この記事で分かること
- 第二種電気工事士の受験資格(誰でも受験可能)
- 学科試験と技能試験の2段階受験の仕組み
- 学科免除制度の詳細(前期合格→後期は技能のみ)
- ぴよパスで対応している試験範囲(学科試験のみ)
- 受験申請から免状取得までの流れ
第二種電気工事士の受験資格:誰でも受験可能
第二種電気工事士の試験は受験資格が一切不要です。
電気工事士法(第4条の3)に基づく国家試験であり、年齢・学歴・実務経験を問わず、どなたでも受験申請できます。
| 区分 | 受験資格 |
|---|---|
| 第二種電気工事士 | 不要(誰でも受験可) |
| 第一種電気工事士 | 学科試験は不要、免許交付には実務経験3年以上が必要 |
高校生から社会人・主婦まで幅広い方が受験している試験であり、合格率は学科試験で約58.2%、技能試験で約70%前後(年度により変動)です。
2段階受験の仕組み:学科と技能
第二種電気工事士は学科試験(筆記試験)と技能試験(実技試験)の2つの試験に合格する必要があります。
試験の実施スケジュール(例年)
| 区分 | 学科試験 | 技能試験 |
|---|---|---|
| 上期試験 | 5〜6月頃 | 7月頃 |
| 下期試験 | 10〜11月頃 | 12月頃 |
試験は年2回(上期・下期)実施されています。学科試験に合格した後、同じ期の技能試験を受験するのが一般的な流れです。
試験の合格基準
| 試験 | 合格基準 |
|---|---|
| 学科試験 | 60問中36問以上(正答率60%以上) |
| 技能試験 | 欠陥なし(欠陥判定基準に基づく) |
学科免除制度:前期合格者は後期に技能のみ受験可能
第二種電気工事士では、上期の学科試験に合格した場合、下期の試験で学科試験が免除になります。
学科免除の仕組み
| ケース | 内容 |
|---|---|
| 上期の学科合格 → 上期の技能受験 | 通常のルート(同一期内で完結) |
| 上期の学科合格 → 下期の技能のみ受験 | 学科免除制度を活用(技能に集中できる) |
| 前年度の学科合格(有効期間内) | 翌年度一定期間は学科免除が適用される可能性がある |
学科試験の合格は2年間有効であり、合格年度を含む2年間は技能試験のみの受験が可能です(電気技術者試験センターの最新情報を確認してください)。
学科免除のメリット
- 学科試験の学習に再度時間をかけずに済む
- 技能試験の準備に集中できる
- 業務の都合で上期の技能を受験できない場合に有効
学科試験の科目と出題内容
試験科目
| 科目 | 問題数の目安 |
|---|---|
| 電気に関する基礎理論 | 約6問 |
| 配線設計 | 約6問 |
| 電気機器・配線器具・材料・工具 | 約12問 |
| 電気工事の施工方法 | 約12問 |
| 一般用電気工作物の検査方法 | 約6問 |
| 一般用電気工作物の保安に関する法令 | 約6問 |
| 配線図(単線図・複線図) | 約12問 |
合計60問(マークシート形式・四肢択一)、試験時間は120分です。
技能試験の概要:ぴよパスは学科のみ対応
技能試験の内容
技能試験は実際に電気工事の作業を行う実技試験です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験形式 | 課題の配線作業(40分) |
| 出題 | 事前に公表される候補問題(例年13問)から1問出題 |
| 合格基準 | 欠陥なし(軽微・重大欠陥の判定基準による) |
| 持参するもの | 電工ナイフ・ペンチ・ドライバーなどの工具一式 |
技能試験では電線の被覆剥き・接続・器具への取り付けなど実際の手作業が必要です。
ぴよパスの対応範囲
ぴよパスは第二種電気工事士の学科試験(筆記試験)の練習問題に対応しています。
- 学科試験: 電気の基礎理論・配線図・法令など各科目の練習問題
- 技能試験: 対応外(工具・材料を使った実技作業が必要なため)
技能試験の対策には、候補問題の解説書・動画教材・工具セットなどを別途ご活用ください。
第一種電気工事士との違い
| 区分 | 第二種電気工事士 | 第一種電気工事士 |
|---|---|---|
| 受験資格 | 不要 | 学科は不要、免許には実務3年以上 |
| 扱える電気工作物 | 一般用電気工作物(600V以下の住宅・小規模店舗など) | 一般用 + 最大電力500kW未満の需要設備 |
| 合格率 | 学科約58%、技能約70% | 学科約43%、技能約65% |
| 更新 | 免許の更新不要 | 免許の更新不要(ただし定期講習が必要) |
第二種から第一種へのステップアップも多くの方が選択しています。
免状の交付条件
第二種電気工事士の試験に合格したら、免状の交付申請を行います(電気工事士法第4条の2)。
免状交付申請
| 手続き | 内容 |
|---|---|
| 申請先 | 各都道府県の主管部署(都道府県の申請窓口) |
| 必要書類 | 合格通知書・写真・住民票などの証明書類 |
| 費用 | 都道府県により異なる(収入証紙等) |
第二種電気工事士は学科・技能ともに合格後に申請できます。免状の交付は申請から約1〜2ヶ月かかります。
受験申請から免状取得までの流れ
試験は一般財団法人 電気技術者試験センターが実施しています。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 試験日程の確認 | 公式サイトで上期・下期のスケジュールを確認 |
| 2. 受験申請 | インターネット申請または書面申請(受験料: 9,300円程度) |
| 3. 学科試験 | 60問・120分(マークシート) |
| 4. 合格発表(学科) | 試験から約1〜2ヶ月後 |
| 5. 技能試験 | 実際の配線作業(40分) |
| 6. 合格発表(技能) | 試験から約1ヶ月後 |
| 7. 免状交付申請 | 都道府県への申請 |
まとめ
第二種電気工事士の受験資格と学科免除制度についてまとめます。
- 受験資格は不要: 年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できる
- 学科と技能の2段階受験: どちらにも合格して初めて免状が交付される
- 学科免除制度: 上期に学科合格→下期は技能のみ受験できる(学科合格は2年間有効)
- ぴよパスは学科試験のみ対応: 技能試験の対策は別途教材が必要
- 試験は年2回: 上期・下期それぞれで受験チャンスがある