基礎的知識(機械)
全15問
この科目の学習ポイントを読む
基礎的知識(機械)は消防設備士 乙種第5類を構成する4科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全15問 (試験全体の約14%相当) を収録しています。本試験は合格率約32.1%・試験時間1時間45分・受験料4,400円の試験で、基礎的知識(機械)は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは計算・合力・重力・力の三要素などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると消防設備士 乙種第5類受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (消防関係法令・構造・機能及び整備・実技(鑑別)) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級力の三要素・作用点・作用線
力の三要素に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 力は大きさ、向き、作用点の三つによって定まり、これらが同じであれば物体に及ぼす効果も同じになる。これを力の三要素という。2は三つ目を「働く速さ」としている点が誤りで、速さは力の要素ではない。1も誤りで、力の単位はニュートン(N)であり、キログラムは質量の単位である。3も誤りで、同…
- Q2初級力の合成・合力・直角
同一の点に、互いに直角の向きで 60N と 80N の二つの力が働いている。この二つの力の合力の大きさとして正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 互いに直角に働く二つの力の合力は、その二つの力を二辺とする長方形の対角線として表される。したがって合力の大きさは 60と80の二乗の和の平方根、すなわち 3,600+6,400=10,000 の平方根で 100N となるので、2が正しい。3の140Nは向きを考えずに単純に和をとっ…
- Q3中級力の分解・斜面・分力
質量 40kg の物体が、水平面と 30 度をなす斜面上に置かれている。重力加速度を 9.8m/s²、sin30°=0.50、cos30°=0.87 とするとき、この物体に働く重力のうち、斜面に平行で斜面を滑り下ろす向きの分力の大きさとして最も近いものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 物体に働く重力の大きさは 40kg×9.8m/s²=392N である。重力を斜面に平行な向きと垂直な向きに分解すると、斜面に平行で滑り下ろす向きの分力は 392N×sin30°=392×0.50=196N となるので、5が正しい。2の341Nは cos30° を掛けた値で、これは…
- Q4中級偶力・モーメント・合力
偶力に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 偶力とは、大きさが等しく向きが反対で、作用線が平行で一致しない二つの力の組をいう。そのモーメントの大きさは、一方の力の大きさに二つの力の作用線の間の距離を掛けて求めるので、1が正しい。2は「同じ向き」としている点が誤りで、偶力は向きが反対でなければならない。3も誤りで、大きさが等…
- Q5上級重心・モーメントのつり合い・質量
質量を無視できるまっすぐな長さ 2.0m の棒があり、その一端Aに質量 12kg のおもりを、他端Bに質量 4.0kg のおもりを取り付けた。この物体全体の重心は、端Aから何mの位置にあるか。
答えと解説を先に見る
解説: 重心のまわりでは、両側のおもりによる力のモーメントがつり合う。端Aから重心までの距離を x とすると 12×x=4.0×(2.0−x) が成り立ち、16x=8.0 から x=0.50m を得る。よって3が正しい。重心は質量の大きいおもりの側に寄るという関係を押さえておくとよい。4…
- Q6中級最大静止摩擦力・静止摩擦係数・垂直抗力
水平な床の上に置かれた質量 25kg の物体を、水平方向に押して動かし始めようとしている。床と物体との間の静止摩擦係数を 0.40、重力加速度を 9.8m/s² とするとき、物体が動き出す直前に必要となる水平方向の力の大きさとして最も近いものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 水平な床の上では、垂直抗力は物体に働く重力と等しく 25kg×9.8m/s²=245N である。滑り出す直前に働く最大静止摩擦力は 静止摩擦係数×垂直抗力=0.40×245N=98N であり、これと等しい水平力が必要になるので2が正しい。4の245Nは垂直抗力の値をそのまま答えた…
- Q7初級仕事・ジュール・位置エネルギー
質量 15kg の器具を、一定の速さで鉛直に 4.0m 持ち上げた。このとき重力に逆らってした仕事として最も近いものはどれか。重力加速度は 9.8m/s² とし、摩擦等による損失は無視できるものとする。
答えと解説を先に見る
解説: 重力に逆らってする仕事は、質量×重力加速度×持ち上げた高さ で求められる。15kg×9.8m/s²×4.0m=588J となるので4が正しい。2の60Jは重力加速度を掛け忘れて質量と高さだけを掛けた誤り、3の147Jは求めた仕事をさらに高さで割ってしまった誤り、1の58.8Jと5…
- Q8中級力のつり合い・等速度・重力
質量 65kg の人が避難器具を用いて鉛直下向きに降下しており、その速さは変化せず一定に保たれている。このとき、この人が器具から受けている上向きの力の大きさとして最も近いものはどれか。重力加速度は 9.8m/s² とし、空気抵抗は無視できるものとする。
答えと解説を先に見る
解説: 速さが変化していないということは加速度が0であり、人に働く力の合力も0である。したがって上向きの力は重力とつり合っており、その大きさは 65kg×9.8m/s²=637N となるので3が正しい。1の0Nは「合力が0」であることを「働いている力が0」と取り違えた誤りで、実際には重力…
- Q9上級ひずみ・縦弾性係数・伸び
元の長さが 2,000mm の丸棒に軸方向の引張荷重を加えたところ、120N/mm² の引張応力が生じた。この材料の縦弾性係数を 200,000N/mm² とするとき、丸棒の伸びとして最も近いものはどれか。ただし、応力はひずみに比例する範囲内にあるものとする。
答えと解説を先に見る
解説: 応力がひずみに比例する範囲では、ひずみは 応力÷縦弾性係数 で求められるから、120÷200,000=0.0006 である。伸びは ひずみ×元の長さ であるから、0.0006×2,000mm=1.2mm となり、1が正しい。2の0.0006mmはひずみの値をそのまま伸びとした誤り…
- Q10中級応力集中・切欠き・応力集中係数
部材に生じる応力集中に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 切欠き、穴の縁、段付き部など断面が急に変化する部分では、応力が局部的に高くなる。これを応力集中といい、その部分が破壊の起点になりやすいので5が正しい。1は誤りで、繰返し荷重を受ける部材ではむしろ疲労破壊の起点となるため一層重要になる。2も誤りで、隅に丸みを付けるほど応力集中は緩和…
- Q11上級硬さ試験・ブリネル・ビッカース
金属材料の硬さ試験に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ショア硬さ試験は、先端にダイヤモンドを取り付けたハンマーを一定の高さから試験面に落とし、跳ね上がった高さから硬さを求める方法であるから、2が正しい。1は誤りで、球状の圧子を押し込んでくぼみの直径から求めるのはブリネル硬さ試験である。4も誤りで、対面角を定めた正四角錐のダイヤモンド…
- Q12中級溶接欠陥・アンダーカット・ブローホール
溶接部に生じる欠陥に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: アンダーカットは、溶接の止端部に沿って母材が掘られ、溝状のくぼみが残る欠陥であるから1が正しい。2は誤りで、ブローホールは溶接金属の内部に生じる球状の空洞(気孔)であって割れではない。3も誤りで、オーバーラップは溶融した金属が母材と十分に溶け合わないまま母材の上に重なった状態をい…
- Q13中級ねじ・ピッチ・リード
ピッチが 1.5mm の三条ねじを 4 回転させたとき、このねじが軸方向に進む距離として正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ねじを1回転させたときに軸方向に進む距離をリードといい、リードは ピッチ×条数 で求められる。三条ねじであるからリードは 1.5mm×3=4.5mm であり、4回転させれば 4.5mm×4=18mm 進むので4が正しい。3の4.5mmは1回転ぶんのリードで止めた誤り、5の6.0m…
- Q14上級座屈・圧縮荷重・細長い部材
部材の座屈に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 細長い部材に圧縮荷重を加えていくと、材料そのものの圧縮強さに達する前に、急に横方向へ曲がって荷重を支えられなくなることがある。これを座屈といい、5が正しい。1は誤りで、座屈は圧縮荷重によって生じる現象である。2も誤りで、同じ材料・同じ断面であれば長い部材ほど小さい荷重で座屈するの…
- Q15中級力積・運動量・衝撃力
力積および運動量に関する記述として、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 力積は 力×力が作用した時間 で表され、その大きさは物体の運動量の変化に等しい。同じ速さの物体を止めるなら運動量の変化は決まっているので、止まるまでの時間を長くとるほど平均の力は小さくなる。したがって3が正しい。1は誤りで、力積は力を時間で割るのではなく掛けて求める。2も誤りで、…
基礎的知識(機械)の出題傾向 — 収録全15問の分析
ぴよパスに収録している消防設備士 乙種第5類「基礎的知識(機械)」のオリジナル練習問題 全15問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
難易度の構成
初級3問・中級8問・上級4問の全15問構成です。
頻出テーマ (出題数の多い順)
- 計算3問
- 合力2問
- 重力2問
消防設備士 乙種第5類の他のカテゴリ
編集部が選んだ「合格に直結する 3 冊」 PR
Amazon 評価とネット評判を徹底監査して 3 冊に絞りました。あなたの学習段階に合う 1 冊からどうぞ。
- 出版社が乙種5類を名指しする唯一の1冊ラクラクわかる! 5類消防設備士 集中ゼミ(改訂2版)オーム社・オーム社
出版社の紹介文が「消防設備士乙種5類の定番テキスト」と**乙種を名指ししている唯一の書籍**。1・2・3類の集中ゼミが「甲種○類、乙種○類」と両方を書くのに対し、5類だけ乙種と明記している。目次は法令→避難器具の構造・設置・施工→機械の基礎→鑑別→模擬試験2回で、乙5 に不要な製図に紙面を取られない。2024年5月の改訂2版で5類テキストとしては新しい部類。
こんな人に: 乙5 を初めて受験する人。避難器具を実務で触ったことがない人。
解説◎演習○法令○Amazonで価格を見る - 5類の問題集で最新 (2026年5月刊)解いて!といて!! 5類消防設備士 問題集オーム社・オーム社
2026年5月刊で、5類の問題集としては最も新しい。乙5 で落ちる原因は設置個数の算定 (収容人員から100人・200人・300人ごと) と、降下空間・操作面積・規格省令の数値の取り違えに集中する。どちらも読むだけでは直らないので、解いて条文に戻る往復が要る。rank1 と同じオーム社なので用語が食い違わない。
こんな人に: テキストを1周し、算定と数値の取り違えを潰したい人。
解説○演習◎法令○Amazonで見る - 令和8年版 (2026年7月刊)。乙5 は上巻だけで足りる消防設備士第5類 令和8年上巻公論出版・公論出版
公論出版は実際に出題された問題を再現収録するシリーズで、当サイトでも甲1・甲4・乙4・乙6・乙7 で採用している定番。令和8年版が2026年7月に出たばかりで現時点の最新。上巻は消防関係法令 (共通・第5類)・機械の基礎的知識・構造機能の機械部分を収める。乙5 は製図が無いため、甲種と違って上巻だけでも成立する。
こんな人に: テキストを1周し、出題のされ方に慣れたい人。
解説○演習◎法令◎Amazonで見る
書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
※ 編集部が 2026-08-02 に Amazon.co.jp + コミュニティ評判サイトを cross-check して選定
※ 本セクションは Amazon アソシエイト・プログラムに基づく紹介リンクを含みます。リンク経由で商品が購入された場合、当サイトは Amazon.co.jp から紹介料を受け取ります。価格・在庫状況は変動するため、最新情報は Amazon.co.jp のページでご確認ください。
基礎的知識(機械) — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 消防設備士 乙種第5類の基礎的知識(機械)は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは消防設備士 乙種第5類の基礎的知識(機械)に全15問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。108問ある消防設備士 乙種第5類全体のうち基礎的知識(機械)は約14%を占める重要科目です。
- 基礎的知識(機械)はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 基礎的知識(機械)は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。消防設備士 乙種第5類は合計4科目 (基礎的知識(機械) / 消防関係法令・構造・機能及び整備・実技(鑑別)) の構成なので、基礎的知識(機械)単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 消防設備士 乙種第5類全体で基礎的知識(機械)の出題比率はどのくらいですか?
- 基礎的知識(機械)は消防設備士 乙種第5類の4科目のうちの1科目で、ぴよパスでの基礎的知識(機械)の問題数は15問 / 全108問 ≈ 14%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、基礎的知識(機械)を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約32.1%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 基礎的知識(機械)で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 消防設備士 乙種第5類は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、基礎的知識(機械)で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間1時間45分の中で、ぴよパスの基礎的知識(機械)練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
関連記事
- 消防設備士乙5
消防設備士乙種5類の合格率と難易度|32.1%は「乙種だから易しい」ではない
乙種5類の令和6年度の合格率は32.1%で、甲種5類の35.0%より低い数字です。受験資格がない乙種で合格率が下がる構造と、越えるべき3つの関門、基礎的知識5問という薄さの怖さを公式データで整理します。
- 消防設備士乙5
消防設備士乙種5類の鑑別対策|実技5問だけなので2問落とすと終わる
乙5の実技は鑑別5問だけで、60%=3問正解が必要です。8種類の避難器具の見分け方、緩降機の構成部品、点検で確認する箇所を条文の根拠つきで整理し、2問落とせない前提での固め方を示します。
- 消防設備士乙5
消防設備士乙種5類のテキスト・問題集|乙種を名指しする本は1冊しかない
乙5は専用教材が極端に少なく、出版社が乙種5類と明記しているテキストは実質1冊です。製図が不要なぶん甲種向けの本をどう読み替えるか、3冊の役割分担と買う順番を実物を確認して整理しました。
- 消防設備士乙5
消防設備士乙種5類の出題傾向|30問中6問が規格という配分をどう使うか
乙5は筆記30問のうち構造・機能15問で、その6問が規格です。条文が令・規則・規格省令・告示の4か所に分かれている点を整理し、どの科目から手を付けると足切りを越えやすいかを実際の配点で示します。
- 消防設備士乙5
消防設備士 乙種5類とは|受験資格なしで避難器具の点検ができる資格・甲5との違い
乙種5類は金属製避難はしご・救助袋・緩降機の整備と点検ができる国家資格です。受験資格がなく誰でも受験でき、電気の出題がゼロ、実技は鑑別だけで製図がありません。甲種5類との違いを一次情報で整理します。
- 消防設備士乙5
消防設備士乙種5類の予想問題を無料で解く|108問と模擬試験の回し方
乙種5類のオリジナル予想問題108問を登録不要・全問無料で公開しています。本試験30問+鑑別5問との対応、35問の模擬試験をいつ回すか、5問しかない科目の足切りをどこで確認するかを整理しました。
他の試験を見る (33 試験)
消防設備士
ビルメン4点 + ビル管








