建築物環境衛生管理技術者 空気環境の調整 練習問題 第30問: 建築物の省エネルギーに関連する空調システムの評価指標と技術に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
建築物の省エネルギーに関連する空調システムの評価指標と技術に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 4. 高効率ヒートポンプ導入によるCOP向上は、設計一次エネルギー消費量の削減効果が大きいが、BEI値の改善には影響しない
BEI(Building Energy Index)は設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量で算出されます。ヒートポンプのCOP向上は設備の消費エネルギーを削減するため、設計一次エネルギー消費量が減少し、BEI値の改善(低下)に直接寄与します。
「BEI値の改善には影響しない」という記述は誤りです。建築物省エネ法(建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律)は、床面積の合計が10 m² 以下のものなどを除き、建築物の建築をするときに省エネ基準への適合を義務付けています(法第10条第1項・施行令第3条、選択肢5は正しい)。
PAL*(年間熱負荷係数)は、屋内周囲空間の年間熱負荷をその床面積の合計で除した値で、値が小さいほど外皮の断熱・遮熱性能が高く省エネです(選択肢1は正しい)。エネルギー消費性能の評価の対象となる建築設備は、空気調和設備その他の機械換気設備、照明設備、給湯設備及び昇降機です(施行令第1条、選択肢2は正しい)。
一次エネルギー消費量の基準は、設計一次エネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量を超えないことを求めるので、BEIが1.0以下であれば適合です(選択肢3は正しい)。機器のCOPが上がると設計一次エネルギー消費量が減り、BEIは小さくなります。
根拠・参照資料: 建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律第2条第1項第2号、第10条第1項
関連キーワード: BEI・PAL*・省エネ基準・建築物省エネ法・一次エネルギー消費量
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