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第二種電気工事士 技能 候補問題13問の傾向と対策|共通作業と差がつくポイント (2026年度版)

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第二種電気工事士 技能 候補問題13問の傾向と対策|共通作業と差がつくポイント (2026年度版)
目次

候補問題13問はこういう試験

第二種電気工事士の技能試験は、配線図1問を支給材料で時間内に完成させる実技です。当日いきなり初見の図が出るわけではなく、あらかじめ公表された候補問題13問のうち1問が出ます。

項目内容
試験時間40分
出題形式配線図1問を支給材料で完成させる
候補問題数13問 (当日はそのうち1問)
公表時期毎年1月ごろに候補問題を公表
合否判定欠陥の有無 (1つでも欠陥があると不合格)
実施回上期・下期の年2回 (学科合格者・免除者が受験)

一般財団法人 電気技術者試験センターは、令和8年度 (2026年度) の候補問題13問を配線図つきで公表しています。当日はこの13問のどれが出ても作れる状態にしておくのが、技能試験の前提です。最新の問題番号・配線図・実施日は、必ず試験センターの公式発表で確認してください。

技能試験で押さえるべきは2つです。1つは「13問に共通する作業を速く正確に固めること」、もう1つは「問題ごとに差がつくポイントで欠陥を出さないこと」。この記事は、その2軸で13問の傾向を整理します。

学科をこれから固める段階なら、配線図 (複線図) の読み方が技能にも直結します。学科の演習で図を読む力を先に作っておくと、技能の複線図化がぐっと楽になります。

第二種電気工事士 学科の練習問題で配線図に慣れる

なぜ13問すべてを練習するのか

「13問のうち1問しか出ないなら、何問かに絞れば効率的では」と考えたくなります。ですが、当日どの問題が配られるかは会場で開封するまで分かりません。やまが外れたときの代償が大きいため、まずは13問を一通り作るのが安全な進め方です。

進め方メリットリスク
13問を一通り作るどれが出ても対応できる1周目は時間がかかる
数問に絞って練習短時間で済む外すと当日対応できない
共通作業だけ反復基礎は固まる問題固有の段取りが抜ける

現実的なのは、1周目で13問すべてを作って全体像をつかみ、2周目以降に苦手な問題へ時間を寄せる方法です。1周してみると、自分が詰まる箇所 (寸法取り、結線、ボックス内の処理など) がはっきりします。そこを重点的に直すほうが、闇雲に全問を同じ回数こなすより効率的です。

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13問に共通する作業を先に固める

候補問題は問題ごとに配線図が違いますが、使う作業の「部品」は共通するものが多いです。共通作業を速く正確にできるようになると、どの問題でも土台が安定します。一般論として、次のような作業は多くの問題で繰り返し登場します。

共通しやすい作業内容のイメージ
心線の被覆むき (ストリップ)ケーブル外装と心線被覆を所定の長さでむく
リングスリーブ圧着接続電線を束ね、サイズに応じた刻印で圧着する
差込形コネクタ接続心線を所定長むいて差し込む
ランプレセプタクルの結線輪づくりして端子へ巻きつける
連用取付枠への器具取り付けスイッチ・コンセントを枠に固定する
スイッチ・コンセントの結線渡り線や送り配線を正しくつなぐ
アウトレットボックスの処理ゴムブッシング装着、ケーブル引き込み

これらは「どの問題が出るか」に関係なく手が覚えておくべき動作です。共通作業で1か所でも欠陥を出すと、出題された問題に関係なく失点します。逆に言えば、共通作業を磨くことは13問すべてに効く投資になります。

時間に余裕がない人は、1周目で全問を作りつつ、つまずいた共通作業だけを切り出して反復する「部分練習」を挟むと効率的です。輪づくりやリングスリーブの圧着は、ケーブルの端材で何度でも単独練習できます。

問題ごとに差がつくポイント

共通作業が土台だとすると、合否の分かれ目になりやすいのは「問題固有の条件」です。配線図によって、登場する器具や施工条件が変わります。一般的に差がつきやすいのは、次のような要素です。

差がつきやすい要素なぜ差がつくか
3路・4路スイッチの結線渡り線の取り回しを誤ると点灯条件が崩れる
端子台での結線 (代用含む)結線位置・極性を間違えやすい
パイロットランプ (常時・同時・異時点灯)点灯方式で結線が変わる
自動点滅器・タイムスイッチの代用端子台代用の結線指定を読み違えやすい
アウトレットボックス内の接続点が多い問題接続箇所が増え、時間と欠陥リスクが上がる
電線の色指定・極性接地側・非接地側の取り違えは欠陥になりやすい

差がつく要素ほど、配線図 (複線図) を正確に書き起こせるかが効いてきます。複線図を落ち着いて書ければ、どの線をどの色で、どこへつなぐかが整理でき、結線ミスが減ります。複線図化が苦手なら、技能の前に図の読み方を集中的に練習しておく価値があります。

配線図 (複線図) の読み方を学科対策で固める

欠陥で落ちない、が技能の最重要テーマ

技能試験は、平成29年度以降、判定が「欠陥の有無」に一本化されました。欠陥が1つでもあれば不合格です。作品全体がきれいでも、たった1か所の欠陥で不合格になり得ます。だからこそ、作る練習と同じだけ「何が欠陥か」を覚えることが重要です。

電気技術者試験センターが欠陥の判断基準を公表しています。細かな寸法や条件は公式の基準で確認すべきですが、受験者がつまずきやすいのは、おおむね次のようなカテゴリです (詳細・最新の基準は公式で確認してください)。

欠陥になりやすいカテゴリつまずく例
接続不良リングスリーブの刻印・サイズ間違い、圧着不足
心線の露出被覆のむきすぎ・むき足りない、心線の露出過大
極性・色の誤り接地側と非接地側の取り違え
器具の結線ミス端子の入れ間違い、ねじのゆるみ、巻き付け不足
寸法不足ケーブル全体の長さや器具までの寸法が規定外
未完成時間切れで結線や器具付けが終わらない

欠陥は「知っていれば避けられる」ものが多いです。たとえばリングスリーブの刻印やサイズは、接続する電線の本数と太さで決まります。ルールを覚えていれば防げますが、知らないと毎回迷い、当日に間違えます。練習のたびに自分の作品を欠陥基準で見直す習慣をつけると、本番での取りこぼしが減ります。

合格者の振り返りを読むと、「作れるようになった後、欠陥チェックを徹底したら安定した」という声が多くあります。作る力と見抜く力は別物だと意識しておきましょう。

合格者がやっていた直前の整え方を読む

40分の時間配分をどう設計するか

技能試験は40分という時間との戦いでもあります。作業そのものができても、時間内に終わらなければ未完成で不合格です。1問あたりの作業を、おおまかな段階に分けて時間を意識すると、当日あわてにくくなります。あくまで一例ですが、次のような配分が目安になります。

段階作業内容目安の時間感
複線図配線図を複線図に書き起こす序盤の数分
寸法取り・切断ケーブルを必要な長さに切る序盤〜中盤
器具付け・結線器具の取り付けと各部の結線中盤の山場
接続リングスリーブ・差込形コネクタの処理中盤〜終盤
見直し欠陥チェック・寸法確認終盤に必ず確保

ポイントは、最後に見直しの時間を必ず残すことです。完成を急いで見直しを省くと、せっかく作れたのに欠陥に気づけません。練習のときから時計を置き、「複線図に何分」「見直しに何分」を体に入れておくと、当日の判断が速くなります。

時間が足りなくなる人の多くは、複線図でつまずくか、結線で迷っています。どちらも事前練習で短縮できる部分です。1周目はゆっくりでよいので、2周目から時間を計り、3周目で本番の40分を意識する、といった段階づけが現実的です。

独学で進めるか、教材・講座を併用するか

技能は手を動かす試験なので、独学でも十分に対策できます。実際、候補問題13問の配線図は公表されており、練習用の材料セットも市販されています。一方で、複線図の考え方や欠陥の判断でつまずくと、独学だと自己流の癖がつくこともあります。判断軸を整理しておきましょう。

状況向いている進め方
複線図は読める・手先に不安が少ない練習材料セットで独学反復
複線図や結線でつまずきがち動画・講座で手順を見ながら練習
学科と技能をまとめて進めたい学科講座 + 技能の材料を別で準備
何が欠陥か自分で判断できない解説つき教材で欠陥基準を確認

技能の練習で核になるのは、本番と同じ手を作る工具と、13問を作りきる材料です。何をどれだけ買うかで迷ったら、練習回数 (1回分・2回分・3回分) と工具の有無で整理する考え方が役立ちます。実物の練習セットを検討する際の判断軸は、電工石火のレビュー記事にまとめています。

電工石火など技能練習セットを買うべきか判断する

学科と技能を地続きで進めたい人や、複線図そのものに不安がある人は、映像で手順を確認できる講座も選択肢です。SATのような講座を使う場合も、技能の工具・材料は別に用意する前提で考えます。独学と講座、どちらが自分に合うかは、複線図の理解度と確保できる練習時間で決めるのが現実的です。

独学と講座のどちらが向くかを比較する

練習の優先順位はこう決める

13問すべてを同じ熱量でこなすより、自分の状態に合わせて重点を変えるほうが効率的です。次のように考えると、限られた時間を配分しやすくなります。

自分の状態優先すること
まだ1問も作っていないまず共通作業を覚え、13問を1周する
1周はしたが時間が足りない苦手問題に絞って2周目、時間を計る
作れるが欠陥が不安欠陥基準で全問セルフチェック
複線図でつまずく図の書き起こしだけ単独で反復
本番が近い苦手問題と共通作業の最終確認

優先順位を決めるうえで大切なのは、「作れる」と「時間内に欠陥なく作れる」を区別することです。1周して作れた問題でも、時間を計ると40分を超えることはよくあります。2周目以降は時間と欠陥の両方を意識し、苦手問題ほど回数を増やしていきます。

次の一歩

第二種電気工事士の技能試験は、候補問題13問という出題範囲が公表されている、対策のしやすい実技です。やるべきことは整理できます。13問に共通する作業を速く正確に固め、問題ごとに差がつくポイントで欠陥を出さず、40分の時間配分に見直しを組み込む。この3つを練習で体に入れれば、当日は落ち着いて臨めます。

まずは候補問題13問の配線図を試験センターの公式発表で確認し、工具と材料を準備して1周目に入りましょう。複線図に不安があるなら、学科の演習で図を読む力を先に固めておくと、技能の複線図化がスムーズになります。作る力と、欠陥を見抜く力。この両輪を意識して、自分のペースで反復を重ねてください。


出典・参考

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士、危険物取扱者、衛生管理者、ボイラー技士、冷凍機械責任者、 電気工事士、FP 技能検定、IT パスポート、宅地建物取引士、登録販売者 など 20 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照し、 記事の正確性を担保しています。問題はすべて編集部によるオリジナルで、12 項目の自動ガード (スキーマ検証、正答一意性、計算問題の再検算ほか) + 編集長による最終承認を経て公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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