結論:配線図は「最後の難問」ではなく、20問程度ある得点源
第二種電気工事士の学科試験で、配線図問題は20問程度あります。全50問の中でここを丸ごと苦手にすると、一般問題でかなり高得点を取らない限り60点ラインが不安定になります。
ただし、配線図20問がすべて難しいわけではありません。図記号、器具・材料、工具、施工方法のように暗記で拾える問題も混ざります。読者がまず持ち帰るべき結論は、複線図が苦手でも、配線図問題を全部捨てないということです。
配線図20問の中身を4つに分ける
| 分野 | 何を問われるか | 最初の対策 |
|---|---|---|
| 図記号 | コンセント、点滅器、照明、接地など | 記号と用途を1対1で覚える |
| 器具・材料 | 配線器具、電線管、工具、材料 | 写真・名称・使いどころをつなげる |
| 施工・検査 | 接地、絶縁、施工方法 | ルールを短文で覚える |
| 電線本数・接続 | 複線図、リングスリーブ、コネクタ | 電源、スイッチ、負荷、接続点の順に追う |
ぴよパス編集部で問題解説を作っていて、伸びる人は「配線図 = 複線図だけ」と考えていません。暗記で取れる問題を先に安定させ、そのうえで電線本数や接続問題に時間を回しています。
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得点順は「図記号 → 器具・材料 → 電線本数」
配線図が苦手な人ほど、最初から複雑な複線図を描こうとして止まります。おすすめは、次の順番で得点化することです。
| 順番 | 狙う問題 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 図記号の名称・用途 | 暗記で点になりやすい |
| 2 | 器具・材料・工具 | 写真や名称とセットで覚えやすい |
| 3 | 施工方法・検査 | 法令・技術基準の基本知識で拾える |
| 4 | 電線本数・接続 | 時間はかかるが、手順化すれば伸びる |
図記号と器具判別で点を拾えるようになると、複線図問題に失敗しても全体が崩れにくくなります。逆に、暗記部分を曖昧にしたまま複線図だけ練習すると、配線図全体の得点が安定しません。
複線図は4つだけ追えば始められる
複線図が苦手な人は、きれいな図を描くことより、次の4点を順に追う練習から始めてください。
| 見るもの | チェックすること |
|---|---|
| 電源 | 非接地側・接地側をどこから入れるか |
| 負荷 | 照明やコンセントがどこにあるか |
| スイッチ | どの負荷を操作するか |
| 接続点 | どこで電線をまとめるか |
この4つが見えれば、電線本数や接続材料の問題に進めます。最初から全体を一気に描こうとせず、1つの負荷、1つのスイッチ、1つの接続点という小さい単位で練習するのが近道です。
CBTで配線図を読むときの注意点
CBT方式では、紙の問題用紙に直接線を引く感覚とは違います。画面で全体を見ながら、手元には必要な情報だけを書き出す練習が必要です。
| 画面で確認すること | メモに出すこと |
|---|---|
| 図全体の配置 | 電源、負荷、スイッチの位置 |
| 問われている設問 | 選択肢を消した理由 |
| 接続点の場所 | 電線本数、リングスリーブ、コネクタ数 |
「画面だけで考える」状態になると、配線図は急に重くなります。CBTで受ける人は、紙の問題集だけでなく、画面表示の問題を見ながらメモで整理する練習も入れておきましょう。
残り時間別の配線図対策
| 残り時間 | 優先すること | 捨てないライン |
|---|---|---|
| 1か月以上 | 図記号、器具、複線図を順に固める | 配線図20問を丸ごと得点源にする |
| 2週間 | 図記号と器具を毎日確認し、複線図は頻出型だけ反復 | 暗記問題を落とさない |
| 1週間 | 電線本数・接続問題の解き方を固定 | 難しい図で長時間止まらない |
| 3日前 | 図記号、工具、材料、接続材料を総点検 | 取れる問題から先に解く |
残り日数が短いほど、複線図の完璧主義は危険です。まず暗記で取れる問題を落とさない。そのうえで、電線本数や接続材料を頻出パターンに絞って拾いにいきます。
よくある失敗と修正
失敗1: 配線図を「難しいから後で」にする
20問程度ある分野を後回しにすると、直前期に重くなります。毎日10分でも図記号と器具判別を入れる方が、最後に効いてきます。
失敗2: 図記号を単語だけで覚える
記号名だけでなく、どこに使う器具か、どの材料や工具とつながるかまでセットにします。試験では、名前だけでなく用途や施工方法と絡めて聞かれます。
失敗3: 電線本数を勘で数える
勘で数えると、選択肢が似ている問題で崩れます。電源、負荷、スイッチ、接続点の順にメモへ落とし、同じ手順で数える練習をしてください。
合格基準60点ラインに近づくチェックリスト
- 配線図問題は20問程度あり、丸ごと捨てないと決めた
- 図記号を名称だけでなく用途まで覚えた
- 器具・材料・工具を配線図上の役割と結びつけた
- 複線図は電源、負荷、スイッチ、接続点の順に追える
- CBT対策として、画面を見ながらメモで整理する練習をした
編集部メモ
配線図が伸びる瞬間は、「全部を絵として理解する」より先に来ます。図記号が読める、器具の役割が分かる、接続点が追える。この小さい勝ちを積むと、複線図も急に見えるようになります。
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