危険物の性質と消火
全54問
この科目の学習ポイントを読む
危険物の性質と消火は危険物取扱者 乙種第5類を構成する2科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全54問 (試験全体の約53%相当) を収録しています。本試験は合格率約63.8%・試験時間2時間・受験料5,300円の試験で、危険物の性質と消火は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは第5類危険物・消火方法・硝酸エステル類・自己反応性物質などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると危険物取扱者 乙種第5類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (危険物に関する法令) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級第5類危険物・自己反応性物質・共通性状
第5類危険物に共通する性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物(自己反応性物質)は、可燃性の固体又は液体であり、加熱・衝撃・摩擦によって分解が進み、発火や爆発を起こすおそれがある点に共通の特徴がある。「気体として存在し、空気より軽い」は状態が誤りであり、「酸化剤としてのみ作用する」は第5類自体が可燃性であることに反する。「水と激…
- Q2初級第5類危険物・分子内の酸素・自己燃焼性
第5類危険物の多くが分子内に酸素を含有することにより生じる性質に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第5類危険物は分子内に酸素を含有するものが多く、外部から酸素の供給を受けなくても燃焼を継続できる自己燃焼性の性質を持つ。この内部に酸素を持つ性質のため「窒息消火が最も効果的」とはならず、むしろ窒息消火剤の効果は乏しい。「燃焼に関与せず着色や着臭にのみ影響する」「かえって安定化し分…
- Q3初級第5類危険物・物理的性状・比重
第5類危険物の物理的性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物は可燃性の固体又は液体であり、比重が1より大きく水より重いものが多いという物理的性状を持つ。常温常圧で気体として存在するという記述や、常温で安定した気体であるという記述はいずれも第5類の状態に反する。また、比重が1未満で水に浮くという記述、固体として存在するものはない…
- Q4初級第5類危険物・燃焼速度・爆発的燃焼
第5類危険物の燃焼の特徴に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第5類危険物は燃焼速度がきわめて速く、爆発的に燃焼するものが多いことが特徴である。分子内に酸素を含むため、「空気を遮断すれば燃焼は完全に停止する」という記述は誤りであり、実際には酸素の外部供給を断っても燃焼が継続し得る。「燃焼速度は極めて遅い」「発熱量はごくわずか」も実際の激しい…
- Q5初級第5類危険物・加熱・衝撃
第5類危険物に共通する危険性に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第5類危険物は加熱、衝撃又は摩擦によって分解が進み、発火又は爆発を起こすおそれがある点が共通の危険性である。「分解が進むことはなく極めて安定」「発火の危険は皆無」はいずれもこの危険性に反する。また、貯蔵は冷暗所が基本であり「冷却するほど分解が進みやすく低温貯蔵を避けるべき」という…
- Q6初級第5類危険物・自然分解・長期貯蔵
第5類危険物の貯蔵中に生じる変化に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物の中には長期間の貯蔵中に自然に分解が進行し、発火に至るものがある。「貯蔵期間が長くなるほど分解は完全に止まる」はこの性質に反する誤りであり、「一定の温度以上でのみ分解が起こる」も常温での自然分解の可能性を否定する点で誤りである。分解の進行はしばしば発熱を伴うため「発熱…
- Q7中級第5類危険物・貯蔵・冷暗所
第5類危険物の貯蔵及び取扱いの方法に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物は火気及び加熱を避け、通風のよい冷暗所で衝撃や摩擦を加えないように貯蔵することが基本である。「直射日光の当たる乾燥した場所で密閉」「通風を遮断した密閉容器」はいずれも冷暗所・通風確保という要点に反する。「摩擦や衝撃には特に注意する必要はない」は加熱・衝撃・摩擦を避ける…
- Q8中級第5類危険物・酸化剤・隔離
第5類危険物を貯蔵する際の他の物質との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物は他の危険物、特に酸化剤とは接触しないよう隔離して貯蔵する必要がある。「酸化剤と接触しても反応性に変化はない」「可燃物と混在させても危険性は生じない」はいずれもこの隔離の必要性に反する誤りである。隔離は発火・爆発の危険を避けるために行うものであり「容器の腐食防止のみが…
- Q9中級第5類危険物・消火方法・冷却消火
第5類危険物の火災における消火方法に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物の火災には一般に大量の水による冷却消火が有効であり、泡消火剤が用いられることもある。第5類は分子内に酸素を含み自ら燃焼を継続し得るため、「二酸化炭素消火剤による窒息消火」「ハロゲン化物消火剤で酸素供給を断つ」「粉末消火剤による窒息効果」はいずれも効果が乏しく誤りである…
- Q10中級第5類危険物・窒息消火・自己燃焼性
第5類危険物に対して窒息消火の効果が乏しい理由に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物に窒息消火の効果が乏しいのは、物質自体が分子内に酸素を含有し、外部からの酸素供給を断っても燃焼を継続できるためである。「消火剤の温度が低すぎて分解を促進する」「燃焼熱が極めて低く自然に鎮火する」「電気を通しやすく消火剤が変質する」「窒息消火剤と反応して有毒ガスを発生す…
- Q11中級第5類危険物・火勢拡大・消火の困難性
第5類危険物の火災が拡大した場合の対応に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物は燃焼が急激で火勢が強まると消火がきわめて困難となるため、爆発に備えた退避も考慮する必要がある。「注水を続ければ短時間で完全に鎮火できる」「消火剤の量を増やせば確実に鎮圧できる」はいずれも火勢拡大時の困難さを軽視した誤った記述である。爆発的な燃焼は周囲へ大きな影響を及…
- Q12中級第5類危険物・有毒性・皮膚刺激
第5類危険物が人体に及ぼす影響及び取扱い上の保護に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 第5類危険物には有毒なものや皮膚を刺激するものがあり、取扱いの際は保護具を着用する必要がある。「いずれも無害であり素手で扱っても差し支えない」はこの有毒性・刺激性に反する誤りであり、「人体への影響は熱傷に限られる」も皮膚刺激や中毒のおそれを見落とした誤った記述である。保護具の着用…
- Q13上級自己反応性物質・酸素供給源・内部燃焼
危険物の類ごとの燃焼にかかわる酸素供給源の違いに着目した記述として、最も適切なものはどれか。
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解説: 第5類危険物(自己反応性物質)は分子内に酸素を含有するものが多く、外部からの酸素供給がなくても燃焼を継続できる点で、燃焼のために外部の空気中の酸素を必要とする一般の可燃性物質と異なる。「可燃性液体は分子内の酸素によって燃焼する」は一般の可燃性液体には当てはまらない誤りであり、「酸…
- Q14上級第5類危険物・貯蔵・冷却消火
第5類危険物の貯蔵・取扱い及び火災時対応に関する記述として、最も適切なものはどれか。
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解説: 第5類危険物は冷暗所に貯蔵しても長期間で自然に分解が進むことがあり、火災時は大量の水による冷却消火を基本とし、火勢拡大時は退避も考慮する必要がある。「温度や湿気の管理は不要」は分解しやすい物質ほど温湿度管理が重要である点に反し、「窒息消火剤を優先し注水は厳禁」も冷却消火が有効とい…
- Q15初級過酸化ベンゾイル・有機過酸化物・第5類危険物
過酸化ベンゾイルの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 過酸化ベンゾイルは白色の固体(結晶)で、強い酸化作用を持つ代表的な有機過酸化物である。加熱・衝撃・摩擦によって爆発的に分解する危険性を持つため、乾燥状態での取り扱いには注意が要る。「無色透明の油状液体」という記述はエチルメチルケトンパーオキサイドなど別の有機過酸化物の性状であり、…
- Q16初級過酸化ベンゾイル・有機過酸化物・貯蔵方法
過酸化ベンゾイルの貯蔵・取扱いに関する記述として、最も適切なものはどれか。
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解説: 過酸化ベンゾイルは乾燥した状態ほど危険性が高まる性質を持つため、貯蔵時には水や不活性溶媒で湿らせておくことが安全対策として重要である。乾燥剤で水分を除去したり、加熱源の近くに置いたりする行為はいずれも危険性を増大させる誤った取扱いである。摩擦や衝撃は分解を促進する要因であり、抑制…
- Q17中級過酸化ベンゾイル・有機過酸化物・爆発的分解
過酸化ベンゾイルが関係する火災や分解の特徴に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 過酸化ベンゾイルは加熱・衝撃・摩擦などの刺激によって爆発的に分解するおそれがある不安定な有機過酸化物であり、着火すると黒煙を上げながら燃焼する性質を持つ。常温付近であれば安全という記述や、市販品には危険がないという記述は、取扱い上の注意を怠らせる誤った理解である。水との接触が出火…
- Q18初級エチルメチルケトンパーオキサイド・MEKPO・有機過酸化物
エチルメチルケトンパーオキサイド(MEKPO)の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: エチルメチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は無色透明の油状液体であり、市販されている製品はフタル酸ジメチルなどの希釈剤で薄められた状態で流通している。固体である、気体であるといった記述や、加熱しても分解しない安定した物質であるという記述はいずれも実際の性状と異なる。有機溶剤に…
- Q19中級エチルメチルケトンパーオキサイド・MEKPO・通気性
エチルメチルケトンパーオキサイド(MEKPO)の容器及び貯蔵方法に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: エチルメチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は分解によってガスを発生する性質があるため、容器は密栓せず通気性のあるふたを用いて内圧の上昇を防ぐ必要がある。強固に密栓する行為はかえって内圧上昇による破裂の危険を高める。鉄さびや布との接触は分解を促進させる要因であり、抑制するという…
- Q20中級エチルメチルケトンパーオキサイド・MEKPO・鉄さび
エチルメチルケトンパーオキサイド(MEKPO)の取扱い上の注意に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: エチルメチルケトンパーオキサイド(MEKPO)は布や鉄さびなどと接触すると分解が促進されるおそれがあるため、取扱い時にはこれらとの接触を避ける必要がある。鉄くずが混入した容器の再利用や、繊維質のものとの長時間接触は分解を促進させる危険な行為であり、抑制につながるという記述は誤りで…
- Q21初級有機過酸化物・過酸化ベンゾイル・消火方法
過酸化ベンゾイルやエチルメチルケトンパーオキサイドなどの有機過酸化物の火災に対する消火方法に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 過酸化ベンゾイルやエチルメチルケトンパーオキサイドなどの有機過酸化物は分子内に酸素を含む自己反応性物質であるため、酸素の供給を断つ窒息消火の効果は期待できず、大量の水による冷却消火が有効である。二酸化炭素消火器や粉末消火器による窒息効果のみに頼る方法、乾燥した砂のみに限定する方法…
- Q22初級ニトログリセリン・硝酸エステル類・油状液体
ニトログリセリンの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ニトログリセリンは無色の油状液体で甘味を持ち、有毒性を有する物質である。加熱や衝撃によって猛烈に爆発する危険な性質を持つ。固体である、気体であるという記述はいずれも実際の性状と異なり、無味無臭で毒性がないという記述も誤りである。加熱しても分解や爆発を起こさない安定した物質という記…
- Q23中級ニトログリセリン・凍結・感度
ニトログリセリンの危険性に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ニトログリセリンは凍結すると液体の状態のときよりも危険性(感度)が増し、加熱や衝撃を受けると猛烈に爆発するおそれがある取扱いの難しい物質である。凍結によって安定化する、固化すると危険性が消失するという記述はいずれも実際とは逆であり、酸化されて無毒化するという記述も誤りである。加熱…
- Q24上級ニトログリセリン・ダイナマイト・珪藻土
ニトログリセリンの工業的な利用に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ニトログリセリンは珪藻土などの吸収剤に染み込ませることで取扱いやすくした爆薬がダイナマイトであり、ニトログリセリン自体がその主原料となっている。単体のまま液体状態で運搬・使用されるという記述は危険性を軽視した誤りであり、吸収剤に染み込ませても危険性が消失するわけではない。ニトロセ…
- Q25中級ニトロセルロース・硝化綿・硝酸エステル類
ニトロセルロースの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ニトロセルロースは綿状又は紙状の固体で、硝化綿とも呼ばれる硝酸エステル類の一種である。油状液体である、気体であるという記述はいずれも実際の性状と異なり、金属光沢を持つ無機化合物という記述も誤りである(ニトロセルロースは有機化合物である)。乾燥させることが物理的に不可能という記述も…
- Q26中級ニトロセルロース・打湿・自然発火
ニトロセルロースの貯蔵方法に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ニトロセルロースは乾燥すると自然発火の危険性が増す性質を持つため、貯蔵する際には水やアルコールで湿らせる打湿の状態を保つ必要がある。完全に乾燥させたり乾燥剤で湿気を除去したりする行為はいずれも危険性を高める誤った方法であり、直射日光の当たる場所での保管も分解や自然発火を招く要因と…
- Q27上級ニトロセルロース・硝化度・自然発火
ニトロセルロースの分解・発火に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ニトロセルロースは日光や加熱の影響を受けて分解が進行し、自然発火のおそれがある物質であり、含窒素量(硝化度)が高いものほど危険性が大きくなる性質を持つ。硝化度が危険性と無関係であるという記述は実際の性質と異なる。日光・加熱の影響を受けないという記述、発熱を伴わないという記述、燃え…
- Q28初級ピクリン酸・トリニトロフェノール・ニトロ化合物
ピクリン酸(トリニトロフェノール)の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ピクリン酸(トリニトロフェノール)は黄色の結晶で、苦味を持ち有毒性を有する物質である。無色透明の液体、無味無臭で水に溶けにくい白色粉末、常温で気体として存在するといった記述、また水と反応して可燃性ガスを発生させる自然発火性の物質であるとする記述はいずれも実際の性状とは異なり誤りで…
- Q29中級ピクリン酸・金属塩・爆発性
ピクリン酸と金属との反応に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ピクリン酸は鉄や銅などの金属と反応し、衝撃や摩擦に敏感な爆発性の金属塩(ピクリン酸塩)を生じる性質があるため、貯蔵容器には金属を避ける必要がある。不活性で反応しない、不燃性ガスのみを発生する、酸化被膜で腐食を防止する、水分があれば反応しないといった記述はいずれも実際の性質とは異な…
- Q30初級ピクリン酸・貯蔵方法・乾燥
ピクリン酸の貯蔵及び取扱いに関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ピクリン酸は乾燥した状態になるほど危険性が高まり、わずかな衝撃や摩擦でも爆発するおそれがあるため、貯蔵に当たっては水を含ませて湿った状態を保つことが基本とされる。完全に乾燥させて金属缶に密閉する、日光で乾燥状態を保つ、乾燥剤とともに密封する、衝撃・摩擦への注意が不要であるといった…
- Q31初級トリニトロトルエン・TNT・ニトロ化合物
トリニトロトルエン(TNT)の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: トリニトロトルエン(TNT)は淡黄色の結晶であり、日光や紫外線にさらされると徐々に茶褐色へと変色する性質を持つ。無色の油状液体である、水によく溶ける潮解性の粉末である、無臭の気体として存在する、常温で急速に昇華するといった記述はTNTの実際の性状とは異なり、いずれも誤りである。色…
- Q32中級トリニトロトルエン・TNT・ピクリン酸
トリニトロトルエン(TNT)とピクリン酸の性質を比較した記述として、正しいものはどれか。
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解説: トリニトロトルエン(TNT)はピクリン酸と異なり金属とほとんど反応しないため、金属との接触による爆発性塩の生成という点ではピクリン酸より安定性が高いとされる。ただし加熱・衝撃・摩擦により爆発する危険性自体はTNTにも存在し、取扱いに注意を要する点は共通する。金属との反応性が強い、…
- Q33初級トリニトロトルエン・TNT・爆薬
トリニトロトルエン(TNT)の用途及び形状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: トリニトロトルエン(TNT)は固体の結晶として存在し、爆薬として広く利用されるほか、他の爆薬成分と混合して成形爆薬として用いられることもある。液体燃料として内燃機関に使用される、水溶液として漂白・消毒に利用される、気体として冷媒や消火剤の原料になる、爆発性を持たない触媒であるとい…
- Q34中級ピクリン酸・トリニトロトルエン・自己反応性
ピクリン酸及びトリニトロトルエンに共通する危険性と消火方法に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ピクリン酸及びトリニトロトルエンはいずれも急激な加熱、衝撃、摩擦により爆発するおそれがある自己反応性の物質であり、分子内に酸素を含むため窒息消火の効果は薄く、大量の注水による冷却が最も有効な消火方法とされる。常温で安定し爆発しない、窒息消火が最適、酸素供給を断てば燃焼が止まる、乾…
- Q35中級ニトロソ化合物・ニトロソ基・爆発的分解
ニトロソ化合物の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ニトロソ化合物はニトロソ基を持つ自己反応性物質であり、加熱・衝撃・摩擦などの刺激により爆発的に分解するものがあるため、貯蔵・取扱いには十分な注意が必要とされる。酸素を含まないため爆発しない、水との接触で危険性を完全に失う、常に気体で特別な注意が不要、極めて安定で分解しにくいといっ…
- Q36初級アゾ化合物・アゾビスイソブチロニトリル・窒素ガス
アゾ化合物であるアゾビスイソブチロニトリルに関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: アゾビスイソブチロニトリルはアゾ化合物の一種であり、加熱すると窒素ガスを発生しながら分解する性質があるため、プラスチックやゴムの発泡剤原料として利用される。強い酸化力を持つ液体である、水と反応して酸素を発生する、不安定な気体である、単独で分解や発熱をしない触媒であるといった記述は…
- Q37上級ジアゾ化合物・ジアゾ基・不安定
ジアゾ化合物の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ジアゾ化合物は分子内に不安定なジアゾ基を持つ自己反応性物質であり、加熱、光、衝撃などのわずかな刺激によっても分解が進行しやすいため、乾燥状態での長期貯蔵や直射日光下での保管を避ける必要がある。構造が安定し危険性がない、常温ですべて気体である、強酸接触時のみ分解する、水溶液中で爆発…
- Q38中級硫酸ヒドラジン・ヒドラジン誘導体・白色結晶
硫酸ヒドラジンの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硫酸ヒドラジンはヒドラジンの誘導体であり、白色の結晶として存在し、還元性が強い性質を持つ物質である。無色の油状液体である、酸化力の強い酸化性物質である、常温で気体である、あらゆる薬品に対して不活性であるといった記述はいずれも実際の性状とは異なる。還元性の強さは酸化性物質との混触時…
- Q39上級硫酸ヒドラジン・アルカリ・ヒドラジン遊離
硫酸ヒドラジンとアルカリとの反応に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硫酸ヒドラジンは塩基であるアルカリと接触するとヒドラジンを遊離する性質があり、遊離したヒドラジンは毒性や可燃性を持つため、取扱い場所ではアルカリ性物質との混触を避ける必要がある。化学変化が起こらない、硫酸を遊離する、危険性が低下する、即座に固化して安定物質になるといった記述はいず…
- Q40中級硫酸ヒドラジン・加熱分解・有毒ガス
硫酸ヒドラジンの加熱時の挙動及び火災時の対応に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: 硫酸ヒドラジンは加熱すると分解して有毒なガスを発生するおそれがある物質であり、火災時には大量の水により冷却しながら消火し、発生するガスの吸引を避ける防護措置も必要となる。加熱しても分解しない、窒息消火のみが有効、不燃性の気体で火勢を弱める、発生ガスが無害であるといった記述はいずれ…
- Q41初級ヒドロキシルアミン・潮解性・還元性
ヒドロキシルアミンの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ヒドロキシルアミンは白色の結晶で、空気中の水分を吸収して溶ける潮解性を持ち、水にもよく溶ける物質である。常温で気体として存在するのではなく固体であり、酸化剤ではなくむしろ強い還元性を示す点が特徴である。潮解性を持つため、乾燥した環境でも安定して長期保存できるとする記述も性状に反し…
- Q42初級ヒドロキシルアミン・爆発的燃焼・還元性
ヒドロキシルアミンの危険性に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ヒドロキシルアミンは還元性が強く、裸火や高温体に接触すると爆発的に燃焼することがある取扱い上の危険性を持つ。酸化剤ではなく還元性を示す物質であり、蒸気は目や気道を強く刺激するため吸入には注意を要する。また水によく溶ける性質があり、加熱や火気との接触で分解・発火するおそれもあるため…
- Q43中級ヒドロキシルアミン・貯蔵・密栓
ヒドロキシルアミンの貯蔵・取扱いに関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ヒドロキシルアミンは裸火や高温体との接触で爆発的に燃焼するおそれがあるため火気を避け、潮解性により吸湿しやすいため密栓した容器に入れて冷暗所で貯蔵する必要がある。強い還元性を持つため酸化剤や可燃物との接触も避けるべきであり、引火性液体ではなく固体であるため換気だけで足りるものでも…
- Q44中級ヒドロキシルアミン塩類・硫酸ヒドロキシルアミン・酸性
ヒドロキシルアミン塩類(硫酸ヒドロキシルアミン等)の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硫酸ヒドロキシルアミンなどのヒドロキシルアミン塩類は白色の結晶で水によく溶け、その水溶液は強い酸性を示す。この酸性の水溶液は金属を腐食させるおそれがあるため、金属製容器での取扱いには注意が必要である。アルカリ性や中性を示すという記述は性状に反し、液体として存在し結晶化しないという…
- Q45中級ヒドロキシルアミン塩類・腐食性・ガラス製容器
ヒドロキシルアミン塩類の貯蔵容器の選定に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ヒドロキシルアミン塩類の水溶液は強い酸性を示し金属を腐食させるおそれがあるため、貯蔵にはガラス製容器などの耐酸性材質を用いる必要がある。鉄やアルミニウムなどの金属製容器にそのまま貯蔵する方法は腐食により容器が損傷する危険があり適さない。アルカリ性を示すという記述や、腐食性がなく容…
- Q46上級ヒドロキシルアミン塩類・加熱分解・有毒ガス
ヒドロキシルアミン塩類を加熱した場合の挙動に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ヒドロキシルアミン塩類は加熱すると分解し、有毒なガスを発生するおそれがあるため取扱いには換気や保護具の使用など十分な注意が必要である。分解せず昇華するだけという記述は誤りであり、発生するガスがすべて無害である、酸素を放出して消火を助けるという記述も事実に反する。分解に伴って発熱が…
- Q47初級アジ化ナトリウム・金属のアジ化物・板状結晶
アジ化ナトリウムの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: アジ化ナトリウムは無色から白色の板状結晶で、化合物自体は爆発性を持たない比較的安定した物質である。ただし加熱や他の化学物質との反応によって危険な性質を示すため取扱いには注意を要する。油状の液体や気体として存在する、強い引火性や酸化力を持つといった記述はいずれも性状に反し誤りである…
- Q48中級アジ化ナトリウム・加熱分解・金属ナトリウム
アジ化ナトリウムを加熱した場合に生じる現象に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: アジ化ナトリウムは加熱すると分解し、窒素ガスとともに金属ナトリウムを生じる性質を持つ。この金属ナトリウムは水と激しく反応するため、分解後の残留物の取扱いには特別な注意が必要となる。分解せず昇華するだけ、酸素や二酸化炭素と水のみを生じるといった記述、単に融解するだけで化学変化を起こ…
- Q49上級アジ化ナトリウム・注水厳禁・乾燥砂
アジ化ナトリウムが関与する火災の消火方法に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: アジ化ナトリウムは加熱により金属ナトリウムを生じるため、注水すると金属ナトリウムが水と反応して危険な状態となる。そのため注水による消火は避け、乾燥砂等を用いて消火する必要があり、これは第5類の一般的な消火法である注水冷却の例外にあたる。窒息効果をねらった二酸化炭素消火剤やハロゲン…
- Q50中級アジ化ナトリウム・アジ化水素酸・重金属
アジ化ナトリウムと酸または重金属との反応に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: アジ化ナトリウムは酸と反応すると有毒かつ爆発性を持つアジ化水素酸を生じる危険な性質がある。また銅や銀などの重金属と作用すると、衝撃などに対して極めて鋭敏な金属アジ化物をつくるため、取扱いにはこれらの物質との接触を避ける配慮が必要である。無害な塩を生じるのみ、重金属と反応しない、あ…
- Q51初級硝酸グアニジン・白色結晶・爆発
硝酸グアニジンの性状に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 硝酸グアニジンは白色の結晶で水に溶ける物質であるが、急激な加熱や衝撃を受けると爆発するおそれがあるため取扱いには注意を要する。淡黄色の粘性液体、揮発性の高い気化しやすい物質、水に溶けない物質であるという記述はいずれも性状に反する。また分解しない安定した酸化剤であるという記述も、加…
- Q52初級第5類危険物・注水冷却・泡消火剤
第5類危険物(自己反応性物質)の火災に対する消火方法として、最も基本的なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第5類危険物の多くは物質自体に酸素を含み自己燃焼性を持つため、窒息効果をねらった消火剤の効果は期待しにくく、大量の水による冷却消火が基本となり、泡消火剤も有効である。二酸化炭素消火剤、ハロゲン化物消火剤、粉末消火剤による窒息消火はいずれも第5類には適さず、消火剤を用いず放置すると…
- Q53中級第5類危険物・自己燃焼性・窒息消火
第5類危険物の火災に窒息消火が効果を発揮しにくい理由に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第5類危険物の多くは分子内に酸素を含み自己燃焼性を持つため、外部から酸素の供給を遮断する窒息消火剤を用いても燃焼が継続してしまい、十分な消火効果を得にくい。不燃性で燃焼が起こらない、気体として拡散するため酸素遮断が無意味という説明は前提が誤りであり、比重が小さく消火剤が届かない、…
- Q54中級第5類危険物・アジ化ナトリウム・注水厳禁
第5類危険物の消火に関する記述として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第5類危険物の多くは自ら酸素を供給して燃焼するため、二酸化炭素消火剤やハロゲン化物消火剤による窒息消火の効果は乏しく、大量注水による冷却消火や泡消火剤の使用が基本となる。もっとも、加熱により金属ナトリウムを生成するアジ化ナトリウムに限っては水との反応を避けるため注水を行わず、乾燥…
危険物の性質と消火の出題傾向 — 収録全54問の分析
ぴよパスに収録している危険物取扱者 乙種第5類「危険物の性質と消火」のオリジナル練習問題 全54問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級21問・中級25問・上級8問の全54問構成です。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 第5類危険物25問
- 消火方法6問
- 硝酸エステル類6問
- 自己反応性物質5問
- 有機過酸化物5問
つまずきやすいポイント (解説からの抜粋)
ニトロソ化合物はニトロソ基を持つ自己反応性物質であり、加熱・衝撃・摩擦などの刺激により爆発的に分解するものがあるため、貯蔵・取扱いには十分な注意が必要とされる。
→ Q35 ニトロソ化合物の性質に関する記述として、正しいものはどれか。 で確認するヒドロキシルアミン塩類は加熱すると分解し、有毒なガスを発生するおそれがあるため取扱いには換気や保護具の使用など十分な注意が必要である。
→ Q46 ヒドロキシルアミン塩類を加熱した場合の挙動に関する記述として、正しいものはどれか。 で確認する
危険物取扱者 乙種第5類の他のカテゴリ
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書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
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危険物の性質と消火 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 危険物取扱者 乙種第5類の危険物の性質と消火は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは危険物取扱者 乙種第5類の危険物の性質と消火に全54問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。102問ある危険物取扱者 乙種第5類全体のうち危険物の性質と消火は約53%を占める重要科目です。
- 危険物の性質と消火はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 危険物の性質と消火は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。危険物取扱者 乙種第5類は合計2科目 (危険物の性質と消火 / 危険物に関する法令) の構成なので、危険物の性質と消火単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 危険物取扱者 乙種第5類全体で危険物の性質と消火の出題比率はどのくらいですか?
- 危険物の性質と消火は危険物取扱者 乙種第5類の2科目のうちの1科目で、ぴよパスでの危険物の性質と消火の問題数は54問 / 全102問 ≈ 53%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、危険物の性質と消火を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約63.8%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 危険物の性質と消火で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 危険物取扱者 乙種第5類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、危険物の性質と消火で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間2時間の中で、ぴよパスの危険物の性質と消火練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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