消防設備士 乙種第6類 実技(鑑別) 練習問題 第9問: 次に示す消火器の外観点検において、交換または整備が必要な不良箇所を2つ以上指摘し、それぞれの理由を述べなさい。
次に示す消火器の外観点検において、交換または整備が必要な不良箇所を2つ以上指摘し、それぞれの理由を述べなさい。
古い蓄圧式粉末消火器の外観写真(イメージ)。本体容器の底部付近に複数の赤さびが見られ、一部は腐食が進行して塗膜がはがれている。指示圧力計の針は緑色範囲の左側(低圧側)の赤色範囲を指している。安全栓は脱落して存在しない。ホースは正常に見える。本体ラベルには「製造年:15年前」と読み取れる。
模範解答と解説を先に見る(クリックで展開)
模範解答
不良箇所と理由:(1)本体容器の腐食・さび(特に底部)→ 腐食が進行すると容器強度が低下し、使用時に破裂する危険があるため。(2)指示圧力計の針が低圧範囲(赤色領域)を指している → 内部圧力が不足しており、正常に消火薬剤が放射されないおそれがあるため。(3)安全栓の脱落 → 誤操作による不意の放射が起こるおそれがあるため。(製造年が15年前であることも交換推奨の理由となる)
採点ポイント
- 本体容器の腐食・さびを指摘し、破裂危険等の理由を述べる
- 指示圧力計の低圧(赤色範囲)を指摘し、放射不能の理由を述べる
- 安全栓の脱落を指摘し、誤放射の危険を理由として述べる
解説
消火器の外観点検では以下の不良を重点的に確認する。(1)本体容器の腐食・変形・塗膜はがれ:容器強度低下による破裂事故の原因となる。特に底部は水分が溜まりやすく腐食しやすい。(2)指示圧力計の確認:針が緑色範囲外(低圧・高圧)を指している場合は要整備。低圧は薬剤の放射不良、高圧は安全弁作動や破損の危険がある。(3)安全栓の確認:脱落は誤放射の危険がある。(4)製造年数:設計標準使用期限(業務用10年)を超えた消火器は廃棄・交換を推奨する。
関連キーワード: 外観点検・不良箇所・腐食・指示圧力計・安全栓
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