9品名を1つずつ覚えない
第5類(自己反応性物質)の品名は消防法別表第一に9つ挙がっています。ばらばらに暗記すると必ず取りこぼしますが、語尾で5グループに割ると一気に扱いやすくなります。
| グループ | 品名 | 覚え方の軸 |
|---|---|---|
| 過酸化物系 | 有機過酸化物 | 「有機」が付くのは第5類(無機過酸化物は第1類) |
| エステル系 | 硝酸エステル類 | 硝酸+エステル |
| ニトロ系 | ニトロ化合物、ニトロソ化合物 | ニトロ/ニトロソの2つで1セット |
| アゾ系 | アゾ化合物、ジアゾ化合物 | アゾ/ジアゾの2つで1セット |
| ヒドラ系 | ヒドラジンの誘導体、ヒドロキシルアミン、ヒドロキシルアミン塩類 | ヒドラ3兄弟 |
語呂にすると次の1行です。
有機(ゆうき)を硝酸(しょうさん)で、ニトロ2つ・アゾ2つ・ヒドラ3つ
「2つ・2つ・3つ」というリズムが残るので、試験中に指を折って数えられます。9品名のうち 2+2+3=7 が対で覚えられるのがこの類の楽なところです。
最重要は品名より「窒息が効かない」
免除受験なら出題は性質・消火の10問だけです。そのうち共通性質と消火法の比重が高いので、まずこの一文を固めてください。
分子の中に酸素を持っていて、外から酸素をもらわなくても自分で燃える。
ここから消火法が一意に決まります。
- 窒息消火は効かない — 二酸化炭素・ハロゲン化物・粉末はいずれも不適
- 大量の水で冷やす — 反応を止めるには温度を下げるしかない
語呂で固定するなら次が短くて残ります。
自分で酸素を持つから、フタをしても無駄。水で冷やす。
第1類・第6類が「自分は燃えないが他を燃やす」のと正反対である点も一緒に押さえると、他類と混ざりません。詳しい対比は全6類の性質・消火 早見表にまとめてあります。
代表物質は1品名につき1つだけ
選択肢の判別は代表物質を1つ紐づけておけば足ります。全部覚える必要はありません。
| 品名 | 代表物質 | ひっかけどころ |
|---|---|---|
| 有機過酸化物 | 過酸化ベンゾイル | 「無機過酸化物」は第1類。有機か無機かで類が変わる |
| 硝酸エステル類 | ニトログリセリン、ニトロセルロース | 名前に「ニトロ」が付くがニトロ化合物ではない |
| ニトロ化合物 | ピクリン酸、トリニトロトルエン | ピクリン酸は金属と反応して危険な塩をつくる |
| アゾ化合物 | アゾビスイソブチロニトリル | — |
| ヒドロキシルアミン | — | 塩類とセットで出る |
「ニトログリセリンはニトロ化合物ではなく硝酸エステル類」は毎回のように狙われる区別です。名前に引きずられないよう、ここだけは語呂ではなく理屈で覚えてください(硝酸とアルコールのエステルだから硝酸エステル類)。
覚える順序
- 「ニトロ2つ・アゾ2つ・ヒドラ3つ」で9品名の骨格を作る(10分)
- 「自分で酸素を持つ=窒息は無駄・水で冷やす」を書けるようにする(5分)
- 代表物質を1品名1つだけ紐づける(15分)
- 演習で抜けを探す
演習は乙5 練習問題 102問で、免除受験なら性質・消火のカテゴリだけを解けば範囲が揃います。本番の形式で通すなら模擬試験の科目免除モード(10問・35分)が同じ出題数・同じ制限時間です。
前日から当日朝までの詰め込み手順は乙5の一夜漬けに、他類とまとめて受けるなら乙種をまとめて受験する方法にまとめました。











