結論:練習問題は「3周する」より「周回ごとの目的を変える」ことが大事
第二種電気工事士の学科対策で、練習問題を1周だけ解いて終えるのはもったいないです。ただし、同じ問題を何となく3周しても伸びません。
おすすめは、1周目を全体把握、2周目を弱点抽出、3周目を得点化に分けることです。配線図20問程度、一般問題30問程度という構成を意識しながら、どの分野で点が落ちているかを見えるようにします。
3周回の目的を分ける
| 周回 | 目的 | やること | 見る数字 |
|---|---|---|---|
| 1周目 | 全体把握 | 全範囲を止まらず解く | 分野別にどこで止まったか |
| 2周目 | 弱点抽出 | 間違いを原因別に分ける | 計算・配線図・暗記の偏り |
| 3周目 | 得点化 | 印をつけた問題だけ反復 | 迷わず解ける問題数 |
1周目から正答率だけを追うと、分からなかった理由が残りません。大事なのは「なぜ間違えたか」を2周目で分類できるよう、印をつけておくことです。
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間違いは4種類に分ける
| ミスの種類 | 例 | 復習方法 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 図記号、器具、法令を知らない | 暗記カード化して翌日確認 |
| 読み落とし | 問われているものと逆を選ぶ | 問題文の条件に線を引く練習 |
| 計算ミス | 単位や代入を間違える | 公式、単位、途中式を固定 |
| 配線図の見落とし | 接続点や電線本数を見逃す | 電源、負荷、スイッチ、接続点の順に追う |
ぴよパス編集部で解説を作っていると、伸びない人は「間違えた問題をもう一度解く」だけで終わりがちです。伸びる人は、間違いの原因を分け、次に同じ型が出たときの対策まで決めています。
1周目:正答率より出題地図を作る
1周目は、解けない問題が多くても問題ありません。目的は、自分がどこで止まるかを見ることです。
| 分野 | 1周目で見ること |
|---|---|
| 基礎理論・計算 | 公式が浮かぶか、単位を見て判断できるか |
| 配線図 | 図記号、器具、電線本数のどこで止まるか |
| 施工・検査 | 工具や測定器の用途を説明できるか |
| 法令 | 暗記不足か、用語の読み違いか |
1周目で全問を完璧にしようとすると進みません。分からない問題には印をつけ、解説を読んだあとに「原因」を一言で残します。
2周目:弱点を点数に近い順に並べる
2周目では、間違いをただ減らすのではなく、合格基準60点ラインに近い順に直します。
| 優先度 | 直す弱点 | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | 図記号・器具名・工具 | 暗記で早く点に変わる |
| 高 | オームの法則・電力など基礎計算 | 型を覚えると安定する |
| 中 | 配線図の電線本数 | 時間はかかるが20問程度の中で効く |
| 中 | 法令・保安 | 用語を整理すれば取り戻しやすい |
| 低 | 初見の難問 | 直前期に追いすぎない |
弱点をすべて同じ重さで扱うと、時間が足りなくなります。暗記で取り戻せるもの、型で取れるもの、本番で後回しにするものを分けると、勉強の密度が上がります。
3周目:弱点だけを本番形式に戻す
3周目は、弱点問題だけを反復します。ただし、同じ答えを覚えてしまわないよう、次のように少し条件を変えて確認します。
- 選択肢を隠して答えの方針だけ言う
- 計算問題は数値を変えて解く
- 配線図は電源、負荷、スイッチ、接続点だけ先に拾う
- 法令問題は「何を問われているか」を一言で書く
- 最後に50問120分の時間配分へ戻す
ここまでできると、同じ問題だけでなく、似た型の問題にも対応しやすくなります。
残り時間別の使い方
| 残り時間 | 練習問題の使い方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1か月以上 | 3周回を丁寧に回す | 1周目で止まりすぎない |
| 2週間 | 1周目を速く終え、2周目で弱点を固める | 新しい教材を増やしすぎない |
| 1週間 | 印をつけた問題を中心に3周目へ入る | 難問より取れる問題を優先 |
| 3日前 | 弱点リストと時間配分だけ確認 | 新しい問題で自信を削らない |
直前期に一番大事なのは、取れる問題を落とさないことです。知らない難問を増やすより、印をつけた問題を「本番なら取れる」に変える方が合格に近づきます。
よくある失敗と修正
失敗1: 1周して満足する
1周目は入口です。分からない問題を発見するための周回なので、2周目で原因を分類し、3周目で得点化するところまで進めます。
失敗2: 解説を読んで分かった気になる
解説を読んだ直後は分かった気になります。翌日、選択肢を隠して答え方を説明できるかを確認してください。
失敗3: 配線図と計算を後回しにしすぎる
配線図と計算は、直前にまとめて伸ばすには重い分野です。毎日少しずつ触り、3周目では弱点だけを短時間で確認できる状態にしておきます。
合格基準60点ラインに近づくチェックリスト
- 1周目は正答率より、止まった分野を記録した
- 間違いを知識不足、読み落とし、計算ミス、配線図の見落としに分けた
- 暗記で取れる図記号・器具・工具を先に固めた
- 計算問題は単位、公式、代入の手順で解いた
- 配線図は電源、負荷、スイッチ、接続点の順で追った
- 最後は50問120分の時間配分で通した
編集部メモ
練習問題は、量よりも「戻り方」で差が出ます。解けなかった問題に戻る、理由を分ける、同じ型で取り返す。この3つができると、問題演習はただの作業ではなく、点数を上げる道具になります。
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