危険物取扱者 乙種第5類 危険物の性質と消火 練習問題 第21問: 過酸化ベンゾイルやエチルメチルケトンパーオキサイドなどの有機過酸化物の火災の消火に関する記述として、正しいものはどれか。
過酸化ベンゾイルやエチルメチルケトンパーオキサイドなどの有機過酸化物の火災の消火に関する記述として、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
先に見ると、この問題は今回は育ちません。
正解: 1. 空気を断っても燃え続けるので、大量の水を用いて冷やして消火する
有機過酸化物は分子内に酸素を含み、分解が自己加速的に進むので、空気を断っても燃焼が続き、窒息による消火は効果が期待できない。大量の水を用いて冷やし、分解を抑えて消火する(1が正しい。過酸化ベンゾイルとエチルメチルケトンパーオキサイドのモデルSDSは、大火災には大量の水としている)。
2は誤り。水と反応するのは第1類のアルカリ金属の過酸化物(過酸化ナトリウムなど)の性質で、有機過酸化物は水と反応する物質ではなく、消火には水を用いる。
3は誤り。二酸化炭素で覆って空気を断っても、分子内の酸素によって燃焼が続くので、窒息による消火は効果が期待できない。
法令上も、二酸化炭素を放射する消火器は第5類の危険物に適応するものとされていない。
4は誤り。過酸化ベンゾイル(比重 約1.33)やエチルメチルケトンパーオキサイド(比重 約1.1〜1.17)は水より重く、水に浮いて燃え広がるものではない(水で冷やす方法そのものは使えるが、理由が誤っている)。
5は誤り。有機過酸化物は分解が自己加速的に進むので、燃焼の連鎖反応を断つだけでは消えず、大量の水で冷やして分解を抑える必要がある。
法令上も、ハロゲン化物を放射する消火器は第5類の危険物に適応するものとされていない。
根拠・参照資料: 危険物の規制に関する政令別表第五
関連キーワード: 有機過酸化物・過酸化ベンゾイル・消火方法・冷却消火・窒息消火
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