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全60問
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ぴよパスでは消防設備士 乙種第6類の問題を4カテゴリに分けています。実技(鑑別)にはオリジナル予想問題を60問収録し、サイト内の消防設備士 乙種第6類全345問の約17%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには鑑別・指示圧力計・蓄圧式・二酸化炭素消火器などがあります。本試験の情報は合格率約35.6% (令和7年度)・試験時間1時間45分・受験料4,400円です。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。60問のうち25問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、消防関係法令・基礎的知識(機械)・構造・機能及び整備などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称と加圧方式を答えなさい。
解説: 指示圧力計が本体上部に取り付けられていることから蓄圧式であることが分かる(加圧式には指示圧力計がない)。A・B・C全ての火災に適応していることからABC型の粉末消火器と判断できる。ABC型粉末消火器は最も普及している消火器で、主成分はリン酸アンモニウムである。本体色が赤色であるこ…
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器を棒状放射した場合に適応しない火災の種類を1つ挙げ、その理由を簡潔に述べなさい。
解説: 強化液消火器は炭酸カリウム水溶液を消火薬剤として使用する。液体の消火薬剤で指示圧力計があることから蓄圧式の強化液消火器と判断できる。適応火災が放射方式で変わるのが最大の論点で、消防法施行令別表第二では、棒状の強化液を放射する消火器が適応するのは普通火災(A火災)のみであり、霧状に…
次に示す蓄圧式粉末消火器の断面図について、図中の (ア)〜(エ) が指す部品の名称をそれぞれ答えなさい。
解説: 蓄圧式消火器の主要な構成部品は以下の通り。指示圧力計は本体容器内の圧力が正常かどうかを確認するための計器で、緑色範囲が正常圧力を示す。サイホン管は本体容器の底部から上部にかけて伸びた管で、容器内の消火薬剤を吸い上げて放射口へ導く役割を持つ。安全栓(黄色いピン)はレバーの誤操作を防…
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器の主な消火作用を2つ挙げなさい。
解説: 二酸化炭素消火器は緑色の高圧ガス容器に液化二酸化炭素が充填されており、以下の特徴から鑑別できる。(1)本体容器が緑色(一般消火器の赤色と異なる)、(2)ホーン型(ラッパ型)の放射ノズル、(3)指示圧力計がない(蓄圧式消火器のような圧力計は不要)、(4)バルブ式の操作装置。消火作用…
消火器の本体に表示されている適応火災の絵表示について、図の (ア)〜(ウ) がそれぞれ何の火災を示すか、火災の種類と具体例をそれぞれ答えなさい。
解説: 消火器に表示されている適応火災マークは色で区別されている。白色マークはA火災(普通火災)を示し、木材・紙・繊維など一般の可燃物の火災を指す。黄色マークはB火災(油火災)を示し、石油・ガソリン・灯油などの引火性液体の火災を指す。青色マークはC火災(電気火災)を示し、通電中の電気設備…
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称と加圧方式を答えなさい。また、この消火器が適応するすべての火災の種類をA・B・Cの記号で答えなさい。
解説: 炭酸カリウム水溶液が主成分であること、指示圧力計が付いていることから蓄圧式強化液消火器と判断できる。強化液消火器は霧状放射の場合にA火災・B火災・C火災すべてに適応する。粉末消火器との外観上の区別ポイントは、消火薬剤が液体か粉末かという点であり、ラベルや放射時の状態(液体か粉末か…
次に示す消火器の外観図を見て、この消火器の名称と特徴的な構造部品の名称を1つ答えなさい。また、この消火器が使用できない火災の種類とその理由を述べなさい。
解説: 二酸化炭素消火器はホーン型(ラッパ型)ノズル、バルブ式操作装置、指示圧力計なし、高圧ガス容器であることが外観上の特徴。B火災・C火災に適応するがA火災には適応しない。理由は二酸化炭素は窒息効果で消火するため、木材・紙等の固体の深部(内部)まで燃えている火災には効果が不十分で再燃す…
消火器(蓄圧式粉末消火器)を使用する場合の操作手順について、次の(ア)~(エ)を正しい順番に並べなさい。 (ア) レバーを強く握り消火薬剤を放射する (イ) 安全栓(黄色いピン)を引き抜く (ウ) 消火器を火災場所の近くに持ち運ぶ (エ) ホースをはずして火元の根元(燃えている部分の根元)に向ける
解説: 消火器の正しい使用手順は、(1)消火器を持って火災場所の近くへ運ぶ(ウ)、(2)安全栓(黄色いピン)を引き抜く(イ)、(3)ホースをはずして火元の根元に向ける(エ)、(4)レバーを強く握り消火薬剤を放射する(ア)。安全栓を抜く前にレバーを握っても放射されない構造になっており、必ず…
次の図の消火器を外観点検した。交換または整備が必要な不良箇所を2つ以上指摘し、それぞれの理由を述べなさい。
解説: 消火器の外観点検では以下の不良を重点的に確認する。(1)本体容器の腐食・変形・塗膜はがれ:容器強度低下による破裂事故の原因となる。特に底部は水分が溜まりやすく腐食しやすい。(2)指示圧力計の確認:針が緑色範囲外(低圧・高圧)を指している場合は要整備。低圧は薬剤の放射不良、高圧は安…
ある防火対象物(飲食店)の1階の床面積は300m²である。飲食店(消防法施行令別表第1(3)項ロ)の算定基準面積は100m²/能力単位である。粉末消火器(ABC型・能力単位2)を設置する場合、最低何本設置する必要があるか計算しなさい。
解説: 消火器の設置本数の算定手順は次の通り。(1)必要能力単位の算定:床面積 ÷ 算定基準面積 = 300m² ÷ 100m²/能力単位 = 3能力単位。(2)設置本数の算定:必要能力単位 ÷ 消火器1本の能力単位 = 3 ÷ 2 = 1.5本。端数は切り上げるので2本となる。算定基準…
根拠・参照資料: 消防法施行令第10条、消防法施行規則第6条
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称と加圧方式を答えなさい。また、内部に加圧用ガス容器が内蔵されている場合、その加圧用ガスの種類を1つ答えなさい。
解説: 指示圧力計がないこと、内部に加圧用ガス容器(ボンベ)があることから加圧式消火器と判断できる。粉末消火器の場合、蓄圧式には指示圧力計が取り付けられており内部にガス容器はない(なお二酸化炭素消火器・ハロン1301消火器は蓄圧式に分類されるが指示圧力計を持たない)。加圧式消火器の加圧用…
次の図の 2 種類の消火器 X・Y について、外観から両者を区別するポイントを説明しなさい。また、それぞれの消火器に適応しない火災の違いを述べなさい。
解説: 消火器の外観識別の重要ポイント。粉末消火器(蓄圧式)の特徴:(1)赤色の一般的な外観、(2)指示圧力計が付いている、(3)放射される粉末が淡紅色であること。ABC型は全火災対応。粉末薬剤の色は薬剤を見分ける重要ポイント:リン酸アンモニウム系(ABC粉末)は規格により淡紅色系に着色…
次に示す加圧式粉末消火器の断面図について、図中の (ア)〜(ウ) が指す部品のそれぞれの名称と役割を答えなさい。
解説: 加圧式消火器の構造理解は試験頻出事項。加圧用ガス容器は本体内部または外部に装着されており、使用時のレバー操作によりカッター(打ち金)が封板を破り、ガスが本体容器内に噴出して粉末薬剤を加圧放射する。サイホン管は底部から薬剤を吸い上げる役割を持つ。なお蓄圧式消火器には加圧用ガス容器・…
蓄圧式粉末消火器の消火薬剤詰め替え(整備)の手順について、次の(ア)〜(カ)を正しい順番に並べなさい。 (ア) 窒素ガスで所定圧力まで再加圧する (イ) 本体容器内に新しい粉末消火薬剤を規定量充填する (ウ) レバーを操作して容器内の残圧を完全に抜く (エ) 各部品の損傷・劣化を確認し、必要に応じてパッキン等を交換する (オ) バルブ部分を本体容器から取り外す (カ) 指示圧力計で圧力が正常範囲にあることを確認する
解説: 蓄圧式消火器の薬剤詰め替え手順の重要ポイント。(1)最初に必ず残圧を完全に排出する(安全確保・分解前の必須作業)、(2)バルブを取り外す、(3)各部品(パッキン・Oリング等)を点検し劣化品を交換する、(4)新しい消火薬剤を規定量(質量または容量)充填する、(5)バルブを取り付けた…
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器の消火作用の主なものを2つ答えなさい。
解説: 泡消火器(機械泡消火器)の外観上の特徴は、ホースが太め・ノズルから泡状物質が放射されること、そしてA火災・B火災の2つの適応火災マークがあることである。C火災マークがない理由は、泡は水分を含む導電性物質であるため、電気火災(C火災)に使用すると感電のおそれがあるからである。消火作…
消火器の外観に表示されている「能力単位」の表示について、次の問いに答えなさい。 (1) 消火器に表示されている「A-3」という表示は何を意味するか説明しなさい。 (2) 消火器を設置する際、能力単位をどのように使用するか簡潔に説明しなさい。
解説: 能力単位は消火器の消火能力を示す標準化された指標で、消防法で定められた試験により測定される。「A-3」はA火災(普通火災)に対して能力単位3の消火能力を持つことを示す。「B-7」はB火災(油火災)に対して能力単位7の消火能力を意味する。設置本数の算定では、(床面積÷算定基準面積)…
消火器の点検において、次に示す蓄圧式粉末消火器の状態を確認した。この消火器に対して行うべき処置を具体的に述べなさい。 確認した状態:指示圧力計の針が緑色範囲の下限をわずかに下回った位置(低圧側)を指している。本体外観に異常はない。製造年は8年前。安全栓は正常に取り付けられている。
解説: 指示圧力計の緑色範囲は使用圧力の範囲を示し、機器点検では指度が緑色範囲内にあれば圧力は「良」と判定する。本問のように針が下限を下回っている場合は、内部の窒素ガスが漏洩して圧力が不足しているおそれがあり、そのままでは放射不能や放射力不足につながるため整備の対象となる。蓄圧式消火器は…
次の消火器の特徴を読み、消火器の名称と、この消火器が特に有効な使用場面(環境・用途)を1つ述べなさい。また、使用上の注意点を1つ述べなさい。
解説: 強化液消火器は炭酸カリウム水溶液を薬剤とし、霧状放射であればA・B・C全火災に対応する。特に水消火器より優れる点は凝固点が低いため寒冷地でも使用できることと、アルカリ性の薬剤によりA火災への消火効果が高いことである。オフィスや電算室での使用に際しては、霧状放射であれば汚損が比較的…
消火器の本体に貼付されているラベルに記載されている次の情報の意味をそれぞれ答えなさい。 (ア)「検定マーク(消防法に基づく型式適合検定に合格したことを示す表示)」 (イ)「製造年」 (ウ)「消火薬剤の種別・質量(例:リン酸塩類粉末 3.0kg)」
解説: 消火器のラベルには法令上必要な情報が記載されている。検定マークは消防法に基づく検定制度(総務大臣の型式承認と、型式に適合することの検定)に合格した証であり、このマークのない消火器は国内で販売・設置できない。製造年は内部及び機能の点検(蓄圧式5年・加圧式3年)や耐圧性能の点検(10…
根拠・参照資料: 消防法第21条の2
次の状況における消火器の選択について、最も適切な消火器の種類を選び、その理由を述べなさい。 状況:美術館の展示室において、通電中の照明機器付近から出火した。展示品(絵画・陶器等)が周囲にあり、消火後の汚損を最小限に抑えたい。また、人が在室している可能性がある。この施設には粉末(ABC)消火器・強化液消火器・二酸化炭素消火器の3種類が設置されている。
解説: この問題は複数の条件を組み合わせた総合問題。条件の整理:(1)電気設備の火災→C火災対応が必要→水系(泡・強化液棒状放射等)は感電の危険、(2)展示品への汚損最小化→粉末消火器は大量の粉末が残留・汚損する→二酸化炭素は気体で残留しないため汚損なし、(3)人が在室の可能性→二酸化炭…
消火器の本体容器に赤さびが発生しているのが確認された。この状態の消火器に対する取り扱いとして、最も適切なものはどれか。
解説: 消火器本体にさびが発生している場合は、まずさびの程度を確認することが重要です。表面の軽微なさびであれば塗装補修等の処置で対応できる場合もありますが、腐食が進行して容器の肉厚が減少していたり、穴が開いていたりする場合は容器強度が著しく低下しているため、廃棄・交換が必要です。選択肢2…
蓄圧式粉末消火器の指示圧力計について、正常な状態として正しいものはどれか。
解説: 蓄圧式消火器の指示圧力計は、容器内の圧力が正常かどうかを示しています。正常な状態は針が「緑色範囲」を指している状態です。針が低圧側の赤色範囲を指している場合は、容器内のガス(窒素)が漏洩して圧力が不足しており、消火薬剤が正常に放射されないおそれがあります。針が高圧側の赤色範囲を指…
消火器の安全栓(黄色いピン)の役割として、正しいものはどれか。
解説: 安全栓(黄色いピン)はレバーに差し込まれており、引き抜かれない限りレバーを握ることができない構造になっています。これにより、持ち運び中や保管中に誤ってレバーを握ってしまっても消火薬剤が放射されない(誤放射防止)という安全装置の役割を果たします。使用するときは安全栓を引き抜いてから…
防火対象物に設置する大型消火器以外の消火器について、各階の各部分からいずれか一つの消火器に至る歩行距離の法令上の上限を示したものはどれか。
解説: 消防法施行規則第6条第6項により、大型消火器以外の消火器具は、階ごとに各部分からいずれか一つの消火器具に至る歩行距離が20m以下となるよう配置します。したがって選択肢4が正解です。選択肢1の30mは同規則第7条第1項の大型消火器の基準であり、この設問の対象には使いません。選択肢2…
根拠・参照資料: 消防法施行規則第6条第6項、消防法施行規則第7条第1項
点検時に消火器のホースを確認したところ、ホースの一部にひび割れが確認された。この消火器への対応として最も適切なものはどれか。
解説: 消火器のホースにひび割れが確認された場合は、使用時に消火薬剤が漏洩したり、ホースが破裂したりするおそれがあります。テープによる補修では十分な強度が得られないため不適切です。適切な対応はホースを交換することです。ホース単体での交換が可能な機種であれば正規部品のホースに交換し、交換が…
消火器の設置場所として、適切でないものはどれか。
解説: 消火器の設置場所として適切でないのは、高温多湿になりやすい場所や直射日光が当たる場所です。消火器(特に蓄圧式)は高温になると内部圧力が上昇し、容器や部品の劣化が促進されます。また多湿環境は本体容器の腐食を促進します。適切な設置場所の条件として、(1)通路・出入り口付近の見やすく取…
消火器の外観点検で安全栓が脱落していることが確認された場合の処置として、最も適切なものはどれか。
解説: 安全栓が脱落している場合は、誤放射の危険があります。適切な処置は安全栓を新しいものに交換して正常に取り付けることです。安全栓は黄色のピンで、封板付きのものは封板も同時に確認・交換します。安全栓単体は純正部品として入手可能であり、消火器本体を廃棄する必要はありません。なお、安全栓が…
点検時に、ある消火器の本体容器に著しいへこみと変形が確認された。この消火器に対する判定として最も適切なものはどれか。
解説: 本体容器に著しいへこみや変形が確認された場合は、容器の強度が著しく低下している可能性があり、使用時(高圧状態になる)に破裂する危険があります。このような消火器は廃棄・交換と判定します。金属ハンマーで叩いて修正しようとすることは、さらに容器を損傷させる危険があり絶対に行ってはいけま…
粉末消火器(ABC型)の消火薬剤の主成分として正しいものはどれか。
解説: 粉末消火器(ABC型)の消火薬剤の主成分はリン酸アンモニウム(第一リン酸アンモニウム)です。ABC型の名称はA火災・B火災・C火災すべてに適応することを意味し、リン酸アンモニウムはこれら3種類の火災すべてに有効です。一方、炭酸水素ナトリウム(重曹)は粉末消火器の中でもBC型(旧来…
消火器の耐圧試験(水圧試験)について、正しい説明はどれか。
解説: 消火器の本体容器の耐圧試験(水圧試験)の圧力は、消火器の技術上の規格を定める省令第12条が本体容器の区分ごとに定めており、蓄圧式では材質(耐食性か否か)と安全弁の有無の組み合わせに応じて、使用圧力範囲の上限値の1.3倍・1.6倍・2.0倍のいずれかとなる。合否の判定は「漏れを生ぜ…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第12条
泡消火器がC火災(電気火災)に適応しない理由として、正しいものはどれか。
解説: 泡消火器がC火災(電気火災)に適応しない理由は、泡消火薬剤が大量の水を含む導電性の物質だからです。通電中の電気設備に導電性のある泡(または水)をかけると、電流が泡を伝って放射者に感電するおそれがあります。なお、泡消火器の消火作用は、泡が燃焼面を覆って酸素を遮断する「窒息作用」と、…
消火器の内部点検(機能点検)において、加圧式粉末消火器の加圧用ガス容器を点検する際の確認事項として、最も適切なものはどれか。
解説: 加圧式粉末消火器の内部点検において、加圧用ガス容器は外観(腐食・変形・キズの有無)の確認とともに、総質量または圧力によってガスの充填量(残量)を確認します。加圧用ガス(二酸化炭素または窒素)が規定量より減少している場合は、ガス漏れが生じている可能性があり、使用時に十分な圧力が得ら…
消火器の点検票に記入する「消火器の種別」の欄に「粉末(ABC)蓄圧式」と記入した。この記入内容から読み取れる消火器の特徴として、正しいものはどれか。
解説: 「粉末(ABC)蓄圧式」という記述から次のことが読み取れます。「粉末」は消火薬剤が粉末であること、「ABC」はA火災・B火災・C火災すべてに適応すること(主成分はリン酸アンモニウム)、「蓄圧式」は常時本体容器内に圧力ガス(窒素)が充填されており指示圧力計が取り付けられていることを…
消火器の使用有効期限(設計標準使用期限)について、正しいものはどれか。
解説: 業務用消火器の設計標準使用期限は概ね10年(製造年から10年)とされています。期限を超えた消火器は廃棄・交換が推奨されますが、「直ちに使用禁止」という法令上の強制規定ではなく、耐圧試験等の点検を実施して状態を確認した上で継続使用の可否を判断することになります。一方、住宅用消火器の…
消火器の点検において、消火薬剤の量(充填量)を確認する方法として、最も適切なものはどれか。
解説: 消火薬剤の充填量を確認する正しい方法は、消火器本体を秤(はかり)で計量し、本体ラベルに記載されている総質量(消火器本体+消火薬剤の合計質量)または薬剤質量と照合することです。総質量が規定値より大幅に少ない場合は薬剤が減少または消失している可能性があります。消火器を振って音を聞く方…
消火器の点検において、蓄圧式粉末消火器の指示圧力計の針が、緑色範囲の上端(高圧側)を超えた位置を指していた。この状態として考えられる原因として、最も適切なものはどれか。
解説: 蓄圧式消火器の指示圧力計が緑色範囲の上限を超えた位置を指している原因として最も可能性が高いのは、過去の整備・点検時に窒素ガスを過充填した場合か、直射日光が当たる場所など高温環境に長期間置かれたことにより内部温度が上昇し、ガスが熱膨張して圧力が高くなった場合です。この状態は安全弁の…
飲食店(耐火構造以外)の厨房付近に設置する消火器を選定する場合、最も優先して考慮すべき条件の組み合わせとして、正しいものはどれか。
解説: 飲食店の厨房では食用油(天ぷら油等)を使用するため、油脂火災であるB火災が最も発生しやすい火災です。また厨房は高温になりやすい環境であるため、消火器が高温に耐えられることも重要な条件です。厨房向け消火器としては、B火災に適応しかつ油脂火災(天ぷら油火災)に特に有効な「強化液消火器…
消防設備士が消火器の定期点検を実施した結果、蓄圧式粉末消火器(製造年:12年前)において次の状態を確認した。この消火器の総合的な判定として最も適切なものはどれか。 【確認事項】本体容器の底部に軽度の腐食あり(塗膜の一部が剥がれている)。指示圧力計は緑色範囲内(正常)。安全栓は正常。ホースに異常なし。
解説: この消火器は複数の要注意事項が重なっています。(1)製造年が12年前であり、業務用消火器の設計標準使用期限(概ね10年)を2年超過している。(2)本体容器の底部に腐食(塗膜剥離)が確認されている。底部は水分が溜まりやすく腐食が進行しやすい部位で、既に腐食が始まっていることは容器強…
消火器を廃棄処分する際の取り扱いについて、誤っているものはどれか。
解説: 消火器は一般廃棄物として通常のごみ収集に出すことはできません。消火器は高圧ガスを含む場合や有害な消火薬剤を含む場合があり、適切な処理が必要な特殊な廃棄物です。消火器の廃棄は消火器リサイクル推進センターが定めたルートに従い、特定窓口(消防設備業者・消火器販売店等)への持ち込みや専門…
消火器の点検記録(点検票)の作成に関する説明として、正しいものはどれか。
解説: 消防設備の点検票(点検記録)については、消防法第17条の3の3に基づく規定があります。点検票には点検実施者(氏名・有する資格)、点検日時、各消防設備の点検結果(良・不良・処置内容等)を記載します。点検票は一定期間(概ね3年間)保存する義務があります。また、特定防火対象物(不特定多…
根拠・参照資料: 消防法第17条の3の3
手さげ式消火器に設けられる「使用済み表示装置」の目的として、正しいものはどれか。
解説: 使用済み表示装置は、消火器のレバーを操作して作動させると封が切れたり部品が外れたりして、一度でも使用されたことが外観から判別できるようにするための装置です。少量だけ放射して元の位置に戻された消火器を見分け、いざという時に薬剤や圧力が不足した状態で置かれるのを防ぐ狙いがあります。選…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第21条の2
機械泡消火器のノズル部分に見られる特徴的な構造として、正しいものはどれか。
解説: 機械泡消火器は、水成膜泡などの泡消火薬剤を放射する際にノズル部で外気(空気)を吸い込み、薬剤と空気を機械的に混合して泡を発生させる「発泡ノズル(空気吸入口付き)」を備えています。「機械泡」の名称も、この空気を機械的に混合して発泡させる仕組みに由来します。選択肢3のホーン型(ラッパ…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第16条
二酸化炭素消火器を放射する際、ホーン(ラッパ状ノズル)に取り付けられた「ホーン握り」を持つように定められている理由として、正しいものはどれか。
解説: 二酸化炭素消火器は容器内の液化二酸化炭素が放射時に気化し、その気化熱によってホーン部分の温度が急激に低下します。素手で直接ホーンを握ると凍傷を負うおそれがあるため、断熱された「ホーン握り(グリップ)」を持って操作するよう定められています。選択肢1は高温としている点が誤りで、実際に…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第35条
蓄圧式の粉末消火器や強化液消火器において、消火薬剤を放射するための圧力源として本体容器内に充填されているガスとして、最も適切なものはどれか。
解説: 蓄圧式の粉末消火器・強化液消火器・機械泡消火器・水消火器では、本体容器内に消火薬剤とともに圧縮した窒素ガスを充填し、これを圧力源として薬剤を放射します。窒素は不活性で消火薬剤や容器に悪影響を与えず、入手も容易なため用いられます。選択肢4の酸素は支燃性があり消火用の圧力源としては不…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第1条の2、消火器の技術上の規格を定める省令第29条
蓄圧式の消火器のうち、指示圧力計を設けなくてよいとされているものはどれか。
解説: 蓄圧式の消火器には原則として指示圧力計を設けなければなりませんが、二酸化炭素消火器およびハロゲン化物消火器のうちハロン1301消火器はその例外として指示圧力計を設けなくてよいとされています。これらは容器内圧力が非常に高い高圧ガス容器であり、一般的な指示圧力計では対応が難しいうえ、…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第28条
消火器に設けられる「安全弁」の機能と、これが設けられる消火器の組み合わせとして、正しいものはどれか。
解説: 安全弁は、容器内の圧力が何らかの原因で異常に上昇したときに自動的に作動して圧力を外部へ逃がし、容器の破裂を防止する安全装置です。高圧ガスを扱う二酸化炭素消火器や、化学反応によって内圧が高まる化学泡消火器などに設けられます。選択肢2はレバーの誤操作を防ぐ「安全栓」の説明であり、安全…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第24条
「使用済み表示装置」を設けなくてよい消火器として、正しいものはどれか。
解説: 使用済み表示装置は原則として手さげ式消火器に設けなければなりませんが、指示圧力計を有する蓄圧式消火器、バルブを有しない消火器、および手動ポンプにより作動する水消火器は、これを設けなくてよいとされています。指示圧力計を有する蓄圧式消火器は、使用して内部圧力が下がれば指示圧力計の針で…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第21条の2
加圧式消火器に用いられる加圧用ガス容器の構造に関する説明として、正しいものはどれか。
解説: 加圧用ガス容器は、内容積が100cm³以下のものは規格省令の適用を受け、作動封板(レバー操作でカッターが破る封板)を有する構造が標準です。内容積が100cm³を超えるものは高圧ガス保安法の適用を受け、容器への刻印や容器再検査などが必要となります(100cm³を超える容器には作動封…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第25条、高圧ガス保安法
蓄圧式消火器と加圧式消火器の構造上の違いに関する説明として、正しいものはどれか。
解説: 蓄圧式消火器は本体容器内に消火薬剤と圧力源となる窒素ガス(二酸化炭素消火器は液化二酸化炭素の蒸気圧)が一緒に充填され、常時加圧された状態にあります。一方、加圧式のうちガス加圧式の消火器は本体容器内には消火薬剤のみを入れ、これとは別に加圧用ガス容器を備えて、使用時にそのガスを放出し…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第1条の2
消火器の特徴的な構造部品と、その部品が見られる消火器の組み合わせとして、正しいものはどれか。
解説: ホーン握り付きのラッパ状(ホーン型)ノズルは二酸化炭素消火器の特徴的な部品であり、組み合わせとして正しいものです。選択肢3の空気吸入口付き発泡ノズルは機械泡消火器の部品であり、二酸化炭素消火器のものではありません。選択肢1の加圧用ガス容器(小型ボンベ)は加圧式消火器に内蔵される部…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第28条、消火器の技術上の規格を定める省令第35条
蓄圧式の消火器について、消火薬剤を排出して内部を確認する「内部及び機能に関する点検」を開始する時期として、正しいものはどれか。
解説: 蓄圧式消火器(蓄圧式粉末・強化液・機械泡など)の内部及び機能に関する点検は、製造年から5年を経過したものについて開始します。蓄圧式は常時本体容器内が圧力ガス(窒素等)で加圧されており比較的劣化しにくいため、加圧式(化学泡を除く/製造年から3年)よりも開始時期が遅く設定されています…
根拠・参照資料: 消防法第17条の3の3、消火器の点検要領(消防庁)
蓄圧式消火器の指示圧力計に緑色で表示されている使用圧力範囲として、正しいものはどれか。
解説: 蓄圧式消火器の使用圧力範囲は0.7〜0.98MPaで、指示圧力計にはこの範囲が緑色で表示されています。規格省令第28条は使用圧力範囲を表示することと、その範囲を緑色で明示することを求めているだけで、0.7〜0.98MPaという数値そのものは条文ではなく点検要領と実際の製品仕様に基…
根拠・参照資料: 消火器の点検要領(消防庁)
消火器の機器点検(外観・設置状況・表示・圧力等を確認する点検)を実施する周期として、正しいものはどれか。
解説: 消火器の機器点検は6か月ごとに実施するため、選択肢4が正解です。具体的な期間は、消防法施行規則第31条の6第1項が委ねる平成16年消防庁告示第9号の第3の表にあります。消火器具の欄は機器点検6月であり、屋内消火栓設備などの総合点検1年を消火器へ当てはめません。点検では設置状況、表…
根拠・参照資料: 消防法第17条の3の3、消防法施行規則第31条の6第1項(具体的な期間は消防庁長官の告示)
消火器の分解・整備に用いる「キャップスパナ」の用途として、正しいものはどれか。
解説: キャップスパナは、消火器の本体容器上部のキャップ(口金部)を締めたり緩めたりして着脱するための専用工具です。消火薬剤の詰め替えや内部点検の際に、本体容器を分解する目的で使用します。選択肢1の消火薬剤の質量測定には秤(電子天びん)を、選択肢2の指示圧力計の精度確認には標準圧力計(テ…
根拠・参照資料: 消火器の整備要領(工具の用途)
加圧式の消火器(化学泡消火器を除く)について、内部及び機能に関する点検を開始する時期として、正しいものはどれか。
解説: 加圧式の消火器(化学泡消火器を除く)の内部及び機能に関する点検は、製造年から3年を経過したものについて開始します。加圧式は本体内部に加圧用ガス容器や封板などの機構を持ち、これらの経年劣化やガス漏れを早めに確認する必要があるため、蓄圧式(製造年から5年)よりも早い時期に点検を開始し…
根拠・参照資料: 消防法第17条の3の3、消火器の点検要領(消防庁)
化学泡消火器の内部及び機能に関する点検について、正しいものはどれか。
解説: 化学泡消火器は、外筒に炭酸水素ナトリウムを主成分とするA剤、内筒に硫酸アルミニウムを主成分とするB剤の水溶液を用い、転倒によって両液を混合・反応させて消火する反応式(転倒式)の消火器です。消火薬剤が水溶液であり時間の経過とともに劣化しやすいため、内部及び機能に関する点検は設置後1…
根拠・参照資料: 消火器の点検要領(消防庁)
蓄圧式消火器の指示圧力計に「SUS」「BeCu」「Bs」などの記号が表示されている。この記号が表しているものとして、正しいものはどれか。
解説: 指示圧力計には、圧力を検出する部分であるブルドン管の材質を表す記号を表示することが規格で定められています。SUSはステンレス鋼、BeCuはベリリウム銅、Bsは黄銅、PBはりん青銅を示します。消火薬剤の種類によっては腐食性があるため、薬剤に適合した材質のブルドン管を用いる必要があり…
根拠・参照資料: 消火器の技術上の規格を定める省令第28条
蓄圧式粉末消火器の消火薬剤を詰め替えた後、窒素ガスで再加圧する作業として、最も適切なものはどれか。
解説: 窒素ガス容器内は非常に高圧のため、圧力調整器(減圧弁)を介して消火器の使用圧力範囲(0.7〜0.98MPa)まで減圧しながら充填します。充填圧力は温度によって変動するため、作業時の温度に応じた補正を行い、緑色範囲に収まるよう調整します。選択肢3のようにバルブを直接開くと過充填や容…
根拠・参照資料: 消火器の整備要領(充填・加圧作業)
消火器の耐圧性能に関する点検(水圧試験)について、正しいものはどれか。
解説: 耐圧性能に関する点検(水圧試験)は、製造年から10年を経過した消火器(および外形の点検で本体容器に腐食等が認められたもの)について実施し、その後は3年を経過するごとに実施します。方法は、本体容器やキャップに水を満たし、耐圧試験機で本体容器に表示された耐圧試験圧力値まで加圧して所定…
根拠・参照資料: 消火器の点検要領(耐圧性能に関する点検)
消火器の内部点検・整備において「標準圧力計(テストゲージ)」を用いる主な目的として、最も適切なものはどれか。
解説: 標準圧力計(テストゲージ)は精度が保証された基準器で、消火器に取り付けられている指示圧力計の指示値と比較し、指示圧力計が正しい圧力を示しているか(精度・誤差)を確認するために用います。指示圧力計に大きな誤差があると、実際の内部圧力を正しく把握できず放射不良や過充填を見逃す原因とな…
根拠・参照資料: 消火器の点検・整備要領(点検器具の用途)
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初級21問・中級25問・上級14問の全60問構成です。うち25問の解説には、根拠・参照資料を記載しています。
安全栓と安全弁は名称が似ていますが機能が異なるため、混同しないよう注意が必要です。→ Q23 消火器の安全栓(黄色いピン)の役割として、正しいものはどれか。 で確認する
安全栓・安全弁・使用済み表示装置は混同しやすいため、それぞれの機能を正確に区別することが重要です。→ Q46 消火器に設けられる「安全弁」の機能と、これが設けられる消火器の組み合わせとして、正しいもの… で確認する
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