物理学及び化学
全40問
この科目の学習ポイントを読む
物理学及び化学は危険物取扱者 甲種を構成する3科目のうちの1科目で、ぴよパスのオリジナル予想問題は全40問 (試験全体の約25%相当) を収録しています。本試験は合格率約35.2%・試験時間2時間30分・受験料7,200円の試験で、物理学及び化学は合格判定にも直結する重要科目です。主な出題テーマは引火点・燃焼下限界・沸点・蒸気圧などです。難易度バッジ (初級・中級・上級) で各問題の習熟度を可視化しているため、まず初級から段階的に解き進めると危険物取扱者 甲種受験者が陥りがちな「典型論点の取りこぼし」を防げます。
各問題に正解の根拠と用語の説明を付し、「なぜその答えになるか」を理解する学習ができるよう設計しています。学習の流れは Q1 から順に解いて間違えた問題の解説を熟読、その後他科目 (危険物に関する法令・危険物の性質・火災予防・消火) との行き来で論点を立体的に押さえる、最後に模擬試験モード (本番と同じ科目配分・問題数・制限時間を再現) で総合実力を測る、の 3 段構成が最短ルートです。誤答した論点は復習モードで反復することで、本試験で問われる「科目別最低ライン + 総合得点」の二段クリアを安定して達成できます。
- Q1初級状態変化・融解・蒸発
物質の状態変化に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 純物質の沸点は外圧(大気圧)によって変化します。液体の蒸気圧が外圧と等しくなる温度が沸点であるため、外圧が高いほど沸点は高くなり、外圧が低いほど沸点は低くなります(山頂では低い温度で沸騰する)。「融解」「蒸発と沸騰の区別」「凝縮で熱を放出する」「ドライアイスの昇華」はいずれも正し…
- Q2初級ボイルの法則・シャルルの法則・理想気体
気体の性質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: ボイルの法則により、温度一定のとき気体の圧力Pと体積Vの積PVは一定(P₁V₁ = P₂V₂)であり、圧力と体積は反比例します。「温度一定でPVが物質量によらず一定」は誤りで、同温同圧なら物質量が多いほど体積が大きい(PV = nRTの通り)。蒸気密度が1より大きい気体は空気より…
- Q3初級比熱・熱容量・熱量計算
比熱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 比熱とは、物質1gを1℃(または1K)上昇させるのに必要な熱量[J/(g·K)]のことで、物質固有の値です。水の比熱(約4.18 J/g·K)は多くの金属(鉄:約0.45 J/g·K など)より大きいため、水は温まりにくく冷めにくい物質です。比熱が大きいほど同じ熱量では温度が上が…
- Q4初級燃焼の三要素・除去消火・窒息消火
燃焼の三要素と消火方法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: ハロゲン化物消火剤(ハロン等)の主な消火作用は「抑制消火(負触媒消火)」です。ハロゲン原子が燃焼の連鎖反応に関与する活性ラジカル(OH・やH・など)を捕捉・不活性化し、連鎖反応を化学的に断ち切ります。冷却消火が主作用ではありません。燃焼の三要素・除去消火・窒息消火(CO₂)・水に…
- Q5初級酸化還元・酸化剤・還元剤
酸化・還元反応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 還元剤は相手を還元する物質であり、その際に自分自身は電子を失って酸化されます。酸化と還元は必ず同時に起こる(酸化還元反応)ため、一方だけが単独で起きることはありません。酸化は「電子を失う」「酸素と結合する」「水素を失う」「酸化数が増加する」変化であり、還元はその逆です。過酸化水素…
- Q6初級引火点・発火点・燃焼点
引火点・発火点・燃焼点に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 燃焼点は引火した後に燃焼が継続する最低温度で、引火点より数℃〜10℃程度高いのが一般的です。引火点は「点火源を近づけたときに引火する最低液温」、発火点は「点火源なしに自然発火する最低温度」です。これらの定義が選択肢1と2では入れ替わって記述されており誤りです。引火点が低いほど低温…
- Q7初級イオン結合・共有結合・金属結合
イオン結合と共有結合に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 共有結合でできた分子性物質でも、水に溶けて電離するものがあります。塩化水素(HCl)は共有結合の分子ですが、水に溶けると電離して塩酸(強酸)となり電気を通します。アンモニア(NH₃)も水に溶けて弱塩基性を示します。一方で、エタノール・砂糖などの有機分子は水に溶けても電離しないため…
- Q8初級熱伝導・対流・放射
熱の伝わり方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 放射(輻射)は物質を媒介とせず電磁波(赤外線など)として熱エネルギーが移動する現象で、真空中でも起こります。太陽から地球への熱の伝わり方はこの放射です。伝導は固体内部などで物質の移動を伴わずに熱が伝わる現象で、真空中では起こりません。対流は液体や気体が流動することによって熱が移動…
- Q9初級燃焼範囲・爆発限界・燃焼下限界
燃焼範囲(爆発限界)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 燃焼範囲(爆発限界)は、可燃性蒸気と空気の混合気体が点火によって着火・燃焼しうる蒸気濃度の範囲で、下限界(LEL)と上限界(UEL)で表されます。燃焼下限界(LEL)が低いほど、低濃度の蒸気でも引火するため危険性は高くなります。燃焼範囲が広いほど、引火しやすい濃度域が広く危険性が…
- Q10初級酸・塩基・pH
酸と塩基に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 強酸と弱塩基の塩(例:塩化アンモニウム NH₄Cl)の水溶液は酸性を示します。弱塩基由来のイオン(NH₄⁺)が加水分解してH⁺を生じるためです。塩基性を示すのは弱酸と強塩基の塩(例:酢酸ナトリウム CH₃COONa)です。アレニウス定義・ブレンステッド定義・pH の説明・中和反応…
- Q11初級官能基・ヒドロキシ基・カルボキシ基
有機化合物の官能基に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: ニトロ基(−NO₂)を持つ有機化合物をニトロ化合物といいます。ニトログリセリン(C₃H₅N₃O₉)やトリニトロトルエン(TNT)のように爆発性を示すものがあり、危険物としても重要な化合物群です。ヒドロキシ基(−OH)を持つ有機化合物はアルコール(エーテルではない)、カルボキシ基(…
- Q12初級消火剤・泡消火剤・窒息消火
消火剤とその主な消火効果に関する次の組み合わせのうち、正しいものはどれか。
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解説: 泡消火剤は燃焼物の表面を泡で覆って酸素を遮断する窒息消火と、泡に含まれる水分による冷却消火の両方が主な消火効果です。水消火剤の主な効果は冷却消火です。二酸化炭素消火剤は不燃性の CO₂ガスで酸素濃度を下げる窒息消火が主な効果です。ハロゲン化物消火剤は燃焼の連鎖反応を断つ抑制消火(…
- Q13中級ボイルの法則・シャルルの法則・ボイル・シャルルの法則
ボイル・シャルルの法則を用いた計算問題として、次の問いに答えよ。27℃、1.0×10⁵ Paのとき体積が2.0 Lの気体を、127℃まで加熱しながら圧力を2.0×10⁵ Paに高めた。このときの体積はいくらか。
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解説: ボイル・シャルルの法則 P₁V₁/T₁ = P₂V₂/T₂ を用います。初期状態:P₁=1.0×10⁵ Pa、V₁=2.0 L、T₁=27+273=300 K。最終状態:P₂=2.0×10⁵ Pa、T₂=127+273=400 K、V₂=?。式を変形するとV₂ = P₁V₁T₂/…
- Q14中級水素結合・ファンデルワールス力・極性分子
化学結合と物質の性質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 水(H₂O)の沸点が同族のH₂S(沸点約−61℃)やH₂Se(沸点約−41℃)よりはるかに高い(沸点100℃)のは、電気陰性度の高い酸素原子と水素原子の間に形成される水素結合(分子間引力の一種)が非常に強いためです。水素結合は分子間力の一種であり共有結合ではなく、共有結合より結合…
- Q15中級反応速度・活性化エネルギー・触媒
化学反応速度に影響する因子に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 触媒は活性化エネルギーを低下させることで反応速度を大きくしますが、反応の平衡定数(K)には影響を与えません。平衡定数は温度のみによって決まる値であり、触媒を加えても平衡における最終収率(正反応と逆反応の比率)は変わりません。触媒は平衡に早く到達させるだけで、平衡の位置(生成物の最…
- Q16中級アルカン・アルケン・アルキン
炭化水素の種類と性質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: アルケンは分子内に炭素-炭素二重結合(C=C)を少なくとも1つ持つ不飽和炭化水素で、付加反応を起こしやすいです(例:エチレン CH₂=CH₂)。アルカンは炭素-炭素間の単結合のみを持つ飽和炭化水素であり、付加反応ではなく置換反応を起こします。芳香族炭化水素(ベンゼンなど)は不飽和…
- Q17中級酸化数・酸化還元・二酸化マンガン
酸化還元反応の酸化数に関する問題として、次の反応式における下線の元素の酸化数変化として正しいものはどれか。MnO₂ + 4HCl → MnCl₂ + Cl₂ + 2H₂O(Mn の酸化数変化)
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解説: MnO₂中のMnの酸化数を求めます。O の酸化数は−2なので、Mn + 2×(−2) = 0 より Mn = +4。MnCl₂ 中の Mn の酸化数は Mn + 2×(−1) = 0 より Mn = +2。よってMnの酸化数は +4 → +2 と減少しており、Mnは還元されていま…
- Q18中級アルコール・メタノール・エタノール
アルコール類に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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解説: 低分子量のアルコール(メタノール・エタノールなど)は水素結合を形成するため沸点は同程度の分子量の炭化水素より高く、また水と任意の割合で混合(混和)します。2層に分離するどころか、水に完全に溶けます。高分子量のアルコールは水と分離しやすくなりますが、「アルコールは水と混合すると2層…
- Q19中級比熱・熱量計算・Q=mcΔT
熱量計算問題として、比熱0.50 J/(g·K)の金属500 gを20℃から80℃に加熱するために必要な熱量はいくらか。
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解説: 熱量の計算式はQ = m × c × ΔTです。m = 500 g、c = 0.50 J/(g·K)、ΔT = 80 − 20 = 60 K(または℃)を代入します。Q = 500 × 0.50 × 60 = 500 × 30 = 15,000 J となります。単位に注意して計算…
- Q20中級自然発火・乾性油・蓄熱
自然発火に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 自然発火とは、外部からの点火源(炎・火花など)なしに物質が酸化・分解・吸着などにより自ら発熱し、蓄熱によって温度が発火点に達して燃焼する現象です。乾性油(アマニ油・キリ油など)は酸素を吸収して酸化しやすく、布に染み込んで堆積すると自然発火のリスクが高くなります。石炭の自然発火は空…
- Q21中級中和反応・当量点・酸塩基
中和反応に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: HCl は1価の酸なので 0.1 mol/L × 0.1 L = 0.01 mol の H⁺ を生じます。NaOH は1価の塩基なので 0.1 mol/L × 0.1 L = 0.01 mol の OH⁻ を生じます。H⁺ と OH⁻ が等量で中和反応が完了します。硫酸(H₂SO…
- Q22中級蒸気圧・沸点・揮発性
液体の蒸気圧に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 沸点とは、液体の蒸気圧が外圧(大気圧)と等しくなる温度であり、液体の内部からも気化(沸騰)が起こります。これが沸点の正確な定義です。蒸気圧は温度が上昇すると増大(低下ではない)します。揮発性が高い液体ほど蒸気圧が高く、引火点は低い傾向があります。蒸気圧は平衡状態の圧力であり、液体…
- Q23中級表面燃焼・蒸発燃焼・分解燃焼
燃焼の種類に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: セルロイドや火薬のように分子内に酸素(酸化基)を含み、外部から酸素を供給されなくても自己完結的に燃焼する形態を内部(自己)燃焼(または分子内燃焼)といいます。木材や石炭が燃える際の燃焼は、熱分解によって可燃性ガスを発生させる分解燃焼が主体です(炎を伴う)。表面燃焼は炎を伴わない燃…
- Q24中級静電気・帯電・接地
静電気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 静電気は空気が乾燥している(湿度が低い)ほど放電されにくく蓄積しやすく、湿度が高いほど電荷が大気中の水分を通して散逸しやすくなり帯電しにくくなります。「空気が乾燥しているほど蓄積しにくい」は逆の記述であり誤りです。静電気は摩擦・接触・剥離で発生し引火源になること、不良導体ほど蓄積…
- Q25中級化学平衡・ルシャトリエの原理・平衡定数
化学平衡に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: ルシャトリエの原理により、温度を上昇させると吸熱方向(外部から熱を吸収する方向)に平衡が移動します。これは温度上昇という変化を打ち消す方向に系が変化するためです。化学平衡状態では、正反応と逆反応の速度が等しく、反応は継続していますが巨視的には変化がない状態です(両方停止ではない)…
- Q26中級異性体・構造異性体・幾何異性体
有機化合物の異性体に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 構造異性体は、分子式が同じ(同じ種類・数の原子を持つ)でも原子の結合の順序(構造)が異なる化合物です。ブタン(C₄H₁₀)にはn-ブタンとイソブタン(2-メチルプロパン)の2種類の構造異性体が存在します。シス・トランス異性体(幾何異性体)はC=C二重結合など特定の条件がある化合物…
- Q27中級燃焼熱・ヘスの法則・プロパン燃焼式
燃焼熱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 燃焼熱とは、物質1 molが完全燃焼するときに放出される熱量(kJ/mol)のことで、燃焼は発熱反応であるため常に正の値(放熱量)として定義されます。燃焼熱が大きいほど、燃焼したときに多くのエネルギーを放出するため火災危険性は高まります。プロパンの完全燃焼式は C₃H₈ + 5O…
- Q28中級火災の分類・A火災・B火災
消火剤の適応性に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 水系消火剤はすべての火災に対して最も有効というわけではありません。特にC火災(電気火災)に水(電気の良導体)を使用すると感電の危険があります。また一般の水はB火災(油火災)に使用すると、油が水面に浮いて火災が拡大したり、沸騰・飛散(スロップオーバー)が起きたりして逆効果になります…
- Q29上級状態方程式・気体密度・分子量
状態方程式の応用として、分子量28 g/molの気体が27℃・標準大気圧(1.013×10⁵ Pa)のもとで密度何g/Lか。気体定数R = 8.31 J/(mol·K)として計算せよ。
答えと解説を先に見る
解説: 理想気体の状態方程式 PV = nRT を変形します。密度 ρ = m/V = PM/(RT) の式を使います(M:分子量)。P = 1.013×10⁵ Pa、M = 28×10⁻³ kg/mol = 0.028 kg/mol、R = 8.31 J/(mol·K)、T = 27+…
- Q30上級酸化還元反応・量論計算・過マンガン酸カリウム
酸化還元反応の量論計算に関する問題として、過マンガン酸カリウム(KMnO₄)酸性水溶液と過酸化水素(H₂O₂)の反応 2KMnO₄ + 5H₂O₂ + 3H₂SO₄ → 2MnSO₄ + K₂SO₄ + 8H₂O + 5O₂ において、KMnO₄の0.20 mol が反応するとき、発生する酸素の物質量はいくらか。
答えと解説を先に見る
解説: 与えられた反応式 2KMnO₄ + 5H₂O₂ + 3H₂SO₄ → 2MnSO₄ + K₂SO₄ + 8H₂O + 5O₂ より、KMnO₄ と O₂のモル比は 2 : 5 です。KMnO₄ が 0.20 mol 反応するとき、生成する O₂の物質量は 0.20 × (5/2)…
- Q31上級アンモニア・燃焼範囲・燃焼下限界
第三種冷媒のアンモニア(NH₃)の燃焼性について、次の記述のうち正しいものはどれか。
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解説: アンモニア(NH₃)は可燃性ガスであり、空気中での燃焼範囲は約15〜28 vol%です。燃焼下限界の約15 vol%はプロパン(約2.1 vol%)やガソリン蒸気(約1.4 vol%)と比較してはるかに高く、低濃度では引火しません。これはアンモニアが引火しにくいことを意味します。…
- Q32上級ルシャトリエの式・燃焼下限界・混合ガス
混合物の燃焼範囲(ルシャトリエの式)に関する問題として、可燃性ガスの混合物がメタン(燃焼下限界5 vol%)40 vol%、プロパン(燃焼下限界2 vol%)60 vol%の割合で混合されているとき、この混合ガスの燃焼下限界を求めよ(ルシャトリエの式: 1/L = Σ(Cᵢ/Lᵢ)を使用)。
答えと解説を先に見る
解説: ルシャトリエの式 1/L = Σ(Cᵢ/Lᵢ) を使います(Cᵢ:各成分の混合ガス中の体積分率(合計100として)、Lᵢ:各成分の燃焼下限界)。メタン成分:C₁ = 40、L₁ = 5。プロパン成分:C₂ = 60、L₂ = 2。1/L = (40/5) + (60/2) = 8…
- Q33上級熱力学第二法則・エントロピー・自発的変化
熱力学第二法則とエントロピーに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: エントロピー(S)は物質の乱雑さ・無秩序さの尺度であり、孤立系では自発的な変化によってエントロピーは増大します(熱力学第二法則)。熱力学第二法則は「熱は自発的に高温から低温へのみ移動し、逆(低温→高温)は自発的には起きない」という法則であり、「低温→高温に自発的に移動する」という…
- Q34上級ベンゼン・芳香族化合物・トルエン
芳香族化合物の特性に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: トルエン(メチルベンゼン、C₆H₅CH₃)の沸点は約111℃でベンゼンの沸点(約80℃)より高く、引火点は約4℃で危険物第4類第1石油類(非水溶性)に分類されます。ベンゼンの炭素は sp²混成軌道をとる不飽和の環状炭化水素です。ベンゼン環の炭素-炭素結合はすべて同じ中間的な長さの…
- Q35上級コロイド・透析・チンダル現象
コロイド溶液と高分子化合物に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
答えと解説を先に見る
解説: 透析は半透膜(セロハン膜など)を利用して、コロイド粒子と低分子物質(イオン・小分子)を分離する操作です。コロイド粒子は半透膜を通過しませんが、低分子物質は通過するため分離できます。コロイド粒子は10⁻⁹〜10⁻⁷ m(1〜100 nm)程度の大きさで、真の溶液の溶質より大きい(こ…
- Q36上級腐食・ガルバニック腐食・イオン化傾向
電気化学と腐食に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 亜鉛メッキ鋼板(亜鉛めっきスチール)では、亜鉛のイオン化傾向が鉄より大きいため、たとえメッキが剥がれて鉄が露出しても亜鉛が犠牲陽極として先に酸化(腐食)され、鉄の腐食を電気化学的に抑制します(犠牲防食)。これが選択肢4の正しい記述です。鉄が錆びる反応は、鉄が電子を失って(酸化され…
- Q37上級反応速度・活性化エネルギー・アレニウスの式
反応速度と活性化エネルギーに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: アレニウスの式 k = Aexp(−Ea/RT) により、活性化エネルギー Ea が大きいほど温度変化に対する反応速度定数の変化率が大きくなります。Ea が大きい反応ほど、温度上昇の効果が顕著に現れます。アレニウスの式において、温度上昇で k が増大するのは活性化エネルギーが低下…
- Q38上級ニトログリセリン・硝酸エステル・第5類危険物
高分子有機化合物の危険物との関係で、次の記述のうち正しいものはどれか。
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解説: ニトログリセリン(C₃H₅N₃O₉)は硝酸エステル構造(−ONO₂)を持つ第5類危険物(自己反応性物質)であり、加熱・衝撃・摩擦で爆発する極めて危険な物質で、ダイナマイトの主成分として知られています。ニトロセルロース(硝化綿)も第5類危険物(自己反応性物質)であり、第1類(酸化性…
- Q39上級共沸混合物・蒸留・エタノール
気液平衡と蒸留に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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解説: 水とエタノールの混合物は、エタノール約95.6 vol%・水約4.4 vol%の組成で共沸点(約78.1℃)を形成する共沸混合物です。このため、通常の蒸留ではこの共沸組成以上(約95.6 vol%以上)の純エタノールを得ることはできません。無水エタノール(99.5%以上)を得るに…
- Q40上級引火点・燃焼熱・爆ごう
危険物の燃焼に関する総合問題として、次の記述のうち誤っているものはどれか。
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解説: 引火点の高低と燃焼熱の大きさには一般的な比例関係はありません。引火点は「引火する最低液温」であり、燃焼熱は「完全燃焼時に放出される熱量」で、両者は独立した物性値です。例えば重油(引火点60〜150℃程度)の燃焼熱は高く、かつ引火点が高いため低温では引火しにくい一方、ガソリン(引火…
危険物取扱者 甲種の他のカテゴリ
物理学及び化学 — よくある質問
この科目の問題数・学習順序・出題比率・合格ラインの目安をまとめました
- 危険物取扱者 甲種の物理学及び化学は何問用意されていますか?
- ぴよパスでは危険物取扱者 甲種の物理学及び化学に全40問のオリジナル練習問題を用意しています。全問解説付きで、難易度 (beginner / intermediate / advanced) バッジも付いているので、まず beginner → intermediate → advanced の順で進めると効率的です。160問ある危険物取扱者 甲種全体のうち物理学及び化学は約25%を占める重要科目です。
- 物理学及び化学はどんな順序で学習するのがおすすめですか?
- 物理学及び化学は問題 ID 順 (Q1 → 最終問題) で解くと論点が段階的に積み上がるように設計されています。まず全問を 1 周してどの論点が曖昧かを洗い出し、2 周目以降は解説を熟読しながら苦手論点を潰す流れが最短ルートです。危険物取扱者 甲種は合計3科目 (物理学及び化学 / 危険物に関する法令・危険物の性質・火災予防・消火) の構成なので、物理学及び化学単独で完結させず他科目と行き来しながら知識を関連付けると定着しやすくなります。
- 危険物取扱者 甲種全体で物理学及び化学の出題比率はどのくらいですか?
- 物理学及び化学は危険物取扱者 甲種の3科目のうちの1科目で、ぴよパスでの物理学及び化学の問題数は40問 / 全160問 ≈ 25%です。本試験の出題比率もほぼこの割合に準拠しており、物理学及び化学を捨て科目にすると合格ラインを大きく下回るリスクがあります。合格率約35.2%の試験ですが、科目別に最低ラインを確保する学習戦略が結果として最短ルートになります。
- 物理学及び化学で合格ラインを割らないためのコツはありますか?
- 危険物取扱者 甲種は科目別に足切りラインが設定されている試験が多く、物理学及び化学で極端に落とすと他科目が満点でも不合格になる仕組みです。試験時間2時間30分の中で、ぴよパスの物理学及び化学練習問題を最低 2 周し、間違えた問題だけを復習モードで反復することで「最低ライン確保」→「得点源化」の 2 段階で仕上げるのが定石です。本番直前には模擬試験モードで他科目と合わせて通し演習し、本番の時間配分を体で覚えることをおすすめします。
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