学科は50問で、おおむね30問取れば合格できます。つまり「どの分野で30問を組み立てるか」を決めれば、勉強の道筋が一気に明確になります。やみくもに全範囲を回すより、配点の重い分野と、暗記で確実に取れる分野を狙い撃ちするほうがはるかに速い、というのが受かる人の発想です。
この記事では、よく出る分野を配点の重みとあわせて並べ、限られた時間で点を積む優先順位を示します。
この記事で分かること
- 学科50問のうち、配点が重い分野はどこか
- 配線図が「最大の得点源」になる理由(20問・試験の4割)
- 複線図・器具材料の鑑別・法令を、暗記で確実に取る考え方
- 計算分野を全部捨ててはいけない理由
- 30問を組み立てるための、分野別の優先順位
まず配点の重みを知る:各分野の出題問数の目安
優先順位を決める出発点は、配点の重みです。学科50問の分野別出題数の目安を整理します。
| 分野 | 出題問数(目安) | 性質 |
|---|---|---|
| 配線図 | 20問(問31〜50・試験の約4割) | 型を覚えれば最大の得点源 |
| 機器・材料(鑑別含む) | 10〜12問程度 | 写真・名称で暗記で取れる |
| 計算(電気理論) | 8〜10問程度 | 頻出の型に絞れば対応可能 |
| 法令 | 5〜7問程度 | 範囲が限られ暗記で取り切れる |
| その他(工事方法・施工など) | 5〜7問程度 | 知識問題が中心 |
配線図は問31〜50の20問を占め、これは試験全体の約4割にあたります。1つの形式でこれだけのウェイトがある分野は他にありません。図記号の識別やリングスリーブの選定など出題パターンが決まっているため、型を覚えれば安定して稼げます。配線図を後回しにするのは、最大の得点源を最後まで放置することと同じです。
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暗記で確実に取れる分野:複線図・鑑別・法令
30問を組み立てるうえで頼りになるのが、「覚えた分だけ確実に点になる」暗記分野です。中でも複線図(配線図)・器具材料の鑑別・法令の3つは、暗記中心で取り切れる計算可能な得点源です。
| 分野 | なぜ暗記で取れるか | 覚え方のコツ |
|---|---|---|
| 複線図(配線図) | 図記号・電線本数の型が決まっている | 型をパターンで反復する |
| 器具材料の鑑別 | 写真と名称・用途を結ぶだけ | 写真とセットで繰り返す |
| 法令 | 出題範囲が限られる | 頻出論点を暗記で押さえる |
複線図は計算のように見えて、実際は「型を覚える」暗記寄りの作業です。図記号さえ判別できれば、あとは決まった手順で読み解けます。器具材料の鑑別は写真判別が中心で、写真と名称・用途を結びつけて覚えれば確実に取れます。法令は範囲が限られるため、頻出論点を暗記すれば取り切れるコスパの良い分野です。
計算は「全部捨てる」が最悪手
苦手意識から計算を丸ごと捨てる人がいますが、これは優先順位を見誤った典型です。電気理論の計算(オームの法則・電圧降下など)は、公式を絞れば頻出の型をカバーできます。出題は数値を変えて繰り返されるので、解き方の手順を覚えれば本番でも対応できます。
| やりがちな判断 | 何が問題か | 正しい構え |
|---|---|---|
| 計算を全部捨てる | 取れるはずの頻出型まで失う | 頻出の型だけは取りにいく |
| 公式を全部覚えようとする | 手が広がり消化不良になる | 頻出公式に絞って手順化 |
全部捨てると、その分を他の分野で埋める必要が生じ、合格ラインが一気に遠のきます。逆に頻出の型だけでも取りにいけば、30問の組み立てがぐっと楽になります。
30問を組み立てる優先順位
ここまでを、取り組む順番に落とすとこうなります。
| 優先度 | 分野 | ねらい |
|---|---|---|
| 1位 | 配線図(複線図) | 最大の20問。型で確実に稼ぐ |
| 2位 | 器具材料の鑑別 | 写真暗記で上乗せ |
| 3位 | 法令 | 範囲が狭く暗記で取り切る |
| 4位 | 計算(頻出型) | 捨てずに頻出だけ取る |
配点が重く型で取れる配線図を軸に、暗記で確実な鑑別・法令を足し、計算は頻出型を拾う——この順で積めば、30問は無理なく見えてきます。
まとめ:配線図を軸に、暗記分野で30問を組み立てる
第二種電気工事士の学科でよく出るのは配線図・計算・機器材料で、中でも配線図は20問(試験の約4割)と配点が最も重い得点源です。複線図・器具材料の鑑別・法令は暗記で確実に取れ、計算は頻出の型だけ取りにいけば十分です。配点の重みと暗記の確実さを組み合わせて、30問の設計図を描くのが合格への近道です。
次の一歩として、まず配線図の図記号を覚えることから始めてください。最大の得点源であり型で取れる分野なので、ここに最初の勉強時間を投じるのが、最も効率よく点が伸びる入り口です。
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出典:
- 一般財団法人 電気技術者試験センター — 試験概要・出題範囲
- 電気工事士法 — 第二種電気工事士の業務範囲の規定

















































































































