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燃焼の三要素を「可燃物・酸素供給源・点火源」の順に並べた組合せのうち、三つとも正しく当てはまるものはどれか。
解説: 燃焼の三要素は、可燃物・酸素供給源・点火源です。4は、一酸化炭素が酸素と結びついて二酸化炭素になる可燃物、塩素酸カリウムが加熱や衝撃で分解して酸素を出す第1類の酸化性固体で酸素供給源、衝撃による火花が点火源で、三つとも当てはまります。1の窒素は酸素と反応しても吸熱反応なので、可燃…
関連キーワード: 燃焼の三要素・可燃物・酸素供給源・点火源
引火点の説明として、正しいものはどれか。
解説: 引火点とは、可燃性液体の液面上に点火源(炎・火花)を近づけたとき、瞬間的に引火する(蒸気に着火する)のに十分な濃度の蒸気を発生させる最低の液温のことです。引火点が低いほど引火の危険性が高くなります。選択肢2は、燃えるのは液面上の蒸気であって液体自体ではなく、また「燃え始める(燃焼…
関連キーワード: 引火点・蒸気濃度・可燃性液体
液体の危険物の発火点(点火源がなくても、空気中で加熱されて燃え始める最低の温度)を比べた記述として、正しいものはどれか。
解説: 発火点は、物質の種類だけでなく測定の方法や条件によっても値が変わり、引火点の低さ(蒸発のしやすさ)の順とは必ずしも一致しません。厚生労働省「職場のあんぜんサイト」のモデルSDSに載っている代表値では、アセトンの発火点は約465℃、エタノールは約363℃で、4が正しい記述です。1は…
関連キーワード: 発火点・点火源・引火点・灯油
燃焼物に次の物質を用いて消火するときの主な消火作用について述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 4が正しい。強化液消火剤は炭酸カリウムなどの濃い水溶液で、棒状に放射したときは水と同じく燃焼物の熱を奪う冷却作用が主である(霧状に放射すると抑制作用も加わる)。1は誤り。二酸化炭素は燃焼物のまわりの酸素の濃度を下げる窒息作用が主で、化学的に連鎖反応を断つ抑制作用はない。2は誤り。…
関連キーワード: 消火作用・冷却作用・抑制作用・ハロゲン化物・粉末消火剤
引火性液体を配管で送るときに液体が帯びる静電気(流動帯電)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 流動帯電は、液体と管壁などの固体の面との境で電荷が分かれ、その一方を液体が運ぶことで起こります。管の途中にフィルターがあると、液体が固体と触れ合う面積が大きく増えるため、帯電量は大きくなります(5が正しい)。1は誤りで、液体の電荷の量は管内の流速にほぼ比例し、流速を遅くすると帯電…
関連キーワード: 静電気・流動帯電・流速・フィルター・静置時間
可燃性の固体とその主な燃焼の形態に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: ナフタレンは、加熱されると融解・蒸発して生じた蒸気が燃える蒸発燃焼をするので、2が誤りです。表面燃焼は、コークスのように熱分解や蒸発をほとんど起こさず、固体の表面で空気中の酸素と反応して燃える形態です(5は正しい)。ニトロセルロースは分子内に含む酸素を使って燃える自己燃焼(内部燃…
関連キーワード: 燃焼の形態・表面燃焼・分解燃焼・蒸発燃焼・自己燃焼
火災の分類(A・B・C火災)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 火災の分類では、A火災は普通火災(木材・紙・繊維など)、B火災は油火災(引火性液体など)、C火災は電気火災です。C火災(電気設備の火災)には感電や短絡のリスクがあるため、電気を通さない消火剤(二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物など)が適切です。棒状の水や棒状の強化液を放射する消火器は…
関連キーワード: A火災・B火災・C火災・火災分類・消火剤適応
次の物質の蒸気のうち、空気中での燃焼範囲(爆発範囲)の下限値が最も大きいものはどれか。
解説: 燃焼範囲の下限値は、点火源を与えたときに燃焼が起こる蒸気と空気の混合気のうち、蒸気の濃度(vol%)が最も低い限界の値です。蒸気が濃すぎて上限値を超えても、酸素が足りずに燃焼しません。メタノールの燃焼範囲は約6.0〜36vol%で、下限値は5つの中で最も大きく、2が正しい答えです…
関連キーワード: 燃焼範囲・爆発範囲・下限値・点火源
物質に起こる次の変化を、物理変化と化学変化に分けた記述として、正しいものはどれか。
解説: 4が正しい。黄りんを空気を断って加熱すると、赤褐色の粉末の赤りんに変わる。黄りんと赤りんは同じ元素からなる性質の異なる単体(同素体)で、別の物質ができるので化学変化である。1はヨウ素がヘキサンに溶解して紫色に見えるだけで、2は硝酸アンモニウムが水に溶解するときに周りから熱を吸収す…
関連キーワード: 物理変化・化学変化・溶解・同素体・沈殿
酸化と還元に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 燃焼は可燃物が酸素と急激に反応する酸化反応です。しかし、消火には還元剤ではなく、冷却・窒息・抑制などの方法が使われます。還元剤は燃焼を促進する方向に働く可能性があります。酸化とは酸素との結合や水素の離脱などを指し(選択肢2は正しい)、還元は酸素の除去や水素の結合などを指します(選…
関連キーワード: 酸化・還元・酸化還元反応・燃焼
次の物質の蒸気のうち、蒸気比重(同じ温度・圧力の空気と比べた重さの比)が最も大きいものはどれか。
解説: 蒸気比重は、蒸気の分子量を空気の平均分子量(約29)で割った値にほぼ等しく、分子量の大きい物質ほど大きくなります。トルエン(C6H5CH3、分子量92)の蒸気比重は約3.1で、5つの中で最も大きく、4が正しい答えです。メタノール(CH3OH、分子量32)は約1.1、二硫化炭素(C…
関連キーワード: 蒸気比重・分子量・空気の平均分子量・第4類の危険物
身近な現象と、その主な熱の移動の方式について述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 晴れた夜に地面が冷え込むのは、地面の熱が赤外線として上空へ逃げる放射(放射冷却)によるもので、4が正しい記述です。1のたき火の正面で顔が熱いのは、炎から直接届く放射熱によるもので、暖められた空気は主に上へ昇ります(対流)。2の魔法瓶の真空は伝導と対流を防ぐためのもので、放射は真空…
関連キーワード: 熱の移動・伝導・対流・放射・熱伝導率
消火剤と主な消火原理の組み合わせとして、すべて正しいものはどれか。
解説: 各消火剤の主な消火原理は次のとおりです。水は主に冷却消火(熱を吸収して燃焼温度を下げる)です。ハロゲン化物(ハロン)は燃焼の連鎖反応を断ち切る抑制(負触媒)消火が主な原理です。粉末消火剤(ABC粉末など)も抑制(負触媒)消火が主な原理で、一部に窒息効果もあります。二酸化炭素は主に…
関連キーワード: 消火剤・消火原理・ハロゲン化物・粉末消火剤・抑制消火
原子・分子・元素に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 分子とは、原子が化学結合によって結びついた粒子であり、その物質の化学的性質を示す最小単位です(選択肢1が正しい)。元素とは原子の種類のことであり、物質の最小単位は「原子」です(選択肢2は誤り)。原子番号は原子核内の陽子の数を示します(選択肢4は誤り;中性子数ではなく陽子数)。同位…
関連キーワード: 原子・分子・元素・原子番号・同位体
油がしみた布などの自然発火と、その防止に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: ヨウ素価は油脂100gが吸収するヨウ素のグラム数で、不飽和結合の多さを表します。ヨウ素価が大きい油ほど空気中で酸化されやすく、酸化熱がたまって自然発火しやすいので、3が誤りです。ヨウ素価がおよそ130以上の油が乾性油、100以下が不乾性油で、乾性油のほうが自然発火しやすい(2は正…
関連キーワード: 自然発火・ヨウ素価・乾性油・酸化熱
有機化合物の一般的な性質について述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 有機化合物の反応は、分子の中の共有結合を切ったりつないだりするため、水溶液中のイオンどうしの反応のようにすぐには進まず、一般に遅いので、2が正しい記述です。1は誤りで、有機化合物の多くは非電解質で、水溶液は電気をほとんど通しません。3は誤りで、有機化合物の多くは分子からなる物質で…
関連キーワード: 有機化合物・無機化合物・非電解質・有機溶媒
ろうそくの炎に息を吹きかけると火が消える。その主な理由を消火の原理から説明したものとして、正しいものはどれか。
解説: 3が正しい。ろうそくは、炎の熱で溶けて芯を上がったろうが気化し、その可燃性の蒸気が燃えている。息を吹きかけると、芯から出る蒸気と炎が引き離され、燃える物が炎に届かなくなる。これは可燃物を取り除く除去消火である。1・5は誤り。吐く息の二酸化炭素は約4%と少なく、酸素も約16%残って…
関連キーワード: 消火の原理・窒息消火・冷却消火・抑制消火・連鎖反応
単一の物質からなる可燃性の液体について、1気圧のもとで測定した2つの値の組として、あり得ないものはどれか。
解説: 液温が上がると蒸気圧が大きくなり、液面付近の蒸気の濃度(蒸気圧÷大気圧)も高くなる。沸点では蒸気圧が1気圧に等しく、濃度は100%に達する。燃焼範囲の下限値は100%より低いので、蒸気の濃度が下限値に達する液温である引火点は、必ず沸点より低い。3は引火点が沸点より高く、あり得ない…
関連キーワード: 引火点・沸点・発火点・蒸気圧・燃焼範囲
純物質(単体・化合物)と混合物の区別について、次の物質のうち混合物にあたるものはどれか。
解説: 混合物は2種類以上の物質が混ざり合ったもので、混ざる割合によって沸点や密度が変わります。塩酸は塩化水素(HCl)という気体を水に溶かした水溶液で、塩化水素と水の混合物です(5が正しい)。二硫化炭素(CS2)とジエチルエーテル(C2H5OC2H5)は、2種類以上の元素が結びついた化…
関連キーワード: 混合物・純物質・単体・化合物
酸とアルカリ(塩基)に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: pH=−log₁₀[H⁺] なので、pHが1小さくなるごとに水素イオン濃度は10倍になります。pH3の水溶液はpH5の水溶液よりpHが2小さいため、水素イオン濃度は10×10=100倍であり、「2倍」とする選択肢2は誤りです。中和反応は発熱反応なので、大量に処理するときに温度上昇…
関連キーワード: pH・酸性・アルカリ性・中和反応・酸と塩基
次の物質をそれぞれ完全燃焼させたとき、生じる二酸化炭素と水の物質量(モル数)が等しくなるものはどれか。
解説: 炭素・水素・酸素からなる物質が完全燃焼すると、炭素原子はすべて二酸化炭素(CO2)に、水素原子はすべて水(H2O)になります。水の分子は水素原子を2個含むので、二酸化炭素と水の物質量が等しくなるのは、分子式で水素原子の数が炭素原子の数のちょうど2倍の物質です。酢酸エチル(C4H8…
関連キーワード: 完全燃焼・二酸化炭素・物質量・分子式・化学反応式
モル(mol)の概念に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: モル(mol)は物質量の単位であり、1モルの物質にはアボガドロ数(約6.02×10²³個)の粒子が含まれます(選択肢2が正しい)。モル質量は物質によって異なります(例:水H2Oのモル質量は18 g/mol、二酸化炭素CO2は44 g/mol)(選択肢3・5は誤り)。標準状態(0℃…
関連キーワード: モル・アボガドロ数・モル質量・物質量
金属のイオン化傾向について、正しい記述はどれか。
解説: イオン化傾向(電気化学的活性の順序)が大きい金属ほど、電子を失って陽イオンになりやすく、酸化されやすく(腐食しやすく)反応性が高い性質があります(選択肢2が正しい)。イオン化傾向の大小は危険物取扱において重要で、リチウム(Li)>カリウム(K)>カルシウム(Ca)>ナトリウム(N…
関連キーワード: イオン化傾向・金属の反応性・酸化されやすさ・腐食
液体の蒸気圧に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 蒸気圧とは、液体が気化(蒸発)しようとする圧力であり、温度が高いほど蒸気圧は大きくなります(選択肢5は逆で誤り)。蒸気圧が大きい液体ほど蒸発しやすく、液面上の蒸気濃度が高くなるため引火点が低くなる傾向があります(選択肢4が正しい)。液体の沸点は蒸気圧が大気圧(外圧)と等しくなった…
関連キーワード: 蒸気圧・引火点・蒸発しやすさ・沸点
ボイル・シャルルの法則に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: シャルルの法則は「圧力が一定のとき、気体の体積は絶対温度(K:ケルビン)に比例する」というものです(選択肢3が正しい)。ボイルの法則は「温度が一定のとき、気体の体積は圧力に反比例する(圧力が増すと体積は減少する)」です(選択肢5は「比例」としており誤り)。ボイルの法則により圧力が…
関連キーワード: ボイルの法則・シャルルの法則・気体の体積・絶対温度
帯電列(摩擦帯電列)と静電気に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 帯電列(摩擦帯電列)とは、物質を摩擦した際に正(+)または負(-)に帯電する傾向の順序を示したものです。帯電列で離れた位置にある物質どうしを摩擦したとき、より大きな帯電(静電気の発生)が起こりやすい性質があります(選択肢1が正しい)。融点の順序ではありません(選択肢2は誤り)。同…
関連キーワード: 帯電列・摩擦帯電・静電気発生・離れた位置
危険物を扱う設備や作業者に施す静電気の対策について述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 接地は、導体と大地を導線でつなぎ、導体に生じた電荷を大地へ逃がす対策です。絶縁体(不導体)は接地しても電荷がほとんど移動しないので、接地の効果はほとんどなく、除電器や加湿などの対策を別に用います(1が正しい)。2:ボンディングは、直接接地しにくい導体を、近くの接地した導体と導線で…
関連キーワード: 静電気・接地・ボンディング・帯電防止靴・帯電防止作業服
化学反応の速度に影響を与える要因として、正しいものはどれか。
解説: 反応速度は反応物の濃度が高いほど(分子どうしの衝突頻度が増すため)速くなる傾向があります(選択肢5が正しい)。反応速度は温度が高いほど速くなります(選択肢1は逆で誤り)。触媒は反応の活性化エネルギーを下げて反応速度を変化させますが、自身は反応後に元の状態に戻り消費されません(選択…
関連キーワード: 反応速度・濃度・温度・触媒・表面積
触媒に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 触媒とは、化学反応において活性化エネルギー(反応が起こるために必要な最低限のエネルギー)を低下させることで反応速度を速める物質です(選択肢2が正しい)。触媒は反応の平衡を変えることはなく(選択肢3は誤り)、反応後に消費されず元の状態に戻るため繰り返し使用できます(選択肢5は誤り)…
関連キーワード: 触媒・活性化エネルギー・反応速度・消費されない
中和反応とpHに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 酸(HCl)と塩基(NaOH)が反応する中和反応では、塩(えん)と水が生成されます。HCl + NaOH → NaCl + H2O がその例です(選択肢4が正しい)。酸性水溶液のpHは7未満、アルカリ性はpH7超です(選択肢1は逆で誤り)。中和反応は一般的に発熱反応(熱を放出)で…
関連キーワード: 中和反応・pH・酸性・アルカリ性・塩酸・水酸化ナトリウム
次の化学反応のうち、吸熱反応であるものはどれか。
解説: 反応熱が外へ出る反応を発熱反応、周囲から熱を吸収する反応を吸熱反応といいます。窒素と酸素から一酸化窒素ができる反応(N2+O2→2NO)は、一酸化窒素1 molが生じるときに約90 kJの熱を吸収する吸熱反応です(3が正しい)。同じ窒素の反応でも、窒素と水素からアンモニアができる…
関連キーワード: 吸熱反応・発熱反応・反応熱・中和
物質の水への溶解度と、水温・圧力との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 固体の溶解度は、溶媒(水)100 gに溶ける溶質の最大の質量(g)で表し、そこまで溶かした溶液を飽和溶液といいます(5は「溶液100 g」としており誤り)。多くの固体は水温が高いほど溶解度が大きくなりますが、水酸化カルシウムは逆で、20℃で水100 gに約0.16 g溶けるのに対…
関連キーワード: 溶解度・水温・飽和溶液・溶媒
ある金属球200 gを20℃から30℃まで温めるのに900 Jの熱量を要した。この金属球の熱容量として、正しいものはどれか。ただし、熱の損失はないものとする。
解説: 熱容量は、その物体全体の温度を1 K(1℃)上げるのに必要な熱量で、加えた熱量を温度差で割って求めます。温度差は30℃−20℃=10 Kなので、熱容量は900 J÷10 K=90 J/Kです(2が正しい)。比熱は物質1 gあたりの値で、90 J/K÷200 g=0.45 J/(g…
関連キーワード: 熱容量・比熱・熱量・温度差
次の第4類の危険物を空気中で燃焼させたとき、不完全燃焼によるすす(炭素の微粒子)を最も多く出しやすいものはどれか。
解説: 燃焼で酸素が足りない部分ができると、炭素が二酸化炭素まで酸化されずに、一酸化炭素やすす(炭素の微粒子)が生じます(不完全燃焼)。分子中の炭素の割合が大きい物質ほどすすが出やすく、ベンゼン(C6H6)のような芳香族炭化水素は、炭素の質量の割合が約92%と大きく、多量のすすを出して燃…
関連キーワード: 不完全燃焼・すす・一酸化炭素・芳香族炭化水素
静電気による着火の条件に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 放電で着火するのは、放電のエネルギーが混合気の最小着火エネルギー以上のときです。最小着火エネルギーは濃度によって変わるU字型の関係にあり、蒸気と酸素が過不足なく反応する濃度(化学量論組成)の付近で最も小さく、燃焼範囲の下限値や上限値に近づくほど大きくなります(1が正しい)。5:化…
関連キーワード: 最小着火エネルギー・燃焼範囲・火花放電・静電容量
メタン(CH4)16グラムを完全燃焼させるのに必要な酸素の質量として、正しいものはどれか。ただし原子量はC=12、H=1、O=16とする。
解説: メタンの完全燃焼反応式は「CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O」です。CH4の分子量は12+4×1=16 g/molなので、16グラムのCH4は1モルです。反応式より、CH4 1モルの燃焼に O2 2モルが必要です。O2の分子量は2×16=32 g/molなので、必要な酸…
関連キーワード: 燃焼反応式・モル計算・酸素の量・量論計算・メタン燃焼
普通火災・油火災・電気火災のいずれにも適応する粉末消火薬剤(ABC粉末)の主成分として、正しいものはどれか。
解説: ABC粉末は、りん酸アンモニウム(りん酸二水素アンモニウムなどのりん酸塩類)を主成分とする粉末消火薬剤です(1が正しい)。熱で分解して生じる成分が燃焼の連鎖反応を抑える抑制作用と、粉末の雲による窒息作用で消火し、りん酸塩類は防炎性をもつので木材などの普通火災にも適応します。炭酸水…
根拠・参照資料: 消火器用消火薬剤の技術上の規格を定める省令 第7条
関連キーワード: 粉末消火薬剤・主成分・普通火災・電気火災・抑制作用
温度27℃、圧力1.0×10⁵ Paのもとで、体積49.8 Lを占める理想気体の物質量として、正しいものはどれか。ただし、気体定数は8.3 J/(mol・K) とする。
解説: 気体の状態方程式 PV=nRT では、圧力P[Pa]、体積V[m³]、絶対温度T[K]を用います。T=27+273=300 K、V=49.8 L=49.8×10⁻³ m³ なので、n=PV÷(RT)=(1.0×10⁵×49.8×10⁻³)÷(8.3×300)=4980÷2490=…
関連キーワード: 気体の状態方程式・絶対温度・物質量・気体定数
可燃性蒸気と空気の混合気の燃焼による爆発(爆燃と爆轟)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 爆燃(deflagration)は音速以下で燃焼波が伝播する現象であり、爆轟(デトネーション detonation)は超音速の衝撃波を伴って伝播する現象です。爆轟は爆燃より伝播速度が速く(選択肢5は逆で誤り)、衝撃波による破壊力が非常に大きいです(選択肢1が正しい)。爆轟は可燃性…
関連キーワード: 爆燃・爆轟・デトネーション・衝撃波・燃焼伝播
二酸化炭素を放射する消火器と、その消火剤の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 二酸化炭素消火器には、液化炭酸ガス(圧縮して液体にした二酸化炭素)が充てんされていて、放射すると気体になって広がります(1が正しい)。二酸化炭素の蒸気比重は約1.5で空気より重く、低い所へ流れてたまりやすい性質があります(2は誤り)。水に溶けると弱い酸性の炭酸になるだけで、消火に…
関連キーワード: 二酸化炭素消火器・液化炭酸ガス・窒息作用・蒸気比重
作業場の加湿や帯電防止剤によって静電気の帯電を防ぐしくみに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 吸湿性のある物質は、加湿すると表面に吸着した水分によって表面の電気抵抗が下がり、たまった電荷が逃げやすくなります(電荷緩和)。このため効果は水分が吸着しやすい物質で大きく、水をはじきやすい合成樹脂などでは小さくなります(4が正しい)。1は誤りで、空気そのものが電気を通しやすくなる…
関連キーワード: 加湿・相対湿度・帯電防止剤・電荷緩和
燃焼の三要素のうち可燃物と酸素供給源の両方を一つの物質が兼ねるため、空気を断つ窒息消火の効果が小さいものはどれか。
解説: 燃焼には可燃物・酸素供給源・点火源の三要素が必要で、窒息消火は空気(酸素供給源)を断って火を消します。セルロイドはニトロセルロース(硝酸エステル)を主な原料とする合成樹脂で、分子内の酸素を使って空気がなくても燃え続ける(自己燃焼)ため、窒息消火の効果は小さく、大量の水で冷却して消…
関連キーワード: 燃焼の三要素・酸素供給源・窒息消火・自己燃焼
次の第4類の危険物のうち、20℃における液比重が1より大きいものはどれか。
解説: 液比重は、液体の密度を4℃の水の密度(約1 g/cm³)と比べた値で、1より大きい液体は水より重く、水に溶けにくければ水の下に沈みます。二硫化炭素の液比重は約1.26で水より重く、水に溶けにくいので、蒸気の発生を抑えるために容器に水を張って貯蔵します(3が正しい)。ベンゼン(約0…
関連キーワード: 液比重・密度・第4類の危険物・注水消火
ボイルの法則に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: ボイルの法則は「温度が一定のとき、一定量の気体の体積は圧力に反比例する」という法則です。つまり圧力が2倍になると体積は1/2になります(PV=一定)(選択肢3が正しい)。「比例して増加」(選択肢1)とするのは誤りで、正しくは「反比例する(圧力が増えると体積は減る)」です。選択肢2…
関連キーワード: ボイルの法則・体積と圧力・反比例・PV=一定
可燃性蒸気の燃焼下限値(燃焼範囲の下限界)について述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 燃焼下限値は、燃焼範囲のうち蒸気の濃度が薄い側の限界で、混合気全体の体積に対する蒸気の体積の割合(vol%)で表します(5は空気100 Lに対する量としており誤り)。混合気の温度が高いと、反応で出る熱が少なくても燃焼が続くので燃焼範囲は広がり、燃焼下限値は低くなります(1が正しい…
関連キーワード: 燃焼下限値・燃焼範囲・引火点・化学量論組成
物質の混合による発火(混合危険)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 混合危険(混触危険)とは、2種類の物質を混合した際に発熱・発火・爆発等の危険な反応が起こる現象です。第4類危険物(引火性液体)に第1類危険物(酸化性固体)を混合すると、酸化剤と可燃物が接触して反応熱を生じ、発火・爆発する危険性があります(選択肢1が正しい)。ナトリウムは灯油中に保…
関連キーワード: 混合危険・混触危険・第1類と第4類・酸化性固体・発火
金属の腐食(さび)に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 異種金属接触腐食(ガルバニック腐食)は、異なる金属が電解質(水分・土壌等)中で接触した際に、イオン化傾向の大きい方の金属が陽極(アノード)となって溶け出す(腐食する)現象です(選択肢1が正しい)。鉄(Fe)と銅(Cu)が接触した場合、イオン化傾向が大きい鉄が腐食されます(銅のほう…
関連キーワード: 金属腐食・異種金属接触腐食・イオン化傾向・電気化学的腐食
可燃物を積み重ねて長い間置いたときに起こる自然発火の起こりやすさについて述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 自然発火は、物質が常温の空気中でゆっくり酸化や発酵などをして発熱し、その熱が外へ逃げずに内部にたまって温度が上がり、発火点に達して燃え出す現象である。積み重ねた山が大きいほど中心部の熱が外へ逃げにくく、自然発火しやすくなるので、2が正しい。1の干し草は、湿り気があると微生物の発酵…
関連キーワード: 自然発火・発火点・熱伝導率・発酵・通風
エタノール(C2H5OH)30グラムが完全燃焼するとき生成する水(H2O)の質量として最も近いものはどれか。ただし原子量はH=1、C=12、O=16とする。
解説: エタノールの完全燃焼反応式は「C2H5OH + 3O2 → 2CO2 + 3H2O」です。エタノールのモル質量は2×12+6×1+16=46 g/molなので、30gは30÷46≒0.652モルです。反応式よりエタノール1モルから水3モルが生成されるので、生成される水は0.652…
関連キーワード: エタノール完全燃焼・モル計算・生成物の質量・量論計算
酸化数の変化に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 酸化数は元素の酸化の程度を表す数値です。単体(Fe・O2・H2等)の原子の酸化数はすべて0です(選択肢5が正しい)。酸化とは酸化数が増加することであり、還元とは酸化数が減少することです(選択肢1は逆で誤り)。化合物中の酸素原子の酸化数は通常-2です(過酸化物等では例外あり)(選択…
関連キーワード: 酸化数・酸化と還元・単体の酸化数0・酸素の酸化数
蒸気比重(気体の比重)の計算方法として、正しいものはどれか。
解説: 蒸気比重(気体の比重)は、気体の密度を空気の密度を基準(1)として比較した値です。空気の平均分子量は約29(窒素28と酸素32が約4:1で混合)であるため、「蒸気比重 ≈ 物質の分子量 ÷ 29」で近似計算できます(選択肢5が正しい)。例えばガソリンの主成分オクタン(C8H18、…
関連キーワード: 蒸気比重・分子量÷29・空気の平均分子量・計算方法
次の工夫や現象と、そこで主にはたらいている熱の伝わり方(伝導・対流・放射)について述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 4が正しい。耐熱服の表面のアルミニウムは、炎や高温の物体から放射される熱をよく反射し、服が受ける熱を小さくする。1は誤り。ついたては、ストーブから直接届く放射をさえぎるもので、主に対流をさえぎるためではない。2は誤り。冷えて重くなった庫内の空気が流れ出て足元にたまる対流によるもの…
関連キーワード: 熱の伝わり方・伝導・対流・放射・グラスウール
燃焼の難易は、可燃物の性質や状態によって変わる。燃えやすさについて述べたもののうち、正しいものはどれか。
解説: 3が正しい。熱伝導率の小さいものは、加えられた熱が周りへ逃げにくく、その部分の温度が上がりやすいので燃えやすい。1は誤り。発熱量(燃焼熱)の大きいものほど、燃焼で出る熱で周りが加熱されて燃焼が続きやすく、燃えやすい。2は誤り。比熱の大きいものほど、温度を上げるのに多くの熱量が要る…
関連キーワード: 燃焼の難易・発熱量・比熱・蒸気圧・燃焼範囲
1気圧のもとで、次の第4類の危険物をそれぞれ液体の状態から冷やしていき、0℃に保った。このとき凝固して固体になるものはどれか。
解説: 液体が固体になる状態変化を凝固、その逆を融解といい、純物質では凝固が始まる温度(凝固点)と融点は同じ温度である。ベンゼンの融点は約5.5℃で、0℃では凝固して固体になるので、4が正しい。気温が5.5℃を下回る冬季には、屋外の容器や配管の中のベンゼンが固まることがある。トルエン(融…
関連キーワード: 状態変化・凝固・融点・ベンゼン
状態変化に使われて温度の変化として現れない熱を潜熱、物質の温度を変える熱を顕熱という。1気圧のもとで、水の蒸発熱(100℃)は、水の融解熱(0℃)のおよそ何倍か。
解説: 水の融解熱(0℃の氷1 gを0℃の水にする潜熱)は約334 J/g(約80 cal/g)、水の蒸発熱(100℃の水1 gを100℃の水蒸気にする潜熱)は約2,257 J/g(約539 cal/g)である。2,257÷334≒6.8なので、蒸発熱は融解熱の約7倍で、3が正しい。なお…
関連キーワード: 潜熱・顕熱・蒸発熱・融解熱
ある導体に100Vの電圧を加えたところ、2Aの電流が流れた。この導体の電気抵抗として、正しいものはどれか。
解説: オームの法則は「電圧V=電流I×抵抗R」で表されます。この式を変形すると「抵抗R=電圧V÷電流I」となるため、R=100V÷2A=50Ωです(選択肢4が正しい)。選択肢2の0.02Ωは電流÷電圧(2÷100)と逆に計算した誤りです。選択肢1の200Ωは電圧×電流(100×2)と掛…
関連キーワード: オームの法則・電圧・電流・電気抵抗・V=IR
20℃の水250 gを80℃まで温めるのに必要な熱量として、最も近いものはどれか。ただし、熱の損失はないものとする。
解説: 物質の温度を上げるのに必要な熱量は、質量×比熱×温度差で求める。水の比熱は約4.2 J/(g・K)(1 gの水を1 K上げるのに約4.2 J)で、温度差は80−20=60 K(温度差は℃でもKでも同じ数値)だから、250×4.2×60=63,000 J≒63 kJとなり、5が正し…
関連キーワード: 熱量・比熱・水の比熱・温度差
同素体の組み合わせとして、正しいものはどれか。
解説: 同素体とは、同じ1種類の元素からできている単体でありながら、原子の結びつき方が異なるために性質が異なる物質どうしのことです。酸素(O2)とオゾン(O3)はどちらも酸素元素のみからなる単体で、性質が異なるため同素体です(選択肢2が正しい)。ほかに黒鉛とダイヤモンド(炭素)、黄リンと…
関連キーワード: 同素体・酸素とオゾン・単体・同位体との違い
熱の伝わりやすさを表す熱伝導率について、2つの物質を比べた記述として、正しいものはどれか。ただし、比べる温度は0〜25℃程度とする。
解説: 熱伝導率は一般に固体、液体、気体の順に小さくなる。同じ水でも、固体の氷(0℃で約2.2 W/(m・K))は液体の水(約0.58 W/(m・K))の4倍近くあるので、3が正しい。1の鉄(約84)はアルミニウム(約236)より小さい。2の銅(約403)は金属の中でも大きいが、銀(約4…
関連キーワード: 熱伝導率・固体・液体・気体・金属
可燃性のガスや蒸気が燃焼するとき、周りの気体の酸素濃度を空気より高くする(たとえば純粋な酸素中にする)と、空気中に比べて値が小さくなるものはどれか。
解説: 酸素濃度を高くすると、物質は燃えやすくなり、燃焼も激しくなる。高圧ガス要覧の値では、発火点(発火温度)は空気中より低くなり(水素約580℃→約538℃、アセチレン約305℃→約296℃)、2が正しい。燃焼範囲は広くなるが、広がるのは主に上限値の側で(メタン5.0〜15 vol%→…
関連キーワード: 酸素濃度・発火点・燃焼範囲・下限値・上限値
化学結合に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 化学結合には主にイオン結合・共有結合・金属結合があります。イオン結合は、電子の授受によって生じた陽イオンと陰イオンが静電気的な引力(クーロン力)で引き合う結合で、塩化ナトリウム(NaCl)はナトリウムイオン(Na+)と塩化物イオン(Cl−)のイオン結合の代表例です(選択肢5が正し…
関連キーワード: 化学結合・イオン結合・共有結合・金属結合・塩化ナトリウム
火災の熱を受けて、20℃の水がすべて100℃の水蒸気になった。このとき水が火災から奪った熱量が6,000 kJであったとすると、水蒸気になった水の質量として、最も近いものはどれか。ただし、水の比熱は4.2 J/(g・K)、100℃における水の蒸発熱は2,260 J/gとし、水が奪った熱はすべて水の温度上昇と蒸発に使われたものとする。
解説: 水1 gを20℃から100℃まで温めるには4.2×80=336 Jが要り、100℃で水蒸気にするにはさらに蒸発熱の2,260 Jが要るので、水1 gが奪う熱量は合わせて2,596 Jである。6,000 kJ=6,000,000 Jを2,596 J/gで割ると約2,311 g、つま…
関連キーワード: 比熱・蒸発熱・水蒸気・熱量・冷却
静電容量が200 pFの金属製の容器が、大地から絶縁された状態で10 kVに帯電している。この容器に蓄えられている静電気のエネルギーとして、正しいものはどれか。
解説: 帯電した物体に蓄えられる静電気のエネルギーEは、静電容量をC、電圧をVとするとE=(1/2)CV²で表される。C=200 pF=200×10⁻¹² F、V=10 kV=1×10⁴ Vなので、E=(1/2)×200×10⁻¹²×(1×10⁴)²=1×10⁻² J=10 mJとなり、…
関連キーワード: 静電気・静電容量・帯電・最小着火エネルギー・接地
地下タンクに液温15℃の灯油が2,000 L入っている。液温が35℃まで上がったとき、灯油の体積の増加量として、正しいものはどれか。ただし、灯油の体膨張率は1.0×10⁻³とし、タンクの膨張と蒸発は考えないものとする。
解説: 液体の体積の増加量は、元の体積×体膨張率×温度差で求める。温度差は35−15=20 K(℃の差とKの差は同じ数値)なので、2,000×1.0×10⁻³×20=40 Lとなり、5が正しい。3の30 Lは温度差を元の液温の15 K、1の100 Lは15と35を足した50 Kとした値、…
関連キーワード: 体膨張率・灯油・温度差・空間容積・計算問題
0.20 mol/Lの硫酸(H₂SO₄)10 mLを、0.10 mol/Lの水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液で過不足なく中和するとき、必要な水酸化ナトリウム水溶液の体積として、正しいものはどれか。
解説: 中和では、酸が出す水素イオンH⁺の物質量と、塩基が出す水酸化物イオンOH⁻の物質量が等しくなる。硫酸H₂SO₄は1分子からH⁺を2個出す2価の酸、水酸化ナトリウムNaOHは1価の塩基だから、2×0.20 mol/L×10 mL=1×0.10 mol/L×V より V=40 mL …
関連キーワード: 中和・価数・物質量・硫酸・水酸化ナトリウム・計算問題
空気100 Lにガソリンの蒸気を混ぜて混合気をつくる。混ぜる蒸気の量を次のようにしたとき、混合気の蒸気濃度がガソリンの燃焼範囲に入るものはどれか。ただし、温度と圧力は一定とし、蒸気濃度は混合気全体の体積に対する蒸気の体積の割合とする。
解説: ガソリンの燃焼範囲(爆発範囲)は約1.4〜7.6 vol%である。蒸気濃度は、蒸気の体積÷(空気の体積+蒸気の体積)×100で求める。蒸気4.5 Lのときは4.5÷104.5×100≒4.3 vol%で燃焼範囲に入るので、1が正しい。3の0.5 Lでは約0.5 vol%で下限値よ…
関連キーワード: 燃焼範囲・ガソリン・蒸気濃度・混合気・計算問題
比重が0.80、比熱が2.0 J/(g・K)の液体2.5 Lを、10℃から30℃まで温めるのに必要な熱量として、正しいものはどれか。ただし、熱の損失はないものとする。
解説: まず液体の質量を求める。比重は水を1としたときの重さの比で、水1 Lは約1 kgだから、比重0.80の液体2.5 Lの質量は2.5×0.80=2.0 kg=2,000 gである。熱量は質量×比熱×温度差で、温度差は30−10=20 Kなので、2,000×2.0×20=80,000…
関連キーワード: 熱量・比熱・比重・温度差・計算問題
比熱が0.50 cal/(g・K)の液体1,000 gに、6.3 kJの熱を加えた。液体の温度上昇として、最も近いものはどれか。ただし、熱の損失と液体の蒸発は考えないものとする。
解説: 熱量の単位には、ジュール(J)のほかにカロリー(cal)があり、1 calは約4.2 J(計量法の定義では4.184 J)である。比熱0.50 cal/(g・K)の液体1,000 gの熱容量は0.50×1,000=500 cal/Kである。加えた熱量6.3 kJ=6,300 Jは…
関連キーワード: 比熱・熱量・カロリー・ジュール・温度上昇・計算問題
エタノール23 gを水に溶かし、さらに水を加えて全体を250 mLの水溶液にした。この水溶液のモル濃度として、正しいものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12、O=16とする。
解説: モル濃度は、溶液1 Lに溶けている溶質の物質量(mol)で表した濃度である。エタノールの示性式はC₂H₅OH(分子式C₂H₆O)で、分子量は12×2+1×6+16=46だから、23 gは23÷46=0.50 molである。溶液全体の体積は250 mL=0.250 Lなので、モル濃…
関連キーワード: モル濃度・物質量・分子量・エタノール・水溶液・計算問題
鋼製のタンクの内容積は、10℃のとき20,000 Lである。タンク全体の温度が35℃まで上がったときの内容積の増加量として、最も近いものはどれか。ただし、鋼の線膨張率は1.2×10⁻⁵ K⁻¹とし、タンクは各方向に一様に膨張するものとする。
解説: 固体の熱膨張では、長さの増加の割合を表す線膨張率に対して、体積の増加の割合を表す体膨張率は、縦・横・高さの3方向に伸びるため線膨張率の約3倍になる。タンクの内側の空間(内容積)も、同じ材料が詰まっている場合と同じ割合で膨張する。体膨張率は3×1.2×10⁻⁵=3.6×10⁻⁵ K…
関連キーワード: 線膨張率・体膨張率・熱膨張・内容積・計算問題
0℃、1.013×10⁵ Pa(標準状態)で112 Lを占めるプロパン(C₃H₈)の質量として、最も近いものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12とし、プロパンは理想気体とみなす。
解説: 標準状態(0℃、1.013×10⁵ Pa)では、気体1 molの体積は種類によらず約22.4 Lである(モル体積)。112 Lのプロパンの物質量は112÷22.4=5.0 molで、プロパンC₃H₈の分子量は12×3+1×8=44だから、質量は5.0×44=220 gとなり、2が…
関連キーワード: 標準状態・モル体積・物質量・プロパン・分子量・計算問題
メタノール6.4 kgを完全燃焼させるのに必要な酸素の質量として、最も近いものはどれか。ただし、原子量はH=1、C=12、O=16とする。
解説: メタノール(CH₃OH)の完全燃焼の化学反応式は、2CH₃OH+3O₂→2CO₂+4H₂Oで、メタノール1 molあたり酸素1.5 molが必要である。分子量はCH₃OH=32、O₂=32なので、6.4 kg=6,400 gの物質量は200 molで、必要な酸素は300 mol×…
関連キーワード: メタノール・完全燃焼・化学反応式・物質量・分子量・計算問題
第4類の危険物と、その分子中に含まれる官能基(または結合)の組合せとして、誤っているものはどれか。
解説: アセトン(CH₃COCH₃)は、2つのメチル基にカルボニル基(>C=O)が結合したケトンで、カルボキシ基(−COOH)はもっていません。カルボキシ基をもつのは酢酸(CH₃COOH)などのカルボン酸です(選択肢5が誤り)。官能基は化合物の性質を決める原子団で、ベンゼン環以外の炭素原…
関連キーワード: 官能基・ヒドロキシ基・カルボキシ基・ケトン・エステル結合
有機化合物の分類に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 炭化水素は、炭素と水素からなる化合物です。炭素原子間がすべて単結合のものを飽和炭化水素(メタン・ヘキサンなど)、二重結合や三重結合を含むものを不飽和炭化水素、ベンゼン環をもつものを芳香族炭化水素といいます。トルエン(C₇H₈)はベンゼンの水素原子1個を、キシレン(C₈H₁₀)は水…
関連キーワード: 芳香族炭化水素・飽和炭化水素・不飽和炭化水素・トルエン・キシレン
官能基と化合物の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 1価アルコールの分子は、水になじみやすいヒドロキシ基(−OH)1個と、水になじみにくい炭化水素基とからできています。炭素原子の数が増えて炭化水素基が大きくなるほど、水に溶けにくくなる傾向があります。エタノールや1-プロパノールは水とよく混ざりますが、1-ブタノールでは水に溶ける量…
関連キーワード: 官能基・ヒドロキシ基・カルボキシ基・エステル・エーテル
次の文の(A)〜(C)に当てはまる物質の組合せとして、正しいものはどれか。 「エタノールを酸化すると(A)が生じ、(A)をさらに酸化すると(B)が生じる。一方、2-プロパノールを酸化すると(C)が生じる。」
解説: 第1級アルコールのエタノール(C₂H₅OH)を酸化するとアセトアルデヒド(CH₃CHO)が生じ、これをさらに酸化すると酢酸(CH₃COOH)になります。一方、第2級アルコールの2-プロパノール(CH₃CH(OH)CH₃)を酸化すると、ケトンのアセトン(CH₃COCH₃)が生じます…
関連キーワード: アルコールの酸化・アセトアルデヒド・酢酸・アセトン・ケトン
分子式が同じで、原子のつながり方が異なる化合物どうしを構造異性体という。次の組合せのうち、互いに構造異性体の関係にあるものはどれか。
解説: 構造異性体は、分子式が同じで原子のつながり方(構造)が異なる化合物どうしである。酢酸(CH₃COOH)とギ酸メチル(HCOOCH₃)は、どちらも分子式がC₂H₄O₂である。酢酸はカルボキシ基をもつカルボン酸、ギ酸メチルはエステル結合をもつエステルで、官能基が異なるので性質も大きく…
関連キーワード: 構造異性体・分子式・異性体・官能基・エステル
気体の反応 CO+2H₂ ⇄ CH₃OH(正反応は発熱反応)が平衡状態にある。他の条件を変えずに次の操作を1つ行ったときの平衡の移動として、誤っているものはどれか。ただし、各物質はいずれも気体とする。
解説: ルシャトリエの原理により、平衡状態にある反応の条件を変えると、その変化をやわらげる向きに平衡が移動します。温度を上げると、熱を吸収する向き(吸熱反応の向き)に移動します。この反応の正反応は発熱反応なので、温度を上げると平衡は逆反応の向き、つまりメタノールが分解する向きに移動します…
関連キーワード: 化学平衡・ルシャトリエの原理・平衡の移動・発熱反応
次の式で表される変化が、それぞれ密閉容器の中で平衡状態にある。温度を一定に保ったまま容器の体積を小さくしても、平衡が移動しないものはどれか。ただし、(固)は固体、(液)は液体、(気)は気体を表す。
解説: 化学平衡にある変化で、温度一定のまま容器の体積を小さくして圧力を高くすると、ルシャトリエの原理により、平衡は気体の分子数(物質量)の総和が減る向きに移動する。このとき数えるのは気体だけで、固体や液体は圧力の影響をほとんど受けないので数に入れない。1は左辺の気体がCOの1分子、右辺…
関連キーワード: 化学平衡・ルシャトリエの原理・分子数・固体・液体
燃焼熱・生成熱・中和熱などの反応熱の定義について述べたもののうち、誤っているものはどれか。
解説: 中和熱は、酸と塩基が中和して水1 molが生じるときに発生する熱量と定義される。塩1 molを基準にすると、硫酸と水酸化ナトリウムの中和(H₂SO₄+2NaOH→Na₂SO₄+2H₂O)のように塩1 molで水が2 mol生じる場合に値がずれるため、水を基準にしている。したがって…
関連キーワード: 反応熱・燃焼熱・生成熱・中和熱・溶解熱
プロパンの燃焼を表す次の式について述べたもののうち、誤っているものはどれか。ただし、ΔHは反応エンタルピーを表す。 C₃H₈(気)+5O₂(気)→3CO₂(気)+4H₂O(液) ΔH=−2219 kJ
解説: ΔHは「生成物のエンタルピーの和−反応物のエンタルピーの和」で、負の値は熱を放出する発熱反応を表す。ΔH=−2219 kJは、反応物の側が生成物の側より2219 kJ大きいことを表すので、反応物の側が小さいとする1が誤りである。式の2219 kJは水を液体とした値で、水蒸気のまま…
関連キーワード: 反応エンタルピー・プロパン・発熱反応・蒸発熱・物質量
黒鉛、水素、エタノール(液体)の燃焼熱は、それぞれ394 kJ/mol、286 kJ/mol、1368 kJ/molである。これらの値から求めたエタノール(液体)の生成熱として、正しいものはどれか。ただし、燃焼で生じる水は液体とし、熱は発生する場合を正の値で表すものとする。
解説: 生成熱は、化合物1 molがその成分元素の単体から生じるときの反応熱である。エタノール(C₂H₅OH、分子式C₂H₆O)1 molは、黒鉛2 mol、水素3 mol、酸素1/2 molから生じる。黒鉛2 molと水素3 molを直接燃焼させても、いったんエタノールにしてから燃焼さ…
関連キーワード: ヘスの法則・生成熱・燃焼熱・エタノール・計算問題
元素の周期表に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 周期表は、元素を原子番号の順に並べ、性質の似た元素が縦に並ぶようにした表です。横の行を周期、縦の列を族といいます。周期の番号は、電子が入っている電子殻の数に対応します。第3周期のナトリウム(2, 8, 1)からアルゴン(2, 8, 8)までの原子は、いずれもK殻・L殻・M殻の3つ…
関連キーワード: 周期表・周期・族・電子殻・原子番号
元素の性質に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: ハロゲンの単体の酸化力(相手から電子を奪う力)は、原子番号の小さいものほど強く、F₂>Cl₂>Br₂>I₂ の順です。フッ素が最も強く、ヨウ素が最も弱いので、記述は逆です(選択肢1が誤り)。ハロゲンは17族の元素で1価の陰イオンになりやすく、1族のナトリウムやカリウムは1価の陽イ…
関連キーワード: ハロゲン・アルカリ金属・貴ガス・酸化力・周期表
水1kgに次の物質をそれぞれ溶かした水溶液のうち、凝固点が最も低いものはどれか。ただし、電解質は水中で完全に電離するものとし、凝固点降下度は溶けている粒子(分子・イオン)の質量モル濃度に比例するものとする。
解説: 凝固点降下度は、溶けている粒子の質量モル濃度に比例するので、水1kg中の粒子の物質量で比べます。電解質は電離して粒子の数が増えます。NaCl → Na⁺+Cl⁻ で 0.12×2=0.24mol、ブドウ糖は電離しないので 0.35mol、CaCl₂ → Ca²⁺+2Cl⁻ で 0…
関連キーワード: 凝固点降下・質量モル濃度・電解質・電離
アセトン(C₃H₆O)29gを完全燃焼させたとき、生じる二酸化炭素の体積は標準状態(0℃、1.013×10⁵Pa)で何Lか。ただし、原子量は H=1、C=12、O=16 とし、標準状態で気体1molが占める体積は22.4Lとする。反応式は C₃H₆O+4O₂ → 3CO₂+3H₂O とする。
解説: アセトンの分子量は 12×3+1×6+16=58 なので、29gは 29÷58=0.5molです。反応式の係数から、アセトン1molから二酸化炭素3molが生じるので、0.5molからは1.5molが生じます。アボガドロの法則により、標準状態では気体の種類によらず1molが22.…
関連キーワード: アボガドロの法則・モル体積・標準状態・化学反応式・アセトン
液体の飽和蒸気圧・沸点・沸騰のようすについて述べたもののうち、誤っているものはどれか。
解説: 純物質は、外圧が一定なら沸騰している間の液温が一定に保たれる(混合物でも共沸組成のものは例外的に一定になる)。ガソリンは沸点の異なる多くの成分からなる混合物で、沸点の低い成分から先に蒸発し、残った液体の組成が変わるので、外圧が一定でも沸騰が進むにつれて液温が上がっていく。したがっ…
関連キーワード: 飽和蒸気圧・沸点・沸点上昇・混合物・外圧
ある可燃性液体の飽和蒸気圧は、液温20℃で6.0 kPaである。大気圧が75 kPaの高地で、この液体を容器に入れて液温を20℃に保ったとき、液面のすぐ上の蒸気が飽和している部分の蒸気の濃度(体積%)として、最も近いものはどれか。
解説: 空気と蒸気が混ざった気体では、各成分の体積の割合は分圧の割合に等しい。液面のすぐ上で蒸気が飽和しているとき、蒸気の分圧はその液温での飽和蒸気圧6.0 kPaで、全体の圧力は大気圧の75 kPaだから、蒸気の濃度は6.0÷75×100=8.0 vol%となり、4が正しい。1の6.0…
関連キーワード: 飽和蒸気圧・分圧・大気圧・蒸気の濃度・引火点・計算問題
潮解・風解・昇華など、固体を空気中に置いたり加熱したりしたときの変化について述べたもののうち、誤っているものはどれか。
解説: ヨウ素は水にほとんど溶けず、空気中の水蒸気を吸って溶ける性質(潮解性)はない。ヨウ素は常温でも液体を経ずに少しずつ気体になる(昇華する)物質で、その蒸気は紫色である。したがって2が誤りである。水酸化ナトリウムは潮解性をもち、空気中の二酸化炭素とも反応して炭酸ナトリウムに変わる。炭…
関連キーワード: 潮解・風解・昇華・融点・ドライアイス
密度が0.80 g/cm³の灯油1,600 kgの体積として、最も近いものはどれか。
解説: 密度0.80 g/cm³は、1 cm³あたりの質量が0.80 gであることを表す。1 m³=10⁶ cm³、1 kg=1,000 gなので、0.80 g/cm³=800 kg/m³(=0.80 kg/L)である。体積=質量÷密度より、1,600 kg÷800 kg/m³=2.0 …
関連キーワード: 密度・体積・質量・灯油・単位・計算問題
水を入れたビーカーに、次の液体を水と同じ体積だけ静かに注ぎ、よくかき混ぜてから静置した。液体が水と混ざり合わずに分かれ、水の層の上に層をつくるものはどれか。ただし、液温は20℃とする。
解説: 2つの液体が層に分かれるには、互いに混ざり合わない(水に溶けにくい)ことが必要で、そのうえで比重の小さいほうが上の層になります。シクロヘキサンは水にほとんど溶けず(25℃で100 mLに約0.006 g)、比重は約0.8なので、水と分かれて水の上に層をつくります(選択肢3が正しい…
関連キーワード: 比重・水溶性・第4類の危険物
圧力を一定に保ったまま、27℃で体積8.0 Lの気体を97℃まで加熱した。加熱後の気体の体積として、最も近いものはどれか。ただし、気体は理想気体とする。
解説: 圧力が一定のとき、一定量の気体の体積は絶対温度に比例します(シャルルの法則)。絶対温度T〔K〕はセルシウス温度t〔℃〕に273を加えて求めるので、加熱前は300 K、加熱後は370 Kです。8.0 L×370÷300≒9.87 Lとなり、最も近いのは9.9 Lです(選択肢2が正し…
関連キーワード: シャルルの法則・絶対温度・セルシウス温度・理想気体・計算問題
一定量の気体が、圧力0.10 MPa・温度27℃のもとで10 Lの体積を占めている。この気体を圧縮しながら加熱して、圧力0.30 MPa・温度87℃にしたときの体積として、正しいものはどれか。ただし、気体は理想気体とみなし、セルシウス温度に273を加えた値を絶対温度として計算する。
解説: 一定量の気体では、圧力と体積の積を絶対温度で割った値(PV/T)が一定になります(ボイル=シャルルの法則)。V₂=V₁×(P₁÷P₂)×(T₂÷T₁)に、V₁=10 L、P₁=0.10 MPa、P₂=0.30 MPa、T₁=27+273=300 K、T₂=87+273=360 K…
関連キーワード: ボイル=シャルルの法則・絶対温度・圧力と体積・計算問題
温度を一定に保ったまま、体積2.0 Lの容器Aに3.0×10⁵ Paの窒素を、体積3.0 Lの容器Bに1.0×10⁵ Paの酸素を入れ、両容器をつなぐコックを開いて2つの気体を混合した。混合後の全圧として、正しいものはどれか。ただし、気体は理想気体とし、連結部の体積は無視でき、窒素と酸素は反応しないものとする。
解説: 温度が一定なので、それぞれの気体についてボイルの法則(PV=一定)が成り立ち、コックを開くとどちらの気体も2.0+3.0=5.0 Lの全体に広がります。窒素の分圧は3.0×10⁵×2.0÷5.0=1.2×10⁵ Pa、酸素の分圧は1.0×10⁵×3.0÷5.0=0.6×10⁵ P…
関連キーワード: ドルトンの分圧の法則・分圧・全圧・ボイルの法則・計算問題
95℃に熱した質量300 gの金属球を、15℃の水120 gの中に入れたところ、しばらくして金属球と水が同じ温度になった。このときの温度として、最も近いものはどれか。ただし、金属の比熱は0.38 J/(g・K)とし、熱は金属球と水の間だけでやり取りされ、水の蒸発は考えないものとする。
解説: 熱のやり取りが金属球と水の間だけで行われるとき、金属球が失った熱量と水が得た熱量は等しくなります(熱量の保存)。水の比熱は約4.2 J/(g・K)です。つり合いの温度をT〔℃〕とすると、300×0.38×(95-T)=120×4.2×(T-15)、すなわち114×(95-T)=5…
関連キーワード: 比熱・熱量・熱量の保存・水の比熱・計算問題
液体・固体・気体の熱膨張を表す体膨張率と線膨張率に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 体膨張率は、温度が1 K上がるごとに増える体積の割合です。ガソリンの体膨張率はおよそ1.2×10⁻³ K⁻¹(温度が約8 K上がるごとに体積が約1%増える割合)で、20℃付近の水(約2.1×10⁻⁴ K⁻¹)の5倍以上あり、ガソリンのほうが大きく熱膨張します(選択肢1が誤り。これ…
関連キーワード: 体膨張率・線膨張率・熱膨張・シャルルの法則
電流・電圧・抵抗と電力に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 抵抗を並列に接続すると電流の通り道が増えるため、合成抵抗は接続したどの抵抗よりも小さくなります(例:4 Ωと4 Ωを並列にすると2 Ω)。どの抵抗よりも大きくなるという記述は誤りです(選択肢3が誤り。これが正解)。どの抵抗よりも大きくなるのは直列に接続した場合です。オームの法則(…
関連キーワード: オームの法則・電力・ジュール熱・合成抵抗
抵抗が25 Ωの電熱線に100 Vの電圧を加え、2分間電流を流した。このとき電熱線で消費される電力と、2分間に発生するジュール熱の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、電熱線の抵抗は温度によって変わらないものとする。
解説: オームの法則より、電熱線に流れる電流はI=V÷R=100÷25=4 Aです。消費電力はP=VI=100×4=400 Wとなります。2分間は120秒なので、発生するジュール熱はQ=Pt=400×120=48,000 Jです(Q=I²Rt=4²×25×120でも同じ値)。組合せは電力…
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8.0 Ωの抵抗と24 Ωの抵抗を並列に接続し、この並列部分に3.0 Ωの抵抗を直列に接続した。回路全体の合成抵抗として、正しいものはどれか。
解説: まず並列部分の合成抵抗を求めます。並列接続では合成抵抗の逆数が各抵抗の逆数の和になるので、1/R=1/8.0+1/24=4/24より、R=6.0 Ωです(2つの抵抗なら「積÷和」=192÷32=6.0 Ωでも求まります)。これに3.0 Ωの抵抗を直列に接続するので、回路全体の合成…
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圧力の大きさと温度の目盛りに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解説: パスカル(Pa)は、1 m²の面に垂直に1 Nの力がはたらくときの圧力で、1 Pa=1 N/m²です。1 cm²は1 m²の1万分の1なので、1 cm²の面に1 Nの力がはたらく圧力は1万Pa(10 kPa)になり、5は誤りです(これが正解)。多くの圧力計は大気圧を0として目盛っ…
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次のA〜Cの物質が空気中で燃えるときの主な燃焼の形態の組合せとして、正しいものはどれか。 A 木炭 B 石炭 C 硫黄
解説: 木炭は熱分解をほとんど起こさず、固体の表面で空気中の酸素と直接反応し、赤熱しながら燃える表面燃焼です。石炭は加熱されると熱分解して可燃性のガスを出し、そのガスが燃える分解燃焼です。硫黄は加熱されると融解・蒸発し、発生した蒸気が燃える蒸発燃焼で、固体でも蒸発燃焼をする例です(選択肢…
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可燃性ガスの燃え方には、拡散燃焼と予混合燃焼がある。これらの燃え方と、空気の取り入れ口のあるブンゼンバーナーの炎や逆火に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 空気の取り入れ口を閉じたブンゼンバーナーでは、燃料のガスだけが口から噴き出し、炎のところで周りの空気と混ざりながら燃えるので、その炎は拡散燃焼の炎です。この炎は黄色っぽく揺れ動きやすく、混合気の噴き出す速さと燃焼速度が釣り合う位置にとどまる内側の円すい形の炎より揺れ動きにくいとす…
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可燃性液体の蒸気25 Lと空気100 Lを混ぜて、混合気をつくった。次の液体のうち、この混合気の蒸気濃度がその液体の燃焼範囲(爆発範囲)に入らないものはどれか。ただし、温度と圧力は一定とし、蒸気は液体に戻らないものとする。
解説: 蒸気濃度は、蒸気の体積÷(蒸気と空気の体積の和)×100で求めるので、この混合気は25÷125×100=20 vol%です。燃焼範囲は物質ごとに異なり、トルエンの燃焼範囲はおよそ1〜7 vol%で、上限値が20 vol%よりずっと低いため、この混合気は濃すぎて燃焼範囲に入りません…
関連キーワード: 燃焼範囲・蒸気濃度・混合気・上限値・計算問題
アセトアルデヒドの蒸気20 Lを含む混合気(この蒸気と空気だけから成る)がある。これに空気を加えて薄め、蒸気濃度を燃焼範囲の下限値より低くするには、混合気全体の体積を何Lより大きくする必要があるか。最も近いものはどれか。ただし、温度と圧力は一定とする。
解説: 空気を加えても蒸気の量20 Lは変わらず、混合気全体の体積だけが増えます。アセトアルデヒドの燃焼範囲はおよそ4〜60 vol%で、下限値は約4 vol%です。混合気全体の体積をV〔L〕とすると、蒸気濃度は20÷V×100〔vol%〕で、これが4 vol%より低くなるのはV>20÷…
関連キーワード: 燃焼範囲・下限値・蒸気濃度・アセトアルデヒド・計算問題
ある可燃性液体を容器に入れてゆっくり加熱しながら、液面に小さな炎を近づける操作を繰り返した。液温がT1に達したとき、初めて液面上の蒸気に火がついたがすぐに消えた。さらに加熱を続けると、液温がT2に達したとき、初めて火がついた後も燃え続けるようになった。この結果に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 引火点は、炎などの点火源を近づけたときに液面上の蒸気に火がつく最低の液温です。この液温では蒸気の濃度が燃焼下限界に達したばかりなので、火がついてもすぐに消えることがあります。さらに液温が上がり、火がついた後も燃焼が続くようになる最低の液温を燃焼点といいます。この操作ではT1が引火…
関連キーワード: 燃焼点・引火点・発火点・液温
粉じん爆発の起こりやすさや、粉じん爆発に特有の性質に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 着火に必要な最小のエネルギー(最小着火エネルギー)は、可燃性ガスでは一般に0.1 mJ程度であるのに対し、粉じんでは1 mJ以上と大きく、粉じんのほうが着火しにくい性質があります(選択肢5が誤り。これが正解)。粉じんは粒子径が小さいほど燃えやすく、爆発下限濃度が低くなり、しだいに…
関連キーワード: 粉じん爆発・爆発下限濃度・粒子径・一酸化炭素
可燃性の粉体による粉じん爆発の起こる条件や、爆発の進み方について述べたもののうち、誤っているものはどれか。
解説: 二次爆発は、一次爆発の爆風で床・はり・設備の上に積もっていた粉じんが舞い上がって新しい粉じん雲ができ、少し遅れてそこへ火炎が伝わって起こる。一酸化炭素は爆発の後に生じやすい有害な燃焼生成物で、二次爆発の燃料ではないので、4が誤りである。粉じん爆発が起こる濃度は前方がかすんで見通せ…
関連キーワード: 粉じん爆発・二次爆発・粉じん雲・一次爆発・一酸化炭素
物質の中で生じた熱が外へ逃げずにたまり、発火に至る自然発火について、次の物質のうち、主な発熱の原因が重合熱であるものはどれか。
解説: 自然発火は、物質の中で生じた熱がたまって温度が上がり、発火に至る現象で、最初の発熱の種類によって分けられます。スチレンのように重合しやすい単量体(モノマー)は、加温や光などで重合が始まると重合熱を出し、その熱でさらに重合が速まるため、発火や容器の破裂の原因になります(選択肢1が正…
関連キーワード: 自然発火・重合熱・分解熱・酸化熱
自然発火の起こりやすさは、同じ物質でも、製造や採掘からの時間、保管のしかたなどによって変わる。自然発火の起こりやすさに関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 活性炭・木炭などの炭素の粉末は、すき間が多く表面積が大きいので、製造や粉砕の直後で、まだ気体を吸着しきっていないものほど、周りの気体を吸着するときに出る吸着熱に酸化による発熱が加わって温度が上がりやすくなります。吸着や酸化の性質は時間とともに弱まり、時間がたって気体を吸着し終えた…
関連キーワード: 自然発火・吸着熱・酸化熱・分解熱
燃焼に必要な酸素と、物質の燃え方について述べたもののうち、誤っているものはどれか。
解説: 第5類の危険物(自己反応性物質)は、一般に分子中に酸素を含む可燃物で、外から酸素が供給されなくても燃える自己燃焼性があり、周りの空気を断つ窒息消火は効果がない。空気を断てば燃焼が止まるのは、第4類のように空気中の酸素で燃える物質なので、4が誤りである。第1類の危険物(酸化性固体)…
関連キーワード: 酸素供給源・自己燃焼・酸化性固体・酸化性液体・窒息消火
消火剤としての水の性質と、水を用いる消火器・消火設備の適応に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 水は蒸発すると、1気圧のもとで体積がおよそ1,700倍の水蒸気になります。この水蒸気が燃焼物の周りの空気を押しのけるため、水には冷却効果に加えて窒息効果もあります(選択肢2が正しい)。100℃の水1 gが水蒸気になるときに吸収する蒸発熱は約2,260 J(約2.26 kJ)で、約…
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令別表第五
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消火器用消火薬剤の技術上の規格を定める省令に定める強化液消火薬剤について、正しいものはどれか。
解説: 消火器用消火薬剤の技術上の規格を定める省令第3条では、強化液消火薬剤(化学反応で生じるガスを圧力源とする消火器に充てんするものを除く)はアルカリ金属塩類等の水溶液で、凝固点が零下20度以下のものとされ、消火器を正常に作動させたときに放射される強化液も、防炎性を有し、凝固点が零下2…
根拠・参照資料: 消火器用消火薬剤の技術上の規格を定める省令第3条、第4条、第6条、第8条、危険物の規制に関する政令別表第五
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消火剤と消火器に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: ハロゲン化物消火剤は、燃焼の連鎖反応を抑える抑制(負触媒)作用が主で、窒息作用もあります。泡消火剤は燃焼面を覆う窒息作用と、水分による冷却作用で消火します。粉末消火剤には、ナトリウムやカリウムの炭酸水素塩(重炭酸塩)などを使う炭酸水素塩類等のものと、りん酸塩類等のものがあり、消火…
根拠・参照資料: 消火器用消火薬剤の技術上の規格を定める省令第7条、危険物の規制に関する政令別表第五
関連キーワード: 粉末消火剤・炭酸水素塩類・りん酸塩類・ハロゲン化物・泡消火剤
地中に埋設した鋼製の配管を腐食から守る電気防食に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 電気防食は、腐食しようとする金属に外から防食電流を流し込み、金属がイオンになって溶け出すのを防ぐ方法です。流電陽極方式では、鉄よりイオン化傾向の大きい(卑な)マグネシウム・亜鉛・アルミニウム系の金属を配管に導線でつなぎます。この陽極(犠牲陽極)がアノードとなって配管の代わりに腐食…
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する規則第13条の4
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ぴよパスでは危険物取扱者 乙種第4類の問題を3カテゴリに分けています。基礎的な物理学及び基礎的な化学にはオリジナル予想問題を114問収録し、サイト内の危険物取扱者 乙種第4類全345問の約33%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには計算問題・燃焼範囲・物質量・引火点などがあります。本試験の情報は合格率31.9%(令和7年度)・試験時間2時間・受験料5,300円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。114問のうち5問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、危険物に関する法令・危険物の性質と消火などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
ぴよパスに収録している危険物取扱者 乙種第4類「基礎的な物理学及び基礎的な化学」のオリジナル練習問題 全114問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級33問・中級52問・上級29問の全114問構成です。うち5問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
第4類の危険物には、水に溶けにくく比重が1より小さいものが多く、流出すると水面に広がる点に注意が必要です。Q91 水を入れたビーカーに、次の液体を水と同じ体積だけ静かに注ぎ、よくかき混ぜてから静置した。液… で確認する
燃焼範囲の上限値が高い液体は、濃い蒸気がたまった場所でも燃えるので注意が必要です。Q103 可燃性液体の蒸気25 Lと空気100 Lを混ぜて、混合気をつくった。次の液体のうち、この混… で確認する
紹介文と対象読者を見比べて、学びたい内容に合う書籍を選んでください。
テーマ別に重要ポイントを確認してから精選問題を解く構成です。項目や問題の重要度をマークで示し、イラスト・図解・ゴロ合わせで要点を整理しています。模擬テストも収録しているので、基礎の確認から演習まで1冊で進めたい人に向きます。
こんな人に: 図解やゴロ合わせを使って、化学・法令の基礎から確認したい初学者・独習者。
令和7年までの過去10年間に出題された558問を収録し、新問は約100題です。項目別にテキスト・問題・正解と解説を配置しています。問題を解き、分からなかった項目の説明へ戻りながら演習したい人に向きます。
こんな人に: 項目ごとに問題を解き、解説とテキストを往復しながら知識を確認したい人。
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こんな人に: 移動中や休憩時間に要点を確認したい人。化学分野の説明を図解で読みたい人。
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