品名は4つ。全類でいちばん少ない
第6類(酸化性液体)は、消防法別表第一に挙がる品名が 過塩素酸・過酸化水素・硝酸・その他のもので政令で定めるもの(ハロゲン間化合物) の4つしかありません。第4類の膨大な品名を突破した人には拍子抜けする少なさです。
頭文字を取ると次の1行で終わります。
か(過塩素酸)・か(過酸化水素)・しょう(硝酸)・ハロ(ハロゲン間化合物)
「かかしょうハロ」と口に出せば、それで品名は完了です。ここに時間を使う必要はありません。
覚えるべきは品名ではなく「例外」
免除受験なら出題は性質・消火の10問だけ。第6類は品名が少ないぶん、例外の2つが配点の中心になります。
例外① 注水が不可なのはハロゲン間化合物だけ
| 品名 | 消火 |
|---|---|
| 過塩素酸・過酸化水素・硝酸 | 大量の水で希釈・冷却 |
| ハロゲン間化合物 | 注水不可(水と激しく反応)。乾燥砂等 |
語呂にするなら次で足ります。
ハロだけ水がダメ。あとは水でOK。
三フッ化臭素・五フッ化臭素が代表です。「ハロ」の2文字が品名の覚え方と消火の例外の両方に効くので、ここだけは確実に持っていってください。
例外② 過酸化水素の容器は密栓しない
危険物では容器を密栓するのが原則ですが、過酸化水素は分解して酸素を出すため通気のための穴を設けます。原則と逆なので、そのぶん設問に選ばれやすい論点です。
過酸化水素は息をさせる(密栓しない)。
分解を抑えるためにりん酸や尿酸などの安定剤を加えるという知識もセットで出ます。
共通性質は一文で足りる
それ自体は燃えない液体で、他の物質を強く酸化させて燃焼を助ける。
ここから全部出ます。不燃性であること、可燃物との混合が危険なこと、腐食性があり皮膚を侵すこと、分解して酸素を放出すること。
第1類(酸化性固体)と考え方は同じで、違いは固体か液体かだけです。逆に第2類・第5類は「自分が燃える」側なので正反対になります。
1類と6類は燃やす側、2類と5類は燃える側。
この対で持っておくと他類と混ざりません。全類の対比は全6類の性質・消火 早見表にまとめています。
品名ごとの一言メモ
- 過塩素酸 — 無色の発煙性液体。不安定で、放置すると分解して黄色く変色する
- 過酸化水素 — 濃度が高いものが危険物。安定剤を加える。密栓しない
- 硝酸 — 金属を腐食させる。日光や加熱で分解し、二酸化窒素(赤褐色・有毒)を出す
- ハロゲン間化合物 — 三フッ化臭素など。水と激しく反応するため注水厳禁
覚える順序
- 「かかしょうハロ」で品名(3分)
- 「ハロだけ水がダメ」(3分)
- 「過酸化水素は密栓しない」(3分)
- 共通性質の一文と、1類・6類が燃やす側という対比(5分)
- あとは演習で確認
演習は乙6 練習問題 102問で、免除受験なら性質・消火のカテゴリだけで範囲が揃います。本番の形式で通すなら模擬試験の科目免除モード(10問・35分)が同じ構成です。
短期決戦の手順は乙6の一夜漬けに、他類も集めるなら乙種をまとめて受験する方法にまとめました。











