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保育原理の覚え方|公開2回は保育所保育指針の問が13問と9問・第2章が最多、歴史はフレーベルと日本の幼稚園・託児所のはじまり

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保育士試験の試験基本情報
330 問を解く
受験料
受験手数料12,700円+事務手数料(クレジットカード決済354円・コンビニエンスストア決済275円)。筆記・実技が全て免除の方は2,400円+事務手数料
試験時間
1科目60分(教育原理・社会的養護は各30分)。9科目を2日間に分けて実施
合格率
19.4%(令和7年度・申請者54,807人中合格者10,621人から計算。地域限定試験を含む)
合格基準

筆記試験は各科目で満点の6割以上で科目ごとに合格(全科目の合計点による判定はありません)

科目別などの条件:各科目で満点の6割以上。教育原理と社会的養護は、同じ回の試験で両方とも6割以上が必要です

保育原理の覚え方|公開2回は保育所保育指針の問が13問と9問・第2章が最多、歴史はフレーベルと日本の幼稚園・託児所のはじまり
目次

保育士試験の保育原理は、60分・100点満点・選択式20問で、満点の6割以上が合格です。 全国保育士養成協議会が公開している2回(令和8年前期・令和7年後期)では、保育所保育指針を名指しした問が13問と9問あり、令和8年前期は3分の2、令和7年後期は半分弱が指針の問でした。章では第2章(保育の内容)が5問ずつで最も多く、残りは、子どもの最善の利益・障害のある子・保護者支援や職員間の連携など指針に近い中身の問と、歴史・外国の保育・法令・制度・統計の表の読み取りでした。

  • 指針の問は、第2章(乳児・1歳以上3歳未満児・3歳以上児のねらいと内容)と、第1章(保育の目標・基本原則・計画と記録など)が中心でした。
  • 人名は各回1問だけで、正答はどちらもフレーベル(令和7年後期は選択肢にオーエン・モンテッソーリ・マラグッツィ・エレン・ケイも並んだ)。歴史は施設の名前と年で問われます。
  • 形は記述の○×の組み合わせが中心(9問と15問)で、語群を当てはめる問は0問でした。2つ選ぶ・3つ選ぶ問は4問ずつ、事例の問も4問ずつありました。
  • 法令(こども基本法・児童福祉法など)と、こども家庭庁の統計の表を読む問も出ています。

ぴよパスの保育原理の練習問題では、保育所の役割、児童福祉法の保育所、地域型保育事業、日本の幼稚園の歴史などの問題を、無料で解けます。保育所保育指針の第2章(ねらいと内容)の問題は、ぴよパスでは保育の心理学の分類に入れています。どれもぴよパスのオリジナル予想問題で、本試験の問題ではありません。

この記事は、全国保育士養成協議会の試験案内・出題範囲・公開の問題と正答、こども家庭庁の保育所保育指針、文部科学省『学制百年史』、制定時の児童福祉法(衆議院)などの資料(どれも2026年10月21日に確認)で確かめた内容です。協議会の問題文は写していません。

保育原理の形と出題範囲

項目内容
時間・満点60分・100点
問題数選択式20問(問題用紙の表紙)
合格満点の6割以上
法令・指針の基準日令和8年後期は、令和8年4月1日以前に施行されたもの
日程(令和8年後期)10月24日(土)の2科目目・13時〜14時

国の通知の別添「保育士試験出題範囲」は、保育原理を、養成施設の教科目「保育原理」「乳児保育Ⅰ」「乳児保育Ⅱ」「障害児保育」「子育て支援」の内容としています。出題の方針には、保育の意義と保育の内容・方法を体系的に理解しているかを問うこと、問題を選ぶときは保育所保育指針の内容と保育士の役割・責務に配慮することが書かれ、指針の内容と保育の実際との関連を重視した出題が望ましいとされています。教育原理・子ども家庭福祉・社会福祉・社会的養護の出題と関連をとることも求められています。

公開2回の20問 — 何が出たか

保育所保育指針の章ごとの出方

問いの文が名指しした章を数えました(2つの章を名指しした問は両方に数えています。数え方はぴよパスのもの)。

指針の章令和8年前期令和7年後期
第1章 総則42
第2章 保育の内容55
第3章 健康及び安全00
第4章 子育て支援30
第5章 職員の資質向上10
指針は名指し・章は名指しなし23
指針を名指しした問の数139
  • 第2章の中では、「1歳以上3歳未満児」の問が2回で5問と多く、乳児保育と3歳以上児が2問ずつでした。
  • 第1章の「保育の目標」は2回とも出ました。
  • 第3章の健康・食育・安全・災害の中身は、子どもの保健や子どもの食と栄養の範囲とも重なります。2回で0問だったからといって、出ないとは言えません。

形

形令和8年前期令和7年後期
記述の○×の組み合わせ(下線の○×を含む)915
1つ選ぶ(適切・誤り・不適切など)51
2つ選ぶ・3つ選ぶ44
A〜Dから2つの組み合わせ20
うち事例の問44
うち統計の表を読む問11

保育の心理学では語群を当てはめる問が多かったのに対し、保育原理は記述の正誤を1つずつ判断する問が中心です。統計の表は、令和8年前期がこども家庭庁「保育所等関連状況取りまとめ(令和6年4月1日)」、令和7年後期が「認定こども園に関する状況について(令和6年4月1日現在)」でした。

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覚え方の軸1 — 保育所保育指針は章と節の名前から

保育所保育指針(平成29年告示・平成30年4月1日適用)は5つの章でできています。どの章のどの節の話かを言えるようにしておくと、記述の正誤を判断しやすくなります。

章節
第1章 総則1 保育所保育に関する基本原則(保育の目標を含む)・2 養護に関する基本的事項・3 保育の計画及び評価・4 幼児教育を行う施設として共有すべき事項
第2章 保育の内容1 乳児保育に関わるねらい及び内容・2 1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容・3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容・4 保育の実施に関して留意すべき事項
第3章 健康及び安全1 子どもの健康支援・2 食育の推進・3 環境及び衛生管理並びに安全管理・4 災害への備え
第4章 子育て支援1 保育所における子育て支援に関する基本的事項・2 保育所を利用している保護者に対する子育て支援・3 地域の保護者等に対する子育て支援
第5章 職員の資質向上1 職員の資質向上に関する基本的事項・2 施設長の責務・3 職員の研修等・4 研修の実施体制等

養護の理念、育みたい資質・能力、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」、乳児保育の3つの視点と5領域などの中身は、保育所保育指針のポイントにまとめています。

令和8年後期の筆記試験は、令和8年4月1日以前に施行された指針で出題されます。2026年10月21日の時点で、こども家庭庁のページに指針の改定の告示は出ていません。

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覚え方の軸2 — 歴史は年と施設の名前で

公開2回では、日本の幼稚園のはじまり、日本の託児所・保育所のはじまり、フレーベルのキンダーガルテン、ニュージーランドのテ・ファリキが出ました。年表にすると次のとおりです。

年できごと
1840年フレーベルが、ドイツで一般ドイツキンダーガルテン(幼稚園)を設立
1876(明治9)年11月東京女子師範学校附属幼稚園が開設。フレーベルの幼稚園を模範とし、開園当初の園児は上流階級の子女が大部分
1882(明治15)年文部卿が、貧しい家庭の子どもを入れる簡易幼稚園を奨励
1890年前後新潟で赤沢鍾美が開いた学校(試験では「新潟静修学校」、新潟市の資料では「清修学校」)で、妻のナカが授業の間に幼児を無償で預かる。新潟市の資料は明治22年とする
1894(明治27)年東京の東京紡績会社に託児施設。工場託児所のはじめ
1899(明治32)年6月「幼稚園保育及設備規程」を公布。保育時数は1日5時間以内、保母1人あたり40人以内、保育項目は遊戯・唱歌・談話・手技
1919(大正8)年7月大阪市が初の公立託児所を開設
1947(昭和22)年12月児童福祉法の制定(翌年1月1日施行。一部の条は4月)。保育所が児童福祉施設の1つになり、設備と運営の最低基準は厚生大臣が定めるとされた
1986年ニュージーランドで保育の所管が教育省に移り、幼児教育・保育が一元化
1996年ニュージーランドの幼保共通のカリキュラム「テ・ファリキ」を作成(2017年に初めて改訂)
  • 開設の日付や学校名の字は、資料によって違います(附属幼稚園の11月14日・16日、静修学校と清修学校など)。年と、施設の名前の読みで覚えておけば十分です。
  • 公開2回の歴史の問の誤りの記述は、始まりを別のものにする(私立幼稚園の始まりを寺子屋とする)、名前を似た別のものにする(「幼稚園保育及設備規程」を別の名前にする)、所管をずらす(児童福祉法でできた保育所を、内務省の所管とする)、目的をずらす(工場の託児所を父親の就労のためとする)などの形で作られていました。

覚え方の軸3 — 法令・制度・統計

  • 法令: こども基本法の「こども」の定義と基本理念(第3条)、児童福祉法の「児童」の定義と保育所(第39条)、学校教育法の幼稚園、認定こども園法、教育基本法など、法律ごとの定義の違いが問われました。
  • 制度: 小規模保育などの地域型保育給付、保育の認定(2号認定など)、保育短時間、幼児教育・保育の無償化、地域子ども・子育て支援事業。
  • 統計: こども家庭庁の表を見て、保育所等の数や利用児童数、認定こども園の年齢別の在籍園児数の増減を読み取る問。数を覚えるより、表のどの行とどの列を比べるかを落ち着いて読むことが大事です。

覚え方の軸4 — 事例は指針の考え方で

公開2回の事例の問は、実習生が鬼ごっこの場面を振り返る、2歳児のトイレット・トレーニングについて保護者から相談を受ける、外国籍の家庭に対応する、落ち着きのない4歳児への対応を考える、といった場面でした。どれも、子どもの最善の利益、一人一人の発達に応じた援助、保護者の気持ちの受け止めと連携など、指針の考え方に照らして選択肢を判断します。

オリジナルの練習問題

ぴよパスのオリジナルの練習問題です(本試験の問題ではありません)。

問1(日本の保育の歴史) 次のA〜Dを古い順に並べたものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • A 大阪市が公立の託児所を開設した。
  • B 東京女子師範学校附属幼稚園が開設された。
  • C 「幼稚園保育及設備規程」が公布された。
  • D 児童福祉法が制定され、保育所が児童福祉施設の1つになった。
  1. B→A→C→D 2. B→C→A→D 3. C→B→A→D 4. B→C→D→A 5. A→B→C→D

答え: 2。B(1876年)→C(1899年)→A(1919年)→D(1947年)の順です。

問2(外国の保育) ニュージーランドの幼児教育・保育について、次のA〜Cの正誤の組み合わせとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

  • A 1986年に保育の所管が教育省に移り、幼児教育・保育が一元化された。
  • B 「テ・ファリキ」は1996年に初めて作られ、2017年に初めて改訂された。
  • C 「テ・ファリキ」は幼稚園だけのカリキュラムで、保育施設では使われない。
  1. ○○○ 2. ○○× 3. ○×○ 4. ×○× 5. ×××

答え: 2。テ・ファリキは幼児教育・保育の共通のカリキュラムなので、Cは誤りです(文部科学省の委託調査)。

問3(児童福祉法) 1947(昭和22)年に制定された児童福祉法で、児童福祉施設の設備と運営について最低基準を定めるとされたのは誰か。最も適切なものを1つ選びなさい。

  1. 文部大臣
  2. 内務大臣
  3. 厚生大臣
  4. 都道府県知事
  5. 市町村長

答え: 3。制定時の児童福祉法第45条は、厚生大臣が、中央児童福祉委員会の意見を聞いて、児童福祉施設の設備と運営の最低基準を定めるとしていました。なお、公開2回の本番で問われたのは保育所の所管で、内務省の所管とする記述が誤りでした。

ぴよパスの在庫の問題でも、保育原理の論点を確かめられます。

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練習問題と模擬試験

9科目の練習問題は保育士試験のページから無料で解けます。9科目を、各科目の問題数と時間を半分にして1回で通して解く模擬試験は Premium の機能です。ぴよパスの問題はすべて1つを選ぶ形なので、本番の○×の組み合わせや「3つ選ぶ」の形は、選択肢を1つずつ○×で判断する練習で補います。

まとめ

  • 保育原理は60分・選択式20問で6割以上が合格。公開2回では指針を名指しした問が13問と9問で、第2章が5問ずつで最多。
  • 指針は章と節の名前から覚え、どの節の話かを言えるようにする。令和8年後期は今の指針(平成29年告示)で出る。
  • 歴史は1840年・1876年・1899年・1919年・1947年の5つの年と施設の名前で覚える。誤りは名前・主体・目的のずらしで作られる。
  • 形は○×の組み合わせが中心。記述を1つずつ正誤で判断する。

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出典

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合格率
19.4%(令和7年度・申請者54,807人中合格者10,621人から計算。地域限定試験を含む)
受験料
受験手数料12,700円+事務手数料(クレジットカード決済354円・コンビニエンスストア決済275円)。筆記・実技が全て免除の方は2,400円+事務手数料
試験時間
計480分(2日間)

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この記事の執筆者

ぴよパス編集部

ぴよパス編集部 / 資格試験コンテンツ編集

担当領域: 消防設備士・危険物取扱者・電気工事士などの国家資格、普通免許・原付の学科、 簿記・FP 技能検定・IT パスポート・宅地建物取引士などの検定・資格まで117 試験の問題作成・解説執筆を担当

公的機関の公表データ・法令の条文・試験実施団体の公式情報を一次資料として参照しています。 記事と問題の作成には AI を使っています。問題はすべてオリジナルで、 自動の検査と、作成とは別の担当による反証 (事実と出典を選択肢ごとに確かめる) を通してから公開しています。

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、特定の結果を保証するものではありません。 試験の最新情報 (日程・受験料・合格基準等) は各試験実施団体の公式サイトで必ずご確認ください。 記事中に誤りを発見された場合は お問い合わせフォーム よりご指摘ください。

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