実技(鑑別)
全40問
この科目の学習ポイントを読む
実技(鑑別)は消防設備士 乙種第6類を構成する4科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全40問 (試験全体の約25%相当) を収録しています。本試験は合格率約39%・試験時間1時間45分・受験料4,400円の試験で、実技(鑑別)は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは鑑別・指示圧力計・蓄圧式・外観点検などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると消防設備士 乙種第6類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (消防関係法令・基礎的知識(機械)・構造・機能及び整備) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級鑑別・蓄圧式・粉末消火器
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称と加圧方式を答えなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 指示圧力計が本体上部に取り付けられていることから蓄圧式であることが分かる(加圧式には指示圧力計がない)。A・B・C全ての火災に適応していることからABC型の粉末消火器と判断できる。ABC型粉末消火器は最も普及している消火器で、主成分はリン酸アンモニウムである。本体色が赤色であるこ…
- Q2中級鑑別・強化液消火器・棒状放射
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器を棒状放射した場合に適応しない火災の種類を1つ挙げ、その理由を簡潔に述べなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 強化液消火器は炭酸カリウム水溶液を消火薬剤として使用する。液体の消火薬剤で指示圧力計があることから蓄圧式の強化液消火器と判断できる。強化液消火器は霧状放射であればA・B・C全ての火災に適応するが、棒状放射の場合は水溶液の導電性のためC火災(電気火災)には適応しない(感電のおそれが…
- Q3中級鑑別・構造図・指示圧力計
次に示す消火器の構造図(断面図)の各部の名称を(ア)~(エ)の記号で答えなさい。 (ア) 本体容器の上部に取り付けられた、内部圧力を表示する計器 (イ) 本体容器の底部から上部まで伸びる管で、消火薬剤を吸い上げる役割を持つ (ウ) レバーの不意の操作を防止するために取り付けられた黄色のピン (エ) 消火薬剤を放射するためにホースの先端に取り付けられた部品
答えと解説を先に見る
解説: 蓄圧式消火器の主要な構成部品は以下の通り。指示圧力計は本体容器内の圧力が正常かどうかを確認するための計器で、緑色範囲が正常圧力を示す。サイホン管は本体容器の底部から上部にかけて伸びた管で、容器内の消火薬剤を吸い上げて放射口へ導く役割を持つ。安全栓(黄色いピン)はレバーの誤操作を防…
- Q4上級鑑別・二酸化炭素消火器・窒息作用
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器の主な消火作用を2つ挙げなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 二酸化炭素消火器は緑色の高圧ガス容器に液化二酸化炭素が充填されており、以下の特徴から鑑別できる。(1)本体容器が緑色(一般消火器の赤色と異なる)、(2)ホーン型(ラッパ型)の放射ノズル、(3)指示圧力計がない(蓄圧式消火器のような圧力計は不要)、(4)バルブ式の操作装置。消火作用…
- Q5中級鑑別・適応火災マーク・A火災
消火器に表示されている適応火災のマークについて、次の(ア)~(ウ)のマークがそれぞれ何の火災を示すか、火災の種類と具体例をそれぞれ答えなさい。 (ア) 白色の丸いマーク (イ) 黄色の丸いマーク (ウ) 青色の丸いマーク
答えと解説を先に見る
解説: 消火器に表示されている適応火災マークは色で区別されている。白色マークはA火災(普通火災)を示し、木材・紙・繊維など一般の可燃物の火災を指す。黄色マークはB火災(油火災)を示し、石油・ガソリン・灯油などの引火性液体の火災を指す。青色マークはC火災(電気火災)を示し、通電中の電気設備…
- Q6初級鑑別・強化液消火器・蓄圧式
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称と加圧方式を答えなさい。また、この消火器が適応するすべての火災の種類をA・B・Cの記号で答えなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 炭酸カリウム水溶液が主成分であること、指示圧力計が付いていることから蓄圧式強化液消火器と判断できる。強化液消火器は霧状放射の場合にA火災・B火災・C火災すべてに適応する。粉末消火器との外観上の区別ポイントは、消火薬剤が液体か粉末かという点であり、ラベルや放射時の状態(液体か粉末か…
- Q7中級鑑別・二酸化炭素消火器・ホーン型ノズル
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称と特徴的な構造部品の名称を1つ答えなさい。また、この消火器が使用できない火災の種類とその理由を述べなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 二酸化炭素消火器はホーン型(ラッパ型)ノズル、バルブ式操作装置、指示圧力計なし、高圧ガス容器であることが外観上の特徴。B火災・C火災に適応するがA火災には適応しない。理由は二酸化炭素は窒息効果で消火するため、木材・紙等の固体の深部(内部)まで燃えている火災には効果が不十分で再燃す…
- Q8初級使用手順・安全栓・レバー
消火器(蓄圧式粉末消火器)を使用する場合の操作手順について、次の(ア)~(エ)を正しい順番に並べなさい。 (ア) レバーを強く握り消火薬剤を放射する (イ) 安全栓(黄色いピン)を引き抜く (ウ) 消火器を火災場所の近くに持ち運ぶ (エ) ホースをはずして火元の根元(燃えている部分の根元)に向ける
答えと解説を先に見る
解説: 消火器の正しい使用手順は、(1)消火器を持って火災場所の近くへ運ぶ(ウ)、(2)安全栓(黄色いピン)を引き抜く(イ)、(3)ホースをはずして火元の根元に向ける(エ)、(4)レバーを強く握り消火薬剤を放射する(ア)。安全栓を抜く前にレバーを握っても放射されない構造になっており、必ず…
- Q9中級外観点検・不良箇所・腐食
次に示す消火器の外観点検において、交換または整備が必要な不良箇所を2つ以上指摘し、それぞれの理由を述べなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 消火器の外観点検では以下の不良を重点的に確認する。(1)本体容器の腐食・変形・塗膜はがれ:容器強度低下による破裂事故の原因となる。特に底部は水分が溜まりやすく腐食しやすい。(2)指示圧力計の確認:針が緑色範囲外(低圧・高圧)を指している場合は要整備。低圧は薬剤の放射不良、高圧は安…
- Q10中級能力単位・算定基準面積・設置本数
ある防火対象物(飲食店)の1階の床面積は300m²である。この用途の算定基準面積は50m²/能力単位とされている。粉末消火器(ABC型・能力単位2)を設置する場合、最低何本設置する必要があるか計算しなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 消火器の設置本数の算定手順は次の通り。(1)必要能力単位の算定:床面積 ÷ 算定基準面積 = 300m² ÷ 50m²/能力単位 = 6能力単位。(2)設置本数の算定:必要能力単位 ÷ 消火器1本の能力単位 = 6 ÷ 2 = 3本。端数が出た場合は切り上げる。なお算定基準面積は…
- Q11上級鑑別・加圧式・粉末消火器
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称と加圧方式を答えなさい。また、内部に加圧用ガス容器が内蔵されている場合、その加圧用ガスの種類を1つ答えなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 指示圧力計がないこと、内部に加圧用ガス容器(ボンベ)があることから加圧式消火器と判断できる。蓄圧式には指示圧力計が取り付けられており内部にガス容器はない。加圧式消火器の加圧用ガスとしては二酸化炭素(CO₂)や窒素(N₂)が使用される。加圧式は国内では製造が減少しており、現在は蓄圧…
- Q12初級鑑別・外観識別・粉末消火器
次の2種類の消火器を区別するポイントを説明しなさい。また、それぞれの消火器に適応しない火災の違いを述べなさい。 消火器X:本体上部に指示圧力計あり、ホース先端から白い粉状物質が放射される 消火器Y:本体が緑色の高圧ガス容器、ホーン型ノズル、指示圧力計なし
答えと解説を先に見る
解説: 消火器の外観識別の重要ポイント。粉末消火器(蓄圧式)の特徴:(1)赤色の一般的な外観、(2)指示圧力計が付いている、(3)放射時に白い粉末が出る。ABC型は全火災対応。二酸化炭素消火器の特徴:(1)緑色の高圧ガス容器、(2)ホーン型(ラッパ型)ノズル、(3)指示圧力計なし、(4)…
- Q13中級加圧式・加圧用ガス容器・封板
次に示す消火器の内部構造(断面図の説明)において、(ア)〜(ウ)の部品のそれぞれの名称と役割を答えなさい。 (ア) 本体容器の底部付近に取り付けられた小さな金属製の圧力容器で、内部にガスが充填されている (イ) (ア)の上部に取り付けられた金属製の薄い板で、使用時に(ア)のガスによって破られる (ウ) 本体容器の内部で薬剤中に立てられた管で、上端が容器の出口(バルブ)につながっている
答えと解説を先に見る
解説: 加圧式消火器の構造理解は試験頻出事項。加圧用ガス容器は本体内部または外部に装着されており、使用時のレバー操作によりカッター(打ち金)が封板を破り、ガスが本体容器内に噴出して粉末薬剤を加圧放射する。サイホン管は底部から薬剤を吸い上げる役割を持つ。なお蓄圧式消火器には加圧用ガス容器・…
- Q14上級詰め替え・整備手順・残圧抜き
蓄圧式粉末消火器の消火薬剤詰め替え(整備)の手順について、次の(ア)〜(カ)を正しい順番に並べなさい。 (ア) 窒素ガスで所定圧力まで再加圧する (イ) 本体容器内に新しい粉末消火薬剤を規定量充填する (ウ) レバーを操作して容器内の残圧を完全に抜く (エ) 各部品の損傷・劣化を確認し、必要に応じてパッキン等を交換する (オ) バルブ部分を本体容器から取り外す (カ) 指示圧力計で圧力が正常範囲にあることを確認する
答えと解説を先に見る
解説: 蓄圧式消火器の薬剤詰め替え手順の重要ポイント。(1)最初に必ず残圧を完全に排出する(安全確保・分解前の必須作業)、(2)バルブを取り外す、(3)各部品(パッキン・Oリング等)を点検し劣化品を交換する、(4)新しい消火薬剤を規定量(質量または容量)充填する、(5)バルブを取り付けた…
- Q15初級鑑別・泡消火器・機械泡
次の消火器の特徴を読み、この消火器の名称を答えなさい。また、この消火器の消火作用の主なものを2つ答えなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 泡消火器(機械泡消火器)の外観上の特徴は、ホースが太め・ノズルから泡状物質が放射されること、そしてA火災・B火災の2つの適応火災マークがあることである。C火災マークがない理由は、泡は水分を含む導電性物質であるため、電気火災(C火災)に使用すると感電のおそれがあるからである。消火作…
- Q16中級能力単位・A-3・B-7
消火器の外観に表示されている「能力単位」の表示について、次の問いに答えなさい。 (1) 消火器に表示されている「A-3」という表示は何を意味するか説明しなさい。 (2) 消火器を設置する際、能力単位をどのように使用するか簡潔に説明しなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 能力単位は消火器の消火能力を示す標準化された指標で、消防法で定められた試験により測定される。「A-3」はA火災(普通火災)に対して能力単位3の消火能力を持つことを示す。「B-7」はB火災(油火災)に対して能力単位7の消火能力を意味する。設置本数の算定では、(床面積÷算定基準面積)…
- Q17上級点検処置・指示圧力計・低圧
消火器の点検において、次に示す蓄圧式粉末消火器の状態を確認した。この消火器に対して行うべき処置を具体的に述べなさい。 確認した状態:指示圧力計の針が緑色範囲の左端ギリギリ(低圧側)を指している。本体外観に異常はない。製造年は8年前。安全栓は正常に取り付けられている。
答えと解説を先に見る
解説: 指示圧力計が緑色範囲内であっても低圧側の端付近である場合は、時間とともに圧力がさらに低下して放射不能になる可能性がある。蓄圧式消火器は容器内の窒素ガスが漏洩すると圧力が低下するため、バルブ・パッキン・キャップ部分のシール性を確認する必要がある。製造年も考慮し、全体的な劣化状況を評…
- Q18中級鑑別・強化液消火器・霧状放射
次の消火器の特徴を読み、消火器の名称と、この消火器が特に有効な使用場面(環境・用途)を1つ述べなさい。また、使用上の注意点を1つ述べなさい。
答えと解説を先に見る
解説: 強化液消火器は炭酸カリウム水溶液を薬剤とし、霧状放射であればA・B・C全火災に対応する。特に水消火器より優れる点は凝固点が低いため寒冷地でも使用できることと、アルカリ性の薬剤によりA火災への消火効果が高いことである。オフィスや電算室での使用に際しては、霧状放射であれば汚損が比較的…
- Q19初級ラベル表示・検定マーク・製造年
消火器の本体に貼付されているラベルに記載されている次の情報の意味をそれぞれ答えなさい。 (ア)「検定マーク(日本消防検定協会の型式承認マーク)」 (イ)「製造年」 (ウ)「消火薬剤の種別・質量(例:リン酸塩類粉末 3.0kg)」
答えと解説を先に見る
解説: 消火器のラベルには法令上必要な情報が記載されている。検定マークは消防法第21条の2に基づく型式承認・型式適合検定に合格した証であり、このマークのない消火器は国内で販売・設置できない。製造年は設計標準使用期限(業務用:概ね10年、住宅用:概ね5年)の判断基準となり、期限超過品は廃棄…
- Q20上級消火器選択・美術館・C火災
次の状況における消火器の選択について、最も適切な消火器の種類を選び、その理由を述べなさい。 状況:美術館の展示室において、通電中の照明機器付近から出火した。展示品(絵画・陶器等)が周囲にあり、消火後の汚損を最小限に抑えたい。また、人が在室している可能性がある。
答えと解説を先に見る
解説: この問題は複数の条件を組み合わせた総合問題。条件の整理:(1)電気設備の火災→C火災対応が必要→水系(泡・強化液棒状放射等)は感電の危険、(2)展示品への汚損最小化→粉末消火器は大量の粉末が残留・汚損する→二酸化炭素は気体で残留しないため汚損なし、(3)人が在室の可能性→二酸化炭…
- Q21初級外観点検・腐食・さび
消火器の本体容器に赤さびが発生しているのが確認された。この状態の消火器に対する取り扱いとして、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消火器本体にさびが発生している場合は、まずさびの程度を確認することが重要です。表面の軽微なさびであれば塗装補修等の処置で対応できる場合もありますが、腐食が進行して容器の肉厚が減少していたり、穴が開いていたりする場合は容器強度が著しく低下しているため、廃棄・交換が必要です。選択肢1…
- Q22初級指示圧力計・緑色範囲・蓄圧式
蓄圧式粉末消火器の指示圧力計について、正常な状態として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 蓄圧式消火器の指示圧力計は、容器内の圧力が正常かどうかを示しています。正常な状態は針が「緑色範囲」を指している状態です。針が低圧側の赤色範囲を指している場合は、容器内のガス(窒素)が漏洩して圧力が不足しており、消火薬剤が正常に放射されないおそれがあります。針が高圧側の赤色範囲を指…
- Q23初級安全栓・誤放射防止・黄色いピン
消火器の安全栓(黄色いピン)の役割として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 安全栓(黄色いピン)はレバーに差し込まれており、引き抜かれない限りレバーを握ることができない構造になっています。これにより、持ち運び中や保管中に誤ってレバーを握ってしまっても消火薬剤が放射されない(誤放射防止)という安全装置の役割を果たします。使用するときは安全栓を引き抜いてから…
- Q24初級設置基準・歩行距離・20m
消火器を設置する場合の歩行距離の基準として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消防法施行規則により、消火器は防火対象物の各部分から消火器までの歩行距離が20m以内となるよう設置しなければなりません。これは火災発生時に速やかに消火器まで到達できるよう定められた配置基準です。なお、大型消火器の場合は歩行距離30m以内と異なる基準が適用されます。歩行距離は直線距…
- Q25初級外観点検・ホース・ひび割れ
点検時に消火器のホースを確認したところ、ホースの一部にひび割れが確認された。この消火器への対応として最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消火器のホースにひび割れが確認された場合は、使用時に消火薬剤が漏洩したり、ホースが破裂したりするおそれがあります。テープによる補修では十分な強度が得られないため不適切です。適切な対応はホースを交換することです。ホース単体での交換が可能な機種であれば正規部品のホースに交換し、交換が…
- Q26初級設置場所・設置基準・高温多湿
消火器の設置場所として、適切でないものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消火器の設置場所として適切でないのは、高温多湿になりやすい場所や直射日光が当たる場所です。消火器(特に蓄圧式)は高温になると内部圧力が上昇し、容器や部品の劣化が促進されます。また多湿環境は本体容器の腐食を促進します。適切な設置場所の条件として、(1)通路・出入り口付近の見やすく取…
- Q27初級安全栓・脱落・外観点検
消火器の外観点検で安全栓が脱落していることが確認された場合の処置として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 安全栓が脱落している場合は、誤放射の危険があります。適切な処置は安全栓を新しいものに交換して正常に取り付けることです。安全栓は黄色のピンで、封板付きのものは封板も同時に確認・交換します。安全栓単体は純正部品として入手可能であり、消火器本体を廃棄する必要はありません。なお、安全栓が…
- Q28中級外観点検・変形・へこみ
点検時に、ある消火器の本体容器に著しいへこみと変形が確認された。この消火器に対する判定として最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 本体容器に著しいへこみや変形が確認された場合は、容器の強度が著しく低下している可能性があり、使用時(高圧状態になる)に破裂する危険があります。このような消火器は廃棄・交換と判定します。金属ハンマーで叩いて修正しようとすることは、さらに容器を損傷させる危険があり絶対に行ってはいけま…
- Q29中級消火薬剤・リン酸アンモニウム・ABC型
粉末消火器(ABC型)の消火薬剤の主成分として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 粉末消火器(ABC型)の消火薬剤の主成分はリン酸アンモニウム(第一リン酸アンモニウム)です。ABC型の名称はA火災・B火災・C火災すべてに適応することを意味し、リン酸アンモニウムはこれら3種類の火災すべてに有効です。一方、炭酸水素ナトリウム(重曹)は粉末消火器の中でもBC型(旧来…
- Q30中級耐圧試験・水圧試験・最高使用圧力
消火器の耐圧試験(水圧試験)について、正しい説明はどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 蓄圧式消火器の耐圧試験(水圧試験)の試験圧力は、その消火器の最高使用圧力の1.5倍(ただし0.1MPa未満の場合は最高使用圧力に0.1MPaを加えた値)です。耐圧試験は製造時だけでなく、設置後も一定年数(概ね製造後5年または10年)経過したものに対して実施が必要です。外観上問題が…
- Q31中級泡消火器・C火災・電気火災
泡消火器がC火災(電気火災)に適応しない理由として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 泡消火器がC火災(電気火災)に適応しない理由は、泡消火薬剤が大量の水を含む導電性の物質だからです。通電中の電気設備に導電性のある泡(または水)をかけると、電流が泡を伝って放射者に感電するおそれがあります。なお、泡消火器の消火作用は、泡が燃焼面を覆って酸素を遮断する「窒息作用」と、…
- Q32中級加圧式・加圧用ガス容器・内部点検
消火器の内部点検(機能点検)において、加圧式粉末消火器の加圧用ガス容器を点検する際の確認事項として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 加圧式粉末消火器の内部点検において、加圧用ガス容器は外観(腐食・変形・キズの有無)の確認とともに、総質量または圧力によってガスの充填量(残量)を確認します。加圧用ガス(二酸化炭素または窒素)が規定量より減少している場合は、ガス漏れが生じている可能性があり、使用時に十分な圧力が得ら…
- Q33中級点検票・種別記入・粉末ABC
消火器の点検票に記入する「消火器の種別」の欄に「粉末(ABC)蓄圧式」と記入した。この記入内容から読み取れる消火器の特徴として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 「粉末(ABC)蓄圧式」という記述から次のことが読み取れます。「粉末」は消火薬剤が粉末であること、「ABC」はA火災・B火災・C火災すべてに適応すること(主成分はリン酸アンモニウム)、「蓄圧式」は常時本体容器内に圧力ガス(窒素)が充填されており指示圧力計が取り付けられていることを…
- Q34中級設計標準使用期限・業務用・住宅用
消火器の使用有効期限(設計標準使用期限)について、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 業務用消火器の設計標準使用期限は概ね10年(製造年から10年)とされています。期限を超えた消火器は廃棄・交換が推奨されますが、「直ちに使用禁止」という法令上の強制規定ではなく、耐圧試験等の点検を実施して状態を確認した上で継続使用の可否を判断することになります。一方、住宅用消火器の…
- Q35中級消火薬剤・充填量確認・計量
消火器の点検において、消火薬剤の量(充填量)を確認する方法として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消火薬剤の充填量を確認する正しい方法は、消火器本体を秤(はかり)で計量し、本体ラベルに記載されている総質量(消火器本体+消火薬剤の合計質量)または薬剤質量と照合することです。総質量が規定値より大幅に少ない場合は薬剤が減少または消失している可能性があります。消火器を振って音を聞く方…
- Q36上級指示圧力計・高圧・過充填
消火器の点検において、蓄圧式粉末消火器の指示圧力計の針が使用温度範囲内であるにもかかわらず、緑色範囲の上端(高圧側)を超えた赤色範囲を指していた。この状態として考えられる原因として、最も適切なものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 蓄圧式消火器の指示圧力計が高圧側の赤色範囲を指している原因として最も可能性が高いのは、過去の整備・点検時に窒素ガスを過充填した場合か、直射日光が当たる場所など高温環境に長期間置かれたことにより内部温度が上昇し、ガスが熱膨張して圧力が高くなった場合です。この状態は安全弁の作動や容器…
- Q37上級消火器選定・厨房・B火災
飲食店(耐火構造以外)の厨房付近に設置する消火器を選定する場合、最も優先して考慮すべき条件の組み合わせとして、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 飲食店の厨房では食用油(天ぷら油等)を使用するため、油脂火災であるB火災が最も発生しやすい火災です。また厨房は高温になりやすい環境であるため、消火器が高温に耐えられることも重要な条件です。厨房向け消火器としては、B火災に適応しかつ油脂火災(天ぷら油火災)に特に有効な「強化液消火器…
- Q38上級総合判定・設計標準使用期限・底部腐食
消防設備士が消火器の定期点検を実施した結果、蓄圧式粉末消火器(製造年:12年前)において次の状態を確認した。この消火器の総合的な判定として最も適切なものはどれか。 【確認事項】本体容器の底部に軽度の腐食あり(塗膜の一部が剥がれている)。指示圧力計は緑色範囲内(正常)。安全栓は正常。ホースに異常なし。
答えと解説を先に見る
解説: この消火器は複数の要注意事項が重なっています。(1)製造年が12年前であり、業務用消火器の設計標準使用期限(概ね10年)を2年超過している。(2)本体容器の底部に腐食(塗膜剥離)が確認されている。底部は水分が溜まりやすく腐食が進行しやすい部位で、既に腐食が始まっていることは容器強…
- Q39上級廃棄処分・残圧処理・リサイクル
消火器を廃棄処分する際の取り扱いについて、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消火器は一般廃棄物として通常のごみ収集に出すことはできません。消火器は高圧ガスを含む場合や有害な消火薬剤を含む場合があり、適切な処理が必要な特殊な廃棄物です。消火器の廃棄は消火器リサイクル推進センターが定めたルートに従い、特定窓口(消防設備業者・消火器販売店等)への持ち込みや専門…
- Q40上級点検票・点検記録・保存義務
消火器の点検記録(点検票)の作成に関する説明として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 消防設備の点検票(点検記録)については、消防法第17条の3の3に基づく規定があります。点検票には点検実施者(氏名・有する資格)、点検日時、各消防設備の点検結果(良・不良・処置内容等)を記載します。点検票は一定期間(概ね3年間)保存する義務があります。また、特定防火対象物(不特定多…
消防設備士 乙種第6類の他のカテゴリ
実技(鑑別) — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 消防設備士 乙種第6類の実技(鑑別)は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは消防設備士 乙種第6類の実技(鑑別)に全40問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。160問ある消防設備士 乙種第6類全体のうち実技(鑑別)は約25%を占める重要科目です。
- 実技(鑑別)はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 実技(鑑別)は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。消防設備士 乙種第6類は合計4科目 (実技(鑑別) / 消防関係法令・基礎的知識(機械)・構造・機能及び整備) の構成なので、実技(鑑別)単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 消防設備士 乙種第6類全体で実技(鑑別)の出題比率はどのくらいですか?
- 実技(鑑別)は消防設備士 乙種第6類の4科目のうちの1科目で、ぴよパスでの実技(鑑別)の問題数は40問 / 全160問 ≈ 25%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、実技(鑑別)を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約39%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 実技(鑑別)で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 消防設備士 乙種第6類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、実技(鑑別)で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間1時間45分の中で、ぴよパスの実技(鑑別)練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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