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消防設備士乙種5類の出題傾向|30問中6問が規格という配分をどう使うか

監修 ぴよパス編集部編集方針更新 約4分で読めます
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消防設備士乙種5類の出題傾向|30問中6問が規格という配分をどう使うか
目次

どこに何問あるかを先に固定する

乙種5類の出題数は決まっています。

科目内訳問題数足切り
消防関係法令共通6+類別410問4問
基礎的知識機械5(電気なし)5問2問
構造・機能・整備機械9+規格6(電気なし)15問6問
筆記合計30問全体18問
実技鑑別等5(製図なし)5問全体の60%

出典: 試験科目・問題数(乙種)

合格には筆記の各科目で40%以上・筆記全体で60%以上・実技で60%以上を同時に満たす必要があります。

基礎的知識は5問で、科目の40%基準には2問以上の正解が必要です。1問正解では他の科目が高得点でも不合格になります。問題数が少ない科目ほど1問の重みが大きいので、「機械は苦手だから捨てる」という選択が構造的に取れません。

構造・機能15問のうち6問が規格

乙種5類の構造・機能は機械9問+規格6問で、規格が4割を占めます。乙種1類〜3類は15問中3問(2割)なので、復習する範囲の配分を決める手掛かりになります。

金属製避難はしごと緩降機の規格省令に加え、救助袋などの基準を定める消防庁告示も確認します。例えば、横桟の間隔と緩降機の最大使用荷重は、適用する器具や条件が異なります。数値を単独で覚えず、対象・条件・単位を組にして整理してください。

構造・機能には機械9問もあります。規格だけで科目基準を満たそうとせず、器具の構造と整備も含めて復習します。

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条文が4か所に分かれている — 乙5の難所

乙種5類でつまずくのは、探している数値がどの法令にあるかが分かりにくいことです。

論点どこにあるか
どの階に何個の避難器具が要るか消防法施行令第25条
個数の緩和・減算・免除消防法施行規則第26条
器具の位置・構造・維持消防法施行規則第27条
降下空間・操作面積・避難空地・標識・格納・取付方法平成8年消防庁告示第2号
金属製避難はしごの寸法・強度・表示昭和40年自治省令第3号(規格省令)
緩降機の荷重・降下速度・材料・表示平成6年自治省令第2号(規格省令)
救助袋・すべり台などの基準昭和53年消防庁告示第1号

とくに降下空間と操作面積は令にも規則にも数値がありません。消防法施行規則第27条第2項が「その他必要な事項は消防庁長官が定める」と告示に委任しているためです。

そして救助袋には規格省令が存在しません。規格省令があるのは金属製避難はしごと緩降機の2つだけで、規則第27条第1項第11号が「避難器具(金属製避難はしご及び緩降機を除く)は消防庁長官が定める基準に適合すること」と除外しているのはそのためです。「救助袋の規格省令によれば」という選択肢はそれ自体が誤りになります。

法令10問は「設置基準」と「免状・制度」に割れる

法令共通6問は免状・届出・点検・検定といった制度の話、法令類別4問は避難器具の設置基準そのものです。

類別で問われるのは主に次の点です。

  • 令第25条第1項:どの防火対象物のどの階に、収容人員何人以上で要るか(20人/30人/50人/100人・150人/10人)
  • 避難階と11階以上の階は除かれる(同項柱書)
  • 令第25条第2項第1号:必要個数(100人ごと/200人ごと/300人ごとに1個追加)と適応表
  • 規則第26条:読み替え(100→200、200→400、300→600)、減算(階段は等倍、渡り廊下と避難橋は×2)、免除

適応表で問われやすいのは次の3点です。

  • 地階に適応するのは避難はしごと避難用タラップの2種類だけ
  • 令別表第一(六)項の3〜5階では避難はしごが適応せず、6階以上では緩降機も外れる
  • すべり棒と避難ロープは2階のみ

乙種は工事ができないため、着工届のような工事側の論点より、点検・整備の側から問われる傾向を想定して学習すると噛み合います。

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基礎的知識5問は「人がぶら下がる」前提の力学

避難器具は人の体重が直接かかる設備なので、荷重・強度・摩擦・力のつり合いが中心です。

力のつり合いと合成、力のモーメントと偶力、重心、摩擦力と摩擦係数、応力とひずみ、フックの法則、応力集中、荷重の種類、硬さ試験、溶接欠陥、座屈、ねじのリード、仕事と力積——このあたりが範囲です。電気は1問も出ません。

5問しかないので計算問題が1〜2問混ざるだけで比重が大きくなります。公式を覚えるだけでなく手で解けるところまで持っていってください。

実技は鑑別5問だけ

乙種に製図はないので、実技対策は鑑別に集中できます。8種類の避難器具(すべり台・避難はしご・救助袋・緩降機・避難橋・避難用タラップ・すべり棒・避難ロープ)の構造上の特徴と、緩降機の構成部品(調速器・調速器の連結部・ロープ・着用具)が中心です。

鑑別で覚える部品名と数値はそのまま構造・機能15問と重なります。鑑別を仕上げると筆記の得点も同時に上がるのが5類の構造です。

演習で配点の重い順に潰す

当サイトの乙種5類 練習問題 148問は、構造・機能及び整備を62問、実技の鑑別を22問そろえています。本試験の比重に合わせて規格省令と告示からの出題を厚くしてあります。

関連記事: 乙種5類とは / 合格率と難易度 / 鑑別対策 / 148問の使い方

合格基準の出典:消防試験研究センターの公式FAQ、乙種の科目・問題数一覧。免除なしの問題数で計算しています。

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士・危険物取扱者・電気工事士などの国家資格、普通免許・原付の学科、 簿記・FP 技能検定・IT パスポート・宅地建物取引士などの検定・資格まで100 以上の試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照しています。 記事と問題の作成には AI を使っています。問題はすべてオリジナルで、 自動の検査と、作成とは別の担当による反証 (事実と出典を選択肢ごとに確かめる) を通してから公開しています。

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