日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第62問: 当社は製品Vを1種類だけ製造販売している。次期の目標として、貢献利益7,000,000円の獲得を掲げている。次の資料にもとづき、この目標を達成するために必要な販
当社は製品Vを1種類だけ製造販売している。次期の目標として、貢献利益7,000,000円の獲得を掲げている。次の資料にもとづき、この目標を達成するために必要な販売量と、そのときの営業利益の組合せとして正しいものはどれか。 [資料] ・販売単価 @6,000円 ・変動製造原価 @3,300円/個、変動販売費 @700円/個 ・固定製造原価 2,800,000円、固定販売費及び一般管理費 1,400,000円 ・期首・期末に製品および仕掛品の在庫はない
解答と解説を先に見る
正解: 3. 必要販売量 3,500個・営業利益 2,800,000円
貢献利益は「売上高 − 変動費」であり、固定費を控除する前の段階の利益です。したがって目標貢献利益額から必要販売量を求めるときは、固定費を加算してはいけません。 (1) 製品1個あたり変動費: @3,300円+@700円=@4,000円 (2) 製品1個あたり貢献利益: @6,000円−@4,000円=@2,000円 (3) 必要販売量: 目標貢献利益7,000,000円 ÷ @2,000円 = 3,500個 (4) そのときの営業利益: 貢献利益7,000,000円 − 固定費 (2,800,000円+1,400,000円=4,200,000円) = 2,800,000円 よって選択肢3が正解です。検算すると売上高は3,500個×@6,000円=21,000,000円、変動費は3,500個×@4,000円=14,000,000円で貢献利益は7,000,000円となり、目標と一致します。 選択肢2は目標貢献利益に固定費を加えて (7,000,000円+4,200,000円)÷@2,000円=5,600個としたものです。これは「目標営業利益7,000,000円」を達成するための販売量であり、本問が問う目標貢献利益の場合は固定費を加算しません。 選択肢1は目標貢献利益から固定費を差し引いて (7,000,000円−4,200,000円)÷@2,000円=1,400個としたものです。この販売量では貢献利益が1,400個×@2,000円=2,800,000円にとどまり固定費4,200,000円を回収できず、1,400,000円の営業損失となります。 選択肢4は必要販売量は正しいものの、貢献利益と営業利益を混同しています。貢献利益7,000,000円から固定費4,200,000円を控除した2,800,000円が営業利益です。
関連キーワード: CVP分析・目標貢献利益・必要販売量・単位あたり貢献利益・直接原価計算
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