実技(鑑別・製図)
全45問
この科目の学習ポイントを読む
実技(鑑別・製図)は消防設備士 甲種4類を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全45問 (試験全体の約28%相当) を収録しています。本試験は合格率約34%・試験時間3時間15分・受験料6,600円の試験で、実技(鑑別・製図)は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは鑑別・上級・感知器設置個数・P型1級受信機などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると消防設備士 甲種4類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (消防関係法令・基礎知識・構造・機能・工事・整備) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級光電式スポット型・煙感知器・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「内部に散乱光方式の光学検出部を備え、煙の粒子に光が当たることで生じる散乱光を受光素子が検出して動作する。感度は1種・2種・3種に区分され、階段・廊下・エレベーター機械室など煙が流れやすい場所に適している。」
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解説: 設問の特徴は光電式スポット型感知器(散乱光式)を指している。光源(発光ダイオード等)から出た光が煙粒子に衝突すると散乱光が生じ、これを受光素子が検出することで火災を感知する仕組みである。感度は1種(最高感度)・2種・3種の3段階があり、煙が流れやすい廊下・階段・エレベーター機械室…
- Q2初級P型1級受信機・受信機種別・鑑別
次の特徴をもつ受信機の種別として正しいものはどれか。「警戒区域ごとに個別の回線(感知器回線)を設け、各回線の作動を地区表示窓の点灯により表示する。火災表示の保持(自己保持)機能を有し、感知器の動作確認が容易である。最も広く使用される一般的な受信機である。」
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解説: 設問の特徴はP型1級受信機を指している。P型受信機は警戒区域ごとに1本の感知器回線を設ける方式で、区域単位での火災表示を行う。P型1級は自己保持機能・地区音響装置の鳴動制御・導通試験機能・予備電源を備え、延べ面積・警戒区域数の制限なく使用できる最も一般的な受信機である。P型2級は…
- Q3初級加熱試験器・試験器具・鑑別
次の特徴をもつ試験器の名称として正しいものはどれか。「差動式スポット型感知器や定温式スポット型感知器の機能を点検する際に用いる。ドーム状のキャップを感知器に被せてヒーターで加熱し、感知器が正常に動作するかを確認する器具である。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴は加熱試験器を指している。ドーム状(または筒状)のキャップを差動式スポット型感知器や定温式スポット型感知器に被せ、内蔵のヒーターや熱風を当てて感知器を加熱し、正常に動作するかを確認する。加煙試験器は光電式スポット型感知器やイオン化式スポット型感知器など煙感知器の試験に用…
- Q4初級耐熱電線・配線材料・鑑別
次の特徴をもつ配線の種類として正しいものはどれか。「絶縁体の上に耐熱性のある被覆を施した電線で、消防法施行規則に定める自動火災報知設備の感知器回線や発信機回線に使用できる。600V二種ビニル絶縁電線(HIV線)がこれに該当し、通常の絶縁電線よりも高温環境に対応している。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴は耐熱電線(HP電線)を指している。消防法施行規則第12条等により、自動火災報知設備の感知器回線・発信機回線・電話回線等は耐熱電線以上の性能をもつ電線を使用しなければならない。600V二種ビニル絶縁電線(HIV線)は耐熱電線に該当し、一般的な感知器配線に広く使用される。…
- Q5初級感知器設置個数・差動式スポット型・計算
主要構造部を耐火構造とした事務室(天井高3.5m、床面積180m²)に差動式スポット型感知器2種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第23条の別表第1に基づき、差動式スポット型感知器2種の感知面積は次のように定められている。主要構造部が耐火構造・取付高さ4m未満の場合:1個あたり70m²。計算:180m² ÷ 70m²/個 = 2.57… → 端数は切り上げるため最小3個が必要である。なお取付高…
- Q6初級光電式分離型・煙感知器・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「2本の長い送光部・受光部を対向して設置し、その間を煙が遮ることで受光量が低下したことを検知して動作する。廊下やアトリウムなど広い空間の煙検知に適しており、公称監視距離は5m以上100m以下とされている。」
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解説: 設問の特徴は光電式分離型感知器を指している。送光部と受光部を5m以上100m以下の距離を隔てて対向設置し、その間の空間を通過する煙が光を減衰(遮光)させることを受光部が検出して火災を感知する。廊下・アトリウム・体育館・倉庫など広い空間への設置に適している。光電式スポット型はひとつ…
- Q7初級差動式スポット型・空気室・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「感知器の外観は薄型の円盤形で、内部に空気室とダイアフラム(または接点)を備え、周囲温度の急激な上昇により膨張した空気がダイアフラムを押し上げて接点を閉じることで動作する。緩やかな温度上昇(蓄熱)では誤作動しにくい特性がある。」
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解説: 設問の特徴は差動式スポット型感知器を指している。空気室内の空気が火災による急激な温度上昇で膨張し、ダイアフラム(可とう性の薄い隔膜)を押し上げて接点が閉じ、火災信号を発する。「温度の上昇速度(差動値)」を検知するため、ゆっくりした温度上昇(調理・暖房等)では動作しにくく、誤報が少…
- Q8初級炎感知器・紫外線式・赤外線式
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「炎から放射される紫外線または赤外線のスペクトルを光学フィルタと受光素子で検出して動作する。他の感知器では感知が難しい急激な燃焼(屋外の延焼・引火性液体の火災等)に有効であり、駐車場・航空機格納庫・化学プラントなどに設置される。」
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解説: 設問の特徴は炎感知器を指している。炎感知器は炎が発する紫外線(紫外線式)または赤外線(赤外線式)を検出して火災を感知する。煙や熱ではなく炎(輻射エネルギー)を直接検出するため、屋外や気流が激しい場所・引火性液体の大規模燃焼・航空機格納庫など、煙感知器や熱感知器が有効でない環境に適…
- Q9初級差動式分布型・空気管式・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「細長いステンレス製またはリン青銅製のチューブ(空気管)を天井に沿って敷設し、チューブ内の空気が火熱で膨張してダイアフラムを押すことで動作する。広大な倉庫・工場・体育館など広い空間への設置に適している。」
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解説: 設問の特徴は差動式分布型感知器(空気管式)を指している。ステンレス製の細管(空気管)を天井面に網目状・並列等に敷設し、火災時の急激な温度上昇で管内空気が膨張してダイヤフラム(検出部)を押すことで接点が閉じる。1つの検出部で広い面積をカバーできるため、体育館・倉庫・工場など大空間に…
- Q10初級中継器・R型システム・鑑別
次の特徴をもつ機器の名称として正しいものはどれか。「感知器・発信機と受信機の間に設置され、感知器回線からの火災信号を受けて、受信機への信号形式に変換して送出する。また受信機から送られてきた制御信号を受けて、地区音響装置を鳴動させる等の制御を行う。R型システムで用いられるものはアドレス通信を行う。」
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解説: 設問の特徴は中継器を指している。中継器は感知器・発信機と受信機の中間に位置し、感知器回線の信号を受信機に適した形式に変換して中継する。また受信機からの制御信号を地区音響装置の鳴動など末端機器の制御に変換する役割も担う。R型受信機を用いたシステムでは各中継器が固有のアドレスを持ち、…
- Q11初級クランプメータ・工具・計測器
次の特徴をもつ計測器の名称として正しいものはどれか。「電線の被覆を剥かずに電線を挟み込むだけで電流値を測定できる。自動火災報知設備の施工時に配線に流れる電流を非接触で確認する際に用いる。」
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解説: 設問の特徴はクランプメータ(クランプ式電流計)を指している。クランプ部(C字型の電流検出コア)を電線に挟むだけで、電線に流れる電流を非接触・非切断で計測できる。自動火災報知設備の感知器回線や電源回路の電流確認、漏電の調査などに用いる。絶縁抵抗計(メガー)は電線路の絶縁抵抗を測定し…
- Q12初級R型受信機・アドレス・多重通信
次の特徴をもつ受信機の種別として正しいものはどれか。「各感知器・発信機・中継器にそれぞれ固有のアドレス(識別番号)を付与し、受信機との間でデジタル信号を多重通信する方式を採用している。大規模建物・複合施設で多く使用され、どの感知器が動作したかを個別に特定できる。」
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解説: 設問の特徴はR型受信機を指している。R型(Record型)受信機は各末端機器(感知器・発信機・中継器等)にアドレスを付与してデジタル多重通信を行う方式で、どの感知器が動作したかを号機単位で特定できる高機能な受信機である。P型と比較して配線量が少なくて済み(多重伝送)、大規模建物・…
- Q13初級減光フィルタ・試験器具・光電式分離型
次の特徴をもつ試験器の名称として正しいものはどれか。「光電式分離型感知器の感度試験に用いる器具で、送光部と受光部の間に挿入することで透過光量を一定量だけ減衰させる。感知器が規定の減光量で正常に動作するかを確認する。」
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解説: 設問の特徴は減光フィルタ(減光スクリーン)を指している。光電式分離型感知器は送光部と受光部の間の煙による光の減衰(遮光)を検出するが、実際の点検時に煙を充満させることは困難なため、規定の透過率のフィルタを光路に挿入して感度を確認する。減光フィルタの透過率は感知器の種別(1種・2種…
- Q14初級補償式スポット型・熱複合式・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「差動式と定温式の両方の検出機能を1つの筐体に組み込んでいる。温度の急激な上昇(差動動作)でも、一定温度への到達(定温動作)でも動作し、どちらかの条件を満たせば火災信号を発する。厨房周辺など差動式だけでは誤報が多く、定温式だけでは応答が遅い場所に有効。」
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解説: 設問の特徴は補償式スポット型感知器を指している。補償式(熱複合式)は差動式と定温式の両方の検出機能を組み合わせており、いずれかの条件(温度上昇速度が閾値を超える、または設定温度に達する)で動作する論理OR動作型の感知器である。差動式は急激な温度変化には敏感だが緩やかな蓄熱(厨房・…
- Q15初級絶縁抵抗計・メガー・計測器
次の特徴をもつ計測器の名称として正しいものはどれか。「電線路の絶縁劣化を確認するために用いる。高電圧(DC500V等)を印加して、電線の導体と大地(接地)間の電気抵抗を計測する。自動火災報知設備の竣工検査・点検時に感知器配線の絶縁性能確認に使用する。」
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解説: 設問の特徴は絶縁抵抗計(メガー)を指している。絶縁抵抗計はDC500VまたはDC250Vの高電圧を回路に印加し、導体と大地間の絶縁抵抗値をMΩ(メガオーム)単位で測定する。自動火災報知設備では感知器回線・発信機回線等の竣工時および定期点検時に絶縁抵抗測定を行う義務があり、消防法施…
- Q16初級感知器設置個数・差動式スポット型1種・計算
主要構造部を耐火構造とした倉庫(天井高6.0m、床面積420m²)に差動式スポット型感知器1種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第23条別表第1により、差動式スポット型感知器1種の感知面積は以下のとおり定められている。主要構造部が耐火構造・取付高さ4m以上8m未満の場合:1個あたり45m²。計算:420m² ÷ 45m²/個 = 9.33… → 端数切り上げで10個が必要である。なお取付高さ…
- Q17初級感知器設置個数・定温式スポット型特種・計算
主要構造部を木造とした会議室(天井高2.8m、床面積150m²)に定温式スポット型感知器特種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消防法施行規則第23条別表第1により、定温式スポット型感知器特種の感知面積は次のとおり。主要構造部が耐火構造以外(木造等)・取付高さ4m未満の場合:1個あたり30m²。計算:150m² ÷ 30m²/個 = 5.0。割り切れるため最小5個が必要である。なお主要構造部が耐火構造・取…
- Q18初級警戒区域・設定ルール・600m²
自動火災報知設備における警戒区域の設定ルールとして、誤っているものはどれか。
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解説: 選択肢5が誤りである。エレベーター昇降路・パイプシャフト・リネンシュートなどの竪穴区画については、当該竪穴区画全体を1つの警戒区域として設定する(竪穴区画ごとに1警戒区域)。「1区域あたり100m以下」という面積・距離による細分化ルールは存在しない。正しいルールは以下のとおり(消…
- Q19中級感知器設置個数・光電式スポット型2種・計算
主要構造部を耐火構造とした事務所ビルの一室(天井高3.0m、床面積250m²)に光電式スポット型感知器2種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消防法施行規則第23条別表第1により、光電式スポット型感知器2種の感知面積は次のとおり。主要構造部が耐火構造・取付高さ4m未満の場合:1個あたり150m²。計算:250m² ÷ 150m²/個 = 1.67… → 端数は切り上げるため最小2個が必要である。煙感知器(光電式・イオン…
- Q20中級送り配線・分岐配線・終端抵抗
自動火災報知設備(P型1級)の感知器回路の配線工事において、送り配線(直列配線)ではなく分岐配線を行ってよい場合として、消防法施行規則上正しいものはどれか。
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解説: P型1級受信機の感知器回路は、消防法施行規則第24条の2の規定により、原則として送り配線(直列配線・ループ配線)によって終端に終端抵抗器を設ける方式とし、断線の発生を受信機で検出できる構造とすることが求められる。ただし、感知器回路の導通状態を確認できる終端試験・確認手段が設けられ…
- Q21中級地区音響装置・設置基準・水平距離25m
地区音響装置(火災ベル)の設置基準に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第24条により、地区音響装置は各警戒区域(各階)において水平距離25m以下ごとに設置しなければならない。選択肢1が正しい。音圧基準については、地区音響装置の音圧は設置場所(音響装置)の中心から1m離れた位置で90dB以上(消防法施行規則第24条)であり、選択肢2の「…
- Q22中級感知器省略・便所浴室・設置基準
自動火災報知設備の感知器の設置を省略できる場所として、消防法施行規則上正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第23条により、便所・浴室・シャワー室等の特定の場所では感知器の設置を省略することができる(選択肢2が正しい)。ただし省略できる条件には「主要構造部を耐火構造とした建物の便所等」という限定があり、木造建物の便所等は省略できない場合がある。天井高8mを超える空間では一…
- Q23中級P型1級受信機・感知器回線・警戒区域
P型1級受信機を用いた自動火災報知設備において、1つの警戒区域に接続できる感知器回線の本数(1回線あたりの感知器接続上限)として正しいものはどれか。
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解説: P型受信機では1つの警戒区域に1本の感知器回線(共通線+信号線の2線式)を対応させるのが基本構成である。1回線あたりの接続感知器数の上限は消防法施行規則上は個数の直接制限はなく、回線の電気的な許容電流値・受信機の回路仕様・感知器の消費電流の合計で実質的な上限が決まる(選択肢1が最…
- Q24中級非常電源・蓄電池設備・10分
自動火災報知設備の非常電源に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第24条により、自動火災報知設備の非常電源(蓄電池設備)は有効に10分間以上作動できる容量を有しなければならない(選択肢1が正しい)。自家発電設備を使用する場合も同様に10分間以上の容量が必要であり(選択肢2の30分は誤り、60分が必要なのはスプリンクラー設備等)。…
- Q25中級感知器設置位置・取付基準・はり
自動火災報知設備の感知器の設置位置(取付場所)に関する記述として、誤っているものはどれか。
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解説: 選択肢5が誤りである。傾斜天井(勾配屋根等)の場合、最高部(棟)付近には温度・煙が集まりやすいが、感知器を「棟部分に優先設置」という義務規定は消防法施行規則に存在しない。傾斜天井の場合は最高部に加えて勾配に応じた感知器配置が必要となるが、特定の「優先設置場所」を定めた規定ではない…
- Q26中級定温式感知線型・線状感知器・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「導体間に絶縁物(可融絶縁体または熱膨張体)を介在させた2本の電線を撚り合わせたような構造を持つ。一定の温度に達すると絶縁物が溶融・変化して2導体が短絡し火災信号を発する。特定の温度に達する長さ(線状)の場所、例えばベルトコンベア・ケーブルトレー等の設備機器上に直接沿設できる。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴は定温式感知線型感知器を指している。可融合金(または熱膨張樹脂)で絶縁された2本の導体を螺旋状に巻き合わせた構造で、設定温度(公称作動温度)に達すると絶縁体が溶けて2導体が短絡し、火災信号を発する。「線状」の感知器なので、ベルトコンベア・ケーブルラック・エスカレーターの…
- Q27中級耐火電線・FP電線・配線工事
自動火災報知設備の配線工事における耐火電線(FP電線)の使用が義務付けられている回路として、正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第12条等により、自動火災報知設備の非常電源回路(受信機と非常電源設備の間の配線)には耐火電線(FP電線)を使用しなければならない(選択肢3が正しい)。FP電線は火災時でも30分間以上電力供給機能を維持できる最高レベルの耐熱性能を持つ電線で、火災時も作動させ続けなけ…
- Q28中級メータリレー試験器・試験器具・鑑別
次の特徴をもつ機器の名称として正しいものはどれか。「自動火災報知設備の竣工後、感知器の動作確認やP型受信機の各回路試験を行うために接続する試験機器で、感知器回路への電流値・電圧値の計測と回路の導通試験が行える。また受信機が備えるリレー(継電器)の動作電圧・動作電流を確認するためにも用いる。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴はメータリレー試験器を指している。メータリレー試験器は自動火災報知設備の受信機に接続し、感知器回線の電流・電圧計測と各回路の動作試験(リレーの動作電圧・電流値の確認)を行うための専用試験器具である。竣工時の総合動作試験や定期点検に使用する。加熱試験器は差動式・定温式感知…
- Q29中級感知器設置個数・複合計算・複数室
主要構造部を耐火構造とした複合ビルの1フロア(天井高4.5m)に以下の室がある。①事務室(床面積280m²)・②廊下(床面積60m²)・③電気室(床面積40m²)。事務室には差動式スポット型2種を、廊下には光電式スポット型2種を、電気室には定温式スポット型特種を設置する場合、3室合計の最小感知器個数として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 各室の感知面積(消防法施行規則第23条別表第1・耐火構造・取付高さ4m以上8m未満)を適用して計算する。①事務室:差動式スポット型2種・耐火・4m以上8m未満 → 35m²/個。280 ÷ 35 = 8.0 → 8個。②廊下:光電式スポット型2種・耐火・4m以上8m未満 → 75…
- Q30中級感知器回線・終端抵抗・断線検知
自動火災報知設備の感知器回線の配線方式に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: P型受信機の感知器回線では、末端に終端抵抗(終端器)を接続する送り配線方式(直列配線)を採用するのが一般的である。終端抵抗によって回線末端に電流が流れる回路を構成し、受信機は常時この電流値を監視する。回線のどこかで断線が発生すると電流が流れなくなるため、受信機が断線を検知できる(…
- Q31中級イオン化式スポット型・放射性物質・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「感知器の内部に放射性物質(アメリシウム241等)を微量封入したイオン化チャンバーを備え、正常時はチャンバー内のイオン電流が流れている。煙粒子がチャンバーに侵入するとイオン電流が変化し、この変化を検出して動作する。煙の粒子径が小さい燃焼初期段階の煙に対して高い感度を持つ。」
答えと解説を先に見る
解説: 設問の特徴はイオン化式スポット型感知器を指している。微量の放射性物質(アメリシウム241)から放出されるアルファ線がチャンバー内の空気をイオン化し、一定のイオン電流が流れている。煙粒子がチャンバーに侵入するとイオンが吸着されてイオン電流が減少し、この変化を検出して火災信号を発する…
- Q32中級甲種消防設備士・着工届・工事資格
自動火災報知設備の工事に関する記述として、消防法上誤っているものはどれか。
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解説: 選択肢5が誤りである。自動火災報知設備の受信機の更新(取替え)工事は消防用設備等の設置工事に該当するため、甲種消防設備士(第4類)の資格が必要である。電気工事士の資格のみでは消防用設備等の工事を行うことはできない。正しい記述:選択肢1は正しい(消防法第17条の5)。選択肢2の着工…
- Q33中級P型1級受信機・系統図・配線方式
P型1級受信機を使用した自動火災報知設備の系統図において、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 選択肢5が誤りである。P型受信機の感知器回線では、共通線(C線)と信号線(L線)は別々の導体でなければならず、同一の電線に「まとめて収納」することはできない。一般的には2芯のケーブルまたは個別の電線2本を使用する。共通線を複数の警戒区域で共用することは設計上可能だが、1本の電線に…
- Q34中級大空間・感知器選択・天井高7.5m
主要構造部を耐火構造とした工場(天井高7.5m、床面積800m²、当該室は主要な出入口からその室内全体を見通すことができる構造)の1つの室を1つの警戒区域として感知器を設置する場合、設置が認められる感知器の組み合わせとして正しいものはどれか。なお面積・距離等の設置基準はすべて満たしているものとする。
答えと解説を先に見る
解説: 1警戒区域は原則600m²以下だが、消防法施行規則第23条第4項第1号但書により、主要な出入口からその内部を見通すことができる場合は1警戒区域の面積を1,000m²以下まで拡張できるため、設問の「見通し可能で床面積800m²」は1警戒区域として扱える。天井高7.5mは「8m未満」…
- Q35中級P型2級受信機・延べ面積350m²・受信機種別
自動火災報知設備のP型2級受信機の特徴として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: P型2級受信機は消防法施行規則上、延べ面積350m²以下の防火対象物への設置に限定される(選択肢2が正しい)。P型1級受信機は延べ面積・警戒区域数の制限なく使用できる。自己保持機能については、P型2級は自己保持機能を省略することができる(選択肢3は「持たない」と断定しており誤り。…
- Q36上級感知器設置個数・複合計算・階段室
主要構造部を耐火構造とした複合用途防火対象物の5階(天井高3.2m)に以下の区画がある。A室(事務所・床面積320m²)・B室(厨房・床面積80m²)・廊下(床面積90m²)・階段室(垂直距離40m分)。A室には差動式スポット型感知器2種、B室には定温式スポット型感知器1種、廊下には光電式スポット型感知器2種、階段室には光電式スポット型感知器2種を設置する場合、5階のこのフロア(階段室含む)に必要な感知器の最小合計個数として正しいものはどれか。ただし全て耐火構造・取付高さ4m未満の条件で計算せよ。
答えと解説を先に見る
解説: 各区画の感知面積(耐火構造・取付高さ4m未満)を適用して計算する。A室(差動式スポット型2種・耐火・4m未満):感知面積70m²/個。320 ÷ 70 = 4.57… → 切り上げて5個。B室(定温式スポット型1種・耐火・4m未満):感知面積30m²/個。80 ÷ 30 = 2.…
- Q37上級感知器省略・設置免除・上級
自動火災報知設備の感知器の設置が免除される場所として、消防法施行規則第23条の規定上正しいものはすべていくつか。①主要構造部を耐火構造とした建物の便所。②天井高8mを超える部分で適切な感知器を選定できない場合。③主要構造部を耐火構造とした建物の共同住宅の共用部(廊下)。④主要構造部を耐火構造とした建物内の機械換気設備のダクト内。⑤床面積が1m²未満の収納スペース。
答えと解説を先に見る
解説: 消防法施行規則第23条に基づく感知器設置省略の主な対象は次のとおり。①便所・浴室・シャワー室:主要構造部を耐火構造とした建物の場合は省略可(正しい)。②天井高8mを超える部分:感知器選定が困難な場合でも省略はできず、光電式分離型感知器・炎感知器・差動式分布型感知器等の適切な機器を…
- Q38上級警戒区域・面積計算・600m²
主要構造部を耐火構造とした延べ面積2,400m²・地上5階建て・地下1階の事務所ビルに自動火災報知設備を設置する場合、警戒区域の最小分割数として最も適切なものはどれか。ただし各階は矩形で一辺の最大長さは25mとし、エレベーター昇降路(地下1階〜5階)と階段室(地下1階〜5階)がそれぞれ1系統ある。各階の床面積は地下1階200m²、1階500m²、2階500m²、3階500m²、4階400m²、5階300m²とする。
答えと解説を先に見る
解説: 消防法施行令第21条・施行規則第23条により、警戒区域は①1区域600m²以下、②一辺50m以下、③2以上の階にわたらないの各条件を満たすこととされている。各階の床面積はすべて600m²以下かつ一辺25m(50m以下)のため、各階1区域で足りる。地下1階(200m²):1区域。1…
- Q39上級P型1級受信機・回線数・警戒区域数
次の条件の建物に設置する自動火災報知設備のP型1級受信機の必要回線数として正しいものはどれか。「地上3階建て・各階床面積500m²・天井高3.0m・主要構造部耐火構造の事務所ビル。各階は廊下(50m²)と執務室(450m²)で構成され、廊下と執務室はそれぞれ別警戒区域とする。また3階建て共用の階段室(垂直距離10m)を1警戒区域とする。受信機の警戒回線数として必要な最小値はいくつか。」
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解説: P型受信機では警戒区域の数=回線数(感知器回線の数)となる。各フロアの警戒区域を数える。1階:廊下1区域、執務室1区域 → 2回線。2階:廊下1区域、執務室1区域 → 2回線。3階:廊下1区域、執務室1区域 → 2回線。階段室:地上3階分(垂直距離10m)で1警戒区域 → 1回線…
- Q40上級熱アナログ式・アナログ感知器・鑑別
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「外部の温度を連続的なアナログ電気信号として受信機に伝送する。受信機側で火災判断レベル(作動レベル)と注意レベル(注意表示レベル)を設定でき、温度の絶対値を常時監視できる。従来の感知器が動作/不動作の二値出力しか持たないのに対し、連続的な温度情報を提供する。」
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解説: 設問の特徴は熱アナログ式スポット型感知器を指している。従来の感知器が動作(ON)または不動作(OFF)の二値信号しか出力しないのに対し、アナログ式感知器は検出した物理量(温度または煙濃度)を連続的なアナログ電気信号として受信機(主にR型受信機)に伝送する。受信機側で複数のしきい値…
- Q41上級配線種別・耐熱電線・系統図
自動火災報知設備の系統図において、P型1級受信機と各感知器・発信機・地区音響装置を結ぶ配線の組み合わせとして正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第12条・第24条により、自動火災報知設備の感知器回線・発信機回線・地区音響装置の配線はすべて耐熱電線(HIV線等)以上の電線を使用しなければならない(選択肢2が正しい)。一般絶縁電線(IV線)は耐熱性能を持たず、自動火災報知設備の各回線には使用できない(選択肢1・…
- Q42上級差動式分布型・空気管式・設置基準
差動式分布型感知器(空気管式)の設置基準に関する記述として、誤っているものはどれか。
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解説: 選択肢5が誤りである。空気管の接続部(継手)はろう付け(またははんだ付け)が原則とされているが、接続箇所が増えることは製造上の制約や継手部のリークリスクが増加するため好ましくなく、「接続箇所が増えるほど検出精度が高くなる」という記述は完全に誤りである。接続箇所が多いほど、継手部の…
- Q43中級煙感知器義務・廊下階段・設置基準
自動火災報知設備において、煙感知器の設置が義務付けられている場所として消防法施行規則第23条上正しいものはどれか。
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解説: 消防法施行規則第23条により、廊下・通路・階段・傾斜路・エレベーターの昇降路・リネンシュート・パイプシャフト等の竪穴区画や、指定可燃物を取り扱う場所など特定の部分には煙感知器の設置が義務付けられている(選択肢2が正しい)。廊下・階段等は煙が早期に流れ込む経路であり、在館者の避難時…
- Q44中級警戒区域分割・感知器設置個数・630m²
主要構造部を耐火構造とした事務所(天井高3.0m、床面積630m²)に自動火災報知設備を設置する場合、この1室に関する警戒区域の設定と感知器個数の計算について正しい記述はどれか。ただし主要な出入口から内部を見通せる特例は使用せず、感知器は差動式スポット型2種とする。
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解説: 床面積630m²は1警戒区域の上限600m²を超えているため、2区域に分割しなければならない(消防法施行令第21条)。合理的な分割として、例えば300m²と330m²に分ける(または315m²ずつ)。差動式スポット型2種・耐火構造・取付高さ4m未満の感知面積は70m²/個。区域1…
- Q45中級総合動作試験・竣工試験・動作確認
自動火災報知設備の総合動作試験(竣工試験)において確認する項目とその合否基準に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 総合動作試験では感知器の動作確認が最も重要な確認項目の一つであり、加熱試験器(熱感知器用)または加煙試験器(煙感知器用)を使用して感知器を動作させ、受信機の対応する警戒区域の表示灯(地区表示灯)が点灯し、主音響装置(受信機のブザー等)と地区音響装置(各階の火災ベル等)が正常に鳴動…
消防設備士 甲種4類の他のカテゴリ
実技(鑑別・製図) — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 消防設備士 甲種4類の実技(鑑別・製図)は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは消防設備士 甲種4類の実技(鑑別・製図)に全45問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。160問ある消防設備士 甲種4類全体のうち実技(鑑別・製図)は約28%を占める重要科目です。
- 実技(鑑別・製図)はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 実技(鑑別・製図)は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。消防設備士 甲種4類は合計3科目 (実技(鑑別・製図) / 消防関係法令・基礎知識・構造・機能・工事・整備) の構成なので、実技(鑑別・製図)単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 消防設備士 甲種4類全体で実技(鑑別・製図)の出題比率はどのくらいですか?
- 実技(鑑別・製図)は消防設備士 甲種4類の3科目のうちの1科目で、ぴよパスでの実技(鑑別・製図)の問題数は45問 / 全160問 ≈ 28%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、実技(鑑別・製図)を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約34%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 実技(鑑別・製図)で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 消防設備士 甲種4類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、実技(鑑別・製図)で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間3時間15分の中で、ぴよパスの実技(鑑別・製図)練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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