ボイラーの構造
全 345 問・解説・間違えた問題の解き直しは登録不要・無料。模試・「今日の復習」などは Premium (月480円)全 345 問に加えて、「今日の復習」・本番形式の模試・記録の全科目の正答率・広告非表示をご利用中です
- 正解済みまだ正解していませんQ1初級
自然循環式水管ボイラーにおけるボイラー水の循環に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 蒸気の比体積が大きい低圧のボイラーでは、循環比を大きめにとり、管内を蒸気が占める割合を抑える。
解説: 自然循環式では、降水管の中の水と上昇管の中の気水混合物との密度の差で循環力が生じます。圧力の低いボイラーでは1kg当たりの蒸気の体積が大きく、同じ蒸発量でも管内を蒸気が多く占めるので、循環比(循環水量÷蒸発量)を大きめにとって蒸気の割合を抑え、管を十分に冷やします(3が正しい)。…
関連キーワード: 自然循環式・降水管・気水混合物・循環比・循環力
- 正解済みまだ正解していませんQ2初級
炉筒煙管ボイラーの構造と特徴に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 4. 水管ボイラーに比べ、給水とボイラー水の水質の管理を、より厳しく行わなければならない形式である。
解説: 炉筒煙管ボイラーは、胴の中に燃焼室となる炉筒と多数の煙管を納めた丸ボイラーで、水管ボイラーや貫流ボイラーと比べると水質の管理は易しい部類に入る。細い管の中で水を蒸発させる水管ボイラーのほうが、スケールや腐食の害を受けやすく、厳しい水管理を要する。よって4が誤り。炉筒内の火炎で生じ…
関連キーワード: 炉筒煙管ボイラー・炉筒・煙管・保有水量・水管ボイラー
- 正解済みまだ正解していませんQ3初級
臨界圧力より低い圧力の範囲で、圧力を変えたときの飽和水及び飽和蒸気の性質の変化に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 圧力の高い飽和水ほど、飽和温度が高く熱で膨張しているので密度が小さい。
解説: 飽和水は、圧力が高いほど飽和温度が高く、温度上昇による膨張の影響が圧縮の影響より大きいので、比体積が大きく密度は小さい。蒸気表(絶対圧力)では、飽和水の密度は0.1MPaで約959kg/m³、1MPaで約887kg/m³、10MPaで約688kg/m³であり、3が正しく2は誤り。…
関連キーワード: 飽和水・飽和温度・乾き飽和蒸気・比体積・比エンタルピー
- 正解済みまだ正解していませんQ4初級
高温の物体から低温の物体へ放射(ふく射)によって伝わる熱量について、正しいものはどれか。ただし、両物体の放射率、形状及び位置関係は変わらないものとする。
正解: 4. 両物体の絶対温度の4乗の差に比例する。
解説: 物体が放射によって出すエネルギーは、ステファン=ボルツマンの法則により絶対温度の4乗に比例する。高温の物体と低温の物体の間で放射によって正味に伝わる熱量は、放射率や形状などの条件が同じなら、両物体の絶対温度の4乗の差に比例するので、選択肢4が正しい。摂氏温度の差に比例する(選択肢…
関連キーワード: 放射・ふく射・絶対温度・ステファン=ボルツマンの法則
- 正解済みまだ正解していませんQ5初級
ボイラーの過熱器の働きに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 過熱器では、ボイラー本体で発生した飽和蒸気を、圧力をほぼ保ったまま飽和温度より高い温度に加熱する。
解説: 過熱器は、ボイラー本体で発生した飽和蒸気を燃焼ガスの熱でさらに加熱し、圧力はほぼそのまま(管内の流れの抵抗でわずかに下がる)で、その圧力の飽和温度より高い温度の過熱蒸気にする装置で、選択肢2が正しい。過熱器は蒸気の圧力を高める装置ではなく、燃焼ガスの熱で温度を上げるものである(選…
関連キーワード: 過熱器・飽和蒸気・再熱器・気水分離器・過熱低減器
- 正解済みまだ正解していませんQ6初級
ボイラーに備えるばね安全弁と逃がし弁の構造及び作動の違いに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 逃がし弁は、圧力が設定値を超えた分に応じて弁体が少しずつ開き、膨張した分の水を逃がす。
解説: 温水ボイラーなどの水を逃がす逃がし弁は、水がほとんど圧縮されないので、圧力が設定値を超えた分に応じて弁体が少しずつ開き、膨張した分の水を逃がします(3が正しい)。一気に大きく持ち上がって多量に吹き出すのは、蒸気ボイラーのばね安全弁の作動です(2)。ばね安全弁では、弁体がわずかに浮…
関連キーワード: 安全弁・逃がし弁・吹止まり圧力・弁体・過熱器
- 正解済みまだ正解していませんQ7初級
ガラス水面計に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 4. 二色式水面計では、蒸気部分が緑色、水部分が赤色に見える。
解説: 二色式水面計では、光の屈折率の差を利用して、水部分が緑色に、蒸気部分が赤色に見えるようになっています。選択肢4は色の表示が逆であるため誤りです。ガラス水面計はボイラードラム内の水位を直接目視で確認する最も基本的な水面測定装置であり、上部の蒸気コック、下部の水コック、ドレンコックが…
関連キーワード: ガラス水面計・二色式・水位確認・蒸気コック・水コック
- 正解済みまだ正解していませんQ8初級
ボイラーの給水に用いる遠心ポンプ及び円周流ポンプの構造と、水に圧力を与えるしくみに関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 2. ディフューザポンプは、羽根車の外側の案内羽根で水の流れをさらに加速し、速度を上げたまま送り出して高い揚程を得る。
解説: 遠心ポンプでは、羽根車が水に与えた速さを、流路を広げて落とすことで圧力に変えて送り出す。ディフューザポンプの案内羽根も、羽根車から出た速い流れを広がる通路で減速させ、その速度のエネルギーを圧力に変える役目をもつ。流れを加速して速度を上げたまま送り出すとした2が誤り。1:案内羽根を…
関連キーワード: 遠心ポンプ・ディフューザポンプ・渦巻ポンプ・円周流ポンプ・案内羽根
- 正解済みまだ正解していませんQ9初級
貫流ボイラーの構造と特徴に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 3. 水の臨界圧力を超える圧力の蒸気を発生させるボイラーには、この形式は用いられない。
解説: 貫流ボイラーは、蒸気ドラムや降水管をもたず、管の一端から給水ポンプで押し込んだ水が加熱されて他端から蒸気となって出る形式で、水の循環の力に頼らない。そのため水と蒸気の密度差がなくなる臨界圧力を超える圧力でも使用でき、超臨界圧の発電用ボイラーにも用いられる。臨界圧力を超える蒸気には…
関連キーワード: 貫流ボイラー・保有水量・臨界圧力・負荷変動・給水ポンプ
- 正解済みまだ正解していませんQ10初級
飽和状態の水及び蒸気の性質のうち、圧力を臨界圧力に向けて高めていくと、途中の圧力で最大値をとり、それより高い圧力では減少に転じるものはどれか。
正解: 1. 乾き飽和蒸気の比エンタルピー
解説: 飽和蒸気表(圧力基準)では、乾き飽和蒸気の比エンタルピーは1MPaで約2,776kJ/kg、3MPaで約2,802kJ/kgと増えた後、10MPaでは約2,728kJ/kgに下がります。乾き飽和蒸気の比エンタルピーは飽和水の比エンタルピーと蒸発潜熱の和で、前者は圧力とともに増え続…
関連キーワード: 比エンタルピー・蒸発潜熱・比体積・臨界圧力・乾き飽和蒸気
- 正解済みまだ正解していませんQ11初級
エコノマイザ(節炭器)の設置目的として、最も適切なものはどれか。
正解: 4. 排ガスの熱で給水を予熱し、ボイラー効率を向上させる。
解説: エコノマイザ(節炭器)は、ボイラーの煙道を通過する排ガスの余熱を利用して給水を予熱する装置です。給水温度を上げてからボイラーに送ることで、ボイラー本体で水を蒸発させるために必要な熱量を減少させ、燃料消費量の節約およびボイラー効率の向上を図ります。排ガス温度が下がった分だけ、排ガス…
関連キーワード: エコノマイザ・節炭器・給水予熱・排ガス熱回収・ボイラー効率
- 正解済みまだ正解していませんQ12初級
鋳鉄製ボイラーの使用条件及び構造に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 1. 蒸気ボイラーとして用いる場合、使用できる圧力の上限は0.5MPaとされている。
解説: ボイラー構造規格第88条は、圧力0.1MPaを超えて使用する蒸気ボイラー、圧力0.5MPa(破壊試験の結果に基づいて算定する場合は1MPa)を超える温水ボイラー、温水温度120℃を超える温水ボイラーを鋳鉄製としてはならないと定めています。蒸気ボイラーの上限は0.1MPaで、0.5…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第88条
関連キーワード: 鋳鉄製ボイラー・ウェットボトム形・ハートフォード式連結法・温水温度・不同膨張
- 正解済みまだ正解していませんQ13初級
ボイラーの吹出し管、吹出し弁及び連続吹出し装置に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 吹出し弁を2個直列に設ける場合は、ボイラーに近い側を急開弁とし、遠い側を漸開弁とする。
解説: 吹出し弁を2個直列に設ける場合は、ボイラーに近い側に急開弁、遠い側に漸開弁を取り付けるので、1が正しいです。2:ボイラー構造規格第79条第2項は吹出し弁を沈殿物がたまらない構造とするよう求めており、弁箱内で流れの向きが変わる玉形弁ではなく、流路がまっすぐな仕切弁やY形弁が用いられ…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第78条第1項、第79条第2項
関連キーワード: 吹出し弁・急開弁・漸開弁・連続吹出し・フラッシュタンク
- 正解済みまだ正解していませんQ14初級
比例式の蒸気圧力調節器(P動作)で蒸気圧力を制御しているボイラーで、比例帯の幅を小さく設定し直したときの変化に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 同じ大きさの偏差に対する燃焼量の変化が大きくなり、制御の感度が上がる。
解説: 比例動作は偏差に比例した量だけ操作量を変える動作で、比例帯は燃焼量を最小から最大まで変化させる制御量の幅です。比例帯の幅を小さくするほど、同じ偏差に対する燃焼量の変化が大きくなり、感度が上がります(2が正しい)。ただし小さくしすぎると、燃焼量が大きく振れてハンチングを起こし、オン…
関連キーワード: 比例式・蒸気圧力調節器・比例帯・微分動作・積分動作
- 正解済みまだ正解していませんQ15初級
立てボイラーの構造及び特徴に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 胴の内部の水面が狭いため、ボイラーから取り出される蒸気に水分が混じりやすい。
解説: 立てボイラーは、胴を直立させてその下部に火室を設けた丸ボイラーで、胴の内部の水面が狭いため、ボイラーから取り出される蒸気に水分が混じりやすい欠点があります。よって2が正しいです。1:立て横管ボイラーの横管は火室を横切る水管で、管内をボイラー水が通り、管の外側を燃焼ガスが流れます。…
関連キーワード: 立てボイラー・立て横管ボイラー・外だき式・据付け面積・伝熱面積
- 正解済みまだ正解していませんQ16中級
強制循環式水管ボイラーの構造及び特徴に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 4. 各水管の吸収熱量などに合わせて水量を配分するラモントノズルと呼ばれる絞りは、各水管の出口側に設けられる。
解説: 強制循環式は、降水管の途中に設けた循環ポンプでボイラー水を強制的に循環させる水管ボイラーです。各水管の吸収熱量や抵抗に応じて水量を配分するラモントノズル(絞り)は、管寄せから各水管へ水が流れ込む入口側に設けるので、4が誤りです。1:高圧になるほど水と蒸気の密度差が小さくなって自然…
関連キーワード: 強制循環式・循環ポンプ・降水管・ラモントノズル・密度差
- 正解済みまだ正解していませんQ17中級
水管ボイラーの蒸気ドラム内での気水分離に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 4. 気水混合物は、まずスクラバで細かな水分を除かれ、次にサイクロンで大部分の水が分けられる。
解説: 蒸気ドラムでは、上昇管から入った気水混合物を、まずサイクロン式の気水分離器で旋回させて大部分の水を遠心力で分け、サイクロンを出た蒸気をさらにスクラバに通して細かな湿分を除いてから取り出します。スクラバが先でサイクロンが後とする4が誤りです。上昇管からの混合物は気水分離器で蒸気と水…
関連キーワード: 蒸気ドラム・気水分離器・スクラバ・サイクロン・上昇管
- 正解済みまだ正解していませんQ18中級
コルニッシュボイラーとランカシャボイラーの違いに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. コルニッシュボイラーは炉筒を1本持ち、ランカシャボイラーは炉筒を2本持つ。
解説: コルニッシュボイラーは胴内に1本の炉筒を持つ丸ボイラーであり、ランカシャボイラーは胴内に2本の炉筒を持つ丸ボイラーです。どちらも炉筒ボイラーに分類される歴史的なボイラー形式です。ランカシャボイラーは炉筒が2本あるため、コルニッシュボイラーに比べて伝熱面積が大きく、蒸気発生量が多く…
関連キーワード: コルニッシュボイラー・ランカシャボイラー・炉筒・丸ボイラー・炉筒数
- 正解済みまだ正解していませんQ19中級
過熱蒸気の性質に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 5. 過熱蒸気は飽和蒸気よりも熱伝達率が高いため、加熱用蒸気として優れている。
解説: 過熱蒸気は飽和蒸気に比べて熱伝達率が低い特徴があります。これは過熱蒸気が相変化を伴わない顕熱のみの放熱であるのに対し、飽和蒸気は凝縮潜熱を放出するためです。したがって加熱・乾燥などの熱交換用途では飽和蒸気の方が適しています。一方、過熱蒸気は蒸気タービンの駆動には適しており、エンタ…
関連キーワード: 過熱蒸気・熱伝達率・過熱度・凝縮・蒸気タービン
- 正解済みまだ正解していませんQ20中級
伝導伝熱の大きさを左右する熱伝導率の性質に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 炭素鋼の熱伝導率は、温度が高くなるにつれて小さくなる。
解説: 炭素鋼などの鉄鋼材料の熱伝導率は、温度が高くなるにつれて小さくなるので、1が正しいです。2:オーステナイト系ステンレス鋼の熱伝導率は常温で約16W/(m・K)で、炭素鋼(約50〜58W/(m・K))の3分の1程度以下と小さいです。3:気体の熱伝導率は温度が高くなるにつれて大きくな…
関連キーワード: 熱伝導率・炭素鋼・ステンレス鋼・熱伝達率・伝導伝熱
もっと見る(残り 65 問)
- 正解済みまだ正解していませんQ21中級
ばね式安全弁の構造に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 2. 揚程式安全弁は全量式安全弁よりも弁のリフト量が大きい。
解説: 揚程式安全弁は弁のリフト量が弁座口径の1/40以上1/4未満のものであり、全量式安全弁は弁のリフト量が弁座口径の1/4以上のものです。したがって全量式安全弁の方が揚程式よりもリフト量が大きく、選択肢2は逆の記述であるため誤りです。全量式は蒸気の排出量が多いため、大容量のボイラーに…
関連キーワード: ばね式安全弁・揚程式・全量式・リフト量・吹下がり
- 正解済みまだ正解していませんQ22中級
ボイラーの差圧式遠隔水位測定装置(ドラム水位を差圧発信器で検出する装置)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. ドラム水位が上がるほど、基準水柱による水頭とドラム側の水頭との差は小さくなる。
解説: 差圧式では、ドラムの蒸気部に連絡した凝縮槽にたまる凝縮水で高さが一定の基準水柱をつくり、その水頭とドラム側の水位による水頭との差を差圧発信器で検出します。ドラム水位が上がるとドラム側の水頭が大きくなるため両者の差は小さくなり、5が正しいです。1:基準水柱は蒸気が凝縮した水でつくる…
関連キーワード: 差圧式・凝縮槽・基準水柱・差圧発信器・水頭
- 正解済みまだ正解していませんQ23中級
インゼクタによるボイラーへの給水の仕組みに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 給水の温度が高すぎると、混合ノズルで蒸気が凝縮しきれず、給水できないことがある。
解説: インゼクタは、蒸気ノズルで蒸気を膨張させて高速の噴流にし、そのまわりにできる大気圧より低い圧力で給水を吸い込みます。蒸気は混合ノズルで給水と混ざって凝縮し、その熱で給水を温めます。給水の温度が高すぎると蒸気が凝縮しきれず、作動が不安定になって給水できなくなることがあるので、5が正…
関連キーワード: インゼクタ・蒸気ノズル・混合ノズル・吐出ノズル・凝縮
- 正解済みまだ正解していませんQ24中級
水管ボイラーの水冷壁の働き及び構造に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 4. 水冷壁のスタッド管は、水管の内面に突起を多数溶接し、管内側の伝熱を良くしたものである。
解説: スタッド管は、水管の外面に多数の短い突起(スタッド)を溶接し、そこに耐火材を付けて炉内に面させるものです。管内側の伝熱を良くするために内面に突起を付けるものではないので、4が誤りです。1:水冷壁は炉壁に沿って並べた水管で、火炎からの放射熱を主に吸収します。2:自然循環式では、水冷…
関連キーワード: 水冷壁・スタッド管・放射熱・上昇管・耐火材
- 正解済みまだ正解していませんQ25中級
特殊ボイラーのうち、廃熱ボイラー及び特殊燃料ボイラーの熱源・燃料と構造に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 2. ソーダ回収ボイラーは、製糖工場で出る黒液を燃やして蒸気を発生させ、薬品も回収するボイラーである。
解説: 黒液は、木材からパルプをつくる工程で出る廃液で、製糖工場から出るものではありません。ソーダ回収ボイラーは、パルプ工場の黒液を燃料として、その中の有機分を燃やして蒸気を発生させ、無機分の薬品を回収するもので、特殊燃料ボイラーに分類されます。工場の取り違えがあるので2が誤り。1:製糖…
関連キーワード: 廃熱ボイラー・特殊燃料ボイラー・ソーダ回収ボイラー・黒液・バガス
- 正解済みまだ正解していませんQ26中級
ボイラーの再生式空気予熱器の構造と特徴に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 空気側の圧力が燃焼ガス側より高いので、漏れは主に燃焼用空気が燃焼ガス側へ入り込む向きに起こり、出口のガスの量が増える。
解説: 再生式空気予熱器は、金属の薄板を詰めた円筒形の回転体を回し、燃焼ガスの通路で熱を受けた部分を空気の通路へ移して熱を渡す。押込ファンで送られる空気側のほうが燃焼ガス側より圧力が高いので、漏れは主に空気が燃焼ガス側へ入る向きに起こり、空気予熱器を出るガスの量はその分増える(3が正しい…
関連キーワード: 空気予熱器・再生式・伝熱体・漏れ・ボイラー効率
- 正解済みまだ正解していませんQ27中級
ボイラーの蒸気系統や給水系統に用いる弁の種類と構造、使い分けに関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 2. スイング式逆止め弁は、水平の配管のほか、流れが上から下へ向かう垂直の配管にも取り付けることができる。
解説: スイング式逆止め弁は、ちょうつがい状に吊った弁体が流れに押されて開き、逆向きの流れで閉じる構造です。取り付けられるのは水平の配管と、流れが下から上へ向かう垂直の配管で、上から下へ流れる配管では弁体が流れと重みで開いたままになり、逆流を止められないので、2が誤り。1:アングル弁は入…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第77条第2項
関連キーワード: 仕切弁・アングル弁・逆止め弁・給水弁・蒸気止め弁
- 正解済みまだ正解していませんQ28中級
ボイラーのシーケンス制御と、その回路に用いられる機器に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 電磁継電器のb接点は、コイルが励磁されていないときには閉じており、コイルに電流が流れて励磁されると開く接点である。
解説: 電磁継電器のb接点(ブレーク接点)は、コイルが励磁されていない状態で閉じ、励磁されると開く接点なので、3が正しい(励磁されると閉じるのはa接点)。1は、自己保持回路では電磁継電器自身のa接点を起動用の押しボタンスイッチと並列に接続するので誤り(直列ではボタンを離した時点で回路が切…
関連キーワード: シーケンス制御・電磁継電器・自己保持回路・リミットスイッチ・電磁開閉器
- 正解済みまだ正解していませんQ29中級
ボイラーの伝熱面と流体との間の熱の伝わり方(熱伝達)に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 5. 煙管内を流れる燃焼ガスから管壁へは、主に放射によって熱が伝わる。
解説: 煙管の中を流れる燃焼ガスは、ガスの層が薄く温度も火炉より低いので、管壁への熱は主に対流伝熱(接触伝熱)によって伝わる。煙管は火炎の放射を主に受ける放射伝熱面ではなく接触伝熱面に当たるので、5が誤り。1は、対流による伝熱量Qは熱伝達率α・伝熱面積A・温度差Δtの積(Q=αAΔt)で…
関連キーワード: 対流伝熱・熱伝達率・境膜・煙管・熱伝導率
- 正解済みまだ正解していませんQ30中級
ボイラーの胴又は蒸気ドラムに設ける給水内管の取付け位置と働きに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 給水内管は、安全低水面よりやや下方に取り付けて、水位が下がっても管が水面の上に出ないようにする。
解説: 給水内管は安全低水面よりやや下方に取り付けるので、3が正しい。水位が下がって管が水面の上に出ると、給水が蒸気部に噴き出すことになる。給水内管は多数の小穴から給水を胴内に広く分けて送り込み、温度の低い給水が一か所に集まって胴の一部が冷やされ、不同膨張による熱応力が生じるのを防ぐため…
関連キーワード: 給水内管・安全低水面・熱応力・スラッジ
- 正解済みまだ正解していませんQ31上級
超臨界圧ボイラー及び水の臨界点に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 3. ある圧力の飽和水を同じ圧力の乾き飽和蒸気にするのに要する蒸発潜熱は、その圧力が高くなるほど大きくなっていく。
解説: 飽和水の蒸発潜熱は、圧力が高くなるほど小さくなり(飽和蒸気表で1MPaは約2,014kJ/kg、10MPaは約1,320kJ/kg、20MPaは約592kJ/kg)、臨界点で0となるので、3が誤り。1は、水の臨界点は約22.1MPa・約374℃なので正しい。2は、臨界圧力以上では…
関連キーワード: 超臨界圧ボイラー・臨界点・蒸発潜熱・貫流式・飽和水
- 正解済みまだ正解していませんQ32上級
ボイラーの伝熱面における総括熱伝達率(総括伝熱係数)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 総括伝熱係数は、ガス側境膜伝熱係数・管壁の熱伝導抵抗・水側境膜伝熱係数の各熱抵抗の和の逆数で表される。
解説: 総括伝熱係数(K値)は、燃焼ガス側の境膜伝熱抵抗、管壁の熱伝導抵抗、水側の境膜伝熱抵抗の各熱抵抗の和の逆数として表されます。スケール層がある場合はスケールの熱伝導抵抗も加わります。総括伝熱係数は最も小さい個別伝熱係数(最も大きい熱抵抗)に支配されます。ボイラーではガス側の熱伝達率…
関連キーワード: 総括伝熱係数・熱抵抗・境膜伝熱・伝熱面積・K値
- 正解済みまだ正解していませんQ33上級
自然循環式水管ボイラーにおいて、蒸発量が10t/hで、蒸発管(上昇管)の出口における汽水混合物の乾き度が0.2であるとき、このボイラーの循環比として、正しいものはどれか。
正解: 2. 5
解説: 循環比は、蒸発量に対する循環水量(蒸発管を流れる水量)の比である。蒸発管の出口の乾き度0.2は、蒸発管を流れる量のうち2割が蒸気になっていることを表すので、循環水量は10÷0.2=50t/h、循環比は50÷10=5となり(乾き度の逆数に等しい)、2が正しい。50は循環水量(t/h…
関連キーワード: 循環比・自然循環・蒸発量・乾き度・循環水量
- 正解済みまだ正解していませんQ34上級
ボイラーの過熱器の種類、配置及び過熱蒸気の温度に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 5. 放射過熱器では、ボイラーの負荷が増加するにつれて、出口の過熱蒸気の温度が上昇する傾向がある。
解説: 放射過熱器は火炎からの放射熱を受けるもので、負荷が増加すると蒸気量は増えるが放射による受熱量は蒸気量ほどには増えないため、出口の過熱蒸気温度は低下する傾向がある(対流過熱器は負荷の増加とともに燃焼ガス量が増え、温度が上昇する傾向がある)。したがって5が誤り。1は、放射過熱器は火炉…
関連キーワード: 過熱器・放射過熱器・向流式・並流式・過熱低減器
- 正解済みまだ正解していませんQ35上級
てこ式安全弁など、ボイラーに用いられる安全弁の形式と構造に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. てこ式安全弁は、てこの一端に下げたおもりの重力をてこを介して弁体に加えるもので、吹出し圧力はてこの上のおもりの位置を動かして調整する。
解説: てこ式安全弁は、おもりの重力によるモーメントをてこで弁体に伝えて弁座に押し付けるもので、おもりをてこの上で支点から遠ざけるほど押し付ける力が増すので、おもりの位置で吹出し圧力を調整する。よって1が正しい。2は、てこ式やおもり式は高圧・大容量になるとおもりや装置が大きくなるため、現…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第62条第2項
関連キーワード: てこ式安全弁・おもり・ばね式安全弁・全量式安全弁・吹出し圧力
- 正解済みまだ正解していませんQ36上級
ボイラーの自動制御で、バーナの起動時などに働くインターロックとパージに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 比例式の燃焼制御のバーナでは、ダンパなどが低燃焼の位置にあることを確かめてから主バーナの点火に進ませるインターロックが用いられる。
解説: 比例式の燃焼制御を行うバーナでは、主バーナを燃焼範囲の最小の位置で点火させるため、燃焼用空気のダンパなどが低燃焼の位置にあることを確かめてから点火の動作に進ませる低燃焼インターロックが用いられます(4が正しい)。起動の順序は、プレパージ、パイロットバーナの点火と火炎の確認、主バー…
関連キーワード: インターロック・プレパージ・パイロットバーナ・低燃焼・シーケンス制御
- 正解済みまだ正解していませんQ37上級
湿り飽和蒸気の乾き度及び湿り度の定義と、湿り飽和蒸気の状態の表し方に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 同じ圧力のもとでは、湿り飽和蒸気の温度は乾き度の大小にかかわらず一定で、その圧力の飽和温度に等しい。
解説: 湿り飽和蒸気は飽和水と乾き飽和蒸気が共存している状態で、水が蒸発している間は温度が上がらないので、その温度は乾き度にかかわらず、その圧力の飽和温度に等しい(4が正しい)。そのため、圧力と温度は互いに決まった関係にあり、二つを測っても乾き度は求まらない(1は誤り)。乾き度は湿り飽和…
関連キーワード: 乾き度・湿り度・湿り飽和蒸気・飽和温度・過熱蒸気
- 正解済みまだ正解していませんQ38上級
鋳鉄製セクショナルボイラーの接合方法として、正しいものはどれか。
正解: 5. 各セクションはニップルとパッキンを用いてボルト締めで接合される。
解説: 鋳鉄製セクショナルボイラーの各セクションは、ニップル(短管)とパッキン(ガスケット)を用いてボルト締めで接合されます。鋳鉄は炭素含有量が多く硬くて脆い性質があるため、溶接が困難であり溶接接合は一般に行われません。ニップルとパッキンによるボルト接合方式は、現場での組立・分解が容易で…
関連キーワード: 鋳鉄製セクショナルボイラー・ニップル・パッキン・ボルト接合・溶接困難
- 正解済みまだ正解していませんQ39上級
ボイラーのマイクロ水面計(平形反射式水面計)に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. ガラスの一面に三角形の溝を刻み、水部と蒸気部の見え方の違いで水位を判別する。
解説: 平形反射式水面計は、厚い平板ガラスの内面(ボイラー水側)に断面が三角形の縦溝を多数刻んだ構造です。水部では水がガラス溝に接触するため光が透過して黒色に見え、蒸気部では蒸気がガラス溝面で全反射を起こすため白色(銀白色)に見えます。この色の違いにより水位を明確に判別できます。選択肢1…
関連キーワード: 平形反射式水面計・三角溝・全反射・水位判別・高圧対応
- 正解済みまだ正解していませんQ40上級
ボイラーの煙道に設けるエコノマイザの伝熱管と、エコノマイザを設けたことによる影響に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 排ガス中の水蒸気の潜熱まで回収するエコノマイザでは、伝熱管の表面で水分が凝縮するので、管にステンレス鋼管を用いる。
解説: 排ガス中の水蒸気の潜熱まで回収するエコノマイザでは、伝熱面で水分が凝縮して管が濡れるので、広く使われる炭素鋼鋼管ではなくステンレス鋼管を用いる(1が正しい)。エコノマイザは一般に鋼管形で、管には、ひれの無い平滑管か、ひれを付けたひれ付き管が使われる(2は誤り)。管内の水側の熱伝達…
関連キーワード: エコノマイザ・潜熱・ひれ付き管・自然通風力・給水ポンプ
- 正解済みまだ正解していませんQ41初級
ボイラーに取り付けるブルドン管圧力計に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 圧力計のコックは、ハンドルが管軸と同じ方向になったときに開くようにする。
解説: 圧力計のコックは、開閉の状態がひと目で分かるよう、ハンドルが管軸と同一方向になったときに開くようにするので、5が正しい(ボイラー構造規格第66条第1項第2号は、コック又は弁の開閉状況を容易に知ることができることを求めている)。1は、ブルドン管には断面が平たい管が使われ、内部に圧力…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第66条第1項
関連キーワード: ブルドン管圧力計・コック・最大指示値・サイホン管・歯付扇形片
- 正解済みまだ正解していませんQ42初級
ボイラーの胴の両端を閉じる鏡板に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 皿形鏡板は、中央部の球面殻、すみの丸みの部分の環状殻及び胴に続く円筒殻から成る。
解説: 皿形鏡板は、中央部の球面の部分(球面殻)、すみの丸みの部分(環状殻)、胴に接続する円筒の部分(円筒殻)の三つから成るので、5が正しい。1は、同じ条件では全半球形、半だ円体形、皿形、平鏡板の順に強いので、皿形は半だ円体形より弱く誤り。2は、球形の殻に生じる応力は、同じ内径・厚さの円…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第10条
関連キーワード: 鏡板・皿形鏡板・全半球形鏡板・半だ円体形鏡板・環状殻
- 正解済みまだ正解していませんQ43初級
蒸気トラップの形式と、その作動に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. ディスク式蒸気トラップは、蒸気とドレンが弁座を通るときの流速の違いから生じる圧力の差を利用して、ディスクで弁を開閉する。
解説: ディスク式は、蒸気とドレンの熱力学的な性質の違いを利用するサーモダイナミック式で、高速で流れる蒸気によってディスク下面の圧力が下がり、ディスク上部の室の圧力でディスクが弁座に押し付けられて閉じるので、2が正しい。1は、フロート式はドレンがたまってフロートが浮き上がると弁が開いてド…
関連キーワード: 蒸気トラップ・ディスク式・フロート式・バケット式・バイメタル式
- 正解済みまだ正解していませんQ44中級
蒸気配管に設ける減圧弁と、その前後に設ける機器に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. パイロット式減圧弁は、直動式減圧弁に比べて、流量が変化したときの二次側の圧力の変動が小さい。
解説: パイロット式減圧弁は、二次側の圧力をパイロット部で検出し、その働きで主弁を動かすので、流量が変化したときの二次側圧力の変動(オフセット)が直動式より小さく、5が正しい。1は、ストレーナは弁座への異物のかみ込みを防ぐため、減圧弁の入口側(手前)に設けるので誤り。2は、減圧弁の故障な…
関連キーワード: 減圧弁・パイロット式・直動式・ストレーナ・安全弁
- 正解済みまだ正解していませんQ45中級
ボイラーのステーに関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 1. ガセットステーは、炉筒に直接溶接して炉筒そのものを補強するための部材である。
解説: ガセットステーは、三角形状の鋼板を用いて平鏡板(平板部)と胴板とを溶接でつなぎ、内圧によって平鏡板が変形しないよう補強する部材です。炉筒そのものを補強する部材ではないため選択肢1が誤りです。炉筒は運転中の熱によって長手方向に伸縮(呼吸作用)するため、ガセットステーを炉筒に近づけて…
関連キーワード: ガセットステー・管ステー・ブリージングスペース・平鏡板・縁曲げ
- 正解済みまだ正解していませんQ46中級
ボイラーの電極式及びフロート式の水位検出器に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 5. 電極保持器が絶縁不良になると、電極棒が水に浸かっても通電せず、水がないと判断されて給水ポンプが止まらなくなる。
解説: 電極式水位検出器は、検出筒に長さの異なる電極棒を下げ、水に浸かった電極棒の間の通電で水位を検出します(1)。低い水位ほど長い電極棒で検出するので、低水位でバーナを止める電極棒は、給水ポンプを起動させる電極棒より長くなります(3)。電極保持器が絶縁不良になると、電極棒が水から出ても…
関連キーワード: 水位検出器・電極棒・検出筒・電極保持器・フロート式
- 正解済みまだ正解していませんQ47中級
ボイラーの燃焼安全装置に用いられる火炎検出器の検出原理と用途に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 硫化鉛セルは、火炎のちらつき(フリッカ)による素子の電気抵抗の変化を利用するもので、蒸気噴霧式の油バーナにも用いられる。
解説: 硫化鉛セルは、火炎のちらつき(フリッカ)で素子の電気抵抗が変わることを利用し、蒸気噴霧式の油バーナにも適しています(1が正しい)。整流式光電管は光電子の放出を利用し、油燃焼の火炎に用いられますが、ガス燃焼の火炎には適しません(2は誤り)。フレームロッドは火炎の導電作用を利用します…
関連キーワード: 火炎検出器・燃焼安全装置・整流式光電管・フレームロッド・紫外線光電管
- 正解済みまだ正解していませんQ48中級
乾き飽和蒸気を発生しているボイラーの実際蒸発量が9,000kg/h、給水の比エンタルピーが335kJ/kgである。発生蒸気の圧力における飽和水の比エンタルピーが762kJ/kg、蒸発熱が2,015kJ/kgであるとき、このボイラーの換算蒸発量に最も近いものはどれか。
正解: 3. 9,740 kg/h
解説: 発生蒸気は乾き飽和蒸気なので、その比エンタルピーは飽和水の比エンタルピーと蒸発熱の和で、762+2,015=2,777kJ/kgです。換算蒸発量は、実際蒸発量×(発生蒸気の比エンタルピー-給水の比エンタルピー)を、100℃の飽和水を100℃の乾き飽和蒸気にする蒸発熱2,257kJ…
関連キーワード: 換算蒸発量・実際蒸発量・比エンタルピー・蒸発熱
- 正解済みまだ正解していませんQ49上級
内圧を受けるボイラーの円筒胴に生じる応力に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 円筒胴に生じる周方向の応力は、長手方向の応力の2倍である。
解説: 内圧Pを受ける内径D・板厚tの円筒胴には、周方向(円周方向)の応力 PD/(2t) と長手方向(軸方向)の応力 PD/(4t) が生じ、周方向の応力は長手方向の応力の2倍となります。選択肢3が正しく、選択肢4は大小関係が逆です。胴の長手継手(軸方向に走る継手)が受け持つのは大きい…
関連キーワード: 周方向応力・長手方向応力・円筒胴・長手継手・内圧
- 正解済みまだ正解していませんQ50上級
蒸気圧力を比例動作(P動作)だけで制御しているボイラーで、蒸気圧力が目標値で釣り合っていた状態から蒸気の使用量が増え、その後、蒸気圧力が一定の値に落ち着いた。落ち着いた後の状態に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 蒸気圧力は負荷が増える前より低い値になり、燃焼量は負荷が増える前より多い値に保たれて釣り合う。
解説: 比例動作は、目標値と制御量の差(偏差)に比例した量だけ操作量を変える動作で、燃焼量=一定値+比例ゲイン×(目標の圧力−実際の圧力)の形になります。蒸気の使用量が増えた状態で圧力が落ち着くには、発生する蒸気を使用量に見合うまで増やす必要があるので、燃焼量は負荷が増える前より多くなり…
関連キーワード: 比例動作・蒸気圧力・燃焼量・偏差
- 正解済みまだ正解していませんQ51初級
ボイラーにおける伝熱の用語と伝熱面での熱の伝わり方に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 沸騰している水が接する管の内面の熱伝達率は、燃焼ガス側の熱伝達率よりはるかに大きい。
解説: 沸騰している水は、管の面で気泡が次々に生まれては離れていくので面の近くがよくかき混ぜられ、水側の熱伝達率は燃焼ガス側より桁違いに大きくなります。よって3が正しいです。平板を伝わる熱量は Q=λA(t₁−t₂)/δ(λ:熱伝導率、A:面積、δ:厚さ)で表され、厚さを2倍にすると熱量…
関連キーワード: 熱伝達率・熱伝導・熱貫流・水冷壁・放射伝熱面
- 正解済みまだ正解していませんQ52初級
丸ボイラーと水管ボイラーの構造に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 4. 丸ボイラーの胴は径が大きいので、同じ圧力なら水管ボイラーの水管より薄い板で足りる。
解説: 円筒が内圧に耐えるのに要る板の厚さは、圧力が同じなら径にほぼ比例して厚くなる。径の大きい丸ボイラーの胴は、細い水管よりずっと厚い板が要り、これが丸ボイラーを高い圧力に使いにくい理由でもあるので、4が誤り。立てボイラーは胴を垂直に置いた丸ボイラーで、床面積を取らず小容量に用いられる…
関連キーワード: 丸ボイラー・水管ボイラー・立てボイラー・水冷壁・保有水量
- 正解済みまだ正解していませんQ53初級
エコノマイザで毎時2,000kgの給水を60℃から110℃まで加熱するとき、給水が受け取る熱量として最も近いものはどれか。ただし、水の比熱は4.187kJ/(kg・K)で一定とし、給水は蒸発しないものとする。
正解: 2. 116kW
解説: 給水が受け取る熱量は、質量流量×比熱×温度上昇で求めます。毎時2,000kgは毎秒2,000÷3,600≒0.556kgなので、0.556×4.187×(110-60)≒116.3kJ/sとなり、1kJ/sは1kWですから約116kWです(2が正しい)。温度上昇の代わりに出口温度…
関連キーワード: エコノマイザ・給水・比熱・熱量
- 正解済みまだ正解していませんQ54初級
ボイラーの煙道などに設けられる過熱器、エコノマイザ及び空気予熱器に関する記述として、誤っているものはどれか。
正解: 4. 空気予熱器を設けると、燃焼用空気の温度が上がって燃焼が安定するため、窒素酸化物の発生量は少なくなる傾向がある。
解説: 空気予熱器で燃焼用空気を予熱すると燃焼温度が高くなるため、窒素酸化物の発生量は増える傾向にあります。NOxを抑えるには、逆に空気の予熱温度を下げて燃焼温度を下げる方法がとられます(4が誤り)。燃焼ガスは、一般に過熱器、エコノマイザ、空気予熱器の順に通過します(1)。エコノマイザは…
関連キーワード: 過熱器・エコノマイザ・空気予熱器・通風抵抗・窒素酸化物
- 正解済みまだ正解していませんQ55中級
ある圧力において、飽和水の比エンタルピーが760kJ/kg、蒸発熱が2,000kJ/kgである。この圧力の湿り飽和蒸気の比エンタルピーについて、正しいものはどれか。
正解: 2. 乾き度0.9の湿り飽和蒸気の比エンタルピーは、2,560kJ/kgである。
解説: 乾き度xの湿り飽和蒸気の比エンタルピーは、飽和水の比エンタルピーに、蒸発熱のx倍を加えた値です。乾き度0.9では760+0.9×2,000=2,560kJ/kgで、2が正しい記述です。乾き度0.95では2,660kJ/kgで、1の2,622は乾き飽和蒸気の比エンタルピー2,760…
関連キーワード: 湿り飽和蒸気・乾き度・比エンタルピー・蒸発熱
- 正解済みまだ正解していませんQ56中級
大気圧のもとで、25℃の水3kgを100℃の乾き飽和蒸気にするために必要な熱量として、最も近いものはどれか。ただし、水の比熱は4.187kJ/(kg・K)で一定、100℃における水の蒸発熱は2,257kJ/kgとする。
正解: 2. 7,713kJ
解説: 必要な熱量は、25℃の水を100℃の飽和水にする顕熱と、100℃の飽和水を乾き飽和蒸気にする潜熱(蒸発熱)の和です。顕熱は3×4.187×(100-25)≒942kJ、潜熱は3×2,257=6,771kJで、合計は約7,713kJです(2が正しい)。5は潜熱だけで顕熱を足し忘れた…
関連キーワード: 顕熱・潜熱・蒸発熱・乾き飽和蒸気
- 正解済みまだ正解していませんQ57中級
伝熱面積30m²、熱貫流率(熱通過率)50W/(m²・K)の伝熱面の一方の側を750℃の燃焼ガスが、他方の側を200℃のボイラー水が流れている。この伝熱面を通過する熱量として、最も近いものはどれか。ただし、燃焼ガスとボイラー水の温度は一定とする。
正解: 2. 825kW
解説: 壁を隔てて流体から流体へ伝わる熱量は、熱貫流率×伝熱面積×両側の流体の温度差で求めます。温度差は750-200=550Kなので、50×30×550=825,000W=825kWです(2が正しい)。温度差の代わりに燃焼ガスの温度750℃を使うと1,125kW(3)、ボイラー水の温度…
関連キーワード: 熱貫流率・伝熱面積・温度差・熱量
- 正解済みまだ正解していませんQ58中級
ボイラーの保有水量と、その運転上の性質との関係に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 丸ボイラーは保有水量が多いので、万一破裂したときには噴き出す熱水と蒸気が多く、水管ボイラーより被害が大きくなる。
解説: 丸ボイラーは伝熱面積の割に保有水量が多く、破裂すると圧力のかかった多量の熱水が一度に蒸気になって噴き出すので、被害が大きくなります(1が正しい)。伝熱面積の割に多くの水を保有するのは丸ボイラーで、水管ボイラーは保有水量が少なく、たき始めてから蒸気が出るまでの時間が短くなります(2…
関連キーワード: 保有水量・丸ボイラー・水管ボイラー・貫流ボイラー・負荷
- 正解済みまだ正解していませんQ59上級
実際蒸発量2,000kg/h、発生蒸気の比エンタルピー2,780kJ/kg、給水の比エンタルピー420kJ/kgのボイラーで、燃料消費量が140kg/hである。燃料の高発熱量が44,000kJ/kg、低発熱量が41,000kJ/kgであるとき、低発熱量を基準としたボイラー効率に最も近いものはどれか。
正解: 4. 82.2%
解説: ボイラー効率は、蒸気が受け取った熱量を、燃料の供給熱量で割って求めます。蒸気が受け取った熱量は2,000×(2,780-420)=4,720,000kJ/h、低発熱量による供給熱量は140×41,000=5,740,000kJ/hなので、効率は約82.2%です(4が正しい)。高発…
関連キーワード: ボイラー効率・低発熱量・高発熱量・燃料消費量
- 正解済みまだ正解していませんQ60上級
ある圧力において、乾き飽和蒸気の比エンタルピーが2,770kJ/kg、飽和温度が180℃である。この圧力のまま乾き飽和蒸気を過熱器で過熱するとき、蒸気1kgに加える熱量について正しいものはどれか。ただし、過熱蒸気の平均定圧比熱は2.1kJ/(kg・K)とする。
正解: 2. 220℃の過熱蒸気にするには、1kgあたり84kJの熱を加える。
解説: 乾き飽和蒸気を過熱するのに加える熱量は、平均定圧比熱×過熱度(過熱蒸気の温度-飽和温度)で求めます。220℃では過熱度40Kなので2.1×40=84kJで、2が正しい記述です。250℃では2.1×70=147kJで、1の525は過熱度ではなく温度250を掛けた誤り、300℃では2…
関連キーワード: 過熱器・過熱度・平均定圧比熱・飽和温度
- 正解済みまだ正解していませんQ61初級
温水ボイラーに設ける逃がし弁の作動の仕組みと、逃がし弁を用いる場面に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 逃がし弁は、膨張タンクを密閉形とした温水ボイラーや逃がし管を設けない温水ボイラーで、水の膨張による圧力上昇を逃がすために用いる。
解説: 逃がし弁は、ばね安全弁と同じような構造で、水の膨張によって内部の圧力が設定圧力を超えると弁体が押し上げられて開き、膨張した分の水を外へ逃がす。逃がし管で開放形膨張タンクにつながっていない温水ボイラーや、密閉形の膨張タンクを使う温水ボイラーで用いる(3が正しい)。ボイラー構造規格第…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第65条第1項
関連キーワード: 逃がし弁・逃がし管・膨張タンク・温水ボイラー
- 正解済みまだ正解していませんQ62初級
ボイラーで用いる熱電対温度計及び白金測温抵抗体に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 熱電対温度計では、熱電対と計器との間を、熱電対とほぼ同じ熱起電力の特性をもつ補償導線で結んで延長する。
解説: 熱電対温度計は、異なる2種類の金属線の測温接点と基準接点との温度差に応じた熱起電力から温度を求める。熱電対と計器の間は、熱電対とほぼ同じ熱起電力特性をもつ補償導線で延長する(肢3)。白金測温抵抗体は、白金の電気抵抗が温度とともに増える性質を使うもので、熱電対のような基準接点はもた…
関連キーワード: 熱電対温度計・白金測温抵抗体・基準接点・測温接点
- 正解済みまだ正解していませんQ63中級
ボイラーのドラム水位制御と、負荷が変動したときのドラム水位の挙動に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. 負荷が急に増加すると、ドラム内の圧力が下がって水中の気泡が膨張し、水位は一時的に上昇する。
解説: 負荷が急に増えると、ドラム内の蒸気圧力が下がって缶水の一部が自己蒸発し、水中の気泡の体積が増えるため、保有水量は減っているのに水位は一時的に上昇する(肢2)。この見かけの変化のため、ドラム水位だけを検出する単要素式は負荷変動の大きい大容量ボイラーには向かない(肢4)。二要素式はド…
関連キーワード: ドラム水位・単要素式・二要素式・三要素式
- 正解済みまだ正解していませんQ64中級
ボイラーに使用される流量計に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 差圧式流量計は、管路に設けたオリフィスやベンチュリ管の前後に生じる差圧を利用するもので、流量は差圧の平方根に比例する。
解説: 差圧式流量計は、管路の途中にオリフィスやベンチュリ管などの絞り機構を設け、その前後に生じる差圧を検出して流量を求めるものです。ベルヌーイの定理により、流量は差圧の平方根に比例します。差圧の2乗に比例するという記述は誤りです。容積式流量計は、ケーシング内でかみ合うだ円形(オーバル)…
関連キーワード: 差圧式流量計・容積式流量計・面積式流量計・オリフィス・平方根
- 正解済みまだ正解していませんQ65中級
沸水防止管に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 沸水防止管は、胴内の蒸気室頂部の蒸気取出し口に設けられた大径の管で、上部の多数の穴から蒸気を取り入れ、水滴を分離して主蒸気管に導く。
解説: 沸水防止管は、胴やドラムの蒸気室頂部にある主蒸気管の取出し口に設けられる大径の管で、上部(上半部)に多数の穴があけられています。蒸気は上部の穴から管内に入り、流れの方向を変える際に同伴していた水滴が分離されるため、水分の少ない蒸気を主蒸気管に送り出すことができます。プライミングな…
関連キーワード: 沸水防止管・気水分離・蒸気室・主蒸気管・丸ボイラー
- 正解済みまだ正解していませんQ66中級
ボイラーの胴に設けるマンホールなどの穴に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. だ円形のマンホールを胴に設ける場合は、短径部を胴の長手方向に配置する。
解説: だ円形のマンホールを胴に設ける場合は、短径部を胴の長手方向(軸方向)に配置します。内圧を受ける円筒胴では、周方向に作用する応力が長手方向に作用する応力の約2倍と大きいため、周方向応力を受け持つ長手方向の断面の欠損をできるだけ小さくする必要があり、穴の長手方向の寸法が短くなるように…
関連キーワード: マンホール・だ円形・短径部・長手方向・周方向応力
- 正解済みまだ正解していませんQ67上級
発電用ボイラーの再熱器及び再熱サイクルに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 再熱器を通る蒸気は主蒸気より圧力が低く比体積が大きいので、同じ質量を流すには主蒸気より大きな流路断面積が要る。
解説: 再熱器は、高圧タービンで膨張して圧力と温度の下がった蒸気をボイラーに戻して再び加熱し、中圧又は低圧のタービンへ送る装置です。再熱器を通る蒸気は主蒸気より圧力が低く、比体積が大きいので、同じ質量の蒸気を流すには大きな流路の断面積が必要になります(5が正しい)。主蒸気を高圧タービンの…
関連キーワード: 再熱器・再熱サイクル・高圧タービン・主蒸気・比体積
- 正解済みまだ正解していませんQ68上級
燃焼ガス側の熱伝達率が50 W/(m²・K)、水側の熱伝達率が5000 W/(m²・K)で、厚さ15 mm、熱伝導率50 W/(m・K)の鋼板からなる平板の伝熱面がある。この水側に厚さ2 mm、熱伝導率0.4 W/(m・K)のスケールが一様に付着したとき、熱貫流率(熱通過率)は付着前に比べて約何%低下するか。
正解: 4. 約20%
解説: 平板の熱貫流率Kは、各層の熱抵抗の和の逆数である。付着前の熱抵抗は1/50+0.015/50+1/5000=0.02+0.0003+0.0002=0.0205 m²・K/W、スケールの熱抵抗は0.002/0.4=0.005 m²・K/Wで、付着後は0.0255 m²・K/Wとなる…
関連キーワード: 熱貫流率・熱伝達率・熱伝導率・スケール・熱抵抗
- 正解済みまだ正解していませんQ69初級
ボイラーのスートブロワの形式と、主に用いられる箇所に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 長抜差し形は、噴射管が回転しながら炉内に出入りする形式で、過熱器などの燃焼ガス温度の高い部分に用いられる。
解説: スートブロワは、蒸気や圧縮空気を吹き付けて、伝熱面の燃焼ガス側に付いたすすや灰を除く装置で、水側のスケールを除くものではない(肢5)。長抜差し形は、先端にノズルをもつ噴射管が回転しながら炉内へ出入りし、使わないときは炉外へ引き出しておけるので、過熱器などの高温部に用いる(肢1)。…
関連キーワード: スートブロワ・定置回転形・往復動形・短抜差し形・空気予熱器
- 正解済みまだ正解していませんQ70初級
ボイラーの熱損失に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 一般に、ボイラーの熱損失のうち最も大きいものは、排ガスが持ち去る熱による損失である。
解説: ボイラーの熱損失には、排ガスの保有熱による損失、不完全燃焼ガスによる損失、燃えがら中の未燃分による損失、本体表面からの放散熱による損失などがありますが、一般に最も大きいのは排ガスが持ち去る熱による損失です。これを減らすには、エコノマイザや空気予熱器で排ガスの熱を回収し、排ガス温度…
関連キーワード: 熱損失・排ガス熱損失・放散熱・空気比・ボイラー効率
- 正解済みまだ正解していませんQ71初級
温水暖房及び蒸気暖房に用いるボイラーの附属装置と配管に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 返り管をハートフォード式連結法でつなぐのは、ボイラー水が返り管へ流れ出て低水位になるのを防ぐためである。
解説: 暖房用蒸気ボイラーの返り管をハートフォード式連結法でつなぐのは、返り管の側へボイラー水が流れ出して水位が下がるのを防ぎ、低水位事故を避けるためで、4が正しい。凝縮水給水ポンプは、重力還水式の蒸気暖房で、自重で受水槽に戻った凝縮水をボイラーへ押し込むポンプで、温水暖房の循環に使うも…
関連キーワード: ハートフォード式連結法・返り管・凝縮水給水ポンプ・膨張タンク・空気抜き弁
- 正解済みまだ正解していませんQ72中級
炉筒煙管ボイラーなどに用いられる炉筒に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 波形炉筒は平形炉筒に比べ、熱による伸縮を吸収しやすく、外圧に対する強度も大きい。
解説: 炉筒は内部で燃料が燃焼する円筒であり、周囲のボイラー水の圧力を外側から受けるため、外圧による圧縮応力が作用します。内圧による引張応力を受ける胴とは応力の受け方が逆である点に注意が必要です。波形炉筒は炉筒の板を波形に成形したもので、平形炉筒に比べて熱による伸縮を波形部で吸収しやすく…
関連キーワード: 炉筒・波形炉筒・平形炉筒・アダムソン継手・外圧
- 正解済みまだ正解していませんQ73中級
ボイラーの胴内で、蒸気取出口の直下に設ける沸水防止管に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 沸水防止管で分離された水は、管の下部にあけた穴から胴内のボイラー水へ戻る。
解説: 沸水防止管は、胴内の蒸気取出口の直下に設ける気水分離の管で、蒸気は管に入るときに流れの向きを変え、そのときに水滴が分かれる。分かれた水は管の下部の穴から胴内のボイラー水へ戻されるので、3が正しい。分けた水を主蒸気管へ送ることはない(2は誤り)。沸水防止管が分けるのは蒸気に混じった…
関連キーワード: 沸水防止管・気水分離器・主蒸気管・蒸気取出口
- 正解済みまだ正解していませんQ74中級
ボイラーの給水弁及び給水逆止弁の取付けに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 給水弁をボイラーに近い側に取り付け、給水逆止弁を給水ポンプ側に取り付ける。これは、逆止弁が故障した場合に給水弁を閉じてボイラーの圧力を遮断したまま逆止弁を修理できるようにするためである。
解説: 給水弁と給水逆止弁をボイラーに取り付ける場合は、給水弁をボイラーに近い側に、給水逆止弁を給水ポンプ側に取り付けます。このように配置しておけば、逆止弁が故障したときに給水弁を閉止することでボイラー内の圧力を遮断でき、ボイラーを運転したまま逆止弁の分解・修理が可能となります。順序を逆…
関連キーワード: 給水弁・給水逆止弁・取付け順序・ボイラー側・保守
- 正解済みまだ正解していませんQ75中級
ボイラーの水位制御方式が検出する量の組合せに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 1. 二要素式は、水位と蒸気流量を検出して給水量を調節する方式である。
解説: ボイラーの水位制御には単要素式、二要素式、三要素式があります。単要素式は水位のみを検出して給水量を調節する最も簡単な方式で、負荷変動の小さい小容量ボイラーに用いられます。二要素式は水位と蒸気流量の2つを検出する方式で、負荷の変化を蒸気流量の変化として先に捉えて給水量を調節できるた…
関連キーワード: 水位制御・単要素式・二要素式・三要素式・蒸気流量
- 正解済みまだ正解していませんQ76中級
蒸気配管に設ける伸縮継手の形式ごとの特徴に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 5. 湾曲形伸縮継手は、管を曲げた簡単な構造で耐久力があり、高温高圧の蒸気配管にも用いられる。
解説: 伸縮継手は、蒸気配管の温度変化による伸縮を吸収するために設ける。湾曲形(ベンド形)は管をU字形などに曲げたもので、構造が簡単で耐久力に富み、高温高圧の配管にも用いられるので、5が正しい。その代わり、取付けには広い場所を要する(3)。すべり形(スリーブ形)は、スリーブがパッキン部を…
関連キーワード: 伸縮継手・すべり形・湾曲形・ベローズ形・蒸気配管
- 正解済みまだ正解していませんQ77上級
蒸気アキュムレータの形式と、熱の蓄え方及び取り出し方に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 変圧式蒸気アキュムレータは、余剰の蒸気をタンク内の水中に吹き込み、飽和水の形で熱を蓄える。
解説: 蒸気アキュムレータは、低負荷のときの余剰蒸気の熱を蓄え、負荷が増えたときに使ってボイラーの負荷変動を和らげる装置で、圧力の脈動を吸収する装置ではない(肢5)。変圧式は送気系統に設け、余剰蒸気をタンク内の水中に吹き込んで凝縮させ、加圧された飽和水として熱を蓄える(肢1)。蒸気が不足…
関連キーワード: 蒸気アキュムレータ・変圧式・定圧式・送気系統
- 正解済みまだ正解していませんQ78上級
ボイラーの胴に設けるだ円形のマンホールの配置に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. 長径を胴の周方向に、短径を胴の長手方向に向けて配置する。周方向に作用する応力が長手方向に作用する応力の約2倍と大きく、穴による強度の低下を小さく抑えるためである。
解説: 内圧を受ける円筒胴では、周方向に作用する応力が長手方向に作用する応力の約2倍になります。胴に穴をあけると、この大きい周方向応力を受け持つ長手方向の断面が欠損しますが、その欠損量は穴の軸方向(長手方向)の寸法で決まります。そこで、だ円形のマンホールは短径を胴の長手方向に、長径を周方…
関連キーワード: マンホール・だ円形・周方向応力・長手方向・応力集中
- 正解済みまだ正解していませんQ79初級
圧力P(Pa)、比体積v(m³/kg)、比内部エネルギーu(J/kg)で表される物質の比エンタルピーh(J/kg)の式として、正しいものはどれか。
正解: 3. h=u+Pv
解説: 比エンタルピーは、物質がもつ比内部エネルギーに、流体を押し込むための単位質量当たりの流動仕事Pvを加えた量なので、h=u+Pvで表されます。Pの単位PaはN/m²であり、これにvのm³/kgを掛けるとN・m/kg、すなわちJ/kgとなってuと加算できます。「h=u-Pv」は流動仕…
関連キーワード: 比エンタルピー・比内部エネルギー・圧力・比体積・流動仕事
- 正解済みまだ正解していませんQ80上級
低炭素鋼(軟鋼)の引張試験で得られる応力-ひずみ線図に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 4. 上降伏点に達すると応力がいったん下がり、その後しばらくは、応力がほとんど増えないままひずみが進む。
解説: 低炭素鋼では、弾性域を過ぎて上降伏点に達すると応力がいったん下がり、下降伏点付近のほぼ一定の応力のまま、ひずみが大きく進む(肢4)。線図上の点は、比例限度、弾性限度、上降伏点、下降伏点、引張強さ、破断の順に現れ、比例限度は弾性限度より小さい(肢2)。降伏の後に応力が再び上がるのは…
関連キーワード: 引張強さ・比例限度・弾性限度・降伏点・くびれ
- 正解済みまだ正解していませんQ81初級
炉筒煙管ボイラーの煙管に、平滑な管に代えてらせん煙管(スパイラル管)を用いることに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 1. らせん煙管は、管内を流れる燃焼ガスに乱れを生じさせてガス側の熱伝達率を高めたもので、平滑な煙管よりガスの流れの抵抗は大きい。
解説: らせん煙管(スパイラル管)は管にらせん状の溝を付けたもので、管内の燃焼ガスに旋回や乱れを与えて管壁付近のガスの層をかき乱し、ガス側の熱伝達率を高める。流れを乱す分、平滑な煙管より流れの抵抗(通風抵抗)は大きくなる(1が正しい、2は誤り)。沸騰する水側の熱伝達率はもともと大きく、伝…
関連キーワード: らせん煙管・炉筒煙管ボイラー・熱伝達率・管ステー・管板
- 正解済みまだ正解していませんQ82中級
水管ボイラーの火炉に用いる水冷壁のうち、両側にひれを付けた水管を並べるフィンチューブ壁の構造として、正しいものはどれか。
正解: 5. ひれ付きの水管を近づけて並べ、管の外側の鋼板のケーシングで燃焼ガスを封じ、ケーシングと管のすき間に不定形の耐火材を詰める。
解説: フィンチューブ壁は、両側にひれを溶接した水管を近づけて並べたもので、ひれどうしは溶接せず、管の外側に設けた鋼板のケーシングで燃焼ガスを封じ、ケーシングと管の間には不定形耐火材を詰めます。よって5が正しいです。隣り合う水管をひれや帯状の鋼材を介して溶接し、水管とひれだけで気密な壁と…
関連キーワード: 水冷壁・フィンチューブ壁・メンブレンウォール・ケーシング・耐火材
- 正解済みまだ正解していませんQ83中級
ボイラーの煙道に設けるヒートパイプ式空気予熱器の構造及び特徴に関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 2. ヒートパイプ式空気予熱器の管内には、水やアンモニアなどの熱媒体が、減圧した状態で封入されている。
解説: ヒートパイプ式空気予熱器は、水やアンモニアなどの熱媒体を減圧して封入した密閉管を用い、排ガス側で熱媒体が蒸発し、その蒸気が燃焼用空気側で凝縮して潜熱を放すことで熱を運ぶ(肢2)。排ガスと空気はどちらも密閉管の外側を別々の流路で流れ、管の内側を排ガスが通る構造ではない(肢4)。ボイ…
関連キーワード: ヒートパイプ式空気予熱器・燃焼用空気・蒸気式空気予熱器・再生式空気予熱器・フィン
- 正解済みまだ正解していませんQ84初級
ボイラーの蒸気ドラムなどに設けられるデミスターに関する記述として、正しいものはどれか。
正解: 3. 金網などに蒸気を通し、水滴を捕集・合一させて分離する気水分離器である。
解説: デミスターは、金網を重ねたメッシュ状の部分に湿り蒸気を通し、蒸気に同伴する細かな水滴を金網へ衝突させて捕集・合一し、蒸気から分離する気水分離器です。「給水中の溶存気体を放出させる」のは脱気器、「飽和蒸気を排ガスで加熱する」のは過熱器の働きであり、デミスターとは異なります。「蒸気を…
関連キーワード: デミスター・気水分離器・金網・湿り蒸気・水滴分離
- 正解済みまだ正解していませんQ85初級
ボイラーに用いるガラス水面計の形式と、その構造や使われ方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
正解: 4. 平形透視式水面計は、2枚の平板ガラスの間に水と蒸気を導くもので、裏側の照明の光を通して水面を見る。
解説: 平形透視式水面計は、2枚の平板ガラスの間に水と蒸気を導き、裏側に置いた照明の光を透過させて、水部と蒸気部の境目から水面を見分けます(4が正しい)。平形反射式水面計の三角形の溝は、水や蒸気に接する裏面に刻まれ、蒸気部では光が反射して銀白色に、水部では光が水中へ抜けて黒く見えます(1…
関連キーワード: ガラス水面計・平形反射式水面計・二色水面計・丸形ガラス水面計
この科目の学習ポイントを読む
ぴよパスでは一級ボイラー技士の問題を4カテゴリに分けています。ボイラーの構造にはオリジナル予想問題を85問収録し、サイト内の一級ボイラー技士全345問の約25%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには熱伝達率・比エンタルピー・過熱器・保有水量などがあります。本試験の情報は合格率50.5%(令和7年度)・試験時間4時間・受験料8,800円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。85問のうち7問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、ボイラーの取扱い・燃料及び燃焼・関係法令などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
ボイラーの構造の出題傾向 — 収録全85問の分析
ぴよパスに収録している一級ボイラー技士「ボイラーの構造」のオリジナル練習問題 全85問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級31問・中級35問・上級19問の全85問構成です。うち7問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 熱伝達率6問
- 比エンタルピー5問
- 過熱器5問
- 保有水量4問
- 比体積4問
つまずきやすいポイント (解説からの抜粋)
内圧による引張応力を受ける胴とは応力の受け方が逆である点に注意が必要です。
Q72 炉筒煙管ボイラーなどに用いられる炉筒に関する記述として、正しいものはどれか。 で確認する
次の科目へ
ボイラーの取扱い87 問学習に使える参考書 3 冊 PR
編集部の評価 (解説・演習・法令) と対象読者を並べました。
横にスクロールして 3 冊を比較できます
![]() #1 これ1冊で合格!1級ボイラー技士 令和7-8年版 図解テキスト&過去問6回 | ![]() #2 1級ボイラー技士試験 標準問題集 | ![]() #3 ラクラクわかる!一級ボイラー技士試験 集中ゼミ(改訂2版) | |
|---|---|---|---|
| 役割 | 1級ボイラー独学の本命・図解テキスト+過去問6回をワンストップ | 協会公式・465問の科目別演習集 | 図解と平易な言葉で原理を理解・公論出版+協会の弱点補強 |
| Amazon評価(参考) | 4.2 (10) | 3.9 (27) | 3.9 (18) |
| 解説 | |||
| 演習 | |||
| 法令 | |||
| こんな人に | 2級ボイラー取得済で、最短ルートで1級合格を目指す独学受験者。教本+問題集の二冊体制を避け、1冊完結で過去問演習まで終わらせたい層。 | 公論出版『これ1冊』だけでは演習量が不安な受験者。協会公式情報源で4科目を均等に潰したい層。 | 2級から長くブランクがある受験者や、図解中心で原理・構造から体系的に学び直したい層。1級独特の計算問題で詰まった際の参照書。 |
| Amazonで価格を見る | Amazon で見る | Amazon で見る |
3 冊の紹介文を読む
- 1級ボイラー独学の本命・図解テキスト+過去問6回をワンストップこれ1冊で合格!1級ボイラー技士 令和7-8年版 図解テキスト&過去問6回
公論出版編集部
1級ボイラーは2級と違い市販テキストが極端に少ない。本書は最新令和7年8月発売で2026年試験の出題範囲(令和4年後期〜令和7前期)に完全対応。旧版で挑むと改正法令・新傾向問題で取りこぼし、追加テキスト購入と受験料1回分(8,800円)で総コスト2万円超のリスク。
- 協会公式・465問の科目別演習集1級ボイラー技士試験 標準問題集
日本ボイラ協会
1級ボイラー試験は過去問の類題が大半を占める『過去問ゲー』で、公式公表問題こそが最強の演習素材。協会公式の標準問題集を省くと、過去問の解説の正確性で他社解説と齟齬が出た際に判断軸を失う。
- 図解と平易な言葉で原理を理解・公論出版+協会の弱点補強ラクラクわかる!一級ボイラー技士試験 集中ゼミ(改訂2版)
小谷松信一, 酒井幸夫・オーム社
1級ボイラーは構造章で蒸気タービン・水管ボイラ細部・燃焼制御など2級にない範囲が多く、過去問だけでは原理理解が追いつかず初見の応用問題で失点する。本書は2,640円で図解により背景理解を補えるため、独学者の2回目受験リスク(受験料+移動費+時間)を回避できる。
書籍情報の確認日: 1 冊目 /2・3 冊目
書籍情報の確認日は、Amazon評価の時点を示すものではありません。最新の評価・版・対応年度・価格は商品ページでご確認ください。
※ 本セクションは Amazon アソシエイト・プログラムに基づく紹介リンクを含みます。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトは Amazon.co.jp から紹介料を受け取ります。価格・在庫状況は変動するため、最新情報は Amazon.co.jp のページでご確認ください。
ボイラーの構造 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 一級ボイラー技士のボイラーの構造は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは一級ボイラー技士のボイラーの構造に全85問のオリジナル練習問題を用意しています。一級ボイラー技士の収録全345問のうち約25%です。回答後に解説を確認できます。初級・中級・上級のバッジは問題の難易度の目安で、解いた人の習熟度を示すものではありません。
- ボイラーの構造はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- テキストで学んだ範囲や、確認したい用語の問題から取り組めます。迷う場合は一覧の先頭から数問解き、解説を読んでも分からない箇所をテキストで確認してください。問題番号は一覧内の順番です。ぴよパスでは一級ボイラー技士の問題を4カテゴリ(ボイラーの構造 / ボイラーの取扱い・燃料及び燃焼・関係法令)に分けているので、関連する内容は別のカテゴリでも確認できます。
- ボイラーの構造の問題数は、通常演習と模試でどう違いますか?
- ボイラーの構造は、ぴよパスで一級ボイラー技士の問題を分けている4カテゴリの一つです。ぴよパスに収録しているボイラーの構造の問題数は85問 / 全345問で、収録全体の約25%にあたります。ぴよパスの模擬試験の基本設定では、ボイラーの構造を全40問中10問(約25%)出題します。これは模試の配分であり、本試験の出題比率を示すものではありません。
- ボイラーの構造で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 一級ボイラー技士の合格基準は「各科目40%以上かつ全体60%以上」です。科目別の条件は「各科目40%以上(足切り)」です。サイト内のカテゴリ分けと本試験の科目区分は一致しない場合があります。ボイラーの構造の正答率だけで合否を判断せず、間違えた問題の内容と、本試験で適用される基準を確認してください。


