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第二種電気工事士の合格率は何%?学科55〜62%・技能70〜73%、令和8年度上期は62.2% (2026年版)

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第二種電気工事士の合格率は何%?学科55〜62%・技能70〜73%、令和8年度上期は62.2% (2026年版)
目次

結論:合格率は学科55〜62%・技能70〜73%。直近の令和8年度上期学科は62.2%

第二種電気工事士の合格率は、学科(旧:筆記)がおおむね55〜62%、技能がおおむね70〜73%で推移している。直近では、2026年6月22日に電気技術者試験センターが発表した令和8年度上期学科試験が62.2%(受験者78,290人・合格者48,692人)で、令和2年度以降の回別では最も高い水準だった。「約60%」という丸めた数字だけでは高いか低いか判断できないが、年度別の実数値を並べると50%台後半〜60%前後で安定していて極端に難化しない試験だと分かる。合格点(50問中30問=60点)まで具体化すれば、合格率は不安の材料ではなく計画の出発点になる。すべて電気技術者試験センターの公表データに基づき、年度別の数字で読み解く。

指標数値出典の水準
学科 合格率(近年)約55〜62%(令和8年度上期62.2%)令和元〜8年度
技能 合格率(近年)約70〜73%令和2〜7年度の年間
学科の合格基準60点(50問中30問)1問2点・絶対評価
学科の出題・時間四肢択一50問120分一般問題+配線図問題

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最新:令和8年度上期の学科合格率は62.2%(2026年6月22日発表)

電気技術者試験センターは2026年6月22日、令和8年度上期学科試験(2026年4月23日〜6月7日実施)の結果を発表した。要点は次のとおり。

項目令和8年度上期学科の結果
受験者数78,290人(CBT方式36,447人・筆記方式41,843人)
合格者数48,692人
合格率62.2%
合格基準60点以上(試験委員会が決定)
地区別の幅最高は北陸64.9%・最低は沖縄52.4%

前年同期(令和7年度上期57.7%)から4.5ポイント上がり、受験者数も前年上期より7,345人増えた。62.2%という数字は、令和2年度以降のどの回よりも高い。学科を通過した48,692人は、7月18日または19日の上期技能試験に進む。

ここで注目したいのは、合格率が上がった回でも合格基準は同じ60点だという点だ。相対評価なら「受かりやすい回」を狙う意味があるが、この試験は基準点を超えれば全員受かる絶対評価であり、回ごとの数字の上下は「その回の受験者がどれだけ仕上げてきたか」の反映にすぎない。数字の追い風を期待するより、30問を確実に取る準備をする方が早い。


学科合格率の年度推移(令和元〜8年)

「約60%」の中身を年度別に開くと、上期・下期で多少の差はあるが、傾向はつかみやすい。合格率は電気技術者試験センター公表の受験者数・合格者数から算出した。

年度上期下期年間の目安
令和元年度70.6%58.5%約65.9%
令和2年度※中止62.1%約62.1%
令和3年度60.4%57.7%約59.2%
令和4年度58.2%53.3%約56.0%
令和5年度59.9%58.9%約59.4%
令和6年度60.2%55.9%約58.2%
令和7年度57.7%55.4%約56.6%
令和8年度62.2%(9〜11月に実施予定)

※令和2年度上期は新型コロナウイルス感染拡大防止のため学科試験が中止。

読み取れるのは、直近1回の数字だけで一喜一憂しないことの大切さだ。令和4年度下期のように53%台まで下がる回もあれば、令和8年度上期のように62%台に乗る回もあるが、複数年で見ればおおむね55〜62%の帯に収まっている。これは「いつ受けても、対策しだいで届く土俵が一定している」ことを意味する。合格率が年度で乱高下する試験なら「たまたま難しい回」のリスクを織り込む必要があるが、電工2種の学科はそうではない。

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上期と下期で合格率はどう違うか

「上期と下期、どちらで受けるべきか」は合格率まわりで必ず出る疑問だ。学科の実測値を並べると、はっきりした傾向がある。

年度上期下期差(上期−下期)
令和3年度60.4%57.7%+2.7pt
令和4年度58.2%53.3%+4.9pt
令和5年度59.9%58.9%+1.0pt
令和6年度60.2%55.9%+4.3pt
令和7年度57.7%55.4%+2.3pt

令和3〜7年度の5年連続で上期が下期を上回り、差は1.0〜4.9ポイント。一方で技能は令和7年度が上期72.0%・下期71.4%と、回による差がほとんどない。

ただし、この差を「下期は難しくされている」と読むのは誤りだ。合格基準はどちらの回も同じ60点の絶対評価で、試験委員会が毎回決定して公表している。上期・下期は受ける人の顔ぶれ(母集団)が回ごとに異なるため、数字の差がそのまま問題の難度差を意味しない。実務上の結論はシンプルで、時期の有利不利を狙うより、準備が間に合う回で受ける——それだけだ。強いて言えば、上期に落ちても同じ年度の下期で再挑戦できるため、早い回から受け始める方が年間の受験機会を多く使える。


何点取れば合格か:絶対評価の「30問」を具体化する

合格率を「対策」に変える第一歩は、ゴールの点数を具体的に知ることだ。学科は次の形で決まる。

項目内容
出題四肢択一50問(一般問題+配線図問題)
配点1問2点(100点満点)
合格基準60点=50問中30問(試験委員会が決定・令和8年度上期も60点以上)
評価方式絶対評価(基準点超えで全員合格)
試験時間120分

ここが「合格率に踊らされない」核心だ。相対評価なら「他人より上に行く」発想が要るが、絶対評価なら勝負相手は他の受験者ではなく基準点。30問取れる準備をすればよく、満点を狙う必要はない。約60%という合格率は「対策すれば普通に届く水準」であり、20問分(40点)は落としてよいと考えると、必要以上に怖がらずに済む。

学科の合格基準を詳しく →


学科→技能の二段構造で合格率を見る

第二種電気工事士は「学科試験」と「技能試験」の2段階だ。学科に合格(または免除)した人だけが技能へ進み、両方を突破して免状を取得する。合格率を見るときはこの二段構造を必ず意識する。

年度学科 合格率技能 合格率
令和元年度約65.9%約65.3%
令和2年度約62.1%約72.4%
令和3年度約59.2%約72.8%
令和4年度約56.0%約72.6%
令和5年度約59.4%約71.1%
令和6年度約58.2%約70.3%
令和7年度約56.6%約71.8%

誤解しやすいのは、学科の約60%をゴールの数字だと思ってしまうことだ。学科の合格率はあくまで前半を通過する割合にすぎず、最終的な取得には技能の突破が別途必要になる。技能の合格率が学科より一段高い(令和2〜7年度で70.3〜72.8%)のは、学科というふるいを一度通った母集団が受けるためでもある。

二段構造で見るメリットは対策のメリハリだ。学科の時期はテキストと問題演習で知識を固め、学科を通過してから工具・作業練習に集中する——この順番なら、それぞれの合格率を着実に自分のものにできる。

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第一種電気工事士と比べると:学科は同水準、技能で差がつく

同じ電気技術者試験センターが実施する第一種電気工事士と、令和7年度の合格率を並べる。

試験(令和7年度)学科技能
第二種電気工事士約56.6%約71.8%
第一種電気工事士約57.4%約58.1%

意外に思えるが、学科の合格率は一種も二種もほぼ同水準だ(一種は受験者層が実務者中心のため、数字だけで難度は比べられない)。はっきり差が出るのは技能で、二種の71.8%に対し一種は58.1%——一種は技能で4割以上が落ちる。二種の合格率が「取り組みやすい」と言われるのは、学科・技能の両方が安定して高めの帯にあるからで、この構造は上位資格と並べるとよく分かる。二種に受かったあと一種や電験へ進むルートは次に取る資格の記事で整理している。


なぜ国家資格の中では取りやすい部類なのか

「55〜62%で安定」という推移は、国家資格としてはかなり親切な部類だ。その理由を分解する。

取りやすさの理由中身
絶対評価である上位何%でなく、基準点(60点)を超えれば合格
出題の土台が安定一般問題・配線図とも範囲とパターンが大きく変わらない
二段構造で負荷を分割学科は知識、技能は実技と、一度に全部を問われない
受験機会が多い上期・下期の年2回、学科はCBTなら試験日も選べる

合格率が低い試験の多くは相対評価だったり出題が読みにくかったりするが、電工2種の学科は基準点を超えれば受かる絶対評価で、出題の土台も安定しているため、対策が素直に得点に反映される。年度別に見ても、難化した回でさえ53%台止まりで、30%台に沈むような波がない。これが「取り組みやすい合格率」を支えている。


落ちる4割はどこでつまずくか

約60%が受かるなら、約4割は学科で落ちる。合格率を対策に変えるカギは、受かる側ではなく落ちる側を見ることだ。

落ちる典型症状回避策
計算問題を全部捨てるまとまった配点を丸ごと失い、残りで満点近くが必要に頻出の計算パターンだけでも得点源にする
配線図の対策不足後半の配線図問題で大量失点配線図問題を独立した演習として反復
公表問題の答えを丸暗記数値や図を変えられて判断できない出題の意味を理解する予想問題で補強
直前に詰め込む範囲を一周できず本番を迎える学んだ分野を即演習し早めに一周

絶対評価で30問取ればよい試験だからこそ、計算や配線図を丸ごと落とすと得点源を自分から手放すことになる。約60%の裏にある4割は、知識不足というより戦略の取り違えで沈むケースが少なくない。

落ちる人の特徴と対策をさらに →


ビルメン4点セットの中での位置づけ

難易度感をつかむには近い資格と並べるのが早い。設備管理(ビルメン)を目指す人が集める「ビルメン4点セット」——危険物乙4・二級ボイラー技士・第三種冷凍機械責任者・第二種電気工事士——の中で電工2種の学科を位置づける。

観点電工2種(学科)の位置づけ
4点セット内の難易度標準的な部類
特徴学科は知識中心、別途技能試験がある
取得計画での扱い二段構造ぶんの時間を見込んで計画

4点セットの中で電工2種の学科は突出して難しいわけではなく標準的なレンジに収まる。ただし他の3資格と違って技能試験がある点は計画上の差として押さえておく。「学科は標準的、技能の準備期間を別に確保する」と捉えておけば、4点セットを狙う順番づけで迷わない。

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令和8年度(2026年度)の試験日程と受験手数料

これから受ける人向けに、電気技術者試験センター公表の令和8年度日程を整理する。学科試験は受験機会を増やす目的でCBT方式の実施期間が46日間に大幅延長されており、会場と試験日時を選べるCBT方式が推奨されている。

項目上期下期
申込み受付3月16日〜4月6日(終了)8月17日〜9月3日
学科 CBT方式4月23日〜6月7日(実施済)9月24日〜11月8日
学科 筆記方式5月24日(実施済)10月25日
技能試験7月18日または19日12月12日または13日

受験手数料はインターネット申込み11,100円・書面申込み12,500円(非課税)で、申込みは原則インターネットだ。今年度中に取りたい人は、下期の申込み受付(8月17日開始)を逃さないようにしたい。申込みの手順は申込み方法の記事、受験料以外も含めた総費用は費用まとめの記事、CBTで受けるかどうかの判断はCBT対策の記事で詳しく扱っている。


まとめチェックリスト

  • [ ] 合格率は学科55〜62%・技能70〜73%、直近の令和8年度上期学科は62.2%と言える
  • [ ] 学科は令和3〜7年度の5年連続で上期が下期より1〜5ポイント高いが、合格基準は同じ60点だと知っている
  • [ ] 学科の合格点は50問中30問(60点)の絶対評価だと具体的に言える
  • [ ] 学科の約60%はゴールでなく前半の通過率で、技能(70〜73%)が別途あると分けて捉えている
  • [ ] 落ちる4割の典型(計算の捨てすぎ・配線図不足)を先に潰す計画を立てた
  • [ ] 令和8年度下期の申込み(8月17日〜9月3日)と手数料(ネット11,100円)を確認した

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編集部の見方

160問の予想問題を作るとき、私たちは一般問題と配線図問題を意図的に同じ比重で揃えた。解説データを見ていると、学科で落ちる人ほど配線図と計算を「捨て科目」にしてしまい、絶対評価で本来取れるはずの30問を自ら遠ざけている傾向が強かったからだ。令和8年度上期の62.2%という数字は近年では高い部類だが、それでも受験者の4割近くは落ちている。合格率55〜62%という帯は、裏を返せば「対策が素直に効く試験」だという証でもある。回ごとの数字に振り回されるより、30問という到達点を決めて、計算・配線図まで含めて演習を回す——それが約60%の合格率を自分のものにする現実的な道筋だと考えている。


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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 20 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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