンクラー設備は、ヘッドまでの二次側配管に圧縮空気等を封入しておき、ヘッドが火災の熱で開放されると配管内の空気が排出された後に放水される方式である。配管内に水を滞留させないため、寒冷地など凍結のおそれのある場所への設置に適している。「常時充水」は湿式の説明であり、「感知器…
- Q15初級予作動式スプリンクラー設備・予作動弁・誤放水防止
予作動式スプリンクラー設備の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 予作動式スプリンクラー設備は、火災感知器等の作動信号で予作動弁が開いた後、ヘッドが火災の熱で感熱・開放して初めて放水される方式であり、感知器とヘッドの双方が作動しない限り放水されないため誤放水の防止に効果がある。二次側配管に圧縮空気を封入する点は乾式と共通するが、感知器との連動で…
- Q16初級開放型スプリンクラー設備・一斉開放弁・舞台部
開放型ヘッドを用いるスプリンクラー設備の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 開放型スプリンクラー設備に用いるヘッドには感熱部がなく、火災感知器等の作動により一斉開放弁が開くと、区域内の全ヘッドから一斉に放水される。個々のヘッドの感熱を待たずに一斉放水できるため、火災の拡大が早い舞台部等に用いられる。「常時充水」は湿式、「圧縮空気封入」は乾式、「予作動弁を…
- Q17中級閉鎖型ヘッド・開放型ヘッド・感熱部
スプリンクラーヘッドの構造に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 閉鎖型ヘッドは、一定温度で作動する感熱部を有しており、放水圧力0.1MPa以上、放水量80L/min以上の放水性能を有する。火災の熱でこの感熱部が作動すると、そのヘッド単独で開放して放水する。一方、開放型ヘッドには感熱部がなく、個々のヘッドが単独で感熱・開放することはない。開放型…
- Q18中級標準型ヘッド・側壁型ヘッド・散水パターン
スプリンクラーヘッドの型式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 標準型ヘッドは天井面等に設置され、周囲全体に向けて散水する型式である。これに対し側壁型ヘッドは廊下等の壁面に設置され、主に一方向を中心に散水する型式であり、設置場所や散水範囲の点で標準型とは異なる。側壁型を天井中央部に設置し四方向へ散水するという説明や、標準型を壁面設置・一方向散…
- Q19中級上向き型ヘッド・下向き型ヘッド・取付方向
スプリンクラーヘッドの取付方向に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: スプリンクラーヘッドには、上向きに取り付ける上向き型と、下向きに取り付ける下向き型があり、配管形態や設置場所の状況に応じて使い分けられる。「配管の下方に取り付けて感熱部を天井面に密着させる」という説明は、上向き型・下向き型いずれの取付方法とも整合しない。取付方向は感知器の設置位置…
- Q20中級流水検知装置・自動警報弁・末端試験弁
スプリンクラー設備の流水検知装置(自動警報弁)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 流水検知装置(自動警報弁)は、閉鎖型ヘッドの開放等によって配管内に生じた流水を機械的に検知し、警報を発する装置である。末端試験弁を操作すれば配管内に疑似的な流水を生じさせて作動を確認できるため、末端試験弁の操作とは無関係に電気信号のみで検知するという説明は誤りである。火災の熱その…
- Q21中級リターディングチャンバー・誤報防止・流水検知装置
スプリンクラー設備におけるリターディングチャンバーの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: リターディングチャンバーは、配管内に生じる一時的な圧力変動によって流水検知装置(自動警報弁)が誤作動し、火災でないにもかかわらず警報を発してしまうことを防止するために設けられる装置である。ヘッドの放水量を増幅させる機能はなく、末端試験弁と同一の試験機能を持つものでもない。二次側配…
- Q22中級末端試験弁・流水検知装置・放水圧力
スプリンクラー設備の末端試験弁に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 末端試験弁は、流水検知装置又は圧力検知装置が正常に作動するかを試験するために設けられる弁であり、配管内で放水圧力が最も低くなると予想される部分に設置される。この部分で正常な作動が確認できれば、他の部分でも同様に作動することが期待できるためである。一斉開放弁の作動試験専用というもの…
- Q23上級補助散水栓・初期消火・スプリンクラーヘッド
スプリンクラー設備に附置される補助散水栓に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 補助散水栓は、スプリンクラーヘッドの散水が届きにくい箇所や、ヘッドが設置されていない部分等における初期消火を補う目的で、スプリンクラー設備に附置される設備である。流水検知装置の作動試験を行う末端試験弁とは機能が異なり、開放型ヘッドのように一斉開放弁と連動して自動的に放水するもので…
- Q24上級一斉開放弁・手動起動弁・開放型スプリンクラー設備
開放型スプリンクラー設備における一斉開放弁及び手動起動弁に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 一斉開放弁は、火災感知器等の作動信号により自動的に開放するほか、手動起動弁の操作によっても開放させることができる。二次側の圧縮空気圧力の低下で開放するのは乾式流水検知装置側の考え方であり一斉開放弁の説明として誤り。リターディングチャンバーは自動警報弁の誤報防止のための部品であって…
- Q25初級水噴霧消火設備・冷却効果・窒息効果
水噴霧消火設備の消火原理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 水噴霧消火設備は、ヘッドから水を霧状(微粒子状)に放射し、冷却効果に加えて水蒸気による窒息効果も得られる点に特徴がある。「棒状の水を噴射し冷却効果のみで消火する」は霧状放射や窒息作用を欠いており誤り。「泡を発生させ酸素の供給を遮断する」は泡消火設備、「不活性ガスを放出し酸素濃度を…
- Q26中級水噴霧消火設備・微粒子・電気火災
水噴霧消火設備の特徴に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 水噴霧消火設備は水を微粒子状(霧状)に放射することで表面積を増やし、冷却効果と窒息効果を高めている。粒子径が大きくなるほど棒状注水に近づき両効果は低下するため、「粒子径が大きいほど効果が高まる」とする記述は誤り。微粒子状の放射は電気伝導性が低く感電の危険性が低いため通電中の電気設…
- Q27中級水噴霧消火設備・噴霧ヘッド・一斉開放弁
水噴霧消火設備の構成に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 水噴霧消火設備は、常時開放型のヘッドを配管に接続し、火災感知に伴い一斉開放弁が開くことで系統内の全ヘッドから一斉に放水する方式を採る。「閉鎖型ヘッドが個々に熱で開放する」はスプリンクラー設備(閉鎖型)の説明であり誤り。「泡水溶液の混合装置を必須とする」は泡消火設備、「不燃性ガスを…
- Q28上級水噴霧消火設備・駐車場・排水設備
駐車場の用途に供される部分に設置する水噴霧消火設備の排水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 駐車場等に水噴霧消火設備を設置する場合、放射された水に加え、燃焼に伴い流出するおそれのある可燃性液体等が床面に滞留すると火災の拡大や消火活動の支障となるおそれがあるため、これらを有効に排出できる排水設備を設けることが求められる。「放水量が少量なので不要」「屋外消火栓設備に特有」「…
- Q29初級屋外消火栓設備・水平距離・40m
屋外消火栓設備の設置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋外消火栓設備は、防火対象物の各部分から一の屋外消火栓のホース接続口までの水平距離が40m以下となるように設けることが技術上の基準として定められている。25m、50m、60mはこの基準値とは異なる数値であり誤り。また設置個数は、防火対象物の各部分がこの水平距離内に含まれるように必…
根拠法令: 消防法施行令第19条
- Q30中級屋外消火栓設備・放水圧力・放水量
屋外消火栓設備の放水性能に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋外消火栓設備は、設置個数が2以上のとき2個(1のときは1個)を同時使用した場合、ノズル先端で放水圧力0.25MPa以上・放水量350L/min以上を確保でき、これはポンプ吐出側ではなくノズル先端の値でなければならない。水源の水量も設置個数(上限2)に7m³を乗じた量以上とされ、…
根拠法令: 消防法施行令第19条
- Q31上級屋外消火栓設備・水源の水量・7m³
屋外消火栓設備の水源の水量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋外消火栓設備の水源の水量は、設置個数(その数が2を超えるときは2とする)に7m³を乗じた量以上と定められている。設置個数が3個であっても乗じる数は上限の2にとどまるため、必要な水量は7m³×2=14m³以上あれば基準を満たす。「21m³以上」は上限を適用せず実際の設置個数3をそ…
根拠法令: 消防法施行令第19条
- Q32初級屋外消火栓設備・1階・2階
屋外消火栓設備の消火対象に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋外消火栓設備は、建築物の1階及び2階の部分において発生した火災を消火の対象とする設備であり、屋外の消火栓箱等からホースとノズルを取り出し建築物の外部から放水して、初期消火や消防隊の消火活動の補助に用いられる。3階以上の高層部分は屋外消火栓設備の放水到達範囲では対応が難しく対象に…
根拠法令: 消防法施行令第19条
- Q33初級止水弁・仕切弁・配管
消火用配管に設ける止水弁(仕切弁)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 止水弁(仕切弁)は、配管の途中に設けて通水・止水を切り替え、点検や修理が必要な範囲だけを区切って断水できるようにする弁である。水の逆流を防止する機能は逆止弁の役割、圧力超過時に自動で開放する機能は安全弁(逃し弁)の役割であり、これらを止水弁の説明とするのは誤り。消火用配管の止水弁…
- Q34中級逆止弁・一方向・逆流防止
消火用配管に設ける逆止弁に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 逆止弁は水を一方向にのみ流すための弁であり、ポンプの吐出側配管などに設けることでポンプ停止時に水が逆流してポンプ側へ戻ることを防止する。逆方向の流れが生じようとすると弁体が自動的に閉じる構造である点が特徴であり、任意の位置で断水する止水弁(仕切弁)や、圧力を外部に逃がす安全装置と…
- Q35中級配管接続・ねじ込み接合・フランジ接合
消火用配管の接続方法及び施工に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消火用配管の接続には、口径や材質、施工条件等に応じてねじ込み接合、フランジ接合、溶接接合などが使い分けられ、いずれか一つの方法に限定されるものではない。ねじ込み接合は比較的小口径の配管に適しており、大口径配管で専ら用いられるとする記述は実際の使い分けと異なる。ポンプの吸込み側配管…
- Q36初級呼水装置・呼水槽・減水警報装置
加圧送水装置における呼水装置に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 呼水装置は、水源の水位がポンプより低い位置にある場合に、ポンプ及び吸込配管内を常時満水の状態に保つために設置し、呼水槽の水量が規定量より減少すると減水警報装置が作動して異常を知らせる。「水源の水位がポンプより高い場合にのみ設置が義務付けられる」という記述は条件が逆である。「ポンプ…
- Q37初級フート弁・吸込配管・逆止弁
屋内消火栓設備の加圧送水装置における吸込配管の末端に設けるフート弁に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: フート弁は、水源の水位がポンプより低い位置にある場合に吸込配管の先端に設け、逆止弁として水の逆流を防ぐとともに、ろ過装置として異物の吸込みを防ぐ機能を兼ね備えている。「吐出側配管の末端に設置し水温上昇を防止する」のは逃し配管の役割であり、フート弁の機能ではない。フート弁に電動機の…
- Q38中級性能試験配管・流量計・流量調整弁
加圧送水装置に設ける性能試験配管に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 性能試験配管は、ポンプの吐出側配管の弁より一次側から分岐して設け、流量計及び流量調整弁を用いて、ポンプが締切運転時や全量吐出運転時などにおいて所定の性能(全揚程・吐出量)を発揮しているかを確認するために用いる。「吸込側配管から分岐し吸込圧力を測定する」という記述は誤りで、性能試験…
- Q39中級逃し配管・締切運転・水温上昇防止
加圧送水装置に設ける水温上昇防止用逃し配管に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 逃し配管は、消火栓を使用せずポンプが締切運転(吐出側が閉じた状態での運転)となった場合に生じるポンプ内の水温上昇を防止するため、逃し弁を通じて少量の水を常時水源へ戻す配管である。「全量吐出運転時に余剰水を戻す」という記述は誤りで、逃し配管が機能するのは締切運転時である。逃し配管は…
- Q40中級圧力計・連成計・吐出側
加圧送水装置に設ける圧力計及び連成計に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 圧力計はポンプの吐出側配管に設置して正圧(吐出圧力)を確認し、連成計は吸込側配管に設置して正圧及び負圧(真空)の両方を指示できるようにした計器である。したがって「圧力計と連成計はいずれも吸込側配管にのみ設置される」という記述は誤りであり、圧力計は吐出側配管に設置される。「圧力計は…
- Q41初級起動用水圧開閉装置・圧力タンク・圧力スイッチ
起動用水圧開閉装置(圧力タンク)に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 起動用水圧開閉装置は圧力タンク及び圧力スイッチ等で構成され、消火栓の開閉操作等により配管内の圧力が低下したことを圧力スイッチで検知し、自動的に加圧送水装置(ポンプ)を起動させる装置である。呼水槽の水量減少を検知するのは減水警報装置の役割であり、起動用水圧開閉装置の機能ではない。ポ…
- Q42中級ポンプ点検・グランド部・軸受
加圧送水装置(消火ポンプ)の点検項目に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: グランド部(軸封部)は構造上、運転中に少量の水がしたたる程度の漏れが生じることは正常な状態であり、量の多少にかかわらず直ちに異常と判断し運転を停止するという記述は誤りである。点検では漏れの量が著しく多い場合や急激に増加した場合に異常と判断する。「呼水槽の水位確認」「軸受部の過熱・…
- Q43中級全揚程・1号消火栓・摩擦損失水頭
1号消火栓を用いた屋内消火栓設備において、ポンプの全揚程Hは式 H=h1+h2+h3+17(m) で求められる。消防用ホースの摩擦損失水頭h1=3m、配管の摩擦損失水頭h2=5m、落差h3=12mであるとき、全揚程Hの値として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 1号消火栓のポンプの全揚程は、H=h1+h2+h3+17(m)の式により求める。式中のh1は消防用ホースの摩擦損失水頭、h2は配管の摩擦損失水頭、h3は落差であり、17mはノズル先端放水圧力0.17MPaを水頭に換算した値である。h1=3m、h2=5m、h3=12mを代入すると、…
- Q44上級水源水量・1号消火栓・設置個数
ある防火対象物において1号消火栓を設置する場合、最も多く設置されている階には4個の1号消火栓が設置されている。1号消火栓1個当たりの水源水量は2.6m³とし、設置個数が2を超えるときは2として算定するものとするとき、この防火対象物に必要な水源水量として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 1号消火栓の水源水量は、設置個数(設置個数が2を超えるときは2として計算する)に2.6m³を乗じた量以上とする。設問では最も多く設置されている階に4個設置されているが、算定に用いる個数は2を超える場合でも2とするため、2.6m³×2=5.2m³となる。10.4m³は設置個数をその…
- Q45中級全揚程・落差・摩擦損失水頭
屋内消火栓設備(1号消火栓)における全揚程の計算式 H=h1+h2+h3+17(m) の各項の意味の組み合わせとして、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 全揚程の計算式H=h1+h2+h3+17(m)において、h1は消防用ホースの摩擦損失水頭、h2は配管の摩擦損失水頭、h3は落差(ポンプと最も高い位置にある消火栓との高低差等)を表し、17mはノズル先端における放水圧力0.17MPa以上を水頭に換算した値である。これと異なる組み合わ…
- Q46上級屋外消火栓設備・全揚程・落差
屋外消火栓設備の加圧送水装置における全揚程Hは、式 H=h1+h2+h3+25(m) で求められる。消防用ホースの摩擦損失水頭h1=6m、配管の摩擦損失水頭h2=4m、落差h3=10mであるとき、Hの値として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋外消火栓設備のポンプの全揚程は、H=h1+h2+h3+25(m)の式により求める。この25mは屋外消火栓のノズル先端放水圧力0.25MPa以上を水頭に換算した値であり、1号消火栓の17mやスプリンクラー設備の10mとは異なる数値である。h1=6m、h2=4m、h3=10mを代入…
構造・機能・工事・整備の出題傾向 — 収録全46問の分析
ぴよパスに収録している消防設備士 甲種第1類「構造・機能・工事・整備」のオリジナル練習問題 全46問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級15問・中級23問・上級8問の全46問構成です。うち4問には根拠となる法令・条文を解説に明記しています。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 屋内消火栓設備6問
- 放水圧力6問
- 1号消火栓5問
- 屋外消火栓設備5問
- 設置個数4問
消防設備士 甲種第1類の他のカテゴリ
構造・機能・工事・整備 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 消防設備士 甲種第1類の構造・機能・工事・整備は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは消防設備士 甲種第1類の構造・機能・工事・整備に全46問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。126問ある消防設備士 甲種第1類全体のうち構造・機能・工事・整備は約37%を占める重要科目です。
- 構造・機能・工事・整備はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 構造・機能・工事・整備は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。消防設備士 甲種第1類は合計3科目 (構造・機能・工事・整備 / 消防関係法令・基礎知識・実技(鑑別・製図)) の構成なので、構造・機能・工事・整備単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 消防設備士 甲種第1類全体で構造・機能・工事・整備の出題比率はどのくらいですか?
- 構造・機能・工事・整備は消防設備士 甲種第1類の3科目のうちの1科目で、ぴよパスでの構造・機能・工事・整備の問題数は46問 / 全126問 ≈ 37%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、構造・機能・工事・整備を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約24.1%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 構造・機能・工事・整備で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 消防設備士 甲種第1類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、構造・機能・工事・整備で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間3時間15分の中で、ぴよパスの構造・機能・工事・整備練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
関連記事
- 消防設備士甲1
消防設備士 甲種1類の勉強時間の目安|前提資格別の学習プランと配分
甲種1類の勉強時間は、学習項目の量から逆算すると初学者で2〜3か月・甲4合格者で1〜2か月程度の計画が現実的。製図と規格数値に全体の半分を割く配分、電気工事士免除を使う場合の注意点まで整理します。
- 消防設備士甲1
消防設備士 甲種1類の合格率は24.1%|難易度を甲4・乙6と比較して分析
甲種1類の合格率は令和6年度24.1%・令和5年度22.3% (消防試験研究センター公表)。甲4の34.0%より約10ポイント低い理由を、製図・水理計算・受験者層の3点から分析し、科目別の攻略順序を提案します。
- 消防設備士甲1
消防設備士 甲種1類の製図対策|出題2問の型・全揚程計算・頻出の誤り探しを整理
甲1の製図は系統図の誤り探しと水理計算の2本柱。ポンプ全揚程 H=h1+h2+h3+17m の式の意味 (0.17MPa≒17m水頭)、水源水量2.6m³×個数の計算、流水検知装置や末端試験弁など系統図の頻出チェックポイントを解説します。
- 消防設備士甲1
消防設備士 甲種1類とは|水系消火設備の工事ができる資格・乙1との違い・受験資格
甲種1類は屋内消火栓・スプリンクラー等の水系消火設備の工事と整備ができる国家資格。乙1との違い、5つの受験資格ルート、試験科目と合格基準、令和6年度の合格率24.1%の実態までを一次情報ベースで整理します。
- 消防設備士甲1
甲4の次は甲1へ|消防設備士のステップアップで水系設備まで担当範囲を広げる
甲4合格者が甲種1類を受けると、自動火災報知設備に加えて屋内消火栓・スプリンクラーの工事整備まで担当でき、現場の主要設備をほぼカバーできます。科目免除の中身、新規に学ぶ範囲、合格率24.1%への対策順序を解説。




