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全63問
主な医薬品とその作用は登録販売者を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全63問 (試験全体の約33%相当) を収録しています。本試験は合格率約40-44%・試験時間3時間 (午前午後2部構成の都道府県あり)・受験料16,000円の試験で、主な医薬品とその作用は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは受診勧奨・アセトアミノフェン・解熱鎮痛薬・小児禁忌などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると登録販売者受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (医薬品の基礎知識・人体・薬事法規・安全対策) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
アセトアミノフェンに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: アセトアミノフェンは、中枢における体温調節機能への作用や視床の痛覚閾値を上昇させることによって解熱・鎮痛作用を発揮すると考えられています。「中枢性の解熱鎮痛薬」と位置づけられます。「主に末梢のCOXを強力に阻害する」のはイブプロフェンやアスピリンなど非ステロイド性抗炎症薬(NSA…
イブプロフェンに関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: イブプロフェンは小児への使用に関して注意が必要であり、「15歳未満の小児でも安全に使用できる」という記述は誤りです。なお、イブプロフェンはアスピリンのようなライ症候群との関連は明確ではないものの、一般的に15歳未満の小児への使用は推奨されておらず、一般用医薬品では「小児に使用しな…
アスピリン(アセチルサリチル酸)の使用上の注意として、最も重要なものはどれか。
解説: アスピリンの最も重要な使用上の注意は、15歳未満の水痘またはインフルエンザに罹患している小児への使用禁忌です。これはライ症候群(脳症と肝機能障害を伴う重篤な疾患)の発症リスクと関連しているためです。アスピリンは緑内障への影響は一般的に問題とされていません。腎臓においてはプロスタグ…
解熱鎮痛薬を服用中の人が飲酒した場合、特に注意が必要な理由として正しいものはどれか。
解説: アセトアミノフェンは肝臓で代謝されますが、アルコールを常習的に飲む人では肝臓の薬物代謝酵素(CYP2E1)が誘導されており、アセトアミノフェンの毒性代謝物(N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン)の産生量が増加します。その結果、肝機能障害のリスクが高まります。アルコールは解熱鎮痛成…
解熱鎮痛薬に配合されることがある補助成分と、その目的の組み合わせとして正しいものはどれか。
解説: 解熱鎮痛薬には胃腸への負担を軽減する目的で、制酸成分(乾燥水酸化アルミニウムゲル、ケイ酸マグネシウムなど)が配合されることがあります。カフェインは解熱鎮痛成分の鎮痛効果を増強する補助成分として配合されますが、血中濃度を下げるのではなく相乗的な鎮痛効果を期待して配合されます。抗ヒス…
解熱鎮痛薬に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解説: アセトアミノフェンは解熱・鎮痛作用を持ちますが、抗炎症作用は弱く、関節リウマチなどの炎症性疾患の治療薬として第一選択とはなりません。炎症性疾患にはNSAIDsや疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)などが用いられます。イソプロピルアンチピリンはピリン系成分であり、ピリン疹などのアレ…
解熱鎮痛薬の連用に関する注意として、正しいものはどれか。
解説: 解熱鎮痛薬を頻繁に使用し続けると、薬物乱用頭痛(MOH: Medication Overuse Headache)が引き起こされることがあります。これは薬を服用することで逆に頭痛が慢性化する状態であり、月に10日以上の定期的な使用で発症リスクが高まります。解熱鎮痛薬は一般に5〜6…
かぜ薬(総合感冒薬)に配合されることがある抗ヒスタミン成分の主な目的として、正しいものはどれか。
解説: かぜ薬に配合される抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩など)は、ヒスタミンH1受容体を遮断することでくしゃみ・鼻水・鼻閉などのアレルギー様症状を緩和します。抗ヒスタミン成分には抗菌・抗ウイルス作用はなく、かぜの原因そのものを治すわけではありま…
かぜ薬に含まれるメチルエフェドリン塩酸塩に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分(交感神経刺激薬)であり、β2受容体を刺激して気管支平滑筋を弛緩させ、気道を拡張する作用を持ちます。同時にα受容体刺激による鼻粘膜の血管収縮で鼻閉を改善する作用もあります。アドレナリン作動薬は心臓のβ1受容体も刺激するため、心臓病(心…
かぜ薬に配合されることがある抗コリン成分に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 抗コリン成分(ベラドンナ総アルカロイド、スコポラミン臭化水素酸塩など)は副交感神経(ムスカリン受容体)を遮断します。排尿には副交感神経が重要な役割を果たしており、抗コリン成分は排尿を抑制(尿閉を起こしやすくする)ため、前立腺肥大のある患者では排尿困難を悪化させるおそれがあります。…
かぜ薬に含まれるグアイフェネシンの役割として、正しいものはどれか。
解説: グアイフェネシンは去痰成分であり、気道の分泌液(気道液)の産生を促すことで痰の粘度を低下させ、繊毛運動を補助して痰を排出しやすくする作用があります。咳中枢を抑制する鎮咳成分ではなく、コデイン系やデキストロメトルファンが鎮咳成分に分類されます。グアイフェネシンに抗ウイルス作用はなく…
かぜ薬に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: かぜ薬(総合感冒薬)はあくまで対症療法薬であり、原因ウイルスに直接作用して排除する作用はありません。発熱・くしゃみ・鼻水・咳などの諸症状を緩和して患者の苦痛を和らげることが主な目的です。インフルエンザウイルスによる発症においても、かぜ薬で根治はできません。インフルエンザが疑われる…
かぜ薬に配合されるジヒドロコデインリン酸塩に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ジヒドロコデインリン酸塩はオピオイド系(麻薬性)鎮咳成分であり、延髄の咳中枢に作用して咳を抑制します。コデインの誘導体であるため依存性があり、長期連用は避けるべきです。また、便秘・呼吸抑制・眠気などの副作用があります。「気道の粘液分泌を増加させる」のは去痰成分(グアイフェネシンな…
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は非麻薬性の鎮咳成分であり、延髄の咳中枢に作用して咳の反射を抑制します。コデインやジヒドロコデインとは異なり、麻薬に指定されておらず依存性も低いとされています。去痰作用はなく、気管支を収縮させて咳を誘発する作用もありません。デキストロメトル…
去痰薬に配合されるカルボシステインに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: カルボシステインは気道粘液調整・粘膜正常化の作用を持つ去痰成分です。気道粘膜では「ゲル層(痰)」と「ゾル層」のバランスが正常であれば繊毛運動で痰が排出されますが、炎症などでバランスが崩れると粘稠な痰になります。カルボシステインはこのバランスを整えて痰を排出しやすくします。咳中枢を…
鎮咳去痰薬を使用する際の相談・確認事項として、最も重要なものはどれか。
解説: 慢性咳嗽(3週間以上続く咳)や、血痰・発熱・体重減少などを伴う咳は結核・肺がん・気管支拡張症などの重篤な疾患のサインである可能性があるため、速やかに受診を勧奨することが重要です。市販薬で2週間様子を見るよう勧めることは適切ではありません。乾性の咳(痰のない咳)には痰を増やす去痰薬…
制酸薬に含まれる炭酸水素ナトリウム(重曹)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 炭酸水素ナトリウム(重曹)は制酸薬であり、胃酸(塩酸)と反応して中和することで胃酸過多による胸焼け・むかつきを緩和します。化学反応:NaHCO3 + HCl → NaCl + H2O + CO2 。胃酸の分泌を根本から抑制するのはプロトンポンプ阻害薬(PPI)やH2受容体拮抗薬で…
胃腸薬に含まれる成分と作用の組み合わせとして、誤っているものはどれか。
解説: ロペラミド塩酸塩は腸の蠕動運動を亢進するのではなく、腸管のオピオイド受容体に作用して腸管の蠕動運動を抑制し、水分吸収を促進することで止瀉(下痢止め)効果を発揮します。「腸の蠕動運動を促進して便秘を改善する緩下成分」という記述は誤りです。スクラルファートは潰瘍面に付着して保護膜を形…
整腸薬として用いられる乳酸菌・ビフィズス菌などの生菌成分に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 乳酸菌・ビフィズス菌などの生菌成分(プロバイオティクス)は腸内に定着して有機酸を産生し、腸内フローラのバランスを整えることで便通や腸内環境を改善します。直接的な殺菌作用はなく、むしろ抗菌薬との同時服用では生菌が死滅するおそれがあるため、時間をずらして服用するのが原則です。腸の蠕動…
瀉下薬(下剤)の成分と作用機序の組み合わせとして、正しいものはどれか。
解説: センノシドはセンナ・ダイオウに含まれるアントラキノン系成分です。経口摂取後、大腸内の腸内細菌によって活性型(レインアンスロン)に変換され、大腸の蠕動運動を亢進させる刺激性下剤として作用します。酸化マグネシウムは腸内で難吸収性の塩類として浸透圧を上げ、腸管内に水分を引き込む「塩類下…
強心薬として用いられるセンソ(蟾酥)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: センソ(蟾酥)はヒキガエル科のシナヒキガエル等の耳腺・皮膚腺の分泌物を乾燥させた生薬です。強心配糖体様の成分(ブファジエノリド類)を含み、微量でも強い強心作用を示します。植物由来ではなく動物由来の生薬です。心拍数を下げる作用ではなく、心筋収縮力を高めます。副作用がないわけではなく…
大豆レシチン(リン脂質)を含む脂質異常症改善薬に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 大豆レシチンを含む一般用医薬品の脂質異常症改善薬は、コレステロールや中性脂肪の代謝・排泄を助ける補助的な役割があるとされていますが、処方薬(スタチン系薬剤など)のような強力な脂質低下作用はありません。LDLを直接除去する作用があるわけでもなく、胆汁酸と結合して脂肪吸収を遮断するの…
貧血用薬に含まれる鉄分(フマル酸第一鉄など)に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 鉄分を含む貧血用薬は「鉄欠乏性貧血」に対して有効ですが、溶血性貧血(赤血球が壊れる)や再生不良性貧血(骨髄での血球産生障害)には無効です。これらの貧血には原因に応じた専門的な治療が必要であり、「原因を問わず全ての貧血に使用できる」という記述は誤りです。鉄分(第一鉄イオン:Fe2+…
痔の薬に配合されるリドカインに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: リドカインは局所麻酔薬であり、神経細胞膜のナトリウムチャネルを遮断することで神経の興奮伝導を可逆的に阻害し、痛みやかゆみなどの感覚を鈍らせます。痔の薬に局所麻酔成分として広く配合されています。止血作用を持つ血管収縮成分はアドレナリン(エピネフリン)類であり、リドカインとは異なりま…
アレルギー用薬(抗ヒスタミン薬)を服用した際に眠気が生じる理由として、正しいものはどれか。
解説: 第1世代抗ヒスタミン薬(クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミンなど)は血液脳関門を通過しやすく、脳内のヒスタミンH1受容体を遮断します。脳内のヒスタミンは覚醒・注意維持に重要な役割を果たしており、その働きが抑制されることで眠気・鎮静効果が現れます。交感神経刺激は眠気ではなく覚醒を…
抗ヒスタミン成分を含む内服アレルギー用薬に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 通年性アレルギー性鼻炎(ハウスダスト・ダニなどによる)は慢性的な疾患であり、一般用医薬品での長期使用は適切ではなく、医療機関での診療(アレルギー検査・根本的な治療)を受けることを勧めるべきです。花粉症については初期療法(症状が出る前から服用開始)が効果的とされており、「症状が出て…
内服アレルギー用薬に含まれるプソイドエフェドリン塩酸塩の説明として、正しいものはどれか。
解説: プソイドエフェドリン塩酸塩はエフェドリンの光学異性体であるアドレナリン作動性成分(交感神経刺激薬)です。α受容体を刺激することで鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻閉(鼻詰まり)を改善する作用があります。抗炎症作用が主ではなく、脳に作用して痒みを遮断する作用機序もありません。ヒスタミン受容…
次の症状と医薬品の組み合わせのうち、使用を勧める前に最も注意が必要なケースはどれか。
解説: プソイドエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動性の交感神経刺激成分であり、血管を収縮させて血圧を上昇させる可能性があります。高血圧を服薬で治療中の患者に使用する場合は、降圧薬との相互作用や血圧上昇による危険性があるため、医師・薬剤師への相談なしに使用を勧めることは非常に危険です。こ…
鼻炎用点鼻薬に含まれるナファゾリン塩酸塩の主な作用として、正しいものはどれか。
解説: ナファゾリン塩酸塩はイミダゾリン系のアドレナリン作動成分(α1受容体作動薬)であり、鼻粘膜の毛細血管・静脈洞の血管を収縮させることで粘膜の腫れを抑え、鼻閉(鼻詰まり)を速やかに改善します。ヒスタミン受容体を遮断する作用はなく、抗アレルギー作用はありません。保湿作用・抗感染作用もあ…
点眼薬に含まれるネオスチグミンメチル硫酸塩に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼ阻害薬です。コリンエステラーゼはアセチルコリンを分解する酵素であり、これを阻害するとアセチルコリン濃度が上昇し、毛様体筋のムスカリン受容体が刺激されます。その結果、毛様体筋の調節機能が改善され、目の疲れ(眼精疲労)の緩和に用いられます…
殺菌消毒薬に含まれるクロルヘキシジングルコン酸塩に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: クロルヘキシジングルコン酸塩(ヒビテン等)は陽イオン系消毒薬であり、細菌の細胞膜を破壊して内容物を漏出させることで殺菌作用を発揮します。グラム陽性菌・グラム陰性菌に広く有効ですが、芽胞・結核菌・多くのウイルス(特にノロウイルス)への効果は限定的です。「芽胞・結核菌・ウイルスにも高…
皮膚用の抗炎症成分として配合されるジフェンヒドラミン塩酸塩に関する正しい記述はどれか。
解説: ジフェンヒドラミン塩酸塩は第1世代の抗ヒスタミン成分であり、皮膚用薬においてはヒスタミンH1受容体を遮断することで、虫刺されや蕁麻疹・湿疹に伴うかゆみを緩和します。内服でも使用されますが、皮膚への局所適用でもかゆみ止め効果を発揮します。副腎皮質ステロイドはデキサメタゾン・ヒドロコ…
外用局所麻酔薬として皮膚用薬に配合されるアミノ安息香酸エチルに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: アミノ安息香酸エチル(ベンゾカイン)は外用局所麻酔薬として痛み・かゆみを緩和する目的で皮膚用薬に配合されます。しかし、吸収によりメトヘモグロビン血症(ヘモグロビンが酸素を運べなくなる状態)を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児には使用しないことが重要な注意点です。皮膚がただれて…
皮膚用薬として用いられるデキサメタゾン酢酸エステルに関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 副腎皮質ステロイド薬は免疫抑制・抗炎症作用を持つため、細菌・ウイルス感染による化膿した患部や水疱(水ぶくれ)には使用すべきではありません。感染部位に使用すると免疫が抑制されて感染が悪化・拡大する危険があります。デキサメタゾン酢酸エステルは副腎皮質ステロイド系成分であり、非感染性の…
婦人薬に配合されることがある女性ホルモン成分(エチニルエストラジオール)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: エチニルエストラジオールをはじめとする女性ホルモン(エストロゲン)成分の長期連用では、血液凝固因子の産生促進などによって血栓症のリスクが増加することが知られています。また、乳がん・子宮体がんのリスクとの関連も指摘されており、長期連用は避けるべきです。婦人薬の女性ホルモン成分は男性…
滋養強壮保健薬に含まれるビタミンB1(チアミン)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ビタミンB1(チアミン)はピルビン酸デヒドロゲナーゼ・α-ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼの補酵素として糖質(炭水化物)のエネルギー産生に不可欠です。欠乏すると脚気(末梢神経障害・心不全)やウェルニッケ脳症が起こります。コラーゲン合成に必要なのはビタミンCであり、欠乏すると壊血病が…
漢方薬に関する一般的な記述として、正しいものはどれか。
解説: 漢方薬は「証(しょう)」という概念(患者の体力・体質・症状の状態)に基づいて選択されます。同じ症状であっても体力のある「実証」の人と体力の低下した「虚証」の人では適する漢方薬が異なります。漢方薬には牛黄(ウシ由来)・センソ(ヒキガエル由来)など動物由来成分や、石膏などの鉱物由来成…
葛根湯(かっこんとう)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 葛根湯は体力が充実した人(実証)の、かぜの初期症状(悪寒・発熱・首・肩のこわばり・頭痛、汗が出ていない状態)に用いる漢方薬です。構成生薬:葛根・麻黄・桂皮・芍薬・甘草・生姜・大棗。解熱・発汗・鎮痛作用があります。「虚証」ではなく「実証」向けです。葛根湯には甘草が含まれており、長期…
公衆衛生用薬として用いられる忌避剤(虫よけ)の成分DEETに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: DEET(ジエチルトルアミド)は忌避剤(レペラント)であり、昆虫の嗅覚受容体に作用して蚊・マダニ・ブヨなどが皮膚に近づくことを防ぐ成分です。直接殺虫する作用はありません。乳幼児への使用については注意が必要で、生後6ヶ月未満の乳児には使用しないこと、6ヶ月〜2歳未満は1日1回まで、…
殺虫剤に含まれるピレスロイド系成分に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: ピレスロイド系成分(ペルメトリン・シフルトリンなど)は昆虫に対しては神経毒として強力に作用しますが、哺乳類(ヒトを含む)に対しては代謝・解毒能が高いため毒性が昆虫と比較して非常に低いとされています。「哺乳類への毒性が昆虫と同等に高い」という記述は誤りです。ピレスロイドは天然の除虫…
殺鼠剤に含まれるクマリン系成分(ワルファリンカリウムなど)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: クマリン系殺鼠剤(ワルファリンカリウムなど)はビタミンKに拮抗してビタミンK依存性凝固因子(第II・VII・IX・X因子)の合成を阻害します。その結果、血液凝固能が低下してネズミが内出血死します。即効性ではなく数日かけて効果が現れる遅効性(慢性毒性型)殺鼠剤です。ヒトが誤飲した場…
ビタミンB2(リボフラビン)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ビタミンB2(リボフラビン)はFAD・FMNという補酵素の構成成分としてフラビン酵素の働きに必要であり、三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)の代謝に関与します。欠乏すると口角炎・舌炎・皮膚炎・角膜炎などが起こります。骨・歯の形成に不可欠で欠乏するとくる病になるのはビタミンDです。…
滋養強壮保健薬に含まれるビタミンE(トコフェロール)に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: ビタミンE(トコフェロール)は脂溶性ビタミンであり、「水溶性のため尿に排泄される」という記述は誤りです。脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は脂肪組織・肝臓に蓄積されるため、過剰摂取では体内に蓄積して副作用が生じる可能性があります(ただしビタミンEの過剰症はビタミンAやDほど重篤では…
一般用検査薬(尿糖検査薬)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 一般用尿糖検査薬は補助的なスクリーニングツールであり、陽性反応は「糖尿病の可能性がある」ことを示唆しますが、確定診断にはなりません。陽性が出た場合は速やかに医師の診察を受け、血液検査(空腹時血糖・HbA1c・ブドウ糖負荷試験など)による確定診断を受けることが必要です。尿糖検査薬は…
一般用妊娠検査薬に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 妊娠検査薬は受精卵が子宮内膜に着床した後から胎盤が産生し始めるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を尿中で検出することで妊娠の可能性を確認します。一般用妊娠検査薬は補助的なスクリーニングであり、最終的な妊娠の確定診断は医療機関で行います。検査のタイミングは一般に月経予定日を1日以上…
医薬品の使用上の注意に記載される「してはいけないこと」に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 医薬品の使用上の注意の「してはいけないこと」(禁忌・禁止事項)は守らないと重篤な副作用・健康被害が生じるおそれのある事項です。例えば「使用前後は飲酒しないこと」「15歳未満の小児には使用しないこと」「妊娠3ヶ月以内の人は使用しないこと」などが記載されます。法的拘束力がない任意の警…
複数の一般用医薬品を同時に使用する際の問題点として、最も重要なものはどれか。
解説: 複数の一般用医薬品を同時に使用する場合、特に問題となるのが「成分の重複(重複摂取)」です。例えば、かぜ薬と頭痛薬を同時に服用すると、どちらにもアセトアミノフェンが含まれている場合に過剰摂取となり、肝機能障害などの副作用リスクが高まります。同様に、抗ヒスタミン成分が複数の薬に含まれ…
医薬品を食品と一緒に服用した際の相互作用として、正しいものはどれか。
解説: グレープフルーツ(ジュースを含む)にはフラノクマリン類(ベルガモッチンなど)が含まれており、小腸・肝臓のチトクロムP450 3A4(CYP3A4)の働きを阻害します。その結果、CYP3A4で代謝される薬物(一部のスタチン・カルシウム拮抗薬など)の分解が遅くなり血中濃度が上昇して副…
胃腸薬に含まれるジアスターゼ(アミラーゼ)の主な役割として、正しいものはどれか。
解説: ジアスターゼはアミラーゼ(でんぷん分解酵素)の商品名的な呼称であり、消化薬の代表的な成分です。デンプン(多糖類)をマルトース(麦芽糖)などに分解する消化酵素として胃腸薬に配合され、食べ過ぎ・消化不良の改善に用いられます。制酸作用・抗菌作用・止瀉作用はジアスターゼの役割ではありませ…
次のシナリオで最も適切な対応はどれか。40代女性。「2週間前から続く咳が止まらない。痰は少なく、夜間に悪化する。かぜ薬・咳止めを服用したが改善しない。発熱はなく、体重は変わっていない。」
解説: 慢性咳嗽(3週間以上:亜急性は1〜3週間)の診断基準では、2週間以上続いて市販薬が無効な咳は受診勧奨が必要な状態です。夜間悪化する乾性の咳は気管支喘息・咳喘息・胃食道逆流症(GERD)・ACE阻害薬副作用・後鼻漏症候群などさまざまな疾患が原因となりえます。これらは市販薬では対処で…
ニコチン置換療法(禁煙補助薬のニコチンパッチ・ニコチンガム)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ニコチン置換療法に使用するニコチンパッチ・ニコチンガムは一般用医薬品として処方箋なしに購入できます(処方箋不要)。ただし、ニコチンは交感神経刺激・血圧上昇・心拍数増加の作用があるため、心臓病・脳血管疾患・末梢血管障害のある人は使用前に医師・薬剤師に相談する必要があります。ニコチン…
次の成分と副作用の組み合わせとして、正しいものはどれか。
解説: センノシド(アントラキノン系刺激性下剤)は長期連用によって腸管への慣れ(耐性形成)が生じて効果が薄れ、使用量が増えがちになる習慣性の問題があります。また、長期連用では大腸粘膜にアントラキノン誘導体が沈着する「大腸メラノーシス」が起こることがあります。フェニルエフェドリンなどのアド…
「相談すること」に記載された高血圧の患者が来店し、鼻炎用内服薬(プソイドエフェドリン含有)を購入しようとしている。登録販売者として最も適切な対応はどれか。
解説: プソイドエフェドリンはアドレナリン作動成分であり、血管収縮・血圧上昇作用があるため高血圧の患者への使用は「相談すること」に記載されています。登録販売者としての適切な対応は、まず使用中の降圧薬(特にMAO阻害薬との相互作用は危険)を含む治療状況を確認し、使用上の注意を丁寧に説明した…
眠気防止薬に配合されるカフェイン(無水カフェイン)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: カフェインは中枢神経系を興奮させることで一時的に眠気や倦怠感を抑える作用があり、反復して摂取すると依存を形成する性質があります。眠気防止薬の主成分として用いられます。カフェインは胃液の分泌を「亢進」させるため胃腸が弱い人では胃部不快感が生じることがあり、「抑制する」は誤りです。ま…
乗物酔い防止薬(鎮暈薬)に配合されるジフェニドール塩酸塩に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ジフェニドール塩酸塩は抗めまい成分であり、内耳にある前庭神経の調節作用や内耳の血流を改善する作用により、めまいや吐き気を軽減します。制酸成分ではなく、胃酸を中和する作用はありません。また、ジフェニドール塩酸塩は抗ヒスタミン成分と類似の抗コリン作用を示すため、口渇・排尿困難・眠気な…
含嗽薬(うがい薬)や殺菌消毒薬に配合されるポビドンヨードに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ポビドンヨードはヨウ素系の殺菌消毒成分であり、ヨウ素による酸化作用で細菌・真菌・ウイルスに対して幅広い殺菌消毒作用を示します。口腔内に使用するとヨウ素の摂取につながり甲状腺のホルモン産生に影響するおそれがあるため、甲状腺疾患の診断を受けた人は使用前に相談が必要です。ヨウ素の殺菌力…
一般用医薬品の駆虫薬に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は回虫と蟯虫のみであり、条虫(サナダムシ)や鉤虫・鞭虫などは対象外です。これらには医療機関での専門的な治療が必要です。複数の駆虫薬を併用しても効果は高まらず、かえって副作用が現れやすくなるため併用は避けるべきです。駆虫薬は腸管内に生息する虫(…
みずむし・たむし用薬(抗真菌薬)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: みずむし・たむし・いんきんたむしは、皮膚糸状菌(白癬菌)という真菌(カビの一種)が皮膚の角質層に寄生して起こる感染症です。イミダゾール系(ミコナゾール硝酸塩など)などの抗真菌成分は、この真菌の細胞膜の合成などを妨げて増殖を抑えます。みずむしは細菌感染ではないため、抗生物質(抗菌成…
浣腸薬に用いられるグリセリンに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: グリセリンを用いた浣腸薬は、グリセリンの浸透圧作用によって直腸内の腸管壁から水分を引き寄せて便を軟らかくし、同時に直腸を刺激して排便反射を促します。連用すると直腸の感受性が低下して効果が弱くなる(習慣性が生じる)ため、毎日の習慣的な使用は適切ではありません。痔出血など肛門・直腸の…
胃薬に配合されるヒスタミンH2受容体拮抗成分(ファモチジン)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ファモチジンはヒスタミンH2受容体拮抗成分であり、胃壁細胞にあるヒスタミンH2受容体を遮断することで胃酸の分泌そのものを抑えます。分泌された胃酸を中和する制酸成分(炭酸水素ナトリウム等)とは作用機序が異なります。消化酵素(ジアスターゼ等)でもありません。H2受容体拮抗成分を含む一…
止瀉薬(下痢止め)に配合されるタンニン酸アルブミンに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: タンニン酸アルブミンは、腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成する収れん作用により、炎症を起こした腸粘膜を保護して下痢を抑えます。タンニン酸アルブミンは乳製品のカゼイン(牛乳由来のタンパク質)から精製された成分を含むため、牛乳アレルギーの人ではアレルギー症状を誘発するおそれ…
循環器用薬に配合されるユビデカレノン(コエンザイムQ10)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ユビデカレノン(コエンザイムQ10)は、心筋をはじめとする組織のエネルギー代謝に関与する物質で、酸素利用効率を高めて心筋の収縮を助ける働きがあるとされています。一般用医薬品では、軽度の心臓機能の低下によって日常生活の身体活動を少し超えたときに起こる動悸・息切れ・むくみの症状に用い…
滋養強壮保健薬に配合されるビタミンA(レチノール)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ビタミンA(レチノール)は視覚に関与する成分で、薄暗い所での視力(夜間視力)の維持に必要であり、欠乏すると夜盲症(鳥目)や皮膚・粘膜の乾燥が起こります。ビタミンAは脂溶性ビタミンであり、過剰に摂取すると体内(肝臓など)に蓄積します。特に妊娠前後の女性が過剰に摂取すると胎児に先天異…
ぴよパスに収録している登録販売者「主な医薬品とその作用」のオリジナル練習問題 全63問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級15問・中級34問・上級14問の全63問構成です。
乳幼児への使用については注意が必要で、生後6ヶ月未満の乳児には使用しないこと、6ヶ月〜2歳未満は1日1回まで、2〜12歳は1日3回までの制限があります。→ Q39 公衆衛生用薬として用いられる忌避剤(虫よけ)の成分DEETに関する記述として、正しいものは… で確認する
痔出血など肛門・直腸の粘膜に傷がある場合、グリセリンが傷ついた粘膜から血管内に吸収されて溶血や腎障害を起こすおそれがあるため注意が必要であり、「吸収される心配はない」は誤りです。→ Q59 浣腸薬に用いられるグリセリンに関する記述として、正しいものはどれか。 で確認する
Amazon 評価とネット評判を徹底監査して 3 冊に絞りました。あなたの学習段階に合う 1 冊からどうぞ。
登録販売者試験は5章で構成され、特に第3章「主な医薬品とその作用」(40問)で約100成分の作用機序・副作用・相互作用を覚える必要がある。本書は石川達也(現役薬剤師・登録販売者試験対策の動画講義配信者)監修の改訂4版で、副作用と作用機序の関連を成分ごとの整理表+章末一問一答で並走できる構成。第4章「薬事関係法規」も独立章で扱うため、3章単独に偏らず全章バランスを取りたい初学者に向く。
こんな人に: 薬学・登録販売者試験のどちらも初めての社会人や主婦。1冊で全範囲(5章)の体系を作りたい人、第3章成分の整理表を見ながら学びたい人。
令和7年4月公表の試験問題作成に関する手引きに対応した最新版。オールカラー・図表中心の562ページで、第3章「主な医薬品とその作用」を成分ごとにビジュアル整理。一問一答が章末ごとに付き、無料の解説動画(全12回)と併用できる。文字主体の参考書がつらい人、活字疲れする人にとって、図解+動画のサポートで脱落しにくい構成が他書にない強み。
こんな人に: 活字だけの本がつらい人、スマホ学習と紙学習を組み合わせたい人。令和7年4月公表の新手引き対応版を選びたい人。
テキストで章末問題を回した後、本試験形式120問の予想模試で得点力を測定するための1冊。Rank 1/2 と同じLEC編集のため、解説の参照ページがテキストと一致しており、間違えた論点を即座にテキストへ戻せる導線が組まれている。本試験は午前60問+午後60問の長時間試験で、テキスト演習だけでは時間配分の感覚が掴めないため、直前期に必須の1冊。
こんな人に: Rank 1/2のテキストを一周し、本試験形式で得点力を測りたい人。120問×2部の感覚に慣れたい受験直前期(2-4週間前)の人。
書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
※ 編集部が 2026-06-15 に Amazon.co.jp + コミュニティ評判サイトを cross-check して選定
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この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
登録販売者のテキスト選びを、最初の1冊・第3章を含む通読演習・直前期の予想模試に分けて整理。石川達也のテキスト&問題集、合格のトリセツ テキスト&一問一答、合格のトリセツ Final の向く人・向かない人も解説します。
登録販売者で通信講座を使うか迷う人へ。受験資格不問の今、三幸医療カレッジ・スタディング・ユーキャン・フォーサイトの4社を学習スタイル別に整理し、独学との使い分け・選ぶ順番・失敗しない判断軸を料金感つきでまとめます。
登録販売者講座で名前が挙がる三幸医療カレッジ。公式が掲げる合格率89.0%・修了生数No.1という数字の算出条件を公式サイトの注記から読み解き、通信3.5万円・通学7.1万円の講座内容、教育訓練給付金の条件、向く人・向かない人まで公表情報ベースで整理します。
登録販売者 第2章「人体の働きと医薬品」20問の出題範囲を、消化器・呼吸器・循環器など人体の構造、薬の吸収・代謝・排泄、剤形、重篤な副作用の4ブロックに分けて表で整理。第3章の成分理解の土台になる位置づけと、つまずきやすい所の覚え方をまとめます。
登録販売者試験 第4章「薬事関係法規・制度」20問の攻略法。薬機法の目的、要指導医薬品と一般用医薬品の分類、第1類・指定第2類・第2類・第3類のリスク区分と情報提供義務、店舗販売業の許可、医薬部外品・化粧品・保健機能食品、表示と広告規制を表で整理し、暗記寄りの得点源に変える進め方をまとめます。
登録販売者試験 第5章「医薬品の適正使用・安全対策」20問を得点源にする攻略法。添付文書の読み方 (してはいけないこと・相談すること)、緊急安全性情報、副作用報告制度、医薬品副作用被害救済制度を表で整理し、第3章の成分知識と紐づけて覚えるコツを解説します。