床上操作式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識
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- 正解済みまだ正解していませんQ1
天井クレーンのフックに掛けた2本のワイヤロープで同じ質量の荷をつるときの、つり角度と力の関係について、正しいものは次のうちどれか。ただし、つり角度は2本のロープの間の開きの角度とする。
正解: 2. つり角度が大きくなるほど水平分力も大きくなり、つり荷を押し縮める
解説: 2本でつるとき、荷の重さを支えるのは2本の張力を1つにまとめた力 (合力) です。つり角度が大きくなるほど1本ごとの張力は大きくなり、そのうち水平に働く分 (水平分力) も大きくなります。水平分力はロープを内側へ引き寄せる向きに働くので、つり荷には押し縮める圧縮力としてかかります…
関連キーワード: つり角度・水平分力・合力・張力
- 正解済みまだ正解していませんQ2
天井クレーンのガーダ (スパン10m) の中央に自重10kNが集中してかかり、さらにトロリとつり荷の合計20kNの荷重が左端の支点から2mの位置にかかっているものとする。左端の支点が受ける反力として正しいものは次のうちどれか。
正解: 4. 21kN
解説: 反力は、支点が荷重を支え返す力です。右端の支点を回転の中心としてモーメントのつり合いを考えます。左端の反力をRとすると、R×10m=10kN×5m+20kN×(10m−2m) なので、R=210÷10=21kNです。右端の反力は残りの30−21=9kNです。「16kN」は自重を入…
関連キーワード: 反力・モーメントのつり合い・ガーダ・計算
- 正解済みまだ正解していませんQ3
水平なつりビームのつり点を回転の中心として考える。つり点から右へ2mの位置に450N、左へ3mの位置に200Nの力が、それぞれ下向きにかかっている。2つの力を合わせて、ビームを回そうとするモーメントの大きさとして正しいものは次のうちどれか。
正解: 1. 300N・m
解説: 力のモーメントは、力の大きさと腕の長さ (回転の中心から力までの距離) の積です。右側の力は450N×2m=900N・mで右回り、左側の力は200N×3m=600N・mで左回りです。回る向きが反対のモーメントは打ち消し合うので、合わせた大きさは900−600=300N・mで、右回…
関連キーワード: 力のモーメント・腕の長さ・回転の中心・つり点
- 正解済みまだ正解していませんQ4
長さ6mの棒状のつり具 (つりビーム) の両端に、質量3tの荷と質量1tの荷を1つずつつる。つり具の質量を考えないとき、2つの荷を合わせた重心の位置として正しいものは次のうちどれか。
正解: 4. 3tの荷の側の端から1.5m
解説: 重心は、両側のモーメントがつり合う位置です。3tの荷の側の端からの距離をxとすると、3×x=1×(6−x) より4x=6で、x=1.5mです。このとき1tの荷までは4.5mあり、3×1.5=1×4.5でつり合います。フックはこの位置の真上に合わせます。「2.0m」は質量の和でなく…
関連キーワード: 重心・モーメント・つりビーム・つり具
- 正解済みまだ正解していませんQ5
定格荷重1tの天井クレーンの下に、コンクリート (比重2.3)、アルミニウム (比重2.7)、鋼 (比重7.8) の塊が置いてある。このうちアルミニウムの塊 (体積0.4m³) をつることを検討している。荷の質量とつれるかどうかの判断について、正しいものは次のうちどれか。ただし、玉掛用具の質量は考えず、定格荷重を超えて使う特例の手続はとらないものとする。
正解: 4. 質量は約1.08tで、定格荷重の1tを超えるので、つれない
解説: 比重は同じ体積の水との質量の比で、水は1m³あたり約1tなので、比重の数字がそのまま1m³あたりのt数になります。アルミニウムは2.7×0.4=1.08tとなり、定格荷重の1tを超えます。クレーン等安全規則第23条第1項は、定格荷重を超える荷重をかけて使うことを禁じているので、こ…
根拠・参照資料: クレーン等安全規則第23条第1項
関連キーワード: 比重・荷の質量・定格荷重・計算
- 正解済みまだ正解していませんQ6
天井クレーンでつり荷を、走行で60m運んだ後、続けて横行で10m運ぶ。走行は毎分40m、横行は毎分20mの一定の速さで、荷振れを避けるため2つの動作は同時に行わない。運び終えるまでにかかる時間の合計として正しいものは次のうちどれか。ただし、起動と停止にかかる時間は考えない。
正解: 3. 120秒
解説: かかる時間は、距離を速さで割って求めます。走行は60÷40=1.5分で90秒、横行は10÷20=0.5分で30秒です。走行と横行の同時操作は荷振れの原因になるので、なるべく行いません。ここでは順に動かすので時間を足し、90+30=120秒です。「70秒」は距離の和70mを速さの和…
関連キーワード: 速さ・走行・横行・計算
- 正解済みまだ正解していませんQ7
天井クレーンのつり荷の振れの性質について、正しいものは次のうちどれか。
正解: 3. 巻上げロープが長いときのほうが、振れ幅は大きい
解説: 荷振れは、ロープの長さ・つり荷の重さ・加速度で性質が変わります。巻上げロープが長いときは振れ幅が大きくなります。「軽いつり荷のほうが止まりにくい」は逆で、止まりにくいのは重いつり荷のほうです。「加速度が小さいときのほうが振れ幅は大きい」も逆で、起動や停止で速さの変わり方が急なとき…
関連キーワード: 荷振れ・周期・振れ幅・加速度
- 正解済みまだ正解していませんQ8
クレーンの部位と、その部位に主に同時にかかる2種類の荷重の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
正解: 2. フック:引張荷重と曲げ荷重
解説: クレーンの各部分には、種類の違う荷重が同時にかかることが多く、これを複合荷重といいます。フックには、荷に引かれる引張荷重と、曲げようとする曲げ荷重が働きます。「ワイヤロープ:引張荷重とねじり荷重」は誤りで、ロープに主に組み合わさるのは引張荷重と曲げ荷重です。「一般の動力軸:曲げ荷…
関連キーワード: 複合荷重・引張荷重・曲げ荷重・ねじり荷重・せん断荷重
- 正解済みまだ正解していませんQ9
クレーンの部材が受ける荷重について、正しいものは次のうちどれか。
正解: 2. ワイヤロープが受ける荷重は、向きが同じで大きさだけが変わる
解説: ワイヤロープは荷をつるたびに同じ向きに引かれ、大きさだけが変わる荷重を受けます。これを片振り荷重といいます。歯車軸の肢は誤りで、歯車軸が受けるのは向きも大きさも変わる両振り荷重です。ウインチの軸受の肢も誤りで、軸受が受けるのはワイヤロープと同じ片振り荷重です。「衝撃破壊」も誤りで…
関連キーワード: 片振り荷重・両振り荷重・繰返し荷重・疲労破壊・衝撃荷重
- 正解済みまだ正解していませんQ10
天井クレーンのつり具で、質量5tの荷を同じ形の2枚の鋼板で等しく支える。鋼板1枚の断面積は350mm²で、鋼板には長さの方向の引張荷重だけがかかっている。鋼板1枚に生じる引張応力として正しいものは次のうちどれか。ただし、つり具の質量は考えず、重力の加速度は9.8m/s²とする。
正解: 1. 70N/mm²
解説: 引張応力は、部材にかかる引張荷重を、その部材の断面積で割った値です。質量5tの荷による力は9.8×5=49kNで、2枚で等しく支えるので1枚あたり49÷2=24.5kN、つまり24500Nです。断面積は1枚の350mm²なので、24500÷350=70N/mm²です。「140N/…
関連キーワード: 引張応力・断面積・引張荷重・質量
- 正解済みまだ正解していませんQ11
天井クレーンの巻上げ装置で、フックブロックとつり荷の合計24kNを2本のワイヤロープで等しく支えている。ロープ1本の切断荷重が60kNのとき、このワイヤロープの安全率として正しいものは次のうちどれか。ただし、ロープの質量とシーブの効率は考えない。
正解: 3. 5
解説: 安全率は、ワイヤロープの切断荷重の値を、そのロープにかかる荷重の最大の値で割った値です (クレーン構造規格第54条第2項)。切断荷重は、ロープが切れるに至るまでの最大の荷重です。合計24kNを2本で等しく支えるので、1本にかかる荷重は24÷2=12kN、安全率は60÷12=5です…
根拠・参照資料: クレーン構造規格第54条第2項
関連キーワード: 安全率・切断荷重・ワイヤロープ・計算
- 正解済みまだ正解していませんQ12
動滑車5個と定滑車を組み合わせた天井クレーンの巻上げ装置で、ロープの一端は固定され、他端をドラムが巻き取る。荷を2m巻き上げるとき、ドラムが巻き取るロープの長さとして正しいものは次のうちどれか。ただし、ロープの伸びは考えない。
正解: 1. 20m
解説: 動滑車を使うと、1個につき2本のロープで荷を支えるので、動滑車5個では10本で支えます。荷が2m上がると、この10本がそれぞれ2mずつ短くなり、短くなった分をドラムが巻き取るので、2m×10本=20mです。小さな力で荷を上げられる代わりに、多くのロープを巻き取ります。「2m」は荷…
関連キーワード: 動滑車・定滑車・ドラム・巻き取る長さ
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ぴよパスでは床上操作式クレーン運転技能講習 学科の問題を4カテゴリに分けています。床上操作式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識にはオリジナル予想問題を12問収録し、サイト内の床上操作式クレーン運転技能講習 学科全60問の約20%を占めます。この割合は本試験の出題比率ではありません。このカテゴリの収録テーマには計算・引張荷重・つり角度・水平分力などがあります。本試験の情報は合格率全国集計は公表されていません (登録教習機関ごとに修了試験を実施するため。2026年11月時点)・試験時間登録教習機関ごとに定められ、全国共通の試験時間は公表されていませんです。
回答後に解説を読み、分からなかった用語や手順をテキストで確かめてから解き直す使い方ができます。12問のうち2問には根拠・参照資料の情報があります。関連する用語や条件は、床上操作式クレーンに関する知識・原動機及び電気に関する知識・関係法令などのカテゴリでも確認できます。模擬試験はPremiumの機能です。問題数・科目構成・制限時間は模試の開始画面で確認してください。
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- 床上操作式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識は、ぴよパスで床上操作式クレーン運転技能講習 学科の問題を分けている4カテゴリの一つです。ぴよパスに収録している床上操作式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識の問題数は12問 / 全60問で、収録全体の約20%にあたります。ぴよパスの模擬試験の基本設定では、床上操作式クレーンの運転のために必要な力学に関する知識を全30問中6問(約20%)出題します。これは模試の配分であり、本試験の出題比率を示すものではありません。
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