労働衛生
全70問
この科目の学習ポイントを読む
労働衛生は第一種衛生管理者を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全70問 (試験全体の約44%相当) を収録しています。本試験は合格率約46%・試験時間3時間・受験料8,800円の試験で、労働衛生は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは特定化学物質・局所排気装置・作業環境測定・有機溶剤などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると第一種衛生管理者受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
70問のうち55問には法令・告示の根拠条文を明示し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (関係法令・労働生理) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級有機溶剤・中枢神経抑制・急性中毒
有機溶剤の人体への影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 有機溶剤は蒸気を吸入することで呼吸器から吸収され、中枢神経系の抑制作用により頭痛・めまい・ふらつき・意識障害などの急性中毒症状を引き起こします(選択肢2が正しい)。また皮膚からの経皮吸収も起こります(選択肢1は誤り)。慢性障害として肝機能障害・腎機能障害・末梢神経障害なども生じま…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則
- Q2初級局所排気装置・フード・捕捉速度
局所排気装置の構成要素と機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 局所排気装置はフードを発散源にできるだけ近い位置に設けることで、少ない排気量で効率よく有害物質を捕捉できます(選択肢4が正しい)。フードが発散源から離れるほど必要な捕捉速度を確保するために大きな風量が必要となり効率が下がります(選択肢1は誤り)。ダクトの曲がりは空気抵抗が増えるた…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則第5条、特定化学物質障害予防規則第4条
- Q3初級じん肺・粉じん・遊離ケイ酸
粉じん作業と粉じん障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: じん肺は粉じん(特に遊離ケイ酸を含むものや石綿等)を長期にわたり吸入することで、肺組織に線維性の変化(肺の線維化)が生じる職業性疾患です(選択肢2が正しい)。呼吸器に沈着しやすい危険な粉じんは粒径が小さい(約0.5〜5μm)ものであり、大きな粒子は鼻腔・気管で捕捉されます(選択肢…
根拠法令: じん肺法第2条、粉じん障害防止規則
- Q4初級騒音性難聴・C5-dip・4000Hz
騒音による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 騒音性難聴(職業性難聴)の初期に特徴的なのは、4,000Hz(4kHz)付近の聴力低下であり、これをC5-dip(シーファイブディップ)と呼びます(選択肢3が正しい)。進行すると周辺の周波数に広がり、日常会話領域(500〜2,000Hz)にも影響が及びます。最初に低音域が低下する…
根拠法令: 騒音障害防止のためのガイドライン
- Q5初級電離放射線・α線・β線
電離放射線の種類と特性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: β線は高速の電子の流れ(電子線)であり、透過力はγ線より弱く、アルミニウム板・プラスチック・水などで遮蔽できます(選択肢2が正しい)。α線はヘリウムの原子核の流れで透過力は最も弱く、紙1枚や数cmの空気で遮蔽できます(選択肢1は誤り)。γ線は電磁波であり粒子線ではなく、透過力は電…
根拠法令: 電離放射線障害防止規則
- Q6中級作業環境測定・管理区分・管理濃度
作業環境測定の結果評価における管理濃度と管理区分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 作業環境測定の管理区分において、第一管理区分は測定値の統計的な評価(第一評価値・第二評価値)がともに管理濃度を下回る状態であり、作業環境管理が適切に行われていると評価されます(選択肢3が正しい)。第三管理区分が最も悪い状態(測定値の多くが管理濃度超過)で、ただちに改善措置が必要で…
根拠法令: 労働安全衛生法第65条の2、作業環境測定法
- Q7中級特定化学物質・第一類物質・第二類物質
特定化学物質(第一類物質・第二類物質・第三類物質)の分類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 特定化学物質障害予防規則における第一類物質は、発がん性が確認された最も危険性の高い物質(ベンジジン・ジクロロベンジジン・ビス(クロロメチル)エーテル等)であり、製造には厚生労働大臣の許可(製造許可)が必要です(選択肢4が正しい)。選択肢1の「都道府県知事の許可」は誤りで、厚生労働…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則第2条・第3条
- Q8中級酸素欠乏・硫化水素・第二種酸素欠乏危険作業
酸素欠乏症および硫化水素中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 酸素欠乏症等防止規則において、第二種酸素欠乏危険作業は酸素欠乏と硫化水素中毒の両方の危険がある場所(下水道・腐敗有機物のある暗きょ等)での作業です(選択肢2が正しい)。酸素欠乏の定義は酸素濃度18%未満の状態であり(選択肢1の「16%未満」は誤り)、18%以上でも18〜19%台は…
根拠法令: 酸素欠乏症等防止規則第1条・第2条・第12条
- Q9中級鉛中毒・鉛疝痛・貧血
鉛中毒の症状と予防に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 鉛中毒の特徴的な症状として、腹部疝痛(激しい腹痛:鉛疝痛)・貧血(鉛による造血機能障害)・末梢神経障害(伸筋麻痺等)などが知られています(選択肢2が正しい)。鉛は消化管からも吸収されるため、鉛粉じんの誤飲も危険です(選択肢1は誤り)。慢性鉛中毒は骨(骨への鉛蓄積)・腎臓・神経系・…
根拠法令: 鉛中毒予防規則第53条
- Q10中級振動障害・手腕振動症候群・レイノー現象
振動障害(手腕振動症候群)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 振動障害(手腕振動症候群)の予防措置として、低振動の工具への変更・防振手袋の着用・一日の振動暴露時間の管理(作業時間の制限)が有効です(選択肢3が正しい)。振動障害は主に手・前腕・肩などの上肢に症状が現れます(選択肢1は誤り)。レイノー現象(白ろう現象)は振動暴露により末梢血管が…
根拠法令: 振動障害防止のための技術上の指針
- Q11中級石綿・アスベスト・中皮腫
石綿(アスベスト)による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 石綿(アスベスト)による代表的な健康障害は、石綿肺(肺の線維化)・肺がん・悪性中皮腫(胸膜・腹膜等の中皮腫)の3つです(選択肢2が正しい)。石綿関連疾患は潜伏期間が非常に長く(20〜50年)、ばく露から数十年後に発症することが多いです(選択肢1は誤り)。石綿ばく露と喫煙は相乗効果…
根拠法令: 石綿障害予防規則、労働安全衛生法
- Q12中級化学物質リスクアセスメント・SDS・安全データシート
化学物質リスクアセスメントに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 労働安全衛生法第57条の3により、SDS(安全データシート)交付義務対象の化学物質を取り扱う場合には、リスクアセスメントの実施が義務付けられています(選択肢3が正しい)。リスクアセスメントは2016年の改正により、対象化学物質を製造・取り扱う事業者に義務化されました(選択肢1は誤…
根拠法令: 労働安全衛生法第57条の3
- Q13初級赤外線・紫外線・電気性眼炎
有害光線(紫外線・赤外線・レーザー光線)による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 赤外線は熱線とも呼ばれ、眼(白内障・網膜障害)や皮膚に対して熱による傷害を引き起こします。電気炉・溶融金属・溶接・ガラス製造等の作業で長期ばく露により白内障(熱線白内障)が生じます(選択肢2が正しい)。紫外線は角膜・結膜の炎症(電気性眼炎・雪眼炎)や皮膚炎を引き起こします(選択肢…
- Q14初級熱中症・熱射病・熱疲労
高温環境下の労働と熱中症に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 熱射病は熱中症の中で最も重篤な病態であり、体温の著しい上昇(40℃以上)と中枢神経症状(意識障害・けいれん等)を特徴とします(選択肢3が正しい)。熱けいれんは大量発汗による塩分(ナトリウム)喪失が原因であり、水だけを大量補給すると低ナトリウム状態が悪化します(選択肢1は誤り)。最…
根拠法令: 職場における熱中症予防基本対策要綱
- Q15中級呼吸用保護具・送気マスク・防じんマスク
呼吸用保護具の種類と選択に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 送気マスク(エアラインマスク)は、清浄な空気を外部から配管・ホースで供給する呼吸用保護具です。自前で酸素を供給するため、酸素欠乏環境・高濃度有害ガス環境での使用に適しています(選択肢3が正しい)。防じんマスクは粉じん・ミスト等の粒子状有害物に対応するものであり、有害ガス蒸気には対…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則第33条
- Q16初級一酸化炭素中毒・カルボキシヘモグロビン・無色無臭
一酸化炭素中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 一酸化炭素(CO)はヘモグロビンとの結合親和性が酸素の約200〜300倍であり、COヘモグロビン(カルボキシヘモグロビン)を形成して血液の酸素運搬能力を著しく低下させ、組織の酸素欠乏を引き起こします(選択肢2が正しい)。一酸化炭素は無色無臭のガスであるため、においで危険を察知する…
- Q17中級特殊健康診断・有機溶剤業務・6か月ごと
特殊健康診断に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 有機溶剤中毒予防規則第29条により、有機溶剤業務に常時従事する労働者に対しては、雇入れ時・当該業務への配置替えの際、およびその後6か月以内ごとに1回、定期的に特殊健康診断を実施しなければなりません(選択肢4が正しい)。特殊健康診断は有害業務に従事する労働者が対象であり全員ではあり…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則第29条・第30条
- Q18上級電離放射線・実効線量限度・100mSv
電離放射線の被ばく管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 電離放射線障害防止規則第4条により、放射線業務従事者の実効線量限度は5年間につき100mSv、かつ1年間につき50mSvを超えてはなりません(選択肢1が正しい)。放射線管理区域への立入りは管理区域の設定・立入制限・教育等が義務付けられており、誰でも自由に立入れるわけではありません…
根拠法令: 電離放射線障害防止規則第4条・第5条
- Q19上級作業環境測定・A測定・B測定
作業環境測定における個人サンプリング法と作業環境測定士に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 作業環境測定は、A測定(作業場内の一定点での定点測定)とB測定(最もばく露濃度が高いと予想される場所・時間帯での測定)を組み合わせて実施し、両者の結果に基づき管理区分(第一〜第三管理区分)の評価を行います(選択肢5が正しい)。一定の有害物質の作業環境測定は作業環境測定士または測定…
根拠法令: 労働安全衛生法第65条、作業環境測定法
- Q20初級腰痛予防・重量物取り扱い・移乗介助
職場における腰痛予防対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 重量物を取り扱う際は、荷物を体にできるだけ近づけ、膝を曲げて腰を落とした姿勢(スクワット姿勢)で脚の力を使って持ち上げる方法が腰部への負担を軽減します(選択肢4が正しい)。腰を曲げたまま膝を伸ばして持ち上げる姿勢は腰椎に大きな負荷をかけ腰痛の原因となります(選択肢1は誤り)。看護…
根拠法令: 職場における腰痛予防対策指針
- Q21初級換気・二酸化炭素濃度・1000ppm
職場における換気に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 事務所衛生基準規則第5条により、室内の空気中の二酸化炭素(CO2)の含有率は0.1%(1,000ppm)以下を保つよう規定されています(選択肢3が正しい)。必要換気量は在室者数・代謝量・発生する有害物質量などを考慮して算出します(選択肢1は誤り)。CO2が0.5%に達する前の段階…
根拠法令: 事務所衛生基準規則第5条
- Q22中級トルエン・馬尿酸・生物学的モニタリング
トルエンの有害性と管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: トルエンは体内で馬尿酸(ヒプル酸)に代謝されて尿中に排泄されるため、尿中馬尿酸濃度の測定が生物学的モニタリング指標として使用されています(選択肢2が正しい)。トルエンは第二種有機溶剤に分類されており、製造許可は不要です(選択肢1は誤り)。トルエンの慢性ばく露では肝機能障害・腎機能…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則
- Q23中級ベンゼン・白血病・再生不良性貧血
ベンゼンの有害性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: ベンゼンは強い造血障害を引き起こす物質として知られており、慢性ばく露により再生不良性貧血・白血病(急性骨髄性白血病等)を引き起こします(選択肢2が正しい)。ベンゼンはIARCのグループ1(ヒトへの発がん性が確認されている)に分類されています(選択肢5は誤り)。ベンゼンは特定化学物…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則、有機溶剤中毒予防規則
- Q24上級じん肺・じん肺管理区分・合併症
じん肺の法的管理と健康管理区分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: じん肺法第5条により、じん肺に続発しやすい合併症として、肺結核・結核性胸膜炎・続発性気管支炎・続発性気管支拡張症・続発性気胸・原発性肺がんの6疾患が定められており(選択肢5が正しい)、合併症の有無は管理区分の評価に影響します。じん肺健康診断は定期的(就業後の経過年数に応じて1年ま…
根拠法令: じん肺法第2条・第5条・第8条・第11条
- Q25中級減圧症・ケイソン病・窒素気泡
高圧室内業務および潜水業務に関する健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 減圧症(ケイソン病・潜函病)は、高圧環境から急速に減圧した際に、体内(血液・組織)に溶け込んでいた窒素が気泡化し、血管閉塞や組織障害を引き起こす疾患です(選択肢1が正しい)。症状は関節・筋肉の痛み(bends)・皮膚症状・神経症状(麻痺・視力障害)・呼吸障害など多彩です(選択肢2…
根拠法令: 高気圧作業安全衛生規則
- Q26初級定期健康診断・保健指導・費用負担
健康診断(定期健康診断)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 労働安全衛生法第66条の7により、事業者は定期健康診断の結果、特に健康の保持増進のための指導が必要な者に対し、医師または保健師による保健指導を行うよう努めなければなりません(選択肢3が正しい)。定期健康診断の費用は事業者が負担する義務があります(選択肢1は誤り)。健康診断の結果は…
根拠法令: 労働安全衛生法第66条の7、労働安全衛生規則第51条
- Q27中級有機溶剤・第一種・第二種
有機溶剤の分類(第一種・第二種・第三種)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 有機溶剤中毒予防規則において、第二種有機溶剤(トルエン・キシレン・酢酸エチル・メタノール等、有機溶剤の大半が該当)は屋内・タンク内等の一定の作業場所で使用する場合、局所排気装置・プッシュプル型換気装置等の設備設置が義務付けられています(選択肢2が正しい)。第一種有機溶剤(クロロホ…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則第1条
- Q28初級職業がん・ベンゼン・石綿
職業がんと原因物質の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
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解説: 塩化ビニルモノマー(VCM)の長期ばく露は肝血管肉腫(肝臓の稀な悪性腫瘍)との関連が確立されています(選択肢3が正しい)。ベンゼンは白血病(造血器腫瘍)との関連が強く、肺がんとは主に関連しません(選択肢1は誤り)。石綿は悪性中皮腫・肺がんのリスクを高めますが皮膚がんとの関連は主で…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則
- Q29中級SDS・安全データシート・GHS
SDS(安全データシート)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: SDS(安全データシート)はGHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)およびJIS Z 7253:2019 に基づき、16項目の見出し(化学品等及び会社情報・危険有害性の要約・組成/成分情報・応急措置・火災時の措置 等)から構成されます(選択肢2が正しい)。SDS交…
根拠法令: 労働安全衛生法第57条の2
- Q30初級メンタルヘルスケア・4つのケア・セルフケア
メンタルヘルスケアにおける4つのケアに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: メンタルヘルス指針が示す4つのケアは、(1)セルフケア(労働者自身によるストレス対処)、(2)ラインによるケア(管理監督者による職場環境改善・部下への相談対応)、(3)事業場内産業保健スタッフ等によるケア(産業医・保健師・心理士・衛生管理者等による支援)、(4)事業場外資源による…
根拠法令: 労働者の心の健康の保持増進のための指針
- Q31中級ストレスチェック・50人以上・年1回
ストレスチェック制度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ストレスチェック制度は労働安全衛生法第66条の10により、常時50人以上の労働者を使用する事業場に対して年1回のストレスチェック実施が義務付けられています(選択肢4が正しい)。50人未満の事業場は努力義務です(選択肢1の「10人以上」は誤り)。ストレスチェックの実施者は医師・保健…
根拠法令: 労働安全衛生法第66条の10
- Q32中級局所排気装置・定期自主検査・1年以内
特定化学物質の作業環境管理(局所排気装置の定期自主検査)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 特定化学物質障害予防規則第30条により、局所排気装置等の定期自主検査では、フード・ダクト・排風機・排気口・除じん装置(スクラバー等)等の各部を点検します(選択肢2が正しい)。局所排気装置の定期自主検査は1年以内ごとに1回(一部の装置は2年以内)の実施が義務付けられており、5年では…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則第30条
- Q33上級作業主任者・特定化学物質作業主任者・有機溶剤作業主任者
有機則・特化則における作業主任者に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 特定化学物質作業主任者は、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習を修了した者の中から事業者が選任します(選択肢2が正しい)。有機溶剤作業主任者も有機溶剤作業主任者技能講習修了者から選任するものであり、免許制度ではありません(「都道府県労働局長の免許を受けた者」という記述…
根拠法令: 労働安全衛生法第14条、有機溶剤中毒予防規則第19条、特定化学物質障害予防規則第27条
- Q34初級VDT作業・情報機器作業・眼精疲労
VDT(情報機器)作業における健康管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: VDT(情報機器)作業に関連して生じる健康障害として、眼精疲労・眼の乾燥(ドライアイ)・頸肩腕障害(肩こり・腕の痛み)・腰痛・精神的ストレス等が知られています(選択肢5が正しい)。情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインでは書類面の照度として500ルクス以下(300ル…
根拠法令: 情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン
- Q35中級労働衛生・3管理・作業環境管理
労働衛生の3管理(作業環境管理・作業管理・健康管理)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 労働衛生の3管理(作業環境管理・作業管理・健康管理)は、それぞれが独立するのではなく相互に補完し合うものとして、一体的かつ総合的に推進することが最も重要です(選択肢4が正しい)。作業環境管理は作業環境中の有害因子の排除・低減(換気・局所排気装置・代替物質への切替等)を行う活動です…
根拠法令: 労働安全衛生法第65条〜第66条
- Q36上級六価クロム・クロム酸・鼻中隔穿孔
クロム酸・重クロム酸塩の健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 六価クロム化合物(クロム酸・重クロム酸塩・クロム酸鉛等)は電気メッキ・皮革なめし・染料製造等で使用され、呼吸器からの吸収により肺がん・副鼻腔がんのリスク増加、皮膚・粘膜への強い腐食作用による鼻中隔穿孔・皮膚潰瘍等を引き起こします(選択肢2が正しい)。六価クロムは皮膚障害だけでなく…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則
- Q37中級溶接ヒューム・金属熱・じん肺
溶接ヒュームの健康障害と管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 溶接ヒュームは金属が高温で溶融・気化した後に凝固した微細な粒子(金属酸化物)であり、健康障害として金属熱・肺炎・溶接工肺(じん肺の一種)・肺がんリスク増加等が知られています(選択肢2が正しい)。溶接ヒュームは粒径が非常に小さく(サブミクロンレベル)肺の深部まで到達します(選択肢1…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則(2021年改正)
- Q38初級特別教育・酸素欠乏危険作業・義務
労働衛生教育に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 酸素欠乏症等防止規則第12条により、酸素欠乏危険場所での作業(酸素欠乏危険作業)に従事する労働者に対しては、事業者が特別教育を実施しなければなりません(選択肢4が正しい)。特別教育は一定の危険有害業務に従事させる際の義務的教育です(選択肢1は誤り)。特別教育の記録は3年間保存しな…
根拠法令: 酸素欠乏症等防止規則第12条、労働安全衛生法第59条
- Q39中級過重労働・脳心臓疾患・月80時間
過重労働と脳・心臓疾患の関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 労働安全衛生法第66条の8により、時間外・休日労働が月80時間を超え、かつ疲労の蓄積が認められる労働者から申出があった場合に、事業者は医師による面接指導を実施しなければなりません(選択肢5が正しい)。脳・心臓疾患の労災認定においては発症前の時間外労働の長さが重要な評価基準であり、…
根拠法令: 労働安全衛生法第66条の8
- Q40中級保護手袋・化学物質耐性・透過
保護手袋の選択と使用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 化学物質取り扱い時の保護手袋は、接触する化学物質の種類・濃度・接触時間・手袋材質の化学的耐性(透過・浸透・分解等)を考慮して選択する必要があります(選択肢4が正しい)。天然ゴムはアルコール等には耐性がありますが、多くの有機溶剤(特にケトン・エステル系等)には弱く、溶剤の種類によっ…
- Q41初級AED・除細動・心室細動
AEDを用いた救命処置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: AED(自動体外式除細動器)は心室細動などの致死的な不整脈(心臓が細かく震えて血液を送り出せない状態)に対して電気ショックを与え、心臓のリズムを正常に戻すことを目的とする機器です(選択肢3が正しい)。AEDは一般市民を含む誰でも使用できる機器として認可されており、資格は不要です(…
- Q42初級食中毒・ノロウイルス・サルモネラ
食中毒の原因と予防に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ノロウイルスによる食中毒・感染症は年間を通じて発生しますが、特に冬季(11〜3月)に集中して多く発生する季節的特徴があります(選択肢4が正しい)。サルモネラは感染型食中毒(菌そのものが原因)であり毒素型ではありません(選択肢1は誤り)。ボツリヌスは毒素型食中毒(食品中で産生された…
- Q43中級有害化学物質・代謝・肝臓
有害化学物質の体内での代謝と排泄に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 有害化学物質の生体内代謝(第一相反応:酸化・還元・加水分解、第二相反応:抱合)の主要な臓器は肝臓(特にシトクロムP450等の代謝酵素が豊富)です(選択肢4が正しい)。代謝後の親水性代謝物は尿中に排泄されます。有機溶剤は主として肝臓で代謝されます(選択肢2は誤り)。鉛は体内で主とし…
- Q44中級有機リン・アセチルコリンエステラーゼ阻害・縮瞳
有機リン系農薬中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 有機リン系化合物(農薬・一部の化学兵器等)はアセチルコリンエステラーゼ(AChE)を不可逆的に阻害し、神経接合部にアセチルコリンが蓄積することで各種ムスカリン様・ニコチン様症状(縮瞳・流涎・気管支痙攣・徐脈・筋肉けいれん・意識障害等)を引き起こします(選択肢2が正しい)。有機リン…
- Q45初級衛生委員会・毎月1回・周知
事業場における衛生管理体制(衛生委員会)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 労働安全衛生法第18条および同規則第23条により、衛生委員会は少なくとも毎月1回開催し、その議事概要を事業場の労働者に周知しなければなりません(選択肢3が正しい)。衛生委員会は常時50人以上の労働者を使用する事業場に設置義務があります(選択肢1の「10人以上」は誤り)。委員長は衛…
根拠法令: 労働安全衛生法第18条、労働安全衛生規則第23条
- Q46中級吸入経路・水溶性ガス・上気道刺激
有害物の吸入経路と生体への影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 水溶性の高い有害ガス(アンモニア・塩化水素等)は上気道の粘液に溶解・吸収されやすいため、肺の深部への到達が少なく主に上気道刺激症状を引き起こします(これが正しい記述)。一方、水溶性が低いガス(ホスゲン・二酸化窒素等)は上気道で吸収されにくく深部(肺胞)まで到達します。「呼吸器吸収…
- Q47上級特殊健康診断・事後措置・作業転換
特殊健康診断の事後措置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 特殊健康診断の結果、健康上の問題が認められた労働者については、その結果に基づき医師の意見を聴取し、必要に応じて就業場所の変更(作業転換)・作業時間の短縮・深夜業の回数の減少・保護具の使用等の措置を講じる義務があります(選択肢3が正しい)。医師の意見聴取は義務です(選択肢1は誤り)…
根拠法令: 労働安全衛生法第66条の5、有機溶剤中毒予防規則第30条
- Q48初級熱中症予防・WBGT・水分補給
熱中症の予防対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 熱中症予防対策として、適切な水分・塩分の補給(大量発汗時には塩分補給も必須)・作業環境のWBGT管理(WBGT基準値を超えないよう環境を整備)・作業時間の適切な管理(高温環境での長時間連続作業を避ける)等が有効です(選択肢3が正しい)。のどの渇きを感じる前から定期的な水分補給が重…
根拠法令: 職場における熱中症予防基本対策要綱
- Q49中級化学防護服・防護性能・タイプA
有害業務に従事する労働者の保護具(防護服・化学防護服)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 化学防護服(protective clothing)は防護のレベルによってタイプA(最高防護:全身封入型)〜タイプF等に分類されており、使用する有害物質の危険性・作業内容に応じて適切なタイプを選択します(選択肢2が正しい)。化学防護服は材質によって耐薬品性が異なり、化学物質の種類…
- Q50上級第三管理区分・作業環境測定・改善措置
作業環境測定の結果と改善措置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 作業環境測定で第三管理区分と評価された場合、事業者は施設・設備・作業工程・作業方法等の改善措置を講じるとともに、改善が完了するまでの間は有効な保護具(呼吸用保護具等)を使用させなければなりません(選択肢2が正しい)。第三管理区分でも作業全面停止は必須ではなく、改善措置の実施と保護…
根拠法令: 労働安全衛生法第65条の2、有機溶剤中毒予防規則第28条
- Q51初級受動喫煙・副流煙・健康増進法
職場における喫煙対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 健康増進法(2020年4月全面施行)の改正により、多数の者が利用する施設での受動喫煙防止措置が義務化され、職場(飲食店・事務所等)においても原則屋内禁煙または喫煙専用室設置等の対策が求められます(選択肢3が正しい)。受動喫煙による肺がん・心疾患等のリスク上昇は科学的に確認されてい…
根拠法令: 健康増進法第28条〜第42条
- Q52中級度数率・強度率・労働衛生統計
労働衛生統計(度数率・強度率)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 度数率は労働災害の発生頻度(100万延べ労働時間当たりの死傷者数)を、強度率は労働災害の重篤度(1,000延べ労働時間当たりの労働損失日数)を表す指標です(選択肢5が正しい)。度数率=死傷者数÷延べ労働時間数×1,000,000(100万倍)であり(選択肢1の「1,000倍」は誤…
- Q53初級感染症対策・飛沫感染・標準予防策
職場における感染症対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 飛沫感染(感染者の咳・くしゃみによる飛沫を介した感染)の予防策として、サージカルマスクの着用・感染者の個室隔離(または1m以上の距離確保)・換気等が有効です(選択肢2が正しい)。標準予防策は全患者・全職員に適用する基本的な感染予防策であり、感染者のみを対象としません(選択肢1は誤…
- Q54中級低体温症・凍傷・低温環境
低温環境における健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 低体温症は体の中心体温が35℃未満に低下した状態であり、初期は筋硬直・震え・判断力低下が起こり、重症化すると意識障害・不整脈(心室細動)・心停止に至ることがあります(選択肢2が正しい)。凍傷と低体温症は同時に発生することがあります(選択肢1は誤り)。冷凍・冷蔵倉庫内では低温による…
- Q55中級マンガン中毒・マンガニズム・パーキンソン症候群
マンガン中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 慢性マンガン中毒(マンガニズム)は中枢神経系(基底核)を障害し、パーキンソン病に類似した神経症状(安静時振戦・筋固縮・無動・仮面様顔貌・歩行障害等)を呈します(選択肢2が正しい)。マンガン中毒は慢性障害として神経系への影響が問題となります(選択肢1は誤り)。マンガンは溶接ヒューム…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則
- Q56上級化学物質自律的管理・2022年改正・化学物質管理者
化学物質の自律的管理と2022年労働安全衛生規則改正に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 2022年の労働安全衛生法関連規則の改正(段階的施行)により、従来の個別規制(特化則・有機則等)による行政管理から、事業者がSDS・GHSを活用してリスクアセスメントを実施し、その結果に基づいて自律的に化学物質を管理する仕組みへの転換が推進されることとなりました(選択肢2が正しい…
根拠法令: 労働安全衛生法(2022年改正)、労働安全衛生規則
- Q57初級産業医・職務・意見
産業医の職務と権限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 産業医は、労働者の健康管理等を職務とし、事業者や管理監督者に対して労働者の健康管理に必要な事項について意見を述べること(勧告・指導等)ができます(選択肢3が正しい)。産業医は独立した専門職として衛生管理者に指示されるのではなく、むしろ衛生管理者に対して指導・助言を行う立場でもあり…
根拠法令: 労働安全衛生法第13条、労働安全衛生規則第14条
- Q58中級ニトロベンゼン・メトヘモグロビン血症・チアノーゼ
ニトロベンゼンなどのニトロ化合物・アミノ化合物による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: メトヘモグロビン血症(ニトロベンゼン・アニリン・一部の農薬等が原因)の治療薬・解毒薬として、メチレンブルーの静脈内投与が有効であることが知られています(選択肢5が正しい)。ニトロベンゼンは経皮吸収性が高く、皮膚からの吸収も重要な中毒経路です(選択肢1は誤り)。ニトロベンゼン中毒の…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則
- Q59中級n-ヘキサン・末梢神経障害・多発性神経炎
ノルマルヘキサン(n-ヘキサン)の健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: n-ヘキサン(ノルマルヘキサン)の慢性ばく露による主要な健康障害として、末梢神経障害(多発性神経炎・感覚障害・運動障害)がよく知られています。これはn-ヘキサンの代謝物である2,5-ヘキサンジオンが末梢神経を障害するためです(選択肢2が正しい)。n-ヘキサンによる急性毒性は比較的…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則
- Q60上級じん肺健康診断・管理区分2・管理区分3
じん肺健康診断の実施要件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: じん肺法第8条により、現在粉じん作業に従事している管理2または管理3(イまたはロ)の者については1年以内ごとに1回のじん肺健康診断が必要です(選択肢3が正しい)。粉じん作業の経験がない管理1の者は3年以内ごとに1回。定期健診の実施は継続的に義務付けられています(選択肢1は誤り)。…
根拠法令: じん肺法第8条・第17条
- Q61初級THP・トータルヘルスプロモーション・健康測定
職場の健康づくり(THP:トータル・ヘルスプロモーション・プラン)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: THP(トータル・ヘルスプロモーション・プラン)は、事業場において働く人が心身ともに健康で充実した職業生活を送れるよう積極的な健康増進活動を行うプログラムです。健康測定(体力測定・医学的検査・生活状況調査等)を実施し、その結果に基づき運動指導・保健指導・栄養指導・心理相談・産業歯…
根拠法令: 労働者の健康保持増進のための指針
- Q62中級硫酸ジメチル・特定化学物質・第二類物質
硫酸ジメチルおよびジメチル硫酸の有害性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 硫酸ジメチル(ジメチル硫酸)は特定化学物質障害予防規則の第二類物質に指定されており、発がん性が疑われる(IARC グループ2A等)強い有害性を持ちます(選択肢2が正しい)。硫酸ジメチルは強い酸性・アルキル化剤であり皮膚・粘膜・眼・気道に対して強い刺激・腐食性を示します(選択肢1は…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則
- Q63初級管理濃度・TLV・許容濃度
作業環境中の許容濃度(TLV・管理濃度)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 管理濃度は日本の労働安全衛生法に基づく作業環境測定の結果を評価するための基準値であり、作業環境測定結果を管理区分(第一〜第三)に分類するために用いる行政的な濃度基準です。個人の化学物質ばく露評価基準(TLV等)とは概念が異なります(選択肢2が正しい)。管理濃度は統計的評価基準であ…
根拠法令: 労働安全衛生法第65条の2
- Q64上級電離放射線・確定的影響・確率的影響
電離放射線の確率的影響と確定的影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 電離放射線の組織反応(確定的影響)は、一定のしきい線量を超えた場合に確実に発症し、線量が増えるほど重篤度が増す影響です。脱毛・白内障(水晶体混濁)・皮膚炎・造血障害等がその例です(選択肢3が正しい)。確率的影響(がん・遺伝的影響)はしきい値がなく(線形しきい値なし:LNT仮説)、…
根拠法令: 電離放射線障害防止規則
- Q65中級全体換気・局所排気装置・プッシュプル型換気装置
作業環境管理における換気の種類と効果に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 全体換気(希釈換気)は作業場全体の空気を外気で置換・希釈する方式であり、発散源が広範囲・分散している場合や低毒性有機溶剤の補助的換気として使用されますが、有害物質を発生源で捕捉する局所排気装置の方が濃度低減効果は高く、代替にはなりにくいです(選択肢2が正しい)。全体換気は局所排気…
根拠法令: 有機溶剤中毒予防規則第5条・第6条
- Q66初級職業性皮膚障害・接触性皮膚炎・刺激性
職業性皮膚障害の種類と原因に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 刺激性接触性皮膚炎は皮膚に対する物理的・化学的刺激による直接的障害であり、感作を必要とせず初回接触から発症します。アレルギー性接触性皮膚炎(遅延型過敏症)は初回接触では感作期間があるため発症せず、その後の再接触で発症します(選択肢2が正しい)。両者の症状(紅斑・腫脹・水疱等)は類…
- Q67中級シアン化物・青酸ガス・チトクロームオキシダーゼ
シアン化合物(青酸ガス等)中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: シアン化物(青酸・シアン化水素等)はミトコンドリアのチトクロームオキシダーゼ(細胞の呼吸鎖の末端酵素)を阻害し、細胞が酸素を利用できなくなる「組織窒息(細胞窒息、histotoxic hypoxia)」を引き起こします(選択肢2が正しい)。血液中の酸素自体は正常に存在しますが、細…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則
- Q68上級木材粉じん・副鼻腔がん・職業性がん
化学物質による職業性鼻・副鼻腔がんに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硬木(ブナ・オーク等)および軟木の木材粉じんへの職業的ばく露は、鼻腔・副鼻腔の腺がん(adenocarcinoma)のリスクを著しく高めることが確認されており(IARCグループ1)、家具製造・木材加工業等での注意が必要です(選択肢1が正しい)。六価クロム化合物は鼻腔・副鼻腔がんお…
- Q69中級ホルムアルデヒド・発がん性・粘膜刺激
ホルムアルデヒドの有害性と管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ホルムアルデヒドは皮膚・粘膜・気道への強い刺激性を持ち(眼・鼻・喉の刺激)、IARCグループ1に分類される発がん物質で鼻咽頭がん・白血病等との関連が確認されています(選択肢2が正しい)。ホルムアルデヒドは水溶性が高く(ホルマリン:40%水溶液)皮膚からも吸収されます(選択肢1は誤…
根拠法令: 特定化学物質障害予防規則
- Q70上級疫学・有病率・罹患率
労働衛生における疫学的指標(有病率・罹患率・相対危険度)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 症例対照研究(ケースコントロール研究)は、疾病を有する群(症例)と疾病を有しない群(対照)で過去のばく露を遡及的に比較する研究デザインであり、直接的な相対危険度は算出できませんが、オッズ比(odds ratio)を相対危険度の代替指標として用います(選択肢5が正しい)。有病率(p…
第一種衛生管理者の他のカテゴリ
労働衛生 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 第一種衛生管理者の労働衛生は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは第一種衛生管理者の労働衛生に全70問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。160問ある第一種衛生管理者全体のうち労働衛生は約44%を占める重要科目です。
- 労働衛生はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 労働衛生は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。第一種衛生管理者は合計3科目 (労働衛生 / 関係法令・労働生理) の構成なので、労働衛生単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 第一種衛生管理者全体で労働衛生の出題比率はどのくらいですか?
- 労働衛生は第一種衛生管理者の3科目のうちの1科目で、ぴよパスでの労働衛生の問題数は70問 / 全160問 ≈ 44%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、労働衛生を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約46%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 労働衛生で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 第一種衛生管理者は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、労働衛生で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間3時間の中で、ぴよパスの労働衛生練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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