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冷凍3種の試験形式と今後のCBT化|紙試験での受験対策ポイント

ぴよパス編集部5分で読めます
目次

この記事で分かること

  • 第三種冷凍機械責任者の試験がCBT未導入である現状と理由
  • 現行の紙試験(マークシート)の形式・問題数・時間配分
  • 年1回しかない試験に向けたマークシート攻略の注意点
  • 今後のCBT化の可能性についての見通し
  • オンライン問題演習で本番の時間感覚をつかむ方法

冷凍3種はCBT未導入の紙試験

第三種冷凍機械責任者試験は、高圧ガス保安協会が実施する資格試験です。2026年4月現在、この試験はCBT(Computer Based Testing)方式には対応しておらず、従来のマークシート形式の紙試験で実施されています。

他の資格試験でCBT化が進む中、冷凍機械責任者試験については現時点で高圧ガス保安協会からCBT導入のアナウンスはありません。受験者はこの点を正確に理解した上で、年1回の受験機会に向けて準備することが必要です。


現行の試験形式

試験の構成

第三種冷凍機械責任者試験は、以下の2科目で構成されます。

科目問題数試験時間解答形式
法令20問90分五肢択一(マークシート)
保安管理技術15問90分五肢択一(マークシート)
合計35問180分

なお、高圧ガス保安協会が実施する検定試験に合格した場合は、本試験の「保安管理技術」が免除され、「法令」のみの受験となります。

合格基準

各科目60%以上の正答率が合格基準です。

  • 法令:20問中12問以上の正答
  • 保安管理技術:15問中9問以上の正答

科目ごとの足切りがあるため、得意科目の高得点で苦手科目をカバーすることはできません。


紙試験(マークシート)攻略のポイント

マークシートで失点しない基本ルール

冷凍3種はCBTではなくマークシート形式のため、鉛筆を使ったマーク作業が必要です。

問題番号と解答欄のズレに注意する

問題を途中で飛ばした場合、解答欄の番号がずれてしまうことがあります。問題を飛ばす際は、解答欄も同じ番号を飛ばすよう意識してください。試験終了前の見直し時に、問題番号と解答欄番号の対応を必ず確認しましょう。

マークは濃くしっかり塗りつぶす

薄いマークは機械読み取りで未解答と判定されることがあります。HBまたはBの鉛筆で、枠の中を均一に塗りつぶしてください。

解答変更時は完全に消す

消しゴムで前の解答が残っていると二重マーク扱いとなり、その問題は0点になります。完全に消えているかを確認してから新しい解答をマークしてください。

保安管理技術の計算問題への対処

保安管理技術には冷凍能力・圧縮機の動力・成績係数(COP)などの計算問題が出題されます。

計算問題の解き方

  1. 問題文に出てくる数値・条件を問題用紙の余白に書き出す
  2. 公式を書いて計算する(電卓持ち込み不可)
  3. 計算結果から選択肢を選んでマークする

紙試験では問題用紙の余白を計算用に自由に使えるため、CBTのメモ用紙より計算スペースが確保しやすいです。ただし解答は必ずマークシートへ転記してください。


科目別の時間配分

試験は法令(90分)と保安管理技術(90分)が分かれて実施されます。

法令(90分・20問)

フェーズ目安時間内容
問題解答55〜60分20問を順番に解く
見直し30〜35分マークずれ確認・迷った問題の再検討

法令問題は1問あたり約3〜4分が目安です。残り時間でしっかり見直しができます。

保安管理技術(90分・15問)

フェーズ目安時間内容
問題解答55〜65分15問(計算問題に時間を多めに)
見直し25〜35分計算の見直し・マークずれ確認

保安管理技術は計算問題が含まれるため、1問あたりの時間が長くなります。計算問題は5〜8分かけて丁寧に解くことを意識し、知識問題で時間を稼いで計算問題に余裕を作る戦略が有効です。


今後のCBT化の見通し

危険物取扱者試験・消防設備士試験・衛生管理者試験などが次々とCBT化を進める中、高圧ガス保安協会が実施する冷凍機械責任者試験のCBT化についても将来的な可能性は十分に考えられます。

ただし、冷凍機械責任者試験には以下の特徴があり、CBT化には検討課題が伴います。

  • 年1回・全国一斉実施: 現行の運営体制が大規模で、システム移行にコストと時間が必要
  • 検定試験制度との連携: 高圧ガス保安協会が行う検定試験(上期実施)との科目免除制度との整合性が必要
  • 計算問題の対応: 保安管理技術の計算問題をCBT形式でどう出題するかの技術的検討が必要

これらの課題があるため、近い将来の全面CBT化は現時点では見通しが立っていない状況です。最新情報は高圧ガス保安協会の公式サイトで定期的に確認することをおすすめします。


年1回しかない試験に向けた学習計画

受験機会の少なさがリスク

冷凍3種は年1回(例年11月)しか受験機会がありません。CBT試験のように「不合格でも来月また受験できる」という柔軟性がないため、1回の受験に全力を注ぐ計画が必要です。

目安の学習期間は、初学者で3〜4ヶ月前からのスタートを推奨します。

学習フェーズ期間の目安内容
インプット期試験3〜4ヶ月前テキストで基礎知識を習得
演習期試験2〜3ヶ月前練習問題を繰り返し解く
仕上げ期試験1ヶ月前模擬試験・苦手分野の集中対策

オンライン演習で時間感覚をつかむ

紙試験であっても、オンライン問題演習で繰り返し練習することは非常に有効です。ぴよパスの冷凍3種練習問題を活用して、法令・保安管理技術の両科目を幅広くカバーしてください。

第三種冷凍機械責任者の法令分野を練習する(無料)


まとめ

第三種冷凍機械責任者試験は、2026年4月現在CBT未導入の紙試験(マークシート形式)です。

  • 試験は年1回(例年11月)のみ。受験機会を逃さないよう計画的に学習する
  • 問題数は法令20問+保安管理技術15問の合計35問。各科目60%以上が合格基準
  • マークシートは問題番号と解答欄のズレ・消し忘れに注意する
  • 計算問題は問題用紙の余白を使って丁寧に計算する
  • 今後のCBT化の可能性はあるが、現時点では高圧ガス保安協会からの公式発表はない

CBT試験を活用できる他の資格試験と異なり、冷凍3種は1回の本番に向けた入念な準備が合否を分けます。ぴよパスのオンライン問題演習で法令・保安管理技術を繰り返し練習し、本番の11月に向けて万全の準備をしましょう。


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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

公的機関の公表データ・法令・試験実施団体の公式情報を根拠に記事を作成。問題は全てオリジナルで、12項目の品質ガードで正確性を担保しています。

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※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。最新の試験情報は各試験の公式サイトでご確認ください。

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