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全60問
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ぴよパスでは消防設備士 乙種4類の問題を4カテゴリに分けています。実技(鑑別)にはオリジナル予想問題を60問収録し、サイト内の消防設備士 乙種4類全345問の約17%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには煙感知器・受信機・炎感知器・地区音響装置などがあります。本試験の情報は合格率約34.0% (令和7年度)・試験時間1時間45分・受験料4,400円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。60問のうち37問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、消防関係法令・基礎的知識(電気)・構造・機能及び整備などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
【機器鑑別】天井に取り付けられた円盤形(半球状)の機器で、内部に空気室・ダイヤフラム・リーク孔をもち、周囲の温度の上昇速度(温度変化率)が一定以上になると動作する。この機器の名称と、主に設置される場所の組み合わせとして正しいものはどれか。
解説: 天井に設置された円盤形(半球状)の感知器で、内部に空気室(感熱室)・ダイヤフラム・リーク孔をもち、温度の上昇速度(温度変化率)を検知するものは差動式スポット型感知器である。急激な温度上昇があったとき(火災時)に空気室内の空気が膨張してダイヤフラムを押し上げ、接点が閉じて火災信号を…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第5項第2号
【機器鑑別】壁面に設置された赤色のボタンをもつ機器で、「押」または「PUSH」と記載されており、人が手動で操作して受信機に火災信号を送る装置の名称として正しいものはどれか。
解説: 赤色のボタンに「押」または「PUSH」と記載された手動操作式の装置はP型発信機(手動式発信機)である。人が火災を発見したときにボタンを押すことで受信機に火災信号を送る手動起動装置であり、廊下・階段付近の壁面(床から高さ0.8〜1.5m程度)に設置される。発信機の近くには位置を示す…
【機器鑑別】防災センターや管理人室の壁面に設置された金属製の箱で、多数のスイッチ・表示灯・警戒区域を示す地区表示窓を備え、感知器や発信機からの信号を受信して火災表示と音響警報を行う機器の名称として正しいものはどれか。
解説: 多数のスイッチ・表示灯・地区表示窓をもち、感知器・発信機からの火災信号を受信して地区表示灯の点灯・主音響鳴動・地区音響装置の制御を行う機器は自動火災報知設備の受信機である。受信機は常時人がいる場所(防災センター・管理人室等)に設置され、どの区域で火災が発生したかを管理者に知らせる…
【機器鑑別】各階の廊下・通路の天井付近や壁面に設置されており、火災時にベル音を発して在館者に警報を伝える機器の名称として正しいものはどれか。
解説: 廊下や共用部の天井・壁に設置され、火災時にベル音を発して在館者に警報を伝える機器は地区音響装置(火災ベル・音響警報器)である。消防法施行規則第24条第5号ニにより、各階ごとに、その階の各部分から一の地区音響装置までの水平距離が25m以下となるように設けなければならない(「警戒区域…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第24条第5号
【機器鑑別】天井に設置された小型の機器で、内部に発光素子と受光素子が配置され、煙が侵入すると光の散乱変化を検知して動作する感知器の名称として正しいものはどれか。
解説: 発光素子と受光素子を内蔵し、煙が侵入すると光の散乱変化を検知して動作する感知器は光電式スポット型感知器(煙感知器)である。廊下・通路・階段室・エレベーター昇降路等、煙が流れる場所に設置される。差動式・定温式は熱感知器であり内部構造が異なる。炎感知器は外観が大型で紫外線または赤外線…
【機器鑑別】天井または壁に送光部と受光部の2台が対向して設置され、その間に光ビームが張られている。煙がビームを遮ると動作するこの感知器の名称として正しいものはどれか。
解説: 送光部と受光部の2台が対向して設置され、その間に光ビームを張って煙の遮断を検知する感知器は光電式分離型感知器である。スポット型と異なり広い空間を2台1組でカバーできる(光軸の有効長は5m以上100m以下)。体育館・大型倉庫・駅ホーム等の広大な空間に適している。空気管式差動式分布型…
【機器鑑別】天井全体にわたって細い銅製の管(空気管)が配管されており、端部に検出部が接続されているこの設備の名称として正しいものはどれか。
解説: 天井全体にわたって配管された細い銅管(空気管)と、その端部に接続された検出部から構成される設備は差動式分布型感知器(空気管式)である。天井の熱によって空気管内の空気が膨張し、急激な温度上昇(火災時)に検出部のダイヤフラムが押し上げられて動作する。工場・倉庫・駐車場など広大な空間に…
【機器鑑別】壁面に設置された箱形の機器で、受信機と感知器・発信機の中間に位置し、信号の中継と連動制御機能をもつ機器の名称として正しいものはどれか。
解説: 受信機と感知器・発信機の中間に設置され、信号の中継および連動制御を行う箱形の機器は中継器である。大規模建物において感知器から受信機への直接配線が困難な場合や、防火戸・防排煙設備・他の消防設備への連動信号を出力する場合に使用される。外観は壁面等に設置される箱形で、中継器に係る技術上…
根拠・参照資料: 中継器に係る技術上の規格を定める省令第3条
【操作手順】受信機で火災表示が出ており主音響が鳴っている。現地確認のために主音響を一時的に止めたい場合に操作する機能として正しいものはどれか。
解説: 受信機の主音響を一時的に停止するには主音響停止スイッチを操作する。このスイッチを操作しても火災表示(地区表示灯・主火災灯の点灯)は継続される。電源スイッチを切ると設備全体が停止し火災の監視ができなくなるため絶対に行ってはならない。現地確認中も受信機は火災表示を継続させておく必要が…
【機器鑑別】スポット型感知器の作動試験に使用する試験器の組み合わせとして正しいものはどれか。
解説: 感知器の作動試験では、差動式スポット型・定温式スポット型等の熱スポット型感知器には加熱試験器(感知器にドーム状のキャップを被せ、内蔵のヒーター等で加熱する試験器)を用い、所定時間内に動作するか確認する。光電式スポット型・イオン化式スポット型等の煙スポット型感知器には加煙試験器(試…
根拠・参照資料: 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第17条の2
【機器鑑別】発信機の近くに設置されている赤色の小型ランプの名称と役割として正しいものはどれか。
解説: 発信機の近くに設置されている赤色の小型ランプは発信機表示灯(赤色表示灯)である。消防法施行規則第24条第8号の2ハの規定により、発信機の直近の箇所に表示灯を設けなければならない。同号ニは「表示灯は、赤色の灯火で、取付け面と十五度以上の角度となる方向に沿つて十メートル離れたところか…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第24条第8号の2
【設置基準】天井高さ5mの部屋に差動式スポット型感知器を設ける。天井面から0.5m突き出した梁が部屋の中央に1本ある場合、この梁による感知区域の分割数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条第4項第3号ロは、感知区域を「それぞれ壁又は取付け面から〇・四メートル(差動式分布型感知器又は煙感知器を設ける場合にあっては〇・六メートル)以上突出したはり等によって区画された部分」と定義している。本問は差動式スポット型感知器なので基準は0.4mであり、梁の…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第3号ロ
【操作手順】感知器の試験終了後に受信機を正常な監視状態に戻す「復旧操作」として正しいものはどれか。
解説: 受信機の復旧操作は復旧スイッチを押すことで行う。感知器の試験後や火災確認後に、受信機を正常な監視状態に戻すためにこの操作を行う。復旧スイッチを押すと火災表示の消灯・音響の停止が行われ、受信機は通常の監視状態に復帰する。感知器が動作したままの状態(発信機のボタンが押しっぱなし等)で…
【点検対処】差動式スポット型感知器の点検で加熱試験器を当てても動作しない(不作動)と判定された場合の対処として正しいものはどれか。
解説: 感知器の不作動が確認された場合は、まず感知器の外観確認(変形・腐食・汚損の有無)と清掃を行い、再度試験する。清掃後も動作しない場合は感知器が故障している(差動式スポット型ではダイヤフラムの破孔・変形や接点の接触不良が主な原因)と判断して交換する。注意 差動式スポット型は空気室(感…
【点検対処】受信機の特定の警戒区域に「断線」表示が出た場合の確認手順として正しいものはどれか。
解説: 受信機に断線表示が出た場合は、断線が生じている警戒区域の回線について感知器回路を点検し、断線箇所を特定する必要がある。断線の原因としては配線の切断・接続端子の緩み・感知器の外れ・終端抵抗の脱落等が考えられる。断線が生じた回線は感知器が作動しても受信機に信号が届かないため、火災を検…
【機器鑑別】次の説明に該当する感知器の名称として正しいものはどれか。「厨房のように通常から高温になる場所に設置される感知器で、あらかじめ設定された温度(公称作動温度)以上になると動作する。」
解説: 設定された温度(公称作動温度)以上になったときに動作し、厨房等の高温場所に設置される熱感知器は定温式スポット型感知器である。公称作動温度は火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第14条第1項により60度以上150度以下とされ、60度以上80度以下は5度刻み、…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第6号/火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第14条
【設置基準】P型発信機の設置位置として適切なものはどれか。
解説: 消防法施行規則第24条の規定により、発信機は各階の廊下・通路などの避難経路上(またはその付近)の壁面に設置し、操作スイッチの高さは床面から0.8m以上1.5m以下とされている。これは成人が手を伸ばして操作しやすく、車椅子使用者も操作可能な高さの範囲である。また歩行距離が50m以下…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第24条
【点検・法令】受信機の点検記録に「主音響装置の音響が小さくなった」との記録があり、その後対処なしとなっている。この問題への対処として正しいものはどれか。
解説: 受信機の主音響装置(ブザー・ベル等)は、防災センター等の担当者に火災信号の受信を知らせるためのものであり、音圧が低いと担当者が火災に気づかない危険がある。音圧の基準は受信機に係る技術上の規格を定める省令第4条第1号ロにあり、「定格電圧における音圧は、無響室で音響装置の中心から前方…
根拠・参照資料: 受信機に係る技術上の規格を定める省令第4条第1号ロ/消防法施行規則第24条第2号ホ
【設置基準】光電式スポット型感知器を廊下に設置する場合の設置間隔基準として正しいものはどれか。
解説: 条文が定めているのは個数の基準である。消防法施行規則第23条第4項第7号ヘは「感知器は、廊下及び通路にあつては歩行距離三十メートル(三種の感知器にあつては二十メートル)につき一個以上の個数を…火災を有効に感知するように設けること」と規定する(階段・傾斜路は垂直距離15m、三種は1…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第7号ヘ
【外観点検】感知器の点検で「外観確認」を行った際に交換が必要と判断する異常として正しいものはどれか。
解説: 感知器の外観確認において交換が必要と判断される代表的な異常は、本体の著しい腐食・変形・欠損、感知孔の閉塞(ホコリ・異物による詰まり)、絶縁被覆の損傷などである。感知孔が詰まると空気・煙の侵入が妨げられ、感知器が正常に動作しなくなる。白色の外観は通常の外観であり問題ない。製造から一…
【点検手順】受信機の「予備電源試験」の実施手順として正しいものはどれか。
解説: 受信機の予備電源試験は、主電源(常用電源)を遮断して予備電源(蓄電池)への自動切替が正常に機能することを確認する試験である(受信機に係る技術上の規格を定める省令第4条第8号ロが自動切替装置を求めている)。あわせて同号ハが「最大消費電流に相当する負荷を加えたときの電圧を容易に測定す…
根拠・参照資料: 受信機に係る技術上の規格を定める省令第4条第8号/消防法施行規則第24条第3号
【問題解決】点検中に受信機に「3番区域:火災」表示が出たが、現地確認したところ火災の形跡はなく、その区域のコピー機使用中に紙詰まりで微少な煙が発生したことが分かった。最も適切な対処はどれか。
解説: コピー機からの微少な煙による感知器動作は典型的な非火災報(誤報)のケースである。現地確認で火災でないことを確認したら、受信機の復旧スイッチを押して監視状態に戻す。再発防止策としては換気の改善(局所換気・空調の向きの変更等)、蓄積型受信機(一定時間信号を確認してから警報)への変更や…
【機器鑑別】ガス漏れ火災警報設備の都市ガス(天然ガス・メタン系)用ガス検知器の設置高さとして正しいものはどれか。
解説: 都市ガス(13A・天然ガス等)の主成分はメタン(CH₄)であり、比重が約0.55と空気(比重1)より軽い。このためガスが漏洩した場合は天井付近に滞留する。したがって都市ガス用のガス検知器は天井面から30cm以内の位置に設置する。一方、液化石油ガス(LPG:プロパン・ブタン等)は空…
【点検記録】消防用設備等の点検結果報告書(点検票)に必ず記入しなければならない項目として正しいものはどれか。
解説: 消防用設備等の点検票には、点検実施日・点検の結果判定(良・不良・該当なし等)・点検者の資格(消防設備士免状番号または点検資格者登録番号)・氏名・不良箇所が発見された場合の内容と講じた(または予定の)措置内容を記載しなければならない。点検票は消防署への報告書類となるため正確な記載が…
【機器鑑別】炎感知器(赤外線式スポット型)の外観上の特徴と適した設置場所として正しいものはどれか。
解説: 炎感知器(赤外線式スポット型)は赤外線(IR)を検出するための光学系(レンズ・フィルター・検出素子)が前面に設けられた比較的大型の機器である。炎の放射する特定波長の赤外線を検知して動作する。設置場所は飛行機格納庫・危険物貯蔵取扱施設・大型駐車場など、着火後に急激に火災が拡大する危…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第1号ホ
【設置基準】エレベーター昇降路や階段室などの縦穴区画に設置する感知器として最も適切なものはどれか。
解説: エレベーター昇降路・階段室・パイプシャフトなどの縦穴区画には光電式スポット型感知器(煙感知器)の設置が義務付けられている(消防法施行規則第23条)。縦穴区画は火災の煙が流れ込みやすく、また避難経路にもなるため、煙を早期に検知する煙感知器が最適である。定温式・差動式の熱感知器は縦穴…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条
【個数計算】床面積300m²の事務室(天井高さ3m、耐火構造)に差動式スポット型2種感知器を設置する場合、必要な最小個数として正しいものはどれか。ただし梁等による感知区域の分割はないものとする。
解説: 差動式スポット型2種感知器の感知面積は、耐火構造で天井高さ4m未満の場合、1個あたり70m²である(消防法施行規則第23条)。必要個数 = 床面積 ÷ 感知面積 = 300m² ÷ 70m² = 4.28…個となり、小数点以下は切り上げるため5個が最小個数となる。4個では300m…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条
【設置基準】差動式スポット型・定温式スポット型・補償式スポット型感知器の下端(取り付け後の最も低い部分)は、取付け面(天井面)の下方何cm以内に設けなければならないか。正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条第4項第3号イは、差動式スポット型・定温式スポット型・補償式スポット型その他の熱複合式スポット型の感知器について「感知器の下端は、取付け面の下方〇・三メートル以内の位置に設けること」と定めている。したがって30cm以内が正しい。ここでいう取付け面とは、感知器…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第3号イ
【問題解決】P型発信機のボタンを押したが受信機に火災信号が届かない。考えられる原因の確認手順として正しいものはどれか。
解説: 発信機を押しても受信機に信号が届かない場合の原因は複数考えられる。点検の手順としては、発信機本体の動作確認(ボタンが適切に押し込まれるか・接点が閉じているか)、発信機から受信機への配線の断線・接続不良の確認(テスターで導通確認)、受信機側の端子接続確認の順に論理的に切り分けて原因…
【個数計算】直線状の廊下(歩行距離65m)に光電式スポット型感知器(二種)を設ける場合、必要な最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条第4項第7号ヘは、煙感知器(光電式分離型を除く)について「感知器は、廊下及び通路にあつては歩行距離三十メートル(三種の感知器にあつては二十メートル)につき一個以上の個数を…火災を有効に感知するように設けること」と定めている。本問は二種なので基準は歩行距離30…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第7号ヘ
【機器鑑別】「R型受信機システム」の特徴として正しいものはどれか。
解説: R型受信機システムは多重伝送方式(デジタル通信)を採用し、各感知器・中継器に個別のアドレスを割り当てて管理する高機能なシステムである。P型が警戒区域単位でしか管理できないのに対し、R型は感知器1台単位での状態管理・位置特定が可能である。大規模・複合用途建物での採用が多く、配線が少…
【設置場所選定】次の場所のうち、定温式スポット型感知器(特種または高温用)の設置が最も適切なものはどれか。
解説: 定温式スポット型感知器の特種または高温用(公称作動温度120℃・150℃等)は、サウナ室・乾燥室・蒸気が多い場所など常時高温になる環境に適している。一般室(事務室・居室)には差動式スポット型2種が多く使用される。階段室・エレベーター昇降路には煙感知器が必要。倉庫・体育館の高天井に…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第6号
【設置基準】感知器を空調設備や換気設備の空気吹き出し口の近くに設置する場合の注意点として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条第4項第8号は「感知器は、差動式分布型及び光電式分離型のもの並びに炎感知器を除き、換気口等の空気吹出し口から一・五メートル以上離れた位置に設けること」と定めている。吹出し気流によって煙や熱が吹き飛ばされ、感知が遅れたり誤動作の原因になることを防ぐためである。…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第8号
【設置基準】特定主要構造部を耐火構造とした防火対象物に差動式分布型感知器(空気管式)を設ける場合の基準として、正しいものはどれか。
解説: 差動式分布型感知器(空気管式)の設置基準は消防法施行規則第23条第4項第4号に定められており、面積ではなく「長さ」と「間隔」で決まる。イ 感知器の露出部分は、感知区域ごとに20m以上とすること(感知区域単位の下限)。ロ 感知器は、取付け面の下方0.3m以内の位置に設けること。ハ …
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第4号
【機器鑑別】感知器回路の末端(最遠端)の感知器端子または専用ボックス内に取り付けられる小型の部品で、受信機が回路の断線を自動検出するために使用されるものの名称として正しいものはどれか。
解説: 感知器回路(P型受信機の場合)の末端の感知器端子またはボックスに接続される断線検出用の小型抵抗部品は終端抵抗である。受信機が終端抵抗を通じた微弱電流を常時監視することで、配線の断線を自動検出する。外観は小型のプラスチックケース入りの専用部品(または市販の炭素皮膜抵抗等)で、感知器…
【機器鑑別】消防機関へ通報する火災報知設備の外観的特徴として正しいものはどれか。
解説: 消防機関へ通報する火災報知設備(消防機関通報設備)は、壁面設置のボックス形の機器で、公衆電話回線(固定回線)または専用回線に接続されており、火災信号を受信すると自動的に消防機関(119番)に音声で通報する装置である。テスト通報スイッチ・動作状態を示す表示灯・通報中表示等が外観に備…
【設置基準】鉄筋コンクリート造4階建て(各階床面積300m²、総延べ面積1,200m²)の建物の自動火災報知設備の警戒区域設定として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行令第21条第2項の規定により、1警戒区域の面積は600m²以下・一辺の長さは50m以下が原則である。各階300m²は600m²以下の条件を満たしており、1フロアを1警戒区域とすることができる。なお同項ただし書により、階段・傾斜路等の縦穴部分については異なる階にまたがって…
根拠・参照資料: 消防法施行令第21条第2項
【点検手順】差動式スポット型感知器の感度試験の合否判定基準として正しいものはどれか。
解説: 差動式スポット型感知器の感度は、火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第12条が種別ごとの試験条件として定めている。作動試験のうち直線上昇試験は「室温からT度毎分の割合で直線的に上昇する水平気流を加えたとき、M分以内で火災信号を発信すること」で、Tは一種が1…
根拠・参照資料: 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第12条
【総合問題】自動火災報知設備の総合点検中に、機器点検では異常がなかったのに特定の感知器が繰り返し誤動作する事象が発生した。最も考えられる原因はどれか。
解説: 感知器の繰り返し誤動作の主な原因として、感知器の経年劣化(10年以上経過した感知器は内部素子の特性が変化し、本来より低い温度・少ない煙でも動作するようになる場合がある)や設置環境の変化(工事開始・新設空調による粉塵増加・温度・湿度の変化等)が挙げられる。対策としては問題のある感知…
【設置場所選定】天井高さ18m・床面積2,000m²の体育館(非耐火構造)に設置する感知器として最も適切なものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条第4項第2号の表は、取付け面の高さに応じて設けるべき感知器の種別を定めており、差動式スポット型・定温式スポット型といったスポット型の熱感知器は「四メートル以上八メートル未満」までで、八メートル以上では差動式分布型を除いて使えなくなる。したがって選択肢1・3は…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条第4項第1号、第2号
【機器鑑別】定温式スポット型感知器の代表的な内部構造と動作原理の説明として正しいものはどれか。
解説: 定温式スポット型感知器の代表的な方式は、膨張率の異なる2種の金属を貼り合わせたバイメタルを利用するものである。周囲温度が公称作動温度に達するとバイメタルが湾曲(反転)し、接点を閉じて火災信号を発する。一局所の温度が一定値に達したときに動作する点が特徴で、厨房やボイラー室など通常か…
根拠・参照資料: 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第2条
【機器鑑別】差動式スポット型感知器の内部構造と、暖房などによる緩やかな温度上昇では誤作動しない仕組みの説明として正しいものはどれか。
解説: 差動式スポット型感知器は感熱室(空気室)・ダイヤフラム・接点・リーク孔で構成される。火災時のように周囲温度が急激に上昇すると空気室内の空気が膨張してダイヤフラムを押し上げ、接点を閉じて動作する。暖房などによる緩やかな温度上昇のときは、膨張した空気がリーク孔(小さな空気逃がし孔)か…
根拠・参照資料: 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第2条
【受信機】P型2級受信機(多回線用)に接続できる警戒区域(回線)の数の上限として正しいものはどれか。
解説: P型2級受信機(多回線用)に接続できる回線数は5回線以下(5警戒区域まで)と定められている。これを超える警戒区域数の建物では、回線数に制限のないP型1級受信機を使用しなければならない。P型2級は小〜中規模の防火対象物向けで、火災灯や導通試験装置などP型1級にある一部の機能が省略さ…
根拠・参照資料: 受信機に係る技術上の規格を定める省令第8条第2項第1号
【機器鑑別】炎感知器に関する記述として正しいものはどれか。
解説: 炎感知器は炎から放射される光(放射エネルギー)を検出して動作する感知器で、炎が放射する紫外線(UV)を検知する紫外線式と、赤外線(IR)を検知する赤外線式がある。熱や煙ではなく炎そのものの放射をとらえるため、着火後急速に炎を上げる火災(危険物施設・格納庫等)や、天井が非常に高く熱…
根拠・参照資料: 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第2条
【機器鑑別】P型1級発信機がP型2級発信機と外観・機能で異なる主な点として正しいものはどれか。
解説: P型1級発信機には、受信機との相互通話に用いる電話ジャックと、押しボタン操作による火災信号が受信機に届いたことを確認できる応答確認灯(応答ランプ)が備わっている。これはP型1級受信機(多回線用)が発信機との電話連絡装置をもつことに対応した機能である。一方P型2級発信機は押しボタン…
根拠・参照資料: 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第32条
【機器鑑別】光電式分離型感知器の動作原理として正しいものはどれか。
解説: 光電式分離型感知器は、送光部から受光部へ送られる光ビーム(主に赤外線)が煙によって遮られ、受光量が一定以上減少(減光)したときに火災信号を発する減光式の感知器である。送光部と受光部の2台1組で広い空間の煙を監視できる。選択肢1の散乱光式は光電式「スポット型」の原理で、感知器内部に…
根拠・参照資料: 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令第2条
【設置基準】発信機の位置を示す表示灯(赤色表示灯)の見え方に関する基準として正しいものはどれか。
解説: 発信機の位置を示す表示灯は、赤色の灯火であって、取付け面と15度以上の角度となる方向に沿って10m離れた位置から点灯していることが容易に識別できることが求められる。これにより、廊下を歩く人が斜め方向・離れた位置からでも発信機の場所を確認できる。選択肢1(白色・正面のみ)や選択肢2…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第24条
【設置基準】地階を除く階数が5以上で延べ面積が3,000m²を超える防火対象物における地区音響装置の鳴動方式として正しいものはどれか。
解説: 地階を除く階数が5以上で延べ面積が3,000m²を超える防火対象物では、火災の初期に建物全体を一斉に鳴動させると混乱や避難の集中を招くおそれがあるため、まず出火階とその直上階(出火階が1階・地階の場合は地階も含める等の区分)に限って鳴動させる区分鳴動方式とする。その後、一定時間の…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第24条
【受信機】P型1級受信機(多回線用)には備わっているが、P型2級受信機には備わっていない機能の組み合わせとして正しいものはどれか。
解説: P型1級受信機(多回線用)には、感知器回路(終端器までの配線)の断線を確認する導通試験装置と、火災の発生を示す火災灯が備わっているが、P型2級受信機にはこれらが備わっていない。これがP型1級と2級を区別する代表的な機能差である。選択肢1の主音響装置・地区音響装置、選択肢3の火災表…
根拠・参照資料: 受信機に係る技術上の規格を定める省令第8条第1項第1号、受信機に係る技術上の規格を定める省令第6条の2第1号、受信機に係る技術上の規格を定める省令第3条第13号
【受信機選定】警戒区域数が6となる防火対象物に自動火災報知設備の受信機を1台で新設する場合、選定できる受信機として最も適切なものはどれか。
解説: 受信機に係る技術上の規格を定める省令第8条第2項第1号により、P型2級受信機に接続することができる回線の数は5以下である。したがって警戒区域数が6となる本件では、P型2級受信機1台では回線数が足りない。回線数に制限のないP型1級受信機を選定するのが適切である。注意 5回線という上…
根拠・参照資料: 受信機に係る技術上の規格を定める省令第8条第2項第1号/消防法施行規則第24条第2号ヘ
【機器鑑別】自動火災報知設備の点検に用いる次の試験器のうち、炎感知器(紫外線式・赤外線式)の作動試験に使用するものはどれか。
解説: 炎感知器(紫外線式・赤外線式)の作動試験には炎感知器用作動試験器を用いる。この試験器は炎感知器が検知する波長の紫外線または赤外線を放射し、感知器の受光部に照射して所定時間内に作動するかを確認する。加熱試験器は差動式・定温式等の熱感知器の作動試験に、加煙試験器は光電式・イオン化式等…
【設置基準】差動式スポット型・定温式スポット型などのスポット型感知器(炎感知器を除く)を傾斜した取り付け面に設ける場合の傾斜角度の上限として正しいものはどれか。
解説: スポット型感知器(炎感知器を除く)は、45度以上傾斜させないように取り付けなければならない。傾斜が大きすぎると感知器内部の空気室や接点等が正常に機能せず、熱や煙の検知性能が低下するおそれがあるためである。5度は差動式分布型感知器の検出部に適用される傾斜角の上限であり、スポット型の…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条
【配線】自動火災報知設備の感知器回路を「送り配線」とし、回路の末端に発信機・押しボタン又は終端器を設けることが求められている主な理由として正しいものはどれか。
解説: 感知器回路を送り配線(感知器から次の感知器へ数珠つなぎに配線する方式)とし、末端に発信機・押しボタン又は終端器(終端抵抗)を設けるのは、回路の断線の有無を容易に導通試験で確認できるようにするためである。送り配線であれば末端の終端抵抗を通した監視電流を受信機が常時監視でき、途中で配…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第24条
【機器鑑別】煙感知器(光電式・イオン化式スポット型)の感度が規格の範囲内にあるかを測定するために用いる試験器の名称として正しいものはどれか。
解説: 煙感知器の感度(作動する煙濃度が規格の範囲内にあるか)を測定するために用いるのは感度試験器である。取り外した煙感知器を試験器に装着し、規定の煙濃度に相当する条件で作動特性が基準内にあるかを確認する。加熱試験器は熱感知器の作動試験に用いる器具で煙感知器の感度測定には使えない。絶縁抵…
【機器鑑別・点検】メーターリレー試験器を用いて作動試験を行う感知器として正しいものはどれか。
解説: メーターリレー試験器は、差動式分布型感知器のうち熱電対式・熱半導体式のものの作動試験および回路合成抵抗試験に用いる器具である。熱電対(または熱半導体素子)が火災時に発生する熱起電力に相当する微小電圧を検出部のメーターリレーに加え、所定の電圧で接点が閉じて作動するかを確認する。差動…
【受信機の試験】受信機の「火災表示試験」で確認する内容として正しいものはどれか。
解説: 火災表示試験は、受信機の火災表示試験スイッチを試験位置にし、回線選択スイッチで警戒区域を順次選択して各回線ごとに火災信号を模擬入力し、火災灯・地区表示灯が点灯し主音響・地区音響装置が鳴動すること、及びその表示が復旧操作を行うまで保持される(自己保持機能)ことを確認する試験である。…
【受信機の試験】P型1級受信機(多回線用)の「回路導通試験」に関する説明として正しいものはどれか。
解説: 回路導通試験は、受信機の導通試験スイッチを操作し回線選択スイッチで各警戒区域を選択して、感知器回路の末端に接続された終端抵抗を通じて流れる電流により、各回線の配線に断線がないかを確認する試験である。受信機の電圧計の指示値が所定の範囲にある(または導通表示灯が点灯する)ことで正常と…
根拠・参照資料: 受信機に係る技術上の規格を定める省令第8条第1項第1号
【設置基準】差動式分布型感知器(空気管式)の検出部を取り付ける際の傾斜角度の上限として正しいものはどれか。
解説: 差動式分布型感知器の検出部は、5度以上傾斜させないように取り付けなければならない。検出部内部のダイヤフラム(隔膜)やリーク孔は水平を前提に設計されており、傾斜が大きいと空気室の圧力バランスが崩れて作動特性に誤差を生じるためである。45度はスポット型感知器(炎感知器を除く)に適用さ…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第23条
【受信機の試験】P型1級受信機の「同時作動試験」の実施方法として正しいものはどれか。
解説: 同時作動試験は、複数の警戒区域で同時に火災が発生した状況を模擬し、受信機が正常に機能するかを確認する試験である。常用電源の状態で、火災表示試験スイッチを操作し回線選択スイッチにより任意の5回線(接続回線数が5未満の場合は全回線)を同時に火災作動させ、火災灯・地区表示灯の点灯と音響…
【配線】P型受信機及びGP型受信機の感知器回路において、1本の共通線に接続できる警戒区域の数の上限として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第24条の規定により、P型受信機及びGP型受信機の感知器回路の共通線は、1本につき7警戒区域以下としなければならない。これは、1本の共通線に多くの警戒区域を集約しすぎると、その共通線が断線・地絡したときに多数の警戒区域が同時に機能を失い、火災を検知できない範囲が過大…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第24条
ぴよパスに収録している消防設備士 乙種4類「実技(鑑別)」のオリジナル練習問題 全60問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級20問・中級26問・上級14問の全60問構成です。うち37問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
なお「歩行距離」とは廊下・通路を実際に歩く経路に沿って測った長さであり、直線で測る「水平距離」と混同しないよう注意する。→ Q19 【設置基準】光電式スポット型感知器を廊下に設置する場合の設置間隔基準として正しいものはどれ… で確認する
都市ガスとLPGでは設置高さが逆になる点が重要であり、混同しないよう注意が必要である。→ Q23 【機器鑑別】ガス漏れ火災警報設備の都市ガス(天然ガス・メタン系)用ガス検知器の設置高さとし… で確認する
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