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ボイラーの点火前に行う、水位や附属品の状態の点検と準備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解説: 誤っているのは1。空気抜き弁は点火前から開いておき、たき始めて胴内の空気が追い出され、白い蒸気が出始めてから閉じる。点火前に閉じておく扱いは誤り。2は正しく、点火前の水位が常用水位より高いときは吹出しで下げ、低いときは給水して常用水位に合わせる。3は正しく、圧力がないのに指針が0…
関連キーワード: 点火前・空気抜き弁・常用水位・験水コック・水位検出器
ボイラーの点火前に、水面計とその連絡管及び水位を点検するときの扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。水面計のコックは一般のコックと異なり、ハンドルが管軸と直角の向き(運転中は下向き)のときに開となる。2は誤りで、圧力がなければボイラー水を吹き出せないので機能試験はできない。残圧がないときは、たき始めて圧力が上がり始めたときに行う。3は誤りで、常用水位は通常、水面計…
関連キーワード: 水面計・機能試験・常用水位・水柱管・水側連絡管
ボイラーの運転を停止したあとの炉内の換気(ポストパージ)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は1。ポストパージは、燃料の供給を止めたあとも送風機を運転し、炉内と煙道に残った未燃ガスや燃焼ガスを排出する換気で、停止後に未燃ガスがたまって爆発するのを防ぐために行う。2は誤り。目的は換気であり、ボイラー水の温度を早く下げることではない。3は誤り。換気が終わる前に主電源を切…
関連キーワード: ポストパージ・未燃ガス・送風機・ダンパ・主電源
ボイラーの燃料系統と燃焼装置について、点火前の点検と停止のときの扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。燃料ガス遮断弁は、継手などから外へ漏れていないかに加え、閉じた弁の弁座を通って下流へガスが漏れていないか(内部の漏れ)も点検する。1は誤りで、ガス漏れの点検は、ガス圧力が加わっている継手・コック・弁に、ガス漏れ検出器を当てるか検出液を塗って行う。圧力を抜くと漏れを見…
関連キーワード: 燃料ガス遮断弁・ガス漏れ・油加熱器・C重油・停電
ガスだきボイラーで、点火棒を用いて手動で着火させる場合や、着火がうまくいかない場合の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。ガスは爆発の危険が大きいので、点火用の火種は火力の大きなものを用い、確実に着火させる。1は誤りで、バーナーが2基以上あるときは1基目の燃焼が安定してから2基目に点火するが、そのときも点火用の火種を使い、他のバーナーの火炎や炉壁の熱で点火してはならない。2は誤りで、点…
関連キーワード: ガスだきボイラー・点火棒・火種・燃料弁・自動制御
ボイラーをたき始めてから蒸気圧力が上がっていくまでの間の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。圧力計の機能に疑いがあるときは、圧力がかかっていても、圧力計の下部のコックを閉めて予備の圧力計と取り替えられる。1は誤りで、たき始めるとボイラー水が膨張して水位は上がるので、二つの水面計の水位の動きに注意する。2は誤りで、蒸気圧力が上がり始めたら吹出しを行い、吹出し…
関連キーワード: たき始め・圧力計・吹出しコック・水面計・局部的な過熱
ボイラーから蒸気を送り始める(送気を始める)ときの、主蒸気管と主蒸気弁の扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。主蒸気弁は徐々に開いて全開にしたら、ハンドルを少し戻しておく。全開の位置のまま弁が熱で固着し、次に動かせなくなるのを防ぐためである。1は誤りで、バイパス弁があるときは、先にバイパス弁を開いて蒸気を送り、主蒸気管を暖めてから主蒸気弁を開く。2は誤りで、蒸気トラップがあ…
関連キーワード: 送気・主蒸気弁・暖管・バイパス弁・ドレン弁
ボイラーの運転中の水位の監視と、水面測定装置の扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。差圧式の遠方水面計は、水位に応じて生じる圧力の差を導管で検出器へ導いて水位を指示するので、導管の途中のわずかな漏れでも差が変わり、大きな誤差が出る。1は誤りで、安全低水面より下がったときは、まず燃料の供給を断って燃焼を止める。過熱した伝熱面に急いで給水すると急冷で傷…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第69条第2項、ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第5号
関連キーワード: 安全低水面・水面計・遠方水面計・連絡管・機能試験
ボイラーの運転中の圧力の監視と、圧力計及びその連絡管の扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。圧力計をボイラー本体から離して取り付け、連絡管の途中に止め弁を設けたときは、運転中に誤って閉じられて圧力が読めなくなるのを防ぐため、その弁を開ききった状態で錠をかけるか、ハンドルを取り外しておく。1は誤りで、安全弁が調整したときと違う圧力で吹いたときは、圧力計の指示…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第66条第1項
関連キーワード: 圧力計・連絡管・止め弁・サイホン管・安全弁
ボイラーの運転中の燃焼状態の監視と、燃焼の調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。バーナーが2本以上あるときに燃焼量を減らすには、全部のバーナーを絞るより、燃焼させるバーナーの数を減らすほうが安全である。燃焼量は燃焼装置の最低燃焼量を下回らないようにする。1は誤りで、火炎中の火花は、バーナーの故障や調節不良、油の温度・圧力の不適正のほか、通風が強…
関連キーワード: 燃焼量・バーナー・火花・通風・炉内の温度
ボイラーの給水ポンプと給水系統の運転中の扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。給水が流れる管の内側にスケールなどが付いて通り道が細くなると、同じ量を送るのにより大きな圧力が要るので、ポンプ出口とボイラーの圧力の差が少しずつ広がる。給水調整弁の開きが次第に大きくなるのも同じ兆しで、原因を調べて処置する。1は誤りで、吐出し圧力が上がらないときは、…
関連キーワード: 給水ポンプ・吐出し圧力・ストレーナ・給水内管・空気抜き
ボイラーの安全弁の試験・調整と、不具合があったときの扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。試験用レバーを使って弁体を持ち上げる手動試験は、ボイラーの圧力が最高使用圧力の75%以上に上がってから行う。1は誤りで、設定圧力に達しても作動しない原因には、ばねの締めすぎや、弁体と案内部の熱膨張による密着などがある。2は誤りで、どのような場合も弁を工具でたたいては…
関連キーワード: 安全弁・試験用レバー・手動試験・調整ボルト・節炭器
ボイラーの燃焼調整における空気比(過剰空気比)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 実際のボイラー運転では、燃料と空気の混合が完全均一にならないため、完全燃焼を確保するには理論空気量より多い空気(過剰空気)を供給し、空気比を1より大きく設定することが一般的です(選択肢3が正しい)。「空気比が1より小さい場合は完全燃焼が起こる」は誤りで、空気比1未満(空気不足)で…
関連キーワード: 空気比・過剰空気・完全燃焼・不完全燃焼・燃焼効率
ボイラーの運転中の燃焼の調節と、燃焼状態の監視に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。燃料を完全燃焼させるには、燃料と空気を適量にしてよく混ぜるとともに、炉内の温度をできるだけ高く保つ。不必要な空気を送ると炉内の温度が下がり、排ガスが持ち去る熱も増える。1は誤りで、炎がボイラー本体や炉壁、れんが壁に強く当たる燃焼は無理だきで、炉壁などを傷めるので、炎…
関連キーワード: 燃焼・空気量・炉内・加圧燃焼・無理だき
ボイラーの運転中に、排ガス中の酸素濃度を測って燃焼用空気の量を調整するときの考え方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。排ガス中の酸素濃度が高いのは空気が多すぎるしるしで、余分な空気が熱を奪って排ガスと一緒に出ていくため、熱損失が増える。そこで空気量を絞り、酸素濃度を適正な範囲に戻す。1は誤り。酸素濃度が高いのは空気過剰であり、完全燃焼の証拠として放置すると熱損失が増える。2は誤り。…
関連キーワード: 酸素濃度・空気量・排ガス・一酸化炭素・熱損失
ボイラーの燃焼量を増減させる際の注意事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 燃焼量を増加させる場合は、先に空気量(送風量)を増やしてから燃料量を増やすのが安全な手順です。燃料を先に増やすと一時的に空気不足の不完全燃焼状態になります(選択肢3が正しい)。「燃料量を先に増やしてから空気量を増やす」は誤りで、先に燃料を増やすと空気不足で不完全燃焼が起こります(…
関連キーワード: 燃焼調整・燃焼量増加手順・空気量先行・燃料量増加・空気不足防止
ガラス水面計の機能試験(通水試験)の手順に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ガラス水面計の機能試験(通水試験)は次の3ステップで行う。 (1) 蒸気側洗浄: 水コックを閉じ、蒸気コックとドレンコックを開放 → 蒸気がガラス管内を通って下部ドレンから吹き出すことを確認(蒸気側通路の閉塞・スケール詰まりを除去)。 (2) 水側洗浄: 蒸気コックを閉じ…
根拠・参照資料: ボイラー及び圧力容器安全規則第21条
関連キーワード: 水面計機能試験・通水試験・ドレンコック・蒸気コック・水コック
水面計の連絡管が詰まっていることを確認するための方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 水面計の水位が長時間変化しない(ボイラー負荷が変動しているのに水位が全く動かない等)場合は連絡管の詰まりが疑われます。機能試験(各コックを操作してガラス管内への通水・通気を確認する試験)を行うことで連絡管の詰まりを検出できます(選択肢2が正しい)。「水コックを閉じた状態でドレンコ…
関連キーワード: 連絡管詰まり・水面計機能試験・水位固定・通水確認・詰まり検出
水面計のガラス管が破損した場合の対応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ガラス管が破損した場合は、高温・高圧の蒸気や熱水が噴出して重大な火傷事故につながる危険があるため、直ちに蒸気コックと水コックの両方を閉止して蒸気・熱水の噴出を止め、安全を確保します(選択肢2が正しい)。「もう1個の水面計が正常であれば運転を継続してよい」は、まず蒸気コックと水コッ…
関連キーワード: ガラス管破損・蒸気コック閉止・水コック閉止・熱水噴出・安全確保
石炭だきボイラーで行う埋火(まいか)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は1。埋火は、夜間や1〜2日の短い休止のあいだ火種を絶やさず、次の点火を楽にするための石炭だきボイラーの操作で、おきを火格子の上に寄せて覆っておく。2は誤りで、埋火は夜間や1〜2日程度の短い休止で行うもので、数週間にわたる休止のための操作ではない。3は誤りで、おきの上には湿っ…
関連キーワード: 埋火・石炭だきボイラー・火格子・コールゲート
新設のボイラーや修繕を行ったボイラーを使い始める前の準備に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 新設や修繕したボイラーには、製造や修繕の工程で付いた油脂、ペンキ類、ミルスケールが残っているので、使用前にアルカリ洗浄(ソーダ煮)で内面を清浄にする(1が正しい)。2は誤りで、アルカリ洗浄の後は、洗浄液を中和してから排水し、清水で水洗いする。3は誤りで、つり下げ形過熱器のように排…
関連キーワード: アルカリ洗浄・ソーダ煮・油脂・つり下げ形過熱器・れんが積み
ボイラー本体に近い側に急開弁、それより先に漸開弁を直列に設けた吹出し装置で、吹出しを終えて弁を閉じるときの操作として、正しいものはどれか。
解説: 正解は5。2個の吹出し弁を直列に設けるときは、本体側に全開・全閉をすばやく切り替えられる急開弁(またはコック)を、先端側にハンドルを何回も回して開閉する漸開弁を置くのが一般的である。吹出しの量を加減し流れを断つ役は先端側の漸開弁に受け持たせるので、吹出しを終えるときは、まず漸開弁…
関連キーワード: 吹出し弁・急開弁・漸開弁・弁座
ボイラー水の濃縮を防ぐための吹出しの役割と、吹出し量の考え方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は5。吹出しは、給水から持ち込まれ蒸発で濃縮した溶解塩類や懸濁物を排出し、ボイラー水の濃度を管理の範囲に保つための操作である。清缶剤を加えているボイラーでは、吹出しが多すぎると適度な濃縮が得られずpHが上がらないので腐食が進み、熱や薬品・水の損失も大きくなる(ボイラーメーカー…
関連キーワード: 吹出し・ボイラー水の濃度・スラッジ・軟化剤・pH
ボイラーの運転を終えて停止するときの一般的な取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は5。自動制御のボイラーでは、給水ポンプなどが止まったことを確かめてから、制御用・給水用などの各遮断器を切り、最後に主電源遮断器を切る。ポストパージが終わる前に主電源を切ってはならない。1は誤り:停止の際のボイラー水は、常用水位よりやや高めに給水してから給水弁を閉じる。2は誤…
関連キーワード: 油加熱器・主蒸気弁・ドレン弁・連絡弁・主電源遮断器
運転中のボイラーを冷却してボイラー水を排出するときの取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は4。使用中のボイラーを冷却して排水するときは、常用水位を保つように給水を続けながら蒸気の送り出しを徐々に減らし、燃料の供給を止める(石炭だきでは炉内の燃料を燃え切らせる)。次に押込送風機を止め、自然通風ではダンパを半開にしてたき口などを開き、炉内を冷やす。圧力がないことを確…
関連キーワード: 冷却・押込送風機・空気抜き弁・フラッシュ・吹出し弁
休止中のボイラーを満水保存または乾燥保存するときの管理の目安と方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は4。満水保存では、保存剤を所定の濃度に保つため、月に1〜2回程度、保存水のpHや鉄分、薬剤の濃度を測り、下がっていれば補う。1:満水保存は休止期間がおおむね3か月程度以内の場合や、緊急時に備えて待機させる場合に用い、凍結のおそれがあるときは採らない。長期の休止には乾燥保存を…
関連キーワード: 満水保存・乾燥保存・吸湿剤・保存水・燃焼側
キャリオーバ(ボイラー水が水滴や泡となって蒸気とともに送り出される現象)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は4。キャリオーバの多くは、ボイラー水の吹出し量の不足や水管理の不良によるもので、溶解塩類や懸濁物が濃縮すると泡立ちが起こり、水分が蒸気とともに運び出されやすくなる。1:蒸気の使用量が多すぎて負荷が過大なときに起こりやすく、負荷が軽いときほど起こりやすいのではない。2:過熱器…
関連キーワード: キャリオーバ・吹出し・過熱器・主蒸気弁・乾き度
ボイラー水のフォーミング(ホーミング)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: フォーミング(ホーミング)は、ボイラー水に浮遊物や油脂分などの不純物が多いときや、吹出し不足で溶解成分が濃縮しすぎたときに、水面に多量の泡が生じて蒸気部に広がる現象である。泡のため見かけの水位は実際より高く現れ、水位の制御を誤らせることもある(4が正しい)。1は誤りで、急な圧力低…
関連キーワード: フォーミング・ホーミング・水位・吹出し・キャリオーバ
油だきボイラーやガスだきボイラーの逆火(バックファイア)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は4。逆火(バックファイア)は、炉内にたまった未燃ガスが小規模に爆発的に燃え、たき口から火炎が突然炉外へ吹き出す現象で、取扱者がやけどを負うおそれがある。起こりやすいのは、煙道ダンパの開度不足などで炉内の通風力が足りないとき、点火の際に着火が遅れたとき、空気より先に燃料を供給…
関連キーワード: 逆火・通風力・煙道ダンパ・バーナ・二次燃焼
ボイラーの水位が安全低水面より下がる異常低水位が起きたときの取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は3。異常低水位では、燃料の供給を止めて燃焼を停止し、炉内を換気して冷やす。水面より上に出て過熱された伝熱面は傷んでいるおそれがあるので、ボイラーが自然に冷えるのを待ってから、低水位の原因と各部の損傷を調べ、異常がないことを確かめるまでは運転を再開しない。1:異常低水位に気づ…
関連キーワード: 異常低水位・安全低水面・主蒸気弁・吹出し弁・損傷
プライミング(水気立ち)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は3。プライミングは、蒸気の取出しが急に増えるなどしてドラムの水面が激しく揺れ、水滴が蒸気に混じって外へ持ち出される現象である。これが急に起こると水面が高く見え、水位制御装置がそれに合わせて給水を減らすため、本当の水位はかえって下がり、低水位の事故につながることがある。1:起…
関連キーワード: プライミング・水位制御・低水位・ホーミング・主蒸気弁
ボイラーの伝熱面の過熱と、それによる損傷を防ぐための取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は3。ボイラーに用いる炭素鋼は、温度が上がると強度が下がり、350℃付近から急激に低下する。このように温度の上昇で強度が下がった状態を過熱といい、さらに進むと材質が劣化して焼損に至り、内部の圧力で膨出や破裂を起こすおそれがある。過熱を防ぐには、スケールやスラッジを付着させない…
関連キーワード: 過熱・炭素鋼・耐火材・油脂・焼損
ボイラー水のpHと、その調節や測定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正解は2。低圧ボイラーのボイラー水は、給水の濃縮、炭酸水素塩の熱分解、アルカリの添加によってpH11.0〜11.8程度のアルカリ性に保ち、鋼材の腐食を抑える。1:pH(25℃における値)の管理範囲は、圧力が高いボイラーでは同じか低い値とされ、たとえばイオン交換水を使う多管式特殊循…
関連キーワード: pH・アルカリ性・脱酸素剤・酸消費量・メチルレッド
ボイラー給水の硬度の表し方と、単純軟化法による軟化装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 単純軟化法は、強酸性の陽イオン交換樹脂を使い、硬度の原因であるカルシウム、マグネシウムの各イオンを、樹脂側のナトリウムイオンと入れ替えて取り除く方法である。除かれるのは陽イオンの硬度成分で、シリカは取り除かれずに残る(2が正しい)。硬度は、これらのイオンの量を炭酸カルシウムの量に…
関連キーワード: 硬度・軟化装置・単純軟化法・シリカ・食塩水
ボイラーの清缶剤として用いられる薬剤と、その働きに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 清缶剤のうち、軟化剤は硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるもので炭酸ナトリウムやりん酸ナトリウムが、低圧ボイラーの酸消費量付与剤には水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムが用いられる(肢1・肢3は誤り)。脱酸素剤にはタンニン、亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンがあり、タンニンはスラッ…
関連キーワード: 清缶剤・軟化剤・酸消費量付与剤・亜硫酸ナトリウム・中和性アミン
ボイラー水中の不純物と、それによって生じるスケールやスラッジに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 給水中の不純物のうち、水に溶けずに浮遊している懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶性の物質や微細なじんあい、エマルジョン化した鉱物油がある(肢2が正しい)。スケールは硬度成分やシリカなどが伝熱面に析出して固着したもので、ドラムの底などにたまる軟らかい沈殿物はスラッジという(肢1…
関連キーワード: スケール・スラッジ・伝熱面・排ガス・ウォータハンマ
重油だきボイラーの燃焼ガス側に起こる低温腐食と、運転や設備の側でとる抑制の方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 燃料中の硫黄分から生じた三酸化硫黄は、燃焼ガス中の水分と結びついて硫酸の蒸気となり、露点より低い温度の伝熱面で凝縮して腐食を起こす。燃焼室や煙道に外気が漏れ込むと煙道のガスの温度が下がるので、漏れ込みを防いでガスの温度の低下を防ぐ(肢2が正しい)。空気比を大きくすると燃焼ガス中の…
関連キーワード: 低温腐食・露点・添加剤・空気比・三酸化硫黄
ボイラー水に起こるアルカリ腐食に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。熱負荷の大きい伝熱面にスケールが付くと、その下でボイラー水が濃縮して水酸化ナトリウムが濃くなりすぎ、鋼材が侵される。これがアルカリ腐食である。2は誤り。水酸化ナトリウムが薄くなりすぎたときではなく、濃くなりすぎたときに起こる。3は誤り。溶存酸素が鋼材の表面で反応して…
関連キーワード: アルカリ腐食・水酸化ナトリウム・スケール・pH・吹出し
フロート式の水位検出器の点検と整備に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解説: マグネットを用いたフロート式では、マグネットの磁力の強さが十分か、割れなどがないかを1年に1回程度点検して整備するので、目安を5年に1回程度とした肢1が誤り。分解したときは、フロートを上下させて、マグネットの接点が正常に作動するか、機械的に滑らかに動くかを確かめる(肢2)。マイク…
関連キーワード: フロート式・マグネット・マイクロスイッチ・水位検出器・ベローズ
ボイラーの給水やボイラー水に溶けている気体による腐食と、その防止に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 溶存酸素による腐食は、酸素が鋼材と反応して局部的に深い穴をつくる孔食(ピッチング)となりやすく、ボイラー本体だけでなく、給水が流れるエコノマイザの管や給水管でも起こる(肢1が正しい)。溶存酸素を取り除くのは脱気や脱酸素剤であり、軟化剤は、カルシウムなどの硬度成分を水に溶けにくい形…
関連キーワード: 溶存酸素・孔食・脱気・膜脱気法・二酸化炭素
油だきボイラーの点火の操作と、自動制御のボイラーが着火しなかったときの扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 自動制御のボイラーの起動の不具合は、水位、油温、燃料圧力など、条件がそろわないと次の段階へ進ませないインタロックに関係するものが多いので、着火しないときは運転操作を止め、これらを重点に原因を調べて直す(肢2が正しい)。原因を調べずに短い時間に何度も起動操作を繰り返すと、炉内に燃料…
関連キーワード: インタロック・燃料弁・点火棒・回転式バーナ・逆火
蒸気ボイラーに取り付けるブルドン管圧力計の取付けと取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 圧力計は蒸気部の圧力を測るもので、胴や蒸気ドラムの蒸気部のうち高い位置に取り付けるのが原則である。ボイラー構造規格第66条第1項は、蒸気部のほか、水柱管又は水柱管に至る蒸気側連絡管に取り付けることも認めている(肢3が正しい)。蒸気が直接ブルドン管に入らないよう、水を入れたサイホン…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第66条第1項第1号
関連キーワード: ブルドン管圧力計・サイホン管・コック・管軸・蒸気側連絡管
温水ボイラーの水高計、温度計及び開放形の膨張タンクの取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 水高計は温水ボイラーの圧力を示す計器で、蒸気ボイラーの圧力計に当たる。開放形膨張タンクを用いる温水ボイラーでは、水高計はタンクの水面までの水柱の高さによる圧力を示し、高さが約10mなら約0.1MPaとなる(肢2が正しい)。水面の高さを示す水面計に相当するものではない(肢1は誤り)…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第68条第2項
関連キーワード: 水高計・膨張タンク・温度計・逃がし管
ボイラーの給水に用いる遠心ポンプ(渦巻ポンプ・ディフューザポンプ)の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 遠心ポンプ(渦巻ポンプ・ディフューザポンプ)は、吸込み弁を全開にし、吐出し弁を全閉にした状態で起動し、ポンプの回転と吐出し圧力が正常であることを確認してから吐出し弁を徐々に開いていくのが正しい起動手順です。吐出し弁を閉じて起動することで起動時の電動機の負荷を小さくできます(選択肢…
関連キーワード: 遠心ポンプ・吐出し弁全閉起動・空運転禁止・グランドパッキン・メカニカルシール
蒸気ボイラーの間欠吹出しを行うときの、作業の体制と吹出しの操作に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 吹出し弁やコックを操作する位置から水面計の水位が直接見えないときは、水面計を監視する者と合図を取り合いながら吹出しを行う(3が正しい)。1は誤りで、吹出しを終えたら弁を確実に閉じ、管の先端に漏れがないかをその場で点検する。2は誤りで、複数のボイラーが並んでいるときは、弁を操作する…
関連キーワード: 吹出し・吹出し弁・水面計・吹出し管・吹出しコック
蒸気ボイラーに取り付けた電極式水位検出器の保守と点検に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 電極式水位検出器は、ボイラー水が電気を通すことを利用して水位をとらえる。検出筒の中では蒸気が凝縮して水がきれいになり、電気が通りにくくなって正常に働かなくなるので、運転中にボイラーの圧力を使って検出筒のブローを行い、中の水をボイラー水と入れ替える(肢1が正しい)。ブローは圧力のあ…
関連キーワード: 電極式水位検出器・検出筒・電極棒・ブロー・水側連絡管
ボイラーの燃焼安全装置と火炎検出器の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは1。燃焼安全装置が働いて燃料が遮断された後は、原因を調べて取り除いたうえで、手動で復帰操作をしてから再点火する。ボイラー構造規格第85条第2項第2号・第3項は、遮断が自動的に解除されたり、手動の操作なしに再起動したりしてはならないとしている。2は誤り。電源を入れ直して自…
根拠・参照資料: ボイラー構造規格第85条
関連キーワード: 燃焼安全装置・火炎検出器・復帰操作・再点火・検出部
暖房用などに用いる鋳鉄製ボイラーの給水と取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 暖房用の鋳鉄製蒸気ボイラーでは、原則として復水を回収して循環使用し、補給する水を少なくする(肢1が正しい)。給水管はボイラー本体に直接取り付けず、返り管に取り付ける(肢2は誤り)。鋳鉄製の温水ボイラーは、配管のさびやスラッジを出す場合のほかは吹出しを行わない(肢3は誤り)。鋳鉄は…
関連キーワード: 鋳鉄製ボイラー・給水管・返り管・吹出し・異常低水位
ばね安全弁の不具合とその対処に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 弁体と弁座の間にごみ等の異物をかみ込んで蒸気が漏れている場合は、試験用レバーを操作して弁体を持ち上げ、蒸気を勢いよく吹かせて異物を吹き飛ばす方法が有効です。これで漏れが止まらない場合は、弁座の傷や当たり不良等が疑われるため分解整備を行います(選択肢3が正しい)。蒸気漏れを止める目…
関連キーワード: ばね安全弁・蒸気漏れ・試験用レバー・調整ボルト・吹出し圧力調整
ボイラーの酸洗浄の作業に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 酸洗浄は、薬液に酸を用いてボイラーの水側に付着したスケールを溶かして除く化学洗浄で、酸には塩酸が多く用いられる(1が正しい)。インヒビタ(腐食抑制剤)は、酸が鋼材を侵すのを抑えるため酸洗浄の薬液に加えるもので、中和防錆処理の段階で加えるものではない(2は誤り)。作業中に発生する水…
関連キーワード: 酸洗浄・中和防錆処理・インヒビタ・スケール・塩酸
運転中のボイラーのガラス水面計について、機能試験を行う時期として、正しいものはどれか。
解説: 水面計の機能試験は、毎日の点検のほか、点火前(圧力があるとき)、点火後に蒸気圧力が上がり始めたとき、キャリオーバが生じたとき、二組の水面計の指示に差が生じたとき、水位の動きが鈍く水位の正しさに疑いがあるとき、ガラス管を取り替えたとき、取扱者が交代して後任が引き継いだときに行う(1…
根拠・参照資料: ボイラー及び圧力容器安全規則第25条第1項第5号
関連キーワード: 水面計・機能試験・取扱者・キャリオーバ・ガラス管
ボイラーの二次燃焼に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 二次燃焼は、不完全燃焼で生じた未燃ガスやすすが、燃焼室以外の燃焼ガス通路で燃える現象であり、空気予熱器やケーシングなどを焼損させることがある(2が正しい)。燃料配管の中へ火炎が逆流する現象とは別のものである(1は誤り)。堆積した未燃のすすが再び燃えるものはスートファイヤと呼ばれ、…
関連キーワード: 二次燃焼・未燃ガス・空気予熱器・スートファイヤ・スートブロー
油だきボイラーの燃焼中に見られる異常と、その原因や対処に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 火炎が周期的に強弱を繰り返す息づきは、重油の加熱温度が低すぎて霧化が不良なときや、燃料油の圧力・温度の変動、燃料調節弁や風量ダンパのハンチングなどで起こる(5が正しい)。火炎中の火花は、バーナの故障・調節不良、油温・油圧の不適正のほか、通風が強すぎるときに生じる(1は誤り)。火炎…
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ボイラーの使用中に異常が生じ、緊急に停止させるときの操作に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 緊急停止では、まず燃料の供給を断ち、次に炉内と煙道を換気し、そのあと主蒸気弁を閉じ、給水を要する場合は給水して必要な水位を維持する。ダンパは開いたままとする(3が正しい)。通常の停止では給水して圧力を下げてから蒸気弁を閉じ、最後にダンパを閉じるが、緊急停止では換気の後に主蒸気弁を…
関連キーワード: 緊急停止・燃料の供給・換気・主蒸気弁・ダンパ
ボイラーの安全弁の調整に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 過熱器を備えるボイラーでは、過熱器の安全弁を本体(胴)の安全弁よりも先に作動するように、本体の安全弁より低い圧力に調整します。これは安全弁の作動時にも過熱器に蒸気を流し続け、過熱器が蒸気による冷却を失って焼損することを防ぐためです(選択肢2が正しい)。ばね安全弁の吹出し圧力は、調…
根拠・参照資料: ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第1号・第2号、第28条第2項
関連キーワード: 安全弁調整・過熱器安全弁・吹出し圧力・調整ボルト・最高使用圧力
運転中のボイラーで、ガラス水面計に水位が現れなくなった。このときの判断と取扱いに関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 水位が現れないのは、低水位のほか、高水位、水面計の機能不良、プライミングやフォーミングなどによることがあり、すぐに機能試験を行って水位を確かめる。低水位のときに安全弁を作動させると、蒸気が排出されて水位がさらに下がるので、作動させてはならない(4が正しい)。水コックを閉じたままで…
関連キーワード: 水面計・低水位・安全弁・機能試験・煙管
ボイラーの運転中にキャリオーバが発生したときの措置に関する記述として、誤っているものはどれか。
解説: 誤っているものを選ぶ問題である。蒸気の負荷が大きすぎることが原因のときは、燃焼を絞って蒸気の発生を抑え、水面の乱れを静める。燃焼量を上げると蒸気の発生が激しくなり、キャリオーバはかえって起こりやすくなる(5が正答)。浮遊物や油脂などの不純物が多いときは、水質を調べたうえでブローの…
関連キーワード: キャリオーバ・燃焼量・主蒸気弁・気水分離器・吹出し
休止中のボイラーを満水保存法で保存する場合の選び方と管理に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 満水保存法は、休止期間がおおむね3か月以内の場合や、緊急時の使用に備えて待機させる場合に用いる(1が正しい)。内部を水で満たすため、凍結のおそれがある場合は採用できず、乾燥保存法とする(2は誤り)。空気が残ると酸素で腐食が進むので、空気を抜きながら内部を水で満たし、空気層を残さな…
関連キーワード: 満水保存法・乾燥保存法・保存剤・凍結・全ブロー
休止中のボイラーを乾燥保存法で保存するときの作業に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 乾燥保存法では、蒸気や水が入り込まないように蒸気管や給水管を外部と確実に遮断する。止め弁を閉じただけでは弁座から漏れるおそれがあるので、フランジ継手の間に遮断板をはさんで仕切るほうが確実である(3が正しい)。ボイラー水を抜いて清掃・乾燥した後は密閉し、弁を開いて外気を通すことはし…
関連キーワード: 乾燥保存法・吸湿剤・遮断板・窒素・シリカゲル
ボイラーの劣化や損傷、事故に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: クラック(割れ)は、過熱や膨出を受けた部分のほか、応力が集中しやすい穴の周囲、煙管ボイラーの管板の管穴間、溶接継手部の付近、フランジの根元の丸みの部分などに発生しやすい(5が正しい)。1は誤りで、炉筒や火室が外からの圧力に耐えきれず急激に押しつぶされる現象は圧かいである。膨出は、…
関連キーワード: クラック・膨出・圧かい・ウォータハンマ・外面腐食
ボイラーの圧力計を正しい状態に保つための管理に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 圧力計は内部の機構が狂いやすいため、性能検査のとき、長期間休止した後に使い始めるとき、指針の動きが疑わしいときなどに圧力計の試験を行い、指示を確かめる(3が正しい)。圧力計は、壊れるまで使い続けるのでなく、あらかじめ使用する期間を決めておき、その期間ごとに新しいものと交換する(1…
関連キーワード: 圧力計・圧力計の試験・使用期間・残針・キャリオーバ
水柱管に取り付けたガラス水面計とその連絡管の保守に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 水面計のコックは漏れやすいため、6か月ごとに分解整備して操作しやすい状態にしておく(4が正しい)。水柱管下部の吹出し管によるブローは、水側連絡管のスラッジを出すため毎日1回行う(1は誤り)。ボイラー則第28条第1項第7号は、燃焼ガスに触れる水面測定装置の連絡管を耐熱材料で防護する…
根拠・参照資料: ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第7号
関連キーワード: 水柱管・連絡管・水面計・分解整備・耐熱材料
ボイラーの安全弁を所定の圧力で作動させるための調整に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。ボイラー則第28条第1項第1号は、安全弁を最高使用圧力以下で作動するように調整するとし、同条第2項は、安全弁が二個以上ある場合に一個をその圧力以下で調整したときは、他の安全弁を最高使用圧力の3パーセント増以下で作動するように調整できるとしている。1は誤り。同じ圧力に…
根拠・参照資料: ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第1号・第2項
関連キーワード: 安全弁・最高使用圧力・吹出し圧力・吹止まり圧力・二個以上
キャリオーバがボイラーや蒸気系統に及ぼす障害に関する記述として、正しいものはどれか。
解説: キャリオーバは、ボイラー水の水滴や不純物が蒸気とともに運び出される現象であり、運ばれた不純物が水位調節器や圧力制限器などの検出端の開口部や連絡配管を詰まらせ、機能に障害を起こすことがある(1が正しい)。過熱器に入ったボイラー水は管の内面を汚し、蒸気温度を下げる。管の外面は燃焼ガス…
関連キーワード: キャリオーバ・検出端・過熱器・ウォータハンマ・エコノマイザ
ボイラーの燃焼や水位、温度を制御する自動制御装置の点検に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは3。油量調節弁やガス量調節弁は、低燃焼の開度の位置に目印を付けておき、点検の際にその目印で低燃焼の開度が変わっていないことを確かめる。1は誤りで、電極式水位検出器の導通試験と絶縁抵抗の測定は、1年に1回以上行う。2は誤りで、点火炎が短くなって点火遅れによる逆火のおそれが…
関連キーワード: 自動制御装置・電極式水位検出器・点火用燃料・温度調節器・主安全制御器
マンホールや掃除穴のふたの取付けと、ボイラーをたき始めてからの増締めに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。点検整備の直後に使い始めるボイラーでは、掃除穴やマンホールなどのふたの取付け部は、漏れの有無にかかわらず、昇圧中と昇圧後に増締めを行う。1は誤りで、ふたのガスケットは、良質の薄手のものをなるべく広く当てる。2は誤りで、締付けが均一になるよう、対称の位置にあるボルトを…
関連キーワード: マンホール・掃除穴・ガスケット・増締め・ボルト
休止中のボイラーを満水保存する場合の、保存水と薬剤の扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。満水保存で溶存酸素を除く還元剤としてヒドラジンを用いる場合、ヒドラジンは保存中に少しずつ消費されるので、保存の期間に見合う濃度で加えて、所定の濃度を保つ。1は誤りで、保存水はアルカリ性に保ち、pHが11程度より低くなると鋼材の腐食が起こりやすくなる。3は誤りで、給水…
関連キーワード: 満水保存・保存水・ヒドラジン・溶存酸素・ボイラー清浄剤
燃焼ガス側の伝熱面に付いたすすの除去と、その時期の判断に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 外面清掃の時期は、清掃した直後の排ガス温度と通風力を基準にして、その後の変化の大きさから判断する。伝熱面にすすが付くと熱が水に伝わりにくくなって排ガスの温度が上がり、煙道に灰が積もると通風の抵抗が増して通風力が落ちるためである(4が正しい)。1は誤りで、運転中にすす吹きを行うのは…
関連キーワード: すす吹き・外面清掃・排ガス・通風力・ドレン
遠心式の給水ポンプに起こるキャビテーションに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。ポンプ入口付近の圧力がその水温の飽和蒸気圧より下がると水が気化して気泡が生じ、気泡は羽根車の中を流れて圧力が上がる所でつぶれる。そのときの衝撃で羽根車の表面が壊食され、異音や振動、吐出量の低下も起こる。1は誤りで、気泡は羽根車の中で圧力が上がるとつぶれて水に戻るので…
関連キーワード: 給水ポンプ・キャビテーション・羽根車・吸込み管・吐出し管
ボイラーの給水タンクと給水ポンプの、運転中の取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。吐出し弁を閉じたままポンプを長く回し続けると、羽根車が水をかき回す動力が熱に変わってポンプ内の水温が上がり、過熱状態になる。1は誤りで、復水を混ぜる給水タンクは、貯水の温度が高くなりすぎないように注意する。温度が高いと給水ポンプでキャビテーションが起こりやすい。2は…
関連キーワード: 給水タンク・給水ポンプ・電流計・給水圧力・グランドパッキン
給水の処理に用いる単純軟化装置の働きと、その管理に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。単純軟化装置の処理水の硬度は、通水を始めてしばらくは0に近いが、処理した水量がある量に達すると急に増え始める。この点を貫流点といい、ここに達したら通水をやめて樹脂を再生する。1は誤りで、単純軟化は硬度成分を樹脂のナトリウムイオンと置き換える方法である。2は誤りで、単…
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単純軟化装置の樹脂を再生するときの各工程に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは2。単純軟化装置の再生は、逆洗、通薬と押出、洗浄の順に進む。洗浄は、押出の後に樹脂の筒に残った塩水を、押出より大きな流量で洗い流す工程である。1は誤りで、逆洗は原水を樹脂の層の下から上へ流し、樹脂をほぐして広げ、たまった不純物を排出する。3は誤りで、押出は通薬に続いて行…
関連キーワード: 単純軟化装置・再生・逆洗・押出・洗浄
ガラス水面計のガラス管を新しいものに取り替えるときの手順と注意に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。新しいガラス管を取り付けたら、パッキン押さえナットはまず手で締めておき、ドレンコックを開いて蒸気コックを少し開き、少量の蒸気でガラス管を暖めてから、工具で均一に軽く増し締めする。その後ドレンコックを閉じ、水コックを少し開いて水の上がり具合を見ながら、両方のコックを徐…
関連キーワード: ガラス水面計・ガラス管・パッキン押さえナット・ドレンコック・機能試験
煙道や空気予熱器など燃焼ガス側の清掃と、そのために煙道に入って行う作業に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは5。高圧の空気や蒸気を吹き付けてすすを除く外面清掃では、れんがや耐火材を湿らせないようにする。1は誤りで、煙道に入るときは、そのボイラーのダンパは開いて炉や煙道の中を十分に換気し、他のボイラーとの連絡煙道のダンパは閉じて燃焼ガスの逆流を防ぐ。2は誤りで、煙道内に積もった…
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冷却したボイラーの胴の内部に入って清掃するときの取扱いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 正しいのは4。冷却したボイラーでは、内部に圧力が残っていることがあるほか、蒸気が冷えて凝縮し、中が大気圧より低い真空の状態になっていることもある。どちらの場合もふたを急に外すと危ないので、圧力の有無を確かめてから慎重に外す。1は誤りで、附属品は取り外して分解し、中を清掃したうえで…
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ぴよパスでは二級ボイラー技士の問題を4カテゴリに分けています。ボイラーの取扱いにはオリジナル予想問題を75問収録し、サイト内の二級ボイラー技士全300問の約25%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには水面計・主蒸気弁・吹出し・キャリオーバなどがあります。本試験の情報は合格率52.9%(令和7年度)・試験時間3時間・受験料8,800円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。75問のうち10問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、ボイラーの構造・燃料及び燃焼・関係法令などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
ぴよパスに収録している二級ボイラー技士「ボイラーの取扱い」のオリジナル練習問題 全75問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級26問・中級32問・上級17問の全75問構成です。うち10問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
編集部の評価 (解説・演習・法令) と対象読者を並べました。
横にスクロールして 3 冊を比較できます
![]() #1 一発合格! これならわかる 2級ボイラー技士試験 テキスト&問題集 第3版 Amazon評価(参考) 4.6 (30件) | ![]() #2 ユーキャンの2級ボイラー技士 過去問8回徹底解説 2026年版 | ![]() #3 これ1冊で合格! 2級ボイラー技士 令和8年版 図解テキスト&過去問6回 Amazon評価(参考) 4.4 (9件) | |
|---|---|---|---|
| 役割 | 初学者の最初の1冊 | 過去問演習で仕上げる1冊 | 短期合格・直前期の1冊 |
| 解説 | |||
| 演習 | |||
| 法令 | |||
| こんな人に | ボイラーに触れたことがない文系・初学者、ビルメン転職組、これから学習を始める受験者 | テキストを一周終え、本試験形式で実力を測りたい受験者、苦手分野を可視化したい中級者 | 学習期間1ヶ月以内の社会人、最短ルートで合格したい多忙な受験者、2冊目を買う余裕がない人 |
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清浦 昌之・ナツメ社
ボイラーは『燃焼』『構造』『取扱い』『法令』と4科目同時に学ぶ必要があり、理解の土台がないまま過去問だけ回しても本試験の応用問題で取りこぼす。本書を飛ばすと『なぜそうなるのか』が分からないまま暗記に走り、合格ラインギリギリで毎年再受験になるリスクが高い。著者は文部科学大臣優秀教職員表彰受賞の指導歴で、図解と確認問題のリズムが初学者の挫折を防ぐ。
ユーキャン2級ボイラー技士試験研究会・ユーキャン(自由国民社)
2級ボイラー技士は『類似問題が繰り返し出る』典型試験で、過去問8回を完答できるレベルに達しないと合格は危うい。テキスト1冊だけで挑むと『見たことのある問題なのに正答できない』本番事故が頻発する。別冊解答方式で本試験を時間管理しながら解ける本書を省くと、知識はあっても得点力に転換できない致命傷を負う。2024年12月発行で最新法改正に追随済み。
公論出版編集部・公論出版
受験申込から試験日まで30日切った段階で『どの本にするか迷う時間』そのものが命取り。本書は図解テキスト+〇×確認問題688問+過去問6回+購入特典の追加解説PDFを1冊2,310円で完結させ、書店比較10冊で1位選出の実績を持つ。これを選ばず複数冊を中途半端に手を出すと、どれも完走できないまま試験当日を迎える失敗パターンに陥る。令和8年版は最新出題傾向(R7.10公表問題)を反映。
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