建築物環境衛生管理技術者 空気環境の調整 練習問題 第60問: 蒸気圧縮冷凍サイクルにおける過熱度と過冷却度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
空気環境の調整
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第60問
蒸気圧縮冷凍サイクルにおける過熱度と過冷却度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 凝縮器出口で液冷媒がその圧力に対応する飽和温度より低い状態を過冷却といい、過冷却度を大きくとると冷凍効果は増大する
過冷却とは、凝縮器出口の液冷媒がその圧力に対応する飽和温度よりも低い温度まで冷やされている状態をいい、モリエル線図上では飽和液線より左側の過冷却液域に位置します。過冷却度を大きくとると膨張弁入口(=蒸発器入口)の比エンタルピーが小さくなり、蒸発器出口との差である冷凍効果が増大するため、選択肢4が正しい記述です。
過熱度は、蒸発器出口の冷媒蒸気の温度が、その圧力に対応する飽和温度より高くなっている度合いをいうため、「低くなっている度合い」とする選択肢2は誤りです。過冷却液の状態点は飽和液線より左側にあり、飽和蒸気線より右側の過熱蒸気域にあるとする選択肢3は誤りです。
圧縮機への液戻り(液圧縮)は圧縮機を損傷させるおそれがあるため、蒸発器出口で適度な過熱度をつけて確実に乾き蒸気として吸入させることで防止します。過熱度を0にして湿り蒸気のまま吸入させるとする選択肢5は誤りです。
過冷却度を大きくとると冷凍効果は減少ではなく増大するため、選択肢1も誤りです。
関連キーワード: 過熱度・過冷却度・モリエル線図・冷凍効果・液戻り
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