建築物環境衛生管理技術者 空気環境の調整 練習問題 第52問: ある蒸気圧縮冷凍サイクルにおいて、各点の比エンタルピーが次のとおりであった。圧縮機入口(蒸発器出口)400 kJ/kg、圧縮機出口(凝縮器入口)430 kJ/k
空気環境の調整
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第52問
ある蒸気圧縮冷凍サイクルにおいて、各点の比エンタルピーが次のとおりであった。圧縮機入口(蒸発器出口)400 kJ/kg、圧縮機出口(凝縮器入口)430 kJ/kg、凝縮器出口(膨張弁入口)240 kJ/kg。このサイクルの冷房(冷凍)運転時の理論成績係数(COP)として、最も近いものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 2. 約5.3
冷房運転時の理論成績係数は、COP = 冷凍効果 ÷ 圧縮仕事 で求められます。膨張弁は等エンタルピー変化のため、蒸発器入口の比エンタルピーは膨張弁入口と等しく240 kJ/kgです。
冷凍効果 = 蒸発器出口 − 蒸発器入口 = 400 − 240 = 160 kJ/kg、圧縮仕事 = 圧縮機出口 − 圧縮機入口 = 430 − 400 = 30 kJ/kg なので、COP = 160 ÷ 30 ≈ 5.3 となり、選択肢2が正解です。約6.3は、凝縮器の放熱量(430 − 240 = 190 kJ/kg)を分子に用いて計算した値であり、これは同じサイクルを暖房(ヒートポンプ)運転したときの成績係数に相当します(暖房COP = 冷房COP + 1 の関係も確認できます)。
冷凍効果は「蒸発器出入口の比エンタルピー差」であって凝縮器の放熱量ではない点、また分母は圧縮仕事である点を正確に区別することが計算のポイントです。
関連キーワード: 成績係数・COP・冷凍効果・圧縮仕事・モリエル線図
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