普通免許の本免の学科試験は、文章問題90問(1問1点)とイラスト問題5問(1問2点)の100点満点で、90点以上 が合格です。時間は50分。ぴよパスでは、本免の範囲から作ったオリジナルの○×問題を 300問、登録不要・無料で公開しています。全問に、教則や法令の該当箇所を示した解説が付いています。
本免の学科試験の問題は公開されていないので、本番の問題を集めた過去問はありません。当サイトの問題も本試験の問題ではなく、国家公安委員会の「交通の方法に関する教則」と道路交通法令をもとに独自に作った予想問題です。
本免の学科試験の形
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 文章問題 | 90問(正誤式)・1問1点 |
| イラスト問題 | 5問(三肢の正誤式)・1問2点。3つの小問がすべて正しいときだけ配点 |
| 時間 | 50分 |
| 合格基準 | 90%以上(100点満点で90点以上) |
95問を50分なので、1問あたり30秒あまり です。
出典: 警察庁「学科試験の出題形式、出題範囲及び出題基準等について(通達)」(令和5年3月30日)、道路交通法施行規則第25条
点数の組み立て(イラスト問題を何問取れば、文章問題で何問落とせるか)は、本免の学科試験に受かるコツにまとめています。
300問の内訳 — 教則の章ごとに本番の3倍以上
警察庁の出題基準は、普通免許などの本免の文章問題90問を、教則の章ごとに割り振っています。ぴよパスの300問を同じ章で分けると次のとおりです。
| 教則の章 | 本番の問題数 | ぴよパスの問題数 |
|---|---|---|
| 第1章 歩行者と運転者に共通の心得 | 12問 | 44問 |
| 第4章 自動車や一般原動機付自転車を運転する前の心得 | 11問 | 35問 |
| 第5章 自動車や一般原動機付自転車の運転の方法 | 35問 | 120問 |
| 第6章 危険な場所などでの運転 | 10問 | 33問 |
| 第7章 高速道路での走行 | 7問 | 21問 |
| 第8章 二輪車の運転の方法 | 11問 | 33問 |
| 第10章 交通事故、故障、災害などのとき | 3問 | 10問 |
| 第11章 自動車所有者などの義務(第1節) | 1問 | 4問 |
| 合計 | 90問 | 300問 |
どの章も、本番の問題数の3倍以上の問題があります。普通免許の本免でも、第8章(二輪車の運転の方法)から11問出る ので、二輪車の分野も33問用意しています。
仮免に受かった人は、本免で加わる128問から
300問のうち172問は仮免の出題範囲の問題で、残りの 128問は本免で加わる範囲 です。仮免の勉強が済んでいるなら、先にこの6分野を1周します。
| 分野 | 問題数 | 教則の場所 |
|---|---|---|
| 駐車と停車 | 18問 | 第5章 第8節 |
| 点検・乗車と積載・安全運転の知識 | 21問 | 第4章 第3〜5節 |
| 夜間・悪天候・緊急時 | 21問 | 第6章 第3〜5節 |
| 高速道路 | 21問 | 第7章 |
| 二輪車の運転 | 33問 | 第8章 |
| 事故・故障・災害と自動車所有者の義務 | 14問 | 第10章・第11章 |
仮免の範囲の5分野(信号・標識、運転者の心得、通行と歩行者の保護、速度と追越し、交差点と踏切)の172問は、仮免の学科試験の練習問題で章ごとに整理しています。本免でも第1章から12問、第5章から(駐車と停車の節を含めて)35問出るので、仮免の範囲の問題も、間違えた問題の解き直しで仕上げておきます。
例題: 本免で加わる範囲の、数字と対象のひっかけ
本免で加わる範囲には、距離・速度・倍率などの数字が多く出てきます。本番の問題は公開されていませんが、正誤式の問題では、数字を別の場面の数字と入れ替える作り方がよくあります。128問の中から4問を載せます。
例題1 標識や標示で最低速度が指定されていない高速自動車国道の本線車道では、普通自動車の最低速度は時速40キロメートルである。
答え: ×。最低速度は 時速50キロメートル です(道路交通法第75条の4、道路交通法施行令第27条の3)。一般道路には、標識や標示で指定されていなければ最低速度の決まりはありません。 この問題を解く →
例題2 踏切の近くで駐車も停車も禁止されているのは、踏切とその端から前後5メートル以内の場所である。
答え: ×。踏切とその端から前後 10メートル 以内です(道路交通法第44条第1項第1号・第6号)。5メートルは、交差点の側端や道路の曲がり角、横断歩道・自転車横断帯の前後の距離です。踏切と安全地帯は前後10メートル、バスや路面電車の停留所は標示柱・標示板から10メートル以内(運行時間中)、と場所ごとに分けて覚えます。 この問題を解く →
例題3 普通自動二輪車の運転者は、自分が乗車用ヘルメットをかぶっていれば、ヘルメットをかぶっていない人を後ろに乗せて運転してもよい。
答え: ×。道路交通法第71条の4第1項は、大型自動二輪車・普通自動二輪車の運転者に、ヘルメットをかぶらない人を乗せて運転することも禁じています。同乗者のヘルメットも運転者の義務です。 この問題を解く →
例題4 自動車の速度が2倍になると、制動距離は約2倍になる。
答え: ×。制動距離・遠心力・衝撃力は速度の2乗に比例するので、速度が2倍になれば 4倍 になります(教則 第4章第5節)。「速度に比例する」と考えて2倍とするのが、典型的な取り違えです。 この問題を解く →
300問の回し方
- 本免で加わる6分野を先に1周する — 128問を分野ごとに解き、正誤だけ記録します。二輪車の33問も飛ばしません。
- 数字を表にする — 駐停車禁止の距離、高速道路の最高速度と最低速度、積載の制限など、例題のように入れ替えられやすい数字を1枚にまとめます。
- 間違えた問題だけ解き直す — 間違えた問題の解き直しは、分野ごとに登録不要・無料で使えます。仮免の範囲の172問も、ここで間違えたものだけ戻ります。
- 最後に時間を計って通す — 本番は95問を50分です。文章問題90問を、イラスト問題の分の時間を残して解き切れるかを確かめます。
模擬試験(本免モード)は Premium です
本番の文章問題と同じ 90問・50分 で、章ごとの問題数も出題基準に合わせた模擬試験(本免モード)は Premium(月480円)の機能です。300問の練習問題と解説は、登録しなくても無料のまま解けます。
イラスト問題はまだ収録していないので、模擬試験は文章問題の部分の練習として使ってください。本番ではイラスト問題5問が加わるので、文章問題に使える時間は模擬試験より短くなります。イラスト問題の決まり(3つの小問がすべて正しいときだけ2点)は、本免の学科試験に受かるコツをご覧ください。
出典
- 警察庁「学科試験の出題形式、出題範囲及び出題基準等について(通達)」丁運発第46号(令和5年3月30日): https://www.npa.go.jp/laws/notification/koutuu/menkyo/menkyo20230330_46.pdf
- 道路交通法 第44条・第71条の4・第75条の4(e-Gov法令検索)
- 道路交通法施行令 第27条の3(e-Gov法令検索)
- 道路交通法施行規則 第25条(学科試験の方法と合格基準)
- 交通の方法に関する教則: https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/20241113kyousoku.pdf
次に読む
- 本免の学科試験に受かるコツ — 95問・50分・90点の組み立てと、イラスト問題の決まり
- 仮免の学科試験の練習問題を無料で解く — 仮免の範囲の172問を教則の章ごとに
- 仮免の学科試験によく出る分野とひっかけの型 — 正誤式のひっかけ4つと、2026年の改正
- 原付の学科試験によく出る決まりとひっかけ — 二段階右折・法定速度30km/h・積載30kg





