現場系国家資格に特化した映像通信講座
- 消防設備士・危険物・ボイラー・冷凍機械・電気工事士・ビル管に対応
- 配線・配管・機器構造を映像で解説
- 現場系の国家資格に特化した映像講座
全 246 問・解説・間違えた問題の解き直しは登録不要・無料。模試・「今日の復習」などは Premium (月480円)全 246 問に加えて、「今日の復習」・本番形式の模試・記録の全科目の正答率・広告非表示をご利用中です
燃焼の三要素(可燃物・酸素供給源・点火源)のうち、酸素供給源としてはたらくことのない物質はどれか。
正解: 4. 酸化プロピレン
解説: 酸素供給源には、空気のほか、加熱などで酸素を出して他の物質の燃焼を助ける酸化性の物質や、分子内に酸素を含んで自ら燃焼を続けられる物質がある。酸化プロピレンは名前に「酸化」とあるが、消防法では第4類の引火性液体(特殊引火物)に当たり、燃焼には空気中の酸素を必要とする可燃物で、酸素供…
根拠・参照資料: 消防法別表第一
関連キーワード: 燃焼の三要素・酸素供給源・可燃物・酸化性
引火点の説明として、正しいものはどれか。
正解: 5. 可燃性液体が、空気と混合して点火源により引火するのに十分な濃度の蒸気を液面上に発生させる最低の液温
解説: 引火点とは、可燃性液体の液面上に点火源(炎・火花)を近づけたとき、瞬間的に引火する(蒸気に着火する)のに十分な濃度の蒸気を発生させる最低の液温のことです。引火点が低いほど引火の危険性が高くなります。選択肢2は、燃えるのは液面上の蒸気であって液体自体ではなく、また「燃え始める(燃焼…
関連キーワード: 引火点・蒸気濃度・可燃性液体
可燃性物質の発火点や自然発火について述べたもののうち、正しいものはどれか。
正解: 4. 同じ物質の発火点でも、試料の形や量、測定に用いる装置や方法などが違えば、かなり違った値が得られる。
解説: 発火点は、物質を空気中で加熱したとき、炎や火花などの点火源がなくても自ら燃え出す最低の温度をいう。その値は物質に固有の定数ではなく、試料の形状や量、加熱のしかたなど測定の条件によって大きく変わる(4が正しい。理科年表も発火点の表の値について、試料の形状と測定法で大きく異なると注記…
関連キーワード: 発火点・自然発火・引火点・点火源
次の消火のうち、燃焼の連鎖反応を断つ抑制(負触媒)作用が、主な消火作用の一つとしてはたらくものはどれか。
正解: 4. 強化液消火剤を霧状にして、油の火災に放射したとき
解説: 抑制作用は、燃焼の連鎖反応を負触媒のはたらきで断つ作用である。強化液消火剤(炭酸カリウムなどアルカリ金属塩類の水溶液)は、普通火災では主に水の冷却作用で消火するが、霧状にして油火災に放射すると、アルカリ金属のイオンが燃焼の連鎖反応を抑える負触媒作用を示す(4が正しい)。1の二酸化…
関連キーワード: 抑制作用・連鎖反応・負触媒・窒息作用・冷却作用
物体どうしの接触と分離によって生じる静電気の量と、その条件との関係について述べたもののうち、正しいものはどれか。
正解: 5. 同じ物体どうしの接触と分離を繰り返すと、一般に、1回ごとに生じる静電気の量はしだいに小さくなる。
解説: 接触と分離による帯電の量は、物体の種類のほか、不純物の有無、表面の状態、それまでの帯電の経過、接触面積と接触圧力、引き離す速さによって変わる(労働安全衛生総合研究所「静電気安全指針2007」3.3.1)。同じ物体どうしでは、最初のころの接触と分離で最も多く発生し、回数を重ねるにつ…
関連キーワード: 静電気・帯電・接触面積・不純物
可燃性の固体の燃焼のしかたと、その例となる物質について述べたもののうち、誤っているものはどれか。
正解: 2. 硫黄は、加熱されると熱分解して可燃性ガスを生じ、そのガスが燃える分解燃焼をする。
解説: 硫黄は単体の元素で、熱分解して可燃性ガスを生じることはない。加熱されると融けて蒸発し、その蒸気が燃える蒸発燃焼をする(2が誤り)。木炭は熱分解や蒸発をほとんど起こさず、固体の表面が赤熱して酸素と反応する表面燃焼をする(1は正しい)。ナフタレンは融解や昇華によって生じた蒸気が燃える…
関連キーワード: 表面燃焼・分解燃焼・蒸発燃焼・コークス
消火器で消火するときの、普通火災・油火災・電気火災の区分と、消火剤の種類や放射のしかたによる適応について述べたもののうち、正しいものはどれか。
正解: 5. 水を霧状に放射する消火器は、水の流れが途切れて感電のおそれが小さく、電気火災にも使用できる。
解説: 危険物の規制に関する政令別表第五では、霧状の水を放射する消火器は建築物その他の工作物(普通火災)と電気設備の火災に適応するとされている。水を細かい霧にして放射すると水の流れが途切れ、感電のおそれが小さくなる(5が正しい)。1の強化液は炭酸カリウムなどの水溶液で電気を通すため、棒状…
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令別表第五
関連キーワード: 普通火災・油火災・電気火災・霧状
燃焼範囲(爆発限界)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 燃焼範囲が広い物質ほど引火の危険性が高い
解説: 燃焼範囲(爆発範囲・爆発限界)とは、可燃性蒸気と空気の混合気体が点火源によって燃焼(爆発)する蒸気濃度の範囲のことです。燃焼範囲が広い物質ほど、様々な濃度で引火・爆発する危険性があります。燃焼下限界(LEL)より低い濃度は「希薄すぎて燃焼しない」状態です(選択肢1は誤り)。燃焼上…
関連キーワード: 燃焼範囲・爆発限界・燃焼下限界・燃焼上限界・引火危険性
工場や家庭で見られる次の変化のうち、化学変化にあたるものはどれか。
正解: 4. 生石灰に水をかけると、熱を出しながら消石灰に変わる。
解説: 化学変化は、変化の前後で物質そのものが別の物質に変わる変化である。生石灰(酸化カルシウム)に水を加えると、CaO+H₂O→Ca(OH)₂ のように水と化合して消石灰(水酸化カルシウム)という別の物質になり、このとき多量の熱を出す(4が正しい)。1の原油からガソリンや灯油を取り出す…
関連キーワード: 化学変化・物理変化・分留・昇華
酸化剤・還元剤と、酸化・還元の反応について述べたもののうち、誤っているものはどれか。
正解: 5. 物質が水素と結びつく変化は、その物質が酸化される変化である。
解説: 物質が水素と結びつく変化は、その物質が還元される変化である(5が誤り)。酸化は酸素と結びつく・水素を失う・電子を失う変化で、還元はその逆の変化である(4は正しい)。酸化剤は相手を酸化して自身は還元され、還元剤は相手を還元して自身は酸化される(1は正しい)。酸化銅(Ⅱ)と水素を加熱…
関連キーワード: 酸化剤・還元剤・過酸化水素・電子
次の気体のうち、同じ温度・圧力の空気より軽い(蒸気比重が1より小さい)ものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12、O=16とし、空気の平均分子量は29とする。
正解: 4. アセチレン(C₂H₂)
解説: 気体の蒸気比重は、その気体の分子量を空気の平均分子量29で割った値で、1より小さければ同じ温度・圧力の空気より軽い。分子量は、ジメチルエーテル(C₂H₆O)が46、ホルムアルデヒド(HCHO)が30、酸化エチレン(C₂H₄O)が44、アセチレン(C₂H₂)が12×2+1×2=26…
関連キーワード: 蒸気比重・分子量・空気の平均分子量
熱の伝わり方(伝導・対流・放射)や熱の伝わりやすさにかかわる現象について述べたもののうち、正しいものはどれか。
正解: 4. 常温の水を水面の側からだけ温めると、温まった水は密度が小さく上にとどまり、対流はほとんど起こらない。
解説: 水は温まると膨張して密度が小さくなる。下から加熱すると温まった水が上昇して対流が起こるが、水面の側から加熱すると温まった水は上にとどまって対流はほとんど起こらず、熱は主に伝導によってゆっくり下へ伝わる(4が正しい)。1の金属と木は同じ室温なら温度は同じで、金属が冷たく感じるのは熱…
関連キーワード: 対流・伝導・放射・熱伝導率・密度
消火剤と主な消火原理の組み合わせとして、すべて正しいものはどれか。
正解: 2. 水 — 冷却消火、ハロゲン化物 — 抑制(負触媒)消火、粉末 — 抑制消火
解説: 各消火剤の主な消火原理は次のとおりです。水は主に冷却消火(熱を吸収して燃焼温度を下げる)です。ハロゲン化物(ハロン)は燃焼の連鎖反応を断ち切る抑制(負触媒)消火が主な原理です。粉末消火剤(ABC粉末など)も抑制(負触媒)消火が主な原理で、一部に窒息効果もあります。二酸化炭素は主に…
関連キーワード: 消火剤・消火原理・ハロゲン化物・粉末消火剤・抑制消火
原子・分子・元素に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 分子とは、原子が複数集まって独立した性質を示す最小単位の粒子である
解説: 分子とは、原子が化学結合によって結びついた粒子であり、その物質の化学的性質を示す最小単位です(選択肢1が正しい)。元素とは原子の種類のことであり、物質の最小単位は「原子」です(選択肢2は誤り)。原子番号は原子核内の陽子の数を示します(選択肢4は誤り;中性子数ではなく陽子数)。同位…
関連キーワード: 原子・分子・元素・原子番号・同位体
自然発火の原因となる発熱の種類と、その発熱によって自然発火を起こすことがある物質の組合せとして、誤っているものはどれか。
正解: 3. 分解熱 — 積み上げた石炭
解説: 積み上げた石炭が自然発火するのは、石炭が空気中の酸素とゆっくり反応して生じる酸化熱が内部にたまるためで、分解熱によるものではない(3が誤り)。乾性油は空気中で酸化しやすく、布などにしみ込んで空気と触れる面が広がると酸化熱がたまる(1は正しい)。積み重ねた干し草は、微生物のはたらき…
関連キーワード: 自然発火・酸化熱・分解熱・吸着熱・発酵熱
有機化合物と無機化合物の性質や分類について述べたもののうち、正しいものはどれか。
正解: 2. 二酸化炭素は炭素を含むが、無機化合物に分類される。
解説: 炭素を含む化合物を有機化合物というが、一酸化炭素・二酸化炭素や、炭酸カルシウムなどの炭酸塩は、慣例として無機化合物に分類される(2が正しい)。有機化合物は分子からなるものが多く、一般に塩類などの無機化合物より融点・沸点が低い(1は誤り)。水に溶けにくく、アルコールやエーテルなどの…
関連キーワード: 有機化合物・無機化合物・非電解質・有機溶媒
燃焼の四要素(可燃物・酸素供給源・点火源・燃焼の連鎖反応)のどれを取り除くかによって分けた消火の方法について述べたもののうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 抑制消火は燃焼の連鎖反応を断つ方法で、消火剤から生じたイオンなどが負触媒としてはたらき、反応の連鎖を止める。
解説: 抑制消火は、燃焼の連鎖反応にかかわる活性な成分のはたらきを、消火剤から生じたイオンなどの負触媒作用で抑えて燃焼を止める方法である(3が正しい)。1は逆で、水は比熱と蒸発熱が大きく、少ない量でも多くの熱を奪えるので冷却消火に適している。2の二酸化炭素は空気より重く(蒸気比重約1.5…
関連キーワード: 冷却消火・窒息消火・抑制消火・除去消火・負触媒
可燃性液体の液温と、引火点・沸点・発火点との関係について述べたもののうち、正しいものはどれか。
正解: 3. 液温が引火点より低くても、液体が霧状になって空気中に浮かぶと、点火源で燃焼することがある。
解説: 液温が引火点より低いと液面付近の蒸気は燃焼範囲の下限値に達しないが、液体が細かい霧(ミスト)になって空気中に浮かぶと、引火点より低い液温でも点火源によって燃焼することがある。労働安全衛生総合研究所も、灯油のような引火点の高い液体がミストの状態では常温で着火することを示している(3…
関連キーワード: 引火点・発火点・沸点・燃焼範囲
純物質と混合物の区別と、その沸騰のしかたに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 水とエタノールを特定の割合で含む液は、圧力が一定なら一定の温度で沸騰するが、混合物である
解説: 水とエタノールが特定の割合で混ざった液(共沸混合物)は、圧力が一定なら発生する蒸気と液の組成が同じになり、一定の温度で沸騰し続ける。それでも2種類の物質からなる混合物である(5が正しい)。氷と水は状態が違うだけで同じH2Oなので、氷水は純物質である(1は誤り)。食塩水は水が蒸発し…
関連キーワード: 純物質・混合物・沸点・共沸混合物・水溶液
酸・塩基の強さと水溶液のpHに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. pH2の塩酸を純水で100倍に薄めると、得られた水溶液のpHはおよそ4になる
解説: pHは水素イオン濃度の常用対数に負号を付けた値で、水素イオン濃度が10分の1になるごとにpHは1大きくなる。pH2の塩酸(水素イオン濃度0.01mol/L)を100倍に薄めると水素イオン濃度は0.0001mol/Lとなり、pHはおよそ4になる(2が正しい)。酸の強弱は濃度ではなく…
関連キーワード: pH・水素イオン濃度・電離度・弱酸・塩基性
プロパン(C3H8)1molを完全燃焼させるのに必要な酸素(O2)の物質量として、正しいものはどれか。
正解: 4. 5mol
解説: 炭化水素が完全燃焼すると、炭素は二酸化炭素に、水素は水になる。プロパンの反応式はC3H8+5O2→3CO2+4H2Oで、炭素3原子を3CO2にするのにO2が3mol、水素8原子を4H2Oにするのに酸素原子4個分のO2が2mol要るので、合わせて5molとなる(4が正しい)。10m…
関連キーワード: 完全燃焼・プロパン・物質量・反応式・炭化水素
物質量(mol)と、気体の体積や粒子の数・質量との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 0℃・1気圧のもとでは、水素1molと二酸化炭素1molの気体は、ほぼ同じ体積を占める
解説: 同じ温度・圧力のもとでは、気体の種類が違っても同じ物質量の気体はほぼ同じ体積を占め、0℃・1気圧では1molが約22.4Lとなる(2が正しい)。水は0℃・1気圧では気体ではなく、1mol(18g)の体積は20mL程度にすぎない(3は誤り)。O2分子1個には酸素原子が2個含まれるの…
関連キーワード: 物質量・アボガドロ数・モル質量・体積
金属のイオン化傾向について、正しい記述はどれか。
正解: 2. イオン化傾向が大きい金属ほど、酸化されやすく反応性が高い
解説: イオン化傾向(電気化学的活性の順序)が大きい金属ほど、電子を失って陽イオンになりやすく、酸化されやすく(腐食しやすく)反応性が高い性質があります(選択肢2が正しい)。イオン化傾向の大小は危険物取扱において重要で、リチウム(Li)>カリウム(K)>カルシウム(Ca)>ナトリウム(N…
関連キーワード: イオン化傾向・金属の反応性・酸化されやすさ・腐食
液体の蒸気圧に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 蒸気圧が大きい液体ほど蒸発しやすく、引火点が低い傾向がある
解説: 蒸気圧とは、液体が気化(蒸発)しようとする圧力であり、温度が高いほど蒸気圧は大きくなります(選択肢5は逆で誤り)。蒸気圧が大きい液体ほど蒸発しやすく、液面上の蒸気濃度が高くなるため引火点が低くなる傾向があります(選択肢4が正しい)。液体の沸点は蒸気圧が大気圧(外圧)と等しくなった…
関連キーワード: 蒸気圧・引火点・蒸発しやすさ・沸点
ボイル・シャルルの法則に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 気体の体積は圧力が一定であれば絶対温度に比例して変化する(シャルルの法則)
解説: シャルルの法則は「圧力が一定のとき、気体の体積は絶対温度(K:ケルビン)に比例する」というものです(選択肢3が正しい)。ボイルの法則は「温度が一定のとき、気体の体積は圧力に反比例する(圧力が増すと体積は減少する)」です(選択肢5は「比例」としており誤り)。ボイルの法則により圧力が…
関連キーワード: ボイルの法則・シャルルの法則・気体の体積・絶対温度
帯電列(摩擦帯電列)と静電気に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 帯電列で離れた位置にある物質どうしを摩擦すると、多くの静電気が発生しやすい
解説: 帯電列(摩擦帯電列)とは、物質を摩擦した際に正(+)または負(-)に帯電する傾向の順序を示したものです。帯電列で離れた位置にある物質どうしを摩擦したとき、より大きな帯電(静電気の発生)が起こりやすい性質があります(選択肢1が正しい)。融点の順序ではありません(選択肢2は誤り)。同…
関連キーワード: 帯電列・摩擦帯電・静電気発生・離れた位置
接地(アース)やボンディングによる静電気の対策に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 接地したタンクでも、中に入れたガソリンにたまった電荷はすぐには失われない
解説: 接地は導体にたまった電荷を大地へ逃がして蓄積を防ぐ方法である。ガソリンのように電気を通しにくい液体では、液体の中の電荷が移動しにくいため、タンクを接地していても電荷はすぐには失われない。このため注入の後は静置時間をとり、その間は検尺や試料の採取をしない(1が正しい)。接地は発生し…
関連キーワード: 接地・ボンディング・静置時間・絶縁体・帯電
化学反応の速さに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 可逆反応が平衡状態にあるとき、正反応と逆反応は同じ速さで進んでいる
解説: 可逆反応が平衡状態にあるときも反応は止まっておらず、正反応と逆反応が同じ速さで進むため、見かけ上は変化が起きていないように見える(5が正しい)。温度を上げると反応が速くなるのは、活性化エネルギー以上のエネルギーをもつ分子の割合が増えるためで、活性化エネルギーそのものは変わらない(…
関連キーワード: 活性化エネルギー・可逆反応・平衡状態・濃度
触媒の働きと、触媒を用いた反応に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 触媒を加えて反応が速くなっても、その反応で出入りする反応熱の大きさは変わらない
解説: 触媒は活性化エネルギーの小さい別の経路で反応を進めるが、反応物と生成物のもつエネルギーは変わらないので、反応熱の大きさは変わらない(2が正しい)。触媒は平衡に達するまでの時間を短くするが、平衡そのものは移動させず、平衡時の生成物の量は変わらない(1は誤り)。過酸化水素の分解(2H…
関連キーワード: 触媒・反応熱・活性化エネルギー・平衡・過酸化水素
中和反応とpHに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 塩酸と水酸化ナトリウムを等モルで混合すると中和が起こり、塩化ナトリウムと水が生成される
解説: 酸(HCl)と塩基(NaOH)が反応する中和反応では、塩(えん)と水が生成されます。HCl + NaOH → NaCl + H2O がその例です(選択肢4が正しい)。酸性水溶液のpHは7未満、アルカリ性はpH7超です(選択肢1は逆で誤り)。中和反応は一般的に発熱反応(熱を放出)で…
関連キーワード: 中和反応・pH・酸性・アルカリ性・塩酸・水酸化ナトリウム
反応熱と、発熱反応・吸熱反応の例に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 窒素と酸素が高温で化合して一酸化窒素を生じる反応は、周囲から熱を吸収する吸熱反応である
解説: 窒素と酸素から一酸化窒素ができる反応(N2+O2→2NO)は、熱を吸収する吸熱反応である(3が正しい)。窒素は高温で酸素と化合しても熱を吸収するので、この反応は燃焼には当たらない。水酸化ナトリウムの固体は水に溶けるときに発熱する(1は誤り)。酸と塩基の中和反応は熱を放出する発熱反…
関連キーワード: 反応熱・発熱反応・吸熱反応・ヘスの法則・中和反応
溶解度と水溶液の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 水酸化カルシウムの水への溶解度は、温度が高いほど小さい
解説: 水酸化カルシウムは、多くの固体と異なり、水温が高いほど溶解度が小さくなる(3が正しい)。溶解度はある温度で一定量の溶媒に溶ける溶質の最大量で、かき混ぜると溶ける速さは上がるが溶解度そのものは変わらない(1は誤り)。溶解度の小さい気体では、一定量の溶媒に溶ける質量はその気体の圧力に…
関連キーワード: 溶解度・水酸化カルシウム・ヘンリーの法則・質量パーセント濃度・非電解質
比熱と、物質による温まりやすさの違いに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 液体の状態の水の比熱は、同じ物質である固体の氷の比熱よりも大きい
解説: 比熱は物質1gの温度を1K上げるのに必要な熱量である。0℃付近の水の比熱は約4.2J/(g・K)、氷は約2.1J/(g・K)で、同じH2Oでも液体の水のほうが大きい(2が正しい)。比熱は1gあたりの値で量によらず、量に比例するのは熱容量である(1は誤り)。比熱の大きい物質ほど、同…
関連キーワード: 比熱・熱容量・熱伝導率・熱量
不完全燃焼で生じる一酸化炭素とすすに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 一酸化炭素は可燃性の気体であり、その燃焼範囲はガソリンの蒸気の燃焼範囲より広い
解説: 一酸化炭素は極めて可燃性の高い気体で、燃焼範囲は12.5〜74.2vol%と、ガソリンの蒸気(1.4〜7.6vol%)より広い。燃焼すると二酸化炭素になる(1が正しい)。一酸化炭素の蒸気密度は0.97で、空気よりわずかに軽い(2は誤り)。すすは、酸素と化合しきれずに残った炭素の微…
関連キーワード: 一酸化炭素・不完全燃焼・燃焼範囲・ヘモグロビン・蒸気密度
静電気の火花で可燃性の気体に火がつく条件に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 最小着火エネルギーは、混合気の圧力が高いほど小さくなる
解説: 可燃性の混合気に着火させるのに必要な最小の放電エネルギーを最小着火エネルギーといい、混合気の圧力が低くなるほど大きく、高いほど小さくなる(1が正しい)。混合気の濃度が燃焼範囲の外にあれば、上限界を超えて濃い場合も含めて、放電のエネルギーがどれほど大きくても着火しない(2と4は誤り…
関連キーワード: 最小着火エネルギー・燃焼範囲・放電・混合気
メタン(CH4)16グラムを完全燃焼させるのに必要な酸素の質量として、正しいものはどれか。ただし原子量はC=12、H=1、O=16とする。
正解: 3. 64グラム
解説: メタンの完全燃焼反応式は「CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O」です。CH4の分子量は12+4×1=16 g/molなので、16グラムのCH4は1モルです。反応式より、CH4 1モルの燃焼に O2 2モルが必要です。O2の分子量は2×16=32 g/molなので、必要な酸…
関連キーワード: 燃焼反応式・モル計算・酸素の量・量論計算・メタン燃焼
粉末消火剤の種類と、その消火の作用に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 炭酸水素ナトリウムを主成分とする粉末消火剤は、普通火災には適応しない
解説: 炭酸水素ナトリウムを主成分とする粉末は、油火災と電気火災に適応するが、木材などの普通火災には適応しない。危険物の規制に関する政令別表第五でも、炭酸水素塩類等を使用する消火粉末は「建築物その他の工作物」の欄に適応の印がない(1が正しい)。粉末消火剤の主な作用は燃焼の連鎖反応を断つ抑…
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令 別表第五
関連キーワード: 粉末消火剤・炭酸水素ナトリウム・りん酸アンモニウム・抑制作用・普通火災
気体の状態方程式(PV=nRT)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. PV=nRTにおいて、Tは絶対温度(K)を使用しなければならない
解説: 気体の状態方程式PV=nRTにおいて、P=圧力、V=体積、n=物質量(モル数)、R=気体定数(8.314 J/mol・K)、T=絶対温度(K:ケルビン)です。温度は必ず絶対温度(K)を使用しなければなりません(選択肢1が正しい)。Pは圧力、Vは体積です(選択肢5は誤り)。この式は…
関連キーワード: 気体の状態方程式・PV=nRT・絶対温度・気体定数・理想気体
可燃性蒸気と空気の混合気の燃焼による爆発(爆燃と爆轟)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 爆轟では衝撃波が超音速で伝播し、爆燃より破壊力が大きい
解説: 爆燃(deflagration)は音速以下で燃焼波が伝播する現象であり、爆轟(デトネーション detonation)は超音速の衝撃波を伴って伝播する現象です。爆轟は爆燃より伝播速度が速く(選択肢5は逆で誤り)、衝撃波による破壊力が非常に大きいです(選択肢1が正しい)。爆轟は可燃性…
関連キーワード: 爆燃・爆轟・デトネーション・衝撃波・燃焼伝播
二酸化炭素(CO2)消火剤の特性として、正しいものはどれか。
正解: 1. 二酸化炭素消火剤は電気を通さないため、電気火災(C火災)にも使用できる
解説: 二酸化炭素(CO2)消火剤は電気を通さない(不導体・絶縁体)ため、感電の危険がある電気設備の火災(C火災)にも安全に使用できます(選択肢1が正しい)。CO2の主な消火原理は窒息消火(酸素濃度を下げる)であり、冷却効果は水より大幅に低いです(選択肢5は誤り)。水溶性危険物の火災に対…
関連キーワード: 二酸化炭素消火剤・窒息消火・電気火災・C火災・不導体
静電気による災害を防ぐための作業方法や作業環境に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 相対湿度を高くしても、床材や靴底が吸湿性に乏しい合成樹脂製だと、人体の帯電を防ぐ効果は小さい
解説: 加湿は吸湿性のある物質の表面に水分を付着させて電荷を逃がしやすくするが、床材や靴底が吸湿性に乏しい合成樹脂製では効果が期待できず、人体の漏えい抵抗を下げる対策が要る(4が正しい)。配管内の流速が速いほど静電気の発生量は増えるので、流速を制限する(1は誤り)。人体の電荷は靴や床を通…
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令第27条第6項第4号ホ
関連キーワード: 相対湿度・合成樹脂・流速・帯電・接地
次のA〜Cの消火の操作について、それぞれの主な消火方法の組み合わせとして、正しいものはどれか。 A:ろうそくの炎に息を強く吹きかけて消す B:燃えている物に乾燥砂をかけて覆う C:燃えている木材に棒状の水をかける
正解: 3. A-除去消火、B-窒息消火、C-冷却消火
解説: 燃焼の3要素(可燃物・酸素供給源・点火源(熱))のどれを取り除くかによって、消火は除去消火・窒息消火・冷却消火に分けられます。Aのろうそくを吹き消す操作は、炎のもとになっている可燃性の蒸気(気化したろう)を息で吹き飛ばし、芯の周りから取り除く除去消火です。息で炎が冷やされるので冷…
関連キーワード: 燃焼の3要素・除去消火・窒息消火・冷却消火
次の液体を、それぞれ同じ体積の水が入った容器に静かに注ぎ、よくかき混ぜてから静置した。水と混ざり合わずに2層に分かれ、注いだ液体が下の層になるものはどれか。
正解: 3. 二硫化炭素
解説: 注いだ液体が水の下の層になるには、水にほとんど溶けないことと、液比重が1より大きいことの両方が必要です。液比重は、4℃の水を1としたときの液体の密度の比です。二硫化炭素は比重が約1.26で、水への溶解度は25℃で約2 g/Lとわずかなため、水の下に沈んで2層に分かれます(3が正し…
関連キーワード: 液比重・溶解度・混和・2層
ボイルの法則に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 温度が一定のとき、気体の体積は圧力に反比例する(圧力が2倍になると体積は1/2になる)
解説: ボイルの法則は「温度が一定のとき、一定量の気体の体積は圧力に反比例する」という法則です。つまり圧力が2倍になると体積は1/2になります(PV=一定)(選択肢3が正しい)。「比例して増加」(選択肢1)とするのは誤りで、正しくは「反比例する(圧力が増えると体積は減る)」です。選択肢2…
関連キーワード: ボイルの法則・体積と圧力・反比例・PV=一定
可燃性蒸気の燃焼下限値に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 燃焼下限値が低い物質ほど、少ない量の蒸気で燃焼範囲に入る。
解説: 燃焼下限値は、可燃性蒸気と空気の混合気が点火源によって燃焼できる最低の蒸気濃度で、混合気全体の体積に対する蒸気の体積の割合(vol%)で表します。下限値が低い物質ほど、空気に混じる蒸気が少なくても燃焼範囲に入るので、引火の危険が大きくなります(1が正しい)。質量の百分率では表しま…
関連キーワード: 燃焼下限値・燃焼範囲・混合気・燃焼上限値
物質の混合による発火(混合危険)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 第4類危険物(引火性液体)に酸化性固体(第1類)を混合すると、反応熱により発火する危険性がある
解説: 混合危険(混触危険)とは、2種類の物質を混合した際に発熱・発火・爆発等の危険な反応が起こる現象です。第4類危険物(引火性液体)に第1類危険物(酸化性固体)を混合すると、酸化剤と可燃物が接触して反応熱を生じ、発火・爆発する危険性があります(選択肢1が正しい)。ナトリウムは灯油中に保…
関連キーワード: 混合危険・混触危険・第1類と第4類・酸化性固体・発火
鉄鋼の腐食と、その防止に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 鋼製の配管がコンクリートの中から土壌の中へ通り抜けている場合、土壌の中の部分が腐食しやすい。
解説: 異なる環境にまたがって埋設された鋼管では、環境ごとの電位の差によって大きな腐食電池(マクロセル)ができます。強いアルカリ性のコンクリートの中の鋼管は電位が高くカソードとなり、土壌の中の鋼管がアノードとなって腐食するので、1が正しい記述です。鉄よりイオン化傾向の小さい銅をつなぐと、…
関連キーワード: 腐食・マクロセル・迷走電流・イオン化傾向・不動態
耐圧容器に入れて長期間貯蔵していた液化シアン化水素が、外から加熱していないのに自然に発熱し、容器の破裂に至ることがある。この自然発熱の主な原因として、正しいものはどれか。
正解: 2. 小さな分子が次々に結びついて生じる重合熱
解説: 自然発火・自然発熱は、物質が常温の空気中などで少しずつ発熱し、その熱が逃げずにたまって温度が上がる現象で、発熱の原因によって分けられます。液化シアン化水素は、微量の水分やアルカリ分が触媒としてはたらいて重合反応が進み、その重合熱で自然発熱を起こします(2が正しい)。発熱で温度が上…
関連キーワード: 自然発火・液化シアン化水素・重合熱・安定剤
エタノール(C2H5OH)30グラムが完全燃焼するとき生成する水(H2O)の質量として最も近いものはどれか。ただし原子量はH=1、C=12、O=16とする。
正解: 1. 36グラム
解説: エタノールの完全燃焼反応式は「C2H5OH + 3O2 → 2CO2 + 3H2O」です。エタノールのモル質量は2×12+6×1+16=46 g/molなので、30gは30÷46≒0.652モルです。反応式よりエタノール1モルから水3モルが生成されるので、生成される水は0.652…
関連キーワード: エタノール完全燃焼・モル計算・生成物の質量・量論計算
酸化数の変化に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 単体の原子の酸化数はすべて0である
解説: 酸化数は元素の酸化の程度を表す数値です。単体(Fe・O2・H2等)の原子の酸化数はすべて0です(選択肢5が正しい)。酸化とは酸化数が増加することであり、還元とは酸化数が減少することです(選択肢1は逆で誤り)。化合物中の酸素原子の酸化数は通常-2です(過酸化物等では例外あり)(選択…
関連キーワード: 酸化数・酸化と還元・単体の酸化数0・酸素の酸化数
蒸気比重(気体の比重)の計算方法として、正しいものはどれか。
正解: 5. 蒸気比重 = 物質の分子量 ÷ 空気の平均分子量(約29)
解説: 蒸気比重(気体の比重)は、気体の密度を空気の密度を基準(1)として比較した値です。空気の平均分子量は約29(窒素28と酸素32が約4:1で混合)であるため、「蒸気比重 ≈ 物質の分子量 ÷ 29」で近似計算できます(選択肢5が正しい)。例えばガソリンの主成分オクタン(C8H18、…
関連キーワード: 蒸気比重・分子量÷29・空気の平均分子量・計算方法
熱の伝わり方(伝導・対流・放射)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 魔法瓶の内側の壁を鏡のような銀色の面にしてあるのは、主に放射による熱の出入りを少なくするためである。
解説: 魔法瓶は、二重の壁の間を真空にして伝導と対流による熱の移動を防ぎ、壁の面を銀色の鏡面にして放射による熱の出入りを減らしています(4が正しい)。日なたで黒い布が温まりやすいのは、黒い面が太陽からの放射(電磁波)をよく吸収するためで、熱伝導率の違いによるものではありません(1は誤り)…
関連キーワード: 伝導・対流・放射・熱伝導率
固体や液体の可燃物の燃えやすさに関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 3. 熱伝導率の大きい物質ほど、加えられた熱がすばやく全体に行き渡るので、燃えやすい。
解説: 可燃物の燃えやすさは、酸化されやすさ、空気(酸素)と触れる面積、発熱量、熱伝導率、周囲の温度、可燃性蒸気の発生しやすさなどで決まります。熱伝導率の大きい物質は、加えられた熱が周囲へすばやく逃げて、熱を受けた部分の温度が上がりにくいので、燃えにくくなります。燃えやすいのは熱伝導率の…
関連キーワード: 燃えやすさ・熱伝導率・発熱量・鉄粉
物質の状態変化と、それに伴う現象に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 結晶が結晶水を失って粉末状になる現象を風解という。
解説: 結晶水を含む結晶(炭酸ナトリウム十水和物など)が、空気中で結晶水を失って粉末状になる現象を風解といいます(4が正しい)。固体が空気中の水分を吸収し、その水に溶けていく現象は潮解で、融解は固体が加熱されて液体になる変化です(1は誤り)。液体の内部からも盛んに気化が起こる現象は沸騰で…
関連キーワード: 状態変化・潮解・沸騰・凝縮・飽和蒸気圧
潜熱と顕熱に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 潜熱とは、物質の状態変化のみに使われる熱であり、潜熱が出入りしている間は物質の温度は変化しない
解説: 潜熱とは、融解・気化などの状態変化のみに使われる熱のことで、潜熱が出入りしている間は温度が変化しません(選択肢3が正しい)。例えば水が100℃で沸騰している間、加えた熱は蒸発(状態変化)に使われるため、水の温度は100℃のまま一定です。顕熱とは状態変化を伴わずに物質の温度を変化さ…
関連キーワード: 潜熱・顕熱・蒸発熱・融解熱・冷却消火
ある導体に100Vの電圧を加えたところ、2Aの電流が流れた。この導体の電気抵抗として、正しいものはどれか。
正解: 4. 50Ω
解説: オームの法則は「電圧V=電流I×抵抗R」で表されます。この式を変形すると「抵抗R=電圧V÷電流I」となるため、R=100V÷2A=50Ωです(選択肢4が正しい)。選択肢2の0.02Ωは電流÷電圧(2÷100)と逆に計算した誤りです。選択肢1の200Ωは電圧×電流(100×2)と掛…
関連キーワード: オームの法則・電圧・電流・電気抵抗・V=IR
容器に入れた15℃の水0.80 kgを加熱して45℃にした。このとき水が吸収した熱量として、最も近いものはどれか。ただし、加えた熱はすべて水の温度上昇に使われ、水の比熱は温度によって変わらないものとする。
正解: 5. 約101 kJ
解説: 物質の温度を上げるのに必要な熱量Qは、Q=質量m×比熱c×温度差ΔTで求めます。水の比熱は約4.2 J/(g·K)で、1 gの水を1 K上げるのに約4.2 Jの熱が必要です。温度差は45℃−15℃=30 K(温度差は℃でもKでも同じ値)なので、Q=800 g×4.2 J/(g·K…
関連キーワード: 熱量・比熱・温度差・絶対温度
同素体の組み合わせとして、正しいものはどれか。
正解: 2. 酸素とオゾン
解説: 同素体とは、同じ1種類の元素からできている単体でありながら、原子の結びつき方が異なるために性質が異なる物質どうしのことです。酸素(O2)とオゾン(O3)はどちらも酸素元素のみからなる単体で、性質が異なるため同素体です(選択肢2が正しい)。ほかに黒鉛とダイヤモンド(炭素)、黄リンと…
関連キーワード: 同素体・酸素とオゾン・単体・同位体との違い
同じ温度で比べたときの物質の熱伝導率の大小に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 水の熱伝導率は、空気の熱伝導率よりも大きい。
解説: 熱伝導率は物質の中での熱の伝わりやすさを表す値で、20℃付近では水が約0.60 W/(m·K)、空気が約0.026 W/(m·K)と、水は空気の20倍以上です(3が正しい)。同じ温度の水と空気でも、水に触れたほうが冷たく感じるのはこのためです。灯油は約0.15 W/(m·K)で、…
関連キーワード: 熱伝導率・灯油・ステンレス鋼・氷
酸素の性質と、燃焼や消火における酸素の関わりに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 酸素の分子量は約32で、酸素の気体は空気よりわずかに重い。
解説: 酸素の分子量は約32で、空気の平均分子量(約29)より大きいので、酸素の気体は空気よりわずかに重い(2が正しい)。酸素は自らは燃えず、ほかの物質の燃焼を助ける支燃性の気体です。二酸化炭素消火剤の主な消火作用は、燃焼している場所の酸素濃度を下げる窒息作用で、冷却作用は補助的です(1…
関連キーワード: 酸素・二酸化炭素消火剤・燃焼範囲・アルゴン
化学結合に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 塩化ナトリウム(NaCl)は、陽イオンと陰イオンの間の静電気的な引力によるイオン結合で結びついている
解説: 化学結合には主にイオン結合・共有結合・金属結合があります。イオン結合は、電子の授受によって生じた陽イオンと陰イオンが静電気的な引力(クーロン力)で引き合う結合で、塩化ナトリウム(NaCl)はナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl−)のイオン結合の代表例です(選択肢5が正し…
関連キーワード: 化学結合・イオン結合・共有結合・金属結合・塩化ナトリウム
10℃のときの内容積が10,000 Lの鋼製タンクがある。タンク全体の温度が60℃に上がったとき、タンクの内容積の増加量として、最も近いものはどれか。ただし、鋼の線膨張率は1.2×10⁻⁵ K⁻¹とし、タンクはどの方向にも一様に膨張するものとする。
正解: 5. 18 L
解説: 固体の体膨張率は線膨張率のおよそ3倍です。一辺の長さが(1+αΔT)倍になると、体積は(1+αΔT)³≒1+3αΔT倍になるためです。鋼の体膨張率は3×1.2×10⁻⁵=3.6×10⁻⁵ K⁻¹、温度差は60℃−10℃=50 Kなので、内容積の増加量は10,000 L×3.6×1…
関連キーワード: 線膨張率・体膨張率・内容積・温度差
絶縁された金属製のドラム缶が帯電し、大地との間の静電容量が120 pF、電位差が15 kVになった。このドラム缶から火花放電が起こり、蓄えられていた静電エネルギーがすべて放出されたとすると、そのエネルギーの大きさとして最も近いものはどれか。
正解: 3. 13.5 mJ
解説: 帯電した物体に蓄えられる静電エネルギーEは、静電容量をC、電位差をVとすると、E=(1/2)CV²で求められます。C=120 pF=120×10⁻¹² F、V=15 kV=1.5×10⁴ Vなので、V²=2.25×10⁸ V²となり、E=(1/2)×120×10⁻¹²×2.25×…
関連キーワード: 静電エネルギー・静電容量・火花放電・電位差・接地
15℃のときの質量が1,200 kgの灯油がタンクに入っている。灯油の温度が35℃まで上がったとき、灯油の体積の増加量として最も近いものはどれか。ただし、15℃における灯油の比重は0.80、灯油の体膨張率は1.0×10⁻³ K⁻¹とし、タンクの膨張と灯油の蒸発は考えないものとする。
正解: 5. 30 L
解説: まず15℃での体積を求めます。比重0.80の灯油は、同じ体積の水の0.80倍の質量なので、1 Lあたり約0.80 kgです。したがって体積は1,200 kg÷0.80 kg/L=1,500 Lです。温度差は35℃−15℃=20 Kなので、体積の増加量=元の体積×体膨張率×温度差=…
関連キーワード: 体膨張率・比重・温度差・灯油
次の液体のうち、蒸気比重(同じ温度・圧力の空気の重さを1としたときの蒸気の重さの比)を分子量から求めると、約2.0になるものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12、O=16とする。
正解: 2. アセトン(C₃H₆O)
解説: 蒸気比重は、物質の分子量を空気の平均分子量(約29)で割って求めます。約2.0になるのは分子量がおよそ58(2.0×29)の物質で、アセトン(C₃H₆O)は12×3+1×6+16=58なので、58÷29=2.0です(2が正しい)。アセトアルデヒドは分子量44で約1.5、メチルエチ…
関連キーワード: 蒸気比重・分子量・平均分子量・原子量
0℃・1気圧のもとで、空気100 Lにメタン(CH₄)を混ぜて混合気をつくる。メタンの燃焼範囲を5.0〜15 vol%とするとき、混ぜるメタンの質量を次のようにしたもののうち、混合気が燃焼範囲に入るものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12とし、濃度は混合気全体の体積に対するメタンの体積の割合とする。
正解: 1. 4.8 g
解説: メタンの分子量は12+1×4=16です。質量を分子量で割って物質量を求め、0℃・1気圧での気体1molの体積約22.4 Lを掛けて体積に直します。4.8 gは0.30 molで6.72 L、濃度は6.72÷106.72×100≒6.3 vol%で、5.0〜15 vol%に入ります…
関連キーワード: 燃焼範囲・混合気・物質量・分子量
比熱が0.50 cal/(g・K)の液体400 gを、15℃から25℃まで温めるのに必要な熱量として、最も近いものはどれか。ただし、熱の損失はないものとする。
正解: 1. 8.4 kJ
解説: 熱量は、質量×比熱×温度差で求めます。温度差は25-15=10 K(℃の差とKの差は等しい)なので、400 g×0.50 cal/(g・K)×10 K=2,000 calです。1 calは約4.2 J(4.184 J)なので、約8,400 J=約8.4 kJとなります(1が正しい…
関連キーワード: 熱量・比熱・温度差
質量1.5 kgの水に126 kJの熱量を加えたとき、水の温度上昇として最も近いものはどれか。ただし、熱の損失と水の蒸発は考えないものとする。
正解: 4. 約20℃
解説: 温度上昇は、加えた熱量÷(質量×比熱)で求めます。水の比熱は約4.2 J/(g・K)(約1 cal/(g・K))なので、126,000 J÷(1,500 g×4.2 J/(g・K))=20 Kとなり、約20℃上昇します(4が正しい)。約30℃は質量で割らずに126÷4.2とした値…
関連キーワード: 比熱・熱量・温度上昇
メタノール(CH₄O)0.50 molを水84 gに溶かした水溶液の質量パーセント濃度として、最も近いものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12、O=16とする。
正解: 5. 16%
解説: 質量パーセント濃度は、溶質の質量÷溶液全体の質量×100で求めます。メタノールの分子量は12+1×4+16=32なので、0.50 molの質量は32×0.50=16 gです。溶液全体は16+84=100 gとなり、濃度は16÷100×100=16%です(5が正しい)。19%は分母…
関連キーワード: 質量パーセント濃度・分子量・物質量・溶液
圧力を一定に保ったまま、27℃の気体を327℃まで温めた。このときの気体の体積は、温める前の体積の約何倍になるか。
正解: 5. 約2倍
解説: 圧力が一定のとき、気体の体積は絶対温度に比例します(シャルルの法則)。絶対温度は℃の値に273を足して求めるので、27℃は300 K、327℃は600 Kです。体積は600÷300=2より約2倍になります(5が正しい)。約12倍は℃の値のまま327÷27とした値、約11倍は温度の…
関連キーワード: シャルルの法則・絶対温度・体膨張・気体
質量パーセント濃度が20%、比重が1.2の水酸化ナトリウム水溶液がある。この水溶液のモル濃度として、最も近いものはどれか。ただし、原子量はH=1、O=16、Na=23とする。
正解: 2. 約6.0 mol/L
解説: 水溶液1 L(1,000 mL)で考えます。比重が1.2なので、1 Lの質量は1,000 mL×1.2 g/mL=1,200 gで、そのうち20%の240 gが水酸化ナトリウム(NaOH、式量23+16+1=40)です。物質量は240÷40=6.0 molなので、モル濃度は約6.…
関連キーワード: 比重・モル濃度・質量パーセント濃度・式量
エタン(C₂H₆)5.0 gを完全燃焼させるのに必要な酸素の質量として、最も近いものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12、O=16とする。
正解: 3. 約19 g
解説: エタンが完全燃焼すると二酸化炭素と水ができ、化学反応式は2C₂H₆+7O₂→4CO₂+6H₂Oです。エタン1 molに酸素3.5 molが必要になります。エタンの分子量は12×2+1×6=30なので、5.0 gの物質量は5.0÷30≒0.167 molで、必要な酸素は0.167×…
関連キーワード: 完全燃焼・化学反応式・物質量・分子量
増やしてほしいと送りました
送った後に 問増えました
この科目は 72 問。足りないと感じたら
ぴよパスでは危険物取扱者 乙種第3類の問題を3カテゴリに分けています。基礎的な物理学及び基礎的な化学にはオリジナル予想問題を72問収録し、サイト内の危険物取扱者 乙種第3類全246問の約29%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには燃焼範囲・分子量・熱伝導率・物質量などがあります。本試験の情報は合格率65.1%(令和7年度)・試験時間2時間・受験料5,300円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。72問のうち4問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、危険物に関する法令・危険物の性質と消火などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
ぴよパスに収録している危険物取扱者 乙種第3類「基礎的な物理学及び基礎的な化学」のオリジナル練習問題 全72問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級21問・中級34問・上級17問の全72問構成です。うち4問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
第4類危険物の取扱では、摩擦・流動などによる静電気帯電に注意が必要です。Q26 帯電列(摩擦帯電列)と静電気に関する記述として、正しいものはどれか。 で確認する
編集部の評価 (解説・演習・法令) と対象読者を並べました。
横にスクロールして 3 冊を比較できます
![]() #1 乙種第1・2・3・5・6類 危険物取扱者試験 令和8年版 | ![]() #2 一発合格! 乙種第1・2・3・5・6類危険物取扱者試験テキスト&問題集 第2版 | ![]() #3 らくらく突破 乙種第1・2・3・5・6類 危険物取扱者 合格テキスト+問題集 改訂新版 | |
|---|---|---|---|
| 役割 | 乙1〜6類(乙4除く)を1冊で・演習に強い定番の最新版 | 性消の入口に最適な体系テキスト | 1冊完結・模擬試験6回分付きの仕上げ本 |
| Amazon評価(参考) | 4.7 (24) | 4.3 (62) | 4.0 (54) |
| 解説 | |||
| 演習 | |||
| 法令 | |||
| こんな人に | 乙4合格済で科目免除を使い乙3を含む乙種他類を一気に取りに行く受験者、および本試験形式の出題感覚を最優先で身につけたい独学者 | 化学が苦手で公論出版の問題集にいきなり入ると挫折しそうな初学者、乙3の性質・消火を物質ごとにまず体系で押さえたい受験者 | 1冊で完結させたい時間制約のある独学者、過去問書とテキスト書を行き来する余裕がなく本試験形式の模擬演習を厚めに回したい受験者 |
| Amazonで価格を見る | Amazon で見る | Amazon で見る |
公論出版
乙3の試験本番で出題されるのは『性質・消火』10問のみで、自然発火性・禁水性物質(カリウム・ナトリウム・アルキルアルミニウム・黄りん等)の細部知識がそのまま得点を左右する。公論出版例題集は本試験で実際に出た問題を網羅しており、これを潰さずに受験することは過去出題と同型の問題で失点する『取りこぼし損失』を自ら抱え込むに等しい。最新版でないと正誤訂正・新傾向反映を逃す。
赤染 元浩 監修・ナツメ社
乙3の自然発火性・禁水性物質は同じ『ナトリウム』でも乙1の塩素酸ナトリウム、乙3の金属ナトリウムで挙動が全く異なるなど混同事故が起きやすく、いきなり過去問演習に突入すると物質名と性質がリンクせず暗記が砂のように崩れる。1冊で各類を比較整理できる体系テキストを持たないことは、応用問題で『どこかで見た物質』のまま誤答する典型的失点パターンを招く。
飯島 晃良・技術評論社
本試験は60%以上で合格だが乙3の性質消火は10問構成で5問落とすと不合格圏で、模擬試験を本番形式で複数回回した経験の有無が直前期の得点を左右する。テキストと過去問を別々に買って模擬演習機会を失うのは、初見問題への耐性を作らないまま本試験に臨むという最大級の取り返しのつかない損失。改訂新版は2023年11月刊で内容も新しい。
書籍情報の確認日: 1 冊目 /2 冊目 /3 冊目
書籍情報の確認日は、Amazon評価の時点を示すものではありません。最新の評価・版・対応年度・価格は商品ページでご確認ください。
※ 本セクションは Amazon アソシエイト・プログラムに基づく紹介リンクを含みます。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトは Amazon.co.jp から紹介料を受け取ります。価格・在庫状況は変動するため、最新情報は Amazon.co.jp のページでご確認ください。
編集部が試験ごとに 2-3 講座だけ厳選しました。資料請求は無料です。
現場系国家資格に特化した映像通信講座
※ 編集部が 2026-07-02 時点で各社公式情報を確認して選定。
※ 本セクションは A8.net 等のアフィリエイトプログラムに基づく紹介リンクを含み、リンク経由のお申込みで紹介料を受け取ります。受け取った紹介料はサイト運営・問題追加に充当しています。料金・サービス内容は各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました