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実技(鑑別・製図)は消防設備士 甲種4類を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全63問 (試験全体の約31%相当) を収録しています。本試験は合格率約34.5% (令和7年度)・試験時間3時間15分・受験料6,600円の試験で、実技(鑑別・製図)は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは鑑別・感知器設置個数・上級・計算などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると消防設備士 甲種4類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
63問のうち9問には法令・告示の根拠条文を明示し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (消防関係法令・基礎知識・構造・機能・工事・整備) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「内部に散乱光方式の光学検出部を備え、煙の粒子に光が当たることで生じる散乱光を受光素子が検出して動作する。感度は1種・2種・3種に区分され、階段・廊下・エレベーター機械室など煙が流れやすい場所に適している。」
解説: 設問の特徴は光電式スポット型感知器(散乱光式)を指している。光源(発光ダイオード等)から出た光が煙粒子に衝突すると散乱光が生じ、これを受光素子が検出することで火災を感知する仕組みである。感度は1種(最高感度)・2種・3種の3段階があり、煙が流れやすい廊下・階段・エレベーター機械室…
次の特徴をもつ受信機の種別として正しいものはどれか。「警戒区域ごとに個別の回線(感知器回線)を設け、各回線の作動を地区表示窓の点灯により表示する。火災表示の保持(自己保持)機能を有し、感知器の動作確認が容易である。最も広く使用される一般的な受信機である。」
解説: 設問の特徴はP型1級受信機を指している。P型受信機は警戒区域ごとに1本の感知器回線を設ける方式で、区域単位での火災表示を行う。P型1級は自己保持機能・地区音響装置の鳴動制御・導通試験機能・予備電源を備え、延べ面積・警戒区域数の制限なく使用できる最も一般的な受信機である。P型2級は…
次の特徴をもつ試験器の名称として正しいものはどれか。「差動式スポット型感知器や定温式スポット型感知器の機能を点検する際に用いる。ドーム状のキャップを感知器に被せてヒーターで加熱し、感知器が正常に動作するかを確認する器具である。」
解説: 設問の特徴は加熱試験器を指している。ドーム状(または筒状)のキャップを差動式スポット型感知器や定温式スポット型感知器に被せ、内蔵のヒーターや熱風を当てて感知器を加熱し、正常に動作するかを確認する。加煙試験器は光電式スポット型感知器やイオン化式スポット型感知器など煙感知器の試験に用…
次の特徴をもつ配線の種類として正しいものはどれか。「絶縁体の上に耐熱性のある被覆を施した電線で、消防法施行規則が耐熱配線を要求する箇所(自動火災報知設備であれば受信機から地区音響装置までの配線など)に使用できる。600V二種ビニル絶縁電線(HIV線)と同等以上の耐熱性をもち、通常の絶縁電線よりも高温環境に対応している。」
解説: 設問の特徴は耐熱電線(HP電線)を指している。消防法施行規則が耐熱配線として求めているのは「六百ボルト二種ビニル絶縁電線又はこれと同等以上の耐熱性を有する電線」+所定の工事方法(第12条第1項第5号)であり、消防庁長官が定める基準に適合する電線=耐熱電線を使えば工事方法の限定が外…
主要構造部を耐火構造とした事務室(天井高3.5m、床面積180m²)に差動式スポット型感知器2種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条の別表第1に基づき、差動式スポット型感知器2種の感知面積は次のように定められている。主要構造部が耐火構造・取付高さ4m未満の場合:1個あたり70m²。計算:180m² ÷ 70m²/個 = 2.57… → 端数は切り上げるため最小3個が必要である。なお取付高…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「2本の長い送光部・受光部を対向して設置し、その間を煙が遮ることで受光量が低下したことを検知して動作する。廊下やアトリウムなど広い空間の煙検知に適しており、公称監視距離は5m以上100m以下とされている。」
解説: 設問の特徴は光電式分離型感知器を指している。送光部と受光部を5m以上100m以下の距離を隔てて対向設置し、その間の空間を通過する煙が光を減衰(遮光)させることを受光部が検出して火災を感知する。廊下・アトリウム・体育館・倉庫など広い空間への設置に適している。光電式スポット型はひとつ…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「感知器の外観は薄型の円盤形で、内部に空気室とダイアフラム(または接点)を備え、周囲温度の急激な上昇により膨張した空気がダイアフラムを押し上げて接点を閉じることで動作する。緩やかな温度上昇(蓄熱)では誤作動しにくい特性がある。」
解説: 設問の特徴は差動式スポット型感知器を指している。空気室内の空気が火災による急激な温度上昇で膨張し、ダイアフラム(可とう性の薄い隔膜)を押し上げて接点が閉じ、火災信号を発する。「温度の上昇速度(差動値)」を検知するため、ゆっくりした温度上昇(調理・暖房等)では動作しにくく、誤報が少…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「炎から放射される紫外線または赤外線のスペクトルを光学フィルタと受光素子で検出して動作する。他の感知器では感知が難しい急激な燃焼(屋外の延焼・引火性液体の火災等)に有効であり、駐車場・航空機格納庫・化学プラントなどに設置される。」
解説: 設問の特徴は炎感知器を指している。炎感知器は炎が発する紫外線(紫外線式)または赤外線(赤外線式)を検出して火災を感知する。煙や熱ではなく炎(輻射エネルギー)を直接検出するため、屋外や気流が激しい場所・引火性液体の大規模燃焼・航空機格納庫など、煙感知器や熱感知器が有効でない環境に適…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「細長いステンレス製またはリン青銅製のチューブ(空気管)を天井に沿って敷設し、チューブ内の空気が火熱で膨張してダイアフラムを押すことで動作する。広大な倉庫・工場・体育館など広い空間への設置に適している。」
解説: 設問の特徴は差動式分布型感知器(空気管式)を指している。ステンレス製の細管(空気管)を天井面に網目状・並列等に敷設し、火災時の急激な温度上昇で管内空気が膨張してダイヤフラム(検出部)を押すことで接点が閉じる。1つの検出部で広い面積をカバーできるため、体育館・倉庫・工場など大空間に…
次の特徴をもつ機器の名称として正しいものはどれか。「感知器・発信機と受信機の間に設置され、感知器回線からの火災信号を受けて、受信機への信号形式に変換して送出する。また受信機から送られてきた制御信号を受けて、地区音響装置を鳴動させる等の制御を行う。R型システムで用いられるものはアドレス通信を行う。」
解説: 設問の特徴は中継器を指している。中継器は感知器・発信機と受信機の中間に位置し、感知器回線の信号を受信機に適した形式に変換して中継する。また受信機からの制御信号を地区音響装置の鳴動など末端機器の制御に変換する役割も担う。R型受信機を用いたシステムでは各中継器が固有のアドレスを持ち、…
次の特徴をもつ計測器の名称として正しいものはどれか。「電線の被覆を剥かずに電線を挟み込むだけで電流値を測定できる。自動火災報知設備の施工時に配線に流れる電流を非接触で確認する際に用いる。」
解説: 設問の特徴はクランプメータ(クランプ式電流計)を指している。クランプ部(C字型の電流検出コア)を電線に挟むだけで、電線に流れる電流を非接触・非切断で計測できる。自動火災報知設備の感知器回線や電源回路の電流確認、漏電の調査などに用いる。絶縁抵抗計(メガー)は電線路の絶縁抵抗を測定し…
次の特徴をもつ受信機の種別として正しいものはどれか。「各感知器・発信機・中継器にそれぞれ固有のアドレス(識別番号)を付与し、受信機との間でデジタル信号を多重通信する方式を採用している。大規模建物・複合施設で多く使用され、どの感知器が動作したかを個別に特定できる。」
解説: 設問の特徴はR型受信機を指している。R型(Record型)受信機は各末端機器(感知器・発信機・中継器等)にアドレスを付与してデジタル多重通信を行う方式で、どの感知器が動作したかを号機単位で特定できる高機能な受信機である。P型と比較して配線量が少なくて済み(多重伝送)、大規模建物・…
次の特徴をもつ試験器の名称として正しいものはどれか。「光電式分離型感知器の感度試験に用いる器具で、送光部と受光部の間に挿入することで透過光量を一定量だけ減衰させる。感知器が規定の減光量で正常に動作するかを確認する。」
解説: 設問の特徴は減光フィルタ(減光スクリーン)を指している。光電式分離型感知器は送光部と受光部の間の煙による光の減衰(遮光)を検出するが、実際の点検時に煙を充満させることは困難なため、規定の透過率のフィルタを光路に挿入して感度を確認する。減光フィルタの透過率は感知器の種別(1種・2種…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「差動式と定温式の両方の検出機能を1つの筐体に組み込んでいる。温度の急激な上昇(差動動作)でも、一定温度への到達(定温動作)でも動作し、どちらかの条件を満たせば火災信号を発する。厨房周辺など差動式だけでは誤報が多く、定温式だけでは応答が遅い場所に有効。」
解説: 設問の特徴は補償式スポット型感知器を指している。補償式(熱複合式)は差動式と定温式の両方の検出機能を組み合わせており、いずれかの条件(温度上昇速度が閾値を超える、または設定温度に達する)で動作する論理OR動作型の感知器である。差動式は急激な温度変化には敏感だが緩やかな蓄熱(厨房・…
次の特徴をもつ計測器の名称として正しいものはどれか。「電線路の絶縁劣化を確認するために用いる。高電圧(DC500V等)を印加して、電線の導体と大地(接地)間の電気抵抗を計測する。自動火災報知設備の竣工検査・点検時に感知器配線の絶縁性能確認に使用する。」
解説: 設問の特徴は絶縁抵抗計(メガー)を指している。絶縁抵抗計はDC500VまたはDC250Vの高電圧を回路に印加し、導体と大地間の絶縁抵抗値をMΩ(メガオーム)単位で測定する。自動火災報知設備では感知器回線・発信機回線等の竣工時および定期点検時に絶縁抵抗測定を行う義務があり、消防法施…
主要構造部を耐火構造とした倉庫(天井高6.0m、床面積420m²)に差動式スポット型感知器1種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条別表第1により、差動式スポット型感知器1種の感知面積は以下のとおり定められている。主要構造部が耐火構造・取付高さ4m以上8m未満の場合:1個あたり45m²。計算:420m² ÷ 45m²/個 = 9.33… → 端数切り上げで10個が必要である。なお取付高さ…
主要構造部を木造とした会議室(天井高2.8m、床面積150m²)に定温式スポット型感知器特種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条の感知面積表により、定温式スポット型感知器特種の感知面積は次のとおり。主要構造部が耐火構造以外(木造等)・取付高さ4m未満の場合:1個あたり40m²。計算:150m² ÷ 40m²/個 = 3.75 → 切り上げて最小4個が必要である。なお主要構造部が耐火構…
自動火災報知設備における警戒区域の設定ルールとして、誤っているものはどれか。
解説: 選択肢5が誤りである。エレベーター昇降路・パイプシャフト・リネンシュートなどの竪穴区画については、当該竪穴区画全体を1つの警戒区域として設定する(竪穴区画ごとに1警戒区域)。「1区域あたり100m以下」という面積・距離による細分化ルールは存在しない。正しいルールは以下のとおり(消…
主要構造部を耐火構造とした事務所ビルの一室(天井高3.0m、床面積250m²)に光電式スポット型感知器2種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条別表第1により、光電式スポット型感知器2種の感知面積は次のとおり。主要構造部が耐火構造・取付高さ4m未満の場合:1個あたり150m²。計算:250m² ÷ 150m²/個 = 1.67… → 端数は切り上げるため最小2個が必要である。煙感知器(光電式・イオン…
自動火災報知設備(P型1級)の感知器回路の配線工事において、送り配線(直列配線)ではなく分岐配線を行ってよい場合として、消防法施行規則上正しいものはどれか。
解説: 感知器回路の配線方式を定めているのは消防法施行規則第24条第1号イで、「感知器の信号回路は、容易に導通試験をすることができるように、送り配線にするとともに回路の末端に発信機、押しボタン又は終端器を設けること」とされている。目的は導通試験を容易にすること、すなわち断線を受信機側で検…
地区音響装置(火災ベル)の設置基準に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第24条により、地区音響装置は各警戒区域(各階)において水平距離25m以下ごとに設置しなければならない。選択肢1が正しい。音圧基準については、地区音響装置の音圧は設置場所(音響装置)の中心から1m離れた位置で90dB以上(消防法施行規則第24条)であり、選択肢2の「…
自動火災報知設備の感知器の設置を省略できる場所として、消防法施行規則上正しいものはどれか。
解説: 便所について感知器を要しないとする根拠は、消防法施行規則第23条第6項第3号の括弧書きである。同号は「前項又は前二号に掲げる場所以外の場所(廊下、便所その他これらに類する場所を除く。)」に適応する感知器を設けよと定めており、この括弧書きによって便所が対象から外れる(選択肢2が正し…
P型1級受信機を用いた自動火災報知設備において、1つの警戒区域に接続できる感知器回線の本数(1回線あたりの感知器接続上限)として正しいものはどれか。
解説: P型受信機では1つの警戒区域に1本の感知器回線(共通線+信号線の2線式)を対応させるのが基本構成である。1回線あたりの接続感知器数の上限は消防法施行規則上は個数の直接制限はなく、回線の電気的な許容電流値・受信機の回路仕様・感知器の消費電流の合計で実質的な上限が決まる(選択肢1が最…
自動火災報知設備の非常電源に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第24条により、自動火災報知設備の非常電源(蓄電池設備)は有効に10分間以上作動できる容量を有しなければならない(選択肢1が正しい)。自家発電設備を使用する場合も同様に10分間以上の容量が必要であり(選択肢2の30分は誤り、60分が必要なのはスプリンクラー設備等)。…
自動火災報知設備の感知器の設置位置(取付場所)に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 選択肢5が誤りである。傾斜天井(勾配屋根等)の場合、最高部(棟)付近には温度・煙が集まりやすいが、感知器を「棟部分に優先設置」という義務規定は消防法施行規則に存在しない。傾斜天井の場合は最高部に加えて勾配に応じた感知器配置が必要となるが、特定の「優先設置場所」を定めた規定ではない…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「導体間に絶縁物(可融絶縁体または熱膨張体)を介在させた2本の電線を撚り合わせたような構造を持つ。一定の温度に達すると絶縁物が溶融・変化して2導体が短絡し火災信号を発する。特定の温度に達する長さ(線状)の場所、例えばベルトコンベア・ケーブルトレー等の設備機器上に直接沿設できる。」
解説: 設問の特徴は定温式感知線型感知器を指している。可融合金(または熱膨張樹脂)で絶縁された2本の導体を螺旋状に巻き合わせた構造で、設定温度(公称作動温度)に達すると絶縁体が溶けて2導体が短絡し、火災信号を発する。「線状」の感知器なので、ベルトコンベア・ケーブルラック・エスカレーターの…
自動火災報知設備の配線工事における耐火電線(FP電線)の使用が義務付けられている回路として、正しいものはどれか。
解説: 自動火災報知設備の非常電源から受信機に至る配線には耐火配線が要求される(選択肢3が正しい)。根拠は消防法施行規則第24条第4号ロ・ハで、蓄電池設備・非常電源専用受電設備について第12条第1項第4号ホの規定の例によるとしている。同号ホは、600V二種ビニル絶縁電線又はこれと同等以上…
次の特徴をもつ機器の名称として正しいものはどれか。「自動火災報知設備の竣工後、感知器の動作確認やP型受信機の各回路試験を行うために接続する試験機器で、感知器回路への電流値・電圧値の計測と回路の導通試験が行える。また受信機が備えるリレー(継電器)の動作電圧・動作電流を確認するためにも用いる。」
解説: 設問の特徴はメータリレー試験器を指している。メータリレー試験器は自動火災報知設備の受信機に接続し、感知器回線の電流・電圧計測と各回路の動作試験(リレーの動作電圧・電流値の確認)を行うための専用試験器具である。竣工時の総合動作試験や定期点検に使用する。加熱試験器は差動式・定温式感知…
主要構造部を耐火構造とした複合ビルの1フロア(天井高4.5m)に以下の室がある。①事務室(床面積280m²)・②廊下(床面積60m²・歩行距離25m)・③電気室(床面積40m²)。事務室には差動式スポット型2種を、廊下には光電式スポット型2種を、電気室には定温式スポット型特種を設置する場合、3室合計の最小感知器個数として正しいものはどれか。
解説: 各室の感知面積(消防法施行規則第23条別表第1・耐火構造・取付高さ4m以上8m未満)を適用して計算する。①事務室:差動式スポット型2種・耐火・4m以上8m未満 → 35m²/個。280 ÷ 35 = 8.0 → 8個。②廊下:🔴 廊下・通路は床面積では算定しない。規則第23条第…
自動火災報知設備の感知器回線の配線方式に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: P型受信機の感知器回線では、末端に終端抵抗(終端器)を接続する送り配線方式(直列配線)を採用するのが一般的である。終端抵抗によって回線末端に電流が流れる回路を構成し、受信機は常時この電流値を監視する。回線のどこかで断線が発生すると電流が流れなくなるため、受信機が断線を検知できる(…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「感知器の内部に放射性物質(アメリシウム241等)を微量封入したイオン化チャンバーを備え、正常時はチャンバー内のイオン電流が流れている。煙粒子がチャンバーに侵入するとイオン電流が変化し、この変化を検出して動作する。煙の粒子径が小さい燃焼初期段階の煙に対して高い感度を持つ。」
解説: 設問の特徴はイオン化式スポット型感知器を指している。微量の放射性物質(アメリシウム241)から放出されるアルファ線がチャンバー内の空気をイオン化し、一定のイオン電流が流れている。煙粒子がチャンバーに侵入するとイオンが吸着されてイオン電流が減少し、この変化を検出して火災信号を発する…
自動火災報知設備の工事に関する記述として、消防法上誤っているものはどれか。
解説: 選択肢5が誤りである。自動火災報知設備の受信機の更新(取替え)工事は消防用設備等の設置工事に該当するため、甲種消防設備士(第4類)の資格が必要である。電気工事士の資格のみでは消防用設備等の工事を行うことはできない。正しい記述:選択肢1は正しい(消防法第17条の5)。選択肢2の着工…
P型1級受信機を使用した自動火災報知設備の系統図において、誤っているものはどれか。
解説: 選択肢5が誤りである。P型受信機の感知器回線では、共通線(C線)と信号線(L線)は別々の導体でなければならず、同一の電線に「まとめて収納」することはできない。一般的には2芯のケーブルまたは個別の電線2本を使用する。共通線を複数の警戒区域で共用することは設計上可能だが、1本の電線に…
主要構造部を耐火構造とした工場(天井高7.5m、床面積800m²、当該室は主要な出入口からその室内全体を見通すことができる構造)の1つの室を1つの警戒区域として感知器を設置する場合、設置が認められる感知器の組み合わせとして正しいものはどれか。なお面積・距離等の設置基準はすべて満たしているものとする。
解説: 1警戒区域は原則600m²以下だが、消防法施行規則第23条第4項第1号但書により、主要な出入口からその内部を見通すことができる場合は1警戒区域の面積を1,000m²以下まで拡張できるため、設問の「見通し可能で床面積800m²」は1警戒区域として扱える。天井高7.5mは「8m未満」…
自動火災報知設備のP型2級受信機の特徴として、正しいものはどれか。
解説: P型2級受信機は消防法施行規則上、延べ面積350m²以下の防火対象物への設置に限定される(選択肢2が正しい)。P型1級受信機は延べ面積・警戒区域数の制限なく使用できる。自己保持機能については、P型2級は自己保持機能を省略することができる(選択肢3は「持たない」と断定しており誤り。…
主要構造部を耐火構造とした複合用途防火対象物の5階(天井高3.2m)に以下の区画がある。A室(事務所・床面積320m²)・B室(厨房・床面積80m²)・廊下(床面積90m²)・階段室(垂直距離40m分)。A室には差動式スポット型感知器2種、B室には定温式スポット型感知器1種、廊下には光電式スポット型感知器2種、階段室には光電式スポット型感知器2種を設置する場合、5階のこのフロア(階段室含む)に必要な感知器の最小合計個数として正しいものはどれか。ただし全て耐火構造・取付高さ4m未満の条件で計算せよ。
解説: 各区画の感知面積(耐火構造・取付高さ4m未満)を適用して計算する。A室(差動式スポット型2種・耐火・4m未満):感知面積70m²/個。320 ÷ 70 = 4.57… → 切り上げて5個。B室(定温式スポット型1種・耐火・4m未満):感知面積60m²/個。80 ÷ 60 = 1.…
自動火災報知設備の感知器の設置が免除される場所として、消防法施行規則の規定上正しいものはどれか。①便所。②天井高8mを超える部分で適切な感知器を選定できない場合。③共同住宅の共用部(廊下)。④主要構造部を耐火構造とした建物内の機械換気設備のダクト内。⑤床面積が1m²未満の収納スペース。
解説: 消防法施行規則に基づく感知器設置省略の可否は次のとおり。①便所:規則第23条第6項第3号が対象範囲から「廊下、便所その他これらに類する場所」を除いているため省略できる(正しい)。よく見かける「主要構造部を耐火構造とした建物に限る」という条件は便所には付かない(耐火構造の限定が付く…
主要構造部を耐火構造とした延べ面積2,400m²・地上5階建て・地下1階の事務所ビルに自動火災報知設備を設置する場合、警戒区域の最小分割数として最も適切なものはどれか。ただし各階は矩形で一辺の最大長さは25mとし、エレベーター昇降路(地下1階〜5階)と階段室(地下1階〜5階)がそれぞれ1系統ある。各階の床面積は地下1階200m²、1階500m²、2階500m²、3階500m²、4階400m²、5階300m²とする。
解説: 消防法施行令第21条・施行規則第23条により、警戒区域は①1区域600m²以下、②一辺50m以下、③原則2以上の階にわたらない(ただし2の階で床面積の合計が500m²以下の場合、及び階段・エレベーター昇降路等のたて穴区画は例外)の各条件による。各階は600m²以下・一辺25m(5…
次の条件の建物に設置する自動火災報知設備のP型1級受信機の必要回線数として正しいものはどれか。「地上3階建て・各階床面積500m²・天井高3.0m・主要構造部耐火構造の事務所ビル。各階は廊下(50m²)と執務室(450m²)で構成され、廊下と執務室はそれぞれ別警戒区域とする。また3階建て共用の階段室(垂直距離10m)を1警戒区域とする。受信機の警戒回線数として必要な最小値はいくつか。」
解説: P型受信機では警戒区域の数=回線数(感知器回線の数)となる。各フロアの警戒区域を数える。1階:廊下1区域、執務室1区域 → 2回線。2階:廊下1区域、執務室1区域 → 2回線。3階:廊下1区域、執務室1区域 → 2回線。階段室:地上3階分(垂直距離10m)で1警戒区域 → 1回線…
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「外部の温度を連続的なアナログ電気信号として受信機に伝送する。受信機側で火災判断レベル(作動レベル)と注意レベル(注意表示レベル)を設定でき、温度の絶対値を常時監視できる。従来の感知器が動作/不動作の二値出力しか持たないのに対し、連続的な温度情報を提供する。」
解説: 設問の特徴は熱アナログ式スポット型感知器を指している。従来の感知器が動作(ON)または不動作(OFF)の二値信号しか出力しないのに対し、アナログ式感知器は検出した物理量(温度または煙濃度)を連続的なアナログ電気信号として受信機(主にR型受信機)に伝送する。受信機側で複数のしきい値…
自動火災報知設備の系統図において、P型1級受信機と各感知器・発信機・地区音響装置を結ぶ配線の組み合わせとして正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第24条が自動火災報知設備の配線について耐熱性能のある電線(規則第12条第1項第5号を準用する配線。一般に「耐熱配線」と呼ばれる)を明文で要求しているのは2箇所だけである。1つは「受信機から地区音響装置までの配線」(第24条第5号ホ)、もう1つは「R型受信機及びGR…
差動式分布型感知器(空気管式)の設置基準に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 選択肢5が誤りである。空気管の接続部(継手)はろう付け(またははんだ付け)が原則とされているが、接続箇所が増えることは製造上の制約や継手部のリークリスクが増加するため好ましくなく、「接続箇所が増えるほど検出精度が高くなる」という記述は完全に誤りである。接続箇所が多いほど、継手部の…
自動火災報知設備において、煙感知器の設置が義務付けられている場所として消防法施行規則第23条上正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条により、廊下・通路・階段・傾斜路・エレベーターの昇降路・リネンシュート・パイプシャフト等の竪穴区画や、指定可燃物を取り扱う場所など特定の部分には煙感知器の設置が義務付けられている(選択肢2が正しい)。廊下・階段等は煙が早期に流れ込む経路であり、在館者の避難時…
主要構造部を耐火構造とした事務所(天井高3.0m、床面積630m²)に自動火災報知設備を設置する場合、この1室に関する警戒区域の設定と感知器個数の計算について正しい記述はどれか。ただし主要な出入口から内部を見通せる特例は使用せず、感知器は差動式スポット型2種とする。
解説: 床面積630m²は1警戒区域の上限600m²を超えているため、2区域に分割しなければならない(消防法施行令第21条)。合理的な分割として、例えば300m²と330m²に分ける(または315m²ずつ)。差動式スポット型2種・耐火構造・取付高さ4m未満の感知面積は70m²/個。区域1…
自動火災報知設備の総合動作試験(竣工試験)において確認する項目とその合否基準に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 総合動作試験では感知器の動作確認が最も重要な確認項目の一つであり、加熱試験器(熱感知器用)または加煙試験器(煙感知器用)を使用して感知器を動作させ、受信機の対応する警戒区域の表示灯(地区表示灯)が点灯し、主音響装置(受信機のブザー等)と地区音響装置(各階の火災ベル等)が正常に鳴動…
次の特徴をもつ機器の名称として正しいものはどれか。「壁面に設置される手動の火災信号発信装置で、前面の保護板を押すことで押しボタンスイッチが作動し、受信機へ火災信号を送る。火災信号が受信機に受信されたことを発信者が確認できる確認灯(応答ランプ)と、受信機との間で相互に通話できる電話ジャックを備えている。」
解説: 設問の特徴はP型1級発信機を指している。P型1級発信機は押しボタンスイッチの前面に保護板を備え、押下により火災信号を受信機へ発信する。さらに発信機の規格省令により、火災信号が受信機に受信されたことを発信者が確認できる確認灯(応答ランプ)と、受信機との間で相互に連絡できる電話ジャッ…
次の特徴をもつ工具の名称として正しいものはどれか。「自動火災報知設備の感知器回路等の電線相互を接続する際、リングスリーブ(E形)に電線を挿入して握り込むことで圧着接続する専用工具。JIS規格により柄(ハンドル)の色は黄色と定められ、圧着後のスリーブ表面には○・小・中などのダイスの刻印が残る。」
解説: 設問の特徴はリングスリーブ用圧着工具(圧着ペンチ)を指している。感知器回路等の電線相互の接続では、リングスリーブ(E形)に電線を差し込み、専用の圧着工具で握り込んで機械的に圧着する。JIS C 9711により柄の色は黄色と定められており、圧着後のスリーブ表面には○・小・中等のダイ…
主要構造部を耐火構造以外(木造)とした物品販売店舗の売場(天井高3.2m、床面積110m²)に定温式スポット型感知器1種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条の感知面積表により、定温式スポット型感知器1種の感知面積は、主要構造部が耐火構造以外(木造等)・取付高さ4m未満の場合1個あたり30m²である。計算:110m² ÷ 30m²/個 = 3.66… → 端数は切り上げるため最小4個が必要である。主要構造部が耐火…
廊下・通路に光電式スポット型感知器2種を設置する場合の設置基準として、消防法施行規則上正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条により、廊下・通路に煙感知器(光電式スポット型等)を設置する場合、1種・2種は歩行距離30mにつき1個以上、3種は歩行距離20mにつき1個以上を設けなければならない(選択肢2が正しい)。基準は「水平距離」ではなく、実際に歩く経路に沿って測る「歩行距離」である…
差動式分布型感知器(空気管式)の機能試験のうち、次の説明に該当する試験の名称として正しいものはどれか。「空気管の一端を検出部から外してマノメーターを接続し、テストポンプで空気を注入して水位を約100mmまで上昇させる。水位が停止することを確認した後、送気口を開いて水位が2分の1に下降するまでの時間を測定し、空気管の長さに応じた流通曲線と比較して判定する。」
解説: 設問の説明は流通試験を指している。流通試験は空気管の漏れ(リーク)・詰まり・つぶれの有無を確認する試験で、マノメーターの水位が約100mmで停止しない場合は空気管に漏れがあり、水位が2分の1に下降するまでの時間が流通曲線の範囲から外れる場合は詰まり等の異常があると判定する。火災作…
厨房内の正常時における最高周囲温度が45℃である場所に定温式スポット型感知器を設置する場合、選定できる公称作動温度の最低値として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条により、定温式スポット型感知器等は「正常時における最高周囲温度が公称作動温度より20℃以上低い場所」に設けなければならない。つまり公称作動温度は正常時最高周囲温度に20℃を加えた値以上である必要があり、45℃ + 20℃ = 65℃以上の公称作動温度のものを…
ガス漏れ火災警報設備において、空気に対する比重が1未満のガス(都市ガス等)を検知対象とするガス漏れ検知器の設置基準として、正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第24条の2の3により、空気に対する比重が1未満のガス(都市ガス13A等)を検知するガス漏れ検知器は、軽いガスが漏れると天井付近に滞留する性質を踏まえ、燃焼器または導管の貫通部から水平距離8m以内で、かつ検知器の下端が天井面等の下方0.3m以内の位置に設けなければな…
屋内に設置する炎感知器(道路の用に供される部分に設けるものを除く)の設置基準として、消防法施行規則上正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条により、炎感知器(道路の用に供される部分に設けるものを除く)は、①天井等または壁に設けること、②壁によって区画された区域ごとに、監視空間(当該区域の床面から高さ1.2mまでの空間)の各部分から感知器までの距離が公称監視距離の範囲内となるように設けること、③障…
主要構造部を耐火構造以外(木造)とした工場の休憩室(天井高2.7m、床面積95m²)に差動式スポット型感知器2種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条の感知面積表により、差動式スポット型感知器2種の感知面積は、主要構造部が耐火構造以外(木造等)・取付高さ4m未満の場合1個あたり40m²である。計算:95m² ÷ 40m²/個 = 2.375 → 端数は切り上げるため最小3個が必要である。主要構造部が耐火構…
根拠法令: 消防法施行規則第23条
次の特徴をもつ感知器の名称として正しいものはどれか。「天井面に多数の熱電対(異種金属を接合した接点)を分布させて配置し、火災による温度上昇で各接点に生じる熱起電力(電圧)を検出部のメータリレーが受けて動作する。1つの検出部で広い面積を警戒でき、大空間の温度上昇率を検知する分布型の熱感知器である。」
解説: 設問の特徴は差動式分布型感知器(熱電対式)を指している。天井面に分布配置した多数の熱電対(異種金属の接点)に火災の熱が加わると熱起電力(電圧)が生じ、これを検出部のメータリレーが受けて動作する分布型の熱感知器である。同じ差動式分布型でも空気管式(選択肢2)は細い銅管内の空気膨張で…
根拠法令: 感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令
次の特徴をもつ試験器の名称として正しいものはどれか。「光電式スポット型感知器・イオン化式スポット型感知器の作動を点検する際に用いる。感知器を覆うカプセル状の器具の内部で疑似煙(専用の試験用ガスや発煙剤等)を発生させ、感知器の煙流入口に導いて正常に作動するかを確認する。」
解説: 設問の特徴は加煙試験器を指している。加煙試験器はカプセル状の器具を煙感知器(光電式スポット型・イオン化式スポット型)に被せ、内部で疑似煙を発生させて感知器の煙流入口に導き、正常に作動するかを確認する試験器である。加熱試験器(選択肢2)はドーム状のキャップを差動式・定温式スポット型…
次の特徴をもつ機器の名称として正しいものはどれか。「壁面に設ける手動の火災信号発信装置で、保護板を押して押しボタンを操作することにより受信機へ火災信号を送る。P型1級発信機と異なり、火災信号が受信機に伝わったことを知らせる確認灯(応答ランプ)や、受信機と通話するための電話ジャックを備えていない簡易な構造で、延べ面積の小さい防火対象物のP型2級受信機と組み合わせて用いる。」
解説: 設問の特徴はP型2級発信機を指している。P型2級発信機は押しボタンによる火災信号の発信機能のみを備え、確認灯(応答ランプ)や電話ジャックを持たない簡易な構造で、P型2級受信機と組み合わせて用いる。これに対しP型1級発信機は確認灯と電話ジャックを備え、P型1級受信機と組み合わせる。…
根拠法令: 発信機に係る技術上の規格を定める省令
主要構造部を耐火構造としたボイラー室(天井高3.6m、床面積75m²)に定温式スポット型感知器2種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条の感知面積表により、定温式スポット型感知器2種の感知面積は、主要構造部が耐火構造・取付高さ4m未満の場合1個あたり20m²と定められている(定温式2種は感知面積が非常に小さい点が特徴)。計算:75m² ÷ 20m²/個 = 3.75 → 端数切り上げで最小4…
根拠法令: 消防法施行規則第23条
主要構造部を耐火構造とした展示ホールのロビー(天井高5.0m、床面積310m²)に光電式スポット型感知器2種を設置する場合、設置すべき感知器の最小個数として正しいものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条により、光電式スポット型感知器(煙感知器)2種の感知面積は、取付高さ4m以上の場合1個あたり75m²である。天井高5.0mは4m以上に該当するため75m²/個を適用する。計算:310m² ÷ 75m²/個 = 4.13… → 端数切り上げで最小5個が必要であ…
根拠法令: 消防法施行規則第23条
取付面の高さが12mの天井をもつ空間に自動火災報知設備の感知器を設置する場合、設置できる感知器として適切でないものはどれか。
解説: 消防法施行規則第23条により、感知器はその種別ごとに設置できる取付面の高さの上限が定められている。差動式スポット型・定温式スポット型・補償式スポット型などの熱スポット型感知器は取付面の高さ8m未満の場所にしか設置できないため、天井高12m(8m以上15m未満の区分)の空間には差動…
根拠法令: 消防法施行規則第23条
P型1級受信機を用いた自動火災報知設備の感知器回路を送り配線とする場合、終端抵抗(終端器)を接続する位置として最も適切なものはどれか。
解説: 消防法施行規則第24条により、感知器回路の配線は容易に導通試験ができるよう、その回路の末端に発信機・押しボタン又は終端器(終端抵抗)を設けなければならない。送り配線は各機器の端子を経由して電線を渡り配線する方式で、末端の終端抵抗まで常時微弱な電流を流し、受信機がこの電流を監視する…
根拠法令: 消防法施行規則第24条(感知器回路の配線・導通試験)
主要構造部を耐火構造とした地上4階建ての事務所ビル(各階の床面積220m²・天井高3.0m・各階の一辺の最大長さ18m)に、地上4階を貫く階段室が1系統(垂直距離13m)ある。この建物に必要な警戒区域の最小数として正しいものはどれか。ただし階段室には煙感知器を設けるものとし、各室は主要な出入口から内部を見通せないものとする。
解説: 消防法施行令第21条・施行規則第23条により、1警戒区域は①面積600m²以下、②一辺50m以下、③2以上の階にわたらないことが原則である。ただし例外として「2の階にわたって警戒区域を設定する場合であっても、その2の階にわたる警戒区域の床面積の合計が500m²以下のとき」は上下2…
根拠法令: 消防法施行令第21条・消防法施行規則第23条
P型1級受信機を用いた自動火災報知設備において、警戒区域の数が22である場合、感知器回路の共通線として必要な最小本数はいくつか。
解説: 消防法施行規則第24条により、P型受信機(及びGP型受信機)の感知器回路の共通線は「1本につき7警戒区域以下」としなければならない。1本の共通線で最大7警戒区域までまとめられるため、22警戒区域に必要な共通線は 22 ÷ 7 = 3.14… → 端数切り上げで4本である。共通線3…
根拠法令: 消防法施行規則第24条(共通線1本につき7警戒区域以下)
ぴよパスに収録している消防設備士 甲種4類「実技(鑑別・製図)」のオリジナル練習問題 全63問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級24問・中級28問・上級11問の全63問構成です。うち9問には根拠となる法令・条文を解説に明記しています。
定温式1種の耐火・4m未満の感知面積は60m²(特種は70m²、耐火構造以外の1種は30m²)なので混同に注意。→ Q36 主要構造部を耐火構造とした複合用途防火対象物の5階(天井高3.2m)に以下の区画がある。A… で確認する
選択肢3の15mは階段・傾斜路の垂直距離との混同。→ Q49 廊下・通路に光電式スポット型感知器2種を設置する場合の設置基準として、消防法施行規則上正し… で確認する
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弘文社・工藤本を抜きにして甲4独学に挑むと、聞き慣れない自動火災報知設備の専門用語と消防法令で序盤に挫折しやすく、合格に必要な3〜4ヶ月の学習期間が崩れる。15年以上のロングセラーで多数の合格者輩出実績がある定番を最初の1冊として外すリスクは高い。
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こんな人に: 総合テキストで全体像を掴んだ後、甲種固有の製図問題で確実に得点したい受験者。実技で40%足切りを回避したい全員。
本シリーズは上下巻構成で、上巻に収めるのは①法令(共通)②法令(第4類)③電気の基礎的知識④構造・機能⑤工事・整備までの筆記部分。⑥規格省令⑦実技 鑑別等⑧実技 製図(甲種のみ)は下巻に入る。甲4は製図が実技の中心なので、上巻だけでは実技対策が成立しない点に注意。そのうえで、公論出版を使わずに本試験に臨んだ受験者の多くが『出題形式に面食らった』と振り返るのが定説。Amazon消防設備士カテゴリで上位独占の最新版を外すと、本試験形式での演習機会を失い、知識はあるのに解答できないという最悪のパターンに陥る。
こんな人に: 電気工事士等の保有で一部免除を活用する受験者、および本試験と同形式の問題で直前期に得点力を仕上げたい人。
あわせて: 製図2問の対策と専用テキスト →
書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
※ 編集部が 2026-07-30 に Amazon.co.jp + コミュニティ評判サイトを cross-check して選定
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この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
消防設備士甲4のテキストを正式書名・著者・出版社つきで比較。製図と鑑別の対応度を軸に、工藤本・ノマド本・公論出版などから自分に合う1冊の選び方を解説します。
消防設備士甲4で講座を使うべきか迷う人へ。製図含む実技対策で、SAT・独学テキスト・ぴよパス演習の役割を分け、向く人・向かない人・買う順番を整理します。
消防設備士甲4は乙4と違い『製図』があり、ここで合否が分かれます。筆記の演習に公論出版の過去問、甲種の壁である製図に弘文社『製図編』、理解の土台に弘文社『わかりやすい!』を役割で比較。乙4の教材だけで甲4に挑む失敗と、買う順番まで解説します。
消防設備士の実技の配点を探しても見つからないのは、実施団体が各設問の点数を公表していないからです。公表されているのは実技60%以上という判定基準だけ。この事実が分かると、部分点をどう拾うかという戦い方に切り替えられます。甲種と乙種の違いまで整理しました。
感知器を設けなくてよい場所は限定列挙で、便所・浴室・脱衣室は根拠がそれぞれ違います。まとめて覚えると誤答を作る構造を条文の位置から整理し、配線の電線種別と共通線もあわせて条文単位で固める手順をまとめました。
自動火災報知設備のどの配線が耐火配線で、どこが耐熱配線で、どこは一般配線でよいのかを、消防法施行規則と消防庁告示の原文で確定させました。「感知器回線も耐熱」「耐火は600℃」といった広く出回っている誤りを、条・項・号を示して訂正します。
消防設備士
ビルメン4点 + ビル管