危険物の性質と消火
全54問
この科目の学習ポイントを読む
危険物の性質と消火は危険物取扱者 乙種第6類を構成する2科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全54問 (試験全体の約53%相当) を収録しています。本試験は合格率約67.2%・試験時間2時間・受験料5,300円の試験で、危険物の性質と消火は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは過塩素酸・過酸化水素・第6類危険物・硝酸などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると危険物取扱者 乙種第6類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
54問のうち1問には法令・告示の根拠条文を明示し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (危険物に関する法令) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級第6類危険物・酸化性液体・共通性状
第6類危険物(酸化性液体)に共通する性状に関する記述として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第6類危険物(酸化性液体)はいずれもそれ自体は燃えない不燃性の液体で、無機化合物であり、比重は1より大きく水よりも重い性質を持つ。強い酸化力を有し、可燃物と混触すると発火・爆発させる危険がある。「可燃性で引火点を持つ」「有機化合物」「固体」という記述は第6類の性質に反し、酸化力を…
- Q2初級第6類危険物・指定数量・品名
第6類危険物の品名及び指定数量に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第6類(酸化性液体)には過塩素酸、過酸化水素、硝酸、政令で定めるハロゲン間化合物及びこれらのいずれかを含有するものが含まれ、指定数量はいずれも300kgで統一されている。品名により指定数量が変動する、あるいは1,000kgとする記述は誤りである。ハロゲン間化合物は政令により第6類…
根拠法令: 消防法別表第一(第6類)
- Q3初級酸化力・可燃物・混触
第6類危険物の酸化力と可燃物との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第6類危険物(酸化性液体)は強い酸化力を持ち、可燃物や有機物と混触すると相手を酸化させて発火・爆発に至らせる危険がある。第6類自体は不燃性であり、この酸化力ゆえに可燃物との接触を避けることが貯蔵取扱いの要点となる。酸化力が弱い、還元性物質である、すべての危険物に共通する性質である…
- Q4初級貯蔵方法・密栓・耐酸性容器
第6類危険物の貯蔵方法に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第6類危険物は容器を密栓し、酸に侵されにくい耐酸性の材質を用いて、通風の良い冷暗所に貯蔵するのが原則である。貯蔵取扱いの本質は可燃物・有機物との接触を避けることにあり、単に火気を遠ざければよいわけではない。直射日光の当たる高温の場所での保管、密栓しない開放状態での保管、材質を問わ…
- Q5初級薬傷・皮膚障害・応急手当
第6類危険物が皮膚に付着した場合の人体への影響及び応急手当に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第6類危険物は腐食性が強く、皮膚に付着すると薬傷を起こす危険があるため、付着時は直ちに大量の水で洗浄することが基本的な応急手当となる。乾いた布で拭き取るだけで済ませる、放置してよい、目に中和剤を直接注ぐといった対応は症状を悪化させる恐れがあり誤りである。多くは刺激性・有毒な蒸気を…
- Q6初級消火・不燃性・混触可燃物
第6類危険物の消火に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 第6類危険物自体は不燃性であるため消火の主眼は混触した可燃物側の火災対応にあるが、消火方法は状況により使い分けが必要であり、ハロゲン間化合物には注水厳禁とされるなど、どのような場合でも大量注水が有効とは限らない。したがって、どのような場合でも大量の注水が最も安全で有効とする記述は…
- Q7中級水との反応・発熱・ハロゲン間化合物
第6類危険物と水との接触に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第6類危険物の多くは水と接触すると発熱する性質があり、取扱いや希釈の際には注意を要する。ただし品名によって水との反応性には差があり、一律に同じ注意で足りるわけではない。ハロゲン間化合物は水と激しく反応するため特に危険であり、ほとんど反応しない、発熱せず安全に希釈できる、水との接触…
- Q8中級流出事故・乾燥砂・中和
第6類危険物が流出した際の応急措置に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第6類危険物が流出した場合は、乾燥砂で覆ったり、ソーダ灰や消石灰で中和するなどの措置をとり、必要に応じて大量の水で希釈する。ただし作業は風上から行い、ゴム手袋や保護眼鏡、防毒マスクなどの保護具を着用することが不可欠である。放置してよい、風下から作業する、素手で拭き取る、どのような…
- Q9中級保護具・防毒マスク・風上作業
第6類危険物を取り扱う際の保護具及び作業姿勢に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 第6類危険物は刺激性・腐食性の有毒な蒸気を発生することが多く、取扱いの際はゴム手袋や保護眼鏡、防毒マスクなどの保護具を着用し、蒸気の吸入を避けるため風上側から作業を行うのが原則である。風下側から近づいて作業を行うという記述は蒸気を吸入する危険をかえって高めるため誤りであり、他の記…
- Q10中級蒸気・有毒性・刺激性
第6類危険物から発生する蒸気の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第6類危険物の多くは刺激性・腐食性を持つ有毒な蒸気を発生し、吸入すると呼吸器や粘膜に悪影響を及ぼすおそれがあるため、密閉容器での貯蔵や換気、防毒マスクの着用など蒸気対策が必要である。第6類自体は不燃性であるため蒸気が引火するという記述、無臭・無害であるという記述、換気を行っても意…
- Q11中級混触危険・可燃物・有機物
第6類危険物の混載・混触に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第6類危険物は強い酸化力を持つため、可燃物や有機物、還元性物質と混触すると酸化反応が急激に進行し、発火・爆発に至る危険がある。そのため貯蔵・運搬に当たってはこれらの物質との接触を避ける必要がある。酸化力が中和される、自由に混載してよい、有機物との接触に危険はない、指定数量のみを考…
- Q12中級消火剤・注水厳禁・ハロゲン間化合物
第6類危険物の消火剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 第6類危険物自体は不燃性であるが、消火剤の選択は品名や混触している可燃物によって異なり、状況に応じて水系消火剤・粉末消火剤・乾燥砂などを使い分ける必要がある。特にハロゲン間化合物が関係する火災では水と激しく反応するため注水厳禁とされており、ハロゲン間化合物を含めどの品名に対しても…
- Q13上級共通性状・不燃性・比重
第6類危険物の性状に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 第6類危険物の指定数量はいずれも300kgで統一されている点は正しいが、第6類は不燃性の液体であり引火点という概念にはなじまない。取扱い上の要点は火気を遠ざけることだけでなく、可燃物・有機物・還元性物質との接触を避けることにあるため、引火点を有し火気厳禁が唯一の注意点であるとする…
- Q14上級流出事故対応・保護具・注水厳禁
ある事業所で第6類危険物の入った容器が破損し、内容物が床に流出した。この場合の対応として、次の記述のうち誤っているものはどれか。
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解説: 流出事故への対応では乾燥砂での被覆やソーダ灰・消石灰による中和、必要に応じた大量の水による希釈が行われるが、ハロゲン間化合物は水と激しく反応するため、品名を確認せずに直ちに大量の水を流しかけることは危険であり誤りである。保護具の着用や風上からの作業、周囲の可燃物確認、皮膚付着時の…
- Q15初級過塩素酸・無色発煙性液体・比重
過塩素酸(HClO₄)の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 過塩素酸は無色の発煙性液体で、空気中の湿気と反応して白煙を生じる性質があり、水よりも比重が大きく、水と接触すると音を発して激しく発熱する。気体ではなく液体であり、常温で結晶のような固体になることもない。空気中で安定しており発煙や変色が生じないとする記述も誤りで、実際には湿気と反応…
- Q16初級過塩素酸・強酸・酸性度
過塩素酸の酸としての性質に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 過塩素酸は塩酸・硫酸・硝酸などの代表的な強酸と比較しても、酸としての強さが際立って強い酸の一つとして知られている。弱酸に分類され酸性度が低いとする記述、中性の液体であるとする記述、アルカリ性であるとする記述、水とほぼ同程度の酸性度であるとする記述はいずれも過塩素酸の実際の性質と大…
- Q17初級過塩素酸・水との反応・発熱
過塩素酸に水を加えたときに生じる現象として、正しいものはどれか。
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解説: 過塩素酸は水と接触すると音を発しながら激しく発熱する性質があり、取扱いの際には十分な注意が必要である。冷却されて温度が下がる吸熱反応が起こるとする記述や、無変化のまま穏やかに混合する、気化して無臭の気体になる、白色の沈殿を生じて固化するといった記述はいずれも誤りである。発熱により…
- Q18初級過塩素酸・酸化力・自然発火
過塩素酸と紙・木片・おがくずなどの有機物との接触に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 過塩素酸それ自体は不燃性であるが強い酸化力を持ち、紙・木片・おがくずなどの有機物と接触すると酸化反応により自然発火させる危険がある。不燃性だから一切反応しないとする記述、中和されて安全な塩に変わるだけとする記述、水素ガスを発生するとする記述、単に溶解するのみとする記述はいずれも誤…
- Q19初級過塩素酸・加熱・爆発的分解
過塩素酸を加熱した場合の危険性に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 過塩素酸は不安定な物質であり、加熱すると爆発的に分解して有毒な塩化水素ガス等を発生する危険がある。常に安定した状態を保つとする記述、分解生成物が生じないとする記述、発熱を伴わずに穏やかに蒸発するとする記述、酸素を吸収して安定な固体に変化するとする記述はいずれも誤りである。過塩素酸…
- Q20中級過塩素酸・貯蔵・冷暗所
過塩素酸の貯蔵・取扱いに関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸は密栓して通風のよい冷暗所に貯蔵し、可燃物・有機物からは十分に離しておく必要がある。栓を緩めて開放すると空気中の湿気と反応して発煙・分解が進みやすくなるため不適切である。高温の場所での保管は分解を促進させるため厳禁であり、木製容器は有機物であるため過塩素酸との接触により自…
- Q21中級過塩素酸・経年変化・黄変
長期間貯蔵された過塩素酸の管理に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸は密閉容器中に貯蔵していても常圧下で徐々に分解が進む性質があり、時間の経過とともに黄変するなど変色することがある。分解が進行しないとする記述、濃度が変わらなければ使用できるとする記述、分解が全く起こらないとする記述、黄変により安定性が増すとする記述はいずれも誤りである。黄…
- Q22中級過塩素酸・薬傷・腐食
過塩素酸が人体に及ぼす影響に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸は皮膚に触れると激しい薬傷(腐食)を起こす危険があり、触れた場合は直ちに大量の水で洗い流す応急処置が必要である。蒸気は眼や気道を強く刺激するため、「刺激はまったくない」とする記述が誤りである。この危険性ゆえに、取扱いの際は保護めがねやゴム手袋などの保護具を着用し、蒸気の発…
- Q23中級過塩素酸・消火方法・注水
過塩素酸が関係する火災の消火方法に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸自体は不燃性であるが、周囲の可燃物が過塩素酸の酸化作用によって燃焼した場合には、大量の水(注水)による消火が有効である。過塩素酸が可燃性であるため粉末消火剤で燃焼を止めるとする記述は前提が誤りであり、二酸化炭素消火剤のみに限定する記述、乾燥した布で窒息消火するとする記述、…
- Q24中級過塩素酸・漏えい・乾燥砂
過塩素酸が漏えい(流出)した場合の処置として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸が漏えいした場合は、乾燥砂で覆うか、ソーダ灰・消石灰で中和したうえで大量の水で洗い流す処置が適切である。放置して自然蒸発を待つとする記述や、有機物であるウエスを直接敷き詰めて吸収させるとする記述は自然発火の危険を高めるため不適切である。少量の水をかけるだけでは十分に希釈さ…
- Q25中級過塩素酸・容器・耐酸性
過塩素酸を貯蔵する容器に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸は金属を腐食する性質を持つため、鉄製容器がもっとも適しているとする記述は誤りであり、ガラス製など耐酸性の容器を用いる必要がある。紙製や木製の容器は有機物であり、過塩素酸との接触により自然発火の危険があるため使用できない。ゴム製容器についても酸による劣化が生じる場合があり、…
- Q26上級過塩素酸・分解・密閉容器
過塩素酸の取扱い上の注意事項に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸は密閉容器中に貯蔵していても常圧下で徐々に分解が進行する不安定な物質であり、密閉容器内であれば分解が完全に停止し長期保存しても性状の変化がないとする記述は誤りである。実際には長期保存により黄変するなど変色が生じることがあり、変色や汚損が見られた場合はそのまま使用せず廃棄を…
- Q27上級過塩素酸・黄変・分解の兆候
実験室で長期間保管されていたガラス瓶入りの過塩素酸を発見した。栓をした状態で黄色く変色していることが確認された。この状況に関する評価として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過塩素酸は密閉容器中でも常圧下で徐々に分解が進行する不安定な物質であり、黄変は分解が進んでいることを示す兆候と考えられる。このような古く変色した過塩素酸は爆発の危険が高まっているため、不用意に栓を開けたり衝撃を与えたりせず、専門的な処理を検討する必要がある。密閉されているから安全…
- Q28初級過酸化水素・性状・粘性のある液体
過酸化水素の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化水素(H2O2)は無色の粘性のある液体で、比重は水より大きく、水とはどのような割合でも溶け合う性質を持つ第6類危険物である。「無色の気体」「黄色の結晶性固体」「不燃性の白色粉末」はいずれも実際の性状と異なり誤り。また「水にはほとんど溶けず有機溶媒に溶解する」も誤りで、過酸化…
- Q29初級過酸化水素・酸化剤・還元剤
過酸化水素の酸化力および反応性に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化水素はそれ自体不燃性だが強い酸化力を持ち、可燃物と混触すると発火・爆発の危険がある。一方で過マンガン酸カリウムのように自分より酸化力の強い物質に対しては還元剤として働くこともある。「単独で燃焼を継続する」は不燃性である事実に反し誤り。「常温常圧で自然に分解しない」も誤りで、…
- Q30初級過酸化水素・分解・酸素発生
過酸化水素の分解に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化水素は熱・日光(紫外線)・鉄や銅などの金属粉・アルカリ・有機物との接触によって分解が促進され、酸素と水を生じる不安定な化合物である。「水素と水のみを生じる」は誤りで、分解で発生するのは酸素と水である。「金属粉に触れても分解が促進されない」「アルカリ性物質と接触すると分解が抑…
- Q31初級過酸化水素・安定剤・リン酸
過酸化水素の分解を抑制するために添加される安定剤の組み合わせとして、適切なものはどれか。
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解説: 過酸化水素は極めて分解しやすい化合物のため、リン酸・尿酸・アセトアニリドなどを安定剤として少量添加し、分解を抑制して貯蔵する。「濃硫酸と濃硝酸」「水酸化ナトリウムと水酸化カリウム」はいずれも強酸・強アルカリであり、過酸化水素の安定剤として用いられるものではないため誤り。「塩化ナト…
- Q32初級過酸化水素・貯蔵容器・通気孔
過酸化水素の貯蔵容器に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化水素は分解によって酸素を発生するため、密栓すると容器内の圧力が上昇して破裂する危険がある。そのため貯蔵容器には通気のための穴のある栓を用いる、第6類の中でも例外的な貯蔵方法をとる。「完全に密栓する」「窒素封入のうえ密栓する」は内圧上昇の危険を防げず誤り。「直射日光の当たる場…
- Q33中級過酸化水素・危険性・薬傷
過酸化水素の人体への危険性に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 高濃度の過酸化水素は皮膚に触れると薬傷を、目に入ると失明の危険があり、濃度の高いものは単独でも分解にともなう爆発の危険がある。皮膚に付着した場合は直ちに大量の水で洗い流すのが正しい処置であり、洗わずに乾燥させるのは誤った対応である。「水で洗浄すれば失明の危険はまったくない」「加熱…
- Q34中級過酸化水素・用途・オキシドール
過酸化水素の用途に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: オキシドールは過酸化水素の約3%水溶液で、消毒剤として広く用いられるほか、過酸化水素そのものも漂白剤として利用される。「農薬としてのみ利用」「染料の原料としてのみ利用」はいずれも消毒・漂白という主要な用途を無視しており誤り。「アルカリで中和した溶液」という説明も誤りで、オキシドー…
- Q35中級過酸化水素・流出・希釈
過酸化水素が漏えい・流出した場合の応急措置として、正しいものはどれか。
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解説: 過酸化水素は水に任意の割合で溶けるため、漏えい・流出時は大量の水で洗い流して十分に希釈するのが基本的な応急措置となる。「乾燥砂で覆って密閉する」は可燃性固体等への対応であり、水に易溶な過酸化水素には適さず誤り。「濃塩酸を加えて中和する」も誤りで、酸を加える処置は定められていない。…
- Q36中級過酸化水素・消火・不燃性
過酸化水素の貯蔵場所付近で周囲の可燃物が火災となった場合の消火方法に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化水素自体は不燃性であるため、周囲の可燃物による火災に対しては注水による消火が可能である。「注水は一切行ってはならない」「水を用いた消火は行えない」はいずれも過酸化水素が不燃性であり、水との接触で燃焼を助長するものではないことに反し誤り。「いかなる消火活動も禁止」も誤り。「過…
- Q37中級過酸化水素・貯蔵方法・通気孔
過酸化水素に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化水素は分解によって酸素を発生し、密栓すると内圧が上昇して容器が破裂する危険があるため、貯蔵容器には通気のための穴のある栓を用いる必要がある。「貯蔵容器は完全に密栓し、通気孔のある栓を用いてはならない」は実際の貯蔵方法と正反対であり誤り。「無色の粘性のある液体」「水より重く水…
- Q38中級過酸化水素・可燃物・有機物
過酸化水素と可燃物・有機物との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化水素は不燃性であるが強い酸化力を持ち、可燃物や有機物と混触すると発火・爆発の危険がある。「化学反応はまったく起こらない」「発火・爆発の危険はまったくない」はいずれも過酸化水素の強い酸化力を無視しており誤り。「有機物と接触すると分解が抑制され安定になる」も誤りで、実際には有機…
- Q39上級過酸化水素・通気孔・分解
過酸化水素の貯蔵容器に通気のための穴のある栓を用いる理由として、最も適切なものはどれか。
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解説: 過酸化水素は熱・日光(紫外線)・金属粉・アルカリ・有機物との接触により分解が促進され、酸素と水を生じる。密栓すると発生した酸素によって容器内の圧力が上昇し破裂する危険があるため、通気のための穴のある栓を用いる。「濃度を一定に保つため」「濃度を高めるため」は通気孔の目的ではなく誤り…
- Q40上級過酸化水素・還元剤・酸化剤
過酸化水素に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 過酸化水素は通常は酸化剤として働くが、過マンガン酸カリウムのように自分より酸化力の強い物質に対しては還元剤として働くこともある。「あらゆる酸化剤に対して酸化剤としてのみ働き、還元剤として作用することは一切ない」という記述はこの例外を否定しており誤り。「高濃度のものは薬傷の危険があ…
- Q41初級硝酸・無色の液体・強酸性
硝酸(HNO₃)の性状に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硝酸は無色の液体で、水よりも重く、水によく溶けてその水溶液は強い酸性を示す。「淡黄色の粘性のある液体で水にほとんど溶けない」という記述は色・溶解性の点で誤りである。「常温・常圧では気体である」という記述も誤りで、硝酸は常温で液体として存在する。「水溶液は弱酸性であり、金属をほとん…
- Q42初級硝酸・分解・二酸化窒素
硝酸の分解及び貯蔵方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 硝酸は日光や加熱によって分解し、赤褐色を呈する有毒な気体である二酸化窒素(NO₂)と酸素を生じ、硝酸自体も黄褐色を帯びてくる。この分解を抑えるため、光を通しにくい褐色びんに入れて冷暗所に貯蔵するのが正しい保管方法である。「直射日光の当たる高温の場所に置いて積極的に分解を進めてから…
- Q43中級硝酸・酸化力・銅
硝酸の酸化力に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硝酸は強い酸化力を持つ酸であり、銅・水銀・銀などイオン化傾向が水素より小さく通常の酸には溶けにくい金属とも反応してこれを溶かす。この反応では希硝酸を用いると一酸化窒素が、濃硝酸を用いると二酸化窒素(NO₂)が発生する。「銅や銀とは全く反応しない」という記述は誤りであり、「濃硝酸と…
- Q44中級硝酸・不動態・鉄
硝酸と鉄・ニッケル・クロム・アルミニウムとの反応(不動態)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 鉄・ニッケル・クロム・アルミニウムは希硝酸には溶けるが、濃硝酸に対しては表面に緻密な酸化被膜(不動態)を生じて溶けにくくなる。不動態とは金属表面が酸化物の薄い膜で覆われ、内部が酸に侵されにくくなった状態を指し、この性質を利用して濃硝酸はステンレス鋼製の容器などでも取り扱われている…
- Q45初級硝酸・キサントプロテイン反応・薬傷
硝酸が皮膚に付着した場合に見られる反応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硝酸が皮膚に付着すると、皮膚を構成するタンパク質と反応してキサントプロテイン反応と呼ばれる黄色への変色が起こり、あわせて薬傷を生じる。「青色に変色するが痛みはほとんど伴わない」「黒色に変色し、その後は変化が見られなくなる」という記述は、実際に生じる変色の色や経過と異なり誤りである…
- Q46中級硝酸・有機物・発火
硝酸と可燃物との接触に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硝酸は強い酸化力を持つため、おがくず・木片・紙などの有機物と接触すると酸化反応が進み、発火することがある。このため貯蔵・取り扱いにあたっては可燃物との接触を避ける必要がある。「化学的に安定であり発火の危険はない」「単独では安定した無害な物質である」という記述は硝酸の強い酸化力を無…
- Q47中級硝酸・中和・ソーダ灰
硝酸の流出時の対応及び消火方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硝酸が流出した場合は、ソーダ灰や消石灰で中和したうえで大量の水で洗い流すことが基本的な対応であり、少量であれば乾燥砂で覆う処理も行われる。火災に対しては噴霧注水や乾燥砂による消火も有効とされ、分解等で生じる二酸化窒素(NO₂)は有毒であるため対応時には風上から近づき防毒マスクを着…
- Q48上級発煙硝酸・二酸化窒素・酸化力
発煙硝酸に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 発煙硝酸は濃硝酸に二酸化窒素(NO₂)を加圧飽和させたものであり、赤色または赤褐色を呈する液体で、空気中に置くと褐色の煙を生じる。硝酸よりも酸化力が強い点が特徴である。「二酸化炭素を溶解させたもの」「塩化水素を吸収させたもの」という記述は、溶解・吸収させる気体の種類が実際とは異な…
- Q49初級ハロゲン間化合物・三フッ化臭素・五フッ化臭素
ハロゲン間化合物に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ハロゲン間化合物とは、フッ素・塩素・臭素・ヨウ素などのハロゲン元素のうち異なる2種類が結合してできた化合物であり、三フッ化臭素(BrF₃)・五フッ化臭素(BrF₅)・五フッ化ヨウ素(IF₅)などが代表例として挙げられる。いずれも不燃性の液体で、強い酸化力を持つ。「可燃性の気体であ…
- Q50中級ハロゲン間化合物・フッ素原子・反応性
ハロゲン間化合物の反応性とフッ素原子の数との関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ハロゲン間化合物は、分子内に含まれるフッ素原子の数が多いものほど反応性が強くなる傾向があり、三フッ化臭素(BrF₃)と五フッ化臭素(BrF₅)を比較すると、フッ素原子を多く含む五フッ化臭素の方が反応性が強い。「フッ素原子の数と反応性の間には関係がない」「フッ素原子が少ないものほど…
- Q51中級ハロゲン間化合物・フッ化水素・注水厳禁
ハロゲン間化合物と水との反応に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ハロゲン間化合物は水と激しく反応し、猛毒かつ腐食性を持つフッ化水素(HF)を生成する。このため火災に対して注水を行うと有害なフッ化水素の発生や反応の激化を招く危険があり、注水は厳禁とされる。生成するフッ化水素は人体に対して有害かつ腐食性を持つ物質である。「水と接触しても反応せず安…
- Q52上級ハロゲン間化合物・フッ化物・ガラス
ハロゲン間化合物と金属・非金属との反応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ハロゲン間化合物は反応性に富み、多くの金属・非金属と反応してフッ化物を生じる。二酸化ケイ素を主成分とするガラスも侵すため、ガラス製容器での保管には適さない。「金属や非金属とはほとんど反応せず、化学的に不活性である」「ガラス製容器に対しては安定であり、長期間の保管に適している」「ケ…
- Q53初級ハロゲン間化合物・消火方法・粉末消火剤
ハロゲン間化合物の消火方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ハロゲン間化合物は水と激しく反応して有害なフッ化水素を生じるため、注水や泡消火剤といった水系の消火剤は使用できず、消火には粉末消火剤や乾燥砂を用いる。「大量の水による注水が最も有効」「泡消火剤を用いるのが標準的」という記述は、いずれも水系の消火剤を用いてはならない性質に反し誤りで…
- Q54中級硝酸・ハロゲン間化合物・消火方法
硝酸とハロゲン間化合物の性質を比較した次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硝酸は噴霧注水や乾燥砂などによる消火が可能である一方、ハロゲン間化合物は水と激しく反応して猛毒のフッ化水素を生じるため、消火の際には水系の消火剤を避け、粉末消火剤や乾燥砂を用いる必要がある。両者はいずれも強い酸化力を持つ液体である点で共通するが、水との反応性や適切な消火方法は大き…
危険物の性質と消火の出題傾向 — 収録全54問の分析
ぴよパスに収録している危険物取扱者 乙種第6類「危険物の性質と消火」のオリジナル練習問題 全54問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級21問・中級25問・上級8問の全54問構成です。うち1問には根拠となる法令・条文を解説に明記しています。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 過塩素酸13問
- 過酸化水素13問
- 第6類危険物9問
- 硝酸9問
- ハロゲン間化合物8問
つまずきやすいポイント (解説からの抜粋)
過塩素酸は水と接触すると音を発しながら激しく発熱する性質があり、取扱いの際には十分な注意が必要である。
→ Q17 過塩素酸に水を加えたときに生じる現象として、正しいものはどれか。 で確認する
危険物取扱者 乙種第6類の他のカテゴリ
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第6類は『酸化性液体』(過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物など、強い酸化力をもつ液体)。乙4以外の第1・2・3・5・6類は試験範囲が重なるため、本書のように5類をまとめて1冊で対策するのが定番。公論出版シリーズは過去問演習に強く、令和8年版で最新法令に対応。乙種他類のテキスト・問題集では★4.7と最高評価。
こんな人に: 乙4取得後に第6類(酸化性液体)など他類を追加取得したい人。過去問演習で確実に仕上げたい人。
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こんな人に: 活字より動画で進めたい人。第6類の性質暗記をゴロや図で楽にしたい初学者。
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書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
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危険物の性質と消火 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 危険物取扱者 乙種第6類の危険物の性質と消火は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは危険物取扱者 乙種第6類の危険物の性質と消火に全54問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。102問ある危険物取扱者 乙種第6類全体のうち危険物の性質と消火は約53%を占める重要科目です。
- 危険物の性質と消火はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 危険物の性質と消火は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。危険物取扱者 乙種第6類は合計2科目 (危険物の性質と消火 / 危険物に関する法令) の構成なので、危険物の性質と消火単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 危険物取扱者 乙種第6類全体で危険物の性質と消火の出題比率はどのくらいですか?
- 危険物の性質と消火は危険物取扱者 乙種第6類の2科目のうちの1科目で、ぴよパスでの危険物の性質と消火の問題数は54問 / 全102問 ≈ 53%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、危険物の性質と消火を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約67.2%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 危険物の性質と消火で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 危険物取扱者 乙種第6類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、危険物の性質と消火で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間2時間の中で、ぴよパスの危険物の性質と消火練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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