第一種衛生管理者 労働生理 練習問題 第28問: 有機溶剤の神経毒性と生物学的曝露指標(BEI)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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上級推定正答率 約 47%
有機溶剤の神経毒性と生物学的曝露指標(BEI)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答と解説を先に見る
正解: 2. ノルマルヘキサン(n-ヘキサン)は代謝産物である2,5-ヘキサンジオンによって末梢神経障害を引き起こす
ノルマルヘキサン(n-ヘキサン)は体内で代謝されて2,5-ヘキサンジオン(最終代謝産物)となり、この代謝産物が末梢神経軸索の神経フィラメントタンパク質に架橋を形成して軸索変性を引き起こします。これが末梢神経障害(ヘキサン末梢神経症)の原因です(選択肢2が正しい)。トルエンを取り扱う業務の健康診断で検査するのは尿中の馬尿酸(hippuric acid)の量であり、尿中のメチル馬尿酸の量はキシレンの検査項目です(有機溶剤中毒予防規則第29条第3項・別表)(選択肢5は誤り)。スチレンの尿中代謝産物のマンデル酸はスチレン曝露の生物学的指標として実際に使用されます(選択肢1は誤り)。慢性有機溶剤中毒性脳症は、重篤な場合に不可逆的な神経損傷が残ることがあります(選択肢3は誤り)。エチルベンゼンは肝臓で代謝されてマンデル酸・フェニルグリオキシル酸等の代謝産物を生じます(選択肢4は誤り)。
根拠・参照資料: 有機溶剤中毒予防規則第29条第3項、有機溶剤中毒予防規則別表
関連キーワード: n-ヘキサン・2,5-ヘキサンジオン・末梢神経障害・軸索変性・生物学的曝露指標
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