日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第48問: 当社は製品Zを1種類だけ製造販売しており、製品1個あたりの貢献利益は@600円、固定費は年間1,500,000円である。当期の販売量は2,000個であった。当期
当社は製品Zを1種類だけ製造販売しており、製品1個あたりの貢献利益は@600円、固定費は年間1,500,000円である。当期の販売量は2,000個であった。当期の営業利益の金額と、貢献利益に関する説明の組合せとして正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 4. 営業損失 300,000円 ・ 貢献利益が固定費を回収しきれていないため損失となっており、あと500個多く販売すれば損益が均衡する。
直接原価計算では、貢献利益 (売上高−変動費) がまず固定費の回収に充てられ、回収しきれた残りが営業利益になります。当期の貢献利益は@600円×2,000個=1,200,000円、固定費は1,500,000円なので、営業利益=1,200,000円−1,500,000円=△300,000円 (営業損失300,000円) です。損益が均衡する販売量 (損益分岐点販売量) は1,500,000円÷@600円=2,500個なので、当期の2,000個からあと500個多く販売すれば貢献利益が1,500,000円となり固定費を全額回収できます。よって選択肢4が正解です (追加500個×@600円=300,000円が損失額と一致します)。 選択肢2は誤りで、貢献利益は1,200,000円のプラスです。1個あたり貢献利益がプラスである限り、販売量を増やすほど固定費の回収が進み損失は縮小します。損失の原因は貢献利益の総額が固定費に届いていないことです。 選択肢3は誤りで、1,200,000円は貢献利益であって固定費控除前の金額です。貢献利益から固定費1,500,000円を差し引かなければ営業利益にはなりません。 選択肢1は誤りで、必要な固定費の削減額は総額で300,000円です。1個あたり600円という表現は貢献利益単価と取り違えたもので、固定費は販売量に比例して発生する原価ではないため1個あたりで削減額を考えるのは適切ではありません。
関連キーワード: 直接原価計算・貢献利益・固定費の回収・営業利益・損益分岐点販売量
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