実技(鑑別・製図)
全36問
この科目の学習ポイントを読む
実技(鑑別・製図)は消防設備士 甲種第1類を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全36問 (試験全体の約29%相当) を収録しています。本試験は合格率約24.1%・試験時間3時間15分・受験料6,600円の試験で、実技(鑑別・製図)は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは鑑別・流水検知装置・スプリンクラー設備・屋内消火栓設備などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると消防設備士 甲種第1類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
36問のうち1問には法令・告示の根拠条文を明示し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (消防関係法令・基礎知識・構造・機能・工事・整備) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級フート弁・逆止弁・ろ過装置
次の特徴をもつ配管附属品の名称として正しいものはどれか。「ポンプの設置位置よりも水源の水位が低い屋内消火栓設備において、ポンプへの吸込配管の最下端に取り付ける。弁体に逆止弁の機能をもたせて配管内の水柱を保持するとともに、金網等のろ過装置を一体化してごみや異物の吸込みを防ぐ。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴はフート弁を指している。フート弁は水源の水位がポンプより低い場合の吸込配管の最下端に取り付け、逆止弁の機能とろ過装置を一体化した構造をもち、ポンプ停止中も配管内の水を保持して呼水の損失を防ぐ。「逃し弁」は配管内圧力の上昇を外部へ逃がす弁でろ過機能をもたない。「減圧弁」は…
- Q2初級呼水槽・呼水装置・ボールタップ
次の特徴をもつ附属装置の名称として正しいものはどれか。「ポンプが水源の水面より高い位置に設置される消火設備において、ポンプ及び吸込配管を常に満水状態に保つための水を供給する。ボールタップにより水位を自動的に調整し、あふれた水を排出する溢水用排水管や、水位が下がったことを知らせる減水警報装置を備える。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴は呼水槽を指している。呼水槽はポンプが水源より高い位置にある場合に、ポンプ及び吸込配管を常に満水状態に保つための水を供給する水槽で、ボールタップによる自動給水・溢水用排水管・減水警報装置を備える。「起動用水圧開閉装置」は配管内の圧力低下を検知してポンプを自動起動させる装…
- Q3初級連成計・圧力計・吸込み側
次の特徴をもつ計器の名称として正しいものはどれか。「ポンプの吸込み側の配管に取り付けられ、大気圧より低い負圧(真空)の状態と大気圧より高い正圧の状態の両方を1つの指針で表示できる。目盛の中央付近がゼロ(大気圧)であり、そこから左側に真空目盛、右側に圧力目盛が続く構造をもつ。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴は連成計を指している。連成計はポンプの吸込み側に取り付けられ、負圧(真空)と正圧の両方を1つの指針で表示できる計器で、目盛の中央がゼロとなり左右に真空側・圧力側の目盛が続く。「圧力計」はポンプの吐出し側に取り付けられ、大気圧より高い正圧のみを測定する計器で負圧は表示でき…
- Q4初級ピトーゲージ・放水圧力・ピトー管
次の特徴をもつ測定器具の名称として正しいものはどれか。「屋内消火栓のノズル先端から放水されている棒状放水の中心軸上に、放水口から一定の距離を保って測定器の受圧口を差し入れ、ノズルに直接触れることなく放水圧力を測定する。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴はピトーゲージを指している。ピトーゲージは棒状放水の中心軸上にピトー管を差し入れ、ノズルに触れずに放水圧力を測定する器具で、放水圧力から放水量を算出する際にも用いられる。「連成計」と「圧力計」はいずれも配管に固定して取り付ける計器であり、放水中のノズル先端の圧力を非接触…
- Q5初級流水検知装置・自動警報弁・スプリンクラー
次の特徴をもつ装置の名称として正しいものはどれか。「スプリンクラー設備の配管系統に設置され、ヘッドの開放等により配管内に水が流れたことを弁体の作動によって検知し、その信号を受信機や音響装置に発信して自動的に火災を警報する。湿式・乾式・予作動式の各方式に対応した種類がある。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴は流水検知装置を指している。流水検知装置は配管内の水流を弁体の動きで検知し、受信機や音響装置に信号を発信して自動的に警報する装置で、湿式・乾式・予作動式に対応した種類がある。「一斉開放弁」は感知器等からの信号を受けて開放し、開放型ヘッドへ一斉に加圧水を送水する弁であり、…
- Q6中級リターディングチャンバー・流水検知装置・非火災報
次の特徴をもつ附属装置の名称として正しいものはどれか。「湿式の流水検知装置に付属して設置され、配管内の水圧変動等により一時的に生じたわずかな水の流れを内部の空所に一旦保留し、排水用のオリフィスから排出する。継続的な水流のみを圧力スイッチに伝えることで、誤作動による非火災報を防止する。」
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解説: 設問の特徴はリターディングチャンバーを指している。リターディングチャンバーは湿式流水検知装置に付属し、水圧変動等による一時的なわずかな水流を内部に保留してオリフィスから排出し、継続的な水流のみを圧力スイッチへ伝えることで非火災報を防止する。「末端試験弁」は配管末端でヘッド1個分の…
- Q7中級末端試験弁・流水検知装置・オリフィス
次の特徴をもつ弁の名称として正しいものはどれか。「湿式スプリンクラー設備の配管系統のうち、最も配管の末端に近い部分に設置される。ヘッド1個分の放水量に相当するオリフィスを内蔵し、弁を開放することで実際にヘッドを作動させることなく流水検知装置が正常に作動するかを試験できる。」
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解説: 設問の特徴は末端試験弁を指している。末端試験弁は湿式スプリンクラー設備の配管末端付近に設置され、ヘッド1個分の放水量に相当するオリフィスを内蔵し、弁を開放することで実際にヘッドを作動させずに流水検知装置の作動を模擬試験できる。「一斉開放弁」は感知器等からの信号で開放し全ヘッドへ一…
- Q8中級一斉開放弁・開放型ヘッド・一斉開放式
次の特徴をもつ弁の名称として正しいものはどれか。「開放型ヘッドを使用する一斉開放式のスプリンクラー設備等に用いられ、火災感知用の感知器または手動起動装置からの信号を受けて弁が開放し、防護区域内のすべてのヘッドへ一斉に加圧水を送水する。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴は一斉開放弁を指している。一斉開放弁は開放型ヘッドを用いる一斉開放式スプリンクラー設備等に設置され、感知器や手動起動装置からの信号を受けて開放し、防護区域内のすべてのヘッドへ一斉に送水する。「流水検知装置」は配管内の水流そのものを弁体の作動で検知して警報する装置であり、…
- Q9中級グラスバルブ型・感熱部・閉鎖型ヘッド
次の特徴をもつ閉鎖型スプリンクラーヘッドの感熱部として正しいものはどれか。「内部に色分けされた液体を封入した透明な球状の部品を感熱体とするものであり、火災の熱によって液体が膨張し、あらかじめ定められた温度に達すると球状の部品が破裂してヘッドが開放する構造をもつ。封入液の色によって作動温度の区分が識別できる。」
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解説: 設問の特徴はグラスバルブ型を指している。グラスバルブ型は色分けされた液体を封入したガラス球が感熱部となり、熱による液体の膨張で定められた温度に達するとガラス球が破裂してヘッドが開放する構造をもつ。「ヒュージブルリンク型」は易融合金のリンクが定められた温度で溶融し、レバー機構が外れ…
- Q10中級側壁型ヘッド・標準型ヘッド・デフレクタ
次の特徴をもつスプリンクラーヘッドの種類として正しいものはどれか。「居室の壁面に設置され、水平方向の壁際から反対側の壁に向けて散水するようにデフレクタ(受け皿)が半円状の非対称な散水パターンを形成する。廊下やホテルの客室など天井中央への設置が難しい場所に用いられる。」
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解説: 設問の特徴は側壁型ヘッドを指している。側壁型ヘッドは壁面に設置され、デフレクタが半円状の非対称な散水パターンを形成し、天井中央への設置が難しい廊下や客室等に用いられる。「標準型ヘッド」は天井中央付近に設置され、左右対称の円状散水パターンを形成する最も一般的な型である。「小区画型ヘ…
- Q11上級差込式結合金具・ねじ式結合金具・消防用ホース
次の特徴をもつホース結合金具の接続方式として正しいものはどれか。「オス金具とメス金具を軽く回転させながら差し込むだけで接続でき、内蔵されたばね式の掛け金によって自動的にロックされる。日本国内の消防用ホースで広く採用されており、迅速な接続作業に適する。」
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解説: 設問の特徴は差込式結合金具を指している。差込式結合金具はオス金具とメス金具を軽く回転させながら差し込むだけで接続でき、ばね式の掛け金で自動的にロックされる方式で、日本国内の消防用ホースに広く採用され迅速な接続に適する。「ねじ式結合金具」はねじ部を複数回転させて締め込むことで接続す…
- Q12上級可変噴霧ノズル・棒状放水・噴霧放水
次の特徴をもつノズルの名称として正しいものはどれか。「先端部分を回転させることで、遠くまで届く棒状の放水と、火炎を包み込むように広がる噴霧状の放水とを1つのノズルで切り替えることができる。操作性を重視した消火栓設備に多く採用される。」
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解説: 設問の特徴は可変噴霧ノズルを指している。可変噴霧ノズルは先端部分の回転操作により棒状放水と噴霧状放水とを1つのノズルで切り替えられる構造をもち、操作性を重視した消火栓設備に多く採用される。「棒状ノズル」は放水形状を切り替える機構をもたず、遠くまで届く棒状放水のみを行うノズルである…
- Q13初級ピトーゲージ・放水試験・放水圧力
屋内消火栓設備の放水試験において、ピトーゲージを用いた放水圧力の測定方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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解説: ピトーゲージは放水中のノズル先端の放水方向延長線上に受圧部を差し入れ、ノズルに密着させずに放水の流心へ当てて動圧を測定する器具である。「ノズル外周に密着させ静水圧を測定する」は誤りで、密着させず流心の動圧を測る点が異なる。「放水前のみ測定でき放水後は使用不可」も誤りで、実際には放…
- Q14初級1号消火栓・放水試験・放水圧力
1号消火栓の放水試験における合格基準に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 1号消火栓の放水試験では、ノズル先端の放水圧力が0.17MPa以上であることに加え、放水量が130L/min以上であることの両方を満たして初めて合格となる。「放水量の基準を満たさなくても合格」「放水圧力の基準を満たさなくても合格」はいずれも一方の基準しか見ておらず誤り。「数値基準…
- Q15中級締切運転・ポンプ性能試験・全揚程
屋内消火栓設備に用いる消火ポンプの性能試験のうち、締切運転に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 締切運転は、ポンプ吐出側の弁を全閉にして吐出量をゼロにした状態で運転し、生じる圧力(全揚程)や電動機の電流値に異常な過大がないかを確認する試験である。「吸込側の弁を全閉にする」は誤りで、吸込側を閉じると空気を吸い込みポンプを損傷させるおそれがある。「吐出側弁の開閉を繰り返し逆止弁…
- Q16中級性能試験配管・ポンプ性能試験・流量計
消火ポンプの性能試験に用いる性能試験配管に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 性能試験配管はポンプ吐出側配管から分岐し、流量調整弁と流量計を備えた配管で、これを使えば実際の消火栓やスプリンクラーヘッドから放水させることなく、ポンプの吐出性能(全揚程と吐出量の関係)を確認できる点が最大の利点である。「実際の放水口からノズルを通して放水させながら確認しなければ…
- Q17初級末端試験弁・流水検知装置・スプリンクラー設備
スプリンクラー設備における末端試験弁に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 末端試験弁を開放すると、その弁を通じて配管内に水流が生じ、これによって流水検知装置(自動警報弁)が作動して警報が発信されるとともに、弁に付属する圧力計で圧力を確認できる。この試験ではスプリンクラーヘッドを実際に開放させる必要はない。「受信機内部に組み込まれ操作不要」は誤りで、末端…
- Q18中級末端試験弁・設置場所・流水検知装置
末端試験弁の設置場所に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 末端試験弁は、配管系統の中で最も水流が生じにくい末端部分(ポンプから最も遠い位置)にあえて設置される。最も不利な条件である末端で流水検知装置が正常に作動し、圧力計で適正な圧力が確認できれば、その系統全体でも同様に機能すると判断できるため、末端に置く意味がある。「配管の起点であるポ…
- Q19中級呼水装置・減水警報装置・呼水槽
屋内消火栓設備の呼水装置に設けられる減水警報装置の点検方法として、正しいものはどれか。
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解説: 減水警報装置の点検では、呼水槽の排水弁を開けて槽内の水位を意図的に下げ、あらかじめ定められた減水位まで下がった時点で警報(音響・表示)が正常に作動することを確認する。「満水を保ち警報が鳴らないことを確認する」は減水時の作動確認になっておらず不十分である。「ポンプ起動中に蓋を開けて…
- Q20中級起動用水圧開閉装置・圧力スイッチ・起動用水圧タンク
起動用水圧開閉装置に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 起動用水圧開閉装置は、起動用水圧タンクとともに配管内に常時圧力を保持させ、消火栓の開閉弁や末端試験弁の開放等によって配管内の圧力が設定値まで低下すると、これを圧力スイッチが検知してポンプの起動回路を閉じ、ポンプを自動的に起動させる装置である。点検では実際に開閉弁や末端試験弁を操作…
- Q21初級スプリンクラーヘッド・外観点検・変形
スプリンクラーヘッドの外観点検に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: スプリンクラーヘッドの外観点検で、変形・漏れ・塗装や異物の付着が認められた場合は、感熱部や散水特性に影響を与えるおそれがあるため、清掃や補修では対応せずそのヘッドを新しいものに交換するのが原則である。「変形があっても清掃して継続」「塗装を削り落として継続」「漏れに増し締めで対応し…
- Q22中級開閉弁・ホース・結合金具
屋内消火栓の開閉弁及びホース接続部の点検に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓の開閉弁及びホース接続部の点検では、開閉弁を実際に開閉操作して円滑に全開・全閉できるかを確認するとともに、ホースの結合金具が消火栓の放水口に確実に接続されているかを確認する。「無理な力を加えて確認し、動きが重ければその場で分解整備を行う」は適切でなく、異常があれば整備や…
- Q23上級ホース点検・結合金具・老化
屋内消火栓設備のホースの点検に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ホースは素材の経年劣化や保管環境(湿気・直射日光等)の影響で老化やかびの発生等が生じ得るため、収納後であっても定期的に表面の老化・損傷・かびの有無、結合金具のゆるみや変形の有無を点検する必要がある。折り畳み収納されたホースについても、可能な範囲で広げて全長にわたる損傷の有無を確認…
- Q24上級ピトーゲージ・点検器具・放水量換算
点検・試験に用いる器具とその使用目的の組合せとして、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ピトーゲージは放水中のノズル先端の流心に受圧部を当てて放水圧力を測定し、その値を換算式や早見表に当てはめて放水量を求めるための器具であり、これが正しい組合せである。「呼水槽の水位測定に用いる」はピトーゲージの用途ではなく、水位計や減水警報装置の役割である。「流量計でヘッドの感熱部…
- Q25初級系統図・屋内消火栓設備・フート弁
屋内消火栓設備の系統図において、水源から消火栓に至るまでの機器・配管の配置順序として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備の系統図は、水源からフート弁・吸込配管を経てポンプへ水を導き、ポンプ吐出側の逆止弁・止水弁を通して立管へ送り、各階の消火栓に至る構成が正しい。「水源→ポンプ→フート弁→…」はポンプより先に吸込み側の機器を通すべき原則に反する。「…逆止弁・止水弁→ポンプ→…」は吐出側…
- Q26初級系統図・スプリンクラー設備・流水検知装置
スプリンクラー設備(閉鎖型・湿式)の系統図に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 湿式スプリンクラー設備は、ポンプで加圧された水が流水検知装置を経て配管に流れ込み、各階のヘッドへ分岐する構成である。末端試験弁は放水圧力が最も低くなると予想される最遠部に設け、流水検知装置の作動確認に用いる。「末端試験弁を通過後に流水検知装置へ」は送水順序が逆で誤り。「流水検知装…
- Q27初級呼水装置・性能試験配管・逃し配管
屋内消火栓設備の系統図に付随する装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 起動用圧力タンクは、配管内の圧力低下を圧力スイッチで検知してポンプを自動起動させる装置で、系統図で省略されやすいが必須の要素である。「呼水装置は水源より低い位置で正圧吸込みの場合に義務付け」は条件が逆で、実際はポンプが水源より高く負圧吸込みとなる場合に必要となる。「性能試験配管が…
- Q28中級全揚程・屋内消火栓設備・計算
屋内消火栓設備の加圧送水装置について、ホースの摩擦損失水頭h1=3m、配管の摩擦損失水頭h2=5m、落差h3=10mとするとき、全揚程Hとして正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備の全揚程Hは、ホースの摩擦損失水頭h1・配管の摩擦損失水頭h2・落差h3の合計に17m(放水圧力0.17MPaの水頭換算)を加えて求める。設問の数値ではH=3+5+10+17=35mとなる。「18m」は17mの加算を忘れた値、「25m」は落差h3を計上し忘れた値、「…
- Q29中級水源水量・屋内消火栓設備・1号消火栓
ある防火対象物の屋内消火栓(1号)の設置個数は、1階3個、2階2個、3階1個である。この防火対象物に必要な水源水量として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓(1号)の水源水量は、設置個数が最も多い階の個数(2を超える場合は2)に2.6m³を乗じて算出する。設問では最多階が1階の3個だが、上限の2に置き換えて2.6×2=5.2m³となる。「7.8m³」は上限を適用せず3個のまま計算した誤り、「15.6m³」は各階の個数を合算…
- Q30中級全揚程・スプリンクラー設備・計算
スプリンクラー設備の加圧送水装置について、配管の摩擦損失水頭の合計h=8m、落差h3=6mとするとき、全揚程H(=h+h3+10mで算出する)として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: スプリンクラー設備の全揚程は、配管の摩擦損失水頭の合計と落差の合計に10m(ヘッドの放水圧力0.1MPaの水頭換算)を加えて求める。設問の数値ではH=8+6+10=24mとなる。「14m」は10mの加算を忘れた値、「18m」は落差6mを計上し忘れた値、「16m」は摩擦損失水頭8m…
- Q31中級ポンプ吐出量・屋内消火栓・加圧送水装置
屋内消火栓 (1号) が最も多く設置されている階に3個設置されている防火対象物において、ポンプを用いる加圧送水装置に必要な吐出量として正しいものはどれか。
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解説: ポンプの吐出量は、屋内消火栓の設置個数が最も多い階における設置個数 (設置個数が2を超えるときは2とする) に150L/min を乗じて得た量以上とする。本問は最多の階に3個あるが上限の2個で計算するため、150×2=300L/min 以上となる。3個をそのまま乗じた450L/m…
根拠法令: 消防法施行規則第12条
- Q32中級末端試験弁・スプリンクラー設備・設置位置
スプリンクラー設備の末端試験弁の設置位置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 末端試験弁は、放水圧力が最も低くなると予想される配管系統の最遠部に設置し、ヘッドが作動した場合と同等の条件で流水検知装置の作動状況や放水圧力を確認する弁である。「ポンプ直近の吐出側に設置」は性能試験配管の目的との混同である。「流水検知装置の一次側でポンプ吐出圧力を確認」も設置目的…
- Q33中級系統図・屋内消火栓設備・立管
屋内消火栓設備の系統図は、一般に「水源→フート弁→吸込配管→ポンプ→逆止弁・止水弁→立管→各階の消火栓」の順に構成される。この系統図の各部に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 立管は各階の消火栓まで確実に送水するための配管であり、最上階の消火栓を含む全ての階に接続できるよう配管する必要がある。「最上階の消火栓より低い位置で終端させる」という記述は、上層階へ送水できなくなるため誤りである。フート弁が吸込配管末端でポンプ停止時の逆流・呼水切れを防ぐこと、吐…
- Q34中級系統図・スプリンクラー設備・流水検知装置
スプリンクラー設備(閉鎖型・湿式)の系統図に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 流水検知装置は、ポンプ吐出側の配管に設け、各系統へ分岐する手前でヘッドの開放による水の流れを検知する構成が正しい。「流水検知装置を配管の最遠部に設置し、ポンプをその下流側に置く」という記述は、送水の流れと設置位置の関係を逆にした誤りである。流水検知装置がポンプ起動信号の経路を構成…
- Q35上級全揚程・屋内消火栓設備・スプリンクラー設備
消火設備の加圧送水装置における全揚程の算出方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋内消火栓設備は17m、スプリンクラー設備は10m、屋外消火栓設備は25mというように、全揚程の加算値はノズル・ヘッド先端で必要な放水圧力の水頭換算値であり設備ごとに異なる。屋外消火栓の25mが屋内消火栓の17mより大きいという内容は正しい。「スプリンクラーの10mは落差が基準」…
- Q36上級水源水量・屋内消火栓設備・屋外消火栓設備
屋内消火栓設備と屋外消火栓設備の水源水量に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋外消火栓設備の水源水量も屋内消火栓設備と同様に設置個数の上限が定められており、最大2個分(7m³×2)として算出する。個数に上限を設けず常に7m³を乗じるという記述は誤りである。屋内消火栓設備(1号)の係数2.6m³に上限個数2を乗じて算出すること、両設備を併設する場合は算出水…
実技(鑑別・製図)の出題傾向 — 収録全36問の分析
ぴよパスに収録している消防設備士 甲種第1類「実技(鑑別・製図)」のオリジナル練習問題 全36問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級12問・中級18問・上級6問の全36問構成です。うち1問には根拠となる法令・条文を解説に明記しています。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 鑑別23問
- 流水検知装置7問
- スプリンクラー設備7問
- 屋内消火栓設備6問
- 末端試験弁5問
つまずきやすいポイント (解説からの抜粋)
「性能試験配管が吸込み側で空気を排出」は呼水装置の役割との混同である。
→ Q27 屋内消火栓設備の系統図に付随する装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 で確認する「ポンプ直近の吐出側に設置」は性能試験配管の目的との混同である。
→ Q32 スプリンクラー設備の末端試験弁の設置位置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 で確認する
消防設備士 甲種第1類の他のカテゴリ
実技(鑑別・製図) — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 消防設備士 甲種第1類の実技(鑑別・製図)は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは消防設備士 甲種第1類の実技(鑑別・製図)に全36問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。126問ある消防設備士 甲種第1類全体のうち実技(鑑別・製図)は約29%を占める重要科目です。
- 実技(鑑別・製図)はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 実技(鑑別・製図)は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。消防設備士 甲種第1類は合計3科目 (実技(鑑別・製図) / 消防関係法令・基礎知識・構造・機能・工事・整備) の構成なので、実技(鑑別・製図)単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 消防設備士 甲種第1類全体で実技(鑑別・製図)の出題比率はどのくらいですか?
- 実技(鑑別・製図)は消防設備士 甲種第1類の3科目のうちの1科目で、ぴよパスでの実技(鑑別・製図)の問題数は36問 / 全126問 ≈ 29%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、実技(鑑別・製図)を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約24.1%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 実技(鑑別・製図)で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 消防設備士 甲種第1類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、実技(鑑別・製図)で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間3時間15分の中で、ぴよパスの実技(鑑別・製図)練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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- 消防設備士甲1
消防設備士 甲種1類の製図対策|出題2問の型・全揚程計算・頻出の誤り探しを整理
甲1の製図は系統図の誤り探しと水理計算の2本柱。ポンプ全揚程 H=h1+h2+h3+17m の式の意味 (0.17MPa≒17m水頭)、水源水量2.6m³×個数の計算、流水検知装置や末端試験弁など系統図の頻出チェックポイントを解説します。
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消防設備士 甲種1類とは|水系消火設備の工事ができる資格・乙1との違い・受験資格
甲種1類は屋内消火栓・スプリンクラー等の水系消火設備の工事と整備ができる国家資格。乙1との違い、5つの受験資格ルート、試験科目と合格基準、令和6年度の合格率24.1%の実態までを一次情報ベースで整理します。
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甲4の次は甲1へ|消防設備士のステップアップで水系設備まで担当範囲を広げる
甲4合格者が甲種1類を受けると、自動火災報知設備に加えて屋内消火栓・スプリンクラーの工事整備まで担当でき、現場の主要設備をほぼカバーできます。科目免除の中身、新規に学ぶ範囲、合格率24.1%への対策順序を解説。




