ぴよパス

【2026年版】第二種電気工事士 学科 合格率・難易度分析|年度別推移と不合格パターンを徹底解説

ぴよパス編集部5分で読めます
目次

この記事で分かること

  • 第二種電気工事士 学科試験の合格率と年度別推移データ
  • ビルメン4点セット内での難易度の位置づけ
  • 学科試験と技能試験の合格率の違いとその意味
  • 不合格になる人に共通する4つのパターン
  • 合格率の「内側」に入るための具体的な対策

学科試験の合格率は約58%

第二種電気工事士の学科試験の合格率は、直近の年度で約58%だ。一般財団法人 電気技術者試験センターが公表するデータによると、年間13万人超が受験し、約7〜8万人が合格している大規模な国家試験だ。

(出典:一般財団法人 電気技術者試験センター https://www.shiken.or.jp/)

合格基準は50問中30問以上の正解(正答率60%以上)で、科目別の足切りはない。得意な分野で稼いで苦手な分野をカバーする戦略が成立する試験設計だ。


年度別合格率の推移

学科試験の合格率は年度によって変動する。直近の推移を見てみよう。

年度受験者数(概算)合格者数(概算)合格率(概算)
令和4年度約128,000人約75,000人約59%
令和5年度約130,000人約74,000人約57%
令和6年度約132,000人約77,000人約58%
令和7年度約139,000人約79,000人約57%

(出典:一般財団法人 電気技術者試験センター公表データに基づく概算値。年度・実施回によって数値は変動する。最新のデータは公式サイトで確認すること。)

おおむね55〜60%のレンジで安定して推移していることが分かる。年度間の差は2〜3ポイント程度で、試験の難易度自体が大きく変わっているわけではない。合格率のブレは受験者層の変動(高校生の団体受験・転職者の増減など)が主な要因だ。


ビルメン4点セットとの難易度比較

第二種電気工事士はビルメン4点セット(電工2種・危険物乙4・二級ボイラー技士・冷凍3種)の1つだ。学科試験の合格率を4資格で比較する。

資格名学科合格率の目安試験形式受験機会
第二種電気工事士(学科)約58%4肢択一50問年2回+CBT
二級ボイラー技士約54%5肢択一40問年複数回
第三種冷凍機械責任者約36%5肢択一15問年1回
危険物取扱者乙種4類約31%5肢択一35問年複数回

(数値は各試験実施機関の公表データをもとにした目安であり、年度によって変動する)

学科の合格率だけで比較すると、電工2種はビルメン4点セットの中で最も高い。危険物乙4(約31%)や冷凍3種(約36%)と比べると、20ポイント以上の差がある。

しかし「学科合格率が高い=最も簡単な資格」とは断言できない。電工2種には学科合格後に技能試験があるからだ。他の3資格は筆記試験のみで資格を取得できる(二級ボイラー技士は別途実技講習の修了が必要)が、電工2種は技能試験で実際に配線作業を行い、合格しなければ免状が交付されない。

資格取得までの総合的な負担で考えると、電工2種は4点セットの中で最も重い資格だと言える。ただし、ぴよパスが対応しているのは学科試験のみであり、技能試験は対象外だ。


学科と技能の合格率の違い

電工2種には学科試験と技能試験の2段階がある。それぞれの合格率を比較する。

試験合格率の目安内容
学科試験約58%50問の4肢択一(マークシートまたはCBT)
技能試験約65%40分間の配線作業(工具持参・材料支給)

技能試験の合格率が65%と学科より高いのは、「学科に合格した人だけが技能を受験する」というフィルターがかかっているためだ。学科合格者はすでに一定の知識を持っており、そこからさらに技能対策をした人が受験するため、母集団のレベルが高くなる。

技能試験は制限時間40分で指定された回路を配線する実技試験であり、学科試験とは全く異なるスキルが求められる。学科試験の合格率が高いからといって、資格取得全体が簡単だと考えるのは早計だ。


不合格になる人の4つのパターン

合格率58%ということは、約42%(年間5万人以上)が不合格になっている。不合格者に共通するパターンを4つに整理した。

パターン1:計算問題を全て捨てる

最も多い不合格パターンだ。電気基礎理論の計算問題(約10〜12問)を「苦手だから全部飛ばす」と決めてしまうと、残り38〜40問で30問以上を正解しなければならない。暗記問題だけで約80%の正答率を出す必要があり、現実的にはかなり厳しい。計算問題を最低でも半分(5〜6問)は正解できるようにしておきたい。

パターン2:配線図の暗記不足

配線図問題は毎回10問出題される得点源だが、図記号の暗記が不十分だと5問以上を失点する可能性がある。配線図問題は「知っていれば即答、知らなければ手も足も出ない」という性質を持つため、事前の暗記量が得点に直結する。

パターン3:勉強時間の不足

電工2種の学科試験に必要な勉強時間の目安は、電気の予備知識がない人で50〜100時間程度とされている。「合格率58%なら大して勉強しなくても受かるだろう」と甘く見て準備不足のまま受験すると、暗記量が足りずに不合格になる。

パターン4:マークシートのミス

CBTではなく筆記方式を選んだ場合、マークシートの記入ミスが不合格の原因になることがある。特に問題を飛ばして解いた場合にマーク欄がずれるリスクがある。見直し時間にマークシートの確認を行う習慣をつけておきたい。


合格率の「内側」に入るための3つの対策

対策1:計算問題を最低5問は取れるようにする

オームの法則(V=IR)と消費電力の公式(P=VI)の2つを完全に使いこなせるだけで、計算問題の半数程度はカバーできる。難易度の高い三相交流の計算を捨てたとしても、基本的な計算問題5〜6問で得点すれば合格ラインが見えてくる。

対策2:暗記系で確実に8割以上を取る

配線図・工具材料・工事方法・法令の暗記系問題(約30〜35問)で8割以上の正答率を出すことが、合格の最低条件だ。暗記系で24〜28問を確保し、計算問題で5〜6問を加えれば、合計29〜34問で合格ラインを超えられる。

対策3:模擬演習で「本番の感覚」を掴む

問題を解く力があっても、本番の緊張で正答率が5〜10%下がることは珍しくない。事前に時間を計った模擬演習を3回以上行い、本番に近い感覚を体験しておくことで、当日のパフォーマンス低下を最小限に抑えられる。


まとめ

第二種電気工事士の学科試験は、合格率約58%と国家試験の中では合格しやすい部類に入る。しかし年間5万人以上が不合格になっている現実があり、「計算問題の全捨て」「配線図の暗記不足」「勉強時間の不足」が不合格の主因だ。ビルメン4点セットの中では学科の合格率は最も高いが、技能試験を含めた総合難易度は最も高い。計算問題で5問以上、暗記系で8割以上を確実に取る準備をすれば、合格ラインの60%は安定して超えられる。


ぴよパスで第二種電気工事士 学科試験の対策をしよう

ぴよパスでは第二種電気工事士 学科試験のオリジナル練習問題を160問用意しています。電気基礎理論の計算問題から配線図の図記号問題まで、合格に必要な全分野をカバーしています。不合格パターンに陥らないよう、弱点分野を集中的に演習して本番に備えましょう。

第二種電気工事士 学科の練習問題に挑戦する →

広告

🐥

この記事の執筆者

ぴよパス編集部

公的機関の公表データ・法令・試験実施団体の公式情報を根拠に記事を作成。問題は全てオリジナルで、12項目の品質ガードで正確性を担保しています。

編集部について詳しく →

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。最新の試験情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

この記事をシェア

第二種電気工事士 (学科試験)の練習問題を解いてみよう

オリジナル予想問題で実力チェック

オリジナル予想問題で知識を定着させましょう。科目別の学習から模擬試験まで対応しています。