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【2026年版】第二種電気工事士 学科合格後にやること|技能試験・免状申請・次の資格の完全ガイド

ぴよパス編集部7分で読めます
目次

学科試験合格は「スタートライン」の通過

第二種電気工事士の免状を取得するには、学科試験と技能試験の両方に合格することが必要だ。学科試験の合格はゴールではなく、次のフェーズへのスタートラインだ。

この記事では学科合格後にやるべきことを3つのフェーズに分けて解説する。

  1. 技能試験の準備(学科合格後すぐに開始)
  2. 免状申請手続き(技能試験合格後)
  3. 次の資格取得の計画(電工2種を活かしたキャリアアップ)

フェーズ1:技能試験の準備を今すぐ開始する

技能試験の基本情報

項目内容
試験形式候補問題13問から1問が出題。制限時間40分で実際に電気工事の施工を行う
合格基準欠陥がないこと(欠陥の種類と程度により判定)
上期試験の技能7月実施(学科6月→技能7月)
下期試験の技能12月実施(学科10月→技能12月)
合格率例年70〜80%程度

技能試験の合格率は学科試験より高いが、練習不足のまま受験すると時間内に完成しない・欠陥判定を受けるリスクがある。学科合格の翌日から準備を開始することが重要だ。

技能試験の準備に必要なもの

工具の準備(必須)

工具用途
ペンチ電線の切断・接続
ドライバー(プラス・マイナス)ネジの締め付け
ウォータポンプフライヤ絶縁ブッシングの取り外しなど
リングスリーブ用圧着工具リングスリーブでの電線接続
電工ナイフ(またはストリッパー)電線の被覆むき
電線ストリッパー被覆むきの効率化(必須ではないが推奨)
スケール(メジャー)電線の寸法確認

工具は個別に購入するより「電気工事士技能試験用工具セット」として販売されているセットを購入する方が揃え漏れがなく効率的だ。

練習用電線・器具の準備

技能試験は実際の電線・器具を使って施工するため、練習用の消耗品が必要だ。候補問題1問あたり電線類の費用がかかるため、最低でも2〜3回分の練習ができる量を用意することを推奨する。

技能試験の学習の進め方

ステップ1:候補問題13問の図面を確認する(1〜2日) 公表されている候補問題13問の単線図を確認し、使われる器具・電線の種類・施工のポイントを把握する。

ステップ2:基本作業の練習(1週間) 電線の被覆むき・リングスリーブの圧着・差込形コネクタの接続・ランプレセプタクルの接続など、各施工の基本作業を単体で練習する。

ステップ3:候補問題の通し練習(2〜3週間) 1問ずつ実際に時間を計測しながら完成させる。40分以内に完成できるかを確認しながら進める。13問を最低1周、可能であれば2周練習することを推奨する。

ステップ4:欠陥チェックと時間短縮(最終週) 完成後に欠陥判定基準と照らし合わせて自己チェックする習慣をつける。電線の接続箇所の長さ・器具の取り付け向きなど、欠陥になりやすいポイントを重点的に確認する。


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フェーズ2:技能試験合格後の免状申請

申請の流れ

技能試験に合格すると、合格通知書が送付される。合格通知が届いたら速やかに免状申請手続きを行う。

1. 申請先の確認 居住地の都道府県庁(または担当部署)に申請する。都道府県によって申請窓口・手続き方法(窓口申請・郵送申請)が異なるため、各都道府県の案内ページを確認してほしい。

2. 必要書類の準備

書類備考
電気工事士免状交付申請書都道府県の窓口またはウェブサイトで入手
合格通知書のコピー(または合格証書)原本の提出が必要な場合もあり
住民票(発行から3か月以内)本籍地記載が不要の場合が多い
証明写真サイズは都道府県の指定による
手数料(収入証紙)都道府県によって金額が異なる(概ね2,000〜5,000円程度)

3. 申請から交付までの期間 申請後の交付までに2〜4週間程度かかる場合が多い。免状取得が急を要する場合(就職先への提出期限など)は早めに申請することを強く推奨する。

免状を取得したら

免状取得後は第二種電気工事士として一般住宅・小規模施設(最大電力500kW未満の需要設備のうち電圧600V以下で使用する電気工作物)の電気工事を行う資格を得る。


フェーズ3:電工2種を活かした次の資格取得

電工2種の合格で培った電気理論・配線図・法令の知識は、複数の関連資格の取得に活かせる。目指すキャリアに応じて次の資格を選んでほしい。

ルートA:ビルメン4点セットの完成を目指す

ビルメン4点セットとは「第二種電気工事士・危険物取扱者乙種4類・二級ボイラー技士・第三種冷凍機械責任者」の4資格のことだ。設備管理職への就職・転職で最も求められる資格の組み合わせであり、電工2種の合格後は残り3資格の取得を計画的に進めることでキャリア上の競争力が大幅に高まる。

資格難易度学習時間目安受験タイミング
危険物取扱者乙種4類普通30〜50時間年複数回(月1〜2回程度)
二級ボイラー技士普通40〜60時間毎月実施
第三種冷凍機械責任者やや難しい60〜100時間年1回(11月)

冷凍3種が年1回(11月)のみの実施のため、冷凍3種の受験時期を軸にスケジュールを組むことが効率的だ。

ぴよパスでは危険物乙4・二級ボイラー技士の練習問題を提供している。

ルートB:電気系の上位資格を目指す

電工2種の知識を活かして電気系の上位資格に進むルートだ。

第一種電気工事士

最大電力500kW未満の需要設備(中規模ビル・工場など)の電気工事ができる資格。電工2種の学科試験の知識が土台となる。

項目内容
合格率学科約45〜55%・技能約65〜75%
学習時間学科80〜120時間(電工2種知識がある場合は50〜80時間)
免状取得条件合格後に3〜5年の実務経験が必要(試験合格だけでは免状不交付)

電工2種の学科知識が新鮮なうちに一種の学習を開始することで、学習コストを大幅に下げることができる。

電気主任技術者(電験三種)

高圧受電設備の保安監督ができる最高峰の電気資格。電工2種の電気基礎理論の知識が入口として使えるが、難易度は大幅に上がる。

項目内容
合格率約10〜15%前後
学習時間600〜1000時間
科目理論・電力・機械・法規の4科目

長期的なキャリアアップを目指す方に向いている資格だ。科目合格制度があるため、複数年かけて計画的に取得できる。

ルートC:消防・防災系で設備管理の幅を広げる

電工2種と組み合わせることで設備管理の対応範囲が広がる消防・防災系の資格だ。

消防設備士甲種4類(自動火災報知設備)

自動火災報知設備の工事・整備ができる資格。甲種4類は施工(工事)ができるため、乙種より市場価値が高い。電工2種の電気配線の知識が試験学習でも実務でも直接活きる。

項目内容
合格率約30〜40%
学習時間80〜120時間
受験資格電工2種保有者は受験資格あり

電工2種の合格者は甲種4類の受験資格を得られるため、免状取得後に受験できる。ぴよパスでは消防設備士甲種4類の練習問題も提供している。

エネルギー管理士(電気分野)

工場・ビルのエネルギー消費効率の管理・改善を行う資格。大規模設備の省エネ対策に携わるポジションで評価される。

項目内容
合格率約25〜35%
学習時間150〜300時間
受験資格制限なし(免状取得には実務経験が必要)

電工2種の電気基礎理論の知識が直接活かせる分野もある。電気系のスペシャリストを目指す方向けの資格だ。


合格後の「やることリスト」まとめ

時期やること
学科合格直後技能試験の工具・練習用電線を揃え始める
〜技能試験1か月前候補問題13問の図面確認・基本作業の練習
〜技能試験2週間前候補問題の通し練習(最低1周)
〜技能試験1週間前欠陥チェックを繰り返しながら時間内完成の確認
技能試験合格後合格通知書の受け取り → 免状申請手続きを速やかに開始
免状取得後次の資格の学習計画を立てる(ビルメン4点セット / 一種 / 消防設備士など)

ぴよパスで関連資格の練習問題に取り組む

電工2種合格後に目指すことが多い資格の練習問題をぴよパスで提供している。

資格ぴよパスでの練習問題
危険物取扱者乙種4類危険物乙4の練習問題
二級ボイラー技士二級ボイラー技士の練習問題
消防設備士甲種4類消防設備士甲4の練習問題
消防設備士乙種4類消防設備士乙4の練習問題

まとめ

第二種電気工事士学科試験の合格後にやるべきことは以下の3つだ。

  1. 技能試験の準備を即開始する:工具を揃え、候補問題13問の施工練習を繰り返す
  2. 技能試験合格後は速やかに免状申請する:都道府県の担当部署に必要書類を提出
  3. 次の資格を計画する:ビルメン4点セット完成(危険物乙4・ボイラー2級・冷凍3種)または電気系上位資格(第一種・電験三種)・消防設備士甲4などのルートを選択する

電工2種の合格で得た電気の知識は他の多くの資格学習に活きる。この知識を最大限に活用して、次のキャリアステップに進んでほしい。


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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

公的機関の公表データ・法令・試験実施団体の公式情報を根拠に記事を作成。問題は全てオリジナルで、12項目の品質ガードで正確性を担保しています。

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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。最新の試験情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

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