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重油は、日本産業規格によって1種(A重油)、2種(B重油)、3種(C重油)の3種類に大別される。この大別のおもな基準となる性状はどれか。
解説: 1が正しい。重油の種類は、50℃における動粘度によってA重油(1種)、B重油(2種)、C重油(3種)に大別される。規格の動粘度の上限は1種が20 mm2/s、2種が50 mm2/sで、3種はさらに動粘度で1号から3号に分けられる。2:密度は種類を分ける規格項目になっていない。3:…
関連キーワード: 重油・A重油・C重油・動粘度
ボイラー用の重油(A重油・B重油・C重油)の総発熱量は、質量1kg当たりおよそ何MJか。
解説: 重油の総発熱量は、質量1kg当たりおよそ42〜45MJで、石炭(灰分や水分の多いものではおよそ20〜30MJ)よりかなり大きい。重油は炭素と水素が主成分で、灰分や水分がほとんど含まれないので、発熱量が大きい。20〜25MJは灰分や水分の多い石炭に近い値、29〜33MJは良質の石炭…
関連キーワード: 重油・総発熱量・石炭・灰分・天然ガス
LPG(液化石油ガス)の主成分であるプロパンの性質を、都市ガスの主成分であるメタンと比べた次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 1が正しい。1 m3を完全燃焼させるのに理論上必要な空気量は、プロパンが約24 m3、メタンが約9.6 m3で、プロパンのほうが多い。2:プロパンのガス比重は約1.5で空気より重く、漏れると床面などの低い所にたまる。3:火源がなくても燃え始める最低の温度(着火温度)は、プロパンが…
関連キーワード: LPG・プロパン・メタン・理論空気量・着火温度
燃料の発熱量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ボイラーの熱効率計算には一般的に低発熱量(真発熱量・低位発熱量)を用いる。これは、ボイラーの実際の運転では排ガス中の水蒸気が凝縮されずに排出されるため、水蒸気の潜熱が回収されないことが多く、実用上の有効エネルギーとして低発熱量を基準とするのが合理的だからである(選択肢5が正しい)…
関連キーワード: 高発熱量・低発熱量・潜熱・熱効率・発熱量比較
ボイラーで燃料を燃え切らせるための条件と、不完全燃焼が起こる原因に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 5が正しい。バーナは燃焼室の形や大きさに合ったものを使う。合わないと火炎が炉壁に当たったり燃焼室の中で燃え切らなかったりして、バーナの焼損や不完全燃焼の原因となる。1:燃焼ガスが炉内にとどまる時間は、燃焼が完結するのに要する時間より長くとる必要がある。2:不完全燃焼では炭素の一部…
関連キーワード: 不完全燃焼・バーナ・燃焼室・二酸化炭素・空気比
日本産業規格の方法で重油の流動点を求めるときは、試料を冷却しながら一定の温度間隔ごとに試験管を傾けて、試料が動くかどうかを調べる。試料が動かなくなった温度と、流動点として記録する温度との関係として、正しいものはどれか。
解説: 5が正しい。流動点は、重油が流動できる最低の温度で、低温流動性(冬期の貯蔵や送油のしやすさ)の目安となる。日本産業規格の方法では、予熱した試料を冷却しながら2.5℃下がるごとに試験管を傾けて調べ、5秒間動かなくなったら、その一つ前の測定温度、つまり動かなくなった温度より2.5℃高…
関連キーワード: 流動点・重油・低温流動性
重油の品質を表す項目のうち、残留炭素分と灰分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 5が正しい。灰分は、重油を燃やしたあとに燃え残る無機物の量で、通常はおよそ0.00〜0.03質量%とわずかであり、A重油、B重油、C重油の順に多くなる。わずかでも伝熱面に沈積すると伝熱を悪くする。1:空気中で完全に燃焼させれば炭素は燃え尽き、残るのは無機物の灰分である。残留炭素分…
関連キーワード: 残留炭素分・灰分・重油・流動点
重油の引火点は、普通、およそどの範囲にあるか。
解説: 正解は5。引火点は、加熱した燃料に火源を近づけたとき、液面上の蒸気が瞬間的に燃え上がる最低の温度で、重油では普通およそ60〜150℃の範囲にある。1:250〜400℃は、火源がなくても燃え出す着火点(発火点)の目安であり、引火点よりずっと高い。2・3:150℃を超える範囲は、重油…
関連キーワード: 引火点・着火点・重油・火源
液化天然ガス(LNG)の性状に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: LNGを気化させた天然ガスの主成分はメタン(CH4)であり、分子量が約16と空気(平均分子量約29)より小さいため、気体状態では空気より軽い。そのため漏洩した場合は上方に拡散する性質がある(LPGとは逆の挙動)(選択肢4が正しい)。「LNGの主成分はプロパン(C3H8)であり、L…
関連キーワード: LNG・液化天然ガス・メタン・空気より軽い・沸点
都市ガス(13A)やLPGなどの気体燃料に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解説: 本問は誤っているものを選ぶ。4が誤り。13Aの1 m3(0℃、101.325 kPa)当たりの標準熱量は45 MJで、「13」は発熱量の値ではなく、都市ガスを燃焼性によって分けた区分を表す。1:13Aの代表的な組成はメタンが約9割で、エタン、プロパン、ブタンも含まれる。2:英字は…
関連キーワード: 都市ガス・13A・LPG・燃焼速度・発熱量
石炭の工業分析と元素分析に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 4が正しい。元素分析は、炭素、水素、硫黄、窒素を定量し、酸素はそれらの値をもとに算出する。1:工業分析は水分、灰分、揮発分を定量し、固定炭素は100からそれらの百分率の合計を差し引いて算出するもので、燃焼させて直接定量するのではない。2:揮発分は、空気との接触を絶って加熱したとき…
関連キーワード: 工業分析・元素分析・固定炭素・揮発分・灰分
燃料の燃焼に必要な理論酸素量、理論空気量及び空気比に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 3が正しい。C+O2→CO2では炭素12 kgに酸素22.4 m3(標準状態)が要るので炭素1 kg当たり約1.87 m3、H2+1/2O2→H2Oでは水素2 kgに酸素11.2 m3が要るので水素1 kg当たり約5.6 m3となり、水素は炭素のおよそ3倍の酸素を必要とする。1:…
関連キーワード: 理論酸素量・理論空気量・空気比
重油に含まれる水分が、重油の発熱量や燃焼、貯蔵に及ぼす影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 3が正しい。水分は燃えないので、まず水分の割合だけ燃える成分が薄まる。さらに真発熱量(低発熱量)は、燃料中の水分と燃焼で生じる水の蒸発潜熱を総発熱量から差し引いた値なので、水分を含む重油の真発熱量は、水分のない重油の真発熱量に水分以外の割合を掛けた値から、水分の蒸発潜熱の分だけさ…
関連キーワード: 水分・真発熱量・総発熱量・重油
重油に含まれる硫黄分が、燃焼やボイラーに及ぼす影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 3が正しい。硫黄が燃えて二酸化硫黄になるときの発熱量は硫黄1 kg当たり約9.3 MJで、炭素が二酸化炭素になるときの約32.8 MJよりずっと小さい。1:重油の硫黄分は、ボイラーの側で加熱して除くのではなく、製油所の重油脱硫装置で取り除いたり、硫黄分の少ない原油を使ったりして減…
関連キーワード: 硫黄分・重油脱硫・三酸化硫黄・発熱量・重油
燃料の発熱量と燃焼計算の基礎に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 燃料中の硫黄(S)は完全燃焼により二酸化硫黄(SO2:亜硫酸ガス)を生成する(反応式:S+O2→SO2)。SO2はさらに一部がSO3に酸化され、大気汚染(酸性雨)やボイラー低温腐食の原因となる(選択肢3が正しい)。「炭素の燃焼反応はC+O2→COであり生成物はCOのみ」は誤りで、…
関連キーワード: 硫黄燃焼・SO2・完全燃焼反応・発熱量・低発熱量
石炭の種類(無煙炭・瀝青炭・褐炭)や成分と、その燃え方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は3。石炭は石炭化が進むにつれて酸素と水素の割合が減り、炭素の割合が増えるので、揮発分は少なく、固定炭素は多くなる。1は誤りで、加熱されて先にガスとなり、長い炎を出して燃えるのは揮発分である。固定炭素は揮発分が出た後に残り、燠(おき)となって表面で燃える。2は誤りで、褐炭は石…
関連キーワード: 石炭化度・揮発分・固定炭素・褐炭・無煙炭
圧力噴霧式バーナー(プレッシャーアトマイジングバーナー)の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 圧力噴霧式バーナー(プレッシャーアトマイジング)は、重油をポンプで高圧(0.5〜4MPa程度)に加圧し、細いノズル孔から噴射して霧化する方式である。ノズル孔が細いため、粘度が高いままの燃料では孔が詰まりやすく、また霧化が粗くなって燃焼が悪化する(選択肢2が正しい)。「重油をスチー…
関連キーワード: 圧力噴霧式バーナー・ノズル・霧化・ターンダウン比・粘度
回転式(ロータリー)油バーナーの構造や使い方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 回転式油バーナーは、電動機で高速回転させた末広がりのカップの内面に油を送り、遠心力で薄い油膜に広げて縁から飛ばし、細かい粒にする。霧化はカップの回転によるので、圧力噴霧式のように油を高圧に加圧する必要がない(選択肢2が正しい)。カップの外面ではなく内面に油膜をつくる(選択肢3は誤…
関連キーワード: 回転式油バーナー・カップ・油膜・霧化・C重油
蒸気又は空気を霧化媒体とする高圧気流式油バーナーで、霧化に用いる蒸気又は空気の圧力として、一般的な範囲はどれか。
解説: 高圧気流式油バーナー(蒸気噴霧式・空気噴霧式)は、ボイラーの蒸気や圧縮機でつくった空気を、およそ0.2〜1MPa(約200〜1,000kPa)の圧力で噴き出させ、その勢いで油を微粒化する(選択肢2が正しい)。粘度の高い低質の重油も霧化しやすい。約4〜10kPaは、送風機の空気で霧…
関連キーワード: 高圧気流式油バーナー・霧化媒体・蒸気噴霧式・低圧気流式油バーナー
低圧気流式油バーナーに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 低圧気流式油バーナーは、送風機(ブロワー)で送るおよそ4〜10kPaの比較的低い圧力の空気で油を霧化するバーナーで、油は0.05MPa以下程度の低い圧力で供給する。霧化を空気の勢いで行うので油の噴き出す穴を大きくでき、詰まりが起こりにくく、粘度の高い油や不純物を含む油にも使いやす…
関連キーワード: 低圧気流式油バーナー・霧化用の空気・送風機・小容量
ボイラー用のガスバーナーの形式と構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ボイラー用のガスバーナーは、ガスの噴き出し方で形式が分かれる。リングタイプは、空気の流路を囲む環状の管の内側にあけた多数の孔から、空気流の外側より中心に向けてガスを噴射する(選択肢1が正しい)。センタータイプは、空気流の中心にあるノズルの先端からガスを放射状に広げて噴射する(選択…
関連キーワード: ガスバーナー・リングタイプ・センタータイプ・マルチスパッド・拡散燃焼方式
ボイラーの通風方式(自然通風・押込通風・誘引通風・平衡通風)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 平衡通風は、燃焼用空気を送り込むファンと、燃焼ガスを吸い出すファンの両方を運転して炉内の圧力を調節する方式なので、押込通風だけの場合より多くの動力を要する(選択肢5が正しい)。燃焼の調節は容易で、通風抵抗が大きいボイラーにも十分な通風力を与えられる(選択肢3は誤り)。誘引通風のフ…
関連キーワード: 平衡通風・誘引通風・押込通風・自然通風・所要動力
煙突による自然通風の理論通風力に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。ただし、排ガスと外気の組成の差は無視し、煙突内のガスの温度は一様とする。
解説: 理論通風力は、煙突内のガスと外気の密度の差に煙突の高さと重力加速度を掛けたもので、Z=(ρa−ρg)gHで表される。この式に煙突の断面積は含まれないので、断面積を大きくしても理論通風力は変わらない(選択肢5が正しい)。実際の通風力は、ガスの流れの摩擦の分だけ理論通風力より小さくな…
関連キーワード: 理論通風力・自然通風・煙突の高さ・断面積・密度の差
ボイラーの排ガスの成分を測る計器や分析の方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: オルザット分析計は、水酸化カリウム溶液でCO2、ピロガロール溶液でO2、塩化第一銅のアンモニア溶液でCOの順に吸収させ、体積の減少から濃度を求める(選択肢5が正しい)。酸素は磁界に引き寄せられる性質(常磁性)が窒素や二酸化炭素などより強く、磁気式酸素計はこれを利用するので、選択肢…
関連キーワード: オルザット分析計・磁気式酸素計・ジルコニア式酸素計・熱伝導率・CO2max
ボイラーの燃焼で生じる窒素酸化物(NOx)が生じる場所や条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 窒素酸化物(NOx)には、燃焼用空気中の窒素が高温の火炎の中で酸素と反応して生じるサーマルNOxと、燃料に含まれる窒素化合物から生じるフューエルNOxがある。都市ガスは窒素分が少ないが、燃焼用空気には窒素が含まれるので、サーマルNOxは生じる(選択肢4が正しい)。燃料の窒素分が多…
関連キーワード: 窒素酸化物・都市ガス・サーマルNOx・酸素濃度・局所的な高温部
ボイラーの燃焼で生じる窒素酸化物(NOx)を減らす燃焼方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は4。NOxは、燃焼温度が高く、燃焼域の酸素濃度が高く、高温域に燃焼ガスがとどまる時間が長いほど多く生じる。排ガス再循環法は、排ガスの一部を燃焼用空気に混ぜて炉内へ戻すことで、酸素濃度を下げ、火炎の温度も下げてNOxを減らす。1は誤り。水蒸気噴射法は、水蒸気が熱を吸収して火炎…
関連キーワード: 排ガス再循環法・二段燃焼法・水蒸気噴射法・火炎の温度・酸素濃度
重油を燃料とするボイラーのばいじん(すす)や硫黄酸化物(SOx)の発生と、その防止に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: C重油のように粘度の高い油は、油圧噴霧式より蒸気噴霧式のほうが噴霧の粒が細かくなるので、ばいじんの発生量が少ない(選択肢4が正しい)。高温のすすに水蒸気が触れると、すすは一酸化炭素と水素に変わって燃え尽きる(水性ガス反応)ので、水蒸気の吹込みはすすを減らす方法として使われる(選択…
関連キーワード: ばいじん・残留炭素分・蒸気噴霧式・水性ガス反応・排煙脱硫
ボイラーの空気比を管理するために測る排ガス中の酸素濃度と、乾き排ガス・湿り排ガスの扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 排ガス中のO2濃度は、水蒸気を除いた乾き排ガスを基準にすると、水蒸気を含む湿り排ガスを基準にした値より高くなる。空気比の管理に測定値を使うときは、どちらの基準かを確かめる必要がある(選択肢4が正しい)。天然ガスは主成分のメタンの水素の割合が重油より大きいので、燃えてできる水蒸気が…
関連キーワード: 空気比・乾き排ガス・湿り排ガス・水蒸気
油だきボイラーの熱損失の種類と、その大きさが変わる条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。燃えがらに残る未燃分による損失は、燃えがらに燃え残った炭素などが持つ熱の損失で、灰分がごく少ない重油では燃えがらがほとんど残らないので、この損失は小さい。1は誤りで、熱損失のうち一般に最も大きいのは、煙突から出る排ガスが持ち去る熱による損失である。2は誤りで、空気比…
関連キーワード: 熱損失・不完全燃焼ガス・未燃分・排ガス熱・空気予熱器
重油を燃料とする油だきボイラーで、燃焼用空気の量が適量に調節されているときの火炎と炉内の見え方として、最も適切なものはどれか。
解説: 油だきボイラーでは、燃焼ガスの分析計のほか、炎の色や形と炉内の見え方からも空気量の過不足を判断できる。空気量が適量のときは、炎は薄い橙色で、炉内の見通しがよい(選択肢3が正しい)。空気量が多すぎると、炎は短く輝白色になって炉内は明るく見えるが、余分な空気が排ガスとともに熱を持ち去…
関連キーワード: 火炎・空気量・輝炎・炉内の見通し
燃焼用空気を一次空気と二次空気に分けて送る場合の、空気の送り方と働きに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。回転式油バーナーは、回転するカップの内面に油膜をつくり、カップの縁から飛び出す油を、遠心力と、カップの周囲から噴き出す一次空気とによって微粒化する。1は誤りで、微粉炭バーナーでは微粉炭を一次空気と混ぜてバーナーへ送り、二次空気はバーナーの周囲から炉内へ吹き込む。2は…
関連キーワード: 一次空気・二次空気・微粉炭バーナー・火格子燃焼・理論空気量
ボイラーの燃焼で生じるばいじんの成り立ちと、その量を左右する条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。微粉炭バーナー燃焼では、細かく砕いた石炭を浮遊させて燃やすので、灰の大部分は飛散灰(フライアッシュ)として排ガスに乗って運ばれ、集じん装置が必要になる。1は誤りで、ばいじんはすすとダストの総称であり、燃料が熱分解して遊離した炭素が残ったものはすす、ダストは灰分を主体…
関連キーワード: ばいじん・ダスト・すす・飛散灰・通風
バーナーで燃焼させる重油の加熱と、温度による性状の変化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。C重油は、噴霧に適した粘度まで下げるために高い温度に加熱し、その温度が引火点を上回ることもあるので、加熱設備では保安上の注意が要る。1は誤りで、油加熱器は蒸気による間接加熱が一般的で、蒸気が使えない場合に電熱式を用いる。3は誤りで、加熱しすぎて管内で油が気化し気泡が…
関連キーワード: 重油・C重油・油加熱器・ベーパロック・密度
可燃性ガスの燃焼範囲(爆発範囲)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。ただし、数値は常温・大気圧の空気中における値とする。
解説: 正しいのは2。燃焼範囲は、空気との混合気に占める可燃性ガスの体積の割合(vol%)で表し、メタンはおよそ5.0〜15%、プロパンはおよそ2.1〜9.5%、ブタンはおよそ1.8〜8.4%である。ブタンの下限界(約1.8%)はプロパンの下限界(約2.1%)よりさらに低い。1は誤りで、…
関連キーワード: 燃焼範囲・爆発範囲・メタン・プロパン・ブタン
重油の燃焼計算に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。ただし、重油の元素組成を炭素(C)79%、水素(H)11%、硫黄(S)2%、酸素(O)3%、窒素(N)0.5%、水分0.5%、灰分4%(質量比)とし、理論空気量の計算には簡略式を使用するものとする。
解説: 「乾き排ガス」とは排ガスから水蒸気(H2O)を除いた成分のみを指す概念であり、その主な成分はCO2(炭素の燃焼生成物)・SO2(硫黄の燃焼生成物)・N2(空気中の窒素)・O2(過剰空気分)である。水蒸気(H2O)は水素の燃焼生成物および燃料中の水分の蒸発分として湿り排ガス中には大…
関連キーワード: 乾き排ガス・燃焼計算・理論酸素量・乾き排ガス成分・空気比
重油だきボイラーの燃焼に伴って起こる障害と、その原因に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。重油中のスラッジは、弁やろ過器、バーナーチップを詰まらせるほか、ポンプや流量計、バーナーチップを摩耗させる。1は誤りで、バーナーチップの周辺やバーナタイルへの炭化物の付着は、重油の残留炭素分が多く、燃焼の調子が悪いときに起こりやすい。3は誤りで、低温腐食の原因となる…
関連キーワード: スラッジ・バーナーチップ・残留炭素分・バナジウム・低温腐食
ボイラーで窒素酸化物(NOx)の排出を抑える方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。窒素酸化物は、燃焼温度が高いほど、酸素濃度が高いほど、また燃焼ガスが高温の燃焼域にとどまる時間が長いほど多く生じるので、高温域での滞留時間を短くすることは抑制の方法の一つである。1は誤りで、燃料中の窒素化合物から生じるフューエルNOxがあるので、窒素分の少ない燃料に…
関連キーワード: 窒素酸化物・排煙脱硝装置・フューエルNOx・空気比・排ガス
ばい煙に関する法令規制の概要に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 大気汚染防止法に基づくボイラー等からのNOx(窒素酸化物)排出規制は、施設の種類・燃料の種類(ガス・油・石炭等)・排出ガス量などの区分によって排出基準値が細かく定められており(同法施行規則・別表等)、規模が大きい施設ほど厳しい規制値が適用される場合がある。「ボイラーからのNOx排…
根拠・参照資料: 大気汚染防止法第2条第1項・第4項、第3条、第4条、大気汚染防止法施行令第1条
関連キーワード: 大気汚染防止法・ばい煙規制・NOx・SOx・排出基準
排ガスの熱を回収してボイラーの熱効率を高める節炭器(エコノマイザ)と空気予熱器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。空気予熱器で燃焼用空気を温めておくと、燃料中の水分の蒸発や着火が助けられるので、水分の多い低品位の燃料の燃焼に特に効果がある。2は誤りで、排ガスは一般に節炭器を通った後で空気予熱器を通るので、空気予熱器は節炭器より下流の低温側に置かれる。3は誤りで、節炭器は給水を、…
関連キーワード: 節炭器・空気予熱器・燃焼用空気・通風抵抗・排ガス
重油だきボイラーの燃焼を石炭だきと比べたときの特徴と、重油の加熱による燃焼の管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。重油は石炭より燃焼温度が高いので、重油だきでは炉壁を傷めたり、伝熱面に局部過熱を起こしたりすることがあり、注意が要る。4は誤りで、重油は石炭に比べて点火や消火の操作が簡単で、負荷の変動にも対応しやすい。2は誤りで、重油は石炭と違い、貯蔵中に自然発火や発熱量の低下を起…
関連キーワード: 重油・石炭・ばいじん・加熱温度・C重油
燃焼が起こり続けるための条件と、燃料の着火温度・引火点に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。引火点は、液体燃料の液面近くにできた蒸気の濃度が、空気との混合気の燃焼範囲の下限界に達するときの温度で、そこに炎を近づけると燃え出す。1は誤りで、液体燃料の蒸気に小さな炎を近づけて燃え出す最低の温度は引火点であり、着火温度(発火点)は、火を近づけなくても自ら燃え出す…
関連キーワード: 着火温度・引火点・燃焼範囲・下限界・燃焼室
燃料を燃焼室の中で完全燃焼させるための燃焼室の構造と、燃焼の温度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。燃焼室は、燃料と空気の混合が有効かつ速やかに行われる構造とし、両者の相対速度を適正にすれば、狭い燃焼室でも短時間で完全燃焼させることができる。1は誤りで、理論空気量を超えて送る空気が多いほど、燃焼に使われない空気を温めるのに熱が奪われ、燃焼温度は下がる。2は誤りで、…
関連キーワード: 燃焼室・燃焼温度・理論燃焼温度・理論空気量・相対速度
ガンタイプ油バーナーの構造と、その使われ方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。ガンタイプ油バーナーは、送風機と圧力噴霧式のバーナーを組み合わせて一体にした小形のバーナーである。燃焼量の調節範囲が狭いので、オンオフ動作による自動制御で運転されるものが多い。2は誤りで、ガンタイプ油バーナーは油に圧力をかけてノズルから噴き出させて霧化する。カップの…
関連キーワード: ガンタイプ油バーナー・圧力噴霧式・回転式バーナー・A重油・フレームロッド
一酸化炭素(CO)の性質と、ボイラーの燃焼で一酸化炭素が生じる条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。一酸化炭素は可燃性の気体で、空気中で燃える濃度の範囲(燃焼範囲)はおよそ12.5〜74%と、メタンのおよそ5〜15%より広い。1は誤りで、一酸化炭素の空気に対する比重はおよそ0.97で、空気よりわずかに軽く、ほぼ同じ重さである。2は誤りで、炭素1 kgが一酸化炭素に…
関連キーワード: 一酸化炭素・燃焼範囲・不完全燃焼・理論空気量・発火点
油バーナーやガスバーナーの燃焼を監視する火炎検出器、燃料遮断弁及び点火装置のしくみと用途に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。硫化鉛セルは、火炎のちらつきで電気抵抗が変わることを利用する火炎検出器で、火炎との間に光を吸収するものがあっても比較的安定して働き、蒸気噴霧式バーナーにも適する。1は誤りで、火炎検出器は、決められた条件に合う火炎だけを検出し、火炎に似た光(疑似火炎)や電気的な雑音を…
関連キーワード: 火炎検出器・硫化鉛セル・フレームロッド・燃料遮断弁・点火装置
石炭を燃やす火格子燃焼・微粉炭バーナー燃焼・流動層燃焼の各方式の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。微粉炭バーナー燃焼は、微粉炭を一次空気とともに炉内へ吹き込み、浮遊させながら燃やす方式で、燃焼の調節がしやすい反面、火格子燃焼に比べて大きな燃焼室を必要とする。1は誤りで、下込め燃焼は燃料と一次空気をともに火格子の下から送る方式で、もみ殻のような粒の小さい植物性の燃…
関連キーワード: 火格子燃焼・微粉炭バーナー燃焼・流動層燃焼・下込め燃焼・上込め燃焼
重油に加える添加剤の種類と、その働きに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。スラッジ分散剤は、貯蔵中に分かれて沈もうとするスラッジを溶解させたり、界面活性の作用で分散させたりして油中にとどめ、ストレーナやバーナーチップの詰まりを防ぐ。1は誤りで、燃焼促進剤は触媒作用によって燃焼を促し、ばいじんの発生を抑えるものである。粘度を下げて霧化をよく…
関連キーワード: スラッジ分散剤・燃焼促進剤・水分分離剤・低温腐食防止剤・理論空気量
重油燃焼ボイラーの燃料油タンク(貯蔵タンク・サービスタンク)とその付属品に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。貯蔵タンクの油取出し管は、タンクの底にたまる水分やスラッジを吸い込まないよう、底面から20〜30cmほど上方に取り付ける。2は誤りで、貯蔵タンクには一般に1週間から1か月分程度の使用量を貯えておく。3は誤りで、自動油面調節装置は、ボイラーへ燃料を送るサービスタンクに…
関連キーワード: 貯蔵タンク・サービスタンク・油取出し管・油送入管・自動油面調節装置
ボイラーの人工通風に用いられるファン(多翼形・後向き形・ラジアル形)の構造と特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。多翼形ファンは、前向きの羽根を羽根車の外周部に数多く並べたもので、小形・軽量で安価だが、効率が低く、大きな動力を必要とする。羽根の形がぜい弱で、高温・高圧には向かない。1は誤りで、後向き形ファンは効率がよく、高温・高圧・大容量のものに適する。2は誤りで、ラジアル形フ…
関連キーワード: 多翼形ファン・後向き形ファン・ラジアル形ファン・人工通風
油バーナーの着火と火炎の安定にかかわる装置(保炎器・バーナタイル・エアレジスタ)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。バーナーから噴霧された油は、バーナタイルや炉内からの放射熱で予熱されて気化し、着火温度に達すると火炎を形成する。速やかに着火させるために、燃焼室にはバーナタイルや着火アーチを設ける。1は誤りで、保炎器(スタビライザ)は燃焼用空気に旋回や渦を与えて燃料との初期の混合を…
関連キーワード: 保炎器・バーナタイル・エアレジスタ・放射熱・着火温度
油バーナーで重油を霧化(噴霧)するときの霧化の良否と、それに影響する条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。重油は加熱して粘度を下げてから噴霧するが、加熱温度が高すぎると、管やポンプの中で油が気化してベーパロックを起こし、噴霧にむらができて息づき燃焼となる。1は誤りで、霧化用蒸気にドレンが混じると霧化が悪くなり、振動燃焼などを起こす。2は誤りで、油の粒が大きいと、量に対す…
関連キーワード: 霧化・蒸気噴霧式バーナー・圧力噴霧式バーナー・ターンダウン比・ベーパロック
重油などの液体燃料の燃え方と、その燃焼の方式(液面燃焼・蒸発燃焼・噴霧燃焼)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。噴霧火炎では、バーナーに近く油の粒が多い部分は主に油滴の蒸発が行われる所で温度は低く、蒸発した燃料の蒸気が空気と混ざって燃える部分が最も高温になる。2は誤りで、液体燃料は液体のままで燃焼反応を起こすことはなく、液面燃焼でも、加熱されて液面から生じた油の蒸気が燃えてい…
関連キーワード: 液面燃焼・蒸発燃焼・噴霧燃焼・噴霧火炎・表面積
予混合燃焼方式のガスバーナーで起こる逆火に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。予混合燃焼のバーナーでは、混合気の燃焼速度が噴出速度より大きくなると、火炎が炎口からバーナー内部へ戻る逆火が起こる。一次空気の取入れ口(空気調節器)を開きすぎると、混合気の燃焼速度が大きくなって逆火が起こりやすくなる。1は誤りで、炎口が詰まると噴出速度はかえって大き…
関連キーワード: 逆火・予混合燃焼・燃焼速度・噴出速度・一次空気
ボイラーの通風力(ドラフト)と、それを測る通風計(U字管式・傾斜式)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。通風計は、炉壁や煙道に設けた測定口のガスや空気の圧力を大気圧と比べ、その差(通風力)を示す計器で、U字管式や傾斜式がある。2は誤りで、U字管式通風計は一方の端を測定口に、もう一方の端を大気に開いて、測定箇所の圧力と大気圧との差を両液面の高さの差として読む。3は誤りで…
関連キーワード: 通風計・通風力・U字管式通風計・傾斜式・大気圧
油だきボイラーの燃焼で生じるすす(未燃の炭素の微粒子)のでき方と、その量を左右する条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。すすの生じやすさは炭化水素の種類によって違い、芳香族炭化水素は、パラフィン系炭化水素よりすすを生じやすい。1は誤りで、無理だきは燃焼が追いつかずばいじんを増やす原因となる。3は誤りで、霧化が悪く油の粒が粗いと、燃え切らずに発煙やカーボンの付着が起こる。4は誤りで、残…
関連キーワード: すす・芳香族炭化水素・パラフィン系炭化水素・残留炭素分・無理だき
石炭をたく流動層燃焼方式の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。流動層燃焼では、多孔板の上にためた砂や石灰石などの粒子と砕いた石炭を、板の下から送り込む圧力の高い空気で吹き上げ、浮き動く状態にして燃やす。粒子を浮かせるだけの送風が要るので通風の損失がかさみ、燃え残りの細かな灰は気流に運ばれて炉の外へ出やすいので、集じんなどの手当…
関連キーワード: 流動層燃焼方式・多孔板・ばいじん・通風損失・伝熱面積
燃焼で生じる炎のうち、一般に輝炎(明るく輝く炎)になるものとして、正しいものはどれか。
解説: 輝炎は、燃焼中に燃料が分解してできた炭素の微粒子が高温で赤熱して光る炎で、放射熱が強い。重油は炭素の割合が大きく、噴霧燃焼では油滴のまわりで空気が不足しやすいので炭素が生じ、輝炎になる(3が正しい)。空気を十分に混ぜてから燃やした都市ガスの炎は、炭素の微粒子をほとんど含まない青色…
関連キーワード: 輝炎・不輝炎・炭素の微粒子・重油・噴霧燃焼
ボイラーの燃焼で生じる硫黄酸化物(SOx)の成り立ちと性質、及びその発生量や排出量を左右する条件に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。燃料中の硫黄は燃焼でほとんどが二酸化硫黄となり、その一部(数%程度)が三酸化硫黄となる。三酸化硫黄は燃焼ガス中の水分と結びついて硫酸となり、低温腐食の原因となる。2は誤りで、硫黄酸化物の発生量はほぼ燃料の硫黄分で決まり、空気比やバーナーの形式による違いは小さい。3は…
関連キーワード: 硫黄酸化物・二酸化硫黄・三酸化硫黄・硫黄分・煙突
燃焼室熱負荷(燃焼室熱発生率)と、燃焼室の大きさや燃焼温度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。燃焼室熱負荷は、単位時間に燃焼室の単位容積当たりで発生する熱量で、単位にはkW/m3が用いられる。同じ燃焼量(発生熱量)であれば、燃焼室熱負荷を小さくとるほど、燃焼室の容積は大きくなる。1は誤りで、燃焼室熱負荷は燃料1kg当たりではなく、単位時間当たりの発生熱量で表…
関連キーワード: 燃焼室熱負荷・燃焼室の容積・微粉炭バーナー・理論燃焼温度・燃焼温度
ボイラー用の気体燃料(都市ガス・LPG・副生ガスなど)の性質と、その燃焼の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。気体燃料は、液体燃料に比べて配管の口径が太くなり、配管費や制御機器費がかさむため、コストが割高になる。1は誤りで、同じ熱量を得るときの二酸化炭素の発生量は、気体燃料では液体燃料のおよそ75%、石炭のおよそ60%である。3は誤りで、気体燃料は硫黄をほとんど含まないので…
関連キーワード: 気体燃料・配管・LPG・低温腐食・二酸化炭素
ボイラーの燃焼で生じる硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)などの大気汚染物質の性質と、環境への影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。燃料を空気中で燃やしたときに生じる窒素酸化物は大部分(9割以上)が一酸化窒素で、二酸化窒素は少ない。一酸化窒素は大気中で酸化されて二酸化窒素に変わる。1は誤りで、光化学オキシダントは窒素酸化物と炭化水素が紫外線で光化学反応を起こして生じるもので、主な成分はオゾンであ…
関連キーワード: 酸性雨・光化学オキシダント・硫黄酸化物・窒素酸化物・二酸化窒素
ボイラーの人工通風の方式と、煙道で通風力を調節する装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。ダンパには、回転軸でダンパ板を回して開度を変える回転式と、ダンパ板を昇降させて開度を変える昇降式があり、回転式が広く一般に用いられ、昇降式は主にれんが積みの煙道などに用いられる。2は誤りで、ダンパは通風力の調整のほか、ガスの流れの遮断や、煙道にバイパスがある場合の流…
関連キーワード: 通風・誘引通風・押込通風・ダンパ・燃焼量
石炭などの固体燃料を火格子で燃やすときの、燃料の供給と一次空気の送り方及び機械だき火格子(ストーカ)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。上込め燃焼は、石炭を火格子の上から供給し、一次空気を火格子の下から燃料層を通して送る方式で、石炭の供給と一次空気の送入とは逆向きになる。1は誤りで、下込め燃焼は燃料を火格子の下から送り込み、一次空気も下から送るので、燃料の供給と一次空気の送入とが同じ向きになる。2は…
関連キーワード: 上込め燃焼・下込め燃焼・一次空気・火格子・ストーカ
重油をたくボイラーの節炭器や空気予熱器に起こる低温腐食と、その防止の方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。燃料の硫黄分から生じた硫酸の蒸気は、伝熱面の金属温度が燃焼ガスの露点を下回ると、そこで凝縮して金属を腐食させる。そこで節炭器では、給水の温度を高めて、伝熱面の金属温度が露点を超えるようにする。1は誤り。腐食が起こりやすいのは、ガスの温度が下がって伝熱面の温度も低い出…
関連キーワード: 低温腐食・節炭器・空気予熱器・露点・バナジウム
ボイラーの燃焼で出るばいじん(すす・ダスト)の発生を、燃料の選び方や燃焼のさせ方で少なくすることに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。ばいじんは、燃料が熱分解して残った遊離炭素であるすすと、灰分を主とするダストを合わせたもので、灰分の少ない燃料を使えばダストは少なくなる。1は誤りで、燃焼室の温度が低いと燃料が燃え切らずすすが残りやすいので、燃焼室の温度は高く保つ。3は誤りで、送る空気が理論空気量に…
関連キーワード: ばいじん・ダスト・灰分・理論空気量・燃焼室
ボイラーの燃料や燃焼方式による適正な空気比の違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。石炭を燃やす場合、火格子燃焼は燃料と空気との接触が微粉炭燃焼より悪く、多くの過剰空気を必要とするので、適正な空気比は微粉炭燃焼より大きい。1は誤りで、微粉炭は細かく粉砕して空気と混ぜて燃やすが、適正な空気比は液体燃料のバーナー燃焼よりやや大きい。2は誤りで、気体燃料…
関連キーワード: 空気比・火格子燃焼・微粉炭燃焼・液体燃料・気体燃料
重油の灰分に含まれるバナジウムによるボイラーの高温腐食と、その対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。重油の灰分に含まれるバナジウムやナトリウムは燃焼で酸化物となり、五酸化バナジウム(融点約690℃)やナトリウムとの化合物(融点約500℃)として過熱器や再熱器など高温の伝熱面に溶けて付着し、管の保護皮膜を壊して腐食させる。マグネシウム系の添加剤は、これらを融点の高い…
関連キーワード: バナジウム・高温腐食・過熱器・添加剤・融点
流動層燃焼で、層内に石灰石を送入して行う炉内脱硫のしくみに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。層内に送入した石灰石(炭酸カルシウム)は熱で分解して二酸化炭素を放出し、酸化カルシウムとなる。これが燃焼で生じた二酸化硫黄及び酸素と反応して固体の硫酸カルシウムとなり、硫黄分が炉内で固定される。1は誤りで、生成するのは亜硫酸カルシウムではなく硫酸カルシウムである。2…
関連キーワード: 流動層燃焼・炉内脱硫・石灰石・酸化カルシウム・硫酸カルシウム
天然ガスAはメタン93%、エタン3%、プロパン以上の炭化水素1%、天然ガスBはメタン78%、エタン10%、プロパン以上の炭化水素8%で、残りはいずれも窒素などである。天然ガスの湿性・乾性の区分に従ってA、Bを判定したものとして、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。天然ガスは、メタンのほかにエタンやプロパン以上の液化しやすい炭化水素を多く含む湿性ガスと、ほとんどがメタンで液化しやすい成分の少ない乾性ガスに大別され、湿性ガスからはガソリン分を採取できる。エタンとプロパン以上を合わせるとAは4%、Bは18%なので、Aは乾性ガス、B…
関連キーワード: 天然ガス・湿性ガス・乾性ガス・メタン・エタン
製鉄所や製油所で副生し、工場内でボイラーなどの燃料に用いられるガスの性状に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。石炭を蒸し焼きにする乾留で得られるコークス炉ガスは、可燃成分の半分以上を水素が占め、次いでメタンが多く、単位体積当たりの発熱量は高炉ガスや転炉ガスよりずっと大きい。1は誤りで、製油所で副生するガスは水素、メタン、エタンなどが主体で、発熱量は都市ガスと同程度以上あり、…
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石炭Aの固定炭素が60%、揮発分が20%、石炭Bの固定炭素が40%、揮発分が40%である。両者の燃料比と一般的な燃焼性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 石炭の燃料比は、工業分析で求めた固定炭素を揮発分で除して求める。石炭Aは60÷20=3、石炭Bは40÷40=1である。一般に燃料比が大きい石炭は固定炭素に対して揮発分が少なく、着火性・燃焼性が低下する傾向がある。したがって、燃料比が大きい石炭Aの方が着火しにくく燃えにくいとする選…
関連キーワード: 燃料比・固定炭素・揮発分・工業分析・着火性
ガスバーナーの火炎の浮き上がり(リフト)や吹消えなど、火炎の安定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。予混合式のバーナーでは、炎口から噴き出す混合気の速度と燃焼速度が釣り合うと火炎が安定する。噴き出す速度が燃焼速度を大きく上回ると、火炎が炎口から離れて浮き上がるリフトが起こり、さらに速度が増すと吹き消える。2は誤りで、噴き出す速度が燃焼速度を下回ると、火炎は炎口の内…
関連キーワード: ガスバーナー・リフト・燃焼速度・噴き出す速度・拡散燃焼方式
微粉炭バーナーで石炭を燃焼させる微粉炭燃焼の、設備や運転上の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。微粉炭燃焼は、ミルで粉砕した石炭を一次空気とともに微粉炭バーナーから炉内に吹き込み、浮遊させながら燃焼させる方式で、燃焼の調節はしやすいが、安定した燃焼を保てる最低の負荷(最低連続負荷)を小さくすることは難しい。1は誤りで、微粉炭燃焼はミルなどの設備が必要で、設備費…
関連キーワード: 微粉炭燃焼・微粉炭バーナー・最低連続負荷・火格子燃焼・混焼
蒸気や空気を霧化媒体として用いる二流体噴霧式の油バーナーに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。二流体噴霧式の油バーナーは、燃料の加圧に加えて、圧力をもつ空気や蒸気などの霧化媒体をノズルに導いて油を微粒化する。油と霧化媒体の混ぜ方には、バーナー先端の混合室などで混ぜてから噴き出す内部混合式と、噴出口の付近で混ぜる外部混合式とがある。1は誤りで、高圧の蒸気や空気…
関連キーワード: 二流体噴霧式・霧化媒体・内部混合式・外部混合式・圧力噴霧式
ボイラー用の石炭に含まれる灰分、湿分及び硫黄分と、それらが燃焼に及ぼす影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。石炭の表面に付いている水分を湿分といい、内部に吸着している水分と区別する。粒が細かいほど同じ質量当たりの表面積が大きくなるので、湿分は多くなる傾向がある。1は誤りで、灰分は燃えない成分で、多いほど燃える成分の割合が減り、石炭の発熱量は小さくなる。2は誤りで、石炭の灰…
関連キーワード: 石炭・灰分・湿分・硫黄分・クリンカ
ぴよパスでは二級ボイラー技士の問題を4カテゴリに分けています。燃料及び燃焼にはオリジナル予想問題を75問収録し、サイト内の二級ボイラー技士全300問の約25%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには重油・理論空気量・空気比・灰分などがあります。本試験の情報は合格率52.9%(令和7年度)・試験時間3時間・受験料8,800円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。75問のうち1問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、ボイラーの構造・ボイラーの取扱い・関係法令などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
ぴよパスに収録している二級ボイラー技士「燃料及び燃焼」のオリジナル練習問題 全75問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級26問・中級35問・上級14問の全75問構成です。うち1問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
「理論空気量(乾き空気)は理論酸素量を約5.56倍した値となる」は誤りで、乾き空気の酸素体積比率は約21vol%(0.21)であるから、理論空気量=理論酸素量÷0.21≒4.76倍となる(5.56倍は水素の理論酸素量係数…Q35 重油の燃焼計算に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。ただし、重油の元素組成を炭素(C… で確認する
3は誤りで、水素は燃焼速度が大きく消炎距離も小さいので、逆火に注意が必要である。Q53 予混合燃焼方式のガスバーナーで起こる逆火に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。 で確認する
編集部の評価 (解説・演習・法令) と対象読者を並べました。
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![]() #1 一発合格! これならわかる 2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集 第3版 Amazon評価(参考) 4.6 (30件) | ![]() #2 ユーキャンの2級ボイラー技士 過去問8回徹底解説 2026年版 | ![]() #3 これ1冊で合格! 2級ボイラー技士 令和8年版 図解テキスト&過去問6回 Amazon評価(参考) 4.4 (9件) | |
|---|---|---|---|
| 役割 | 初学者の最初の1冊 | 過去問演習で仕上げる1冊 | 短期合格・直前期の1冊 |
| 解説 | |||
| 演習 | |||
| 法令 | |||
| こんな人に | ボイラーに触れたことがない文系・初学者、ビルメン転職組、これから学習を始める受験者 | テキストを一周終え、本試験形式で実力を測りたい受験者、苦手分野を可視化したい中級者 | 学習期間1ヶ月以内の社会人、最短ルートで合格したい多忙な受験者、2冊目を買う余裕がない人 |
| Amazonで価格を見る | Amazon で見る | Amazon で見る |
清浦 昌之・ナツメ社
ボイラーは『燃焼』『構造』『取扱い』『法令』と4科目同時に学ぶ必要があり、理解の土台がないまま過去問だけ回しても本試験の応用問題で取りこぼす。本書を飛ばすと『なぜそうなるのか』が分からないまま暗記に走り、合格ラインギリギリで毎年再受験になるリスクが高い。著者は文部科学大臣優秀教職員表彰受賞の指導歴で、図解と確認問題のリズムが初学者の挫折を防ぐ。
ユーキャン2級ボイラー技士試験研究会・ユーキャン(自由国民社)
2級ボイラー技士は『類似問題が繰り返し出る』典型試験で、過去問8回を完答できるレベルに達しないと合格は危うい。テキスト1冊だけで挑むと『見たことのある問題なのに正答できない』本番事故が頻発する。別冊解答方式で本試験を時間管理しながら解ける本書を省くと、知識はあっても得点力に転換できない致命傷を負う。2024年12月発行で最新法改正に追随済み。
公論出版編集部・公論出版
受験申込から試験日まで30日切った段階で『どの本にするか迷う時間』そのものが命取り。本書は図解テキスト+〇×確認問題688問+過去問6回+購入特典の追加解説PDFを1冊2,310円で完結させ、書店比較10冊で1位選出の実績を持つ。これを選ばず複数冊を中途半端に手を出すと、どれも完走できないまま試験当日を迎える失敗パターンに陥る。令和8年版は最新出題傾向(R7.10公表問題)を反映。
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