危険物取扱者 乙種第5類 危険物の性質と消火 練習問題 第14問: 第5類の危険物の火災の特徴と、そのときの措置に関する記述として、誤っているものはどれか。
第5類の危険物の火災の特徴と、そのときの措置に関する記述として、誤っているものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 3. 水と反応して可燃性のガスを出すものが多いので、注水による消火は避ける
第5類の危険物の多くは、水と反応して可燃性のガスを出す性質のものではなく、火災には大量の水を用いて冷やして消火する。トリニトロトルエンやピクリン酸の国際化学物質安全性カード(ICSC)は火災に大量の水を使用するとしており、危険物の規制に関する政令別表第五でも、棒状の水や霧状の水を放射する消火器は第5類の危険物に適応するものとされている。
水と反応して可燃性のガスを出すものが多いので注水を避けるとする3は誤りで、これが正解である(水と接触して発火したり可燃性のガスを出したりするのは、第3類の禁水性物品の性状である)。ただし、アジ化ナトリウムのモデルSDSは、棒状放水を使ってはならない消火剤とし、水噴霧・泡消火剤・乾燥砂類を消火剤に挙げている(棒状の注水は避ける)。
1は正しい。第5類にはニトロ化合物や硝酸エステル類など分子に窒素を含むものが多く、燃焼すると窒素酸化物などの有毒なガスを生じるので、消火は風上から行う(ニトログリセリンのモデルSDS)。
2は正しい。爆発するおそれがあるので、離れた安全な場所から消火する(アジ化ナトリウムのモデルSDS・トリニトロトルエンのICSC)。
4は正しい。第5類には分子内に酸素を含むものが多く、外から空気を断っても燃焼が続くことがあるので、窒息による消火は効果が小さい(別表第五でも、二酸化炭素を放射する消火器は第5類の危険物に適応しない)。
5は正しい。火災の熱にさらされている容器は爆発のおそれがあるので、移動させない(過酸化ベンゾイル・アジ化ナトリウムのモデルSDS)。
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令 別表第五
関連キーワード: 第5類・消火・注水・窒素酸化物・窒息
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