建築物環境衛生管理技術者 空気環境の調整 練習問題 第58問: 空気調和設備において、導入する外気を室内空気と同じ状態まで処理するのに必要な外気負荷(全熱)を求める。外気量を 2,000 m³/h、外気の比エンタルピーを 8
空気調和設備において、導入する外気を室内空気と同じ状態まで処理するのに必要な外気負荷(全熱)を求める。外気量を 2,000 m³/h、外気の比エンタルピーを 85 kJ/kg(DA)、室内空気の比エンタルピーを 55 kJ/kg(DA)、空気の密度を 1.2 kg/m³ とするとき、外気負荷(kW)として最も近いものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 約20 kW
外気負荷(全熱)は、導入外気の質量流量に、外気と室内空気の比エンタルピー差を乗じて求めます。まず外気の質量流量は、体積流量 × 密度 = 2,000 m³/h × 1.2 kg/m³ = 2,400 kg/h です。
比エンタルピー差は 85 − 55 = 30 kJ/kg(DA) なので、外気負荷 = 2,400 kg/h × 30 kJ/kg = 72,000 kJ/h となります。これを kW(kJ/s)に換算すると、72,000 ÷ 3,600 = 20 kW となり、選択肢4が正解です。
約17 kWは、体積流量に密度を乗じ忘れて質量流量への換算を省いた場合(2,000 × 30 ÷ 3,600 ≈ 16.7)に生じる誤答です。外気負荷計算では、体積流量(m³/h)に密度を乗じて質量流量(kg/h)へ換算する手順と、1時間あたりの熱量(kJ/h)を 3,600 で除して kW に換算する単位変換を確実に行うことがポイントです。
全熱の比エンタルピー差を用いると顕熱と潜熱を合わせた外気負荷が一度に求められます。
関連キーワード: 外気負荷・外気処理・比エンタルピー・質量流量・全熱
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