いま地球で起きていること
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- 正解済みまだ正解していませんQ1中級
オゾン層の保護を目的とする国際的な枠組みのうち、規制対象物質や削減スケジュールを具体的に定めているのはウィーン条約である。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。具体的な規制物質と削減スケジュールを定めているのはモントリオール議定書です。1985年のウィーン条約は国際協力の枠組みを定めた基本的な条約で、その下に1987年のモントリオール議定書が置かれ、そこで特定フロンなどの段階的な全廃が具体化されました。「条約が枠組み、議定書が…
関連キーワード: ウィーン条約・モントリオール議定書・オゾン層保護
- 正解済みまだ正解していませんQ2初級
CFCの代替物質として使われてきたHCFCについても、モントリオール議定書のもとで、日本を含む先進国は、2020年に生産と消費を原則として全廃することとされた。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。HCFCは分子に塩素を含むため、CFCよりは弱いもののオゾン層を破壊します。そのためモントリオール議定書の規制の対象となり、2007年の第19回締約国会合で規制の前倒しが合意され、先進国は2020年に原則全廃、開発途上国は2030年に、すでに使われている冷凍空調機…
根拠・参照資料: 特定物質等の規制によるオゾン層の保護に関する法律第2条
関連キーワード: HCFC・モントリオール議定書・オゾン層保護法・特定物質
- 正解済みまだ正解していませんQ3上級
オゾン層は破壊しないが温室効果の大きい代替フロン(HFC)について、生産量と消費量を段階的に削減する義務は、2015年に採択されたパリ協定で定められた。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。HFCの生産量と消費量の段階的な削減を定めたのは、2016年10月にルワンダのキガリで採択されたモントリオール議定書の改正(キガリ改正)です。オゾン層を守るための議定書に、オゾン層を壊さない温室効果ガスが加えられた点に特徴があります。日本は2018年にキガリ改正を受諾し…
関連キーワード: 代替フロン・HFC・キガリ改正・パリ協定
- 正解済みまだ正解していませんQ4中級
酸性雨の原因物質は、主に硫黄酸化物(SOx)と窒素酸化物(NOx)である。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。化石燃料の燃焼などで排出された硫黄酸化物と窒素酸化物が大気中で硫酸や硝酸に変化し、雨や雪に取り込まれて降ります。これらの物質は風に乗って国境を越えて運ばれるため、排出国と被害国が一致しない「越境汚染」となる点が特徴です。日本を含む東アジアでは、東アジア酸性雨モニタ…
関連キーワード: 酸性雨・硫黄酸化物・窒素酸化物・越境大気汚染・EANET
- 正解済みまだ正解していませんQ5上級
降水のうち、pHが5.6以下のものが酸性雨と呼ばれる。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。汚染物質を含まない雨でも、大気中の二酸化炭素が十分に溶け込むとpHは5.6程度の弱い酸性になります。そのため中性のpH7ではなく5.6を境にして、それ以下の雨を酸性雨と呼んでいます。酸性を強める主な原因は、化石燃料の燃焼で出る硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中で硫酸や…
関連キーワード: 酸性雨・pH・二酸化炭素・硫黄酸化物
- 正解済みまだ正解していませんQ6中級
大きさが5mm以下のプラスチックの破片や粒は、マイクロプラスチックと呼ばれる。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。「マイクロ」はマイクロメートルの大きさを指すわけではなく、5mm以下のプラスチックごみ全体をこう呼びます。洗顔料などのスクラブ材のように初めから小さく製造された一次的マイクロプラスチックと、レジ袋やペットボトルなどが紫外線や波で砕けて細かくなった二次的マイクロプラ…
関連キーワード: マイクロプラスチック・一次的マイクロプラスチック・二次的マイクロプラスチック・有害化学物質
- 正解済みまだ正解していませんQ7中級
砂漠化が問題となる乾燥地(乾燥・半乾燥・乾燥半湿潤地域)は、地球の陸地面積のおよそ1割を占めている。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。砂漠化対処条約(UNCCD)の資料では、乾燥地は地球の陸地面積の約41%を占め、20億人を超える人々が暮らし、世界の作物の4割余りを生産しているとされています。砂漠化はこうした乾燥地で起こる土地の劣化で、降水量の減少などの気候的な要因に加え、過放牧、過耕作、薪炭材の過剰…
関連キーワード: 砂漠化・乾燥地・砂漠化対処条約・過放牧
- 正解済みまだ正解していませんQ8上級
2016年に世界経済フォーラムで公表された報告書は、このままでは2030年までに海洋中のプラスチックの量が重量で魚の量を上回ると試算した。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。エレン・マッカーサー財団と世界経済フォーラムによる報告書「新しいプラスチック経済」(2016年)は、このまま対策が進まなければ、2025年には海洋中のプラスチックが魚3トンに対して1トンとなり、2050年には重量で魚を上回ると試算しました。報告書は、少なくとも年800万…
関連キーワード: 海洋プラスチックごみ・世界経済フォーラム・報告書・プラスチック
- 正解済みまだ正解していませんQ9中級
オゾンホールは、主に北極上空において夏季に発生することが知られている。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。オゾンホールは主に南極上空で、南半球の春季(おおむね9月から11月ごろ)に発生・発達します。極域の成層圏で冬に極めて低温になると極成層圏雲が生じ、そこで起きる化学反応が春の日射をきっかけにオゾンを急速に破壊するためです。「南極・春」という組合せを、北極や夏季にすり替える…
関連キーワード: オゾンホール・南極・春季・極成層圏雲
- 正解済みまだ正解していませんQ10中級
環境省の推計では、日本が2005年に食料などの輸入を通じて間接的に受け取ったバーチャルウォーター(仮想水)は約800億m³で、国内で1年間に使われる水とほぼ同じ量にあたる。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。バーチャルウォーターは、輸入した食料を仮に自分の国で育てたとき、どれほどの水が要ったかを見積もった量で、ロンドン大学のアンソニー・アラン氏が最初に示した考え方です。環境省がまとめた2005年の推計では、日本に入ってきた仮想水はおよそ800億m³で、その多くが食料に…
関連キーワード: バーチャルウォーター・仮想水・環境省・輸入
- 正解済みまだ正解していませんQ11上級
国連食糧農業機関(FAO)の世界森林資源評価2020によると、2010〜2020年の森林面積の年平均の純減少が最も大きかった地域はアフリカである。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。FAOの世界森林資源評価2020(FRA2020)では、2010〜2020年に年平均の森林の純減少が最も大きかった地域はアフリカで、年あたり約390万haでした。熱帯林の減少というとアマゾンを思い浮かべがちですが、この期間の最大はアフリカです。世界全体の純減少は1…
関連キーワード: 熱帯林・世界森林資源評価・FAO・純減少
- 正解済みまだ正解していませんQ12中級
国連の「世界人口推計2024年版」では、世界の人口は2050年代半ばに約103億人でピークに達し、その後は減少に転じると見込まれている。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。国連の世界人口推計2024年版では、2024年に約82億人の世界人口は今後50〜60年ほど増え続け、ピークに達するのは2080年代半ばで、そのときの人口は約103億人と見込まれています。ピークの後はゆるやかに減り、今世紀末には約102億人とされています。一方で、日本・中…
関連キーワード: 世界人口推計・人口・ピーク・国連
- 正解済みまだ正解していませんQ13上級
砂漠化対処条約は1994年に採択され、日本は1998年にこの条約を受諾して締約国となった。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。砂漠化対処条約(UNCCD)は、1992年の地球サミットでの議論を受けて交渉が進められ、1994年6月にパリで採択されて1996年12月に発効しました。日本は1998年9月に受諾し、同年12月に日本について効力が生じています。深刻な干ばつや砂漠化に直面する国、とく…
関連キーワード: 砂漠化対処条約・UNCCD・締約国・リオ三条約
- 正解済みまだ正解していませんQ14初級
2022年の国際的な科学評価報告書(WMO・UNEPなど)では、南極上空のオゾン量が1980年の水準に戻るのは2066年ごろと見込まれている。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。世界気象機関(WMO)や国連環境計画(UNEP)などがまとめた「オゾン層破壊の科学アセスメント2022」では、オゾン全量が1980年の水準に戻る時期を、南極上空で2066年ごろ、北極上空で2045年ごろ、北緯60度から南緯60度の平均で2040年ごろと見込んでいま…
関連キーワード: オゾン層・オゾンホール・モントリオール議定書・南極
- 正解済みまだ正解していませんQ15上級
越境大気汚染でも注目されるPM2.5について、2009年に定められた日本の環境基準は、1年平均値が15μg/m³以下で、かつ1日平均値が50μg/m³以下であることとされている。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。PM2.5(直径2.5μm以下の微小粒子状物質)の環境基準は2009年(平成21年)9月に定められ、1年平均値が15μg/m³以下、かつ1日平均値が35μg/m³以下であることとされています。1日平均値は50ではなく35です。環境基準は人の健康を保護するうえで維持される…
関連キーワード: PM2.5・環境基準・越境大気汚染・微小粒子状物質
- 正解済みまだ正解していませんQ16中級
気象庁の統計によると、国内11地点で観測された黄砂の日数は、1967年から2023年までの期間で、統計的に有意な増加傾向を示している。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。気象庁は全国11か所の気象台で、職員が空を見て黄砂が浮かんでいると判断した日を記録してきました(2024年3月末で、東京と大阪を除く9か所の観測は終わっています)。この11か所の1967〜2023年の記録を集計すると、黄砂を観測した日数は年によって大きく上下し、増えてい…
関連キーワード: 黄砂・気象庁・黄土地帯・観測
- 正解済みまだ正解していませんQ17上級
気象庁の観測では、日本の南の東経137度線に沿った海域で、表面海水のpHが10年あたり約0.02の割合で低下している。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。海洋酸性化は、大気中の二酸化炭素が海水に溶け込んで海水のpHが下がる現象です。気象庁が北西太平洋で続けている観測では、東経137度線の表面海水のpHは1985〜2025年の平均で10年あたり約0.019、東経165度線では1996〜2025年の平均で10年あたり約…
関連キーワード: 海洋酸性化・pH・気象庁・二酸化炭素
- 正解済みまだ正解していませんQ18中級
環境省の調査では、2016年に起きた大規模な白化により、沖縄県の石西礁湖ではサンゴの群体の約7割が死亡したとされた。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。サンゴの白化は、高い海水温などのストレスで、体内に共生する藻類(褐虫藻)が失われて起こります。2016年の夏、石垣島と西表島のあいだにある国内最大級のサンゴ礁・石西礁湖では大規模な白化が起き、環境省の調査で、群体全体が死亡した割合は9月末〜10月初めの56.7%か…
関連キーワード: サンゴ・白化・石西礁湖・環境省
- 正解済みまだ正解していませんQ19初級
FAOの世界森林資源評価2020によると、気候帯別に見た世界の森林面積は、亜寒帯林(北方林)の割合が最も大きい。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。FAOの世界森林資源評価2020(FRA2020)によると、気候帯別の世界の森林面積の割合は、熱帯が45%と最も大きく、次いで亜寒帯(北方林)が27%、温帯が16%、亜熱帯が11%です。シベリアやカナダに広がる北方林は面積の大きさで知られますが、最も大きいのは熱帯の森林…
関連キーワード: 熱帯林・世界森林資源評価・北方林・気候帯
- 正解済みまだ正解していませんQ20上級
東アジア酸性雨モニタリングネットワーク(EANET)は2001年に本格稼働し、参加国を科学的・技術的に支えるネットワークセンターには、アジア大気汚染研究センター(ACAP)が指定されている。
正解: 1. ○(正しい)
解説: 正しい記述です。EANETは、酸性雨や大気汚染の状況を東アジアの国々が共通の方法で観測し、データを共有するための枠組みで、試行稼働を経て2001年1月から本格稼働しました。事務局は国連環境計画(UNEP)のアジア太平洋事務所が担い、科学的・技術的な事項について参加国を支えるネット…
関連キーワード: EANET・酸性雨・ネットワークセンター・大気汚染
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- 正解済みまだ正解していませんQ21上級
エルニーニョ現象は、太平洋赤道域のインドネシア付近から日付変更線付近にかけて、海面水温が平年より高い状態が1年程度続く現象である。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。気象庁の説明では、エルニーニョ現象は、赤道付近の太平洋のうち日付変更線のあたりから南米の沖までの海面の水温が、平年を上回ったまま1年ほど続く現象です。設問の「インドネシア付近から」は海域が違います。ふだんの太平洋の熱帯では、東風(貿易風)が暖かい海水を西のインドネシア近…
関連キーワード: エルニーニョ現象・ラニーニャ現象・海面水温・気象庁
- 正解済みまだ正解していませんQ22中級
国連の「持続可能な開発目標報告2025」によると、2022年の世界の淡水の取水量の部門別の割合は、農業が最も大きく、次いで生活や商業などのサービス部門、工業の順であった。
正解: 2. ×(誤っている)
解説: 誤りです。国連の持続可能な開発目標報告2025(目標6)によると、2022年の世界の淡水の取水量は、農業が72%で最も多く、次が工業の15%で、生活や商業などのサービス部門は13%でした。2番目に多いのはサービス部門ではなく工業です。同じ報告は、水1立方メートルあたりで生み出す付…
関連キーワード: 淡水・取水量・持続可能な開発目標・水の需要
- 正解済みまだ正解していませんQ23初級
オゾン層を破壊する物質の生産・消費の段階的な全廃を定めた国際的な取決めとして、最も適切なものはどれか。
正解: 1. モントリオール議定書
解説: 正解は1です。1987年に採択されたモントリオール議定書が、特定フロンなどの規制対象物質と削減スケジュールを定めています。2のバーゼル条約は有害廃棄物の越境移動、3のワシントン条約は絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引、4のストックホルム条約は残留性有機汚染物質(POPs)を対…
関連キーワード: モントリオール議定書・オゾン層・バーゼル条約・ワシントン条約
- 正解済みまだ正解していませんQ24中級
1960年代末から1970年代はじめにかけての大干ばつで多くの人や家畜が犠牲となり、1977年の国連砂漠化会議の開催につながった地域として、最も適切なものはどれか。
正解: 1. サハラ砂漠の南縁に沿って東西に広がるサヘル地域
解説: 正解は1です。サハラ砂漠の南側を東西に帯のように延びるサヘル地域では、1960年代の終わりから干ばつが続き、1973年には破局的な規模に達して、多くの人々と家畜が命を落としました。国連総会はこの事態を受けて国際的な支援を呼びかけ、1974年には1977年に国連砂漠化会議を開くこと…
関連キーワード: 砂漠化・サヘル地域・国連砂漠化会議・干ばつ
- 正解済みまだ正解していませんQ25中級
2019年のG20大阪サミットで共有された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の内容として、最も適切なものはどれか。
正解: 3. 2050年までに、海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにする
解説: 正解は3です。大阪ブルー・オーシャン・ビジョンは、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを目指すもので、日本が提案し、2019年6月のG20大阪サミットで首脳間に共有されました(環境省)。「半分に減らす」は目標の水準が異なります。また204…
関連キーワード: G20大阪サミット・海洋プラスチックごみ・追加的な汚染・G7広島首脳コミュニケ
- 正解済みまだ正解していませんQ26上級
オゾンホールが最も発達する地域と季節の組合せとして、最も適切なものはどれか。
正解: 2. 南極上空・春季
解説: 正解は2です。南極上空では冬に成層圏が極端に低温となり極成層圏雲が発生します。そこに蓄えられた塩素化合物が、春(南半球では9月から11月ごろ)に日射を受けて一気にオゾンを分解するため、この時期にオゾンホールが最大となります。北極でもオゾンの減少はみられますが、南極ほど低温になりに…
関連キーワード: オゾンホール・南極・春季・極成層圏雲
- 正解済みまだ正解していませんQ27中級
適切に管理された森林から生産された木材や木材製品であることを示す国際的な森林認証制度として、最も適切なものはどれか。
正解: 4. FSC認証
解説: 正解は4です。FSC(森林管理協議会)認証は、環境・社会・経済の面から適切に管理された森林と、そこから生産された木材や紙などの製品を認証する国際的な制度です。1のMSC認証は、資源と環境に配慮して適切に管理された漁業で獲られた天然の水産物を対象とします。2のASC認証は、環境や地…
関連キーワード: 森林認証・FSC認証・MSC認証・ASC認証
- 正解済みまだ正解していませんQ28上級
残留性有機汚染物質(POPs)の廃絶・削減を目的とする国際条約として、最も適切なものはどれか。
正解: 2. ストックホルム条約
解説: 正解は2です。ストックホルム条約(POPs条約)は、分解されにくく生物に蓄積しやすく、毒性をもち長距離を移動する物質を対象に、製造・使用の禁止や排出削減を定めています。PCBやダイオキシン類などが該当します。1はオゾン層保護の基本条約、3は廃棄物の海洋投棄を規制する条約、4は砂漠…
関連キーワード: ストックホルム条約・POPs・残留性有機汚染物質・PCB
- 正解済みまだ正解していませんQ29中級
酸性雨の定義・国際的な対応・日本での調査結果に関する記述として、最も適切でないものはどれか。
正解: 4. 1988〜1992年度の環境庁の調査では、酸性雨による河川の酸性化が各地で進み、魚類への顕著な影響が確認された。
解説: 正解は4です。環境庁の第2次酸性雨対策調査(1988〜1992年度)では、雪どけの時期に一時的に水のpHが下がる傾向は見られたものの、河川に流れ込むまでの土壌の緩衝作用などにより河川への顕著な影響は見られず、生態系への影響は明らかになっていないとされました。同じ調査で、降水のpH…
関連キーワード: 酸性雨・乾性沈着・長距離越境大気汚染条約・酸性雨対策調査
- 正解済みまだ正解していませんQ30上級
開発途上国における森林の減少・劣化に由来する排出を削減する取組みを支援する国際的な枠組みの名称として、最も適切なものはどれか。
正解: 3. REDD+
解説: 正解は3です。REDD+は、開発途上国が森林の減少・劣化を抑えることで得られる排出削減量に対して経済的な支援を行う仕組みで、森林保全と気候変動対策を結び付けたものです。1のCDMは京都議定書の下で先進国が開発途上国での削減事業を通じてクレジットを得る仕組み、2は環境・社会・ガバナ…
関連キーワード: REDD+・森林減少・CDM・ESG投資
- 正解済みまだ正解していませんQ31中級
有害廃棄物の国境を越える移動およびその処分の規制について定めた条約として、最も適切なものはどれか。
正解: 1. バーゼル条約
解説: 正解は1です。バーゼル条約は1989年に採択され、先進国から開発途上国へ有害廃棄物が輸出されて不適正に処理される問題に対応するものです。輸出にあたっては相手国の事前の同意が必要とされます。2019年の改正では汚れたプラスチックごみが規制対象に加えられ、日本からの廃プラスチック輸出…
関連キーワード: バーゼル条約・有害廃棄物・事前同意・廃プラスチック
- 正解済みまだ正解していませんQ32上級
ウォーターフットプリントの評価で用いられる「グレーウォーターフットプリント」が表すものとして、最も適切なものはどれか。
正解: 1. 生じた汚染物質を、水質基準を満たす濃度まで薄めるのに必要な淡水の量
解説: 正解は1です。ウォーターフットプリントでは、製品などに使われた水をグリーン、ブルー、グレーの3つに分けて評価します(Water Footprint Network の用語集)。グレーは淡水の汚れの度合いを示す指標で、生じた汚染物質を、定められた水質基準を満たす濃度まで薄めるのに必…
関連キーワード: ウォーターフットプリント・グレーウォーターフットプリント・水質基準・淡水
- 正解済みまだ正解していませんQ33上級
1994年に採択された砂漠化対処条約(UNCCD)の規定や、採択までの経緯に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解: 3. 条約上の砂漠化の定義では、乾燥の度合いが最も強い極乾燥地域は、対象となる地域に含まれていない
解説: 正解は3です。砂漠化対処条約は、砂漠化を、乾燥地域・半乾燥地域・乾燥半湿潤地域で気候の変動や人間活動などによって起こる土地の劣化としたうえで、これらの地域を、年平均降水量の可能蒸発散量に対する割合が0.05から0.65までの地域と定めています(第1条)。それより乾いた極乾燥地域は…
関連キーワード: 砂漠化対処条約・極乾燥地域・先進締約国・締約国会議
- 正解済みまだ正解していませんQ34中級
環境省の専門家会合が2013年に示したPM2.5の「注意喚起のための暫定的な指針」で、不要不急の外出などをできるだけ減らすよう呼びかける目安とされる1日平均値として、最も適切なものはどれか。
正解: 2. 1立方メートル当たり70マイクログラム
解説: 正解は2です。環境省が設けたPM2.5の専門家会合は2013年2月に、1日平均値70マイクログラム毎立方メートルを、注意喚起のための暫定的な指針で示す値と決めました。この値を超えそうな日には、急ぎでない外出や、屋外で長い時間激しく体を動かすことを控えめにするよう、都道府県などが住…
関連キーワード: PM2.5・注意喚起のための暫定的な指針・1日平均値・環境基準
- 正解済みまだ正解していませんQ35上級
フロン類によるオゾン層の破壊について、気象庁の解説の内容として最も適切なものはどれか。
正解: 2. 1980年代に大きく減った世界の平均のオゾン全量は、1990年代半ばからは減り続ける傾向が見られなくなったが、1980年より前の水準にはまだ戻っていない。
解説: 正解は2です。気象庁の解説では、地上と衛星の観測から見た世界のオゾン全量は、主に1980年代に大きく落ち込みました。モントリオール議定書でオゾン層を壊す物質が世界的に規制された効果で、1990年代半ば以降は減っていく傾向は見られなくなったものの、破壊が目立つ前の1980年以前と比…
関連キーワード: オゾン層・フロン類・オゾン全量・ハロン・モントリオール議定書
- 正解済みまだ正解していませんQ36中級
気象庁の解説に基づく、黄砂の観測と性質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解: 4. 東アジアを起源とする黄砂の粒子が、太平洋を横断して北米やグリーンランドまで運ばれた例が報告されている。
解説: 正解は4です。気象庁の解説では、巻き上げられた黄砂のうち10マイクロメートル以上の粗い粒子はすぐに落ちる一方、数マイクロメートル以下の細かい粒子は上空の風に乗って遠くまで届くとされ、東アジア生まれの粒子が太平洋を越えて北米やグリーンランドに達した報告もあると紹介されています。1は…
関連キーワード: 黄砂・黄砂観測日数・黄砂解析予測図・気象庁
- 正解済みまだ正解していませんQ37上級
海洋酸性化について、気象庁の解説や北西太平洋での観測の解析の内容として、最も適切なものはどれか。
正解: 4. 植物プランクトンの円石藻は、炭酸カルシウムの殻をつくる石灰化生物である
解説: 正解は4です。気象庁の海洋酸性化の解説は、炭酸カルシウムで殻や骨格をつくる生き物を石灰化生物とよび、その例として植物プランクトンの円石藻を、有孔虫・貝類・ウニの仲間・サンゴと並べて挙げています。1は誤りです。二酸化炭素が溶けて水素イオンが増えると、炭酸イオンはむしろ減ります。殻の…
関連キーワード: 海洋酸性化・炭酸イオン・石灰化生物・円石藻
- 正解済みまだ正解していませんQ38初級
国連食糧農業機関(FAO)が2021年に公表した調査で、2000〜2018年の世界の森林減少の半分以上をもたらしたとされる要因として、最も適切なものはどれか。
正解: 3. 耕作地への転換
解説: 正解は3です。FAOが2021年に公表した世界森林資源評価のリモートセンシング調査では、2000〜2018年の世界の森林減少のほぼ9割が農業の拡大によるもので、そのうち森林から耕作地への転換が半分以上を占めました。森林減少の大部分は熱帯で起きています。1の家畜の放牧は約4割で、南…
関連キーワード: 森林減少・耕作地・放牧地・FAO
- 正解済みまだ正解していませんQ39中級
国土の大部分が標高の低い環礁からなり、海面上昇による水没の危険にさらされている太平洋の島国として、最も適切なものはどれか。
正解: 2. キリバス
解説: 正解は2です。キリバスは32の環礁と1つの隆起したサンゴの島からなる国で、多くの島の陸地は海抜2mに満たず、海面のわずかな上昇でも住む場所や農地が失われ、高潮や地下水への海水の侵入も深刻になります。温室効果ガスの排出がきわめて少ない国が強い影響を受ける例として、国際交渉でもたびた…
関連キーワード: 海面上昇・環礁・島国・キリバス
- 正解済みまだ正解していませんQ40中級
一人あたりの年間の再生可能な水資源量で水の逼迫の度合いを表すファルケンマーク指標で、その量がこれを下回ると「水ストレス」の状態にあるとされる値として、最も適切なものはどれか。
正解: 1. 1,700m³
解説: 正解は1です。ファルケンマーク指標は、ある国や地域で一人が1年間に使える再生可能な淡水の量を目安に水の逼迫度を測るもので、1,700m³を下回ると「水ストレス」、1,000m³を下回ると「水不足」、500m³を下回ると「絶対的な水不足」の状態とされます。2の1,000m³は水スト…
関連キーワード: 水ストレス・ファルケンマーク指標・水資源・水不足
- 正解済みまだ正解していませんQ41上級
2025年4月に施行された改正後のクリーンウッド法(合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律)の内容として、最も適切なものはどれか。
正解: 4. 輸入業者など川上・水際の木材関連事業者に、合法性の確認、記録の作成・保存、情報の伝達が義務づけられた
解説: 正解は4です。違法伐採に係る木材の流通を防ぐため、2023年の改正(2025年4月施行)で、素材生産販売事業者から丸太を仕入れる事業者や、木材等を輸入する事業者などに、原材料情報を集めて合法性を確認すること(第6条)、記録を作成・保存すること(第7条)、他の木材関連事業者へ譲り渡…
根拠・参照資料: 合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律 第6条・第7条・第8条・第12条・第15条・第19条・第42条
関連キーワード: クリーンウッド法・合法性の確認・木材関連事業者・違法伐採
- 正解済みまだ正解していませんQ42上級
地球環境問題どうしのつながりについての説明として、最も適切なものはどれか。
正解: 2. 酸性雨で土壌が酸性化すると、土壌中のアルミニウムが溶け出して根の働きを妨げ、森林の衰退の一因になるとされている
解説: 正解は2です。酸性雨で土壌が酸性化すると、植物に有害なアルミニウムが溶け出して養分を吸収する根に影響し、森林の衰退を招く一因になると考えられています。1は誤りで、光化学オキシダントは主に窒素酸化物と揮発性有機化合物が紫外線を受けて生じるもので、硫黄酸化物は主な原料ではありません。…
関連キーワード: 酸性雨・森林の衰退・光化学オキシダント・フロン類
- 正解済みまだ正解していませんQ43中級
気候変動や環境の悪化によって住む場所を離れる人々(いわゆる環境難民)について、最も適切なものはどれか。
正解: 1. 1951年の難民条約の難民の定義は迫害を受けるおそれを要件とし、環境の悪化を理由とする移動はこれに当たらない
解説: 正解は1です。1951年の難民条約は、人種・宗教・国籍・特定の社会集団の構成員であること・政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがある人を難民と定めており、干ばつや海面上昇など環境の悪化だけを理由に移動した人は対象になりません。そのため「環境難民」は国際法上の位置づけが定まらず、保…
関連キーワード: 環境難民・難民条約・気候変動・世界銀行
- 正解済みまだ正解していませんQ44中級
欧州や北米の国々が締約国となっている長距離越境大気汚染条約が発効した年として、最も適切なものはどれか。
正解: 3. 1983年
解説: 正解は3です。長距離越境大気汚染条約は、国連欧州経済委員会(UNECE)の枠組みで1979年11月にジュネーブで採択され、1983年3月に発効しました。1979年は採択の年で、発効の年ではありません。1985年と1988年も発効の年ではありません。締約国は欧州の国々と米国・カナダ…
関連キーワード: 長距離越境大気汚染条約・越境大気汚染・酸性雨・国際協力
この科目の学習ポイントを読む
ぴよパスではeco検定の問題を6カテゴリに分けています。いま地球で起きていることにはオリジナル予想問題を44問収録し、サイト内のeco検定全260問の約17%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには酸性雨・モントリオール議定書・気象庁・越境大気汚染などがあります。本試験の情報は合格率54.7%(2025年度)・試験時間90分・受験料5,500円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。44問のうち2問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、持続可能な社会と地球の基礎・気候変動とエネルギー・生物多様性と循環型社会などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
いま地球で起きていることの出題傾向 — 収録全44問の分析
ぴよパスに収録しているeco検定「いま地球で起きていること」のオリジナル練習問題 全44問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級5問・中級21問・上級18問の全44問構成です。うち2問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 酸性雨6問
- モントリオール議定書5問
- 気象庁4問
- 越境大気汚染3問
- 砂漠化対処条約3問
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気候変動とエネルギー42 問学習に使える参考書 3 冊 PR
編集部の評価 (解説・演習・法令) と対象読者を並べました。
横にスクロールして 3 冊を比較できます
![]() #1 改訂10版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト | ![]() #2 2026年版 環境社会検定試験eco検定公式問題集 | ![]() #3 環境社会教科書 eco検定 テキスト&問題集 改訂10版公式テキスト対応版 | |
|---|---|---|---|
| 役割 | 出題範囲を確定できる唯一の資料 | 実施団体が出す唯一の問題集(過去問集は存在しない) | 1冊で通したい人向け(公式テキストの代わりに選ぶ) |
| 解説 | |||
| 演習 | |||
| 法令 | |||
| こんな人に | はじめて受ける人。何が出るのかを最初に押さえたい人。演習で間違えた分野を調べ直したい人。 | 公式テキストを一通り読んだ人。本番の形式で通しで解いておきたい人。紙で解きたい人。 | 独学で短期間に仕上げたい人。読むだけでなく問題を挟みながら進めたい人。公式テキストが厚く感じる人。 |
| Amazonで価格を見る | Amazon で見る | Amazon で見る |
3 冊の紹介文を読む
- 出題範囲を確定できる唯一の資料改訂10版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト
東京商工会議所 編著・日本能率協会マネジメントセンター
この試験は出題範囲が「公式テキストの記載内容と時事」と公式に示されており、範囲を確定できる資料が事実上これしかない。市販の対策書もすべて公式テキストの改訂版に合わせて作られるため、まず手元に置くのはこの1冊になる。ぴよパスの練習問題も公式テキストの章立てに沿って分野を切ってあるので、演習で間違えた分野をそのまま引ける。
- 実施団体が出す唯一の問題集(過去問集は存在しない)2026年版 環境社会検定試験eco検定公式問題集
東京商工会議所 編著・日本能率協会マネジメントセンター
2021年度からIBT・CBT方式になり試験問題が非公開になったため、市販の過去問集は存在しない。実施団体が出すこの問題集が、出題のされ方に最も近い形で数をこなせる資料になる。改訂10版の公式テキストに対応しており、模擬問題が収録されている。ぴよパスの演習で分野ごとに固めたあと、通しで解く用途に向く。
- 1冊で通したい人向け(公式テキストの代わりに選ぶ)環境社会教科書 eco検定 テキスト&問題集 改訂10版公式テキスト対応版
鈴木 和男・翔泳社
公式テキストは範囲を示すことが目的で、覚えるための整理は読み手に委ねられている。この本は改訂10版に対応させたうえで要点を絞り、問題を挟みながら進む構成なので、独学で1冊にまとめたい場合の受け皿になる。公式テキストと役割が重なるため、両方買うより、範囲を確定したい人は公式・効率よく通したい人はこちら、と選ぶのが実際的。
書籍情報の確認日: (3 冊とも)
書籍情報の確認日は、Amazon評価の時点を示すものではありません。最新の評価・版・対応年度・価格は商品ページでご確認ください。
※ 本セクションは Amazon アソシエイト・プログラムに基づく紹介リンクを含みます。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトは Amazon.co.jp から紹介料を受け取ります。価格・在庫状況は変動するため、最新情報は Amazon.co.jp のページでご確認ください。
いま地球で起きていること — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- eco検定のいま地球で起きていることは何問用意されていますか?
- ぴよパスではeco検定のいま地球で起きていることに全44問のオリジナル練習問題を用意しています。eco検定の収録全260問のうち約17%です。回答後に解説を確認できます。初級・中級・上級のバッジは問題の難易度の目安で、解いた人の習熟度を示すものではありません。
- いま地球で起きていることはどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- テキストで学んだ範囲や、確認したい用語の問題から取り組めます。迷う場合は一覧の先頭から数問解き、解説を読んでも分からない箇所をテキストで確認してください。問題番号は一覧内の順番です。ぴよパスではeco検定の問題を6カテゴリ(いま地球で起きていること / 持続可能な社会と地球の基礎・気候変動とエネルギー・生物多様性と循環型社会・地域環境・化学物質・放射性物質)に分けているので、関連する内容は別のカテゴリでも確認できます。
- いま地球で起きていることの問題数は、通常演習と模試でどう違いますか?
- いま地球で起きていることは、ぴよパスでeco検定の問題を分けている6カテゴリの一つです。ぴよパスに収録しているいま地球で起きていることの問題数は44問 / 全260問で、収録全体の約17%にあたります。ぴよパスの模擬試験の基本設定では、いま地球で起きていることを全60問中10問(約17%)出題します。これは模試の配分であり、本試験の出題比率を示すものではありません。
- いま地球で起きていることで合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- eco検定の合格基準は「100点満点の70点以上」です。科目別の足切りはなく、合否は総合得点で決まります。サイト内のカテゴリ分けと本試験の科目区分は一致しない場合があります。いま地球で起きていることの正答率だけで合否を判断せず、間違えた問題の内容と、本試験で適用される基準を確認してください。


