原価計算・CVP
全12問
この科目の学習ポイントを読む
原価計算・CVPは日商簿記2級を構成する5科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全12問 (試験全体の約16%相当) を収録しています。本試験は合格率約20〜30%・試験時間1時間30分・受験料5,500円の試験で、原価計算・CVPは合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは標準原価計算・CVP分析・直接原価計算・貢献利益率などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると日商簿記2級受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (商業簿記・仕訳・商業簿記・個別論点・決算・財務諸表) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1上級標準原価計算・直接材料費差異・価格差異
次の資料にもとづき、当月の直接材料費差異のうち価格差異と数量差異の組合せとして正しいものはどれか。有利差異・不利差異の別も答えること。 [標準] 標準単価 @200円/kg、製品1個あたり標準消費量 5kg [実績] 当月実際生産量 100個、実際材料消費量 520kg、実際単価 @190円/kg
答えと解説を先に見る
解説: 標準消費量 (許容標準) は実際生産量100個×標準5kg=500kgです。価格差異は単価の差から生じ、(標準単価@200円−実際単価@190円)×実際消費量520kg=+5,200円となり、標準より安く買えたため有利差異です。数量差異は消費量の差から生じ、(標準消費量500kg…
- Q2中級標準原価計算・直接労務費差異・賃率差異
次の資料にもとづき、当月の直接労務費差異のうち賃率差異と時間差異の組合せとして正しいものはどれか。有利差異・不利差異の別も答えること。 [標準] 標準賃率 @1,200円/時間、製品1個あたり標準直接作業時間 2時間 [実績] 当月実際生産量 200個、実際直接作業時間 420時間、実際賃率 @1,150円/時間
答えと解説を先に見る
解説: 標準直接作業時間 (許容標準) は実際生産量200個×標準2時間=400時間です。賃率差異は賃率の差から生じ、(標準賃率@1,200円−実際賃率@1,150円)×実際作業時間420時間=+21,000円となり、標準より低い賃率だったため有利差異です。時間差異は作業時間の差から生じ…
- Q3上級標準原価計算・製造間接費差異・予算差異
次の資料にもとづき、公式法変動予算による製造間接費差異を三分法で分析したときの予算差異・能率差異・操業度差異の組合せとして正しいものはどれか。なお、能率差異は変動費と固定費の両方から把握する方法による。すべて不利差異である。 [予算] 月間基準操業度 (正常直接作業時間) 1,000時間、変動費率 @400円/時間、固定費予算月額 600,000円 [実績] 当月の標準操業度 (実際生産量に対する標準直接作業時間) 900時間、実際直接作業時間 950時間、製造間接費実際発生額 995,000円
答えと解説を先に見る
解説: 固定費率は固定費予算600,000円÷基準操業度1,000時間=@600円/時間、予定配賦率は変動費率@400円+固定費率@600円=@1,000円/時間です。予算差異は、実際操業度における予算許容額と実際発生額の差で、(変動費率@400円×実際950時間+固定費600,000円…
- Q4中級標準原価計算・パーシャルプラン・シングルプラン
標準原価計算における仕掛品勘定の記帳方法のうち、パーシャル・プランに関する記述として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: パーシャル・プランは、仕掛品勘定の借方 (投入) に当月の実際製造費用を記入し、貸方 (産出) を標準原価で記入する方法です。その結果、借方と貸方の差額として原価差異が仕掛品勘定の中で自動的に把握されます。よって選択肢1が正解です。選択肢2は、仕掛品勘定の借方も標準原価で記入し、…
- Q5初級標準原価計算・標準原価カード・原価標準
次の標準原価カードにもとづき、当月完成品300個の標準原価として正しいものはどれか。 [製品1個あたり標準原価カード] 直接材料費 標準単価@500円/kg × 標準消費量4kg = 2,000円 直接労務費 標準賃率@1,000円/時間 × 標準作業時間1.5時間 = 1,500円 製造間接費 標準配賦率@800円/時間 × 標準作業時間1.5時間 = 1,200円
答えと解説を先に見る
解説: 製品1個あたりの標準原価は、直接材料費2,000円+直接労務費1,500円+製造間接費1,200円=4,700円です。当月完成品は300個なので、完成品の標準原価は4,700円×300個=1,410,000円となり、選択肢1が正解です。選択肢2の1,050,000円は、製造間接費…
- Q6中級直接原価計算・貢献利益・変動費
次の資料にもとづき、直接原価計算による当期の貢献利益と営業利益の組合せとして正しいものはどれか。 [資料] 販売単価 @2,000円、当期販売量 1,000個 変動製造原価 @800円/個、変動販売費 @200円/個 固定製造原価 400,000円、固定販売費及び一般管理費 300,000円 なお、期首・期末に製品および仕掛品の在庫はない。
答えと解説を先に見る
解説: 売上高は@2,000円×1,000個=2,000,000円です。直接原価計算では変動費を売上高から控除して貢献利益を求めます。変動費は変動製造原価@800円+変動販売費@200円=@1,000円/個、合計@1,000円×1,000個=1,000,000円です。よって貢献利益=2,…
- Q7上級直接原価計算・固定費調整・全部原価計算
当社は直接原価計算により損益計算を行っているが、外部報告用に全部原価計算の営業利益へ修正する固定費調整を行う。次の資料にもとづき、固定費調整後の全部原価計算による営業利益として正しいものはどれか。 [資料] 直接原価計算による営業利益 500,000円 製品に含まれる固定製造原価は当期・前期とも1個あたり600円で一定 期首製品在庫 100個、期末製品在庫 200個 (仕掛品はない)
答えと解説を先に見る
解説: 固定費調整は、全部原価計算営業利益=直接原価計算営業利益+(期末棚卸資産に含まれる固定製造原価−期首棚卸資産に含まれる固定製造原価) で行います。期末製品に含まれる固定製造原価は200個×@600円=120,000円、期首製品に含まれる固定製造原価は100個×@600円=60,0…
- Q8初級CVP分析・損益分岐点売上高・貢献利益率
次の資料にもとづき、CVP分析による損益分岐点売上高として正しいものはどれか。 [資料] 売上高 2,000,000円、変動費 1,200,000円、固定費 480,000円
答えと解説を先に見る
解説: 貢献利益は売上高2,000,000円−変動費1,200,000円=800,000円、貢献利益率は800,000円÷2,000,000円=0.4 (40%) です。損益分岐点売上高は営業利益がゼロになる売上高で、固定費÷貢献利益率=480,000円÷0.4=1,200,000円とな…
- Q9中級CVP分析・目標営業利益・必要売上高
次の資料にもとづき、目標営業利益200,000円を達成するために必要な売上高として正しいものはどれか。 [資料] 貢献利益率 40%、固定費 600,000円、目標営業利益 200,000円
答えと解説を先に見る
解説: 目標営業利益を達成する売上高は、(固定費+目標営業利益)÷貢献利益率で求めます。(600,000円+200,000円)÷0.4=800,000円÷0.4=2,000,000円となります。検算すると、売上高2,000,000円のときの貢献利益は2,000,000円×0.4=800,…
- Q10中級CVP分析・安全余裕率・経営レバレッジ係数
次の資料にもとづき、安全余裕率と経営レバレッジ係数の組合せとして正しいものはどれか。 [資料] 売上高 2,500,000円、変動費 1,500,000円、固定費 800,000円
答えと解説を先に見る
解説: 貢献利益は売上高2,500,000円−変動費1,500,000円=1,000,000円、貢献利益率は1,000,000円÷2,500,000円=0.4です。営業利益は貢献利益1,000,000円−固定費800,000円=200,000円。損益分岐点売上高は固定費800,000円÷…
- Q11中級標準原価計算・直接労務費差異・賃率差異
次の資料にもとづき、標準原価計算における直接労務費の賃率差異を求めなさい。 [標準] 製品1個あたりの標準直接作業時間 2時間、標準賃率 @1,200円 [実際] 当月完成品 500個 (月初・月末仕掛品なし)、実際直接作業時間 1,050時間、実際直接労務費 1,312,500円
答えと解説を先に見る
解説: 賃率差異は「実際直接作業時間 ×(標準賃率 − 実際賃率)」で計算します。まず実際賃率は、実際直接労務費 1,312,500円 ÷ 実際直接作業時間 1,050時間 = @1,250円です。したがって賃率差異 = 1,050時間 ×(1,200円 − 1,250円) = 1,05…
- Q12上級CVP分析・安全余裕率・損益分岐点売上高
次の資料にもとづき、当期の安全余裕率 (安全率) を求めなさい。 [当期実績] 売上高 5,000,000円、貢献利益率 40%、固定費 1,200,000円 (貢献利益率・固定費は損益分岐点分析上の年間ベースの値とする)
答えと解説を先に見る
解説: 安全余裕率は「(実際売上高 − 損益分岐点売上高) ÷ 実際売上高」で計算します。まず損益分岐点売上高は、固定費 ÷ 貢献利益率 = 1,200,000円 ÷ 0.4 = 3,000,000円です。よって安全余裕率 = (5,000,000円 − 3,000,000円) ÷ 5,…
原価計算・CVPの出題傾向 — 収録全12問の分析
ぴよパスに収録している日商簿記2級「原価計算・CVP」のオリジナル練習問題 全12問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級2問・中級6問・上級4問の全12問構成です。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 標準原価計算6問
- CVP分析4問
- 直接原価計算3問
- 貢献利益率3問
- 差異分析2問
つまずきやすいポイント (解説からの抜粋)
選択肢4の60,000円は、標準賃率×(標準作業時間−実際作業時間)=1,200円×(1,000時間−1,050時間)=△60,000円で求まる時間差異 (作業時間差異) の金額であり、賃率差異と混同した誤りです。
→ Q11 次の資料にもとづき、標準原価計算における直接労務費の賃率差異を求めなさい。 [標準] 製… で確認する選択肢2の60%は、損益分岐点売上高 ÷ 実際売上高 = 3,000,000 ÷ 5,000,000 で求まる損益分岐点比率であり、安全余裕率 (=1 − 損益分岐点比率) と混同した誤りです。
→ Q12 次の資料にもとづき、当期の安全余裕率 (安全率) を求めなさい。 [当期実績] 売上高 … で確認する
日商簿記2級の他のカテゴリ
編集部が選んだ「合格に直結する 3 冊」 PR
Amazon 評価とネット評判を徹底監査して 3 冊に絞りました。あなたの学習段階に合う 1 冊からどうぞ。
- 3級から継続できる商業簿記の主軸テキスト 4.6 (47件)2026年度版 スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記滝澤 ななみ・TAC出版
簿記2級は配点60点の商業簿記が合否の主戦場。本書はテキストと問題集が一体型で、3級で人気の滝澤ななみ式の解説をそのまま2級へ継続できる。連結会計・税効果会計・外貨建取引といった2級の新論点を、図解とストーリーで噛み砕いてから例題→問題で定着させる構成。模擬試験プログラムと仕訳Webアプリが付き、ネット試験(CBT)・統一試験の両方に対応。3級をスッキリわかるで終えた人が、解説トーンを変えずに最短で2級の商業簿記へ進める点が最大の利点。
こんな人に: 3級をスッキリわかるで合格し、同じ著者・同じ解説スタイルで2級の商業簿記に進みたい人。連結・税効果など2級の新論点を図解とストーリーで理解したい人。CBTと統一試験のどちらも1冊で対策したい人。
解説◎演習◎法令—Amazonで価格を見る - 合否を分ける工業簿記の独立対策2026年度版 スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記滝澤 ななみ・TAC出版
工業簿記(配点40点)は2級で初めて登場する独立分野で、ここを苦手にして不合格になる受験者が多い。本書は商業簿記とは思考法が異なる原価計算(個別・総合・標準・直接)を、図解とストーリーで体系立てて導入する。Rank 1の商業簿記と同じスッキリわかるシリーズなので、解説トーンや記号が統一され、商簿と工簿を行き来しても混乱しない。テキスト+問題集一体型で模擬試験プログラム付き、CBT・統一試験 両対応。工簿を得点源にできると合格が一気に近づく。
こんな人に: 工業簿記が2級で初めてで、原価計算の考え方にゼロから慣れたい人。商業簿記と同じシリーズで揃えて解説スタイルを統一したい人。工簿を得点源にして合格を確実にしたい人。
解説◎演習○法令—Amazonで見る - テキスト完走後の本試験形式・直前演習2026年度版 スッキリうかる 日商簿記2級 本試験予想問題集滝澤ななみ監修, TAC出版開発グループ・TAC出版
テキストで全範囲を一周しても、本試験(90分)の時間配分と工業簿記の解答スピードは演習でしか身につかない。本書はテキスト完走後に挟む直前演習用の予想問題集。Rank 1/2と同じ滝澤ななみ監修で用語・解法手順が一致するため、間違えた論点をスッキリわかるへ即座に戻して復習できる。ネット試験プログラムと答案用紙ダウンロードサービス付きで、統一試験・CBTの両形式を予行演習できる。受験2〜3週間前に演習量を一気に積みたい人に。
こんな人に: Rank 1/2のテキストを一周し、本試験形式(90分)の時間配分に慣れたい人。CBTと統一試験の両方を予行したい人。直前期(2〜3週間前)に予想模試で仕上げたい人。
解説○演習◎法令—Amazonで見る
書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
※ 編集部が 2026-06-15 に Amazon.co.jp + コミュニティ評判サイトを cross-check して選定
※ 本セクションは Amazon アソシエイト・プログラムに基づく紹介リンクを含みます。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトは Amazon.co.jp から紹介料を受け取ります。価格・在庫状況は変動するため、最新情報は Amazon.co.jp のページでご確認ください。
原価計算・CVP — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 日商簿記2級の原価計算・CVPは何問用意されていますか?
- ぴよパスでは日商簿記2級の原価計算・CVPに全12問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。75問ある日商簿記2級全体のうち原価計算・CVPは約16%を占める重要科目です。
- 原価計算・CVPはどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 原価計算・CVPは問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。日商簿記2級は合計5科目 (原価計算・CVP / 商業簿記・仕訳・商業簿記・個別論点・決算・財務諸表・工業簿記) の構成なので、原価計算・CVP単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 日商簿記2級全体で原価計算・CVPの出題比率はどのくらいですか?
- 原価計算・CVPは日商簿記2級の5科目のうちの1科目で、ぴよパスでの原価計算・CVPの問題数は12問 / 全75問 ≈ 16%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、原価計算・CVPを捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約20〜30%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 原価計算・CVPで合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 日商簿記2級は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、原価計算・CVPで極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間1時間30分の中で、ぴよパスの原価計算・CVP練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。


