建築物環境衛生管理技術者 空気環境の調整 練習問題 第80問: 暖房用熱源機器(ボイラー・温水発生機)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
暖房用熱源機器(ボイラー・温水発生機)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 真空式温水発生機は缶体内を大気圧より低い圧力に保って運転されるため、労働安全衛生法上のボイラーに該当せず、取扱いにボイラー技士免許を必要としない
真空式温水発生機は、缶体内を大気圧より低い圧力(真空)に保ち、減圧下で熱媒水を低温で沸騰させ、その蒸気で熱交換器内の温水を加熱する装置です。缶体内圧力が大気圧を超えないため労働安全衛生法上のボイラーに該当せず、取扱いにボイラー技士免許が不要である点が実務上の大きな利点で、選択肢3が正しい記述です。
「貫流ボイラーは保有水量が多く起動時間が長い」は誤りで、貫流ボイラーはドラムを持たず管だけで構成されるため保有水量が少なく、起動から蒸気発生までの時間が短いのが特徴です。「炉筒煙管ボイラーは保有水量が少ない」は誤りで、炉筒煙管ボイラーは円筒形の缶体に多量の水を保有するため、起動には時間がかかる一方、負荷変動に対しては安定した運転ができます。
「鋳鉄製ボイラーは高圧大容量に適する」は誤りで、鋳鉄製(セクショナル)ボイラーはセクションの分割搬入・組立てができる利点はあるものの高温・高圧には耐えられず、低圧の蒸気暖房や温水用に限定されます。「無圧式温水発生機は大気圧より高い圧力に保つ」は誤りで、無圧式温水発生機は缶体を大気に開放して大気圧のもとで運転する装置であり、こちらもボイラーには該当しません。
缶体内を大気圧より低く保つのが真空式、大気に開放して大気圧で運転するのが無圧式で、どちらもボイラーに該当しません。
根拠・参照資料: 労働安全衛生法施行令第1条第3号(ボイラーの定義)
関連キーワード: 真空式温水発生機・無圧式温水発生機・貫流ボイラー・炉筒煙管ボイラー・鋳鉄製ボイラー
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