日商簿記2級 原価計算・CVP 練習問題 第13問: 次の資料は、当社の直近4か月間の直接作業時間と製造間接費の実績である。高低点法によって製造間接費を変動費と固定費に分解したときの、変動費率と月間固定費の組合せと
次の資料は、当社の直近4か月間の直接作業時間と製造間接費の実績である。高低点法によって製造間接費を変動費と固定費に分解したときの、変動費率と月間固定費の組合せとして正しいものはどれか。なお、いずれの月も正常操業圏内である。 [資料] ・4月 直接作業時間 1,000時間 製造間接費 800,000円 ・5月 直接作業時間 1,400時間 製造間接費 880,000円 ・6月 直接作業時間 800時間 製造間接費 720,000円 ・7月 直接作業時間 1,600時間 製造間接費 960,000円
解答と解説を先に見る
正解: 1. 変動費率 @300円/時間・月間固定費 480,000円
高低点法では、最高操業度の月と最低操業度の月の2点だけを使って原価を分解します。最高操業度は7月の1,600時間(960,000円)、最低操業度は6月の800時間(720,000円)です。変動費率=(最高点の原価−最低点の原価)÷(最高点の操業度−最低点の操業度)=(960,000円−720,000円)÷(1,600時間−800時間)=240,000円÷800時間=@300円/時間となります。固定費は、いずれかの点の総原価から変動費を差し引いて求めます。最高点で計算すると960,000円−@300円×1,600時間=960,000円−480,000円=480,000円です。最低点で検算しても720,000円−@300円×800時間=720,000円−240,000円=480,000円で一致します。よって選択肢1が正解です。 選択肢2は、原価の差額240,000円を操業度の差額800時間ではなく最高操業度1,600時間で割ってしまった誤り(240,000÷1,600=@150円)で、そこから求めた固定費600,000円も誤りです。 選択肢3は、最高点の総原価960,000円を最高操業度1,600時間で割った平均原価@600円を変動費率と誤認し、固定費をゼロとしたものです。この平均原価には固定費が含まれているため変動費率にはなりません。 選択肢4は、変動費率は正しいものの、最低点の変動費@300円×800時間=240,000円を固定費と取り違えた誤りです。
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