二級ボイラー技士 燃料及び燃焼 練習問題 第28問: 空気比(過剰空気係数)と燃焼管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
空気比(過剰空気係数)と燃焼管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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正解: 4. 排ガス中のO2濃度を測定することで、空気比をほぼ把握することができる
空気比m=A/A0(A:実供給空気量、A0:理論空気量)は、排ガス中の酸素濃度(O2%)から計算によって求めることができる(おおよそm=21/(21−O2%)の簡略式が使われる)。排ガスのO2濃度計(ジルコニア式酸素計など)を設置することで空気比をリアルタイムに把握・管理できるため、「排ガス中のO2濃度を測定することで、空気比をほぼ把握することができる」は正しい。「空気比が大きい(過剰空気が多い)ほど熱効率は向上する」は誤りで、空気比が大きすぎると過剰な空気が高温の排ガスとともに排出されて乾き排ガス熱損失が増大するため熱効率は逆に低下する(適切な空気比は油焚きで1.1〜1.3程度)。「油焚きボイラーの適正空気比は通常0.5程度であり、空気が少ない状態が理想とされる」は誤りで、空気比0.5は酸素量が理論量の半分しかなく大量の不完全燃焼(CO・ばいじん)が生じる危険な状態であり、油焚きの一般的な適正空気比は1.1〜1.3程度である。「空気比が1を下回った場合でも排ガス中のO2は残存する」は誤りで、空気比1未満では理論空気量より少ない酸素しか供給されていないため、酸素は燃焼で消費しつくされて通常O2は残存せず、代わりに未燃のCO・煤などが増加する。「空気比を調節するために、ボイラーでは二次空気(二次風)を常にゼロにする運転が推奨される」は誤りで、二次空気を常にゼロにすると空気量が著しく不足して不完全燃焼が生じる。実際の運転では一次空気と二次空気を適切に配分して燃焼を調整する。
関連キーワード: 空気比・O2濃度・排ガス分析・熱効率・適正空気比
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