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労働生理は第一種衛生管理者を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全59問 (試験全体の約31%相当) を収録しています。本試験は合格率約46%・試験時間3時間・受験料8,800円の試験で、労働生理は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマはコルチゾール・抗体・基礎代謝量・赤血球などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると第一種衛生管理者受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (労働衛生・関係法令) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
呼吸のメカニズムに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 肺胞は肺の最末端にある微細な袋状構造で、一層の薄い上皮細胞と周囲を取り巻く毛細血管から構成されます。この肺胞膜を介して、血液中の二酸化炭素(多い)と空気中の酸素(多い)が濃度勾配にしたがって拡散することでガス交換(外呼吸)が行われます(選択肢3が正しい)。吸気時には横隔膜が収縮し…
血液の成分と機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 血小板(thrombocyte)は、血管が損傷した際に損傷部位に集積して一次血栓を形成し、凝固因子とともに止血(血液凝固)に貢献する成分です(選択肢3が正しい)。赤血球はヘモグロビンを含み、酸素を運搬する機能を担います(免疫ではない)(選択肢1は誤り)。貪食(食食)を主に担うのは…
肝臓の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 肝臓は人体最大の内臓であり、多様な機能を持ちます。アルコール・薬物・有害物質等の解毒(酸化・還元・抱合等による代謝・分解)は肝臓の重要な機能の一つです(選択肢2が正しい)。肝臓はグリコーゲンの合成(血糖上昇時に余剰グルコースをグリコーゲンとして貯蔵)も分解(血糖低下時にグリコーゲ…
神経系の構成に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 交感神経は緊張・興奮・ストレス状態(「戦うか逃げるか」反応)で優位となり、心拍数増加・血圧上昇・気管支拡張・瞳孔散大・消化器官活動抑制等を引き起こします(選択肢2が正しい)。自律神経の交感神経と副交感神経は、多くの臓器において拮抗的(反対方向)に作用します(選択肢1は誤り)。副交…
体温調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 高温環境などで体温が上昇すると、視床下部(体温調節中枢)からの指令により皮膚血管が拡張し、体表面への血流が増えることで熱放散(放熱)が促進されます(選択肢2が正しい)。体温調節中枢は脊髄ではなく視床下部(間脳)にあります(選択肢1は誤り)。発汗による蒸散(気化熱の利用)は、周囲気…
腎臓の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 腎臓は糸球体で血液を濾過し、尿細管で必要な物質を再吸収する過程を経て、不要な老廃物(尿素・クレアチニン等)・余剰な電解質・水分を尿として排泄します。この働きにより体液の水分量・電解質バランス・pH等の恒常性が維持されます(選択肢2が正しい)。腎臓は腹腔後壁(後腹膜腔)に位置し、胸…
眼(視覚器)の構造と機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 水晶体は毛様体筋が収縮すると厚くなり(近くを見るとき)、弛緩すると薄くなる(遠くを見るとき)ことで焦点を調節します(選択肢1が正しい)。網膜で最も鮮明に見える部分は黄斑(中心窩)であり、盲点は視神経乳頭の部分で視細胞がなく見えない点です(選択肢2は誤り)。明所では瞳孔が縮小(縮瞳…
消化器系(消化と吸収)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 脂質(中性脂肪)は肝臓が産生した胆汁酸(胆汁)によって乳化(ミセル化)され、膵臓から分泌されるリパーゼ(脂肪分解酵素)によって脂肪酸とモノグリセリド(グリセロール)に分解されます。その後、小腸の吸収上皮細胞に取り込まれリンパ管(乳糜管)に入ります(選択肢2が正しい)。糖質は唾液ア…
筋肉(骨格筋)の収縮機構に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 骨格筋の収縮はサルコメア(筋節)内のアクチンフィラメントとミオシンフィラメントが、滑り(スライディング)運動によって相互にすべり込むことで筋全体が短縮する(スライディングフィラメント理論)という機構によります(選択肢2が正しい)。骨格筋の収縮にはカルシウムイオン(Ca2+)がトロ…
内分泌系(ホルモン)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: コルチゾールは副腎皮質から分泌される糖質コルチコイド(ステロイドホルモン)であり、ストレス反応における重要なホルモンです。血糖上昇(糖新生促進)・抗炎症・免疫抑制・タンパク質代謝促進等の広範な作用を持ちます(選択肢2が正しい)。インスリンは膵臓のβ細胞(ランゲルハンス島)から分泌…
労働に伴う疲労とその回復に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 激しい筋肉運動時には酸素供給が追いつかず、無酸素性解糖によってグルコースからピルビン酸が産生され、さらに乳酸に変換されます。乳酸の蓄積によって筋肉内のpHが低下し、筋収縮タンパク質の働きが阻害されて筋肉疲労の一因となります(選択肢3が正しい)。精神的疲労は自律神経系・内分泌系(コ…
ストレスの生理的メカニズムに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ハンス・セリエ(Hans Selye)が提唱した汎適応症候群(General Adaptation Syndrome: GAS)は、ストレス(非特異的侵害刺激)に対する生体反応の3段階として、警告反応期(ショック相・反ショック相)・抵抗期・疲弊期で構成されています(選択肢1が正し…
睡眠と健康に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 深いノンレム睡眠(特に徐波睡眠)の時間帯には成長ホルモン(GH)の分泌が最も活発となり、タンパク質合成・組織修復・疲労回復が促進されます(選択肢2が正しい)。睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠が周期的に繰り返されます(選択肢1は誤り)。睡眠不足は認知機能低下だけでなく、免疫機能低下・炎…
有酸素運動と無酸素運動の違いに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 高強度の短時間運動(無酸素運動)では酸素供給が需要に追いつかず、主にATP-PCr系(クレアチンリン酸系)や無酸素性解糖系を利用してエネルギーを産生します。この過程で乳酸が産生され、筋肉や血液中に蓄積します(選択肢2が正しい)。有酸素運動はミトコンドリアでの酸化的リン酸化を利用し…
免疫システムに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: B細胞(Bリンパ球)は抗原刺激を受けると形質細胞(プラズマ細胞)に分化し、特異的な抗体(免疫グロブリン:IgG・IgM・IgA・IgE・IgD)を産生します。これが体液性免疫の中心的メカニズムです(選択肢2が正しい)。自然免疫は生まれながらに持つ非特異的な防御機構(好中球・マクロ…
高温環境下での熱中症に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 熱痙攣(heat cramp)は、高温環境下の激しい作業で大量に発汗し、水分のみを補給して電解質(特に塩分・ナトリウム)が希釈・不足することで、筋肉の有痛性けいれんが生じる状態です(選択肢1が正しい)。熱射病(heat stroke)は最重症の熱中症であり、体温調節機能が崩壊して…
三大栄養素の代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: グルコース(炭素6個の単糖)は細胞内で解糖系→ピルビン酸→アセチルCoA→TCAサイクル→電子伝達系という経路で完全酸化され、最終産物として二酸化炭素(CO2)と水(H2O)が産生され、最大38ATPが得られます(選択肢2が正しい)。基礎代謝量は一般に成人男性の方が女性より高いで…
聴覚と前庭器官(平衡感覚)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 前庭器官は内耳に位置し、三半規管(回転加速度を感知)と耳石器(重力・直線加速度を感知)から構成されます。これらが統合されて身体の回転・傾き・加速度に関する平衡感覚情報を脳に伝えます(選択肢2が正しい)。内耳蝸牛の有毛細胞は騒音や加齢による損傷で障害されると再生せず、永続的な聴力損…
血圧と心臓の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 心拍出量(cardiac output)は1分間に心臓が送り出す血液量であり、「1回拍出量(stroke volume)×心拍数(heart rate)」で計算されます。運動時には心拍数の増加と1回拍出量の増大の両方によって心拍出量が増大しますが、特に心拍数の増加が主要な増大要因…
腰痛(腰部障害)の発症リスクに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 前傾(前屈)・ねじり(回旋)・側屈といった不良姿勢は、椎間板(特にL4-L5・L5-S1レベル)への圧力増大・脊柱起立筋・腰方形筋等の過緊張を招き、腰痛発症の重要な職業性リスク因子となります(選択肢3が正しい)。重量物の取り扱いは腰痛の主要な職業性原因であり、細菌感染は腰痛の稀な…
メンタルヘルスと職場のストレス対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 職場のメンタルヘルス対策における一次予防とは、ストレス要因の除去・軽減・セルフケア教育等によって新たな精神疾患(うつ病・適応障害等)の発症を予防する取り組みです(選択肢3が正しい)。精神疾患を早期発見して治療に繋げることは二次予防です(選択肢1は誤り)。ストレスチェック制度は主に…
振動による健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 手腕振動(局所振動)に長期間さらされた場合に発症する職業性疾患として、振動病(手腕振動症候群)があります。その特徴的な症状として、寒冷刺激により手指が白くなるレイノー現象(白蝋病・白指発作)が知られており、末梢血管の痙縮が原因とされています(選択肢1が正しい)。白指発作は寒冷時(…
作業による静的負荷・動的負荷と循環・呼吸反応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 静的筋作業(等尺性収縮:関節を動かさずに力を発揮し続ける保持作業)では、持続的な筋収縮によって筋肉内圧が高まり、毛細血管が圧迫されて血流が阻害されます。その結果、酸素・エネルギー基質の供給が低下し、疲労物質(乳酸等)が除去されにくくなって疲労が蓄積しやすくなります(選択肢1が正し…
有害物質の体内動態(吸収・分布・代謝・排泄:ADME)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 脂溶性(lipophilic)の高い化学物質は、細胞膜(脂質二重層)を容易に通過するため、肺の血液-空気関門・脳の血液脳関門(BBB)・胎盤等をより容易に通過します(選択肢2が正しい)。有害化学物質の曝露経路としては呼吸器(揮発性物質・粒子等)が最も重要であることが多く、皮膚経路…
電離放射線の生体影響に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 放射線の生体影響は、確率的影響と確定的影響に分類されます。確定的影響(決定論的影響)は、一定の閾値を超えた線量で影響が現れ、線量が高いほど重症度が増す影響(皮膚紅斑・不妊・白内障・造血機能障害・急性放射線症等)です(選択肢2が正しい)。確率的影響(確率論的影響:がん・遺伝的影響)…
職業性疾患としての化学物質曝露による肝障害のメカニズムに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 四塩化炭素(CCl4)は肝臓のチトクロームP450(主にCYP2E1)によって代謝され、トリクロロメチルラジカル(CCl3・)等の反応性ラジカルが産生されます。これらは細胞膜の多価不飽和脂肪酸を攻撃して脂質過酸化連鎖反応を引き起こし、肝細胞の障害・壊死をもたらします(選択肢2が正…
職業性呼吸器疾患(じん肺・職業性喘息)の病態に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 石綿(アスベスト)に関連する肺疾患には、石綿肺(肺の線維化)・胸膜中皮腫(悪性中皮腫)・肺がん(扁平上皮がん・腺がん等)・胸膜プラーク(石灰化)・びまん性胸膜肥厚等が含まれており、長期潜伏期間(10〜40年)後に発症するため深刻な職業性疾患です(選択肢3が正しい)。珪肺による肺の…
有機溶剤の神経毒性と生物学的曝露指標(BEI)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ノルマルヘキサン(n-ヘキサン)は体内で代謝されて2,5-ヘキサンジオン(最終代謝産物)となり、この代謝産物が末梢神経軸索の神経フィラメントタンパク質に架橋を形成して軸索変性を引き起こします。これが末梢神経障害(ヘキサン末梢神経症)の原因です(選択肢3が正しい)。トルエンの主要な…
一酸化炭素(CO)中毒の病態に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 一酸化炭素(CO)はヘモグロビンとの親和性が酸素(O2)の約200〜250倍と非常に高く、少量のCO曝露でも大量のカルボキシヘモグロビン(COHb)が形成されます。COHbは酸素を運搬できないため、組織への酸素供給が著しく低下して低酸素症が生じます(選択肢2が正しい)。COのヘモ…
鉛(Pb)中毒の病態と生物学的モニタリングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 鉛中毒の症状は、初期には非特異的症状(食欲不振・倦怠感・便秘・頭痛等)が現れ、曝露が続くと鉛疝痛(腹部の激烈な痙攣性疼痛)・末梢神経障害(伸筋麻痺による「垂れ手」)・血液障害(ヘム合成障害による貧血)・腎障害・脳症等が生じます(選択肢2が正しい)。鉛は吸収後、血液・軟組織に分布し…
血液循環(体循環と肺循環)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 肺循環(小循環)は、右心室から拍出された血液が肺動脈を通って肺に送られ、肺胞でガス交換(二酸化炭素の放出・酸素の取り込み)を受けた後、肺静脈を通って左心房に戻る経路です(選択肢3が正しい)。体循環(大循環)は左心室から始まり、大動脈を経て全身に酸素・栄養を送り、大静脈を経て右心房…
皮膚の機能(体温調節・保護・感覚・排泄)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3層からなり、保護(バリア)・体温調節・感覚(触覚・痛覚・温冷覚等)・排泄(発汗)・ビタミンD合成等の多様な機能を持ちます。体温調節では発汗による気化熱の利用や、皮膚血管の収縮・拡張による熱放散の調節が重要な役割を果たします(選択肢2が正しい)…
神経細胞(ニューロン)と興奮の伝導・伝達に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 有髄神経線維は軸索が髄鞘(ミエリン鞘)で覆われており、髄鞘の切れ目であるランビエ絞輪でのみ興奮(活動電位)が生じます。興奮が絞輪から絞輪へ跳ぶように伝わる跳躍伝導によって、髄鞘を持たない無髄神経線維よりも伝導速度が速くなります(選択肢2が正しい)。ニューロンは細胞体・樹状突起・軸…
ABO式血液型と輸血に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ABO式血液型では、赤血球表面の抗原(A抗原・B抗原)と血漿中の抗体(抗A抗体・抗B抗体)の組合せで型が決まります。A型は赤血球にA抗原を持ち血漿中に抗B抗体を持つため、B抗原を持つB型の血液を輸血すると抗原抗体反応(凝集反応)が起こり不適合となります(選択肢2が正しい)。AB型…
タンパク質・アミノ酸の代謝と窒素排泄に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: タンパク質は消化管でアミノ酸まで分解・吸収され、体タンパク質の合成に用いられるほか、余剰分やエネルギー需要時にはエネルギー源としても利用されます。アミノ酸が分解される際に脱アミノ反応でアミノ基が外れて有毒なアンモニアが生じますが、アンモニアは主に肝臓の尿素回路で毒性の低い尿素に変…
呼吸機能の指標(肺気量)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 肺活量とは、最大限に息を吸い込んだ状態から最大限に息を吐き出したときに呼出できる空気の量であり、性別・年齢・体格・呼吸筋力等によって個人差があります(選択肢2が正しい)。1回換気量は安静時の1回の呼吸で肺に出入りする空気量(成人で約500mL)を指します(選択肢1は残気量の説明に…
皮膚感覚および特殊感覚(味覚・嗅覚)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 皮膚感覚には触覚・圧覚・温覚・冷覚・痛覚があり、このうち痛覚は身体に加わる危害を知らせて生体を守る役割を持つため、他の感覚に比べて順応(同じ刺激が続くと感じにくくなる現象)が生じにくいという特徴があります(選択肢2が正しい)。味覚と嗅覚は化学物質を受容する化学感覚であり、光(視覚…
ヘモグロビンの酸素解離曲線に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ヘモグロビンの酸素飽和度と酸素分圧の関係を表す酸素解離曲線はS字状(シグモイド型)を示します。二酸化炭素分圧の上昇・pHの低下(酸性化)・体温の上昇があると曲線は右方に移動し、同じ酸素分圧でも酸素飽和度が下がって組織で酸素を放出しやすくなります(ボーア効果)。これは代謝が盛んで二…
体液量・電解質の恒常性とそのホルモン調節に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 抗利尿ホルモン(ADH、バソプレシン)は脳下垂体後葉から分泌され、体内の水分が不足して血漿浸透圧が上昇したときに分泌が増加します。ADHは腎臓の集合管での水の再吸収を促進することで尿量を減少させ、体液量を保持して浸透圧を一定に保ちます(選択肢2が正しい)。脱水時にはADH分泌はむ…
血液循環(体循環・肺循環)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 体循環(大循環)は、左心室から大動脈を経て全身の毛細血管に酸素と栄養を供給し、二酸化炭素や老廃物を受け取った血液が大静脈を通って右心房へ戻る経路です(選択肢1が正しい)。肺循環(小循環)は左心室からではなく右心室から始まり、肺動脈→肺(ガス交換)→肺静脈→左心房という経路をたどり…
皮膚の層構造、汗腺及びビタミンの合成に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 皮膚は外側から順に、表皮(角質層等を含む上皮組織)・真皮(コラーゲン線維・血管・神経・汗腺・皮脂腺等を含む)・皮下組織(脂肪組織)の3層構造をなしています(選択肢1が正しい)。表皮には血管がなく(無血管)、真皮の毛細血管から拡散によって酸素・栄養の供給を受けます(選択肢2は誤り)…
骨(骨格系)の機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 骨の内部にある赤色骨髄では、造血幹細胞から赤血球・白血球・血小板といった血球が産生されます(造血機能)(選択肢2が正しい)。骨は生きた組織であり、骨芽細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収を繰り返して絶えず作り替えられています(骨リモデリング)(選択肢1は誤り)。体内のカルシウム…
ABO式血液型に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ABO式血液型では、赤血球表面の抗原(凝集原)と血漿中の抗体(凝集素)が規則的に対応します。A型は赤血球表面にA抗原を持ち、血漿中には自分の持たないB抗原に対する抗B抗体を持ちます(選択肢1が正しい)。O型は赤血球表面にA抗原・B抗原のいずれも持たず、血漿中に抗A抗体と抗B抗体の…
神経細胞(ニューロン)の構造と神経の興奮伝導に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ニューロン(神経細胞)は、核を含む細胞体、他の細胞からの信号を受け取る樹状突起、信号を送り出す軸索(神経突起)から構成される神経系の基本単位です(選択肢1が正しい)。有髄神経線維は軸索が髄鞘(ミエリン鞘)で覆われており、ランビエ絞輪を跳んで伝わる跳躍伝導によって、髄鞘を持たない無…
中枢神経系(脳)の構造と機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 大脳では、表面の大脳皮質が神経細胞体の集まった灰白質であり、その内側は神経線維(軸索)が集まった白質となっています(選択肢1が正しい)。視覚の中枢(視覚野)は前頭葉ではなく後頭葉に存在します(選択肢2は誤り)。呼吸中枢や心臓血管中枢といった生命維持に関わる中枢は、大脳皮質ではなく…
ビタミンとその欠乏症に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ビタミンB1(チアミン)は糖代謝に不可欠な水溶性ビタミンであり、欠乏すると脚気(かっけ:末梢神経障害・心不全等)やウェルニッケ脳症を生じます(選択肢1が正しい)。ビタミンC(アスコルビン酸)は水溶性ビタミンであり、欠乏すると壊血病(毛細血管がもろくなり出血しやすくなる)を生じます…
体液(体内の水分)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 成人では体内水分(体液)が体重の約60%を占め、そのうち約3分の2が細胞内液、残りの約3分の1が細胞外液(血漿と間質液)に分けられます(選択肢1が正しい)。細胞内液に最も多く含まれる陽イオンはカリウムイオン(K+)であり、ナトリウムイオン(Na+)は細胞外液に最も多く含まれます(…
呼吸機能(換気量)の指標に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 1回換気量(tidal volume)とは、安静時に1回の呼吸で肺に出入りする空気の量であり、成人でおよそ500mLです(選択肢1が正しい)。肺活量とは、最大に息を吸い込んだ後に最大限に吐き出せる空気の量であり、「できるだけ息を吐き出した後になお肺内に残っている空気の量」は残気量…
労働による疲労の測定・評価方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: フリッカー検査(フリッカー値:ちらつき光がちらつきとして見える限界の頻度)は、疲労が進むと融合限界頻度が低下することを利用した検査で、主に大脳(中枢神経系)の疲労や覚醒水準の指標として用いられます(選択肢1が正しい)。フリッカー値は疲労とともに低下するのであって、上昇するのではあ…
視覚の明順応・暗順応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 明るい所から暗い所に入ると初めはほとんど見えないが、時間の経過とともに徐々に見えるようになる現象を暗順応という。これは主に網膜の杆体(かんたい)細胞の感光物質ロドプシン(視紅)が再合成されて感度が高まることによるもので、その完了には数十分を要し、暗い所から明るい所に出て数十秒〜1…
聴覚(音の伝わり方と難聴)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 音は外耳(耳介・外耳道)で集められ、鼓膜を振動させ、中耳の耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)を経て内耳の蝸牛に伝わり、蝸牛の有毛細胞で電気信号(神経インパルス)に変換されて聴神経から脳へ伝えられる。このうち外耳・中耳を伝音系、内耳(蝸牛)・聴神経を感音系という。感音系(内耳・聴…
血糖値の調節に関わるホルモンに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 血糖値(血液中のグルコース濃度)を上昇させるホルモンには、グルカゴン(膵臓のα細胞)、アドレナリン(副腎髄質)、コルチゾール(副腎皮質)、成長ホルモンなど複数があるのに対し、血糖値を低下させる作用を持つホルモンはインスリン(膵臓のβ細胞)がほぼ唯一である(選択肢2が正しい)。グル…
ホルモンとその分泌器官・作用の組合せに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 甲状腺から分泌される甲状腺ホルモン(サイロキシン等)は、全身の細胞の物質代謝(新陳代謝)を高める(亢進させる)作用を持ち、分泌が過剰になると代謝が高まり、不足すると代謝が低下する(選択肢5が正しい)。インスリンは甲状腺ではなく膵臓(ランゲルハンス島のβ細胞)から分泌される(選択肢…
基礎代謝量に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 基礎代謝量とは、覚醒(目覚めている)・安静(横になって静かにしている)・空腹(食後十分な時間が経過した)状態で、体温維持や呼吸・心臓の拍動など生命の維持に必要とされる最小限のエネルギー代謝量をいう(選択肢1が正しい)。基礎代謝量は覚醒・安静時に測定するものであり、睡眠中の代謝量(…
作業の強度を表すエネルギー代謝率(RMR)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: エネルギー代謝率(RMR:relative metabolic rate)は、作業(労働)に要したエネルギー量から、その時間の安静時に消費されるエネルギー量を差し引いた「作業に正味必要としたエネルギー量」を、基礎代謝量で割って求める指標であり、動的な作業(筋作業)の強度(きつさ)…
体温調節における熱の産生(産熱)と放散(放熱)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 体からの熱の放散(放熱)は、輻射(放射)・伝導・対流・蒸発(発汗や不感蒸泄)という物理的な過程によって行われる。周囲の気温が皮膚温(体温)より低いときは輻射・伝導・対流による放熱が働くが、気温が体温より高い環境ではこれらによる放熱が期待できなくなり、汗が蒸発する際に気化熱を奪う「…
発汗および不感蒸泄(ふかんじょうせつ)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 発汗には、暑熱時や運動時に体温を下げるために主に全身に生じる温熱性発汗と、精神的な緊張・興奮によって手のひら・足の裏・わきの下などに生じる精神性発汗がある。緊張時に手のひらや足の裏などに生じる汗は精神性発汗である(選択肢3が正しい)。温熱性発汗は体温を調節するために生じるものであ…
睡眠(レム睡眠とノンレム睡眠)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: 睡眠は、急速な眼球運動(rapid eye movement)を伴うレム睡眠と、それを伴わないノンレム睡眠が、おおむね90分前後の周期で繰り返される。レム睡眠では骨格筋が弛緩して身体は休息しているが脳は比較的活発で、夢の多くはこの時期に見るとされる(「体の睡眠」)(選択肢1が正し…
生体リズム(概日リズム)と睡眠中の生理的変化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解説: ヒトには体内時計によって刻まれる約1日周期の生体リズム(概日リズム、サーカディアンリズム)があり、その周期は約24時間で、主に光(明暗)の刺激を手がかりに外界の24時間周期に同調(調整)される(選択肢5が正しい)。睡眠中(特にノンレム睡眠時)は副交感神経の働きが優位となり、心拍数…
ぴよパスに収録している第一種衛生管理者「労働生理」のオリジナル練習問題 全59問を集計した、実データに基づく傾向まとめです
初級19問・中級27問・上級13問の全59問構成です。
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ここでケチって旧年度版や活字だけのテキストを選ぶと、有害業務の専門用語に最初の1週間で心が折れて挫折する典型パターンに陥る。図解で全体像を掴める2026年度版を1冊目に据えれば、3,000円未満で『そもそも何の試験か分からない』段階を確実に抜けられる。
こんな人に: 簿記等で実績のあるTAC『スッキリ』シリーズで、安全衛生用語・有害業務にゼロから入門したい初学者。図解中心で挫折せず1周したい人。
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こんな人に: 受験まで1ヶ月以内、または通常のテキスト1周が時間的に厳しい社会人。出題頻度の高い論点だけを最短経路で押さえ、1冊で本試験まで持ち込みたい人。
書籍で学んだ知識は、24 時間後に約 70% 忘れます(エビングハウス忘却曲線)。
上の練習問題で間違えた論点を確認しながら読むと、定着率が高まります。「読んだだけ」より「解いて間違えて復習した」方が記憶に残りやすいことは、学習科学で繰り返し示されています (テスト効果)。
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この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
第一種衛生管理者のテキストは『有害業務20問を解ける本か』で決まる。村中一英・TACスッキリ・ユーキャンの定番3冊を、特別則5つ・改訂年・化学物質管理の4チェックで比較し、買うべき1冊を示します。
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第一種衛生管理者を初めて受ける人向けに、3か月100〜150時間で合格レベルに到達する学習プランを整理。有害業務含む5科目44問の配分・事業者証明書の手配・週次タスクを実例ベースで解説します。
第一種衛生管理者を就活/転職で活用する戦略。製造業/建設業/鉱業での必須対応 + 大企業の専任ポジション + ダブルライセンス + 主婦再就職事例まで、一種の市場価値と活用パスを整理します。
第一種衛生管理者の試験概要・全業種対応 (有害業務含む) の役割・受験資格・合格率 約46%・受験料 8,800 円・取得メリットを整理。受けるべき人と二種との違い、7 軸で判断します。
消防設備士
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