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湿り空気の状態量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 絶対湿度は、乾き空気1kgに含まれる水蒸気の質量(kg)で表される
解説: 絶対湿度は、乾き空気1kgに対して含まれる水蒸気の質量(kg/kg(DA))で定義されます。これは温度が変化しても、水蒸気を追加したり除去したりしない限り変化しない指標です。「相対湿度は温度が変化しても一定」という記述は誤りで、相対湿度は同じ水蒸気量でも温度が下がれば上昇します。…
関連キーワード: 絶対湿度・相対湿度・露点温度・比エンタルピー・飽和水蒸気圧
建築物衛生法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)に基づく空気環境の管理基準(2022年4月改正以降の現行値)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 室内の浮遊粉じん量の基準値は、0.15 mg/m³ 以下である
解説: 建築物衛生法施行令第2条第1号イの表では、浮遊粉じんの量は空気1m³につき0.15mg以下とされ、選択肢3が正しい記述です。一酸化炭素は6ppm以下であり、20ppm以下とする選択肢1は誤りです。温度は18℃以上28℃以下なので、15℃以上30℃以下とする選択肢2は誤りです。相対…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条
関連キーワード: 空気環境基準・浮遊粉じん・二酸化炭素・一酸化炭素・建築物衛生法
空気調和設備におけるエアハンドリングユニット(AHU)の構成機器として、一般的に含まれないものはどれか。
正解: 4. 吸収式冷凍機の再生器
解説: エアハンドリングユニット(AHU)は、空調機として空気を熱処理・加湿・除湿・清浄化する装置です。コイル(冷却・加熱用の熱交換器)、送風機(ファン)、エアフィルタ、加湿器はAHUの基本的な構成機器です。一方、吸収式冷凍機の再生器は冷凍機本体の構成機器であり、AHUに内蔵されるもので…
関連キーワード: エアハンドリングユニット・AHU・コイル・送風機・エアフィルタ
室内の温熱環境を評価する指標に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 1. PPD(予測不満足者率)は、PMVが0のときに0%になる
解説: PPD(予測不満足者率)は、PMVが0(熱的中立)であっても約5%の人が不満を感じるとされています。これはPPDの最小値が約5%であることを意味し、「PMV=0でPPD=0%」は誤りです。PMVはPredicted Mean Voteの略で、温熱4要素(気温・湿度・気流・放射温度…
関連キーワード: PMV・PPD・WBGT・温熱4要素・温熱環境評価
機械換気設備の換気方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 第1種換気は給気・排気の両方を機械で行い、室内圧は給排気量の調整で正圧・負圧どちらにも設定できる
解説: 第1種換気は給気・排気の両方に機械(ファン)を使用します。給気量と排気量を個別に調整できるため、室内を正圧にも負圧にも設定でき、精密な圧力管理が必要な空間に適しています。第2種換気は給気のみ機械で行い(排気は自然)、室内は正圧になります。クリーンルームや手術室など外部汚染を防ぎた…
関連キーワード: 第1種換気・第2種換気・第3種換気・機械換気・正圧・負圧
湿り空気線図(h-x線図)の読み取りに関する記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 1. 空気を単純に加熱(顕熱加熱)すると、絶対湿度は変化するが相対湿度は下がる
解説: 空気を単純に加熱(スチームコイルや電気ヒータなどによる顕熱加熱)すると、水蒸気の追加や除去がないため絶対湿度は変化しません。一方、温度が上昇すると飽和水蒸気量が増えるため、相対湿度は低下します。「絶対湿度は変化する」という部分が誤りです。断熱加湿は水が蒸発する際に潜熱を空気から奪…
関連キーワード: 湿り空気線図・断熱加湿・顕熱加熱・絶対湿度・相対湿度
事務所ビルにおいて1人あたりのCO₂発生量を0.02 m³/h、CO₂の基準濃度を1,000 ppm(0.1%)、外気のCO₂濃度を400 ppm(0.04%)として、1人あたりの必要換気量を算出した場合の値として最も近いものはどれか。
正解: 5. 約33 m³/h
解説: CO₂濃度を指標とした必要換気量の計算式は、Q = M ÷ (Ci − Co) です。ここでQは必要換気量(m³/h)、Mは汚染物質発生量(m³/h)、Ciは室内基準濃度、Coは外気濃度です。数値を代入すると、Q = 0.02 ÷ (0.001 − 0.0004) = 0.02 …
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条
関連キーワード: 必要換気量・CO₂濃度・換気量計算・1000ppm・換気設備
ヒートポンプの成績係数(COP)に関する記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. COPが3.0とは、1kWの電力で3kWの熱エネルギーを移動できることを意味する
解説: COP(Coefficient of Performance:成績係数)は、投入した電力(仕事)に対して移動できる熱エネルギーの比率です。冷房COP=除去熱量÷消費電力であり、COPが3.0の場合は1kWの電力で3kWの熱を移動できることを意味します(選択肢5が正しい)。選択肢3…
関連キーワード: COP・ヒートポンプ・成績係数・冷房・暖房
全熱交換器に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 1. 全熱交換器は排気に病原菌や有害物質が含まれる場合でも、供給外気への混入リスクはない
解説: 全熱交換器は排気と外気の間で熱交換を行いますが、回転型(ロータリー型)全熱交換器の場合は蓄熱材が排気側と外気側を交互に通過するため、微量の排気(汚染物質・病原菌)が外気側に移行する「キャリーオーバー」が発生するリスクがあります。感染症等のリスクがある施設ではこの点を考慮した選定が…
関連キーワード: 全熱交換器・顕熱・潜熱・換気エネルギー・キャリーオーバー
エアフィルタの性能評価に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタは、粒径0.3 μm の粒子に対して99.97%以上の捕集率を持つ
解説: HEPAフィルタは、最も捕集しにくいとされる粒径0.3 μm(MPPS: Most Penetrating Particle Size)の粒子に対して99.97%以上の捕集率を有するフィルタです。クリーンルーム・手術室・製薬工場などで使用されます。ULPAフィルタはHEPAフィル…
関連キーワード: HEPAフィルタ・ULPAフィルタ・エアフィルタ・粒子捕集効率・0.3μm
室内空気環境における揮発性有機化合物(VOC)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 3. ホルムアルデヒド濃度は気温が低いほど高くなる傾向があり、夏場は特に注意が必要である
解説: ホルムアルデヒドの放散速度は温度が高いほど大きくなります。夏場は気温が高く、建材等からの放散量が増加するため濃度が上昇しやすいです。「気温が低いほど高くなる」という記述は誤りです。ホルムアルデヒドの建築物衛生法上の管理基準は0.1 mg/m³(100 μg/m³)以下であり、選択…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条
関連キーワード: ホルムアルデヒド・VOC・TVOC・シックビル症候群・フラッシュアウト
ファンコイルユニット(FCU)方式に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. ファンコイルユニットは各室に設置されるため、個別制御性が高く、使用しない室の空調を停止できる
解説: ファンコイルユニット(FCU)は各室・各ゾーンに個別に設置されるため、部屋ごとに独立した温度制御が可能であり、使用しない室の運転を停止することができます。これがFCU方式の大きなメリットの一つです。FCU方式は冷温水配管でユニットに熱を運ぶ方式で、熱媒による分類では水方式(外気処…
関連キーワード: ファンコイルユニット・FCU・個別制御・2管式・4管式
建築物内の換気に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. 自然換気において、建物内外の温度差による換気(温度差換気)は夏期よりも冬期のほうが換気力が大きい
解説: 温度差換気(重力換気)の換気量は内外温度差の平方根に比例します。冬期は外気温度が低く内外温度差が大きいため、温度差換気力は夏期より大きくなります。換気回数は「1時間の換気量÷室の容積」で算出するため、選択肢3の「室の容積÷1時間の換気量」は逆数で誤りです。建築基準法のシックハウス…
根拠・参照資料: 建築基準法第28条の2第3号、建築基準法施行令第20条の8第1項第1号
関連キーワード: 自然換気・温度差換気・換気回数・置換換気・建築基準法
室内空気中のPM2.5に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 2. HEPAフィルタはPM2.5の捕集には使用できず、専用のPM2.5除去フィルタが必要である
解説: HEPAフィルタは粒径0.3 μm の粒子に対して99.97%以上の捕集効率を持ち、2.5 μm 以下のPM2.5は0.3 μm より大きい粒子も含むため、HEPAフィルタで十分に捕集できます。「HEPAフィルタはPM2.5の捕集に使用できない」は誤りです。PM2.5の定義(2.…
関連キーワード: PM2.5・微小粒子状物質・HEPAフィルタ・環境基準・室内空気質
空気調和設備の送風機(ファン)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. インバータ(可変速)制御により送風機の回転数を半分にすると、消費電力は約1/8に低減できる
解説: 送風機の相似則(ファン則)では、回転数をN倍にすると風量はN倍、静圧はN²倍、軸動力(消費電力)はN³倍になります。よって回転数を1/2にすると消費電力は(1/2)³ = 1/8になります。インバータ制御による省エネ効果は非常に大きく、これがビル管設備での採用理由です。「多翼送風…
関連キーワード: 送風機・シロッコファン・ファン則・インバータ制御・省エネ
建築物衛生法施行令第2条に定める空気環境の維持基準(2022年4月改正以降の現行値)に関して、次の組合せのうち正しいものはどれか。
正解: 4. 温度 — 18°C 以上 28°C 以下(居室の温度を外気より低くする場合は、その差を著しくしない)
解説: 建築物衛生法施行令第2条第1号イの表では、温度は18℃以上28℃以下とされ、居室の温度を外気より低くする場合には、その差を著しくしないこととされています。選択肢4が正しい組合せです。一酸化炭素は6ppm以下であり、10ppm以下とする選択肢1は旧基準との取り違えです。気流は0.5…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条
関連キーワード: 空気環境基準・温度基準18°C・気流・ホルムアルデヒド・建築物衛生法施行令
ある執務室(床面積200 m²、天井高2.8 m)において、最大在室者数を100人と想定する。CO₂発生量を1人あたり0.022 m³/h、外気CO₂濃度を500 ppm、室内目標CO₂濃度を1,000 ppm として必要外気量(m³/h)を算出し、この値を換気回数(回/h)で表した場合、最も近いものはどれか。
正解: 5. 約7.9 回/h
解説: 必要外気量の計算:Q = M ÷ (Ci − Co)。Mは100人×0.022 = 2.2 m³/h。Ci − Co = 0.001 − 0.0005 = 0.0005。よってQ = 2.2 ÷ 0.0005 = 4,400 m³/h。室容積 = 200 m² × 2.8 m =…
関連キーワード: 換気量計算・CO₂濃度・換気回数・室容積・必要外気量
ダクト設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 1. スパイラルダクトは長方形ダクトより気密性が高く、圧力損失が大きいため高圧ダクト系統に使われない
解説: スパイラルダクト(円形ダクト)は長方形ダクトに比べて気密性が高く、同一風量でも圧力損失が小さいという特徴があります。「圧力損失が大きい」という記述は誤りです。円形断面は長方形断面に比べて同一断面積で内周が短く(等価直径の観点)、摩擦損失が少ないため、むしろ低圧力損失の利点がありま…
関連キーワード: ダクト設計・VAV・CAV・等圧法・スパイラルダクト
空気環境の測定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 建築物衛生法の規定に基づく空気環境測定は、2か月以内ごとに1回実施しなければならない
解説: 建築物衛生法施行規則第3条の2により、空気環境の測定は2か月以内ごとに1回、定期に実施することが義務付けられています(選択肢2が正しい)。浮遊粉じんの量は、グラスファイバーろ紙を装着して相対沈降径がおおむね10 μm 以下の粉じんを重量法で測る機器か、その機器を標準として較正され…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則第3条の2
関連キーワード: 空気環境測定・2か月・建築物衛生法・CO₂測定・気流測定
外気冷房(外気経済冷房:エコノマイザーサイクル)に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 5. 外気冷房は冷凍機の代わりに外気で室内を冷却する手法であるが、外気に含まれる粉じんを除去する必要がないため、エアフィルタの設置を省略できる
解説: 外気冷房(エコノマイザーサイクル)は外気の温度や全熱(エンタルピー)が室内設定値より低い中間期に、冷凍機の運転を削減・停止して外気で冷却を行う省エネ手法です。「外気冷房はエアフィルタを省略できる」は誤りで、外気中の粉じん・花粉・排気ガスなどを除去するためにエアフィルタは必須であり…
関連キーワード: 外気冷房・エコノマイザー・エンタルピー制御・省エネ・中間期
空調システムの熱源設備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 1. 空冷ヒートポンプチラーは、水冷チラーに比べて冷却塔が不要であるため冷却水系統の維持管理が不要だが、冷却効率は水冷より高い
解説: 空冷ヒートポンプチラーは冷却塔・冷却水配管が不要で維持管理が簡便という利点がありますが、冷却効率(COP)は水冷チラーより低いのが一般的です。水冷チラーは大気より低温の冷却水で凝縮させるため、外気に直接放熱する空冷より高効率です。「冷却効率は水冷より高い」という記述は誤りです。吸…
関連キーワード: 吸収式冷凍機・遠心式冷凍機・蓄熱システム・空冷チラー・水冷チラー
室内の二酸化炭素(CO₂)濃度に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 室内のCO₂濃度は在室者数や換気量によって変化し、換気が不十分な室では濃度が上昇する
解説: 室内CO₂濃度は在室者の呼吸による発生量と換気量のバランスで決まります。在室者が多く換気量が少ない場合に濃度が上昇するのは正しい記述です。CO₂は無色無臭の気体です。CO₂が直接免疫機能を低下させる作用は知られておらず、CO₂そのものの毒性による頭痛などは、管理基準の値よりはるか…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条
関連キーワード: CO₂濃度・換気・在室者・管理基準・1000ppm
空気調和設備における冷却塔(クーリングタワー)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. 冷却塔は凝縮器で吸収した熱を外気に放出する装置であり、水の蒸発潜熱を主な冷却原理として利用する
解説: 冷却塔は冷凍機の凝縮器で温められた冷却水を大気中に放熱する装置です。冷却の主たる原理は水の蒸発潜熱(気化熱)であり、冷却水の一部が蒸発することで残りの水が冷却されます。開放式冷却塔は冷却水が直接外気に触れるため、レジオネラ属菌などの微生物が繁殖しやすく管理に注意が必要です(選択肢…
関連キーワード: 冷却塔・開放式・密閉式・蒸発潜熱・レジオネラ
建築物衛生法上の特定建築物における空気環境測定の実施要件として、正しいものはどれか。
正解: 1. 空気環境の測定結果を記載した帳簿書類は、5年間保存しなければならない
解説: 正しいのは選択肢1。建築物衛生法施行規則第20条第1項第1号が「空気環境の調整、給水及び排水の管理、清掃並びにねずみ等の防除の状況(これらの措置に関する測定又は検査の結果…を含む。)を記載した帳簿書類」を備えるべきものとし、同条第2項が「前項第一号及び第四号の帳簿書類は、五年間保…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則第20条第1項第1号、第2項
関連キーワード: 特定建築物・空気環境測定・5年間保存・建築物衛生法・記録保存
不快指数(DI)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 不快指数は乾球温度と湿球温度から計算され、値が80以上になると多くの人が不快と感じる
解説: 不快指数(Discomfort Index: DI)は夏の蒸し暑さを表す指標で、乾球温度 Td と湿球温度 Tw(°C)から DI = 0.72 × (Td + Tw) + 40.6 で求めます(気温と相対湿度から求める形の式もあります)。値が大きいほど不快を感じる人が多くなり、…
関連キーワード: 不快指数・DI・乾球温度・湿球温度・温熱環境評価
室内空気中に含まれる浮遊粉じんの特性に関する記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. 室内浮遊粉じんには、主に建材・繊維・皮膚片・外部からの流入など多様な発生源がある
解説: 室内の浮遊粉じんは、建材の磨耗・劣化、繊維製品からの脱落、皮膚や毛髪の脱落、外部からの侵入など多様な発生源を持ちます。選択肢5は正しい記述です。粒径が小さいほど(例えばPM2.5のような微小な粒子)肺の深部まで到達しやすく健康への影響が大きいとされています(選択肢2は逆で誤り)。…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条第1号、建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則第3条の2第1号
関連キーワード: 浮遊粉じん・粉じん発生源・粒径・吸入性粉じん・室内空気質
中央管理方式の空調設備において、省エネルギー運転を実現するための制御技術に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 4. デマンド制御とは、電力需要のピーク時間帯に合わせて空調設備を一時停止し、CO₂濃度を基準値まで意図的に上昇させることで電力コストを削減する制御である
解説: 「デマンド制御はピーク時間帯に空調を停止してCO₂濃度を意図的に上昇させる」という記述が誤りです。デマンド制御は、最大需要電力(デマンド)が目標の値を超えないよう、空調機などの負荷を一時的に抑えたり止めたりする制御で、CO₂濃度を上げることを目的とする制御ではありません。CO₂濃…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令第2条第1号
関連キーワード: エコノマイザ制御・BEMS・デマンド制御・ナイトパージ・省エネ制御
建築物の空気環境管理における「ビル病(シックビル症候群)」に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 4. シックビル症候群は特定の化学物質の暴露量が基準値を明確に超えた場合に発症し、退職後も症状が継続する特徴がある
解説: シックビル症候群(Sick Building Syndrome: SBS)の特徴は、特定の化学物質が明確な基準値を超えていなくても複合的な要因で症状が発現すること、そして在室中に症状が現れ退勤・帰宅後に改善する(室外に出ると回復する)という点です。「退職後も症状が継続する」という…
関連キーワード: シックビル症候群・SBS・室内空気質・VOC・換気量
熱負荷計算における冷房設計負荷に関する記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 外気導入による換気負荷(外気負荷)は、外気の温度と湿度が室内設定値より高い場合に冷房負荷として計上される
解説: 外気負荷(換気負荷)は、導入する外気の温度・湿度が室内設定温湿度より高い場合に冷房負荷として計上されます。これは外気のエンタルピーが室内設定エンタルピーを上回る場合に冷房エネルギーが必要になるためです(選択肢1は正しい)。北向きの窓も直達日射は少ないですが、天空日射(拡散光)によ…
関連キーワード: 冷房負荷・外気負荷・熱貫流・在室者発熱・内部発熱
建築物の省エネルギーに関連する空調システムの評価指標と技術に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 4. 高効率ヒートポンプ導入によるCOP向上は、設計一次エネルギー消費量の削減効果が大きいが、BEI値の改善には影響しない
解説: BEI(Building Energy Index)は設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量で算出されます。ヒートポンプのCOP向上は設備の消費エネルギーを削減するため、設計一次エネルギー消費量が減少し、BEI値の改善(低下)に直接寄与します。「BEI値の改善には…
根拠・参照資料: 建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律第2条第1項第2号、第10条第1項
関連キーワード: BEI・PAL*・省エネ基準・建築物省エネ法・一次エネルギー消費量
熱の移動(伝熱)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 熱放射は電磁波による熱の移動であり、真空中でも熱を伝えることができる
解説: 熱放射は物体表面から放出される電磁波(赤外線など)による熱の移動であり、媒体を必要としないため真空中でも熱を伝えることができます。太陽の熱が宇宙空間を越えて地球に届くのはこのためです(選択肢1が正しい)。熱伝導率の単位は W/(m·K) であり、W/(m²·K) は熱伝達率や熱貫…
関連キーワード: 熱伝導・対流・熱放射・熱貫流率・ステファン・ボルツマンの法則
蒸気圧縮式冷凍サイクルに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 圧縮機は、低温低圧の冷媒ガスを圧縮して高温高圧のガスにする
解説: 蒸気圧縮式冷凍サイクルでは、冷媒は圧縮機 → 凝縮器 → 膨張弁 → 蒸発器の順に循環します。圧縮機は蒸発器から戻ってきた低温低圧の冷媒ガスを圧縮し、高温高圧のガスにして凝縮器へ送ります(選択肢3が正しい)。蒸発器では冷媒が周囲(冷水や空気)から熱を奪って蒸発することで冷却作用を…
関連キーワード: 冷凍サイクル・圧縮機・凝縮器・膨張弁・蒸発器
空調の吹出口と室内気流に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. アネモスタット型(アネモ型)吹出口は天井に設置され、誘引作用により室内空気と混合しながら拡散させる性能に優れる
解説: アネモスタット型吹出口は天井に設置される放射状の吹出口で、複数のコーン(案内羽根)により周囲の室内空気を誘引しながら吹出空気を混合・拡散させる性能に優れ、事務室などで広く使われています(選択肢5が正しい)。ノズル型吹出口は吹出風速を高く取れるため気流の到達距離が長く、劇場・ホール…
関連キーワード: アネモスタット型・ノズル型・吹出口・到達距離・コールドドラフト
空気調和設備の加湿装置の方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 蒸気式加湿は、空気の乾球温度をほとんど低下させずに加湿でき、微生物汚染のリスクも比較的小さい
解説: 蒸気式加湿は、ボイラーや電気ヒータで発生させた蒸気を空気中に直接噴霧する方式です。すでに気化した水蒸気を加えるため空気から蒸発潜熱を奪わず、乾球温度をほとんど低下させずに加湿できます。また高温の蒸気を用いるため細菌などの微生物汚染のリスクが比較的小さく、衛生面でも優れています(選…
関連キーワード: 蒸気式加湿・気化式加湿・水噴霧式加湿・加湿装置・断熱加湿
建築物の結露とその防止に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 4. 表面結露は、壁などの表面温度が周囲空気の露点温度以下になったときに発生する
解説: 表面結露は、壁・窓ガラスなどの表面温度がその近傍の空気の露点温度以下に低下したときに、空気中の水蒸気が表面で凝縮して発生します(選択肢4が正しい)。防止には表面温度を露点温度より高く保つこと(断熱強化)と、室内空気の露点温度を下げること(水蒸気発生の抑制・換気)が基本です。冬期の…
関連キーワード: 表面結露・内部結露・防湿層・露点温度・熱橋
建築物衛生法に基づく空気調和設備の維持管理(レジオネラ症対策等の衛生上必要な措置)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 4. 冷却塔および冷却水は、使用開始時および使用期間中の1か月以内ごとに1回、定期に汚れの状況を点検する
解説: 建築物衛生法施行規則第3条の18では、レジオネラ症等の健康被害を防止するため、空気調和設備の病原体汚染を防ぐ措置が定められています。冷却塔および冷却水については、使用開始時および使用を開始した後の使用期間中、1か月以内ごとに1回、定期に汚れの状況を点検し、必要に応じて清掃・換水等…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則第3条の18
関連キーワード: 冷却塔・加湿装置・ドレンパン・レジオネラ・点検頻度
ダクト系統に設置されるダンパに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 一般換気ダクト系統に設ける防火ダンパ(FD)の温度ヒューズは、公称72°Cで溶解して自動的に閉鎖する
解説: 防火ダンパ(FD: Fire Damper)は、火災時にダクトを通じて火炎や高温気流が他区画へ拡大するのを防ぐため、防火区画の貫通部などに設置されます。一般換気ダクト系統では公称72°Cの温度ヒューズが用いられ、ダクト内温度が上昇するとヒューズが溶解してダンパが自動閉鎖します(選…
関連キーワード: 防火ダンパ・温度ヒューズ・72°C・風量調整ダンパ・防煙ダンパ
室内空気汚染物質としての一酸化炭素(CO)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 一酸化炭素は無色・無臭の気体であり、燃焼器具の不完全燃焼などによって発生する
解説: 一酸化炭素(CO)は無色・無臭・無刺激の気体で、ガス湯沸器・ストーブなどの燃焼器具の不完全燃焼、たばこの煙、駐車場の自動車排気ガスなどにより発生します(選択肢2が正しい)。無臭であるため在室者が気付かないうちに濃度が上昇し、中毒事故につながる点が大きな危険性です。「強い刺激臭があ…
関連キーワード: 一酸化炭素・不完全燃焼・ヘモグロビン・CO中毒・室内空気汚染
室内顕熱負荷が 6.0 kW の室を、室温 26°C・給気温度 16°C(吹出温度差 10°C)で冷房する場合に必要な送風量(m³/h)として、最も近いものはどれか。ただし、空気の密度は 1.2 kg/m³、定圧比熱は 1.0 kJ/(kg·K) とする。
正解: 3. 約1,800 m³/h
解説: 顕熱負荷を処理するための必要送風量は、V = qs ÷ (ρ × cp × Δt) で求められます。ここでVは送風量(m³/s)、qsは顕熱負荷(kW)、ρは空気の密度(kg/m³)、cpは定圧比熱(kJ/(kg·K))、Δtは吹出温度差(K)です。数値を代入すると、V = 6.…
関連キーワード: 送風量計算・顕熱負荷・吹出温度差・空気の比熱・冷房
空調機において、温度 35.0°C の外気 1,200 m³/h と温度 27.0°C の還気(レターンエア)2,800 m³/h を混合した場合の混合空気の温度として、最も近いものはどれか。ただし、外気と還気の密度および比熱は等しいものとする。
正解: 3. 約29.4°C
解説: 密度と比熱が等しいと仮定できる場合、混合空気の温度は各空気の風量による重み付き平均で求められます。t = (Q₁ × t₁ + Q₂ × t₂) ÷ (Q₁ + Q₂) に数値を代入すると、t = (1,200 × 35.0 + 2,800 × 27.0) ÷ (1,200 + …
関連キーワード: 混合空気・外気・還気・重み付き平均・湿り空気線図
湿り空気の乾球温度・湿球温度・露点温度の関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 未飽和の湿り空気では、乾球温度 > 湿球温度 > 露点温度 の大小関係が成り立つ
解説: 未飽和の湿り空気では、乾球温度 > 湿球温度 > 露点温度という大小関係が常に成り立ちます(選択肢2が正しい)。湿球温度は感温部を覆う湿った布から水分が蒸発する際に潜熱が奪われるため乾球温度より低くなり、露点温度は空気を冷却して飽和(凝縮開始)に達する温度なので、未飽和空気では湿…
関連キーワード: 乾球温度・湿球温度・露点温度・湿り空気・飽和空気
空気調和における顕熱と潜熱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 室内で水蒸気の発生が増えると、空気の温度が変わらなくても空調機で処理すべき潜熱負荷が増加する
解説: 潜熱は水の蒸発・凝縮などの状態変化に伴う熱であり、温度変化を伴いません。室内で加湿・調理・人の発汗などにより水蒸気の発生が増えると、温度が一定でも空気中の水蒸気量(絶対湿度)が増加するため、これを除去するための潜熱負荷が増加します(選択肢3が正しい)。「潜熱は温度変化に伴う熱で状…
関連キーワード: 顕熱・潜熱・潜熱負荷・人体発熱・絶対湿度
室内環境の測定に用いる測定器とその測定対象の組合せとして、誤っているものはどれか。
正解: 1. 熱線風速計 — 空気中の浮遊粉じん濃度の測定
解説: 熱線風速計は、電気的に加熱した感温素子から気流によって奪われる熱量が風速に依存することを利用して風速を測定する計器であり、浮遊粉じん濃度の測定には使用できません(選択肢1の組合せが誤り)。浮遊粉じん濃度の測定には光散乱式粉じん計やローボリウムエアサンプラなどが用いられます。グロー…
関連キーワード: グローブ温度計・カタ温度計・熱線風速計・アスマン通風乾湿計・検知管
ダクト内を流れる空気の静圧・動圧・全圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 動圧は空気の密度と風速の2乗に比例し、負の値になることはない
解説: 動圧は気流の運動エネルギーに相当する圧力で、動圧 = (1/2) × 空気密度 × 風速² で表されます。密度と風速の2乗に比例し、風速の2乗は常に0以上であるため、動圧が負の値になることはありません(選択肢2が正しい)。気流の向きに関係なくあらゆる方向に等しく作用するのは静圧の…
関連キーワード: 静圧・動圧・全圧・ピトー管・ダクト
ある室の冷房負荷を計算したところ、室内顕熱負荷が 8.4 kW、室内潜熱負荷が 3.6 kW であった。この室の顕熱比(SHF)として、最も近いものはどれか。
正解: 1. 約0.70
解説: 顕熱比(SHF: Sensible Heat Factor)は、全熱負荷(顕熱負荷+潜熱負荷)に対する顕熱負荷の割合として、SHF = 顕熱負荷 ÷ (顕熱負荷 + 潜熱負荷)で定義されます。数値を代入すると、SHF = 8.4 ÷ (8.4 + 3.6) = 8.4 ÷ 12.…
関連キーワード: 顕熱比・SHF・顕熱負荷・潜熱負荷・湿り空気線図
ビルの空調熱源に用いられる吸収式冷凍機に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 3. ビル空調用の吸収式冷凍機では、冷媒として臭化リチウムが、吸収液として水が用いられる
解説: ビル空調用の吸収式冷凍機では、冷媒として水が、吸収液として臭化リチウム水溶液が用いられます。選択肢3は冷媒と吸収液の組合せが逆になっており、誤りです。臭化リチウム水溶液は水蒸気を強く吸収する性質を持ち、蒸発器で発生した冷媒蒸気(水蒸気)を吸収器で吸収することでサイクルが成立します…
関連キーワード: 吸収式冷凍機・臭化リチウム・二重効用・再生器・直焚き
空気調和における除湿の方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 4. デシカント(吸着式)除湿方式では、シリカゲルなどの吸着剤を用い、水分を吸着した吸着剤の再生には加熱を必要とする
解説: デシカント(吸着式)除湿方式は、シリカゲルやゼオライトなどの固体吸着剤に空気中の水蒸気を吸着させて除湿する方式です。水分を吸着した吸着剤は加熱して水分を放出させる再生工程が必要であり、除湿ロータを回転させながら処理側と再生側を連続的に切り替える構成が一般的です(選択肢4が正しい)…
関連キーワード: 冷却除湿・デシカント除湿・吸着剤・再生・露点温度
ビル用マルチパッケージ型空調機による個別空調方式に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 5. ビル用マルチパッケージ方式は全空気方式に分類され、大型の主ダクトにより各室へ冷風・温風を搬送する
解説: ビル用マルチパッケージ方式は、冷媒配管によって熱を搬送する冷媒方式(個別方式)に分類されます。中央の空調機から大型ダクトで冷風・温風を搬送する全空気方式(単一ダクト方式など)とは搬送方式が根本的に異なるため、選択肢5の記述は誤りです。ビル用マルチパッケージは1台の屋外機に複数台の…
関連キーワード: ビル用マルチパッケージ・個別空調方式・冷媒配管・外気処理・冷暖房同時型
室内の換気効率と空気齢に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 室内の気流性状がピストンフロー(押出し流)に近いほど、完全混合の場合より換気効率は高くなる
解説: 換気効率の観点では、給気口から入った新鮮空気が古い空気を一方向に押し出しながら排気口へ向かうピストンフロー(押出し流)が最も理想的な気流性状であり、室内空気が瞬時に一様に混ざる完全混合の場合より換気効率が高くなります(選択肢2が正しい)。床面付近から低速で給気し天井面で排気する置…
関連キーワード: 空気齢・換気効率・ピストンフロー・ショートサーキット・名目換気時間
空調機の冷却コイルに風量 3,000 m³/h の空気を通過させたところ、コイル入口の絶対湿度が 0.0120 kg/kg(DA)、出口の絶対湿度が 0.0080 kg/kg(DA) であった。このコイルでの除湿量(kg/h)として、最も近いものはどれか。ただし、空気の密度は 1.2 kg/m³ とする。
正解: 2. 約14.4 kg/h
解説: 除湿量は、コイルを通過する空気の質量流量に入口・出口の絶対湿度差を乗じて求めます。計算式は、除湿量 L = 風量 Q × 空気密度 ρ × (入口絶対湿度 x₁ − 出口絶対湿度 x₂) です。まず空気の質量流量は 3,000 m³/h × 1.2 kg/m³ = 3,600 k…
関連キーワード: 除湿量計算・絶対湿度・冷却コイル・質量流量・空調機
冷凍サイクルを表すモリエル線図(p-h線図)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. モリエル線図は、縦軸に圧力(絶対圧力、通常は対数目盛)、横軸に比エンタルピーをとり、冷凍サイクルの状態変化を表した線図である
解説: 冷凍サイクルの解析に用いるモリエル線図(p-h線図)は、縦軸に圧力(絶対圧力、対数目盛が一般的)、横軸に比エンタルピーをとった線図であり、サイクル各点の状態変化を図上で読み取れます(選択肢1が正しい)。飽和液線と飽和蒸気線に挟まれた中央の領域は、液と蒸気が共存する湿り蒸気(二相)…
関連キーワード: モリエル線図・p-h線図・冷凍効果・飽和液線・絞り膨張
ある蒸気圧縮冷凍サイクルにおいて、各点の比エンタルピーが次のとおりであった。圧縮機入口(蒸発器出口)400 kJ/kg、圧縮機出口(凝縮器入口)430 kJ/kg、凝縮器出口(膨張弁入口)240 kJ/kg。このサイクルの冷房(冷凍)運転時の理論成績係数(COP)として、最も近いものはどれか。
正解: 2. 約5.3
解説: 冷房運転時の理論成績係数は、COP = 冷凍効果 ÷ 圧縮仕事 で求められます。膨張弁は等エンタルピー変化のため、蒸発器入口の比エンタルピーは膨張弁入口と等しく240 kJ/kgです。冷凍効果 = 蒸発器出口 − 蒸発器入口 = 400 − 240 = 160 kJ/kg、圧縮仕…
関連キーワード: 成績係数・COP・冷凍効果・圧縮仕事・モリエル線図
吸収冷凍機を構成する各機器の役割および冷媒の流れに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 3. 凝縮器で液化した冷媒液は、蒸発器を経由せずに直接吸収器へ送られ、吸収液に吸収される
解説: 吸収冷凍機の冷媒(水)は、凝縮器 → 蒸発器 → 吸収器 → 再生器 → 凝縮器の順に循環します。凝縮器で液化した冷媒液は蒸発器へ送られ、そこで蒸発して冷水から熱を奪い、発生した冷媒蒸気が吸収器で吸収液に吸収されます。したがって「凝縮器で液化した冷媒液が蒸発器を経由せずに直接吸収…
関連キーワード: 吸収冷凍機・吸収器・再生器・蒸発器・冷媒の流れ
空気調和設備に用いられる加湿方式の分類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 4. 加湿方式は、水を霧状に噴霧する水噴霧式、水を気化材に含ませ通風で蒸発させる蒸発式(気化式)、蒸気を直接空気に供給する蒸気式に大別される
解説: 加湿方式は、水を霧状に噴霧する水噴霧式、水を気化材(吸水材)に含ませ通風によって蒸発させる蒸発式(気化式)、蒸気を発生させて直接空気に供給する蒸気式に大別されます(選択肢4が正しい)。超音波式加湿器は超音波振動で水を微細な霧に変えて放出する方式で、水を加熱するのではなく水噴霧式に…
関連キーワード: 加湿方式・水噴霧式・気化式・蒸気式・超音波式
空気調和設備の自動制御における制御動作に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 二位置制御(オンオフ制御)は、操作部を全開または全閉の2状態のみで動作させる方式であり、制御量が目標値の上下に周期的に変動(ハンチング)しやすい
解説: 二位置制御(オンオフ制御)は、操作部を全開(オン)または全閉(オフ)の2状態のみで動作させる方式で、構造が簡単で安価な反面、制御量が目標値の上下に周期的に変動(ハンチング)しやすい特徴があります(選択肢1が正しい)。比例(P)制御は偏差に比例した操作量を出力する方式ですが、原理的…
関連キーワード: 自動制御・二位置制御・比例制御・PID制御・フィードバック
変風量(VAV)方式の空気調和に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. VAV方式では、室内負荷の変動に対して、給気温度をほぼ一定に保ったまま給気風量を増減させて対応する
解説: 変風量(VAV)方式は、給気温度をほぼ一定に保ったまま、各室・各ゾーンに設けたVAVユニットで給気風量を負荷に応じて増減させて室温を制御する方式です(選択肢2が正しい)。室内負荷が小さくなったときは給気風量を減少させるのが正しく、「増加させて室温を維持する」は逆で誤りです(選択肢…
関連キーワード: VAV・変風量・CAV・給気温度一定・搬送動力
クリーンルーム(清浄室)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
正解: 4. 非一方向流(乱流)方式は、吹き出した清浄空気で室内の汚染空気を希釈・置換する方式であり、一方向流方式よりも高い清浄度が容易に得られる
解説: 非一方向流(乱流)方式は、天井の一部などから吹き出した清浄空気で室内の汚染空気を希釈・置換する方式で、比較的低コストですが、天井全面から一様な気流を下降させる一方向流(層流)方式に比べて高い清浄度を得るのは難しく、「一方向流方式よりも高い清浄度が容易に得られる」とする選択肢4は誤…
関連キーワード: クリーンルーム・清浄度クラス・一方向流・非一方向流・室圧
空気調和設備において、導入する外気を室内空気と同じ状態まで処理するのに必要な外気負荷(全熱)を求める。外気量を 2,000 m³/h、外気の比エンタルピーを 85 kJ/kg(DA)、室内空気の比エンタルピーを 55 kJ/kg(DA)、空気の密度を 1.2 kg/m³ とするとき、外気負荷(kW)として最も近いものはどれか。
正解: 4. 約20 kW
解説: 外気負荷(全熱)は、導入外気の質量流量に、外気と室内空気の比エンタルピー差を乗じて求めます。まず外気の質量流量は、体積流量 × 密度 = 2,000 m³/h × 1.2 kg/m³ = 2,400 kg/h です。比エンタルピー差は 85 − 55 = 30 kJ/kg(DA)…
関連キーワード: 外気負荷・外気処理・比エンタルピー・質量流量・全熱
コージェネレーションシステムに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 4. コージェネレーションシステムは、一つの燃料から電力と熱を同時に取り出して利用することで、総合的なエネルギー利用効率を高めるシステムである
解説: コージェネレーション(熱電併給)システムは、ガスや石油などの燃料をガスエンジン・ガスタービン・燃料電池などの原動機で利用して発電すると同時に、その際に生じる排熱を回収・利用することで、電力と熱を同時に取り出し、総合的なエネルギー利用効率を高めるシステムです(選択肢4が正しい)。発…
関連キーワード: コージェネレーション・熱電併給・排熱利用・総合効率・吸収冷温水機
蒸気圧縮冷凍サイクルにおける過熱度と過冷却度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 4. 凝縮器出口で液冷媒がその圧力に対応する飽和温度より低い状態を過冷却といい、過冷却度を大きくとると冷凍効果は増大する
解説: 過冷却とは、凝縮器出口の液冷媒がその圧力に対応する飽和温度よりも低い温度まで冷やされている状態をいい、モリエル線図上では飽和液線より左側の過冷却液域に位置します。過冷却度を大きくとると膨張弁入口(=蒸発器入口)の比エンタルピーが小さくなり、蒸発器出口との差である冷凍効果が増大する…
関連キーワード: 過熱度・過冷却度・モリエル線図・冷凍効果・液戻り
全熱交換器および顕熱交換器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 全熱交換器は排気と外気の間で顕熱と潜熱の両方を交換するのに対し、顕熱交換器は温度(顕熱)のみを交換し湿度(潜熱)は交換しない
解説: 全熱交換器は排気と外気の間で顕熱(温度)と潜熱(湿度)の両方を交換する熱交換器であり、顕熱交換器は温度のみを交換して湿度は交換しません。この違いを述べた選択肢2が正しい記述です。回転型(ロータリー型)全熱交換器は、吸湿性をもたせたロータが排気側と給気側を交互に通過する構造のため、…
関連キーワード: 全熱交換器・顕熱交換器・静止型・回転型・キャリーオーバー
コージェネレーションシステムに用いられる原動機に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 燃料電池は、燃料の燃焼を伴わず水素と酸素の電気化学反応によって発電するもので、発電効率が高く、窒素酸化物(NOx)や騒音の発生が少ない
解説: 燃料電池は、水素と酸素を電気化学反応させて直接電気を取り出す発電装置であり、燃焼を伴わないため窒素酸化物(NOx)やばい煙、騒音・振動の発生が少なく、発電効率も高いという特徴があります。したがって選択肢1が正しい記述です。コージェネレーション(熱電併給)は発電と同時に排熱を回収・…
関連キーワード: コージェネレーション・原動機・ガスタービン・ガスエンジン・燃料電池
クリーンルームの付帯設備および清浄度の維持に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. エアシャワーは、入室者に清浄空気を高速で吹き付け、衣服等に付着した塵埃を除去して室内への持込みを抑える装置である
解説: エアシャワーは、クリーンルームの入口(前室)に設けられ、入室者に清浄空気を高速で吹き付けて衣服等に付着した塵埃を吹き払い、室内への汚染物質の持込みを抑える装置です。したがって選択肢2が正しい記述です。パスボックスは、外部の汚染を持ち込まずに物品をクリーンルームへ受け渡すための装置…
関連キーワード: クリーンルーム・エアシャワー・パスボックス・インターロック・HEPAフィルタ
吸収冷凍機の溶液(吸収液)系統と溶液熱交換器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 溶液熱交換器は、再生器へ向かう低温の希溶液と吸収器へ戻る高温の濃溶液との間で熱交換を行い、再生器での加熱量を削減してサイクルの効率を高める
解説: 溶液熱交換器は、吸収器から再生器へ向かう低温の希溶液と、再生器から吸収器へ戻る高温の濃溶液との間で熱交換を行う機器です。これにより希溶液を予熱して再生器での加熱量を削減し、同時に濃溶液を予冷して吸収器での冷却負荷を軽減することで、サイクルの成績係数を高めます。したがって選択肢3が…
関連キーワード: 吸収冷凍機・希溶液・濃溶液・溶液熱交換器・臭化リチウム
気化式(蒸発式)加湿装置の飽和効率(加湿効率)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. 飽和効率(加湿効率)は、加湿装置を通過する空気が到達しうる飽和状態にどれだけ近づいたかを表す指標であり、値が大きいほど加湿量は多くなる
解説: 飽和効率(加湿効率)は、加湿装置を通過する空気が、その入口状態から到達しうる飽和状態(気化式では入口空気の湿球温度に対応する飽和点)にどれだけ近づいたかを表す割合です。飽和効率が大きいほど出口空気が飽和に近く、加湿量も多くなるため、選択肢5が正しい記述です。気化式加湿は水の蒸発に…
関連キーワード: 気化式加湿・飽和効率・加湿効率・気化材・相対湿度
空気調和設備の自動制御系を構成する各部の役割に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. フィードバック制御系は、制御量を検出する検出部、目標値と比較して操作信号を出す調節部、その信号を受けて弁やダンパを動かす操作部などで構成される
解説: 空気調和のフィードバック制御系は、室温や湿度などの制御量を検出する検出部(センサ・検出端)、その値を目標値(設定値)と比較して偏差に応じた操作信号を出力する調節部(調節器)、および操作信号を受けて弁やダンパを動かす操作部(操作端)などで構成されます。したがって選択肢5が正しい記述…
関連キーワード: 自動制御・検出部・調節部・操作部・測温抵抗体
蒸気圧縮冷凍サイクルの運転条件と成績係数(COP)の関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 蒸発温度を高く、凝縮温度を低く保つほど、圧縮に要する仕事が小さくなり、冷凍サイクルの成績係数(COP)は向上する
解説: 蒸気圧縮冷凍サイクルでは、蒸発温度(蒸発圧力)を高く、凝縮温度(凝縮圧力)を低く保つほど蒸発側と凝縮側の圧力比が小さくなり、圧縮機の圧縮仕事が減少します。その結果、冷凍効果を圧縮仕事で除した成績係数(COP)が向上するため、選択肢2が正しい記述です。凝縮温度が高くなると圧縮仕事は…
関連キーワード: 冷凍サイクル・COP・蒸発温度・凝縮温度・圧縮仕事
夏期に、温度34.0°Cの外気を全熱交換器に通して取り入れる。室内から排出される排気の温度(=室内温度)が26.0°C、全熱交換器の温度交換効率が70%であるとき、全熱交換器を通過した後の給気(外気側)の温度として最も近いものはどれか。
正解: 5. 約28.4°C
解説: 全熱交換器の温度交換効率ηは、取り入れる外気が排気(室内空気)に向かってどれだけ温度が近づいたかを表し、η=(外気温度 t1 − 給気温度 t2)÷(外気温度 t1 − 排気温度 t3)で定義されます。求める給気温度 t2 について整理すると、t2 = t1 − η×(t1 − …
関連キーワード: 全熱交換器・温度交換効率・給気温度・外気負荷・換気
あるコージェネレーションシステムにおいて、投入した燃料の一次エネルギーが100kW相当であり、そのうち発電出力が30kW、回収して有効に利用された排熱が45kWであった。このシステムの総合エネルギー効率として最も近いものはどれか。
正解: 4. 約75%
解説: コージェネレーションの総合エネルギー効率は、発電した電力と、回収して有効に利用した排熱の合計を、投入した燃料の一次エネルギーで除して求めます。総合効率 =(発電出力 + 有効利用した排熱)÷ 投入一次エネルギー =(30 + 45)÷ 100 = 75 ÷ 100 = 0.75、…
関連キーワード: コージェネレーション・総合エネルギー効率・発電効率・排熱回収・一次エネルギー
乾き空気の体積組成に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 5. 乾き空気中の酸素の体積割合は約21%である
解説: 乾き空気の体積組成は、窒素が約78%、酸素が約21%、アルゴンが約0.9%、二酸化炭素が約0.04%です。したがって「酸素の体積割合は約21%」が正しい記述です。最も体積割合が大きい成分は酸素ではなく窒素であり、選択肢4は誤りです。二酸化炭素の体積割合は約1%ではなく約0.04%…
関連キーワード: 乾き空気・空気の組成・窒素・酸素・アルゴン
放射(輻射)冷暖房方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 放射冷暖房方式は、気流によるドラフト感が少なく、快適な温熱環境を得やすい
解説: 放射冷暖房方式は、天井・床・壁などに設けたパネルの表面と人体・室内表面との間の放射熱伝達を主に利用する方式です。対流式の空調に比べて気流(風)が少ないためドラフト感がなく、快適性の高い温熱環境を得やすいのが特徴であり、選択肢1が正しい記述です。強い気流で撹拌するのは対流式(吹出し…
関連キーワード: 放射冷暖房・放射パネル・ドラフト・結露・露点温度
蒸気暖房と温水暖房の比較に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 蒸気暖房は水蒸気の凝縮潜熱を利用するため、同じ質量の熱媒で搬送できる熱量が温水暖房より大きい
解説: 蒸気暖房は放熱器内で水蒸気が凝縮するときの潜熱を利用します。凝縮潜熱は温水の顕熱に比べて質量あたりの熱量が格段に大きいため、同じ質量の熱媒で搬送できる熱量は蒸気のほうが大きく、選択肢2が正しい記述です。温水暖房は系内の保有水量が多く熱容量が大きいため、立ち上がりは蒸気暖房より遅く…
関連キーワード: 蒸気暖房・温水暖房・凝縮潜熱・立ち上がり・還水管の腐食
空調用冷媒とその規制に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. HFC系冷媒(R32等)はオゾン層破壊係数(ODP)がゼロであるが、地球温暖化係数(GWP)を持つため、フロン排出抑制法等による管理・削減の対象となっている
解説: HFC系冷媒(R32、R410A、R134a等)は塩素を含まないためオゾン層破壊係数(ODP)はゼロですが、地球温暖化係数(GWP)が大きいため、モントリオール議定書キガリ改正やフロン排出抑制法による管理・段階的削減の対象となっており、選択肢3が正しい記述です。R32のGWP(約…
根拠・参照資料: フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律第16条
関連キーワード: 冷媒・HFC・R32・GWP・フロン排出抑制法
空調用ポンプに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. キャビテーションは、ポンプ吸込側の圧力が液温に対応する飽和蒸気圧より低くなり、液中に気泡が発生する現象である
解説: キャビテーションは、ポンプ吸込側の圧力がその液温に対応する飽和蒸気圧を下回ることで液が局部的に蒸発して気泡が生じ、気泡の崩壊により騒音・振動・羽根車の壊食(エロージョン)を引き起こす現象です。選択肢2が正しい記述です。密閉配管回路では水が回路内を循環するため、押し上げた水の位置エ…
関連キーワード: ポンプ・キャビテーション・密閉回路・実揚程・相似則
空調用配管方式に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. リバースリターン方式は、各機器を通る往き・還り配管の合計長さをほぼ等しくすることで、機器ごとの流量バランスを取りやすくする配管方式である
解説: リバースリターン方式は、往き配管が短い機器ほど還り配管を長くすることで、どの機器を通る経路でも往き・還りの配管長の合計(=配管抵抗)がほぼ等しくなるようにした方式です。各機器の流量バランスが取りやすくなるため、放熱器やファンコイルユニットが多数並ぶ系統で採用され、選択肢3が正しい…
関連キーワード: リバースリターン・ダイレクトリターン・膨張タンク・密閉回路・開放回路
建築物衛生法に基づく浮遊粉じんの量の測定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 浮遊粉じんの量の測定対象は、相対沈降径がおおむね10 μm 以下の粒子である
解説: 建築物衛生法施行規則では、浮遊粉じんの量の測定対象は相対沈降径がおおむね10 μm 以下の粒子と定められており、選択肢2が正しい記述です。標準となる測定法は、グラスファイバーろ紙を装着して浮遊粉じんを捕集し重量を測る質量濃度測定法(重量法)であり、光散乱式デジタル粉じん計は較正を…
根拠・参照資料: 建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則第3条の2
関連キーワード: 浮遊粉じん測定・相対沈降径10μm・質量濃度測定法・較正1年以内・測定位置
空調計画におけるゾーニングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. インテリアゾーンは人体・照明・OA機器などの内部発熱の影響が大きく、冬期でも冷房負荷となることがある
解説: インテリアゾーン(建物内部の領域)は外壁や窓から離れているため外界の影響が小さく、人体・照明・OA機器などの内部発熱が負荷の中心となります。このため冬期であっても冷房負荷になることがあり、選択肢3が正しい記述です。ペリメータゾーンは外壁・窓に面した外周部の領域であり、日射・外気温…
関連キーワード: ゾーニング・ペリメータゾーン・インテリアゾーン・混合損失・コールドドラフト
次の条件の外壁の熱貫流率として、最も近いものはどれか。室内側表面熱伝達率 9 W/(m²·K)、外気側表面熱伝達率 23 W/(m²·K)、コンクリート:厚さ150 mm・熱伝導率 1.5 W/(m·K)、断熱材:厚さ25 mm・熱伝導率 0.05 W/(m·K)。
正解: 4. 約1.3 W/(m²·K)
解説: 熱貫流率Uは、熱貫流抵抗R(各層の熱抵抗の合計)の逆数として求めます。表面熱伝達の抵抗は熱伝達率の逆数、材料層の抵抗は厚さ÷熱伝導率です。室内側表面:1/9 ≈ 0.111 m²·K/W、コンクリート:0.15/1.5 = 0.100 m²·K/W、断熱材:0.025/0.05 …
関連キーワード: 熱貫流率・熱貫流抵抗・熱伝導率・表面熱伝達率・断熱材
冷却コイルの入口空気の乾球温度が 27.0°C、装置露点温度(ADP)が 9.0°C、コイルのバイパスファクタが 0.15 であるとき、コイル出口空気の乾球温度として最も近いものはどれか。
正解: 4. 約11.7°C
解説: バイパスファクタ(BF)は、コイルを通過する空気のうちコイル表面に接触せずに素通りする空気の割合を表します。素通りした空気は入口状態(27.0°C)のまま、接触した空気は装置露点温度(ADP=9.0°C)まで冷却されたとみなすと、出口温度は t₂ = ADP + BF ×(t₁ …
関連キーワード: バイパスファクタ・コンタクトファクタ・装置露点温度・冷却コイル・出口温度計算
暖房用熱源機器(ボイラー・温水発生機)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 真空式温水発生機は缶体内を大気圧より低い圧力に保って運転されるため、労働安全衛生法上のボイラーに該当せず、取扱いにボイラー技士免許を必要としない
解説: 真空式温水発生機は、缶体内を大気圧より低い圧力(真空)に保ち、減圧下で熱媒水を低温で沸騰させ、その蒸気で熱交換器内の温水を加熱する装置です。缶体内圧力が大気圧を超えないため労働安全衛生法上のボイラーに該当せず、取扱いにボイラー技士免許が不要である点が実務上の大きな利点で、選択肢3…
根拠・参照資料: 労働安全衛生法施行令第1条第3号(ボイラーの定義)
関連キーワード: 真空式温水発生機・無圧式温水発生機・貫流ボイラー・炉筒煙管ボイラー・鋳鉄製ボイラー
増やしてほしいと送りました
送った後に 問増えました
この科目は 80 問。足りないと感じたら
ぴよパスでは建築物環境衛生管理技術者の問題を4カテゴリに分けています。空気環境の調整にはオリジナル予想問題を80問収録し、サイト内の建築物環境衛生管理技術者全320問の約25%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには露点温度・絶対湿度・相対湿度・建築物衛生法などがあります。本試験の情報は合格率30.6%(令和7年度・第55回)・試験時間6時間・受験料17,900円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。80問のうち15問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、環境衛生行政・給水・排水の管理・構造・設備・清掃などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
ぴよパスに収録している建築物環境衛生管理技術者「空気環境の調整」のオリジナル練習問題 全80問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
全80問のうち15問の解説に、根拠・参照資料を記載しています。
COを旧基準の10ppmや外気汚染時の旧特例20ppmと混同しないでください。Q2 建築物衛生法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)に基づく空気環境の管理基準(20… で確認する
開放式冷却塔は冷却水が直接外気に触れるため、レジオネラ属菌などの微生物が繁殖しやすく管理に注意が必要です(選択肢4は誤り、密閉式の方がリスクが低い)。Q23 空気調和設備における冷却塔(クーリングタワー)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 で確認する
紹介文と対象読者を見比べて、学びたい内容に合う書籍を選んでください。
7科目を72テーマに分けた図解・解説と章末一問一答を収録。Webアプリの300問は書籍にも載る問題。出版社の刷別正誤表を確認して使う。
こんな人に: 説明を読んで短い確認問題を解きたい人。年度別演習の必要性は手元の教材と理解度から判断する。
Amazonで価格を見る重要論点の説明に過去問と解き方・考え方を組み合わせた改訂2版。最初の学習用としても比較できる。2023年刊のため出版社の新版案内と正誤表を確認して使う。
こんな人に: 要点の説明と問題の考え方を照らし合わせたい人。別のテキストを持つ場合は説明が足りない箇所を確認してから追加を判断する。
Amazonで見る2018〜2025年度の8年分1440問と解答・解説を紙面に収録。2016・2017年度はダウンロード特典として出版社が案内。問題と解答が同頁のため通し演習では解答を隠して使う。
こんな人に: 年度別の過去問と解説をまとめて使いたい人。用語や設備の前提が分からない箇所はテキストで補う。
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