危険物の性質と消火
全53問
この科目の学習ポイントを読む
危険物の性質と消火は危険物取扱者 乙種第4類を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全53問 (試験全体の約33%相当) を収録しています。本試験は合格率約31.6%・試験時間2時間・受験料5,300円の試験で、危険物の性質と消火は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは特殊引火物・水溶性・ガソリン・換気などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると危険物取扱者 乙種第4類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
53問のうち1問には法令・告示の根拠条文を明示し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (危険物に関する法令・基礎的な物理学及び化学) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級第4類危険物・共通性状・引火性液体
第4類危険物に共通する性状として、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物(引火性液体)に共通する主な性状は次のとおりです。常温で液体である(選択肢1は誤り)。引火性を持つ液体であり、発生する蒸気の蒸気密度は1より大きく(空気より重い)、低い場所に滞留しやすい(選択肢2が正しい)。水に溶けにくいものが多く(非水溶性が多い)、水より比重が小さ…
- Q2初級品名・引火点・第1石油類
第4類危険物の品名と引火点の組み合わせとして、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物の品名と引火点の基準は次のとおりです。特殊引火物は引火点-20℃以下かつ沸点40℃以下、または発火点100℃以下のもの(選択肢1は誤り)。第1石油類は引火点21℃未満(選択肢2が正しい)。第2石油類は引火点21℃以上70℃未満(選択肢3は誤り;70℃以上200℃未満は…
- Q3初級ガソリン・引火点・第1石油類
ガソリンの性状として、正しいものはどれか。
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解説: ガソリンは第1石油類(非水溶性)に分類され、引火点は約-40℃以下と非常に低く、常温においても常に引火の危険性があります(選択肢3が正しい)。ガソリンの比重は約0.65〜0.75であり水より軽いため、水面に浮く性質があります(選択肢2は誤り)。ガソリンは電気の不良導体であるため静…
- Q4初級灯油・軽油・第2石油類
灯油と軽油の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 灯油は第2石油類(非水溶性)、軽油も第2石油類(非水溶性)に分類されます(選択肢1は誤り)。各物質の引火点を比較すると、ガソリン(約-40℃以下)< 灯油(約40〜60℃)< 軽油(約45〜70℃)の順に引火点が高くなります(選択肢2が正しい)。灯油の引火点は約40〜60℃であり…
- Q5初級二硫化炭素・水中貯蔵・特殊引火物
二硫化炭素の特殊な貯蔵・取扱方法として、正しいものはどれか。
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解説: 二硫化炭素(CS2)は特殊引火物に分類される極めて危険な物質です。発火点が約90℃と非常に低く(蒸気が熱いお湯の水温程度で発火する可能性がある)、引火点は約-30℃以下と極めて低いです。このため蒸気の発生を抑制するために水中(または不活性液体中)に貯蔵します(選択肢3が正しい)。…
- Q6初級アルコール類・エタノール・水溶性
アルコール類の危険物に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: アルコール類は第4類危険物の中で独立した品名として分類されており(第1石油類には含まれない)、指定数量は400リットルです(選択肢1は誤り、選択肢2は誤り)。エタノールは水に任意の割合で溶ける水溶性の危険物であり、指定数量は400リットルです(選択肢3が正しい)。アルコール類は一…
- Q7初級水系消火禁止・比重1未満・火災拡大
第4類危険物の火災に水をかけてはいけない主な理由として、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物(引火性液体)の多くは比重が1未満(水より軽い)であるため、水をかけると危険物が水面に広がります。燃焼中の危険物に水をかけると炎が消えるどころか、液体が拡散して燃える面積が増加し、火災が拡大する危険性があります(選択肢3が正しい)。また沸騰した水が危険物とともに飛散す…
- Q8中級ジエチルエーテル・特殊引火物・過酸化物
ジエチルエーテルの性状と取扱上の注意事項として、正しいものはどれか。
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解説: ジエチルエーテル(エチルエーテル)は特殊引火物に分類される危険性の高い物質です(選択肢1は誤り)。長期間空気中(特に光や熱の存在下)に保存すると、空気中の酸素と反応して過酸化物(エーテルパーオキシド)が生成されます。この過酸化物は加熱・衝撃・摩擦により爆発する危険性があります(選…
- Q9中級重油・第3石油類・引火点70℃以上
重油の性状と取扱い上の注意点として、誤っているものはどれか。
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解説: 重油の比重は約0.9〜1.0程度であり、品質によって異なりますが一般的には0.9〜0.95程度で水より軽いものが多いです(選択肢3は誤り)。重油は第3石油類(非水溶性)に分類されます(選択肢1は正しい)。重油の引火点は70℃以上200℃未満の範囲にあり、常温では引火しにくいですが…
- Q10中級アセトン・第1石油類水溶性・引火点-20℃
アセトンの性状として、正しいものはどれか。
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解説: アセトン(ジメチルケトン、CH3COCH3)は第1石油類(水溶性)に分類されます。引火点は約-20℃と低く、常温でも引火の危険性があります(選択肢3が正しい)。アセトンは水に任意の割合で溶ける水溶性の危険物です(選択肢1は誤り;非水溶性でもなく第1石油類)。第1石油類(水溶性)の…
- Q11中級火災予防・換気・蒸気密度
第4類危険物の火災予防の一般的措置として、誤っているものはどれか。
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解説: 第4類危険物の蒸気は一般的に蒸気密度が1より大きく、空気より重いため床付近・低い場所に滞留します(選択肢3は誤り)。換気は床付近(低い位置)の換気に特に注意する必要があります。必要以上の危険物を持ち込まないこと(選択肢1)、容器を密栓して蒸気漏れを防ぐこと(選択肢2)、接地(アー…
- Q12中級メタノール・アルコール類・毒性
メタノール(メチルアルコール)の性状と危険性として、正しいものはどれか。
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解説: メタノール(CH3OH)はアルコール類に分類される危険物です。毒性が非常に強く、少量の飲用や皮膚・粘膜からの吸収でも失明や最悪の場合死亡に至る危険性があります(選択肢3が正しい)。これはエタノール(飲料アルコール)と外見が全く同じであるため特に注意が必要です。メタノールは水に任意…
- Q13中級動植物油類・アマニ油・乾性油
動植物油類の性状として、正しいものはどれか。
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解説: 動植物油類は引火点が250℃未満(消防法上の基準)の動植物油脂で、第4類危険物に含まれます(選択肢1は誤り;含まれる)。アマニ油は乾性油の代表的なものであり、布や紙に染み込んだ状態で空気中に放置すると酸化熱が蓄積し自然発火する危険性があります(選択肢2が正しい)。動植物油類は一般…
- Q14中級第4石油類・引火点200℃以上250℃未満・潤滑油
第4石油類の性状として、正しいものはどれか。
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解説: 第4石油類は引火点200℃以上250℃未満の引火性液体であり(選択肢2が正しい)、ギヤー油・シリンダー油・潤滑油などが代表的物質です。引火点が高いため常温での引火の危険性は比較的低いですが、加熱等の条件下では危険です。ガソリンは第1石油類、灯油は第2石油類に分類されます(選択肢1…
- Q15上級水溶性危険物・泡消火剤・耐アルコール泡
水溶性危険物の火災における消火方法として、通常の泡消火剤(普通泡)が使えない理由として、正しいものはどれか。
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解説: アセトン・メタノール・エタノールなどの水溶性危険物(極性溶媒)の火災では、通常の泡消火剤(タンパク泡・合成界面活性剤泡など)を使用すると、危険物が泡の水分を吸収・溶解させて泡が壊れてしまいます。これにより泡の窒息効果が失われ、消火ができなくなります(選択肢2が正しい)。水溶性危険…
- Q16上級ベンゼン・第1石油類非水溶性・引火点-11℃
ガソリンとベンゼンの性状の違いとして、正しいものはどれか。
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解説: ベンゼン(C6H6)は第1石油類(非水溶性)に分類され、引火点は約-11℃と低く常温での引火危険性があります。また発がん性物質として知られており、長期的な暴露による健康被害への注意が必要です(選択肢2が正しい)。ベンゼンは第2石油類ではなく第1石油類です(選択肢1は誤り)。ガソリ…
- Q17中級危険物保管・冷暗所・密栓
第4類危険物の保管・貯蔵方法として、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物の適切な保管方法は、直射日光・高温・湿気を避けた冷暗所での保管、適切な通風・換気による蒸気の滞留防止、容器の密栓による蒸気の漏洩防止です(選択肢2が正しい)。第3・第4石油類も消防法の規制対象であり、適切な容器での保管が必要です(選択肢1は誤り)。容器を開放すると蒸気…
- Q18上級トルエン・第1石油類非水溶性・引火点4℃
トルエンの性状として、正しいものはどれか。
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解説: トルエン(C6H5CH3、メチルベンゼン)は第1石油類(非水溶性)に分類される芳香族炭化水素です。引火点は約4℃であり常温付近での引火の危険性があります(選択肢2が正しい)。トルエンはアルコール類ではなく、水に溶けにくい非水溶性危険物です(選択肢1は誤り)。引火点は4℃であり21…
- Q19上級特殊引火物・指定数量50L・ジエチルエーテル
第4類危険物の各品名と代表的物質・指定数量の組み合わせとして、正しいものはどれか。
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解説: 特殊引火物の代表的物質にはジエチルエーテル・二硫化炭素・アセトアルデヒドなどがあり、指定数量は50リットルです(選択肢1が正しい)。アルコール類にはメタノール・エタノール・1-プロパノールなどが含まれますが、ベンゼンはアルコール類ではなく第1石油類(非水溶性)です(選択肢2は誤り…
- Q20上級第4類消火方法・泡消火・窒息消火
第4類危険物の火災に対して適切な消火方法として、正しいものはどれか。
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解説: 石油タンクなどの第4類危険物(非水溶性)の大規模火災には泡消火が一般的に有効です。泡が燃焼面を覆うことで酸素を遮断する窒息消火効果と、含まれる水分による冷却効果が得られます(選択肢2が正しい)。第4類危険物の火災に大量注水することは、液体が広がり火災が拡大するため一般的に禁止です…
- Q21初級アセトアルデヒド・特殊引火物・引火点-39℃
アセトアルデヒドの性状として、正しいものはどれか。
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解説: アセトアルデヒド(CH3CHO)は特殊引火物に分類される危険物です。引火点は約-39℃と極めて低く、沸点は約20℃と常温付近であるため非常に揮発しやすく引火の危険性が高い物質です(選択肢2が正しい)。アセトアルデヒドは第1石油類ではなく特殊引火物です(選択肢1は誤り)。アセトアル…
- Q22初級特殊引火物・ジエチルエーテル・二硫化炭素
特殊引火物として分類される危険物として、正しいものはどれか。
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解説: 特殊引火物は「発火点が100℃以下のもの、または引火点が-20℃以下かつ沸点が40℃以下のもの」という基準で分類されます。ジエチルエーテル(引火点-45℃、沸点35℃)、二硫化炭素(発火点約90℃)、アセトアルデヒド(引火点-39℃、沸点20℃)はいずれも特殊引火物に該当します(…
- Q23初級二硫化炭素・発火点90℃・蒸気密度2.64
二硫化炭素の性状として、正しいものはどれか。
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解説: 二硫化炭素(CS2)は特殊引火物に分類される最も危険性の高い物質の一つです。発火点が約90℃と非常に低く(熱湯の温度でも発火するおそれがある)、引火点は約-30℃以下、蒸気密度は約2.64で空気より重いです(選択肢3が正しい)。このため蒸気が低い場所に滞留しやすい特徴があります。…
- Q24中級第1石油類・非水溶性200L・水溶性400L
第1石油類の非水溶性と水溶性の違いについて、正しい記述はどれか。
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解説: 第1石油類の代表的な物質を分類すると、非水溶性にはガソリン・ベンゼン・トルエン・酢酸エチル等、水溶性にはアセトン(ジメチルケトン)・ピリジン等があります(選択肢2が正しい)。指定数量は非水溶性が200リットル、水溶性が400リットルです(選択肢1は逆で誤り)。水溶性危険物の火災に…
- Q25中級メタノール・エタノール・炭素数
メタノールとエタノールの性状比較として、正しいものはどれか。
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解説: メタノール(CH3OH、炭素数1)とエタノール(C2H5OH、炭素数2)はどちらもアルコール類に分類され、水に任意の割合で溶ける水溶性危険物です。どちらも可燃性であり毒性を持ちます。特にメタノールは少量の摂取でも失明・死亡に至るほどの強い毒性を持ちます(選択肢2が正しい)。メタノ…
- Q26中級灯油・軽油・第2石油類
灯油と軽油の詳細な性状比較として、正しいものはどれか。
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解説: 灯油の引火点は約40〜60℃、軽油の引火点は約45〜70℃であり、軽油のほうがやや高い引火点を持つ傾向があります(選択肢1が正しい)。ただし両者とも第2石油類(引火点21℃以上70℃未満)に分類され、どちらも非水溶性です。灯油も軽油も第2石油類(非水溶性)であり、軽油が第3石油類…
- Q27中級第3石油類・引火点70℃以上200℃未満・重油
第3石油類の性状として、正しいものはどれか。
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解説: 第3石油類の引火点の基準は70℃以上200℃未満です(選択肢1の「21℃以上70℃未満」は第2石油類の基準であり誤り)。第3石油類(非水溶性)の指定数量は2,000リットルであり、代表的な物質として重油・クレオソート油が挙げられます(選択肢2が正しい)。第3石油類には水溶性の物質…
- Q28中級グリセリン・エチレングリコール・第3石油類水溶性
グリセリンとエチレングリコールの性状として、正しいものはどれか。
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解説: グリセリン(グリセロール)とエチレングリコールはどちらも第3石油類(水溶性)に分類される引火性液体です。いずれも水に任意の割合で溶ける水溶性の危険物です(選択肢3が正しい)。グリセリンは第2石油類ではなく第3石油類に分類されます(選択肢1は誤り)。エチレングリコールも水溶性であり…
- Q29初級第4石油類・潤滑油・ギヤー油
第4石油類の代表的な物質として、正しいものはどれか。
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解説: 第4石油類(引火点200℃以上250℃未満)の代表的な物質は、ギヤー油(歯車用潤滑油)・シリンダー油(シリンダー用潤滑油)・マシン油・タービン油などの潤滑油類です(選択肢4が正しい)。ガソリンは第1石油類、軽油は第2石油類です(選択肢1は誤り)。アセトンは第1石油類(水溶性)、メ…
- Q30中級動植物油類・自然発火・乾性油
動植物油類の自然発火のメカニズムとして、正しいものはどれか。
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解説: 動植物油類(特に乾性油)の自然発火のメカニズムは次の通りです。乾性油(アマニ油・桐油・えごま油等)はヨウ素価(不飽和度)が高く、空気中の酸素と反応(酸化重合)しやすい性質があります。この酸化反応は発熱反応(酸化熱の発生)であり、布や繊維等に染み込んだ状態では熱が逃げにくく、蓄熱に…
- Q31初級乾性油・不乾性油・半乾性油
乾性油・半乾性油・不乾性油の分類として、正しいものはどれか。
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解説: 動植物油類はヨウ素価(不飽和脂肪酸の含有度を示す指標)によって乾性油(ヨウ素価130以上)・半乾性油(ヨウ素価100〜130)・不乾性油(ヨウ素価100未満)に分類されます。乾性油は空気中の酸素と容易に反応(酸化重合)する性質があり、布等に染み込んだ状態では自然発火の危険性があり…
- Q32中級混載禁止・第1類と第4類・運搬基準
危険物の混載禁止の組み合わせとして、正しいものはどれか。
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解説: 危険物の運搬における混載(異なる類の危険物を同一車両に積み合わせること)については、危険物の規制に関する規則第40条の別表に基づく混載基準があります。第1類危険物(酸化性固体)と第4類危険物(引火性液体)の混載は原則として禁止されています(選択肢2が正しい)。第4類と第2類(可燃…
根拠法令: 危険物の規制に関する規則第40条
- Q33中級第4類取扱注意事項・静電気防止・絶縁性手袋
第4類危険物の貯蔵・取扱いの共通注意事項として、誤っているものはどれか。
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解説: 静電気の防止対策として絶縁性の高い材料(ゴム等)は逆効果です。絶縁性の高い材料は電荷を蓄積しやすく、静電気の帯電量が増加します。正しい対策は導電性素材(帯電防止素材)の手袋・靴を使用し、設備を接地(アース)することです(選択肢3が誤り)。容器の密栓による蒸気漏れ防止(選択肢1)、…
- Q34初級ガソリン・オレンジ色・着色
ガソリンの色と臭いに関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 自動車用ガソリンは、航空ガソリン等と区別するため法令によりオレンジ色(橙色)に着色されています。また特有の刺激臭・芳香を持ちます(選択肢2が正しい)。ガソリンは常温で液体であり、無色ではなくオレンジ色に着色されています(選択肢1は誤り)。ガソリンは固体ではなく液体です(選択肢3は…
- Q35中級ボイルオーバー・タンク火災・重質油
第4類危険物の火災における「ボイルオーバー」の説明として、正しいものはどれか。
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解説: ボイルオーバー(boilover)は重質油(重油等)のタンク火災で発生する危険な現象です。火災が長時間継続すると、タンク底部の水分(遊離水・乳化水)が熱波(高温層)に達して急激に水蒸気化します。この急激な体積膨張により、燃焼中の油が激しく溢れ出し、周囲に広範囲の油火災を引き起こす…
- Q36上級氷酢酸・酢酸・第2石油類水溶性
氷酢酸(純粋な酢酸)の性状として、正しいものはどれか。
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解説: 氷酢酸(純粋な酢酸、CH3COOH)は第2石油類(水溶性)に分類される危険物です。引火点は約39℃であり、強い刺激臭(酢の臭い)を持ち、皮膚・目・気道に対して腐食性があります(選択肢2が正しい)。酢酸の引火点は39℃(21℃以上70℃未満)であるため第2石油類に分類され、第1石油…
- Q37上級流出事故・火気除去・換気
第4類危険物の流出事故が発生した際の処置として、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物が流出した場合の適切な処置は、①周囲の火気・点火源(裸火・電気スイッチ等)を直ちに除去する、②換気を十分に行い可燃性蒸気の滞留を防ぐ、③土砂・乾燥砂等で流れを止め拡散を防止する、④回収後は適切に処理する(選択肢2が正しい)。第4類危険物に水をかけると危険物が拡散して火…
- Q38上級指定数量・非水溶性・水溶性
第4類危険物の品名と指定数量について、水溶性・非水溶性の対応として正しいものはどれか。
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解説: 第3石油類の指定数量は非水溶性(重油・クレオソート油等)が2,000リットル、水溶性(グリセリン・エチレングリコール等)が4,000リットルです(選択肢2が正しい)。第2石油類の指定数量は非水溶性(灯油・軽油等)が1,000リットル、水溶性(氷酢酸等)が2,000リットルです(選…
- Q39中級クレオソート油・第3石油類非水溶性・引火点74℃
クレオソート油の性状として、正しいものはどれか。
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解説: クレオソート油(木タール等を蒸留して得られる油)は第3石油類(非水溶性)に分類されます。引火点は約74℃(第3石油類の基準である70℃以上200℃未満の範囲内)であり、黄色〜暗褐色または黒色を帯びた液体で特有の臭いを持ちます。防腐剤(木材の防腐処理)等に使用されます(選択肢2が正…
- Q40上級第4類共通原則・換気・蒸気密度
第4類危険物全体に適用される火災予防と消火の原則として、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物(引火性液体)全体に共通する原則として、①蒸気密度が1より大きく空気より重いため、蒸気は床付近の低い場所に滞留するため低位置の換気が重要、②水より軽いものが多く(比重1未満)水をかけると浮いて広がり火災が拡大するため水系消火は原則として適さない(選択肢2が正しい)。引…
- Q41初級ベンゼン・第1石油類非水溶性・引火点-11℃
ベンゼンの性状と危険性として、正しいものはどれか。
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解説: ベンゼン(C6H6)は第1石油類(非水溶性)に分類される芳香族炭化水素です。引火点は約-11℃と低く常温での引火危険性があります。また国際がん研究機関(IARC)によりグループ1の発がん性物質(白血病等との関連)として認定されており、取扱いには特別な注意が必要です(選択肢2が正し…
- Q42初級酢酸エチル・第1石油類非水溶性・引火点-4℃
酢酸エチルの性状として、正しいものはどれか。
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解説: 酢酸エチル(CH3COOC2H5、酢酸エステル)は第1石油類(非水溶性)に分類される有機溶剤です。引火点は約-4℃と低く常温での引火の危険性があります。果実様の芳香(マニキュアの除光液等に使われる甘い香り)を持ちます(選択肢2が正しい)。引火点が21℃未満であるため第2石油類では…
- Q43初級キシレン・第2石油類非水溶性・引火点27〜33℃
キシレン(キシロール)の性状として、正しいものはどれか。
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解説: キシレン(ジメチルベンゼン、C6H4(CH3)2)は第2石油類(非水溶性)に分類される芳香族炭化水素です。o(オルト)・m(メタ)・p(パラ)の3種の異性体があり、引火点は異性体によって異なりますが約27〜33℃の範囲にあり(21℃以上70℃未満で第2石油類の基準を満たす)、水よ…
- Q44中級イソプロパノール・IPA・アルコール類
イソプロパノール(2-プロパノール、IPA)の性状として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: イソプロパノール(2-プロパノール、IPA:Isopropyl Alcohol)は炭素数3のアルコールであり、アルコール類(消防法上の危険物の品名)に分類されます。水に任意の割合で溶ける水溶性危険物であり、引火点は約12℃です(選択肢2が正しい)。アルコール類であり第1石油類には…
- Q45中級水溶性・非水溶性・指定数量の差
第4類危険物のうち水溶性液体と非水溶性液体の分類について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: メタノール・エタノール(アルコール類:水溶性)、アセトン(第1石油類・水溶性)はいずれも水に任意の割合で溶ける水溶性危険物です。第4類危険物では一般的に水溶性のものの指定数量は非水溶性のものより多く設定されています(例:第1石油類は非水溶性200L・水溶性400L)(選択肢2が正…
- Q46中級重油・第3石油類・引火点70℃以上
重油の引火点と火災予防の注意事項として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 重油は第3石油類(非水溶性)に分類される引火性液体です。引火点は70℃以上200℃未満の範囲にあり(品質によって異なる)、常温では引火しにくい性質があります。ただし重油を加熱した状態(バーナー燃焼等)では引火点以上になるため危険性が高まります(選択肢2が正しい)。引火点-40℃以…
- Q47中級静電気着火・電気の不良導体・高速流動
第4類危険物の静電気火花による着火危険に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第4類危険物(引火性液体)は電気の不良導体(絶縁性が高い)ものが多く、摩擦・流動・充填等によって静電気が発生・蓄積しやすい性質があります。配管内での高速流動・タンクへの急速充填等で静電気が帯電し、放電火花により可燃性蒸気に引火する危険があります(選択肢3が正しい)。電気の良導体は…
- Q48上級ヤシ油・動植物油類・不乾性油
ヤシ油の性状として、正しいものはどれか。
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解説: ヤシ油(コプラ油)は動植物油類に分類されます。ヨウ素価が低い(100未満)不乾性油に属し、空気中での酸化が起きにくいため、乾性油(アマニ油等)と比べて自然発火の危険性は低い性質があります(選択肢2が正しい)。乾性油でないため自然発火の危険は低いです(選択肢1は誤り)。動植物油類の…
- Q49上級ガソリン・灯油・引火点比較
ガソリンと灯油の引火点と燃焼範囲に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ガソリンは引火点が約-40℃以下と非常に低く、燃焼下限値は約1.4vol%(燃焼上限値約7.6vol%)です。一方、灯油の引火点は約40〜60℃であり、常温(20℃)では引火点以下のため引火しにくいことから、ガソリンより引火の危険性が低い物質です(選択肢3が正しい)。燃焼下限値は…
- Q50上級第4類消火剤・泡消火剤・粉末消火剤
第4類危険物の火災に対して有効な消火剤の組み合わせとして、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物(引火性液体)の火災に対して有効な消火剤は、泡消火剤(非水溶性には通常の泡、水溶性には耐アルコール泡)・粉末消火剤・二酸化炭素消火剤・ハロゲン化物消火剤などです(選択肢2が正しい)。これらは窒息・抑制消火の効果があります。第4類危険物は水より軽いものが多く、大量注水は…
- Q51初級容器の密封・換気・床付近
危険物の容器の密封と換気に関する取扱い注意事項として、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物は引火性液体であるため、容器は密栓して蒸気の漏洩を防ぐことが基本的な安全管理です。また貯蔵・取扱い場所では十分な換気を行い、蒸気が床付近(低い場所)に滞留しないようにすることが重要です(選択肢2が正しい)。引火点が高くても蒸気は発生するため密封は必要です(選択肢1は誤…
- Q52中級ガソリン・液比重0.65〜0.75・蒸気比重
ガソリンの比重と蒸気比重に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ガソリンは多成分の炭化水素混合物です。液体比重は約0.65〜0.75であり、水(比重1)より軽いため水面に浮く性質があります。一方、蒸気はオクタン等の炭化水素の蒸気であり、空気の平均分子量(約29)より大きい分子量を持つため蒸気比重は約3〜4と空気より重く、床付近・低い場所に滞留…
- Q53上級漏洩事故・点火源遮断・拡散防止
第4類危険物の漏洩・流出事故における火災予防措置と消火の考え方として、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物(引火性液体)が漏洩した場合の適切な措置は、①周囲の点火源(裸火・電気スイッチ・電動機の起動・停止等)を遮断する(電気スイッチ操作は火花発生のリスクがあるため慎重に)、②土砂・乾燥砂等で流れを止め拡散を防止する、③十分な換気を行い蒸気の滞留を防ぐ、④着火した場合は適切…
危険物取扱者 乙種第4類の他のカテゴリ
危険物の性質と消火 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 危険物取扱者 乙種第4類の危険物の性質と消火は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは危険物取扱者 乙種第4類の危険物の性質と消火に全53問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。160問ある危険物取扱者 乙種第4類全体のうち危険物の性質と消火は約33%を占める重要科目です。
- 危険物の性質と消火はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 危険物の性質と消火は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。危険物取扱者 乙種第4類は合計3科目 (危険物の性質と消火 / 危険物に関する法令・基礎的な物理学及び化学) の構成なので、危険物の性質と消火単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 危険物取扱者 乙種第4類全体で危険物の性質と消火の出題比率はどのくらいですか?
- 危険物の性質と消火は危険物取扱者 乙種第4類の3科目のうちの1科目で、ぴよパスでの危険物の性質と消火の問題数は53問 / 全160問 ≈ 33%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、危険物の性質と消火を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約31.6%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 危険物の性質と消火で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 危険物取扱者 乙種第4類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、危険物の性質と消火で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間2時間の中で、ぴよパスの危険物の性質と消火練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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