危険物の性質と消火
全48問
この科目の学習ポイントを読む
危険物の性質と消火は危険物取扱者 丙種を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全48問 (試験全体の約47%相当) を収録しています。本試験は合格率約49% (令和6年度 49.3%)・試験時間1時間15分・受験料4,200円の試験で、危険物の性質と消火は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマはガソリン・灯油・軽油・重油などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると危険物取扱者 丙種受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (危険物に関する法令・燃焼及び消火に関する基礎知識) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級第4類の共通性状・蒸気比重・静電気
第4類危険物に共通する性状として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第4類危険物は引火性液体で、蒸気は空気より重く低所に滞留し、流動時に静電気を発生しやすいという共通性状があります。一方、比重については多くが水より軽く、ガソリン・灯油・軽油などは水に溶けません。だからこそ火災時に注水すると燃えた油が水に浮いて広がる危険があります。「水より重く水に…
- Q2初級ガソリン・引火点・-40℃以下
ガソリンの引火点として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 自動車ガソリンの引火点は-40℃以下と極めて低く、日本のどんな寒冷地の冬でも常に引火点を上回っています。つまりガソリンは一年中、点火源さえあれば引火する状態にあるということです。灯油の40℃以上、軽油の45℃以上と比べるとガソリンの危険性の高さが際立ちます。この3つの引火点の比較…
- Q3中級ガソリン・燃焼範囲
ガソリンの燃焼範囲(vol%)として、最も適切なものはどれか。
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解説: ガソリンの燃焼範囲はおおむね1.4〜7.6vol%です。下限値が約1.4vol%と低いため、空気中にわずかな蒸気があるだけで燃焼可能な混合気になります。給油口付近やタンク内のように蒸気がこもる場所では、この範囲に入りやすいことが火災・爆発事故の原因になります。下限値が低い=少量の…
- Q4初級自動車ガソリン・オレンジ色・識別
自動車ガソリンの色として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 自動車ガソリンは、灯油や軽油と見分けやすくするためオレンジ色に着色されています。本来のガソリンは無色透明ですが、無色のままだと他の油類との取り違え事故(例えば灯油ストーブへの誤給油)につながるためです。灯油は無色〜ごく淡い黄色、軽油は淡黄色〜淡褐色であり、色による識別は実務でも重…
- Q5中級灯油・引火点40℃以上・混合の危険
灯油の性状として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 灯油の引火点は40℃以上のため、液温が常温であれば点火源を近づけても通常は引火しません。しかし霧状に飛散したり布に染み込んだ状態では、表面積が大きくなり常温でも引火する危険があります。またガソリンが少量でも混入すると引火点が大きく下がり、常温で引火する危険な液体になります。「混ざ…
- Q6初級軽油・引火点45℃以上・ディーゼル燃料
軽油の性状として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 軽油は引火点45℃以上の第2石油類で、ディーゼルエンジンの燃料として使われます。色は淡黄色〜淡褐色で、水に溶けず水より軽く、蒸気は空気より重いという第4類共通の性状を持ちます。引火点-40℃以下はガソリンの数値です。灯油40℃以上・軽油45℃以上という近い数値の対は、入れ替えて出…
- Q7中級重油・引火点60℃以上・粘性
重油の性状として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 重油は褐色〜暗褐色の粘り気のある液体で、比重は0.9〜1.0程度と水よりやや軽く、引火点は60℃以上(JIS の1種・2種で60℃以上、3種で70℃以上)です。常温では引火しにくいものの、いったん燃え始めると液温が高くなり消火が難しくなります。「常温で容易に引火する」は誤りです。…
- Q8中級動植物油類・乾性油・ヨウ素価
動植物油類のうち乾性油(アマニ油など)について、正しいものはどれか。
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解説: 乾性油はヨウ素価が大きい(不飽和度が高い)油で、空気中の酸素と結びついて酸化熱を発生します。布やぼろきれに染み込ませて積み重ねて放置すると、熱が内部にこもって温度が上がり、自然発火に至るおそれがあります。ヨウ素価が大きいほど自然発火しやすいので選択肢1は逆です。動植物油も水には溶…
- Q9初級ガソリン火災・泡消火・注水不適
ガソリン火災の消火方法として、適切でないものはどれか。
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解説: ガソリン火災には、泡による窒息消火、粉末による抑制消火、二酸化炭素による窒息消火が有効です。棒状注水は、ガソリンが水より軽く水に溶けないため、燃えたまま水面に浮いて流れ広がり火災を拡大させるおそれがあり不適切です。第4類危険物の火災全般で「棒状の水は使わない」が原則であることを、…
- Q10中級蒸気比重・低所滞留・ガソリン蒸気
ガソリンの蒸気に関する記述として、正しいものはどれか。
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解説: ガソリン蒸気の蒸気比重は約3〜4で、空気よりかなり重いため、床面・ピット・地下室などの低い場所に滞留しやすい性質があります。目に見えない蒸気が足元に溜まり、離れた場所の点火源から引火することが実際の事故で多発しています。換気は低所まで届くように行い、蒸気が滞留しやすい場所では点火…
- Q11中級静電気対策・接地・帯電防止
ガソリンをタンクや容器に注入する際の静電気対策として、誤っているものはどれか。
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解説: ガソリンは電気を通しにくい液体で、流動時に静電気を帯びやすい代表的な危険物です。対策は、注入速度を遅くして発生量を抑える、接地して帯電を大地に逃がす、静置時間をとって帯電を減衰させる、帯電防止性能のある作業服・靴を使うことです。絶縁性の高い靴は人体に帯電した静電気の逃げ道を断って…
- Q12中級灯油・ガソリン混入・容器の使い分け
灯油を扱う際の注意事項として、誤っているものはどれか。
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解説: 灯油とガソリンを同じ容器で交互に使うと、残留したガソリンが灯油に混ざり、引火点が大幅に下がって常温でも引火する危険な液体になります。ガソリン混入灯油をストーブに使う事故は重大な火災につながるため、容器の使い分けは徹底が必要です。給油時の火気厳禁、霧状での引火危険は正しい記述です。…
- Q13中級品名の区分・引火点21℃・第2石油類
第4類危険物の品名の区分について、正しいものはどれか。
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解説: 第4類危険物は引火点によって品名が区分されており、1気圧において第1石油類は引火点21℃未満、第2石油類は21℃以上70℃未満、第3石油類は70℃以上200℃未満、第4石油類は200℃以上250℃未満です。ガソリンは第1石油類、灯油・軽油は第2石油類、重油は第3石油類、ギヤー油な…
- Q14初級品名と物品・動植物油類・第4石油類
第4類危険物の品名と物品の組み合わせとして、誤っているものはどれか。
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解説: 動植物油類は第4石油類には含まれず、第4類の中の独立した品名です。第4石油類に属するのはギヤー油・シリンダー油などの潤滑油類です。ガソリンは第1石油類、灯油・軽油は第2石油類、重油は第3石油類という組み合わせは正しく、丙種が取り扱えるのはこのうちガソリン・灯油・軽油・第3石油類(…
- Q15中級ガソリン・発火点・約300℃
自動車ガソリンの発火点として、最も適切なものはどれか。
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解説: 自動車ガソリンの発火点は約300℃です。引火点(-40℃以下)とは桁違いに高い温度であることに注意してください。引火点は点火源があるときに燃え始める最低の液温、発火点は点火源がなくても自ら燃え出す最低の温度で、ガソリンは「引火はきわめてしやすいが、点火源なしで発火するには約300…
- Q16初級ガソリン・比重・水より軽い
ガソリンの液比重(水を1とした重さ)について、正しいものはどれか。
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解説: ガソリンの液比重は約0.65〜0.75で、水よりかなり軽い液体です。しかも水にほとんど溶けないため、水の上に浮かびます。この性質があるからこそ、ガソリン火災に注水すると燃えているガソリンが水面に浮いたまま流れ広がり、火災を拡大させる危険があるのです。「水より軽い・水に溶けない・蒸…
- Q17初級灯油・性状・比重0.8
灯油の性状として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 灯油は無色又はやや淡い黄色(淡紫黄色)の液体で、比重は約0.8と水より軽く、水には溶けません。蒸気は空気より重く低所に滞留します。引火点は40℃以上なので常温では引火しにくいものの、加熱されたり霧状になったりすると引火の危険が高まります。石油ストーブの燃料として家庭に最も身近な危…
- Q18初級軽油・色・識別
軽油の色として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 軽油は淡黄色又は淡褐色の液体です。これは着色によるものではなく製品本来の色です。人工的にオレンジ色へ着色されているのは自動車ガソリンで、灯油との取り違えを防ぐための措置です。灯油は無色〜やや淡い黄色、軽油は淡黄色〜淡褐色、重油は褐色〜暗褐色というように、丙種が扱う油類は色で識別で…
- Q19中級軽油・染み込み・引火の危険
軽油の性状として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 軽油の引火点は45℃以上で常温では引火しにくいのですが、布に染み込んだ状態や霧状に飛散した状態では、空気と触れる表面積が大きくなり常温でも引火する危険があります。「布に染み込めば安全」はまったくの誤りです。ディーゼル燃料としての用途、引火点45℃以上、蒸気が空気より重いことはいず…
- Q20中級重油・JIS分類・A重油
重油について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 重油はJISで1種(A重油)・2種(B重油)・3種(C重油)に分類され、引火点は1種・2種が60℃以上、3種が70℃以上です。名前に「重」と付きますが比重は0.9〜1.0程度で水よりやや軽く、水には沈みません。色は褐色又は暗褐色の粘性のある液体です。「重油=水より重い」というひっ…
- Q21中級重油火災・消火困難・窒息消火
重油の火災について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 重油は引火点が高く火はつきにくいものの、いったん燃え始めると液温がどんどん上昇し、放射熱も強くなって消火が困難になります。消火には泡消火剤で燃焼面を覆う窒息消火などが有効です。棒状注水は他の第4類危険物と同様に、燃えた油を流し広げる危険があり不適切です。また重油は乾性油のような自…
- Q22中級第4石油類・ギヤー油・引火点200℃以上
第4石油類(ギヤー油、シリンダー油など)の性状として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第4石油類は1気圧において引火点200℃以上250℃未満の危険物で、ガソリン(引火点-40℃以下)よりはるかに引火点が高い油類です。「ガソリンより引火点が低い」は誤りです。ギヤー油・シリンダー油などの潤滑油が代表で、粘性が高く常温では引火の危険は小さいものの、いったん燃え始めると…
- Q23初級動植物油類・引火点250℃未満・定義
動植物油類について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 動植物油類は、動物の脂肉等又は植物の種子若しくは果肉から抽出した油で、1気圧において引火点が250℃未満のものをいいます。アマニ油・ナタネ油・ヤシ油などが代表例で、石油系の鉱物油ではありません。指定数量は10,000Lと第4類の中で最も大きく、危険性は相対的に低い区分ですが、乾性…
- Q24中級ヨウ素価・乾性油・自然発火
動植物油類のヨウ素価について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ヨウ素価は油脂の不飽和度を表す数値で、大きいほど空気中の酸素と結びつきやすく、酸化熱による自然発火の危険が高くなります。ヨウ素価130以上を乾性油、100〜130を半乾性油、100以下を不乾性油と呼びます。「ヨウ素価が大きい=乾性油=自然発火しやすい」という対応関係が最重要で、粘…
- Q25初級乾性油・アマニ油・不乾性油の例
次の動植物油のうち、乾性油に分類されるものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: アマニ油はヨウ素価130以上の乾性油の代表で、キリ油とともに自然発火の危険が最も高い動植物油です。塗料や油絵具に使われるのは、空気中で酸化して固まる(乾く)性質があるからで、その酸化のときに発生する熱が自然発火の原因になります。オリーブ油・ヤシ油・ツバキ油はいずれもヨウ素価100…
- Q26中級自然発火の防止・油染み布・酸化熱の蓄積
乾性油が染み込んだ布やぼろきれの処理として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 乾性油が染み込んだ布を積み重ねて放置すると、酸化熱が内部にこもって温度が上がり、自然発火に至るおそれがあります。防止策は熱をこもらせないことで、水を張った容器に沈める、または重ならないように広げて風通しのよい場所で乾かすのが適切です。積み重ね・密封・保温になる包み込みは、いずれも…
- Q27中級換気・低所滞留・蒸気対策
ガソリンの蒸気が滞留するおそれのある屋内で換気を行う場合の注意として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンの蒸気は空気の約3〜4倍の重さがあり、床面・ピット・地下室など低い場所に滞留します。したがって換気は低い部分の蒸気を屋外へ排出できるように行う必要があり、天井付近だけの換気では足元に溜まった蒸気を除去できません。滞留した蒸気は離れた点火源からでも引火するため、日常的な換気…
- Q28初級ガソリン・揮発性・常温で蒸気発生
ガソリンの性状として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンは引火点が-40℃以下ときわめて低く、常温でも盛んに蒸発して可燃性蒸気を発生します。「常温では蒸気をほとんど発生しない」は誤りです。揮発性が高く特有の臭気があり、蒸気は空気の約3〜4倍の重さで低所に滞留します。常温で常に引火可能な蒸気を出し続けていることこそが、ガソリンが…
- Q29中級容器貯蔵・密栓・冷暗所
ガソリンを金属製容器で貯蔵する場合の注意として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 栓を緩めて保管すると可燃性蒸気が常に漏れ出し、周囲に滞留して引火・爆発の危険を作り出すため、「栓を少し緩めておく」は誤りです。ガソリンの容器は密栓が原則です。そのうえで、温度上昇による膨張と内圧上昇に備えて直射日光を避けた冷暗所に置き、内容積いっぱいに満たさず空間容積を残します。…
- Q30中級携行缶・内圧を逃がす・エア調整ねじ
ガソリン携行缶の取扱いとして、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリン携行缶は温度が上がると缶内の蒸気圧が高まっており、いきなりふたを開けると蒸気が噴出して周囲の火気で引火するおそれがあります。開栓前にエア調整ねじ等で内圧を逃がすのが正しい手順です。炎天下の車内放置は内圧上昇を招き危険です。ガソリンを灯油用ポリ容器に入れることは認められてい…
- Q31中級静電気・不良導体・帯電の理由
ガソリンが静電気を帯びやすい理由として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンは電気をほとんど通さない不良導体(絶縁性の液体)です。配管内の流動やタンクへの注入の際の摩擦で静電気が発生しても、電気が液体中を移動して逃げることができず、そのまま蓄積してしまいます。蓄積した電荷がある瞬間に放電すると、その火花が点火源となって蒸気に引火します。だからこそ…
- Q32初級火災予防・低所の点火源・防爆構造
ガソリンを取り扱う場所の火災予防として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンの蒸気は空気より重く床面付近に滞留するため、注意すべきはむしろ低い場所にある点火源です。「高い場所だけ注意すればよい」は逆で誤りです。滞留した蒸気は床を這って離れた場所まで広がり、遠くのコンセントの火花や給湯器の種火で引火した事故が実際に起きています。喫煙・裸火の禁止、火…
- Q33中級流出時の措置・下水厳禁・土砂で拡大防止
ガソリンが地面に流出した場合の措置として、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 流出したガソリンを水で側溝や下水に流すと、水に浮いたガソリンと蒸気が下水道網を伝って広範囲に拡散し、離れた場所での引火・爆発を引き起こす重大な危険があります。「水で洗い流す」は絶対にしてはいけない措置です。正しくは土砂等で拡大を防ぎ、吸着材などで回収し、付近の火気を排除します。蒸…
- Q34中級空タンク・残留蒸気・爆発危険
ガソリンを貯蔵していた空のタンクや容器の取扱いとして、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンを抜き取った後のタンクや容器の内部には、可燃性蒸気が残留していることが多く、「空だから安全」という思い込みが重大事故につながります。残留蒸気が燃焼範囲内の濃度にあるとき、溶接の火花などが点火源となって爆発します。作業前には内部を十分に換気し、蒸気濃度を測定して安全を確認し…
- Q35初級灯油の保管・変質・不良灯油
灯油の保管について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 灯油は直射日光や高温で徐々に変質し、黄色っぽく変色したり酸っぱいにおいがしたりします。変質した灯油(不良灯油)をストーブに使うと、芯の目詰まりや不完全燃焼、異常燃焼の原因となり危険なため使用してはいけません。保管は直射日光を避けた冷暗所で、専用容器に密栓して行います。透明容器での…
- Q36中級適応消火剤・棒状強化液は不適・油火災
ガソリンや灯油の火災に使用する消火剤として、適切でないものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 強化液消火剤を棒状に放射すると、水の棒状注水と同じように、水より軽く水に溶けない油を流し広げてしまうため油火災には不適切です。強化液を油火災に使えるのは霧状放射の場合に限られます。泡消火剤(窒息)、二酸化炭素消火剤(窒息)、粉末消火剤(抑制・窒息)はいずれも油火災に有効です。「棒…
- Q37中級消火器の使い方・風上から・燃焼面を狙う
屋外でガソリン火災を消火器で消火する場合の注意として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 屋外での消火は風上から行うのが原則です。風下から近づくと炎・熱・蒸気を正面から浴び、消火剤も風で流されて届きません。放射は炎の上部ではなく、手前の燃焼面(液面)を覆うように掃くのが効果的です。また消火器の放射時間は十数秒程度と短いため、適切な距離まで近づいてから燃焼面に集中して放…
- Q38中級引火点と液温・引火の条件・発火点
引火の危険について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 引火点は、液面上に引火可能な濃度の蒸気が発生する最低の液温です。したがって液温が引火点以上であれば、点火源の接近により引火する危険があります。逆に液温が引火点未満なら蒸気の濃度が足りず、通常は引火しません。また発火点以上に加熱された物質は点火源がなくても自ら発火します。引火点・発…
- Q39初級冬のガソリン・引火点-40℃以下・冬の静電気
冬の屋外(気温-10℃)でガソリンを取り扱う場合について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンの引火点は-40℃以下であり、日本の冬のどんな寒さでも液温は引火点を上回っています。つまり一年中、引火可能な蒸気を発生し続けており、氷点下でも点火源があれば引火します。むしろ冬は空気が乾燥して静電気が蓄積しやすく、セーターの脱ぎ着などで帯電した人体からの放電火花が点火源に…
- Q40中級発火点の比較・灯油・軽油約220℃・順序の逆転
引火点と発火点の関係について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 灯油・軽油の発火点は約220℃で、ガソリンの約300℃より低い温度です。引火点の高低(ガソリン-40℃以下<灯油40℃以上<軽油45℃以上)と発火点の高低は一致せず、「引火点が高いほど発火点も高い」とは限りません。引火しやすさと、点火源なしで発火する温度は別の性質だからです。この…
- Q41初級吹きこぼれ・給油中断・拭き取り
給油取扱所で自動車に給油中、ガソリンが給油口から吹きこぼれた場合の措置として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンがこぼれたら、まず給油を直ちに中断し、こぼれた分を布や吸着材で完全に拭き取ります。少量でも蒸発した蒸気が車の下などに滞留するため、放置して給油を続けるのは危険です。水で側溝へ流すのは蒸気を拡散させる厳禁の対応です。またエンジンの始動は点火源を作る行為であり、こぼれたガソリ…
- Q42中級ガソリンの成分・炭化水素・混合物
ガソリンの成分について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ガソリンは、原油の蒸留などで得られる多数の炭化水素(炭素と水素の化合物)の混合物であり、単一の化合物ではありません。混合物なので沸点も一定ではなく、おおむね40〜220℃程度の幅を持ちます。灯油・軽油・重油も同様に炭化水素の混合物です。「純物質ではなく混合物」という点は、性状の基…
- Q43初級灯油・引火点40℃以上・基礎数値
灯油の引火点として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 灯油の引火点は40℃以上です。常温(20℃)は引火点より低いため、通常の状態では点火源を近づけても引火しませんが、液温が40℃以上に上がると引火の危険が生じます。ガソリン-40℃以下・灯油40℃以上・軽油45℃以上・重油60℃以上という引火点の並びは、丙種試験で最も確実に得点すべ…
- Q44初級重油・引火点60℃以上・基礎数値
重油の引火点として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 重油の引火点は60〜150℃程度で、JISでは1種(A重油)・2種(B重油)が60℃以上、3種(C重油)が70℃以上と定められています。丙種が扱う油類の中では最も引火点が高く、常温では引火しにくい液体です。-40℃以下はガソリンの引火点です。ただし引火点が高くても、霧状になった場…
- Q45中級人体の帯電・除電・静電気除去
人体に帯電した静電気による災害を防ぐ方法として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 人体に帯電した静電気は、接地された金属部分に触れることで安全に大地へ逃がすことができます。セルフスタンドの静電気除去シートはまさにこの目的の設備です。絶縁性の高い靴は静電気の逃げ道を断って帯電を助長し、化学繊維の重ね着は摩擦帯電を増やし、乾燥は放電(自然な漏えい)を妨げるため、い…
- Q46中級天ぷら油火災・注水厳禁・油の飛散
加熱されて燃え上がった天ぷら油(動植物油)の火災への対応として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 高温の油に水をかけると、水が瞬間的に沸騰して燃えている油を激しく飛散させ、火傷や延焼を引き起こします。天ぷら油火災への注水は厳禁です。適切なのは強化液(霧状)や粉末など油火災に適応する消火器による消火です。燃えた油を移動させるのは飛散・延焼のもとで、紙をかぶせれば紙自体が燃えます…
- Q47初級引火点の比較・重油が最高・危険性の順
次の危険物のうち、引火点が最も高いものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 引火点は、ガソリンが-40℃以下、灯油が40℃以上、軽油が45℃以上、重油が60℃以上(3種は70℃以上)で、この中では重油が最も高くなります。引火点が高いほど常温で引火しにくく、危険性は相対的に低いといえます。逆に最も引火点が低いガソリンが最も危険で、指定数量も最小(200L)…
- Q48初級第4類・引火性液体・類の区分
消防法上の第4類危険物の性質として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 第4類危険物の性質は「引火性液体」です。消防法の危険物は性質によって第1類(酸化性固体)、第2類(可燃性固体)、第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)、第4類(引火性液体)、第5類(自己反応性物質)、第6類(酸化性液体)に区分されています。丙種が取り扱うガソリン・灯油・軽油・重油…
危険物の性質と消火の出題傾向 — 収録全48問の分析
ぴよパスに収録している危険物取扱者 丙種「危険物の性質と消火」のオリジナル練習問題 全48問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級20問・中級28問の全48問構成です。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- ガソリン5問
- 灯油4問
- 軽油3問
- 重油3問
- 動植物油類3問
つまずきやすいポイント (解説からの抜粋)
「重油=水より重い」というひっかけが定番なので、名前と実際の比重が食い違う点を意識して覚えてください。
→ Q20 重油について、正しいものはどれか。 で確認するこの「引火点と発火点の順序の逆転」は数値問題のひっかけとして頻出です。
→ Q40 引火点と発火点の関係について、正しいものはどれか。 で確認する
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成美堂出版『1回で受かる! 丙種危険物取扱者 テキスト&問題集』。テキストと問題演習が一体で、レビュー66件と丙種で最多。図やイラストで丙種の出題範囲(燃焼・消火の基礎、第4類の性質、法令)をやさしく解説する。Rank1のユーキャンと併用して演習量を増やすのに向く1冊。
こんな人に: 1冊でインプットとアウトプットを完結したい人。演習量を確保したい人。
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書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
※ 編集部が 2026-06-03 に Amazon.co.jp + コミュニティ評判サイトを cross-check して選定
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危険物の性質と消火 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 危険物取扱者 丙種の危険物の性質と消火は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは危険物取扱者 丙種の危険物の性質と消火に全48問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。102問ある危険物取扱者 丙種全体のうち危険物の性質と消火は約47%を占める重要科目です。
- 危険物の性質と消火はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 危険物の性質と消火は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。危険物取扱者 丙種は合計3科目 (危険物の性質と消火 / 危険物に関する法令・燃焼及び消火に関する基礎知識) の構成なので、危険物の性質と消火単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 危険物取扱者 丙種全体で危険物の性質と消火の出題比率はどのくらいですか?
- 危険物の性質と消火は危険物取扱者 丙種の3科目のうちの1科目で、ぴよパスでの危険物の性質と消火の問題数は48問 / 全102問 ≈ 47%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、危険物の性質と消火を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約49% (令和6年度 49.3%)の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 危険物の性質と消火で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 危険物取扱者 丙種は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、危険物の性質と消火で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間1時間15分の中で、ぴよパスの危険物の性質と消火練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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