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本免の過去問はある?|問題は都道府県警察が作る・公開された過去問が見つからない理由と、PDFで読める教則・出題基準での練習のしかた

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仮免・本免 学科の試験基本情報
312 問を解く
受験料
都道府県で異なる(例: 宮城県警察の指定自動車教習所卒業者は試験手数料1,900円、別に免許証の交付手数料)
試験時間
本免50分/仮免30分
合格率
宮城県警察の公表例で仮免86.3%・本免69.1%(令和5年〜令和7年の県内平均。全国の数値は非公表)
合格基準

本免・仮免とも90%以上(本免は文章問題90問(1問1点)とイラスト問題5問(1問2点)の100点満点で90点以上、仮免は文章問題50問(1問1点)で45点以上)

科目別などの条件:章ごとの足切りはありません(合格基準は総得点の90%以上。道路交通法施行規則第25条)

本免の過去問はある?|問題は都道府県警察が作る・公開された過去問が見つからない理由と、PDFで読める教則・出題基準での練習のしかた
目次

本免(普通免許の学科試験)の問題は、試験を行う都道府県警察が、国家公安委員会の「交通の方法に関する教則」の範囲で作っています。 警察庁の通達は、問題の漏えいを防ぐために10種類程度の問題パターンを用意し、試験のたびに一部を入れ替えるよう求めています。警察庁や都道府県警察が本免の試験問題や例題を載せたページは、ぴよパスが探した範囲では見つかりませんでした。

  • 公式にPDFで読めるのは、出題範囲の教則(警察庁のサイト・148ページ)と、問題数・配点を決めた警察庁の通達。
  • 兵庫県では2008年、情報公開の請求に対して学科試験問題を非公開とした決定が「妥当」とされた。
  • 問題用紙は試験の後に答案用紙と一緒に回収される(宮城県警の要領・高知県警の注意事項)。

本免の範囲の問題は、ぴよパスの○×の練習問題で無料で解けます。たとえば交差点の近くの駐停車の問題や高速道路の最低速度の問題、普通免許でも出る二輪車の問題から始められます。どれもぴよパスのオリジナル予想問題で、本試験の問題ではありません。

この記事は、警察庁の通達3本(丁運発第46号・第135号・第22号)と教則(警察庁掲載のPDF)、道路交通法と施行規則(e-Gov法令検索)、兵庫県・宮城県・高知県の公開資料を、2026年10月21日に確かめてまとめたものです。

本免の問題は誰が作るか

学科試験の範囲は法律で決まっています。道路交通法第97条第3項は、学科試験は「国家公安委員会が作成する教則の内容の範囲内で行う。」と定めています。範囲は全国共通ですが、問題を作るのは試験を行う都道府県警察です。

決まり書いてあること出典
範囲学科試験は教則の内容の範囲内で行う道路交通法第97条第3項
作る人試験を実施する都道府県警察が、教則の範囲内からそれぞれ作成している警察庁の回答(内閣府 障害者政策委員会の資料・2026年1月)
地域の事情各都道府県の交通実態や事故の発生状況に応じ、管内を安全運転するために必要な知識の問題を作る警察庁丁運発第135号 1(1)ウ
作り直し教則が改正されたら全問を点検して直し、少なくとも5年程度で全面的に更新する同 1(2)

宮城県警察の試験の要領は、学科試験の問題を「学科試験問題審議委員会の審議を経て作成する」と定めています。全国で同じ問題が使われているわけではなく、同じ県の中でも、5年程度で問題が入れ替わる仕組みです。

公開された過去問が見つからない理由

問題は10種類程度のパターンで出される

警察庁丁運発第135号「学科試験の適正な管理について」(令和3年6月18日)は、「問題の漏洩防止のため」、第二種・普通等(第一種)・原付・仮免許の学科試験について「それぞれ10種類程度のパターンを作成しておくこと」と求めています。試験のたびにパターンの一部を入れ替えたり、同じパターンでも問題の順番を入れ替えたりして、不正を防ぐよう書いています。同じ試験室では、列ごとにパターンを変えて配ることも求めています。令和8年2月の通達(丁運発第22号)も、各免許ごとに「少なくとも10数種類程度の試験問題を作成する」よう求めています。

兵庫県の答申 — 公開すると知識を正しく測れなくなる

兵庫県の情報公開審査会は2008年(平成20年)、運転免許試験場で使われた学科試験問題とイラスト問題の公開の請求について、非公開とした決定は「妥当である」と答申しました(答申第69号)。答申の中で兵庫県警察は、試験が毎日多くの人に行われるため、問題を「相当程度反復、継続して使用せざるを得ない」と説明しています。審査会は、問題と正答を公開すると事前の準備で得点が押し上げられ、受験者の知識を正しく測ることに支障が出ると判断しました。

これは1つの県の2008年の判断です。全国の警察が同じ理由で公開していないことを示すものではありませんが、問題を繰り返し使う試験では、公開すると試験が成り立ちにくいことがわかります。

問題用紙は回収される

宮城県警察の試験の要領は、試験の前に「問題用紙の取扱い」や「問題用紙及び答案用紙の提出」の方法を説明するよう定めています。高知県警察の受験者向けの注意事項は、試験が終わったら「問題と答案用紙を別々に卓上に置き」退席するよう案内しています。警察庁の通達(丁運発第22号)の試験業務点検表にも「問題と答案用紙の回収はどのようにするか。」という項目があります。確かめた県では、問題用紙は持ち帰らない形です。

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PDFで読める公式の資料

試験問題は公開されていませんが、出題範囲と出題のしかたを決めた資料は、どれも警察庁のサイトにPDFで載っています。

資料中身ページ数
交通の方法に関する教則学科試験の出題範囲そのもの(信号・標識、運転の方法、高速道路、二輪車など)148
丁運発第46号 学科試験の出題形式、出題範囲及び出題基準等について問題数・配点・時間・合格基準と、教則の章ごとの問題数3
丁運発第135号 学科試験の適正な管理について問題の作り方・パターン・管理のしかた—

教則のPDFは2024年11月の版です。PDFの中の改正の欄は令和6年9月の告示第37号までで、その後も教則は告示で改正されています(警察庁の国家公安委員会告示の一覧に、令和6年第47号・令和8年第32号の「交通の方法に関する教則の一部を改正する件」があります)。たとえば2026年9月1日からは、中央線も車両通行帯も無い一般道路(往復の方向別に分離された道路などを除く)の自動車の法定最高速度が時速30キロメートルになりました(道路交通法施行令第11条)。古い問題集やアプリでは、この改正が入っていないことがあります。

本免の出題基準 — 教則のどの章から何問出るか

丁運発第46号は、本免(普通等)の学科試験を、文章問題90問(正誤式・1問1点)とイラスト問題5問(三肢の正誤式・1問2点・3つとも正しいときだけ点が入る)の100点満点、50分、90点以上で合格としています。合格基準の90%は道路交通法施行規則第25条の定めです。文章問題の章ごとの問題数は次のとおりです。

教則の章文章問題の数
第5章 自動車や一般原動機付自転車の運転の方法35
第1章 歩行者と運転者に共通の心得(信号・標識・標示など)12
第4章 自動車や一般原動機付自転車を運転する前の心得11
第8章 二輪車の運転の方法11
第6章 危険な場所などでの運転10
第7章 高速道路での走行7
第10章 交通事故、故障、災害などのとき3
第11章 自動車所有者などの心得1
イラスト問題(危険の予測。各章を横断)5問・10点

「普通等」の列は大型・中型・準中型・普通・大型特殊・二輪の免許に共通なので、普通免許を受ける人にも第8章(二輪車)から11問が出ます。第5章だけで文章問題の4割近くを占めます。

過去問の代わりの練習のしかた

  1. 教則の章立てで範囲をつかむ — 出題基準の表の問題数が多い章(第5章・第1章・第4章・第8章)から読む。問題は教則の範囲で作る決まり(道路交通法第97条第3項)なので、教則の文で決まりを確かめる。
  2. 分野ごとに○×で解く — 間違えた問題は、答えを覚えるのではなく、教則のどの決まりが理由かを確かめる。10種類程度のパターンがあり5年程度で入れ替わるので、特定の問題の答えの暗記は通用しにくい。
  3. 本番と同じ長さで通して解く — 90問を50分で解く練習をして、時間の配分と、取りこぼしやすい分野を見つける。

例題(オリジナルの○×)

  1. 本免の学科試験の合格基準は、100点満点の90点以上である。
  2. 本免の学科試験の問題は、警察庁が作った全国共通の問題が使われている。
  3. 普通免許の本免では、二輪車の運転の方法の問題は出ない。
  4. 横断歩道とその端から前後5メートル以内の場所では、駐車も停車もしてはいけない。

答え: 1 ○(施行規則第25条・丁運発第46号)・2 ×(試験を行う都道府県警察が教則の範囲で作る)・3 ×(出題基準の普通等の列で第8章から11問)・4 ○(道路交通法第44条第1項第1号・第3号)。

練習問題と模擬試験

本免の範囲の問題は、普通免許の学科試験のページから分野ごとに無料で解けます。本免と同じ文章問題90問・50分で通して解く模擬試験(本免モード)は Premium の機能です。模擬試験にはイラスト問題は入っていないので、本番ではイラスト問題5問の分の時間を残して文章問題を解く必要があります。

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まとめ

  • 本免の問題は、試験を行う都道府県警察が教則の範囲で作る。全国共通の問題ではない。
  • 漏えいを防ぐため10種類程度のパターンを用意し、5年程度で全面的に更新する(警察庁丁運発第135号)。公開された過去問や例題は見つからない。
  • 兵庫県では2008年、学科試験問題の非公開の決定が「妥当」とされた。確かめた県(宮城・高知)では問題用紙も回収され、警察庁の通達の点検表にも回収の項目がある。
  • PDFで読める公式の資料は、教則(出題範囲)と丁運発第46号(問題数・配点・章ごとの問題数)。
  • 練習は、問題数の多い章から教則を読み、○×で理由を確かめ、90問・50分で通して解く。

関連記事

出典

  • 道路交通法(e-Gov法令検索・2026年7月21日施行の版)第44条・第97条第3項
  • 道路交通法施行令(e-Gov法令検索・2026年9月1日施行の版)第11条
  • 道路交通法施行規則(e-Gov法令検索・2026年9月1日施行の版)第25条
  • 警察庁丁運発第46号「学科試験の出題形式、出題範囲及び出題基準等について(通達)」(令和5年3月30日)
  • 警察庁丁運発第135号「学科試験の適正な管理について(通達)」(令和3年6月18日)
  • 警察庁丁運発第22号「運転免許試験の適正な実施について(通達)」(令和8年2月4日)
  • 国家公安委員会告示「交通の方法に関する教則」(警察庁掲載のPDF・2024年11月の版)と、警察庁「国家公安委員会告示」の一覧
  • 内閣府 第87回障害者政策委員会(令和8年1月29日)資料「委員からのご意見に対する回答」の警察庁の回答
  • 兵庫県情報公開審査会 答申第69号(平成20年7月28日)
  • 宮城県警察「運転免許試験実施要領の一部改正について(通達)」(令和8年1月15日)
  • 高知県警察「学科試験上の注意事項」

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合格率
宮城県警察の公表例で仮免86.3%・本免69.1%(令和5年〜令和7年の県内平均。全国の数値は非公表)
受験料
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試験時間
本免50分/仮免30分

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士・危険物取扱者・電気工事士などの国家資格、普通免許・原付の学科、 簿記・FP 技能検定・IT パスポート・宅地建物取引士などの検定・資格まで117 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照しています。 記事と問題の作成には AI を使っています。問題はすべてオリジナルで、 自動の検査と、作成とは別の担当による反証 (事実と出典を選択肢ごとに確かめる) を通してから公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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